CAVOK日記 2023
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2023/12/16(土)

皆様に

春から初夏にかけてエーゲ海南端のクレタ島から北端タソス島迄の往復のクルージングを楽しんだ後暫くクレタ島に滞在しました。
この間3週間ほど悦子は帰国したので私は暫くのんびりクレタ島で過ごしました。
悦子が8月中旬に戻ってきてからアテネに向け出港しました。
昨年に続き今年もヨット部同期3人が9月中旬にアテネで乗船する予定なので、それまでにアテネに到着するように1か月ほど気儘なクルージングをアテネ迄することにしました。
当初トルコに寄ってからと思っていましたが、今年の夏はエーゲ海特有の夏に吹く北からの強風“メルテミ”が特に強いのでトルコ経由を諦めキクラデス諸島を“待てば海路の日和あり”の調子でのんびりクルージングにしました。小さな牧歌的な港で過ごした日々は良い想い出になりました。
アテネ近郊のポロス島で9月中旬に同期を迎えて、コリントス運河を抜け、イオニア海に出てコルフ島までのクルージングを楽しみました。
イオニア海の方はメルテミの影響が少ないので航海計画も立てやすく古代ギリシャのデルフイ遺跡やオリンピア遺跡の観光、そして美しいビーチのあるケファロニア島、パクシー島の絶好のアンカーレッジでの錨泊、イタリア半島に近い小さな島のエリクーサ島にも寄ることが出来ました。
コルフ島では世界遺産になっている旧市街地の近くのベネチア時代の旧要塞の中にあるマリーナに係留しました。
ここで同期は帰国の途につき、我々はもう一度エリクーサ島に寄りこの島で友人になった亡きサンドロの偲ぶ会に参加してから今年のCAVOK5の越冬地になるプレベザのクレオパトラマリーナに10月初旬に無事入港しました。
プレベザも古い歴史があり紀元前31年にオクタウィアヌスのローマ海軍とアントニウスとクレオパトラの連合軍が沖合でアクティウムの海戦が行われローマ軍が勝利してアントニウスとクレオパトラの連合軍がエジプトに敗走して、結果アントニウスとクレオパトラが自殺してプトレマイオス朝エジプトが滅びたという歴史がありました。
この海戦からクレオパトラマリーナと名前がついているとの事でした。
非常に魅力的な街で来年のスタートを楽しみにしております。

自宅にて  
松崎義邦



イオス島 イオス港


シフノス島 タベルナの賑わい


Vathyの港


Vathy港内 ギリシャの楽器 ブズーキの演奏


ポロス島 嵐の後の夕日


ポロス島 アンカーレッジ


コリントス運河 通過


デルフイ遺跡


ケファロニア島 ケファロニア港内


エリクーサ島 フランカさんと


コルフ島 旧要塞内のマンダリカ・マリーナ


Two Rocks Bay アンカーレッジでの錨泊

(ID# 1590)

2023/8/11(金) クレタ島 アギオス・ニコラウス

皆様に

エーゲ海の西側を最北端のタソス島迄航海した後、今回はエーゲ海の東側をクレタ島迄南下しました。北エーゲ海諸島からエーゲ海を時計回りで東エーゲ海諸島、ドデカニス諸島を回りクレタ島迄の航海でした。
この航海ではキオス島から地元の逗子の友人が、又コス島からはANA時代の同期友人夫妻が乗艇してクレタ島迄賑やかな航海になりました。
 エーゲ海は、夏は北風の季節風メルテメが強く吹きますので天気予報には十分な注意が必要ですが幸い進行方向と風が同じ方向になるので幾分助かります。
 以前から興味があったリムノス島に最初に入港してすっかり気に入り1週間滞在しましたが丁度夏至の村の火祭りもあり地元の人たちと一緒に楽しみました。
 東エーゲ海諸島のレスボス島の美しい静かな入り江での錨泊も良い想い出になりました。
 エーゲ海地方には先史時代から人が住んでいましたが、紀元前30世紀ごろから古代ギリシャ文明が始まりました。その後ヘレニズム文化、古代ローマ文化、ビザンチン文化、オスマントルコによるイスラム文化とその時の支配者によってそれぞれの時代の文化の変遷を目の前に見ることが出来て歴史探訪にもなります。
 夏のこの時期はメルテメの強風の影響で予定通りの島には寄れませんでしたが、逆にそのおかげで滞在した島では名所旧跡だけでなく、普段覗けないような小さな村での地元料理や海中温泉に入ったりして楽しみました。
 一方キオス(ヒオス)島では世界遺産のメア・モネ修道院、パトモス島では聖ヨハネが黙示録を書いた聖ヨハネの洞窟や丘に上にある聖ヨハネ修道院の世界遺産も観光しました。  
コス島では医学の神様アスクレピオスを祀った神殿跡、そして医学の父ヒポクラテスが生誕した島で紀元前約400年前に書かれたヒポクラテスの言葉は現代医学でも使われています。
 目的地クレタ島アギオス・ニコラウスへはロードス島経由で予定していましたが風の都合もありサントリーニ島経由で入港しました。
 キオス島、コス島からはゲストも乗艇しての賑やかな楽しいクルージングでした。

クレタ島 アギオス・ニコラウスにて
松崎義邦



リムノス島 ミリーナ港


リムノス島 夏至祭り


キオス島 村のタベルナ


極楽セーリング


パトモス港 聖ヨハネの洞窟から


聖ヨハネの洞窟


アスティパレア港


アスティパレア島 レストラン“ATKI”


アギオス・ニコラウス 土産物屋


クレタ島 モコロス タベルナ“Bogazi”

(ID# 1560)

2023/7/1(土)

皆様に
 
今年の航海はエーゲ海南端のクレタ島からスタートしました。
 4月16日に艇の越冬地クレタ島アギオス・ニコラウスに到着して今年の航海の準備をのんびり行い5月13日悦子の到着を待ちました。
 エーゲ海といえども朝晩は未だこの時期寒く、長ズボンとフリーズのいでたちでした。
 今年は地元葉山の親しい友人の富木夫妻と飯島さんが最初のレグから一緒に乗艇して、総勢5名でエーゲ海北上の航海を5月20日から始めました。
 例年ですと5月中旬になりますと青空と爽やかな風が吹く心地良い地中海性気候になるのですが、今年は地元の人が言っていましたがクレージーなお天気で雨が降ったり風が強かったりの天候が6月初めまで続きました。
 友人達との寄港予定の島はサントリーニ島、アマルゴス島、ミコノス島そしてパロス島とキクラデス諸島の人気の島を選びましたが、天候と日程の都合でミコノス島には寄ることが出来ませんでした。
 初めてのヨットクルージングだった富木夫妻は慣れない狭い中でのヨット生活や天候の関係で揺れもあり、大変だったと思います。
 その後悦子と二人でギリシャ本土と南北に長いエヴィア島の間の海峡を北上して北スポラデス諸島を錨泊しながら楽しみました。この辺りはエーゲ海特有の強い北の季節風メルテメの影響もなく、静かで美しい錨泊地があちこち点在して何処に錨泊しようかと迷うぐらいです。 
映画マンマミーアのロケ地にもなったところで、中世には海賊の拠点になっていたそうです。
 ギリシャ本土ではギリシャ正教の修道院があるアトス半島を回り海から修道院を見学しました。
 エーゲ海北の最終目的地タソス島では親しいギリシャ人の友人家族と待ち合わせしていて暫く一緒にタソス島を楽しみました。
 6月に入ってから良いお天気が続き快適なクルージングを楽しみました。
 タソス島の後はエーゲ海を南下する予定です。

Limnosにて
CAVOK5 松崎義邦



アギオス・ニコラウス(クレタ島)


エルンダ(クレタ島)


フィラ(サントリーニ島)富木夫妻と飯島さん


パナギア・ホゾヴィオティッサ修道院(アモルゴス島)


アギアアンナビーチ(アマルゴス島)


ナウサ(パロス島)


ナウサ(パロス島) 係留中のCAVOK5


ルートラの露天風呂(エヴィア島)


ククナリエスビーチ(スキアトス島)


タソス島クルージング コスタスファミリーと

(ID# 1521)


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