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2018/10/16 (火) Villasimius~Cagliari 21NM 晴れ 順風から微風
朝食後ひと泳ぎしてから10:10にアンカーを揚げる。水温は23度だった。
今日は今年最後のレグになる。未明に雨が降って朝方は曇りだったが出るときは晴れてきた。ビニトップを畳んで太陽を浴びる。風も順風でトローリングの為メインセールだけで4ノット前後をキープして釣果を狙う。
今年最後のセーリングを景色の良いサルデーニャ島南海岸線を見ながら良い風を受けながら楽しんだ。残念ながら釣果は無かった。
16:15に今年の越冬先のMarina Del Soloのポンツーンに舫う。これで今年のクルージングが無事終了した。
珍しくカスタムが来て書類を調べた。シェンゲン協定の件が少し心配していたが何事もなく終わる。
夕食は今晩もパウロが料理してボッタルガパスタを作る。野菜サラダ、ボッタルガのオイル漬けで甘口のマルサラワインで頂く。ボッタルガは甘めのマルサラワインが合うとの事だったがその通りだった。マルセラはボッタルガの産地でもある。
食後パウロが買ってきたプチケーキをデザートにしてウイスキーを楽しむ。町に出かけて彼のお薦めのバーに行きホワイトモスコーを飲む。これも彼のお薦めだったが甘口のカクテルだった。感じの良い人気のあるお店だった。カリアリはパオロの地元で馴染みにお店だった。
艇に帰ってからシャワーを浴びるがそのころから雨が降り始めた。遠くから雷鳴が聞こえた。
微動だにしない艇でベッドに入り半年の疲れを取る。
(ID# 1201) |
2018/10/15 (月) All night cruising~Villasimius 快晴 順風
夜なると三日月が出てきて海面が少し明るくなる。月が沈むと満天の星となる。
風は変わることなく20ノット以上吹き続け艇も順調に7ノット以上をキープする。
日の出は07:25で明るくなってくる。
トローリングでは一度ルアーを取られたがその後は音沙汰無しだった。
サルデーニャ島の目的地は当初、今年の越冬先のカリアリを予定していたがお天気が良いので一つ手前のヴィッラシミーウスの入り江で錨泊して今年の航海の最後の晩をアンカーリングで過ごすことにした。入り江にはうねりも入らず4.5mの砂底に12:35にアンカーを打つ。160NMを26時間で走ったことになる。予定より早く着いた。
景色の綺麗な湾で海岸ではまだ海水浴客が結構楽しんでいた。お昼にモルタデッラのサンドウイッチとピザを頂く。昨夜の鶏と野菜のスープ以来の食事になりビールと共に美味しく頂いた。
2時間交代でウオッチしてきたがゆっくり寝れてなかったので昼寝で熟睡してしまう。
目が覚めてから泳いでアンカーの状態を見に行くがしっかり砂地に食い込んでいた。チェーンは40m伸ばした。
夕食は生ハムとメロン、ズッキーニのリゾットとオムレツを頂く。パウロのイタリア料理はとっても美味しい。
静かな海で最後の錨泊を楽しんだ。
(ID# 1200) |
2018/10/14 (日) Marsala~Maretimo~Villasmius 160 NM 曇り順風~強風15~30ノット
お天気が回復したので今日マレッテモ島に向けて10:00に舫いを解く。マルセラには6日滞在したことになる。
北東の追い風の良い風が吹き7ノット前後の速度で21NM先のマレッテモ島のBig Game marinaに14:30に着く。ここは以前来たことがあるが今回は10月なのでポンツーンが撤去されていた。岸壁に横付けするがうねりが入り岸壁と艇がこすれて具合良くないので諦めて直接150NM先のサルデーニャ島に向かう事にした。
相変わらず追手の良い風で20ノット前後の風を受けて7ノット以上の速度でセーリングを続ける。前回このレグでマグロを釣ったのでトローリングに期待した。
お昼にサンドウイッチと昨晩のテイクアウトしたピザを頂く。
風も段々強くなり30ノット近く吹くようになったので暗くなる前にとメイン、ジブともリーフするが速度はそれほど変わらず波に乗って11ノットを出す。
夕食は鶏と野菜のスープを頂く。ローリングで揺れる中体をホールドしながら悦子がよく料理してくれた。
パウロとは2時間ずつ交代でウオッチをする。18:35に日没になる。
(ID# 1199) |
2018/10/13 (土) Marsala 曇り
食後ビルジポンプが時折廻るようになった。どこからか水が流入している。水を舐めてみると海水ではない。パウロと床をはがしたり、あらゆるところを点検して最後にやっと水タンクからのパイプに漏れがあるのを発見して解決した。これに午前中を通やした。
お昼に冷やし胡麻中華を頂く。ビールが心地よくしてくれ暫くコックピットでうとうとした。
明日から風が良くなるので出港することにしてマリーナの清算をする。最初の交渉でパウロがシーズンオフになったからと云って一日70€の係留料を35€にまけさせてくれていたので安く繋留出来た。
明日からのクルージング用の買い物をしてから運動を兼ねて私は50分ほど港の周りを散歩する。夕焼けが奇麗だった。
夕飯はパウロがピッザをご馳走してくれることになって町中のピッザリアに行く。
50種類以上のピザがありシチリア特産Alla Norma(茄子) Bufalina(マルガリータのモッツァレラチーズが水牛)Blancaneve(モッツァレラチーズとオレガノ)の3種類を地ビールで食べる。いずれも薄いピザパイで特に私にはBufalinaがとっても美味しかった。
帰りにジェラードを食べて艇に戻り静かになった夜空をみながらウイスキーを一杯飲んで寝る。パウロは非常にヨットの事も知っていて、そしてその他の事も大変良くやってくれる。
(ID# 1198) |
2018/10/12 (金) Marsala 曇り,雨
朝方は晴れ間があったが積雲が覆いかぶさってきた。今日はセリネンテの遺跡の観光を予定していたので雨が降る前にと朝食後直ぐ出かける。生憎と途中から雨が降り始めた。
セリネンテ遺跡は欧州で一番大きなエリアを持つ遺跡で紀元前628年に古代ギリシャ植民地として建設された。紀元前400年前後が一番栄えたが紀元前250年にローマ軍に追われたカルタゴに破壊されその後歴史の舞台に出ることが無かったそうだ。
古代ギリシャ時代のいくつかある神殿の内ヘラ神殿が修復されているがライムストーンで出来た神殿が当時の栄華を物語っている。
2015年7月にCAVOK5でセリネンテの沖合を通過して海から丘の上の遺跡を見て訪れてみたいと思っていたので実際に柱に触って感動を味わった。
途中スーパーマーケットでなくスーパーストアと名乗っている“Conad”でパオロの案内でシチリアの食材と新鮮な鯖があったのでしめ鯖用に買う。
艇に戻ってからお昼にパウロがそら豆のパスタを作ってくれる。昨日に続いてイタリア人ならでは素材を大事にしたパスタを美味しく頂いた。
食後ランドリー、ボーダフォーン、マリンショップに行く。足ヒレと釣り道具入れを購入する。
泳いでなかったの泳ぎたくなり車でビーチに行って泳ぐが、秋になったのか、あるいは天気が悪いからか誰も泳いでない中泳ぐ。泳いだ後は気持ち良い。
パオロの付き合いでフリーズを買いに行っている間に悦子がしめ鯖でお寿司を作っておいてくれた。ゴマダレイチジク、ラタトーユ、茄子のみそ煮、イカのグリルも頂く。昨晩に続く日本食をパウロは喜んでくれた。
グラッパの代わりにウイスキーを食後に飲んでやすむ。
(ID# 1197) |
2018/10/11 (木) Marsala 曇り シロッコの強風
今日は本格的にアフリカからの風シロッコの強風が吹く。
給水ポンプの修理が終わって持って来たのでポンプをパウロが取り付けてくれた。無事機能してくれた。
午前中ランドリーで洗濯物を出してからフィシュマーケットに行ってカラマリ、エビ、サーディンを仕入れる。旧市街を散歩してから艇に戻りお昼にするがパウロがブロッコリンのパスタを料理してくれた。ブロッコリンを茹でてつぶしてガーリック、アンチョビ、ペペロンチーノとオリーブオイルで混ぜたソースのスパゲッティだった。初めて口にしたブロッコリンのスパゲッティだったがブロッコリンの味の出たとっても美味しいスパゲッティだった。
その後右舷の航海灯が点かなくなくなっていたので球を替えよとしたが外し方を間違えて手こずってしまった。
お昼のビールが効いてコックピットの上で寝てしまう。
ここの冬季繋留料が安い提案だったのでパウロと相談してこのマリーナで越冬も検討したが船底塗料とか諸々の値段が高いので当初の予定通りサルデーニャにする事にする。
夕食は今朝仕入れた魚介類でお寿司だ。パウロは日本食が大好きで刺身、寿司を楽しみにしていた。イカとエビのお刺身、イワシの酢漬け、イカ、エビのお寿司、アボガドの巻きずし、エビのスープをビールと白ワインで頂く。流石漁業が盛んな場所だけあって新鮮なイカ、エビで日本とそん色なく美味しく頂いた。
(ID# 1196) |
2018/10/10 (水) Marsala 快晴 順風
朝パウロが給水ポンプを外して中を見るとカターニャで2週間ほど前に取り付けた新品の給水ポンプだったはずなのが錆びた中古の部品が使われていた。そこがガタガタになっていて給水ポンプが動かなくなったようだった。給水ポンプの修理をマリーナの専門家に頼む。
9時にレンタカーが来たのでシロッコが過ぎる迄の3日間借りることにする。1日辺り30€だった。場所とやり方によって値段が大分違う。
ここから約90㎞の距離にある南岸沿いの町シャッカ(Sciacca)に観光に行く。
この町は漁業、陶器、温泉で有名なところだ。
お昼に旧市街地にあるレストラン“Hostaria Del Vicolo”に入る。パウロが探してくれた。
感じの良い高級感のあるレスストランでオーナー、スタッフも感じの良い人たちだった。
漁業の町なので魚料理を頼む。若干味付けをしたお刺身に盛り合わせを前菜に頼む。カラマリタルタル、生エビ2種類、コッドフィシュ、マッカレル、そしてサーディンとエビの上にモッツァレラとバターのクリームをのせた盛り合わせも綺麗なお皿が来た。
こちらで初めてのお刺身料理を食べる。エビ以外はちょっと味付けしたりして全くの生では無いが殆ど生で美味しく料理してあった。
パスタはここの名物アンチョビパスタ、エビとアンチョビオイル、ナスのピュレを引いたアンチョビパスタと3種類アンチョビを使ったパスタをシェァして食べるがいづれも美味しい味だった。シャッカの地ビールを頼むがハーブが効いていてシチリアらしいビールだった。
食後旧市街を歩くがここも立派な教会があり3つ程覗くがいずれも外観のみならず内部もフレスコ画や絵画で素晴らしい装飾がされている。
残念がらシャッカテルモは休館中で入れず諦めて丘の上の教会からアフリカを望む海を見て帰路に着く。
いつも私が車を運転しているが今日はパウロが運転してくれたので楽をさせてもらった。
帰ったのが20時近くなったのとお昼のご馳走でお腹がまだ空いてなかったので生ハムメロン、チーズ、ラタトーユ、ひよこ豆のシチュウ、大豆のマリネをビールと赤ワインで頂いた。ギリシャで頂いたひよこ豆が美味しかった。
(ID# 1195) |
2018/10/9 (火) Favighana(Cala Azzurra)~Marsala 8NM 快晴 順風
未明から風が南に変わり湾内にうねりが入るようになってきた。
午前中ゆっくりここで泳いだりして過ごすつもりだったが止めて朝食後マルサラに向け09:20にブイからの舫いを解く。
生憎と風が正面からで13,4ノット吹いていたので機走でマルサラに向かう。近いので2時間後の11:20に大きな港の中にあるMotia Marinaに舫う。
静かな感じの良いマリーナだ。ここのところ不具合が出てきて直したつもりが再発した。
カターニャで交換した給水ポンプだが又水が出なくなる。もう一つは艇の回転を良くするための船首に着いているバウスラスターが使えなくなった。これもカターニャでバッテリーを交換したのだが又駄目になった。パウロは船に詳しいので色々いじってみるが両方とも直せなかった。
明日もう一度見ることにする。
夕方前にマルサラの旧市街に行く。ここも歴史がありフェニキア時代から始まり紀元前396年にはカルタゴが要塞を造った。その後ローマ、アラビア、ノルマンと統治が続いた町になる。
そしてマルサラはマルサラワインで有名なところでもあり我々はそれを楽しみにしてきた。スペインのシェリー、ポルトガルのポートワイン、マデイラワインと4大酒精強化ワインと呼ばれている。
旧市街のワインショップでテスティングして白、赤のマルサラワインを買う。
旧市街を散策したのちワインを買ったお店(Sampolo)のワインバーでパンの上に色々の種類のペーストをのせたおつまみでマルサラワインを楽しんだ。
艇に戻って今日の夕食はステーキの予定だったが結構ワインバーでワインとおつまみでお腹を膨らましてしまい一人一枚は食べられないので一枚を3人で頂いた。パウロがサルデーニャから持ってきてくれた赤ワインを楽しむ。マルサラワインとは一味違いお肉にあった。
(ID# 1194) |
2018/10/8 (月) Castella mare del Golfu~Favighana(Cala Azzurra)41NM 快晴 微風
目的地が48NMあるので朝食前の07:00舫いを解く。CAVOK5の場合巡航速度が時速5.5ノット位なので一時間当たり5NM走る計算で予定を組む。
出港して一段落してから朝食をとる。
途中シチリア島の最西北端の岬Vito lo Capoを通過する。結構順調に走ってきたのでパウロがマルサーラの手前にあるエガディ諸島のファビリアーノ島のカラ・アズーラでアンカーを打って泳ごうという事になる。ついでに今夜、明日もお天気が安定しているので其処で錨泊しようという事になり目的地を変更する。
行ってみると白浜の狭い海岸の沖合が錨泊地になって居てそこに錨泊用のブイが設置されていたので其処に舫う。アンカーを打っての錨泊だとお金はかからないがブイを使うと35€の使用料だとパウロが調べてくれる。
お昼にお蕎麦とラタトゥイユを頂いてから、泳いで海岸に上陸する。とってもきれいな海で底の砂や岩によって海の色が変化して見える。海岸から崖の上に登ってみるとその色の変化がとても綺麗だった。
カメラを持ってなかったので一度艇に戻ってからテンダーを降ろして再度上陸して写真を撮る。
帰りにイタリア人の女性のグループが泳いでいてテンダーに乗せて欲しいという事だったので乗せてあげて海岸線を走る。とっても明るくて人懐っこい人だった。
艇に戻って海水で体を洗った後、海に入って石鹸を落としてからシャワーを浴びる。
パウロのやり方を見習った。
夕食はパレルモで購入したペコリーノ、モツァレラチーズ、そしてパンチェッタ、プロシュートとモルタデッラ、オリーブ、カリフラワー、大豆のマリネをシチリア産赤ワインで頂く。今日の予定のメインディッシュのステーキにまでに届かずステーキは明日にした。
シチリア産のチーズ、ハムはローマ時代からの歴史が育てた深い味を感じた。
ブイ舫いで安心して眠りにつく。
(ID# 1193) |
2018/10/7 (日) Palermo~Castella mare del Golfo 33NM
快晴 順風
良いお天気の中08:55に舫いを解き港内のガスステーションで軽油を満タンにする。
107ℓ入る。178€でこちらは軽油も高い。
途中良い風が南から吹き出し快調に7~8ノットでセーリングを楽しむ。
お昼はファベリチさんの差し入れのアランチーニを食べる。
カステッラマーレ・デル・ガルフの湾に入ると風も治まり防波堤に囲まれた港の中にアンカーを打つ。ここはマリーナもあるが、静かな港内のアンカーレッジで錨泊する。パウロが良く知っているので助かる。他に1艇カタマランが錨泊していた。早速泳いでシャワーをする。
バウスラスターのオンスイッチが働いたままだったのでパウロに見てもらい直す。
又給水ポンプが働きっぱなしの時があるのでそれも見てもらう。これはアキュムレターにエアーを入れることで解決した。彼は良く知っている。
ここから見る町は岩山の裾にあり山の緑と白い家と海の青とコントラストが奇麗な風向明媚なところで気に入る。
もっと滞在したいが明後日からの風が心配なので一泊の滞在にした。
生ハム、パンチェッタ、大豆とオニオンのマリネで一杯飲んだ後、野菜サラダ、ブロッコリン、イカのスパゲッティを夕食に頂く。
セーリング日和の良い一日だった。
静かな海でゆっくり休む。
(ID# 1192) |
2018/10/6 (土) Palermo 晴れ 微風
朝9時前にPaoloがサルデーニャ島から到着する。今日から約2週間彼とサルデーニャ島まで一緒に航海する。彼とはこの航海を始めた最初の年にフランスBenodetで友達になりそれから交流が続いている。元アリタリア航空のパイロットで自分もヨットを持っていてヨットの事を良く知っているので助かる。今回もサルデーニャ島まで彼に彼方此方案内してもらう。
午前中にスーパーマーケットで当面の食料の買い出しをする。Paoloは料理も上手なのでシチリア産のチーズ、ハム、ワイン等選んでもらう。買った食料はバイクでデリバリーしてくれたが私が荷物一杯のバイクの後ろに乗り混雑した道路をすり抜けて行くので怖かった。
丁度艇に戻ったら昨日CAVOK5に寄ってくれた奥さんが日本人のドイツ人の家族の艇が出港していくところだった。
お昼に今日買って来たシチリア名物のライスコロッケのアランチーニを食べる。ビール、ワインで心地よくなり3人でシェエスタしてしまう。
夕方Paoloの友人でパレルモ在中のファベリチ(Fabrizio)エリザーベータ(Elisabetta)夫妻が訪ねて来てくれる。日本茶、豆腐、日本のお菓子を振る舞う。食後夜に市内を案内してくれることになった。
夕食はPaoloの案内でトラッテリアに行く。凄く混んでいて30分以上待つとの事だったが美味しそうなので待つことにした。
シチリア料理を色々彼が頼んでくれる、茄子やイワシの料理その他いろいろあったが覚えてられなかった。イワシのスパゲッティ、イカスミのスパゲッティも美味しかった。勿論ワインはシチリア産を頼んだ。食後にシチリア名物の伝統的菓子カンノーロを少し味わうが甘すぎて且つ食後にはヘビー過ぎた。
食後夕方艇に来てくれたパオロの友人夫妻が来てくれ9か所の世界遺産のあるパレルモの町を案内してくれた。アラブ、ノルマン時代の栄華の時代の建物は町の中心に続き、中心にはクアットロ・カンティと云われる交差点の四隅をシチリアバロックの壮麗な建物が囲んでいる。旧市街地には歴史的建造物が広がっている。
パレルモは12世紀に神聖ローマ帝国の皇帝フリードリヒ2世によって文化の華が開き黄金時代を迎えた。
最後にゴッドファーザー3の舞台になったマッシモ劇場の夜景を見て艇に戻ったら24時を越えていた。
(ID# 1191) |
2018/10/5 (金) Cefalu~Palermo 32NM 曇り 順風~強風
折角うねりも無くなりゆっくり寝れたが朝起きる頃から、又うねりが入って来て揺れが始まった。朝食を艇内で済ませて出港準備をする。スプリングを入れていた増し舫いを外しにポンツーンに上がり、揺れるので腹ばいになってシャックルを外そうとして苦戦していたら前の艇の人が二人来て助けてくれた。
無事08:15に出港した。
暫くうねりのある海面を機帆走する。2時間ぐらいすると良い風が吹き出し帆走に移る。
だんだん斜め後ろからの風が強くなり20ノット前後になってきたのでジブ、メインともリーフする。それでも7ノット以上キープする。快調だ。
大きなパレルモの港内に入りその中にいくつかあるマリーナの内予約しておいたSitimare MarinaにVHFで連絡したら予約は土曜で今日金曜日でない。今日はいっぱいだと云って来た。それでも再度金曜の予約だと云ったら少し待てという事で10分ほど待っているとOKとの返事が来た。
14:00に舫う。ここは2015年に来たことのあるマリーナでオッフィスに行くと覚えてくれていて先ほどは待たして申し訳なっかたと話していた。二人いたスタッフは大変日本に興味を持っていた。西洋と違うカルチャーに興味があるようだった。
シャワーのヘッドが壊れていたの売っている場所を聞いたら買て来てくれた。
艇に居ると小さな子供連れのお父さんが来て、奥さんが日本人との事で後から艇に尋ねに来て良いか聞いて来た。
暫くすると日本人の奥さんと二人の子供を連れて訪ねてきた。
ご主人はドイツ人で42歳のカメラマンだそうだ。1年前よりヨットの上で生活していて彼から大西洋、太平洋と航海予定しているとの事だった。
夕食は野菜サラダ、ブロッコリン、アンチョビのマリネとトーストのカナッペ、鶏の胸肉のアレンジソースを白ワインと赤ワインで頂く。
微動だしない艇内でぐっすり休む。
(ID# 1189) |
2018/10/4 (木) Cefalu 曇り後雨
今日は午前中日が差したので昨日洗った洗濯物を干すが昼頃から雨が降りだしてきた。うねりも治まってこないので町の裏に聳え立つ岩山に登る予定だったのをやめて艇内に居ることにした。
お昼にスパゲッティボンゴレ―を白ワインで頂く。美味しい。
午後は日記等の整理をする。
ポンツーンも大きく揺れる中、艇が入ってくる。一人艇に渡る梯子から海に落ちていた。
悦子は昨日から一歩も外に出ていない。
雨で湿り気があるので暖房を入れたが温かくならない。又一つ不具合発生だ。緊急を要すことでないので様子を見ることにした。
夕食に野菜サラダ、ロマネスコとオニオンのカレー風マリネ、ブロッコリン、アンチョビのマリネとトーストのカナッペ、タコ刺身をシチリ産ワインで頂く。今日飲んだワインはシチリア産で一番知られていると云う“Corvo”で白は辛口で爽やだ。
午後になりうねりが静かになり舫いロープを伸ばしたせいもあるがガックンという引きは無くなった。
安心して休む。
(ID# 1188) |
2018/10/3 (水) Cefalu 曇り 午後終日雨
朝レンタカーを返しに行く。インターネットで予約した値段が全て込みで一日59€だったのが支払う段階で102€になっている。Avisにインターネットで確認のメールを送る。
戻ってから洗濯して干すが生憎と雨が降りだし船内に取り込む。
東に海が開いている。昼過ぎから港に東からうねりが入って来て艇が結構揺れる。ポンツーンと艇が揺れるので乗り降りが難しいのでお昼から終日艇内で過ごす。
お昼にオムレツを頂く。
うねりで艇が前後に強く引っ張られるのでスプリングを入れた舫いロープで増し舫いをする。その増し舫いのロープも2度ほどぶっちぎれてしまう。風は微風なのに心配するほど揺れる。とても避難港としては使えない。
隣の艇も舫いがぶっちぎれたりして苦労していた。
真夜中過ぎまでウオッチを続けた。
(ID# 1187) |
2018/10/2 (火) Cefalu 曇り午後時々雨
朝食後今日ドイツに帰るリサをパレルモ空港に送りがてら内陸をドライブしてランチをシチリアならではのレストランでとる事にしていた。
マリーナでシャトルを頼むとおじさんが車で町迄送ってくれる。
そのついでに二日以上繋留したら安くならないかと問いかけたら50€にまけてくれたので5日迄ここに停泊することにした。
Avisで車を借りて最初Santuario Di Gibilmannaに寄る。丘の上に建ちイオニア海を一望できる大聖堂だ。12世紀にロジャー国王が建設した。
次に山中にあるレストラン“Casale Drinzi”に行くが今日は休みだった。そこで姉妹店にもなる“Mercatale”を教えてもらい行くがここはランチが無という事でコーヒーを飲む。地元産の蜂蜜やジャムが置いてあり品質も良いのでお土産に買う。
リサが次なる場所を調べてここから40分ぐらいで行けるCaccamoの町のレストランに行く。途中の山中の景色は牧歌的で美しかった。カッカモには12世紀にロジャー国王が建てたお城がある。丘の上に孤高に立つ城壁の高い城だ。その脇にある“A Castellana”でやっとランチにありつけた。
タリアテッレ、マッシュルームソースのヒレステーキ、焼きナスのペースト、茄子のカポナータを食べるがシチリアの味付けでどれもが美味しかった。食後城を見学してパレルモ空港迄リサを送りチャフルに戻る。チャフルのスーパーマーケットで次の航海の為の買い物をする。
今日は久しぶりに小雨が時折降った。マリーナでもうねりが入り艇が時折ガックンと引っ張られる。 お昼が遅かったので夕食はサラダ、ハム、冷ややっこに納豆で簡単に済ます。
(ID# 1186) |
2018/10/1 (月) Vulcano~Cefalu 50NM 快晴 微風
朝食はさっさと済ませて07:15にアンカーを揚げる。近くにアンカーを打っている艇2艇程いてアンカーがそれらの艇の下になっているかと心配しながら揚げたが接近したものの無事揚がった。
風が弱く機走になる。途中から弱い風が吹き出し機帆走になるが最後まで帆走は出来なかった。
お昼に昨晩のBBQの残りのエビとツナを入れたポモドーロを頂く。
約9時間の機走でチェファルのマリーナ16:05に舫いを取る。VHFが通じてスタッが係留場所を指示してくれた。
イタリアのマリーナは高くここも一日80€で2日目は70€とまけてくれた。
早速マリーナの電動小型シャトルで町に出る。綺麗な旧市街の街並みで観光客で溢れいた。又海水浴場では夏盛りの様に海水浴客がいた。
明日リサをパレルモ空港迄送っていくがてら島内を観光して美味しいランチを食べに行くためレンタカー屋を探しす。Europacarに行くと一日79€との事、高いのでやめてインターネットで探してAvisが59€であったので予約した。
町は細い路地の旧市街地でお店が並び大変アトラクティブで観光客も多い。
シチリア王国を建設したノルマン人のロジャー国王が1137年に建てたドウオーモ・ディ・チェファルを覗くが大変大きな立派な建物だった。イタリアはいたるところに立派な教会がある。
夕食はリサが調べておいたレストラン“Friscele”に行く。ミックスサラダ、ボイルド・カトルフィシュサラダ、ラビオリ、ツナヒレグリル、ツナのタルトをシチリア産の白ワインで食べる。ツナの料理には果物や香草で調理してありとても美味しかった。リサのお陰で外食は全て当たりになる。デザートにミルフィーユを女性が私はグラッパにした。
気候が丁度良くなり夜になると半袖だと寒くなるぐらいだ。
賑やかな街を散歩しながらシャトルバスが迎えに来る場所まで歩く。
艇に戻って艇内でシャワーを女性は浴びた。このマリーナは高いわりにシャワーが無い。
(ID# 1185) |
2018/9/30 (日) Messina~Vulcano 41NM 晴れ 微風後順風
07:05に舫いを解く。この時間のメッシーナ海峡の潮の流れは北行きなのでタイミングが良い。
メッシーナ海峡は北行きと南行きと中心を境に航路を分けている。小型船はその枠外の岸側を通れば関係ない。GPSチャートで区域を見ながら海峡を通過する。追潮2ノットの恩恵に与る。
メッシーナ海峡を通過して進路を西に取るが生憎と向かい風になる。10ノット強の良い風が吹くが機帆走する。
風が正面からでないので助かるがセーリングは楽しめなかった。 3度目になるブルカノ島のアンカーレッジに14:25にアンカーリングする。
お昼を食べてなったのでお昼にカジキを入れたポモドーロを頂く。食休みをした後3人で泳いで泥温泉と海中温泉に泳いで入りに行く。泥温泉はぬるま湯でいつまでも浸かっていられる。そして海中温泉は浅い所から温泉が湧き出て海水と混じって心地よい温度になっている。
両方の温泉を浴びた後泳いで帰る。明日行く予定のCefaluのマリーナの予約を入れておく。
今晩は錨泊なので久しぶりのBBQをする。カターニャで仕入れたエビとマグロそして野菜をBBQで楽しむ。アンカーリングしたときは4,5隻の艇が錨泊していたが夕方には15艇程に増えていた。
静かな海で天の川を見ながらナイトキャップをしてからやすむ。
(ID# 1184) |
2018/9/29 (土) Catania~Messina 51NM 晴れ 微風後順風
6日間カターニャに泊まった。台風並みの低気圧の影響で出港出来なかった。
6:30に起きて07:00に舫いを解く。湾内でメインセールを揚げてから港外に出る。相変わらず大きなうねりがある。風は治まって弱い南西からの風で後ろからになる。
リサは寝かしたままで出港した。うねりだけなので波を叩くことが無いので助かる。機帆走する。
エトナ山の全容が奇麗に見え山頂からは噴煙が棚引いていた。タオルミーナを通過したときタオルミーナの泊地には錨泊している艇は見つからなかった。
今日は揺れるのでお昼は乾きものと果物で済ますと云っておいたが悦子がサンドウイッチを作ってくれた。お腹が空いていたのもあって美味しかった。
13時からメッシーナ海峡の潮が我々の北行きに反対の南に流れる。岸側を航行しているのと潮の影響なく航行出来た。
メッシーナのMarina Del MettunoにVHFで連絡するとラバーボートで向かいに来てくれた。前日に電話で予約を入れておいた。
16:20にポンツーンに横付けする。海の色がマリーナ内でも素晴らしく綺麗な透明度の高いブルーカラーだった。
このマリーナは施設のわりに結構高いので悪評だがティレニア海とイオニア海を結ぶメッシーナ海峡の出入り口に位置しているのでプランするには好都合の場所である。
この時期で98€だった。
メッシーナの町には特に見るべきものが無いので艇でハッピーアワーを過ごす。
夕食はこの間カターニャのマーケットで買ったヒレ肉ステーキをサラダと頂く。味は美味しかったが前回同じところで買った部位に比べて筋が一寸入っていた。
シチリア産赤ワインと美味しく頂いた。
(ID# 1183) |
2018/9/28 (金) Catania 曇り 強風
出来れば今日タオルミーナに向かって出港したかったがうねりと風が未だ強いのでやめた。もう1艇出港予定していた艇は出て行った。沖を見ると大きく揺れながら機走していた。その艇のキャプテンは2回世界一周をしたそうだ。奥さんとお孫さんのような小学生の坊やを二人乗せていた。この後ギリシャに向かうとの事だった。
レンタカーを返す前にマーケットに行ってタコ、カジキ、野菜を買う。
買い物の後の朝食で遅くなりお昼兼用となった。
艇の蛇口から水が出なくなる。給水ポンプの故障の様だったのでマリーナのメカニックに見てもらう。ポンプを外してみるとポンプが壊れていたので新しいのと替えてもらう。
マリーナでの故障で良かった。結構水が使えなくなると厳しい。
午後はメッシーナ海峡の潮流を調べる、そしてメッシーナのマリーナの予約をする。英語を喋らないイタリア人が多いので困ることがある。
悦子とリサは町にショッピングに出かける。
私は明日の準備をした後、町に運動がてら出かけてシチリアのお土産を買う。
繋留料を払いに行くが馴染みのチーフがいなくて別の人が清算してくれる。1日55€で良心的なマリーナだ。
明日のメッシーナ海峡の潮流の時間をメッシーナ・コントロールに電話で確認するが生憎と我々が行く北行きと反する潮が丁度メッシーナにかかるころになる。小さな船は岸側を通るので、それほど潮は気にしないで良いという人もいるので明日行くことにする。
波の予想を見ると明日の午前中は2mある。風も正面になるので明日は、乗り心地は悪いと思う。
夕食は今日朝仕入れたエビ、タコがメインになる。
たっぷりサラダとブロッコリン、カリフラワーの酢漬けそして市場でおまけしてくれたシャコ貝で一杯始める。エビはガーリック味のソテー、タコは刺身で頂く。リサはシャコ貝とタコ刺身は初めてだそうだがチャレンジして美味しいと言っていた。
エビは新鮮で味付けも良かった。タコは久しぶりに山葵醤油で頂く。日本酒と行きたいところだが白ワインで美味しく頂けた。
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2018/9/27 (木) Catania 快晴 強風
朝食後直ぐマーケットに買い物に行く。果物、野菜、先日食べて美味しかったヒレ肉、生ハム、チーズを買ってから内陸ドライブに出かける。今日もリサが調べたルートだ。
シシリー島の内陸は豊潤な土地で北海道を思い出すようななだらかな丘がうねるように大きく広がっている。そしてすべて開墾されていて場所によってはオリーブそしてブドウ畑になっている。放牧地に牛、馬、羊が放牧されている。集落は丘の上にあり、集落というより大きな町を形成している。フランスの鷲の巣村を大きくしたような感じだ。
集落の上から見る雄大な農地の光景は美しかった。
お昼はパレルモ県になるPetralia Sopranaの町にある“Lu Carme”で食べる。子牛のカルパッチョは初めて食べたがカジキマグロのような柔らかいお肉で味付けも良く気に入った。
ここはメニューにお肉しかなくポークチョップとラムチョップをシェアして食べる。
私は運転するのでワインは飲めなかったがとってもコクのある美味しい赤ワインだったそうだ。
お昼にいつも時間を取ってしまう。それでも途中の村のBarに入りエスプレッソを味わう。
高速道路で約130㎞の距離があるカターニャに戻るがカターニャ市内で大渋滞に巻き込まれ2時間程ロスして20時過ぎに艇に着く。
遅くなったのでロゼワインに生ハムレモン、今朝買ったモッツァレラを使ってのカプレーゼ、ブドウで済ます。
少々長い時間の運転と夜間にかかったので疲れた。
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2018/9/26 (水) Catania 雨後曇り
今日はリサの案内で内陸観光に行く。リサは日本では無い詳しくシチリアを書いてあるドイツの観光案内の本を見ているので大変詳しい。
エンナ(Enna)の町を目指す。カターニャから約100㎞内陸に入ったところだ。お昼の目的にしていたエンナの近くのレストラン“al Fogher”に寄ってお昼の予約をしてから、カサーレの古代ローマの別荘に寄る。ここは前に来たことがあるがローマ時代のモザイクが素晴らしい。14時に予約してあったエンナの近い場所に一軒ぽっつりと建っているレストラン“al Fogher”に行くがここが素晴らしい雰囲気のあるレストランで伝統的なイタリア料理を出してくれる。
其々ウサギの肉、カジキマグロのソテー、ラムの煮込みを食べるがフランス料理と違ってシンプルながらにもイタリアらしい味付けの美味しい料理だった。
大満足の昼食の後エンナにあるロンバルディア城に行く。この城はアラブ人、ノルマン人の要塞跡に神聖ローマ帝国皇帝フリードリヒ2世が建て、その後アルゴン家が改造したという城だ。この城のピサの塔から見るパノラマは雄大で他の丘の上に見える街並みやなだらかな丘にオレンジ畑やオリーブ畑、そして農地が広がり素晴らし景観だった。
一日シチリアの内陸を楽しんで艇に戻るとカタマランのドイツ人がメッシーナ海峡の情報を教えてくれるという事で艇に来てくれ細かい情報を教えてくれる。温かい心遣いが嬉しい。感謝する。
夕食は野菜サラダと先日仕入れたあさりでスパゲッティボンゴレをロゼワインで頂く。
最後はサボテンの実のリキュールで締める。
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2018/9/25 (火) Catania 曇り 強風
夜半から風が強くなってきてフェリーの出入りの波と合わせて艇が大分揺れる。隣のカタマランとも擦れる。繋留してある場所がマリーナの一番外側の防波堤なので波が入る。マリーナのマスターが来てくれ揺れが激しい様だったら内側に移動出来るとの事だったので隣のカタマラン共々移動した。親切なマスターで色々助かる。今度は静かになった。
昼前にマーケットを見学してからバロック建築で建てられた情緒ある街並みを歩きながらリサと悦子はウインドショッピングをする。
町の中心にドゥオーモ広場があり町のシンボルになるエジプトから運ばれたオベリスクを載せた火山岩で出来た象の噴水がある。カターニャはエトナ火山の噴火で何回か大きな被害を受けている。広場にはローマ時代の浴場の上に建てられた大聖堂があり、そのファサードが見事だ。大通りの途中にはローマ時代の円形闘技場の遺跡が保存されていた。
カターニャの歴史だが旧石器時代にネアンデルタール人が住んでいたそうだ。 先史時代以降紀元前776年にギリシャ人がカターニャ近郊に都市を作っている。その後ローマ帝国が統治するが西ローマ帝国が滅びてゴート族、フランク族が押し寄せてきている。
紀元8世紀にはイスラム支配になるがその後レコンキスタのスペイン領土になっている。
1215年には神聖ローマ皇帝になったフリードリヒ2世が統治する。一筋縄ではいかないヨーロッパの歴史を見ることが出来る。
お昼はリサが調べてきたシチリアの伝統的料理の店に行く。彼女はいつもだが観光客の行くような店には行かない。お陰でこちらはお相伴に与っている。
“Torattoria di De Flore”というお店で小さなこじんまりした感じの良いお店だった。1962年からのお店でコック長の名物おばあちゃんが注文を取ってくれた。
シシリー料理を頼む。パスタノルマ、イカスミパスタ、馬肉のミートボール、サーディンとチーズとナッツとオリーブの詰めた揚げ物をシシリー産ハウスワインで食べるがいずれも味付けが良く美味しく頂いた。
3時間近くの昼食を終わり艇に戻ってシェエスタする。
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2018/9/24 (月) Catania 快晴 微風
今日はリサがウイーンから来る日だ。朝食後昨日インターネットで予約したレンタカーをカターニャ港内にあるAvisに行って借りる。10時から借りる予定だったのでその時間行ったら既に3,4人待っていた。
昨日は日曜日でマリーナのオッフィスが閉まっていたので書類を持って手続きに行くが書類もいらないとの事手続きなしで繋留することになる。ここのチーフは前回来た時からの馴染みの人で日本が大好きだと言っていた。
バウスラスターのバッテリーが弱くなっていたのでここのメカニックに頼んで交換してもらう。バッテリー代300€、工賃50€だった。
お昼にポモドーロのパスタを頂く。昼食後レンタカーで市場に行ってみる。お昼過ぎていたので市場は終わっているかなと思っていたがメインの魚市場以外は開いていた。新鮮な野菜、果物、アサリ、ビーフステーキを買う。
その後思い出しながら馴染みのスーパーマーケットに行き、ワイン等当面の食料を買う。
ランドリーが見つからないので自分で洗濯をしてシャワーを浴びた後、コックピットで横になって居ると隣にカタマランが入ってきた。ぎりぎりの幅なので後ろの舫いを少し緩めてスペースを若干広げた。
リサからメールが入り20時到着の便が一時間遅れになるとの事だった。それに合わせて空港に迎えに行く。
約40分遅れで飛行機が到着して元気な姿でリサが出てきた。
艇に戻って歓迎のパーティーをする。彼女は昨日コンサートがあってそのまま来たとの事であった。昨年はCAVOK5に来れなかったので一昨年のコルフ島以来になる。その時は風が強くコルフ島から出港出来なかったが今回も3日間は強風が続くので暫くカターニャ滞在となる。レンタカーは4日間借りておいた。
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2018/9/23 (日) Taormina~Catania 25NM 快晴 微風
錨泊なので外部電源は無く、220Vの電源は使えない。朝食にパンをガスオーブンで焼いてコーヒー、カボチャのスープ、ヨーグルトで頂く。雲一つない青空だ。タオルミーナの町が覆いかぶさるように錨泊地を見下ろす丘の上にある。昨晩のうねりによる揺れも治まった。
久しぶりにひと泳ぎする。10mの底まで良く見える。
10:30にアンカーを揚げてイソラ・ベッラの海辺の方を廻りながらタオルミーナの町を覗いて行く。北側の一番高い頂きには城塞が建っている。孤立した山の頂上には中世の町カステロモーラが美しく見える。この丘の上にはギリシャ劇場もあるがそれは見えなかった。
エトナ山は生憎と雲に隠れていたが静かな海面を機帆走する。途中自然保護区域があり慌ててトローリングのルアーをあげる。
お昼にはチャーハンを頂く。イタリアに入りパスタ、お米と炭水化物を食べる量が増えているので食べ過ぎに注意だ。
カターニャのマリーナは大きな商業港の中にある。今日も豪華大型客船が入港していた。
この港の中には4つほどのマリーナがある。前回繋留したCircolo Nautico N.I.Cのマリーナに行く。電話してもVHFで連絡しても誰も出てこない。ゆっくり近づくとスタッフらしき人が指示してくれた。一切英語を喋らない人で、すべて身振り手振り振りでやった。
15:40に舫う。ここは港の奥で町迄遠くなるが一応施設が全部揃っているので助かる。
早速艇を水洗いする。
明日から毎年来ているロシア人のリサが来るのでレンタカーの手配をインターネットでする。小型の車だが3日間で56€で借りられた。
久しぶりにシャワールームで体を洗う。
日が暮れるのが大分早くなった。19時前に太陽が沈むようになった。
夕食に野菜サラダ、カラマリのグリル、サーディンのシチリア風の料理を頂く。一昨日の宴会、昨日は錨泊という事で白ワインが残り少なく二人で分けて飲むが足りなく最後は赤ワインにした。
食事も早く終わったので、静かなマリーナ内の艇の上で満月を見ながらのんびり過ごす。
(ID# 1177) |
2018/9/22 (土) Rocceella Ionica~Taormina 71NM 晴れ 微風
05:30起床、まだ外は暗い。出港準備して06:00に舫いを解く。日の出が6時30分過ぎだ。
入港時オンザサンドしたので其処を避けて注意深く出港する。
風が無く機走になる。朝早い時は出港してから朝食になる。コーヒー、蜂蜜とパン、ヨーグルトとバナナの簡単な食事だ。
この辺りは釣りが盛んで早朝から釣り船が出ているので見張りが大事だ。
お昼にトマトサラダと納豆かけ豆腐を頂く。私がダイエットしたときの健康食だ。冬に10㎏やせた。
悦子がトローリングの糸を揚げようとしたら日本でいうブリの子わかしに似た綺麗な魚が掛かってきた。小さいが二人での刺身に十分の量だ。早速さばいて夕食用にする。今年初めての釣果だ。
生憎と良い風が吹かず機帆走しながら12時間エンジンで走った。
タオルミーナの崖の直ぐ下にある泊地に18:00アンカーを打つ。ここも何回かアンカーを打ったところで馴染がある。風は無いのだがうねりが入り結構艇が揺れる。1艇だけアンカーリングしていた。
生ハムと洋ナシで白ワインを飲んでからエビの頭を使ったスープ、トマトとルッコラのサラダ、そして今日の釣果のお魚の刺身をご飯で頂く。日本のワカシに似た味で遜色ない美味しいお魚だった。
月が丸くなって来ているので日よけのビニトップをたたんで月とタオルミーナの夜景を見ながらウイスキーのオンザロックで食後を楽しむ。
艇は揺れるが風もないので心配なく寝れる。ゆりかごで寝る様だった。
(ID# 1176) |
2018/9/21 (金) Rocceella Ionica 晴れ 微風
朝方雨が降ったが直ぐ青空が見えてきた。
午前中にここから3㎞位離れている町に買い物と観光を兼ねて歩いて行く。海岸沿いの遊歩道があり気持ち良い。
イオニア海を見渡す崖上にアンジュ家が15世紀立てたお城が堂々と立っている。ここロッチェラ・イオニカもギリシャの植民地からの歴史を持っているが現在は静かな田舎町だ。 夏にはジャズフェスティバルが開催されたりして海水浴客でにぎわうそうだが9月後半になると大変静かな田舎町だ。
魚屋さんを聞いて行ってみると良い魚を置いてある。新鮮なカラマリ、エビ、サーディンとムール貝を買う。
今日キスノスでお会いした夫妻にハッピーアワーの招待をしているのでその準備だ。
野菜も買って帰りはタクシーを使うが電話してもイタリア語で通じず、近くに居た女学生に電話してもらい無事来てもらう。親切な可愛い子だった 悦子はハッピーアワーの準備をする。
19時に6年前に会った英国人夫妻のJintiさんと同じくここに繋留している英国人夫妻が来る。
ハッピーアワーはエビ、ムール貝、カラマリでワインを楽しむ。とってもお喋りなお仲間で楽しい時間を過ごす。Jinti夫妻は一日遅れでカターニャに来るという事で又の再会を約束する。
ハッピーアワーだったが22時過ぎにお開きになった。楽しく心温かい人たちとの出会いが嬉しい。
明日は6時出港で70NM先のタオルミーナを目指す。
(ID# 1175) |
2018/9/20 (木) Le Castella~Rocceella Ionica 45NM 晴れ 微風
8:00に舫いを解く。
ここのイタリア半島の足の部分はイタリア側とギリシャ側との行き帰りに良く通るところだ。
行き交うヨットが結構多い。今日も風が弱く機帆走する。同方向に艇が3艇程一緒になって行く。お昼は冷や麦と冷奴を頂く。機帆走していると暇なのでついついあれこれつまみ食いをしてしまう。ブドウ、ピスタチオ、ビスケットそして紅茶を飲む。
ここの港は砂が堆積して入り口が浅くなっているところがある。2016年に来た時はスタッフがボートで入り口まで来てくれ誘導してくれたので問題なく通過したが今回は誘導なしで入ろうとしてオンサンドしてしまった。前進、後進をいれても動かないのでVHFでマリーナを呼び出し助けに来てもらった。その間に一緒に来た艇が脇をすいすい入港して行った。この後シシリー島のタオルミーナまで70NM あるので給油のためガススタンドに寄る。
ポンツーンはコの字型に桟橋があり其処にアロングサイドで16:15に着ける。北ヨーロッパではこのタイプの係留が多いが地中海では珍しい。
繋留終わると英国人夫婦が声を掛けてくれ6年前キスノス島で会ったとの事だ。我々の名刺も持っていた。
オッフィスに手続きに行くとスタッフの女性が前回来たことを覚えていてくれた。
2012年最初に寄港したときは水と電気は無かったが20€だったのが2015,16年には50€そして今年は80€と繋留料が上がっている。いずれも夏のシーズンだ。
声を掛けてくれたのはキスノス島のルートラでお会いしたJinti夫婦だった。とっても感じの良い初老の夫婦で我々と同じで夏の間地中海を航海しているそうだ。
夕食はここの名物の特大ピッザを食べる。毎回ここによると食べるが二人でも半分食べきれない大きさだ。マルゲリータピザを頼んだがトマトとチーズの味がイタリアらしく美味しい。サラダ、白ワインで食べた。久しぶりに食べ過ぎをしてしまった。
(ID# 1174) |
2018/9/19 (水) Crotone~Le Castella(20NM) 晴れ 微風
朝食をゆっくり食べた後にこやかなスタッフとお別れの挨拶をして09:30に舫いを解く。
風もなく静かな海面を機走する。途中横から5ノット前後の風が吹いたので機帆走にする。
途中この辺りは自然保護海域がZone AとZone BがありZone Aは航行禁止になっている。二つほどあったZone Aを避けて航行する。見ていると地元の釣り船が中に入っている。 近回りで禁止海域を通りたくなるが避けて通った。
Le Castellaの入り口は浅くて狭いので用心深く進入する。港の中に入って2年前着けた入り口の岸壁に着けようとするとスタッフが来て舫いを取ってくれる。
12:40に舫い昼食にお蕎麦を頂く。
ビジターは我々だけで港の中は地元艇でいっぱいになっている。小さな港なので皆さん通り過ぎて寄らないようだ。
とっても静かな港で艇にいて休まる。
ここも歴史がある。紀元前4世紀にギリシャの植民地として栄え、その後ローマ帝国の支配下になったがカルタゴのハンニバルがローマ帝国にここまで追い詰められている。
西ローマ帝国が滅びた後、ノルマン、ビザンチン、アラゴンと統治は推移している。
岬から120m程沖合にあるお城は15世紀にスペインのアラゴン王国が築いた城だ。
この辺りの歴史を調べるのは面白いが資料がないので苦労する。
悦子は腰が痛いというので一人でお城の見学に行く。
夕食は大盛野菜サラダ、カラマリのゲソとエンペラ、シーバスのグリルを白ワインで頂く。
カラマリは日本のイカと同じ味がして美味しく頂いた。いつも健康的な食事だ。
(ID# 1173) |
2018/9/18 (火) Crotone 快晴 微風
今日は次の寄港地La Castelloに行く予定だったが天候が暫く安定しているのと連日の疲れもあったのでクロトーネで休養することにした。
今回繋留したYachting Clubは場所こそ外防波堤の内側にあって不便な場所だがスタッフが非常に親切で気持ち良い。施設もそれなりに水、電気、トイレそして有料だがシャワーと洗濯機もある。人通りも少なく静かで田舎の港という感じでのんびり過ごせる。
午前中に溜まった洗濯をする。
その後二人でフィシュマーケットに行き、カラマリ、あさり、シーバスを買う。私はスマートフォンのSIMを昨日買い忘れたので旧市街を横断して中心部にSIMカードを買いに行く。どうも通信関係はスムースに行かず今回もボーダフォーンショップの不具合でこの時間SIMカードの登録が出来ないという事で午後4時過ぎに来てくれという事で引き返す。往復3KMはある。
途中マーケットが開いていたので野菜と果物を買って帰る。
お昼にサラダと朝仕入れたボンゴレをガーリックソテーで、そして久しぶりに冷奴を頂く。ボンゴレはガーリック風味で良い味が出ていた。白ワインにピッタリだった。
食後は海風に吹かれながら午睡を楽しんだ。
夕方再度ボーダフォーンショップに行き無事スマートフォンが開通した。
隣には親子6人ずれのイギリス艇が入っていた。4人の子供たちは最年長者で小学校高学年ぐらいであった。
夕食は生野菜のサラダ、温野菜のサラダ、イカのグリル、シーバスの蒸しを白ワインで頂く。イカが新鮮で、かつこちらのグリルの様にウエルダンにグリルするのでなくレアに近くグリルしてあるので美味しさが倍増した。今晩も静かな夜だった。
(ID# 1172) |
2018/9/17 (月) Gallipoli~Crotone 72NM 晴れ 北12~15ノット
大田夫妻、立石さんは6:20にタクシーを頼んでおいたので6時過ぎに下船する。同時に我々は06:10に舫いを解く。日の出は06:34だった。
朝早くなり慌ただしく申し訳ないことをしたが日没前にクロトーネに入港したかったので勘弁してもらった。
太田さん達はタクシーでレッチェ迄行ってそこでレンタカーを借りてマテーラ、アルベロベッロ、アマルフィ、ボンベイ、ナポリそしてローマと3泊4日の内陸旅行を楽しむ予定だ。
我々はタラント湾を西に横断する。北風が15ノット前後吹いてくれ最初からセーリングで6~7ノットの速度で順調だ。日没が18:57なので19時前までに到着したいので6ノット以上のスピードのキープが必要だ。幸い風が続き10時過ぎにはジェネカーを揚げる。
残り20NMの時点で速度が6ノット切るようになったのでジェネカーを諦め機走に移る。
18:30に予定通りクロトーネのYachting Clubに舫う。前回はLega Navale Crotoneに舫うがここにVHFで連絡したが返事がなく、手招きで呼んでくれたYachting Clubにした。
繋留料も40€と安く、町には少し遠いいがスタッフも親切で気に入った。
早速町に出る。ここも城塞都市で歴史は古く紀元前700年からギリシャの植民地として栄えピタゴラスも住居を構えたところだ。
町の中心街が港を挟んで城塞の反対側なので城塞を廻る形で結構歩いて行く。
ボーダフォーンショップを見つけてSIMカードを手に入れてから、港の近くのレストランで遅い夕食を取る。野菜サラダ、シェフのお薦めアペタイザー、マルゲリータピザを赤ワインで食べる。食べたかったイタリアのピザ、流石焼き加減も丁度良くトマト味も美味しかった。
23時過ぎに艇に戻りシャワーを浴びてメールチェックして休む。疲れが眠りを深くする。
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