CAVOK日記
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2023/10/13 (金) Preveza~Corfu 快晴 微風

 10時発のマリーナのフェリーで対岸のプレべーザに渡る。里美さん、ロブさん夫妻が見送りに来てくれた。
 プレべーザのフェリー着き場からタクシーでKTEL会社のバスターミナルに行き14:15発のバスで、イグミニツア迄1時間20分で行く。15:30発のコルフ島行のフェリーに間に合い、これも1時間30分ほどかかりコルフ島に着く。其処からタクシーで予約しておいたCorfu Airport Sweet Stadioに向かいチェックインする。同じ家族経営のレンター会社の上にある清潔感のあるルームで設備も十分で満足した。
 夕食は主人に聞いて歩いて15分位で行ける海岸沿いのタベルナで食べた。
 明日日本への帰国の途につく。


(ID# 1658)
2023/10/12 (木) Preveza 快晴 微風

 最後の越冬準備と帰国のための荷物づくりをする。
 サトミさんがお別れの夕食のお誘いをしてくれる。
 16時には帰国準備もほぼ終わりシャワーを浴びて部屋でゆっくりする。
 18時に車で迎えに来てくれて海底トンネルを通ってプレべーザの町のタベルナで肉料理を美味しく食べた。
 毎日里美夫妻が声をかけてくれ楽し日々を送れた。


(ID# 1657)
2023/10/11 (水) Preveza 快晴 微風

 一日越冬準備で通やす。昨日プレべーザのマリーナに到着したナクラ号での宴会に招待を受けていた。15:30にサトミ夫妻が迎えに来てくれてナクラ号に行く。ナクラ号70ftのカタマランでランクワイヤから西回りで地球一周する予定をしている。
キャプテンの佐藤さんが広島お好み焼きを焼いてくれたり、巻きずしを頂いたり楽しいひと時を過ごした。 初めてお会いした方々だったが皆さん気さくな良いメンバーで美味しいお料理と共にお話を楽しませて頂いた。
 

(ID# 1656)
2023/10/10 (火) Preveza 快晴 微風

 レンタルームは狭くてキッチン施設もないので上架した艇で泊まる方がましだった。
 部屋でコーヒーだけ飲んで艇に行くと昨日仕掛けておいたネズミ捕りにネズミが入っていた。前回もネズミ捕りに入ったが蓋を押し開けて出て行った様子だったので蓋を重くしておいたのが良かった。
ネズミ騒動が一段落してホットする。朝はお餅を焼いて食べる。
絨毯を洗って干してから10時発のマリーナの渡しで対岸のプレべーザの町に行く。ネズミ捕りの仕掛けを見つけなく済んだの助かる。13日コルフ島経由で帰国する際此処からイグメニツァ迄バスで行くのでKTEL会社のバスターミナルを確認する。クレオパトラマリーナサイドには何もないのでスーパーマーケットで買い物して13時の渡しでマリーナに帰る。
お昼にソーメンを頂く。午後も艇の越冬準備に明け暮れる。
夕食はサトミ夫妻にボニッツア街のタベルナに案内してもらう。
お肉がとても美味しく又イカフライも新鮮でそして値段も安かった。


(ID# 1655)
2023/10/9 (月) Preveza 快晴 微風

 朝起きて見るが残念ながら自作ネズミ捕りにはネズミは居なかった。完敗だ。
 今日は13:30に上架するので上架の前の作業を午前中する。食料品やお鍋等使わないで長年置いてある物があるので廃棄処分にする。
 上架の前にオフィスで上下架代、陸置代を支払う。トータルで2900€になる。非常に安い。
 海上の係留場所は狭いが陸置きするエリアは広く上架してある艇は数えられない程ありざっと見たところで千艇以上はある。
 上架の前にラーメンを食べて食休みをしていると13時過ぎにマリネロが来て上架のドッグに移動するよう指示してくれる。
 次から次へと休みなく上架をしている。
 上架した後高速洗浄で船底を流すと付着物はなくなり結構きれいになる。
 保管場所にクレーン車で運ばれ、これから半年ここで艇は越冬することになる。
 電気、水道を繋いで越冬準備の作業に入る。結構やることがあり忙しい。その間にメンテナンスファクトリーに行きメンテナンスとスプレーフードとビミニの新調をオーダーする。
 今日からマリーナ内のルームを取っているので作業が終わってからそこに移る。部屋にキッチン施設がないので不便だ。夕食は艇から持ってきた食材で簡単に済ます。


(ID# 1654)
2023/10/8 (日) Preveza  快晴 微風 順風

 ネズミの捕獲が出来ていないので何とかしなければならない。マリーナに着いたのでギャングウエイ(ポンツーンと艇を繋ぐ梯子)で陸と繋がったので勝手に出ていくことを期待したが未だ艇内に居るようだ。新たな仕掛けを作って再度何とか捕獲したい。
 明日艇を上架するので上架の準備をする。ロープ類の塩出し、艇内の大掃除、カーテンやシーツ類の洗濯、簡単にできる修理等々をする。
 お昼は残りの食品の整理兼ねてラーメンを頂く。ネズミに食品をかじられ大分廃棄処分した。
 午後も作業に追われる。
 夕方サトミ夫妻が訪れてきてくれ一緒にマリーナ内のレストランで早い夕食をとる。 4人でそれぞれスブラキ、ビーフのスティファド、フライドカラマリ、グリークサラダを頼み皆でシェアして食べる。艇の係留場所のすぐ近くのレストランで夕日を浴びながら楽しい夕食をした。ワインは赤2本、白1本空いた。
 サトミ夫妻は明るくてとても感じの良いご夫婦だ。
 結局シャワーを浴びる時期を逸して艇に戻りネズミ捕りの仕掛けをセットして直ぐ休む。


(ID# 1653)
2023/10/7 (土) Two Rocks Bay~Preveza(Cleopatra Marina) 22NM 快晴 順風 微風

 昨晩はペットボトルを使った自作ネズミ捕りに大きなネズミがかかったが中で暴れてゴムで閉じていた蓋を開けて逃げてしまった。
 今日からクレオパトラマリーナを予約してあるので静かな入り江での朝食を済ませて08:50にアンカーを揚げる。今年最後のクルージングになる。当初から東からの良い風が吹きエンジンを直ぐ止めて帆走に移る。15ノットを越える風が時折吹き6~7ノットの速度で快調に走る。約1時間この風に恵まれたが風の振れと共に風が弱まりその後3~4ノットの速度になるがエンジンをかけず静かな海面で今年最後の帆走を楽しむ。
プレペザに入る進入用のガイド・ブイの手前でエンジンをかけてマリーナに入る。
VHFでマリーナを呼び出すとマリネロがラバーボートで来て係留場所迄案内してくれた。15:20に舫う。22NMを6時間30分かけての、のんびりセーリングだった。
舫ってから風が吹かないうちに上架に備えてジブセールを降ろして畳んでテンダーの中にしまい込む。
作業していると前もって連絡を取り合っていたサトミ号のSatomiさんとオーストラリア人のBobさん夫妻が訪ねてきてくれた。フェースブックを見てサトミ号がプレペザで越冬することを知ってコンタクトしていたがお会いするのは初めてだ。とても素敵な名古屋出身の奥様でご主人のボブさんとご一緒にマリーナのレストランでビールを飲みながらお話をする。前もサトミ号はプレペザで越冬したことがあり色々な情報を教えて頂いた。
11日にもう一艇日本からの艇が来てパーティー予定があるとの事で誘って頂いた。
早速コインランドリーに洗濯物を入れてからシャワーを浴びる。錨泊が続いたので久し振りに十分なお湯のシャワーを浴びた夕食は艇で野菜サラダとグリーンカレーを頂いた。
あっという間の半年間の航海が無事終わった。


(ID# 1652)
2023/10/6 (金) Two Rocks Bay 晴れ 微風

 午前中に錨泊していた艇が出て行って1艇だけになる。静かな入り江のクリスタルウオターの上を独占している贅沢な気分になる。朝食をコックピットで頂いた後悦子と泳ぐ。
 小魚が沢山泳いでいる。海底の海草のあるところは上から見ると黒く見える。ここは砂地の海底だが海草のあるところには岩が点在している。アンカーを打つときは海草があると砂地迄アンカーが届かず効かないことがある。上から黒く見えるところは海草があるので避けて打つ。
 昼前に崖の上にあるバーにテンダーで行く。上から鳥観図の様に入り江が絵葉書の様に美しく見える。バラック小屋だが崖っぷちに乗り出すように長いテーブルが備えてあり其処から眺める上からの海の景色は素晴らしい。
 マイクロバスを改造した売店でコーヒーにホットドッグとハンバーグを買ってランチにした。
 昼過ぎから次々と艇が入ってきて夕方には7艇がアンカーリングしていた。
 午後は艇で過ごすが、きれいな海に引き込まれ何度か海に入る。
 夕方悦子が料理している間に再度テンダーでバーに行って夕暮れ時の風景を取りに行く。ロゼワインを飲みながら景色を楽しんでいるとチャーターヨットで来た米国人のグループの一人が話しかけてきた。コロラドから来たとの事で名刺を頂いた。明日我々と同じプレペザに行くとのことだった。小さな出会いがあった。
 夕食は薄暮になったコックピットでグリークサラダとドライカレーを赤ワインで頂く。ドライカレーは好物の一つで美味しく頂く。
 素晴らしい錨泊に乾杯をする。


(ID# 1651)
2023/10/5 (木) Kamila~Two Rocks Bay 42NM 快晴 微風

 当初パクシー島のラッカのアンカーレッジに行く予定をしていたがラッカはあまりに多くの艇が錨泊するので別のアンカーレッジを探す。港やアンカーレッジの情報を紹介するアプリNavilyで探すとギリシャ本土側にTwo Rocks Bayという入り江があり評判が良い。ラッカも奇麗だが静かな入り江のTwo Rocks Bayも良さそうなのでTwo Rocks Bayに目的地を代える。
 テンダーを揚げて出港準備してから朝食を頂き09:30にアンカーを揚げる。ここももっと錨泊していたいところだが先を急ぐ。
 風が無く静かな海面を機帆走で本土とコルフ島の間の海峡を抜ける。10月になっても行き交うヨットが多い。
 お昼はあんかけ冷や麦を頂く。15時過ぎにやっと西北西からの12,3ノットの風が吹きだしてくれる。
 本土側の海岸線には良好なアンカーレッジのある入り江が点在している。
 Two Rocks Bayは南に開いているが三方が陸に囲まれ南風以外の風はブロックしてくれる。底地は砂で海藻もなく3~10mの深さの範囲でどこでもアンカーリングが出来る。
 入り江の奥の崖の少し上にバラック建てのバーがある。それ以外小さな海水浴場があるだけで自然囲まれている絶好のアンカーレッジになっている。
 17:10に深さ5mの砂底にアンカーを打ち30mアンカーチェーンを延ばした。全部で7艇のアンカーリングになる。
 早速何時もの様に悦子はアンカーの状態をチェックに泳ぐ。
 私も泳いでシャワーを浴びた後、ビールで喉を潤す。
 崖の上にあるバラックのバーから見る夕日は最高とのことだったが明日もう一泊して見に行く事にする。
 夕食は冷や麦のスープにグリークサラダ、ラタトゥイユ、そしてお稲荷さんを頂く。明後日越冬地のプレペザに入るので食料の片づけも兼ねている。
 音一つ聞こえない入り江で錨泊ならではの贅沢な時間を過ごす。


(ID# 1650)
2023/10/4 (水) Kalami 快晴 微風

 心地良いカラミの入り江でもう一日ゆっくり過ごす事にする。朝寝坊して9時に朝食を頂く。
夜中、風が無く各艇がばらばらの向きになっていたので衝突が心配で何回か起きて近くの艇の位置関係の確認をした。
 昼前にテンダーで上陸してタベルナでお茶を飲みながらパソコン、スマホ、充電器の充電をする。
 ついでにお昼もここで取ることにしてクラブサンドとツナサラダを食べる。結局4時間近く店で充電しながら作業とランチで過ごした。
 艇に戻り9mの底が綺麗に見えるクリスタルウオターの海で泳ぐ。結構魚が泳いでいた。艇の船底についている貝等を食べに艇に集まってくる。
 水温は25度あるが20分ほど泳いでいると身体が若干冷えてくるので無理せず上がる。
 そのまま軽く石鹸で身体を洗ってドボンと海に飛び込み石鹸を落としてからシャワーを浴びる。錨泊が続く場合、艇の給水が出来ないので節水方法の一環である。
 ゴールデンタイムを船上で過ごす。ビールとプロシュートにサラミでハッピーアワーを楽しむ。陽が沈むとコックピットでの食事は寒くなるので艇内でとる。ルッコラとトマトの野菜サラダ、鳥の胸肉のソテー、ラタトゥイユをロゼワインで頂いた。今日は3艇が錨泊している。
 静かなアンカーレッジでゆっくり休む。


(ID# 1649)
2023/10/3 (火) Erikoussa~Kalami(Corfu) 22NM 快晴 順風

 朝の風が東南からの風で南に開いてるアンカーレッジに波が入り、艇のローリングがある。又予報も午後南風でアンカーレッジに波が入りやすい風になる。明日まで滞在を予定していたが一日早く出ることにした。エリクーサ島での偲ぶ会が終わったので後は越冬地プレペザに移動するだけになる。
 この後9日に艇を上架する迄にプレペザに到着すれば良いので錨泊しながら今年の最後の航海をのんびり楽しむ。
 出発前にテンダーで上陸してフランカに別れの挨拶をして来年6月に再会を約す。ご主人を亡くされたがこれからも気丈に生きて欲しい。
 10:30にアンカーを揚げて生憎の迎え風の中を機帆走でコルフ島の入り江カラミを目指す。
 カラミの入り江には4艇程アンカーリングしていた。その間の水深8mの所にアンカーを15:20に打つ。
 結構隣の艇と近いので泳いで隣の艇のアンカーの位置を確認するが問題はなかった。
エリクーサ島のスーパーマーケットには何もなかったので早速テンダーで買い物に行く。これで暫くの食材は確保できた。
 まだまだここは海水浴客がいて10月とは思えない光景であった。小さな村で緑に囲まれ、山の中腹にある建物も瀟洒で且つ牧歌的な情緒もあり、お気に入りの入り江だ。
 陽射しを浴びながらシーブリーズが心地よく身体を撫ぜ、気持ち良い時間を過ごす。
 夕食はハッピーアワーに胡麻付きクラッカーにフムス、サラミで一杯飲んだ後、ツナ缶のちらし寿司を鯖缶の味噌汁で頂く。
 静かなアンカーレッジでの錨泊は極楽だ。


(ID# 1648)
2023/10/2 (月) Erikoussa (Anchoring) 快晴 順風

 今日はマリーナを出て近くの絶好のアンカーレッジに移動する。
 昨日頼んだ洗濯物を今日の12時までに届けるという約束だったが持ってこないのでマリーナの事務所に確認に行くと5分後に届けるとの事だった。待っていると機械が故障で遅れると言ってくる。慣れてはいるが口約束だけで中々約束通り出来ないことが多い。 13時にアンカーレッジで昨日偲ぶ会でご一緒した2組の夫婦を艇に招待して稲荷寿司とラーメンのランチを約束していたので遅れることが出来ないので後で取りに来ると伝えて12:30にマリーナを出てアンカーレッジに行く。
 13時には一組の若い夫婦の方は泳いでくる。もう一組の我々よりちょっと若い夫婦はパドリングボードに乗って漕いで来た。二組ともイタリア人だが、年配の夫婦の方は奥さんがインドでイタリア語を教え、旦那の方は中国語が達者で中国語の翻訳をしているとのことだった。夫婦で片方はインドに数か月、片方は中国に数か月滞在する面白い夫婦だった。 旦那は漢字をすらすら書いた。
 途中マリーナのマリネロ(マリーナで手伝う職員)がラバーボートに乗って洗濯物を届けに来た。4㎏で27€は高っかった。
 3時間ほどランチを楽しんで再会を約束して分かれた。
 夕方コルフで仕入れたプロシュートとチーズをおつまみに赤ワインで楽しみ、夕食は野菜サラダに昼の残り稲荷寿司を頂く。北風が20ノット位吹く予報が出ていたが静かな海だった。


(ID# 1647)
2023/10/1 (日) Erikoussa(Port) 快晴,微風,順風

 お昼まで泳いだりしてのんびり過ごす。お昼にソーメンを食べた後アンカーを揚げエリクーサ島のマリーナに移動する。
 今晩は昨年暮れに亡くなったSandroの偲ぶ会が夕方から始まるが、今晩から20ノット以上の強風の予報が出ている。テンダーでの行きかえりは大変なのでマリーナは入港した。
 ここのマリーナでは洗濯物を預かってランドリーに出してくれる。洗濯物を出したり、ラバーボートに水が入るのでゴムと接着剤で修理をしたりして過ごす。食料も少なくなったのでスーパーマーケットに買いに行くが1軒はクローズもう一軒には置いているものは少なく必要最小限の物だけ買う。
 夕方20時より偲ぶ会が始まるのでそれに合わせてシャワーを浴びてから歩いて行く。
 少し前に着くと三々五々集まってくる。Sandroに縁のある方々でここエリクーサ島に住んでいる人もいる。久し振りにここで出会った人たちとも会う事が出来た。30人以上集まりホテルのガーデンのテーブルでイタリア料理をご馳走になる。ワインはトスカーナ産で、これはSandroがトスカーナに住んでいるからだったと思う。
 Sandroは私とは4つ違いの年上で髭も同じようなスタイルだったので兄弟と称していた。
 奥さんのFrancaが彼との思い出をスピーチしてお開きになった。
 艇に戻ったのは23時過ぎになっていた。


(ID# 1646)
2023/9/30 (土) Mandraki~Erikoussa 28NM 快晴 微風

 今朝同期岡崎、田村、植木が帰国する。朝7時にタクシーをマリーナのある旧要塞内迄来るよう頼んであった。日の出が7時40分なので未だ薄明だった。
 時間通りタクシーが来た。3人とも3週間のクルージングの疲れも感じさせず元気に帰国の途についた。
 見送った後艇に戻りお握りの朝食の準備をしてから直ぐ7:40に出港する。出港して暫くすると隣のアルバニアの山から日の出になる。満月の月が西の空に未だ残っていた。
 静かな海面を先日来た道を戻る。明日は亡きSandoraの誕生日でエリクーサ島で彼を偲ぶセレモニーがありそれに出席するために向かう。
 12:40にエリクーサ島のアンカーレッジに到着してアンカーを打つ。前回は天気が不安定だったのでマリーナに係留したが今回は良いお天気なので錨泊にした。早速悦子はアンカーの状態を見に泳ぐ。水深4mに打った。ここはアンカーレッジ全体が白い砂地で又クリスタルウオーターで泳ぐには最適な場所だ。
 Sandoraの奥さんのFrancaにはメールで今日は錨泊して明日マリーナに着けてお邪魔する旨連絡した。
 7,8艇アンカーリングしている。
 夕暮れが綺麗で気持ちが良い。
 夕食はチーズとサラミで一杯飲んだ後野菜サラダ、ナスとグリーンペッパーのみそ炒めに味噌汁、そしてご飯とそぼろに海苔で頂いた。
 北風が15ノット位夕方から吹いているが揺れもなく静かな夜を過ごす。


(ID# 1645)
2023/9/29 (金) Mandraki 快晴 微風

マリーナが中にあるパレオ・フルリオ(旧要塞)は8世紀初期にビザンチン時代に建てられ16世紀にはヴェネツィア共和国によって改築された要塞だがオスマントルコが勢力を増すにつれて強化を図ってきて現存する建物のほとんどは16世紀に造られたものだ。
 1716年にトルコの3万5千人の攻撃に対して5000人で撃退した強固な要塞になる。
 マリーナの出入りは要塞の入り口にある橋を渡り、要塞内を抜けて入る。
 今日は旧市街地の散策をしながら皆さんは帰国前のお土産探しをする。
 私はネズミが艇に入り込んだのでネズミ捕りを探しに行くがやっと見つけたお店が閉まっていて手に入れることが出来なかった。
 夕食は艇に戻り最後の晩餐を楽しんだ。


(ID# 1644)
2023/9/28 (木) Kalami~Mandraki(Corfu)7NM 晴れ 微風

 お天気も回復して気持ち良い朝を迎える。今日が同期とのクルージングの最終レグになる。コルフ島の世界遺産の旧市街地の近くにあるヴェネツィア時代の旧要塞の下にあるマンダラキマリーナに行く予定だ。居心地良いアンカーレッジで午前中過ごし、お昼にお蕎麦とオムレツを頂いてから出る事にする。午前中に潜って再度ジンクの取り付けをしようとしたがネジ穴が六角レンジに会わず諦める。
 隣に錨泊していた家族の乗った艇がアンカーを揚げて出ていくときに小さなお嬢さんがサヨナラと日本語で挨拶してくれた。嬉しい小さな触れ合いだった。
我々も昼食後12:40にアンカーを揚げる。マンダリキのマリーナは給油施設が無いので途中グービアマリーナに寄り給油する。84リッター入る。その後1.5NM先のマンダリキマリーナに向かう。予約しておいたのでVHFでマリーナを呼び出すと直ぐ返事があり14:50に入港する。
ハーバーマスターのAndreasさんが舫を取ってくれ前回来たのを覚えていてくれた。
シャワーを浴びてビールで喉を潤してからここの要塞を廻ってから旧市街地に出て明後日帰国する同期はお土産を探しながら町を散歩する。
夕食はコルフ島に来るといつも寄る1932年創業のレストラン“REX”に行く。ここも良く覚えてくれ再会を喜んでくれた。
旧市街の中にあり風情のあるレストランだ。
料理はグリークサラダ、トマトソースとナスで煮込んだソーセージ、ドライソースのポークのほほ肉、ヴィールの赤ワイン煮とラムのステファードを赤ワインで食べるがギリシャ料理とは違うイタリア的な味付けで美味しかった。
帰りは満月でマリーナのある要塞のライトアップもあり幻想的な光景を醸しだしていた。
同期との航海が無事安全に終わりホッとする。


(ID# 1643)
2023/9/27 (水) Erikoussa~Kalami(Corfu) 22NM 晴れ 微風

 23日にエリクーサ島に到着してやっと5日目に天候も安定して出港出来た。
 ゆっくりと朝食を取った後09:10に舫を解く。今日はコルフ島のカラミの入り江に錨泊予定だ。
 風は弱く海面も静かな中機走する。途中行き交うヨットやプレジャーボートが多くなる。コルフ島の東側はアンカーレッジが多く、それぞれのアンカーレッジにアンカーリングしている。又島の景色も糸杉はじめ緑が多くその中に素敵な別荘の建物が映える。
 広めのカラミの入り江に入り海水浴場の沖合8mの深さに13:30にアンカーを打つ。4,5艇アンカーリングしていた。
 お昼にソーメンと胡瓜とツナ缶の和え物を頂く。
 ワインが無くなってしまったのでテンダーを降ろして買いに行く。小さな村で夏のリゾート地になっている。小島と違い大きなコルフ島内の村なのでスーパーマーケットには色々品ぞろいしてあった。
 プロペラについている電蝕防止のためのジンクが取れていたので潜って様子を見る。
 夕暮れになると海岸を囲むような山裾に点在した家々の明かりが映えてくる。
 夕食は何時もより早くコックピットでアンチョビとチーズをのせたズッキーニのグリルとチキンのポトフをロゼワインで頂く。ポトフのスープが美味しく最後にご飯を入れて食べた。
 静かな入り江で食後は昔の歌を懐かしく聞きながら秋の夜長を過ごした。


(ID# 1642)
2023/9/26 (火) Elikoussa 曇り 順風

 24日から今日迄ぐずついた天気が続く。雷は去ったが夜には雨が降ったりする。
 今日もここでスタンバイする。
 午前中にフェリーが着いたのでスーパーマーケットに肉、魚が入荷したかと思って見に行くが何も無かった。島のリゾートシーズンは終わったようだ。一軒開いているタベルナにお昼を食べに行くがお昼はドリンクだけでランチは無く夕方だけとの事で、仕方なく夕食用にラムチョップ、スブラキ、グリルド・カラマリを頼んでおく。
 お昼はラーメンになる。岡崎がBBQ用に魚釣りに励むが努力むなしく坊主だった。
 沖にアンカーリングしていた艇と隣の島のオットニ島に行った艇は揺れが大きく居心地が悪かったと教えてくれた。
昨日は沖へのアンカーリングも考えたが波があり揺れもあったのでマリーナに係留しておいて良かった。
特別することもないので、おしゃべりをしたりしながら各自思い思いに過ごす。 私はフランカにお世話になったお礼をしに行き今月末の再会を約束する。         曇り空だったが水泳をしてからシャワーを浴びる。
タベルナにお昼にオーダーしておいた料理を取りに行く。未だ出来て無くタベルナでビールを飲みながら待つ。スロバキア人のヨットのグループが5,6人ビールを飲みながら盛り上がっていた。彼らはお昼から飲み続けていた。
 テイクアウトのラムチョップ、スブラキ、グリルドカラマリに野菜サラダを赤ワインで艇内での夕食を楽しむ。同期との食事は何時も話題が沢山あり盛り上がり楽しい。
 コックピットで寝る番の岡崎は夜の雨を警戒してキャビンで休む。


(ID# 1641)
2023/9/25 (月) Elikoussa 晴れ 順風

 今日も雷雨予報が出ている。10NM先のOthoni島に行く予定をしているがお天気が悪く中々行く事が出来ない。今日もここでのんびりする事にする。
 午前中は各自それぞれ過ごしてお昼に“アカンタ”にテンダーに乗りパスタを食べに行く。ギリシャのタベルナのパスタはパスタがそうなのか調理で茹で過ぎなのか柔らかく我々はうどんパスタと云って好まないがアカンタはイタリア料理なのでアルデンテの美味しいパスタを食べられた。スパゲッティ・ジェノベーゼ、カルボナーラ、スパゲッティ・プラウンを食べた。
 日中なのでワインは止めてスパークリングウオターにして食後はエスプレッソにした。
 そのままホテルの前のビーチでビーチベッドに横になる。9月も後半になり海水浴客は我々だけだった。ここの海水浴場は細かい砂地で遠浅が続きクリスタルウオターで絶好の海水浴場だ。沖には数隻のヨットがアンカーリングしていた。
午後になり日差しも出てきてSUP(サップ)の練習をする。後期高齢者の手習いだったが皆さん立ち上がり漕ぐことが出来た。ご立派だ。  浜ではゴルフ談議になり持ってきたゴルフクラブを振りながら話が弾む。
 夕方前に艇に戻りシャワーを浴びていつもの様にハッピーアワーを楽しむ。
 夕食はトマトのオニオンソースかけ、人参しりしり、ズキーニとオニオンとベーコンの炒め物、最後にジャコ山椒、山椒、松の葉昆布、梅干しでご飯を頂いた。
 今日も多彩にわたる話題で楽しい晩を艇内で過ごした。
 

(ID# 1640)
2023/9/24 (日) Elikoussa 雨 晴れ 強風

 朝方早くから風、雨が強くなりコックピットで寝ていた田村がキャビンに移って寝る。
 8時に朝食を頂く。
 予定通りの雨、風の天気なので休養日でそれぞれ読書したり洗濯したりしてのんびり過ごす。
 お昼は味噌ラーメンを頂く。この島は小さくスーパーマーケットには肉、魚は置いてなく新鮮な食材が不足してきている。
 夕食はあるもので済ます。


(ID# 1639)
2023/9/23 (土) Paxoi~Erikousa 48NM 快晴 微風

 薄明の07:10にアンカーを揚げる。秋になるにつれて日の出が遅くなり今日は07:40に日の出になった。
 風予報が南からの順風だったのでセーリングを楽しめると思っていたが沖に出るとうねりがあり風も南からの追手の風だが弱く機走する。ローリングが激しく朝食はコーヒー、バナナとパンで済ます。
 このコースはコルフ島の西側を通るが予想した風が吹かずうねりがあって良いコースでは無かった。少し距離は伸びるがアルバニアとコルフ島の海峡を通るコルフ島の東側を通るコースを選んだ方が、うねりが無くて良かったと思った。
 お昼はローリングして料理は大変なので私が簡単にソーメンだけ茹でて済ます。
 コルフ島の北端を越えるころになってやっと風が吹きだし帆走にしたらローリングも止まり快適なセーリングになる。
 エリクーサ島が遠方に見えてくるが沖にアンカーリングしている艇が1艇も見えなかった。いつも7,8艇は錨泊している。
 南に開いているアンカーレッジなので南風でうねりが入るせいだと思った。
 エリクーサ島のマリーナに入るとマリネロが岸壁に立ち係留場所を指示してくれた。
 ここはレイドライン(固定舫ロープ)があり舫うとフランカが出迎えに来てくれた。2015年6月にこの島に寄った時にフランカのご主人のサンドロと知り合い、それ以来親しいお付き合いをしていた。彼のイタリアの家にお邪魔したり、又彼らが日本の我が家に来たりしていたが昨年の暮れに亡くなられた。今回は彼の墓参りを兼ねてのエリクーサ島の訪問になる。
 ご主人を無くしたがフランカは海辺のおしゃれなホテル“アカンタ”を引き続き経営している。
 マリーナのオフィスで手続きしてから小さなスーパーマーケットに買い物に行くがシェスタで閉まっていた。
後で買い物をすることにしてシャワーを浴びるがシャワーの前のひと泳ぎが気持ち良い。
 19:30に食事を予約しておいた“アカンタ”にテンダーで行くが波があり砂浜への上陸は波を被りそうなのでマリーナの端の船着き場にテンダーを置いて歩いて行く。  海を見渡す素敵な庭で夕食を囲む。フランカはイタリア人で、ここはイタリア料理になる。
アピタイザーに生ハム等のハムの盛り合わせ、エリクーサ・サラダ、チーズの盛り合わせをフランカお薦めのトスカーナ産白ワインで始める。
 メインは本日取れたシーバスの塩釜浜焼きをボーイのさばきで一尾を5人で食べたが食べきれない程の大きさのシーバスだった。上手に焼けていてとても美味しく食べた。デザートはホームメイドのアイスクリームにした。
 フランカからはサンドロと私の二人の写真が入った額を頂く。
 ご主人を無くしても元気にホテルをきりもみしているようなので安心した。
 艇迄4人車で送ってもらい、私はテンダーで艇に戻る。


(ID# 1638)
2023/9/22 (金) Preveza~Paxoi(Lakka)36NM 快晴 微風

 朝給水してから朝食を取りゆっくりと08:40に舫を解く。 静かな海で風も追い風になる東風が7,8ノット吹いている。湾の出口の水道を通過してからジェネカーを揚げる。未だ風が弱く4ノット弱の速度になるが暫く帆走を続ける。何とか我慢していると少し風が強くなり4.5ノットを越えるようになったので帆走を続ける。今日は錨泊予定なので早く目的地に到着して係留場所を確保する必要がないので急がない。
コックピットではそれぞれ読書したり転寝したり音楽聞いたり風と波の音だけの中で過ごす。お昼にソーメンを頂く。
 約8時間のセーリングでラッカの入り江に入るが既に40隻以上アンカーリングしていた。 ここは安全なアンカーレッジと同時に底が白い砂底で海水はクリスタルウオターで底まで透き通り海面は美しい青の色を醸しだして人気がある。
 3mの底にアンカーを16:20に打つ。悦子が早速泳いでアンカーのかかり具合を見に行くがしっかり食い込んでいた。
 早速全員で泳ぐ。少し泳ぐだけで体が冷えて気持ち良い。
 夕食はタコのカルパッチョ、インドネシア風ビーフンを頂く。
 酒量も多くなりビールの後は1.5リットルの白ワインが空いて更にウイスキーと進んだ。


(ID# 1637)
2023/9/21 (木) Kefalonia~Preveza 46NM 晴れ 微風

朝出港時に昨日我々の横に着けているヨットからアンカーチェーンが交差している旨連絡を受ける。昨日チェックしたそうだ。
 仕方ないので隣の艇のアンカーチェーンを延ばしてもらい。隣のチェーンごと引き上げて相手チェーンをロープで支えておいて我々のアンカーを下げて無事外す。
 07:20の出港になる。
 風もなく静かな海で珍しく薄曇りの天気だった。
 ケファロニア島とイタキ島の海峡を抜けて当初の目的地Maganisi島を機走で目指す。
 海峡を抜けた後、10艇以上のヨットが機走している。
 機走なのですることもなくのんびり過ごす。お昼に広東風ラーメンを頂く。久し振りのラーメンが美味しい。
 午後になると雲が無くなり快晴の良い天気になる。当初予定のメガニシ島のSpatakhori湾の入り口に13時前に着いたので15NM 先のPreveza迄行けるので今日の目的地をプレペザのマリーナに変える。マリーナも電話で予約をとる。
 途中ギリシャ本土とレフカダ島との間のレフカダ運河を抜ける。途中回転橋があり毎時丁度に開くのでそれに合わせて行くが15分程早く到着したので開くのを待つ。
 こちら側から水門を通過する艇は3艇だったが反対側から通過する艇は10艇程いた。
 アンヴラキコス湾に入った直ぐにクレオパトラマリーナがある。
 湾の入り口の水路が浅く航路が赤と黄色のブイで示されている。
 マリーナに近づきVHFで連絡を取るとマリネロが係留場所で手招きしてくれ其処へ16:30に舫う。
 ここのマリーナで今年は艇を越冬させる予約をしている。
 久し振りにマリーナに入港した。マリーナのレストランで喉を潤す。今まで艇のデッキでシャワーを浴びていたがやっとシャワールームでゆっくり浴びた。
 静かなマリーナで心地良い。
 夕食は海草サラダ、イカとジャーマンポテトにご飯を頂く。


(ID# 1636)
2023/9/20 (水) Kefalonia 快晴 微風

 9時にレンタカーを借りて島内観光をする。島の北端の港町フィスカルドに向かう。入り江の中にある小さな港町だが人気があり完全に観光地化されている。マリーナの係留場所は殆どチャーターヨットに占拠されている。沖合に沢山のヨットが錨泊していた。
 港の景色を見ながらお茶を飲んでから、島の西側のアソスの村による。昔は島の中心で小さな半島の丘の上には城塞の遺跡がある。入り江の海水浴場はクリスタルウオターで泳ぎたくなるような美しい水辺だった。お昼は小さな埠頭の先にあるレストランでグリークサラダ、ムサカ、スブラキとビーフのトマトソース煮を食べる。
 食後イオニア海で最も美しいといわれているミルトスビーチに向かう。長い白い砂浜が続き浜辺から海へと底は白い砂と真っ白い丸く削られた石が続き上から見る海の色が素晴らしく奇麗だ。何とも言えない青の色の沖へのグラデーションが素晴らしかった。
 早速着替え用の小屋で水着に着替え全員海水浴を楽しんだ。
 最後にメリッサニ洞窟に寄る。洞窟の上が一部開いていてそこから差し込む光がターコイズブルーの水面を照らし幻想的な空間が味わえる。
 帰艇は17時近くになり港のスーパーマーケットで買い物する。
 夕食はハッピーアワーの後、ソーメンスープ、野菜サラダ、ポークとチキンのカツを赤ワインで頂く。コックピットで心地良い食事を楽しんだ。


(ID# 1635)
2023/9/19 (火) Patras~Kefalonia 55NM 快晴,順風後微風

 起床して直ぐ06:45に舫を解く。まだ薄暗い。港内は静かだ。ちょっと出ると予報通り後ろからの良い風が吹いている。ジブ、メインを揚げる。15~20ノット位の東北東の斜め後ろからの風で8ノット前後の速度が出る。07:25に太陽が顔を出す。
 約1時間30分程この風が続いたがその後弱まり4~5ノット程度の速度に落ちる。
 結局出港から3時間ほどで微風になり機帆走にする。イオニア海に出るとイタキ島、ケファロニア島が目の前に見えてくる。
 当初イタキのアンカーレッジで錨泊する予定だったが夕方からの風が若干強い予報だったので10NM先のケファロニアのエフミア港に行く先を変更した。ここはチャーターヨットの基地になっていて毎回すんなり係留できず港内で錨泊して翌日まで係留場所を開くのを待ったことがある。予約は受け付けない。VHFでハーバーマスターを呼ぶとFullとの返事だったが港に入るとハーバーマスターが埠頭の端っこに立っていて係留場所を指示してくれる。埠頭の端っこにわずかな場所があり其処に16:20に係留出来た。ここのハーバーマスターは親切で評判良い。
 水道の蛇口が遠かったので繋ぎのホースをつないで艇迄届く様にする。反対側に泊めている艇からホースが届かないので貸して欲しいとのお願いがあったので快くお貸した。イタリア人だったがキャプテンが夕方お礼にとスプマンテを持ってきてくれた。
 気持ちが快く、その出会いが楽しい。
 シャワー入る前に堤防の外にある小さな海水浴場で泳ぐ。クリスタルウオターで小魚も多く久しぶりの海水浴が出来て気持ち良かった。明日島の観光用にレンタカーを予約する。
 日が落ちると外が風でひんやりするので今回初めて艇内で夕食を取る。
 野菜サラダ、キノコのアヒージョ、カラマリのガーリックソテーにグリーンカレーを頂く。ロゼワインにする。


(ID# 1634)
2023/9/18 (月) Patras 快晴 順風

 朝6:30のピグロス行のバスで悦子と同期3人はオリンピアに向かう。ピグロスからはバスないし電車もしくはタクシーでオリンピアに向かう事になる。ピグロス迄1時間半という事なので行くまで3時間弱の行程になる。
 午後から風が強くなる予報で、艇が心配なので私は艇で留守番する。
 皆さんをバスターミナルで見送った後艇に戻り野菜スープ、梅干しと海苔でご飯を食べ朝食とする。パトラ港管理事務所から係留費の支払いで呼ばれて事務所で2日分の係留費と水道代57€を支払う。係の人がスズキのバイクに乗っていてわざわざ嬉しそうに見せてくれる。親切な人達だった。
 丁度ボーダホーンのSIMカードの有効期限が1か月で切れたのでボーダホーンショップに行き1か月分のチャージをする。1か月以上のチャージがは出来ないので不便だ。15€で無制限、1か月間なので安い。帰りに当分の食料を買って帰る。
 お昼はオニオンスープの素にオニオンを入れたスープ、買ってきた野菜サラダ、イワシの缶詰をご飯で食べる。
 午後艇の整備をした後洗濯をしていると若い女性二人のポートポリスが来て書類の提示を求められる。洗濯で海水パンツ一つだったので慌ててズボン、シャツを着て対応する。
 何事もなく終わる。
 皆さんがオリンピア観光から帰ってからの夕食なので今晩は外食になる。夕食のお店を探しがてらコーヒー店に行きPCの充電と作業をする。
 途中オリンピア組からメールが入り19:15に到着との事バスターミナルで待ち合わせをする。予定通りバスが到着してギリシャ版トラットリアでサラダとピザを食べる。お薦めの赤ワインが美味しくネットで調べると日本で8500円で市販しているワインでそれが20€だった。
 艇に戻って皆さんシャワーも浴びず即お休みになる。炎天下のオリンピア観光は体力を消耗する。


(ID# 1633)
2023/9/17 (日) Galaxidi~Patras 40NM 快晴 微風

次の寄港地ではオリンピア遺跡観光を予定している。生憎とパトラのマリーナは嵐にあって閉鎖中になっている。パトラ本港に係留することになる。
朝食後直ぐ7:30にアンカーを揚げる。湾内は静かで湖水の様だ。コリント湾に入ると多少の風が出てきて暫く帆走を楽しむが1時間ほどで止まる。
お昼前に予報通り追手になる東からの風が吹きだし帆走に移る。お昼に海草サラダと卵焼きでソーメンを頂く。
丁度ジェネカーが張れる風になったのでジェネカーを今年初めて揚げる。観音開きにしたら1ノット以上スピードアップになる。段々風が強くなり艇速も7ノットを越えてベストスピードが10ノット超えるようになったので早めにジェネカーを降ろす。
コリント湾にはギリシャ本土とペロポネソス半島を結ぶ大きな橋がありそれを通過するにはトラフィックコントロールの指示をVHFで受けなければならない。5NM先でのレポートが義務付けられているのでコンタクトしたところ近づいたらもう一度コンタクトするとの指示を受ける。橋げたが4本あり東から西に向かっては右側通行が通常使用されている。右側の橋げたを狙って行き近づいてコンタクトすると予定通りそのままの指示をもらい通過する。
橋の2NM先にパトラ港がある。風が20ノット以上になり白波もかなり増えてきた。 パトラの本港に入るとプレジャーボート用の係留場所の埠頭に1艇横づけしていた。その並びに我々も横づけするが波が入り、艇が結構揺れる。災害で閉鎖されているマリーナの状況を歩いて見に行くが係留不可と大きく書かれていてポンツーンは大分破損して係留できる状態ではなかった。
諦めてこのままここで係留する事にする。広い係留場所に2艇だけの係留だった。
夕方になると揺れも収まってきてそれほど悪い状態ではなくなった。
デッキでシャワーを浴びてからビールで喉を潤す。そのまま夕食に入る。
ズッキーニのアンチョビとチーズをのせたグリル、野菜サラダ、ポークのニンニク醤油のグリルを赤ワインで頂く。
大きな本港には大型客船と作業船が数隻係留しているだけで広々している、そして騒音もなく静かで結構居心地の良い中での夕食だった。
食事は21時過ぎに終わり後は寝るだけになる。
同期のゲスト3人はゲスト用の部屋が2部屋なので一人コックピットで寝る。
皿洗いも順番にやってくれ悦子が助かる。


(ID# 1632)
2023/9/16 (土) Galaxidi 快晴 微風

 ここに寄った目的の一つがデルフイ遺跡の観光であった。
 10時のデルフイ行のバスで出発する。約1時間30分で着く。
 土曜日のせいもあり沢山の見学者がいた。日射が強いので熱中症に注意しながら途中休み休みデルフイ遺跡に登る。
 連山の中腹の見晴らしの良い場所に遺跡はあり、眼下にはオリーブ畑、遠くに艇を係留してあるコリンティアコス湾を望む。
アポロンの信託(神のお告げ)が行われたところで、国家の指導者も国の大事を信託で決定していた歴史がある。又古代ギリシャ世界で全世界の中心と考えられていた。遺跡にはアテネ人の宝庫、アポロン神殿、古代劇場、競技場等々が建てられいる。この急な山の斜面に巨石を使って神殿始め立派な建造物を建造したのに驚嘆する。
その後博物館でデルフイ遺跡から発掘された出土品やペルシャ戦争で勝利した時のアポロン神殿にささげた宝物の展示物を見学する。
17時のバスで帰る予定でデルフイの町に出てレストランでお昼を食べる。グリークサラダ、ムサカ、ケバブ、ギロス、スブラキとスタッフド・トマト・ペッパーライスをビールで食べる。
17時まで3時間以上あったのでゆっくり食事しながらおしゃべりを楽しむ。レストランから見える山々、広大なオリーブ園、遠方のコリンティアコス湾の眺望も良かった。
17時前にバス停の前のレストランにバスチケットを買いに行くと土曜日は13時の便だけで17時は無いとの事、来るとき確認した時はあるとのことだったが仕方ないのでレストランでタクシーを頼む。5人なのでバンが来てくれる。バスだと一人3.5€がタクシー代80€になってしまった。
感じの良い運転手で気持ち良いドライブで港に戻る。
風が無く静かな海面なのでマストのてっぺんにある停泊灯が点灯しなかったので同期に手伝ってもらい修理にボースンチェアーで登る。接触不良だったので直す。
例のごとくデッキでそれぞれシャワーを浴びる。お昼に結構食べたので夕食は軽くする。
偶然に今日は村祭りとの事で夕方からの催しを楽しみにする。
その前にハッピーアワーをしてそのまま夕食になる。夕食は蕎麦、卵とねぎのお好み焼きと先日テイクアウトしたラム肉と野菜のスープを頂くが蕎麦のお好み焼きは人気あった。
22時頃になってお祭りがスタートして海上に4,5隻の小さな帆船に海賊衣装の乗組員を載せて登場する。鉄砲の音と煙の中帆船が進み中々絵になっていた。
その後民族衣装や海賊衣装を着ての行進があった。行進には参加していなかったが色彩豊かな民族衣装を着た小学生ぐらいの年の女の子がとても可愛かった。


(ID# 1631)
2023/9/15 (金) Corinth~Galaxidi 38NM 快晴 微風

夜明け前に皆さん起きる。朝食は走りながら食べることにして出港準備をして07:10に舫を解く。
マリーナを出ると日の出になる。朝食を取り終わるころに西からの良い風が吹きだし2時間弱セーリングを楽しむがその後風が止まり機帆走になる。
 右にギリシャ本島、左にペロポネソス半島のコリント湾の湖水の様な静かな海面を行く。
 お昼は皆さんに日本から持ってきて頂いたお蕎麦を頂く。
 弱い風が振れる中、機走でガラクシディの港に入る。ここは結構ヨットが混むところだが未だ4,5艇係留できる場所が空いていた。船首から14:30にアンカーを打って船尾づけをする。
 係留すると風が止まり、日照りが強く暑い。早速艇を泊めた前にあるバーに行きビールで喉を潤す。
 昔来たことがあるが記憶が薄れているので少し散歩して夕食用のタベルナを探し目星をつけた。
 夕食は目星をつけたお店に行ってグリークサラダ、ワイルドグリーン、カラマリフライ、カトルフィッシュのシチュウ、グリルドサーディンとギリシャの伝統的料理であるミンチ料理をロゼワインで食べる。特にカラマリフライは新鮮なイカで美味しかった。
 いつもワインはハウスワインを頼むが最近は1リッター頼んでいる。
 静かな感じ良い港だが夜中にお店の音楽がうるさく迷惑だった。


(ID# 1630)
2023/9/14 (木) Poros~Corinth 40NM 快晴 微風

 皆で朝食をコックピット頂いた後、8時にスーパーマーケットが開くと同時にこれからの航海用の食料の買い足しをする。
 08:20に長い事お世話になったポロス港を出港する。2日前とは大違いの風で穏やかな海になる。残念ながら微風で機帆走になる。
 サロニコス海域の島々の間を縫うようにしてコリントス運河の入り口に向かう。
 穏やかな海で同期からのお土産の名古屋の由緒あるソーメンを海草サラダと頂く。
 朝インターネットで運河通行手続きをしたが支払いの所でPayPayを使ったら海外では使用不可と出る。仕方なく支払い方法を変更しようとしたが戻ることが出来ずインターネットでの手続きを諦めていた。
 結果運河の入り口にある埠頭に着けて、運河の管理事務所に行って通行の手続きをする。通行料383€取られる。
 ここの運河をコントロールしているIthmia ControlからのVHFでの指示に従うようにとのことだった。
 2時間待って無事通過する。3艇での通過だった。全長6343m 幅24.6m 深さ8mの規模の運河でペロポネソス半島を廻らないでサロニコス湾からコリント湾を抜けてイオニア海迄行ける。
 紀元67年ローマ皇帝ネロが6000人の奴隷を使って3.3㎞まで開削を行ったがネロの自殺で中断された歴史がある。その後1882年に工事が再開され1893年に完成された。
 由緒ある運河を同期と昨年は橋から覗いて今年は運河を通過した。
 1時間弱で通過して出口にあるコリント・マリーナのポンツーンに横づけする。先着ヨットは1艇だけだった。
 コリントのマリーナに先に来た1艇のオランダ艇が声をかけてくれ以前あったことがあると話してくれた。中々外国人の顔をはっきり覚えられず失礼してしまう事がある、 夕食はグリークサラダ、キノコのソテー、ジンジャーフレバーのチキンのグリルを白ワインんで頂いた。
 管理されてない静かなマリーナの中、艇で盛り上がった。


(ID# 1629)

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