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2021/10/16 (土) Villasimius~Cagliari(20NM) 晴れ,微風
錨泊の海の上での朝はさわやかで気持ち良い。サルデーニャ島は海流の関係もあり海の透明度が高くきれいで今年最後の海水浴をする予定をしていたが朝方日が差さず気温も低かったので諦める。
アンカーリングは自然の中でのんびりするだけのお気に入りの時間である。
朝食をコックピットでとった後9時20分にアンカーを揚げる。風が無く穏やかな海になっている。機走になるが日差しも指してきて昨日と違ってピクニッククルージングだ。
悦子に舵を任せてコックピットでのんびり海を見ながら無上の幸せを感じる。
見慣れたCagliariの商業港に入り中にある一昨年も越冬したMarina de Soleのマリーナに13時に舫う。顔見知りのスタッフが舫を取ってくれた。今年はコロナのお陰で8月スタートと短い期間であったが無事到着してホットする。
午後友人のPaoloの奥さんのRahelが艇に来てくれる。今晩からPaolo宅で帰国までお世話になる。 夕方艇の片づけが終わった後タクシーでPaolo宅に行く。Paoloは本土のジェノバの近くの実家にお母さんの病気の面倒を見に行っているため不在でRahelに面倒を見てもらうことになる。PCR検査陰性証明書の取得手続きも予定通りやっておいていただき安心した。
今年は航海の安全だけでなくコロナ感染の影響で帰国のための準備も大変だ。
夕食は来訪中のRahelの家でイタリアの家庭料理をRahelのお母様と一緒に頂いた。
3か月振りに陸の上で寝る。明日から越冬準備を行い19日に艇を上架して23日帰国の途に就く。来年に思いを馳せながら…。
(ID# 1390) |
2021/10/15 (金) St,Maria Navarrese~Villasimius(62NM) 快晴,強風
朝6時に起きるとまだ風がピューピュー叫んでいる。早朝出港を考えていたが日が昇りそして風の吹き具合をみて出港を考えることにした。今日も一日サルデーニャ島全体に強風注意報が出ている。
日の出は7時30分だ。朝食をゆっくり頂く。風もマリーナ内では収まって来て青空の良いお天気になった。
8時15分に舫を解きVillasimiusに向かう。うねりがあり波の状況が良くないが追い波なので助かる。沖に行くにしたがって北からの追い風が強く吹きだしてくる。1時間もしないうちにジブセールとメインセールをリーフする。快調に7ノット以上キープする。
途中強まりサーフインイングして最高瞬間14ノット記録する。GPSでの瞬間速度だが今までで一番速い速度を記録したことになる。 ローリングも激しいかったが悦子がトマトサラダとプロシュートのサンドウイッチをお昼に作ってくれる。一口一口噛みしめながら美味しく頂いた。
途中35NM地点にPoero Caralloのマリーナがある。状況が悪ければここに入港する予定ではいたが追手の快速なので通過する。
Villasimiusの手前から風が一気に変わり北の強風から南西の強風に変わる。20~30ノット北風から20ノットの西南西風に変わりこの風も最後は30ノット近くまで吹く。
正面からの風なのでセールをすべて降ろし機走にする。Villasimiusの岬のCarabonaraを通過してVillasimiusの湾に向かうが相変わらず吹き続ける。ここは格好のアンカーレッジだが湾は南に開け奥まると西風を防げるようになっている。マリーナもあるがこの風をまともに受ける位置にあるので入港は躊躇する。湾の奥に2艇ほどヨットがアンカーリングして揺れていないので我々もアンカーリングすることにした。砂浜のある湾の奥に入ると西からの風が止まり海面もフラットになる。アンカーリングしてある艇の近くの水深7mのところに18時20分にアンカーを打ちチェーンを40m延ばす。しっかり効いた。
今までの揺れが嘘のようだ。
いつもなら泳ぐのだが日没が間もなく18時45分なのと風があるので泳ぐのはやめて、艇内のシャワーを浴びる。シャワーを浴びると疲れが飛んでいく。
夕食は、300gはあるヒレステーキだ。野菜サラダと頂く。一日中体を動かしていたせいか300gもぺろりと頂いた。安いわりに美味しいお肉だった。
軽い揺れのある中ぐっすり休む。
(ID# 1389) |
2021/10/14 (木) St.Maria Navarrese 快晴,強風 最高44ノット
熟睡で7時過ぎに目を覚ます。昨日の疲れがすっかり取れた。 快晴の空だが風は強い。マリーナ内でも強風で最高44ノットを記録する。
午前中マリーナにあるバーで日差しを浴びながらコーヒーを飲む。こんな何もしない時間が好きだ。
野菜類が不足したので坂道を上がり買い物行く。マリーナを見下ろすようにお城の城壁が残っているのでそこに登り上からの景観を楽しむ。
お昼に前回行って美味しかったピッザリアに行ったが10月に入って閉めたようでやっていなかった。あきらめて艇内で日本食を頂く。午後になっても相変わらず風は強い。
帰国のための書類整理をする。
夕食はシーフードを食べに艇を出ようとしたとき雨がぱらついてきた。積乱雲があったので被ってくると大変になるので外食をあきらめて艇内でヤギの生チーズ(モッツアレラチーズをもっと柔らかくして豆腐のようになっている)にトマトとバジル、ポテトサラダ、ポークのトマトソース煮を頂いた。
(ID# 1388) |
2021/10/13 (水) La calette~St.Maria Navarrese(40NM) 晴れ 強風
8時に舫を解く。朝食は出港後に頂く。北からの追い風が15ノット以上吹き快調に6~7ノットでセーリングする。うねりが若干ありローリングがある。目的地Navarreseの手前20NMあたりから並走していた積乱雲が前方に立ちはだかるようになってきた。稲妻も見える大きな積乱雲なので近づけない。風も20ノット超えるようになったのでジブをファーリングしてメインをリーフしてセーリングする。それでも5ノットはキープしている。積乱雲に追いつくといけないのでジグザクで進行速度を遅らせた。
マリーナの直前にある半島が積乱雲の真下で見えない。見えるようになってからコースを戻して目的地に向かう。何とか積乱雲を先に行かせて16時20分にNavarreseに舫う。積乱雲の通り過ぎた後は打って変わって青空になった。
ここは陸からも含めて4回目の寄港になるお気に入りの場所だ。馴染みのレストランがあるので夕方出かけようとすると雨がパラパラ来た。大降りになるといけないので艇内で夕食を取ることにした。急な夕食の変更だったのでスモークサーモンとオニオン、ハモンセラーノで赤ワイン、そしてジェノベーゼのパスタを頂く。8時間の揺れの中のセーリングだったので疲れもあり艇内夕食が正解だった。
ベッドに入って直ぐ眠りについた。
(ID# 1387) |
2021/10/12 (火) Tavolara~La Caletta(20NM) 晴れ 微風
8mの底がはっきり見える。水温はまだ温かいので朝の気温が秋になっていなければ泳ぎたいところだ。
朝食をゆっくり頂いて11時にアンカーを揚げる。砂地に海藻が所々点在している海底だ。
お昼にプロシュート・サンドウイッチを頂く。
全行程機走で16時15分にマリーナLa Calettaに舫う。お昼にOrosei在中のAntonioの友人のAlfonsoがマリーナに来てくれ車でOroseiを案内してくれた。彼は画家でOroseiにスタジオがあり彼の作品を見せてもらう。彼の作品はOroseiの街の中の建造物の装飾として生きていた。
彼のリトグラフと彼のデザインのラベルのCannonauのワインを頂いた。
そして同じOroseiに住んでいる友人のSalvador宅で皆さん一緒に夕食をご馳走になる。
Salvadorの奥さんは日本人でのぶえさんとおっしゃる。とっても気さくで感じの良い方でミラノでは生地関係のお仕事をされていたそうだ。現在コロナの関係でOroseiに滞在中だそうだ。庭にはザクロ、柿、オレンジ、キンカン等々の果実があり、熟れた柿にザクロをかけて頂いたりした。チーズを使った豆腐のようにした料理にトマトをのせてそれを薄焼きパンに包んでの料理もおいしく頂く。そして明太子スパゲッティも頂く。のぶえさんの日本流スパゲッティだった。
すっかりご馳走になり、夜遅くSalvadorとAntonioにマリーナ迄送ってもらう。
Antonioにはすっかりこの8日間お世話になった。
今日も時間を楽しむ心豊かなイタリア人と一緒に楽しい一日を過ごした。
(ID# 1386) |
2021/10/11 (月) Cannigione~Tavolara(27NM) 晴れ 順風
風が収まり8日間滞在したカンジオーネを出港する。
4日前に風が強い時に船から降りるときに落としたサングラスを出港前に潜って探してみたら運よく見つかった。30ユーロのサングラスだが見つかると嬉しいものだ。
10時過ぎにアントニオと彼の元妻のロアイーナが来て一緒にクルージングすることになる。次男のルッカが見送りに来る。予定通り11時に舫を解く。
今までの強風と違って北からの順風で海面の波も静まりセーリングを楽しむ。お昼はアントニオがジェノベーゼ・スパゲッティを作ってくれる。彼の料理は美味しい。
エメラルド海岸の沖をセーリングしてTavolaraの入り江に16:30にアンカーを打つ。水深8mのところに35mチェーンを延ばす。先に4隻ほどアンカーリングしていた。
17,8ノットの風で錨泊地での揺れが心配だったが、島影に入り風が島でブロックされ風も波もなく最適な錨泊地だった。
明るいうちにと夕食は早めにする。カプレーゼとチキンのシチュウを先日キャピキラの赤ワインで頂く。
8時過ぎには静かな海での就寝になった。
(ID# 1385) |
2021/10/10 (日) Cnnigione 快晴 午前中強風 午後順風
強風が続いて6日目になる。今日の午後から治まる予報だが朝方風も強くなり船の揺れも大きくなる。
ここのところ気温も低く朝方はヒーターを入れている。朝食は艇内で頂く。午前中コインランドリーで洗濯する。
ランチにアントニオの元の奥さんのロアイーナ宅に招待されている。チチアーノが迎えに来てくれた。ロアイーナ宅にはアントニオ、チチアーノ、ローレン、そして我々夫婦が集まる。
ランチはラザーニアから始まり、BBQでナス、ズッキーニ、セピアを頂く。悦子は焼きおにぎりを焼く。ラザーニアは赤ワイン、セピアは白ワインで頂く。本場イタリアのラザーニアは流石に美味しい味であった。
ランチの後チチアーノが、エメラルド海岸が見える見晴らしの良いところにドライブで案内してくれた。ポルト・チェルボは2012年に寄ったところだがここも丘の上からのぞいて戻る。
カンジオーネでコーヒーを飲んで解散する。午後には風も収まり船の揺れもなくなる。
ホームベーカリーで全粒粉パンを焼く。
明日は若干の波は残ると思うが風も収まったので長居したカンジオーネを後にして、アントニオも一緒にコストエスメラルダにあるアンカーレッジPort Tavolaraで錨泊する予定にしている。
お昼を沢山ご馳走になったので夕食は無しで果物だけにして、明日に備えて早く寝る。
(ID# 1384) |
2021/10/9 (土) Cnnigione 曇り,強風
朝から航空券の変更手続きを電話で行うが通信状況が良くなくて苦労する。
ローマ発からミラノ発に私のチケットを変えようとしたがマイレージでのチケットなので変更できないとのことで出発日を2日間延ばして23日にした。
結局私だけのチケットが23日に変更が終了したが悦子の方は週明け月曜日の電話待ちとなっている。
午後アントニオ宅に行き車でカンジオーネから35km内陸になるNuchia迄ドライブする。途中ブドウ畑が広がり途中牛の放牧場もある。Nuchiaでは山の中でありながら魚が美味しいというレストランでランチにするが時間が2時過ぎになっていてメインがなくて前菜だけ頼むが7,8種類ぐらいのイカ、タコ、アンコウ等々が料理されそれだけでお腹がいっぱいになった。
他の席でお誕生日のお祝いを15名ぐらいでやっていたが帰り際、どこにでも顔を出すアントニオがお誕生日のテーブルに行くと偶然昔の友人がいて我々も一緒に誘われ仲間に入る。
親戚一同の集まりで車いすのおばあちゃんから小さな孫迄集まり18歳のお嬢さんの誕生日を祝っていた。
小家族化した日本ではなかなか見られない光景だった。直ぐ仲間に呼んで入れてくれるイタリアの田舎のスタイルがすっかり気に入った。
帰宅したら19時過ぎになった。お腹がいっぱいなのでアントニオと別れ船に戻り夕食はお腹がいっぱいだったので抜いた。
(ID# 1383) |
2021/10/8 (金) Cnnigione 曇り,強風
朝方一番風が強くなった。
アントニオから朝食のお誘いがあったが艇が心配でお断りして午前中艇にいた。
アリタリア航空が破綻した関係でCagliariからRomeの便がなくなり、同時にタラモンタナが吹き続け出港できずカンジオーネでの滞在が長引いている関係もあり、帰国便の日にちを遅らせ、出発飛行場もCagliariから便の多いMilanに変更の手続きを行う。電話がよく聞き取れずインターネットでの変更は認められず苦労する。結果は明日に持ち越しになる。
午後1時過ぎにアントニオ宅にお邪魔して昨日農園で買ったスイスチャード、カリフラワーの蒸しもの、ピーマン、ナス、ズキーニをアンチョビで炒めた料理を頂く。
夕食にアントニオの長男宅に招待されているのでお昼はこのくらいが良い。
昼食後お土産に赤ワインをアントニオと買いに行く。帰りにカフェで日差しを浴びながら日光浴を楽しむ。隣にはドイツから来た夫婦がいてアントニオは気楽に話していた。人懐こいイタリアスタイルを感じる。
チチアーノの奥さんのローランが迎えに来てくれアントニオと一緒にチチアーノ宅にお邪魔する。 ローランの両親と兄、その奥さんもいらして総勢10名になる。大変なご馳走で前菜から始まりウサギの料理、馬肉の料理(サルデーニャ島では馬肉を食べる)自家製のニョッキ、デザートは自家製のテラミスを頂き素晴らしいイタリア家庭での夕食会だった。皆さんとても親切な人たちで楽しい夕食を楽しませて頂いた。
(ID# 1382) |
2021/10/7 (木) Cnnigione 晴れ,強風(季節風タラモンタナ)
朝アントニオが朝食を食べに艇にくる。お昼も一緒に稲庭うどんを食べる。湾内も波が入り、船が揺れるので船への乗り降り用のパッセーラ(梯子)が揺れて乗り降りに注意が必要だった。
午後遅くアントニオの案内でCapicheraのワイナリーにワインを買いに行く。日本にも輸出している品質の良いワイナリーだ。赤ワイン5リッターを20ユーロで購入する。
帰りに彼の知り合いの農場に行き、トマト、ナス、スイスチャードの野菜をもぎって買ってくる。オーガニックの美味しい野菜だ。
スーパーマーケットで買い物をしてから、今晩もアントニオの家で今日買った赤ワインを飲みながらペッコリーノチーズで夕食が始まる 夕食は農場で今日買った野菜とミネストローネのお料理を頂く。
帰り次男のルッカに送ってもらうが帰船後雨が降り出した。相変わらずの強風が続き瞬間45ノットを記録した。。
(ID# 1381) |
2021/10/6 (水) Cnnigione 晴れ時々曇り 強風
アントニオが車で迎えに来てくれる。一緒にお茶と昨日ローレンから頂いたケーキを食べてからArzachenaの街の水曜市場に行く。サルデーニャ島産が一番美味しいというペッコリーノチーズをアントニオに教えてもらい買う。ペッコリーノ・ローマノと違い塩が少ない。紀元前2000年前からあったチーズでペッコリーノ・ローマノは保存をよくするため塩を多く使っているがサルデーニャ島産のペッコリーノは塩が少ない。
アントニオは知り合いの農園主のところに行きウサギを夕食用に買う。
お昼はアントニオ宅で鰻を使ったスパゲッティ・アンギラスをご馳走になる。ワインがどうしても飲みたくなる料理だった。
夜も招待を受けて野菜のポタージュスープとアンギラスをご馳走になる。サルデーニャ島では通常お昼がメインの食事になり、夕食は軽いことが多い。
アントニオのお陰で平穏なイタリアの田舎での日々を楽しむ。
(ID# 1380) |
2021/10/5 (火) Cnnigione 晴れ,強風
9時過ぎにアントニオ宅へ行く。
今晩はCAVOK5で日本食を予定しているのでアントニオの案内でPalauの街に魚を買いに行く。予定していたタコがなく、代わりにイカを選ぶ。アサリとカサゴに似た魚も買う。
そのあとドライブしてマダレーナ海峡を見渡せる景勝地に行く。海峡には島々が点在していて行き交うヨットも多く見えた。素晴らしいパノラマの景観だった。次にウインドサーフィンの盛んなPorto Polloに行って強風下で楽しんでいるウインドサーフインを見ながらエスプレッソを飲む。ここはウインドサーフィンの世界選手権も行われたところだ。マダレーナ海峡の強い風がウインドサーフィンに良いようだ。
お昼はアントニオ宅で昨日食べた子豚のレバーと心臓の炒め物を頂く。
帰船後は今晩の夕食の招待の準備をする。
アントニオ、元妻のロワイーナ(Roaina)、長男チチアーノ、彼の奥さんローランを迎える。柿と豆腐の白和え、アンチョビのカナッペ、にんじんしりしり、ルッコラとトマトとシェーブルチーズ・オニオンドレッシングサラダ、イカのショウガ醤油和え、アサリのガーリック蒸し、そしてカサゴのアクアパッツァをサルデーニャ産白ワインで頂く。ローランがチョコレートケーキを作ってきてくれたが、今日アントニオお薦めのパティスリーでケーキを用意していたのでそれをデザートにして、チョコレートケーキは後日頂くことにした。
皆さん喜んでくれ、楽しい夕食会だった。
(ID# 1379) |
2021/10/4 (月) Cnnigione 曇り 強風 雷雨
風の強い日が続き先の予定がかなり遅れそうだ。それに加わりアリタリア航空の破綻に伴いカリアリからローマへの便が10月15日より欠航になり計画の変更が迫られる。ローマ発の便で日本帰国予定だったので困る。 まだ先があるのでお天気を見ながら計画を練り直したいと思っている。
お昼にアントニオ宅で子豚の丸焼きのご馳走に呼ばれている。
オーブンで3時間グリルした可愛い子豚の丸焼きが食卓に並ぶ。姿を見ると残酷と思うがとっても美味しい。上手に焼けていて身も美味しいが皮も程よく焼けて美味しい。フィノッキオをかじりながらサルデーニャ産赤ワインで頂く。付け合わせはナス、ポテト、ペッパーのグリルだった。手作りの家庭料理でとっても美味しい豪華なお昼だった。夕方までお邪魔して船に戻るがお腹がいっぱいでガスパッチョにパン、ブドウで済ます。
子豚の丸焼きはサルデーニャ島の名物だそうだ。
テレビ番組の“イタリアの小さな村”のイメージの素敵な家庭での一日だった。
(ID# 1378) |
2021/10/3 (日) Baia Reparata~Cannigione(20NM) 快晴 微風~順風
朝いつも暗いうちに起きる。といっても夏時間を採用しているので明るくなるのが7時過ぎになるので早起きではない。
今日は20NMと短いのと午後から向かい風の強風予報が出ているので8時にアンカーを揚げる。今年初めての錨泊だった。
これからコルシカ島とサルデーニャ島の間のマダレーナ海峡を進む。この海峡は風が強く吹くので有名なところだ。今日は午後2時ごろから強くなる予報だったので島の間を抜けながらカンジオーネの入り江に向かう。快晴の良いお天気で日曜日もあって沢山のヨット、ボートが出ている。島間のフェリーも行きかう。島々は環境保護地域に指定されていて、場所によってはアンカーリングやフィッシングが禁止されている。
カンジオーネの港にはいくつかのマリーナの桟橋がある。 カンジオーネには2011年にコルシカ島で知り合って以来のイタリア人の友人アントニオがいる。彼の長男のチチアーノがマリンレジャーの会社を経営している。その彼がPontile la Sciumaraマリーナを予約しておいてくれた。
沖からは予約しておいてくれたマリーナの桟橋がどれか判別がつかないが桟橋からマリネロが手を振ってくれて分かった。カンジオーネは4回目の寄港になる。12時に舫うとチチアーノが出迎えてくれた。
お昼にアントニオが自宅に呼んでくれ昼食をご馳走になる。アントニオがモロッコインゲンのサラダとほうれん草とリコッタチーズのラビオリを用意してくれていた。彼は料理が上手で庭からハーブをとって使っている。庭には柿、イチジク、かりん、ザクロの果実がなっている。柿が熟して食べごろだった。
一度船に戻って一休みしてシャワーを浴びてから夕食も呼ばれているので出かける。マリーナから歩いて10分もかからない丘の上に海が遠くに見えるように家が建っている。
夕食はアントニオ、長男のチツチャーノ(Tiziano)、彼の奥さんのローレン(Lauren)、次男のルッカ(Luca)と一緒にご馳走になる。彼には奥さんはいないが素晴らしい温かい家庭を持っている。
夕食はペッコリーノチーズと野菜スープ、そしてトマトの上にサーモンベースのペーストを乗せた軽い料理を頂く。お昼のリコッタチーズのラビオリが重かったので丁度良かった。デザートにローレンの作ったケーキを頂いた。アントニオの温かい歓迎には感謝する。
夜風をあたりながら船に戻る。風が心地よい。
(ID# 1377) |
2021/10/2 (土) Propriano~Baia Reparata(41NM) 曇り後快晴 南微風
コインランドリーのシャッターが開くのを待って洗濯物を取り込んでから出港するので予定より出港が送れる。
8時前にコインランドリーに見に行くと二人ほどオープンを待っている人がいたので何時からオープンですか?と聞くと8時からとのこと、10時ぐらいのオープンかと思っていたので少し早くなりラッキーだった。
洗濯物を取り込んで朝食を食べてから9時に出港する。今日も静かな海だ。確かに静かな海を選んで出港しているので当然といえば当然だが。
お昼に五穀米に特性味噌入りのお握りを味噌汁で頂く。和食は美味しい。
白い岩壁が聳え立つボニフェチオの沖合を見ながらマダレーナ海峡に入る。海峡途中でイタリアに入る。右舷にあげる訪問国に対する敬表旗をフランスの国旗からサルデーニャ島のシンボルのムアー人を描いた旗に代える。サルデーニャ島はイタリアだが独立心が強くイタリア国旗の代わりにサルデーニャ島の旗を使うことが多い。
朝方雲が多かったが午後になり快晴になる。フリーズを脱ぎ半袖になる。
今日はアンカーリングを予定している。アンカーレッジをパイロットブックで探すのだが1隻もアンカーリングしていなかったり、海底の状況がはっきりしなかったり行ってみないとわからない点が多々ある。そんなわけでいつも予定しているアンカーレッジがダメな時の代替場所を考えておく。
今日の予定のアンカーレッジBaisdis Reparataの入り口に着くと2艇アンカーリングしていた。底も良く見え安心して16時に深さ6mのところにアンカーを打つ。25mチェーンを伸ばす。北以外の風は防げる良いアンカーレッジだった。早速潜ってアンカーの効きをチェックする。問題なしだ。
夕日が心地よい中でジントニックを飲みながら今日の疲れを癒す。
そのままロゼワインで夕食に移る。定番のラタトゥイユをスタータにロケット・ロメインサラダとポテトサラダ、そしてポークのグリルをガーリック・バルサミコソースで頂く。
湾の入り口から見えるマダレーナ海峡の景色を見ながらのイタリア入国初日の素晴らしい食事だった。
静かな湾で快適な夜を過ごす。
(ID# 1376) |
2021/10/1 (金) Girolata ~Propriano(51NM) 快晴 微風
薄明の6時50分にブイのもやいを解く。まだ月が上空にある。7時45分が日の出時刻だ。コーヒーとビスケットそしてバナナで機走しながら朝食を頂く。
北からの微風で静かな海面だ。機帆走でスピードをキープする。
この辺りは自然世界遺産になっている。景色を見ながらのクルージングを楽しむ。
お昼にチキンスープ、トマトのリゾットを頂く。
13時過ぎに風が順風になり帆走に移る。1時間ほどの帆走でその後は又機帆走になる。
ナポレオンの生誕地アジャクシオの沖合を通過するころに遠方にヨットを見かけるようになる。
今日の目的地プロポリアーノのマリーナの給油ステーションに16時につけて燃料を補給する。76L入り1時間当たり2.2Lの消費だった。機帆走が多かったので燃費は良かったようだ。
給油ステーションからマリーナにVHFで係留の要請をする。係留場所を数字で指示してくるが数字の位置が分からない。とても探せないので再度指示を仰ぐとキャプテリアから女性が出てきて場所を教えてくれた。
係留後悦子は近くにあったスーパーで買い物、私はコインランドリーに洗濯ものを出しに行く。
田舎風の素朴な街の感じだった。夏には海水浴客でにぎわうそうだ。
夕食はロケットサラダ、ハム巻きポテトサラダ、ムールとマッシュルームのアヒージョをロゼと赤ワインで頂く。静かなマリーナで落ち着いた感じだ。
食後洗濯ものを取りに行くとシャッターが閉じていた。明日早朝出港を予定していたが無理になった。明日はサルデーニャ本島に早朝向かう予定だったが出港を遅らせざる得なくなった。
22時過ぎにベッドに入る。
(ID# 1375) |
2021/9/30 (木) Girolata 快晴 微風
この辺り一帯は自然世界遺産に登録されている。文明に毒されていないのが良い。海辺には放牧された牛が寝ている。
コックピットで朝食をとってゆっくりした時間を過ごす。10時過ぎに岸に上がり馴染みになったレストランで電子器具の充電とWIFIを繋ぐ。
WIFIは文明との接点になる。昼前に誰も泳いでいない海で泳ぐ。
お昼は加賀尾さんの持ってきていただいた美味しい腰のあるソーメンを頂く。
船の上で心地よく転寝した後岸に上がり湾を囲む山を登る。ハイキングルートの様で隣村迄の標識があった。山の中腹から見る湾内の景観は美しい。
ひと汗かいたので船に戻ってからひと泳ぎする。ついでにプロペラに付着した小さな貝を取り除く。
トリパーボートが毎日出入りしている。
日没前のハッピーアワーにジントニックを楽しむ。芳醇な時間だ。
明るいうちに卵とトマトを入れたグリーンサラダと鳥のポトフをロゼワインで頂く。
夜空に天の川が鮮やかに見える。何もしない素敵な一日が終わる。
3日では足りない。1週間はのんびり滞在したかった。
(ID# 1374) |
2021/9/29 (水) Girolata 快晴 微風
熟睡の後爽やかな朝を迎える。今日も快晴の気持ち良い朝だ。
朝日を迎えての入り江は美しい、その中のコックピットで飲むコーヒーは格別だ。
いつものプチトマト、ブロッコリンそしてバナナとキィウイをヨーグルトで、蜂蜜を全粒粉のパンにかけての朝食を頂く。健康食のつもりだ。
食後上陸して2軒しか開いてないレストランの一つに通信器具の充電とWIFIをするためコーヒーを飲みに行く。湾を見渡せる高台にあり素敵な感じのお店だ。 Girolata はランゴスチンが美味しいと聞いていたのでここのお店のメニューを見るとあったのでお昼の予約をした。ひと泳ぎしてからランチに来て食べるが付け合わせもおしゃれでソースも多種あり美味しく食べた。お値段も良く150ユーロしたが価値があった。 ゆっくり自然の中で転寝をしたり泳いだり、入り江の周りの山を歩いたりして過ごす。
二人ともここが気に入ったので3泊することにした。
ハッピーアワーは水牛のモツァレラのカプレーゼをジントニックで、夕食はお昼ご馳走を食べたので、簡単な日本食でナスのオイスターソース炒め、にんじんしりしりと焼きおにぎりを悦子の知り合いから頂いた特製味噌で頂く。
食後静かな夜を過ごす。今日もベッドに横になると直ぐ眠りに入る。
(ID# 1373) |
2021/9/28 (火) Cannes~Girolata(コルシカ島)(105NM) 快晴 微風一時順風
風は微風だがアビームで機帆走する。夕方には着きたいので6ノットの速度をキープするにはどうしてもエンジンが必要だ。
月明かりで海は明るい。朝方4時になり風が15ノット位に上がりエンジンを止めて帆走に移る。風だけの帆走は気持ちが良い。日の出前に悦子が起きてきたのでウオッチを交代して私は仮眠する。
7時過ぎに起きたが風が落ちてきたので6ノットをキープするためエンジンをかけた。
今日も良いお天気で静かな海だ。
風向きによってはコルシカ島の北になるもう少し近いCalveに変更も予定していたが順調な航海で予定通りGirolata の湾に入る。ここはブイ舫のマリーナになる。入り江に囲まれた自然の絶好の泊地で錨泊も出来る。2011年にブイ舫で泊まっている。VHFでマリーナを呼び出すとラバーボートでマリネロが迎えに来る。船首と船尾の二か所から17時15分に舫を取る。18時間の航海だった。すでに12,3隻舫っていた。
早速ラバーボートをおろして岸に上がりキャプテリアで手続きをする。キャプテリアといっても木造のバラック小屋だった。同じような木造のバラック小屋で営業しているお土産物屋一軒とレストランだけで自然の環境で感じ良い。牛も放牧され牧歌的でもあった。
静かな自然の入り江がすっかり気に入り2泊することにした。
日の沈む寸前にひと泳ぎしてシャワーを浴びる。
マッシュルームとロケットのグリーンサラダ、モヤシとローストポテトの付け合わせで肩ロースのニンニク醤油ソテーを頂く。コステイアさんに頂いたマシュのワイナリーのワインが美味しい。
徹夜の疲れもあり倒れるようにベッドに入る。
(ID# 1372) |
2021/9/27 (月) Cannes~Girolata(105NM) 晴れ 微風
朝武田、加賀尾両先輩をマリーナのゲートで6時過ぎに見送る。 9時ごろViolaがサントロペに向かい港を出ていった。この後上架して大西洋岸のラローシェルに陸送するそうだ。
航海灯をサントロペで壊したので新しい航海灯が船具屋に届いているので取りに行くが少し型が違い取り付けに工夫が必要だった。
コインランドリーで洗濯をする。1週間に一度ランドリーで洗濯できると楽だ。
これから悦子と二人での航海になり航海計画を自由にできるので新たにコースを考える。ニースの先のヴィラフランシェの湾でのアンカーリングも是非したい思っていたが風の予報の都合で今日の夜半コルシカ島に向かことにする。目的地の到着時間を考えて夜中1時ごろカンヌを出ることにした。
悦子はこれからの航海に備えて買い物へ行く。
お昼にパリのエアーフランスから電話が入り、武田、加賀尾両先輩の先日カンヌで行ったPCR検査陰性証明書に不備があるという事が判明した。麻記さんのお嬢さんがフランスと日本を行き来して今まで問題がなかった手続きをしてくれたのだが証明書に不備があり、このPCR検査陰性証明書では日本に入国できないので飛行機に搭乗できないとのことだ。 麻記さんに連絡を取り間に入ってもらいエアーフランスと話をしたが駄目という事で再度検査が必要になり3日後の飛行機になってしまった。
麻記さんから大変申し訳ないとお詫びを何回も頂く。武田、加賀尾両先輩はこの不備に対して優しく受け入れてくれて、麻記さんからも武田、加賀尾両先輩から優しいお言葉をかけて頂き少しは気が安らいだとの連絡を頂いた。不備に対しての皆さんの対応に対して感謝する。日本からドイツでEU入国、又スペイン入国に関してすんなり通過したので自分に油断があった。私も入国に厳しい日本のPCR検査陰性証明書に対して精査しておくべきだったと反省した。
両先輩には申し訳なくパリで3泊することになった。
夜中の出港の準備も終わり早い夕食をとる。夕食に鶏モモのポトフを頂く。
食後徹夜に備えて1時間寝た。
23時15分に舫を解く。静かな海だ、半月の月が上がってきている。
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2021/9/26 (日) Cannes 曇り,雷雨
曇り空だ。カンヌの海岸に泳ぎに行く予定をしていたが諦める。
昼前にViolaが別の係留場所に移動する。コステイアさん、麻記さん、メンバーの方々も集まる。皆さんにレガッタの最中大変お世話になったお礼をする。皆さんとっても心温かく我々を迎えてくれて感謝でいっぱいだ。
カンヌのマリーナの係留から始まり、レガッタでの乗船、毎晩のデイナーへの招待、麻記さんには買い物のお付き合い、モナコ、エズ、ニースへの観光案内、モナコヨット倶楽部での昼食、武田、加賀尾両先輩の帰国に関してニース~パリ間、パリ~東京間のチケットのスルーの手配、帰国前のPCR検査証明の取得、空港までのバスチケット購入等々感謝しきれないほどお世話になった。
お昼はカモのローストをマシュのワイナリーの赤ワインで頂く。
午後雷雲が急に被って来て稲妻と豪雨と突風に見舞われえる。瞬間50ノット位は吹いた。港の中で良かった。
嵐の去った後カンヌの長い海岸線を散歩する。雨が降ったせいか海水浴客はまばらだった。
夕食はお昼に沢山食べたので軽い夕食で済ます。
マシューのワイナリーのワインが美味しい。
明日早朝武田、加賀尾両先輩がお帰りになる。
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2021/9/25 (土) Cannes 曇り 順風~強風
今日はRegates Royales de Cannesの最終戦になる。風の予報が強い。皆さんオイルスキンを着ている。Violaは現在2位で1位のイタリアのScudに勝つにはViolaが1位でScudが3位以下でないと優勝できないレースとなる。
港で出港を見送る。
武田さんと加賀尾さんは街に買い物に出かける。お昼は久しぶりにざるそばを頂く。美味しい麺だった。
午後4時前にViolaが戻ってきたが残念ながらScudが1位、Violaは2位で優勝を逃がして2位になる。岸壁で皆さんを迎えるが優勝を逃がしてもメンバーの皆さんはさわやかな顔だった。一心同体の素晴らしいメンバーだ。コステイアさんの人柄が皆さんに通じている。
ステーキハウスに今晩も招待を受ける。メンバーの皆さんと一緒にステーキを頂く。武田、加賀尾両先輩と300gのヒレステーキをご馳走になる。ワインはワイナリーのオーナーのマッシュの選択だったそうだがドライでステーキに合ったワインだった。流石だ。
デザートにケーキを頂いてお腹いっぱいになって帰艇する。
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2021/9/24 (金) Cannes 快晴 微風~順風
今日はRegates Royales de Cannesのクラッシクボートのレースの第4戦目にViola に乗船させてもらう日だ。初めての帆船の乗船で勝手がわからないがオーナーのコステイアさんとキャプテンのファビアンが丁寧に説明してくれる。この船の前のオーナーのイボンさんと一緒に行動することになる。ライフラインがないのでデッキ上での移動に注意が必要だ。9名のメンバーに私を加えて10名乗船した。
1908年製の帆船だが走りは良い。ガフリグでトップセールもありヤンキージブセールも持ちセールエリアが大きく近代ヨットと帆走にそん色はなくかえって速い。
大型クラッシク帆船もレースに加わり素晴らしい光景とレースを味わった。
今年のモナコレガッタ始め3戦に優勝している船だが、現在2位でオリンピック2回の金メダリストをスキッパーに、アメリカンカップスのタクティシャンを乗せたイタリア艇Scudが首位に立っている。
第4戦のこのレースでは彼らは5位で我々が2位に入りポイント差2ポイントになり土曜日の最終戦の結果で優勝が決まる。
素晴らしいレースを経験させて頂いた。コステイアさんに感謝だ。
夜はViolaの主催で店を貸し切ったパーティーがあり我々4人で参加してフランスでのヨットパーティーの雰囲気を味わった。
(ID# 1368) |
2021/9/23 (木) Cannes 快晴
27日に武田さん、加賀尾さんが帰国するまでカンヌに滞在することにした。
朝いつものように10時にViolaを見送りにクラッシクボートが係留してある岸壁に行き皆さんに挨拶する。
麻記さんとも待ち合わせしていた。今日はこれからモナコ、エズ、ニースと車で案内してくれる予定だ。麻記さんには、カンヌのマリーナの手配、航空券、PCR検査の手配、買い物と大変お世話になっている。
先ずモナコに行きMYC(モナコヨットクラブ)でランチをご馳走になる。MYCはモナコ大公のアルベール2世が会長を務める名門ヨットクラブになる。ご主人のコステイアさんがメンバーだ。ちょうどモナコボートショウが開催されていた。ロゼワインを頂き、私はツナステーキをご馳走になったがゴマで包んでグリルしてあり肉厚もありビーフステーキという感じで美味しく頂いた。
食後はアップルケーキを頂く。
麻記さんにすっかりご馳走になる。
MYCには客船並みの大きなモータクルーザーが係留してあり、世界の富豪の社交場のような感じだ。
ボートショウも夢みたいな大きなクルーザーが展示してあった。
MYCの豪華な歴史あるクラブ内を見学した後、鷹の巣村エズに行く。海から垂直に切り立つ崖の上の海抜430mnところにある高台にある中世に作られた村だ。地中海を見下ろす眺めはすばらしい。
一番上から見る地中海の色は、まさにコートダジュール(紺碧海岸)であった。
そのあと海岸線をヴィラフランシェ経由でニースに向かう。ヴィラフランシェの湾には沢山のヨットと豪華客船が錨泊していた。長いニースの海岸をドライブして今日夕食に招待をしてくれたマシューの家に直に向かう。
ブドウ畑の中に建っている石造りの立派な家だ。一代でこのワイナリーを築いたそうだ。MYCのレストランにもマシューのワインが置いてあった。
レース後の片づけが終わった皆さんも集まり夕食にご馳走になる。 イチジクにクリームチーズとバジルのあしらい、メインカモのコンヒにマッシュルームのグラタンをマシューさんのワイナリーの赤ワインでご馳走になる。とてもフランスらしいきめ細かい味の美味しいお料理だった。デザートはチーズで何種類もあり少しずつ味わった。すっかりご馳走になり。麻記さんにマリーナまで送ってもらった。昼も夜も素晴らしい一日だった。
(ID# 1367) |
2021/9/22 (水) Cannes 快晴
珍しく日の出過ぎに目を覚ました。体の疲れが一気に抜けた感じだ。
朝10時にViolaに寄って皆さんに今日も健闘するよう挨拶した。麻記さんが迎えに来てくれカルフールに買い物に皆さんで行く。今晩はViolaの皆さんをCAVOK5に招待しているのでその準備だ。
麻記さんがいるので買い物が助かる。カルフールでの買い物の後、魚屋さんでアンコウとアサリを買う。
お昼にソーメンを頂く。悦子は今晩の用意、武田さんと加賀尾さんは市内散策をする。夕食の準備をするのに加賀尾さんは悦子と一緒に料理を手伝ってくれた。
総勢15名になるので準備も大変だ。ウエルカムドリンクに加賀尾さんがモヒートを作ってくれる。評判の良いモヒートだった。
イチジクとゴマ、人参しりしり、モヤシ炒め、お稲荷さん、豚肩ロースのグリル、アンコウ鍋が順次並ぶ。アンコウ鍋が評判良かった。
Violaのメンバーのマシューさんがワイナリーのオーナーでオガーニックワインを醸造している。そこのワインを赤、白、ロゼと半ダースずつ届けてくれた。
途中で日本酒を皆さんに飲んでもらう。
狭い艇の中大人数での夕食会だったが皆さん日本食の夕べを大変楽しんでくれたようだった。
(ID# 1366) |
2021/9/21 (火) Cannes 快晴
ここのところ胃腸が調子悪かった加賀尾さんが快気する。
10時にViolaが出港するという事で一緒に出港する。レース海面はコートダジュールらしい海岸の景色と帆船が良く似合い大型帆船同士が帆走する姿は絵になった。
Violaは1908年製の小型帆船だが今年はモナコ、メノルカ島、アンチーブのレガッタで優勝している俊足艇だ。しばらくレース前のチューニング中のViola を追った。
風が吹かずスタート延期で13時スタートになったがそのころから南東の良い風が吹き出し、迫力ある帆船の帆走を見ることが出来た。風が強くなり15ノット吹くようになったので我々は港に戻りポンツーンに舫う。昨日とは違うポンツーンが指定されていたのでそこに着けた。
夕食はコステイアが我々を招待してくれViolaのメンバーと一緒に昨日行った“Brun”でご馳走になる。武田さん、加賀尾さん含めて我々を歓迎してくれる。海の上でのつながりは親しく、気さくで楽しい。コステイアさんの奥様の麻記さんが色々とフランス語の分からない我々に気を使ってくれた。
Violaの皆さんと楽しい夕食会だった。
(ID# 1365) |
2021/9/20 (月) Sainte-Tropez~Cannes(25NM) 快晴
午前中は昨日の風が引き続き出港を待つ。昼前から風が少し弱まってきたがまだ強い。
明日は風が東になり我々の行く方向から吹いてくるので今日カンヌに向けて出港したいが風が収まるまでスタンバイする。12時前に少し収まってきたので12時10分に舫を解く。武田さん、加賀尾さんにサイドをケアーしてもらい無事出港出来た。
湾内を出るころになると風も収まり気持ち良いセーリングを始める。
お昼はブランジェリーで買ってきたバゲットサンドウイッチを食べる。
気持ち良いセーリングを続けて16時過ぎにカンヌのマリーナのレセプションポンツーンに横づけする。ここは予約ができていないが知り合いのコステイア(Kostia)のクラッシクヨットViolaのキャプテンをしているファビアン(Fabien)が顔で係留できるよう手はずをしてくれているとのことになっている。直ぐキャプテリアに係留の申請に行く。スタッフが直ぐファビアンの紹介と分かってくれてスムースにバースが取れてホットする。
指定場所に舫うとファビアンが来てくれ諸手続きを一緒に手伝ってくれた。
港にはクラッシクの帆船が30隻以上並んで係留していて壮観だ。手続き後Violaに行き、2015年に同じカンヌ・クラッシク・レガッタでお会いしたメンバーの皆さんと再会を喜ぶ。明日12時に初戦がスタートという事で、CAVOK5で観覧することにする。
夕食は2015年にカンヌに来た時Violaのメンバーと一緒に来てご馳走になった“Brun”に行き、牡蛎、貝類、エビの盛り合わせを白ワインで食べるが小さ目な牡蛎が新鮮で美味しかった。
艇に戻りお昼に買った杏のタルトをデザートに食べる。
やっとカンヌに着いて安堵したのかぐっすり寝れた。
(ID# 1364) |
2021/9/19 (日) Sainte-Tropez 曇り時々晴れ 強風西25~35ノット瞬間50ノット
今日は一日強風予報だ。幸い一番港の奥の岸壁に横抱きで係留しているので舫の心配はないが岸壁に船が寄せられるのでフェンダーを沢山付ける。
コインランドリーを見つけたので溜まった洗濯物をまとめて洗濯する。
小型洗濯機を日本から運んできたが自動でないので手間がかかりあまり実用的で無かった。洗濯の合間に港沿いの通りにある赤い日よけが印象的なスヌキエのお店に入り、カフェオレとクロワッサンを食べる。クロワッサンは流石美味しかった。ほぼ満席状態だった。
加賀尾さんが疲れ気味で胃腸が不調気味だったので今流行しているコロナ感染が心配で体温計で測ってみたら平熱だったのでホットする。
お昼にサーモン・サンドウイッチ、チーズとトマトのサンドウイッチをブランジェリーで買ってきて食べる。
午後武田さんと海岸沿いに歩いて古城跡に登り、旧市街を散策する。古城の丘の上から見るサントロペ湾が素敵だった。
夕食は皆さん胃腸が疲れ気味という事もあり、ご飯を炊いて軽く和食で済ます。
この日は一日中、湾内は白波の立つ強風が吹き、最大風速50.1ノットを記録した。
(ID# 1363) |
2021/9/18 (土) Hyeres~Saint Tropez(35NM) 快晴,順風
前日にサントロペ近郊のCogolinのマリーナに電話で予約を入れたがいっぱいとのことで断らた。無理だと思っていたサントロペに電話したところ予約はできないが明日来て空いていればOKという事だった。
もう一つ対岸のSainte-Maximeの予約が取れたのでサントロペによって係留できないようであればMaximに行くことにして9時50分に舫を解く。
昨日より風が収まり順風の西からの追い風でうねりもなく快調なセーリングを楽しむ。 風は20ノット前後の追い風で艇速は7ノットをキープして気持ち良い。
お昼は焼きおにぎりをジャガイモの味噌汁で頂く。
サントロペ湾に入りマリーナに近づいてから風が半島にブロックされ収まってきた。 レセプションポンツーンにつけて係留の旨伝えると係留OKとの返事をもらいホットする。16時30分に舫う。舫う際に左舷航海灯をポンツーンにある電気、水道用のボックスに充てて壊してしまった。
サントロペは3度目の訪問になる。2015年にはCAVOK5を半年間越冬させたところで懐かしい。係留料は7,8月のピークを過ぎても高く一泊130EUになる。 旧港を散策するが相変わらず豪華モータヨットがずらりと並んで係留していた。
今夕は二日連続のセーリングで疲れもあったのでハッピーアワーをしてから艇で夕食を頂いた。タラモ、フムス、カモのパテとトーストで赤ワインを飲み、ラタトゥイユと鳥のシチュウを頂く。
疲れもあり早めに寝る。
(ID# 1362) |
2021/9/17 (金) Marseille~Hyeres(50NM) 曇り後快晴 20~25ノット
今日の風の予報は西からの20~25ノットの予報が出ているが東に向かっていくので追手になり好都合だ。
07時10分に舫を解く。まだ太陽は上がっていない。朝食は出港後にしたがマリーナを出てイフ島を過ぎるころにはうねりの影響が出てきて、ゆっくりした朝食は出来なかった。
風もすでに15ノット以上吹いていたので朝食後直ぐセールを揚げて帆走に移る。
追い波と追い風をうけて快適なセーリングが昼前まで続た。それから風が20ノットを超えるようになり、メインとジブをリーフしたがそれでも8ノット前後の速度で時折10ノットを超える速度でセーリングした。
お昼は昨日購入した鳥の丸焼きとラタトゥイユを頂く。悦子は船が多少揺れても食事を作ってくれるので助かる。
イエール迄この風が続いた。
予定より早く14時30分にイエールに入港した。
イエールはきれいな街と聞いていたので散策に行ったがマリーナから町までは歩いていくには遠かったので諦めて広いマリーナ内で散策をした。
夕食は艇でとる。風が強くコックピットでの食事が寒いので艇内で食べる。
久しぶりにお米を炊いて和食になる。先輩のお土産のホタルイカをはじめご飯にぴったりのお土産のおかずと蒸し鶏でご飯を頂いた。
強風下の50NMのセーリングで疲れもあり早めに就寝する。
(ID# 1361) |
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