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2019/10/25(金) 自宅

皆様に
 
10年目の今年のヨーロッパクルージングも10月3日にスペインのアルメルマールに無事に到着して終わりました。
6週間ほどサルデーニャ島で過ごした後、6月5日にイタリアのサルデーニャ島南端カリアリを出港しました。地中海をポルトガルに向け西に進み、スペイン、そしてジブラルタル海峡を抜けて大西洋に出てポルトガルのリスボン迄行きました。その後、来た道を引き返しスペイン、アンダルシア地方のアルメリマールまで航海して艇を越冬させて帰国致しました。
今回の航程は9月2日にポルトガル、ラゴスを出港して、ユーラシア大陸最西南端のサグレス岬を廻りリスボン近郊カスカエスに入港しました。10年ぶりの大西洋でしたが9月にもかかわらず地中海性気候とは違い朝晩の冷え込みが強くなり長袖、長ズボンが必要になりました。
当初ポルト迄航海する予定をしていましたが、大西洋に入り北風の季節風が正面から吹きだしたので北上は諦めてカスカエスに艇を長逗留させて、飛行機でマデイラ島へ、そしてポルトへは鉄道で訪ねました。
マデイラ島はリスボンより1000㎞程南西にある南国情緒の豊かな島で「大西洋の真珠」と言われています。17世紀イギリスとインドを往復した船に積まれたマデイラ島産のワインが、赤道を航海する際に暑さによって独特の風味が出て美味しくなった事にヒントを得て出来たマデイラワインの産地でもあります。ポルトではポートワイン、そしてスペインではアンダルシアのシェリー酒、そしてマデイラワインと世界三大酒精強化ワインをそれぞれ原産地で楽しむことが出来ました。
リスボンでは人々の様々な心の感情を豊かに表現しているポルトガルの民族歌謡ファッドも楽しみました。ポルトガルの魚料理、そしてスペインでのパエーリャ、バルでのタパス、マグロ漁港のバルバデでのマグロ寿司等、食と酒を楽しんだ航程でした。
往復したスペイン、ポルトガルには大きな立派なマリーナが沢山あり欧州の各国の艇がたくさん集まり活況でした。
アルメルマールに到着した後2週間ほど滞在して船の越冬準備をしながら青空と太陽の下海水浴をしたり読書したりのんびり過ごしました。30年間近くアルメルマールに滞在してマリーナで仕事されている林史さんには艇の事のみならず、観光や食事と色々と案内して頂き大変お世話になりました。また世界一周途上中の池川さんには船に関して色々教えて頂き、奥様の和栄さんには美味しい手料理をご馳走になりました。
歴史遺産と料理とお酒と新しい人との出会いを楽しんだクルージングでした。
 
自宅にて
CAVOK5 松﨑義邦
 
添付写真
1ベナルマデナのマリーナ
2サグレス岬
3大西洋に沈む夕日とヨット
4カスカエスのマリーナ入り口横のビーチ
5カスカエス近郊風景
6マデイラ島海水プール
7マデイラ島漁村カマラ・デ・ロボス
8ポルト ドン・ルイス一世橋とラベロス(ワイン運搬船)
9ポルト サンベント駅構内アズレージョ
10アルメリマールのマリーナ
11ラファエルさん、史さん、池川夫妻、松崎夫妻…アルメルマールのバルにて












(ID# 1300)

2019/9/22(日)

皆様へ
 
悦子が一時帰国より戻った後、アルメリアからジブラルタル海峡を抜け9年振りに大西洋に出てポルトガルに向かいました。このレグは2011年に逆のコースを辿った処で懐かしいレグになりました。
ほぼ毎年乗船しているハリエットも悦子とアルメリアより乗船して楽しいセーリングになりました。アルメリアの隣のアルメルマールではここのマリーナ・スタッフの林史さんの暖かい出迎えを受けました。そして偶然にも日本から航海してきた花丸の池川夫妻にもお会い出来ました。通常世界一周は西回りが有利なので西回りが多いのですが池川夫妻は自作の9.5mのヨットで東回りでケープホーンを廻ってきたそうです。いわゆるケープホーナーに光栄にもお目にかかれました。ジブラルタル手前ではアルムニェーカルやエステポナの風光明媚なマリーナに停泊しました。
ジブラルタル海峡を無事通過して、スペインとポルトガルを挟むグアディアナ川のスペイン側のアヤモンテのマリーナに入る際も偶然で、日本から西回りで航海してきたKing Beeの山崎さんと一緒になりました。
花丸、King Beeと日本からの艇に2回も偶然に続けて会合したのに驚きました。
ハリエットさんはロタ(カデイス)で下船して,この後サンチャアゴ巡礼の道を900�卻發ヹ縦蠅鬚靴討い泙靴拭�
入れ替わりに菅原さんと森本さんがアヤモンテから乗船しました。菅原さんは何回かCAVOK5に乗船しています。森本さんはヨットは初めてという事でしたが、トライアスロンをする現役の脳外科医で健康の話も聞かせてもら大いに参考になりました。
アヤモンテではグアディアナ川を遡上してアルコルチンまでのんびり田園を味わいました。
幸い天候に恵まれゲストと共に「太陽の海岸」コスタ・デル・ソルの航海をポルトガル迄楽しめたレグでした。
 
写真
1 アルメリア アルカサバ城塞
2 花丸をバックに池川夫妻と林史さんと
3 アルムニェーカル (Marina de Este)
4 エステポナのマリーナ
5 ジブラルタル The Rock
6 ジブラルタル湾
7 ロタの夕陽
8 King Bee 艇長山崎さんと山田さん、大部さんと
9 ラゴスの跳ね橋
10 ラゴスにて 菅原さん、森本さんと
 
松崎義邦











(ID# 1273)

2019/8/9(金) Almeria

皆様へ

7月からはバルセロナからカタルーニャ、バレンシア、アンダルシア地方を寄港して
アルメリア迄の航海をしました。

この地方はコスタ・ドラダ(黄金海岸)コスタ・ブランカ(白い海岸)そしてコス
タ・デル・ソル(太陽海岸)と呼ばれ海洋保養地として大変人気のあるところです。
海水浴場も多くマリーナの隣にビーチが必ずあると言っていいくらい多くありまし
た。

カタルーニャ、バレンシア地方は2011年にポルトガルからイタリアに向かう際に、バ
レアレス諸島のイビザ島、マジョルカ島を経由するコースを引いた為寄港しませんで
したが、今回訪ねることが出来ました。

バルセロナからは大学ヨット部の同期の田村、後輩の上田、そしてサンチャゴ・デ・
コンポステラ巡礼を終えた柳澤が乗船して賑やかな航海になりました。

バレンシアはパエリアの発祥地でこの地の名物料理ですが、具材の味がご飯にしっか
り浸み込んでいて、本場のパエリアの美味しさを味わいました。   

そしてアンダルシアはフラメンコのメッカですが女性の曲線的な腕や上体の動き、男
性の直線的で激しい足の動き、そして床を靴で打ち鳴らす小気味よい音、哀愁と情念
がほとばしる踊りに圧倒されました。

  又この地方は紀元前8世紀頃海の民として海洋貿易に通じたフェニキア人が植民
地を各所に建設していました。その後ローマ帝国、西ゴート王国の支配を経て、イス
ラム勢力に征服され、15世紀頃よりレコンキスタによりスペイン王国が奪回しました
が、その歴史の遺産を時代ごと各所で見ることが出来ました。

夏も本番になり日中太陽の下では猛暑ですが、日陰にいると風が爽やかで暑さを吹き
飛ばしてくれます。又夕方からは心地よい気温になります。そしてセーリング中は風
がエアコン代わりをしてくれるので快適そのものです。幸い風にも比較的恵まれ気持
ち良いセーリングを結構満喫しました。

サンタ・バルバラ城のあるアリカンテで友人の河本ここのさんが乗船して1週間程滞
在しました。そして入れ替わりに昨年もいらした辻夫妻が乗船してアルメリアまでご
一緒しました。  

アルメリアでは地元バルでシェリー酒にハモンイベリコ、そしてタパスを楽しみ、大
きな中央市場では新鮮な黒マグロも手に入れました。

今回のレグは入れ替わりに日本から乗船者がいらして賑やかな航海と同時に食べ歩き
の航海でもありました。

7月25日には悦子が日本に一時帰国しましたので私はアルメリアで8月8日に戻るまで
のんびり過ごす予定です。



添付写真

1.バルセロナ ピカソ美術館で同期田村和男と一緒に
2.ヨット部同期、後輩と
3.A級デインギーの原型?
4.タラゴナ ローマ円形競技場
5.アリカンテ マリーナからのサンタ・バルバラ城
6.ライフラインをつけてナイスセーリング
7.カルタヘナの市場で本マグロ購入
8.アルメリアの地元バルにて


Almeriaにて

松崎義邦









(ID# 1244)

2019/7/2(火) バルセロナ

皆様に
今年で10年目のヨーロッパクルージングを今年も始めました。
今年の計画はサルデーニャ島カリアリを出港してからコルシカ島、南仏、スペイン南岸そしてジブラルタル海峡を越えてポルトガル迄航海して、その後スペインに戻りアルメルマルに艇を越冬させて10月に帰国する予定です。
艇の越冬先のサルデーニャ島カリアリに、私は4月19日に一足早く到着して、艇の整備をしながらのんびり悦子が来るまで友人宅で過ごしました。
友人は元アリタリア航空のキャプテンで自分もヨットをお持ちで、CAVOK5での航海を2度ほどご一緒したことがあります。又日本の我が家にも来たことがあり家族で親しいお付き合いをさせて頂いている方ですが、すっかりお世話になりました。
1か月後の5月19日に悦子が次女の舅さん米谷さんと理香さんと一緒に来て合流しました。当初の予定では一緒にサルデーニャ島北端カンニジョネまで行く予定でしたが内陸のアグリツーリズムの宿に泊まってオーガニック料理を経験したり、Poalo宅ではイタリアの家庭料理をご馳走になったり、レストランでは地元料理を楽しんだりしました。
ブルーゾーンと云われ長寿の村のあるサルデーニャ島での生活の仕方も勉強出来ました。
又オルゼイ湾の旅行では、クリスタルの海の美しい海岸をレンタルボートを借りて周遊したりして楽しみました。
結果予定より滞在期間が長くなり当初予定のコルシカ島、南仏のルートを変更してメノルカ島経由スペインに直接行くルートに変更しました。
今回CAVOK5航海日誌の前編としてサルデーニャ島での日誌を送らせて頂きます。
 
バルセロナにて
松崎義邦
 
写真
1Cagliari近郊Villasimius
2オルゼイ湾 
3オルゼイ湾 Cala Mariolu
4牧草地帯のお花畑
5小さな村
6アグリツーリズム宿にて
7Poaloの料理
8友人を招いての夕食









(ID# 1202)

2019/7/2(火) バルセロナ

皆様に
 
予定よりサルデーニャ島の滞在が延びた関係で当初のルートを変えてサルデーニャ島より220NM西になるメノルカ島マオンまで直行することにしました。
悦子と二人の時は出来るだけ夜間帆走はしないように心がけているのですがサルデーニャ島での長居の帳尻合わせで一昼夜半の航海になりました。
カリアリを出港して風光明媚なトウラダのマリーナで一泊してからマオンに渡りました。トウラダではPaolo夫妻が車で来てくれて4人でお別れの晩餐をしました。
マオン迄の航海は月明りもあり風も後ろからの良い風が吹き、順調な航海でしたが朝方は大分冷えて長袖、フリーズその上にオイルスキンを着てましたがそれでも寒く毛布を巻いてウオッチをしました。マオンは素晴らしい錨泊地で安心して休養出来ました。
マオンからスペイン本土ランカまでの160NMも順調に走りました。ランカでは毎年来艇するLisaと合流して二泊三日でピレネー山麓を旅行しました。Lisaは美味しいレストランを調べてきているので彼女の案内でスペインでの食を大いに楽しむ事が出来ました。
次の泊地カゲダスではダリが40年間住んでいた“ダリの家美術館”の前にある入江にブイ錨泊をしました。ダリが愛した光景の入り江での錨泊は粋なものでした。
そしてバルセロナでLisaは下船して、ヨット部同期の田村和男、後輩の上田佐和子と合流です。
ロングセーリングとスペインの食を楽しんだレグでした。
 
バルセロナにて
松崎義邦
 
写真
1トウラダでお別れ晩餐会
2メノルカに快調なセーリング
3メノルカ島マオンの錨泊地にて
4錨泊中の朝食
5ダリの家からの錨泊地
6ピレネー山麓ハイキング
7ピレネー山麓のレストラン
8クルス岬の錨泊地









(ID# 1222)


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