CAVOK日記
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2023/9/13 (水) Poros 快晴 微風

 朝08:05発ピリウス行フェリーで同期の岡崎、田村、植木をアテネに迎えに行く。
 生憎とフェリーのストライキでピリウス行の初便で以降の便は全て欠航になる。
 アテネからポロス島迄は長距離バス、又はタクシーでポロス島の直ぐ対岸にあるガラタス迄行ってそこから渡し船でポロス島に渡ることになる。同期にはアテネ空港からKTEL Kiffsouのバスターミナル迄空港リムジンバスで来てもらい其処で待ち合わせする。
 幸先良くバスターミナルで同期と直ぐ会えたが11:30のバスが無く16:30だけの便になる。  16:30の便では遅くなるのでタクシーと交渉すると230€で行くとの事で、タクシーで行く事にする。
 約2時間30分でガラタスに到着してポロス島へ渡し船で渡る。15時過ぎに到着する。
 荷物を解いてからコックピットで生ハムメロン、フムスをおつまみにしてビールで喉を潤す。
 ここの港にはシャワーが無いのでデッキで水浴びをして予約済みの“Garden”に食事に行く。途中対岸のガラタスを見渡せる丘の上の時計台に登り夕暮れの景観を楽しむ。
 “Garden”では海の見える良い席を取っておいてくれた。
 グリークサラダ、スタッフドベジタブル、ロケットサラダ、ムール貝のグリルにラム・クレフティコをロゼワインで食べる。
 すべてが美味しく同期の3人も大変満足してくれた。
 皆さん疲れているので艇に戻り静かに休む。


(ID# 1628)
2023/9/12 (火) Poros 快晴 順風

 朝方は未だ強い風が吹いていた。明日同期が来るので艇の清掃をする。
 マットを水洗いして干していると直角方向からアンカーを打った船が我々のアンカーチェーンに引っかけたようだ。取り敢えず我々のアンカーが効いているのでそのままにしておく。彼らは一時係留の様で暫くして出港しようとしてアンカーを揚げると案の定我々のアンカーも一緒に上げた。我々のアンカーが効かなくなりアンカーの打ち直しをする。同じような場所にアンカーを打ったので午後になり他艇が来て同じようにアンカーをチェーンに絡ませる可能性もあるので、別の場所を見つけてから移動する。
 やっと落ち着いてお昼を係留した目の前のお店で食べる。   午後は午前中に続いて艇の清掃をする。
 明日来る同期を迎えにアテネのピリウス港へのフェリーのチケットを買いに行くと明日はフェリーのストライキがあり朝の初便を除いてすべて欠航との事でアテネから来る同期の交通の便を考える。幸いアテナからポロス島の直ぐ前にあるガラタスまで直行バスがあるという事で明日はそれでポロスまでくることにする。ガラタスからポロス島へは渡し船が10分ごとに出ている。
 なんやかんやでビールにありつけたのは21時前になっていた。
 夕食はシェブールチーズ、フムスをクラッカーでおつまみにして先ずはビールで喉を潤す。その後ロゼワインでメロンを頂いてメインにマッシュルームソース味の鳥の胸肉を頂いた。あっさりした鳥の胸肉がマッシュルームのソースで味が出て美味しく頂いた。


(ID# 1627)
2023/9/11 (月) Poros 北強風

 今日が一番北風の予報の強い日になる。朝方はさほど強くないがガストが入る。悦子と港の様子を見ながら埠頭を散策していると出港する艇がアンカーを他艇のアンカーチェーンに絡ませてすったもんだしている。風が強いのでアンカーチェーンにアンカーを絡ませられた艇もアンカーが効かなくなるので大変になる。風が弱ければ問題ないが沖から吹いてくる強風なのでエンジンをかけて岸壁に衝突するのを防がなければならない。
 何艇か同じことをやっていて仕方なく舫を解いて出て行った艇もある。
 風が強い中出港した艇の後場所が空いたという事で空きを待っていた艇が入ってくるがすべてがスムースにいかず苦労している艇が何艇かあった。
 埠頭の前のカフェで勉強がてら皆さんのお手並みを拝見して艇に戻る。
 そしたら我々に対して直角に伸びているポンツーンにアンカーを打ってつけようとした艇が我々の艇のアンカーチェーンにアンカーをひっかけ揚げようとしている。通常我々のアンカーチェーンを延ばしてあげるとチェーンからアンカーを外すことが出来るのだが、風が強いのでチェーンは延ばすことは出来ない。アンカーを揚げようとする艇は我々のアンカーチェーンがピーンと張っているので引っ張っても上がらない。相手のアンカーが上がるときは我々のチェーンと一緒に我々のアンカーも抜かれて我々の艇が危険になるのでエンジンをかけて陸からの電気コード、水道ホースを外して直ぐ離岸できる準備をする。
 そうこうしているうちチェーンが外れるが我々のアンカーも抜かれて再度落ちて幸い効いてくれたが5,6m程短い長さになった。60mアンカーチェーンを延ばしておいたのでアンカーが効いてくれた。
 ホットする間もなく暫くして他の艇が同じように我々のアンカーチェーンにアンカーをひっかける。サイド同じようにエンジンかけて離岸の準備をしてスタンバイしていると何とか外して出て行った。この時も3,4mアンカーがドラッグしてチェーンの長さが50mになる。この時もしっかりアンカーが効いてくれホッとする。
 強風時何とか係留したい艇が無理して狭いところに入ろうとするのでこのようなことが起きる。
 一段落してお昼に狐うどんを頂く。
 こんな訳でちょっとした買い物以外艇から離れることが出来なかった。
 午後は艇の手入れと洗濯をする。
 夕方風が収まってきたので2回ほど行った事のある“Garden”にギリシャの伝統的料理の一つラム・クレフティコを食べに行く。ラムをレモン果汁とオリーブオイルでマリネして長時間蒸し焼きにした料理だがあっさりしたラムにレモンとオリーブオイルの味付けが効いて今までと違ったラムの料理で美味しかった。
 13日同期が来た時の晩餐会に海が見える良い席を予約しておいた。
 夜風が涼しくなる。


(ID# 1626)
2023/9/10 (日) Poros 快晴 北強風

 風が一段と強くなっている。風は北風で艇の船首が北に向いているので風に押されて岸壁と船尾が近づいてきている。風の強い日が続くとアンカーが少しづつ引きずられるからだ。早速アンカーチェーンを少しつめて岸壁との距離を離す。
 朝食後外部電源が切れたので管理事務所に行くが日曜日でクローズだった。ついでに1Km はある埠頭を係留してるヨットを見ながら散策する。30ノットは越える突風が吹く中出ていく艇もあり入ってくる艇もある。午前中は未だ空きがあるが午後には満杯になると思う。この強い風の中、良く出入港すると思う。風が強く横に流されて係留が上手く出来ない艇もある。
 美味しそうなイチジクを見つけたので買って艇に戻る。
 お昼はポークとポテトサラダ入りサンドウィッチとブドウを頂く。
 午後になると入港してくる艇が多くなりスペースが少なくなり何とか入れるところを探している艇がうろうろするようになる。
 午後は出港する艇が少ないので係留できない艇はアンカーレッジで錨泊することになる。
 今日も埠頭沿いを歩きながら港のヨットの風物詩を楽しむ。昨日に続き1万歩歩く。
 風の強い中デッキの前方でシャワーを浴びてからコックピットで読書した後、ブルでハッピーアワーを楽しむ。この後の食事と続き係留中の楽しみの時間だ。
 夕食は野菜サラダ、マッシュルームのガーリックソテーと鶏胸肉のジンジャーフレバーをロゼワインで頂いた。
 艇に揺れはあるものの静かな夜を過ごす。


(ID# 1625)
2023/9/9 (土) Poros 快晴 北強風

 強風の波とフェリーの出入りの引き波で時折艇が前後に大きく揺れて艇がガックンと引っ張られるので舫ロープを三つ打ちロープに替える。三つ打ちロープは伸縮度があるので少しショックが和らぐ。
 隣に50FTのカタマランが入って来る。ギリシャ人達で一人は東京に5年間いたそうで少し日本語が喋れた。
 手動トイレの方の海水の吸い込みが出来なくなったので分解してみるとゴミがバルブの間に入っていた。風にゴミが吹き寄せられてきているのでそれを吸い込んだようだ。
 お昼に味噌汁と五目チラシを頂く。
 2018年にドイツ人のJhon、Geby夫妻と来たことのある低温調理のラムのグリルが美味しかったタベルナ“Garden”をグーグルマップで探す。ついでに港を見下ろす丘の上に建っている時計台迄登って港全体を見渡す。ここは沢山の絶好な泊地があり多数の艇がアンカーリングしている。又埠頭の係留場所は1Km 位長くあるがほぼ一杯になっている。
 風が20ノット以上吹いているが出入りしているヨットが結構いる。
 天気の関係で水泳をしてないので運動がてらヨットを見ながら埠頭を散策して艇に戻る。
 夕食は野菜サラダとポークの肩ロースのガーリックソテーを地元赤ワインで頂く。久し振りのポークが美味しかった。
 ここのところワインは地元産のペットボトル入りのワインを飲んでいるが赤、白、ロゼと安いわりになかなかいける。
 揺れが収まらないが心地良い眠りにつく。


(ID# 1624)
2023/9/8 (金) Poros 曇り後晴れ 北強風

今の係留場所は大型フェリーの出入りの引き波で揺れが大きく船尾が時折岸壁に接近する。明日以降更に風が強くなるので対策を考えていたら、隣の同じオランダのフラッグを揚げた艇がアンカーを揚げる準備を始めている。何処へと聞いて見ると、ここはフェリーの引き波の影響で揺れが強いので揺れの少ない場所に移動するとの事、場所を聞いて見ると昨日私も見たところで空きがあった。我々も彼らに続いて移動する。先に係留した彼らが手伝ってくれた。ここの方がはるかに快適だ。
管理事務所に行って移動した旨伝えて電気、水道使用の変更をしてもらう。
悦子と魚屋に行くと生きのいい大きなヤリイカがあったので晩飯用に買う。
お昼はポモドーロパスタ入りのオムレツを頂く。
次々と午後になるとここの係留場所にヨットが入ってくる。隣の空いているスペースに大きなカタマランが入ってくるが幅があり過ぎで奥まで入れないので我が艇の船尾の舫を緩めて間隔を広げてやっと入る。
今週末から月曜日まで3日ほど強風予報なので雷雨の時の様に艇は動かないで係留を続けるかと思う。
午後は本土と島の間の水道を出たところの海水浴場を見に行くがお天気のせいか2,3人しか泳いでいなかった。
小型タンクローリーが来たので軽油を満タンにする。船外機用のガソリンも購入して14日からの航海準備を始める。掲揚用の小型の日本国旗がボロボロになってきたので探していたが何と見つけることが出来た。悦子が何年か前に来たときにあったのを覚えていた。
ここの係留地はトイレ、シャワーが無いので外で借りられるところを探したが見つからず、同期が来たときは船上で浴びてもらう事にする。
シャワーをデッキで浴びるが風が強いのでちょっと寒いくらいだった。
艇に居ると声をかけてくるスペイン人がいた。話してみると彼はスペインのアルメルマルのマリーナで仕事している日本人のフミさんの親しい友人で私とアルメルマルで会ったとのことだった。何人かの外国人と一緒に会うとどうしても覚えていられないことがあり失礼をしてしまう。
彼も毎年地中海をクルージングしているとのことだった。彼がフミさんに電話して久し振りにフミさんとも電話で話す。
来年エーゲ海での再会を約束する。
夕暮れ時にブル(カクテルの一種)で一杯飲んだ後、夕食は今日仕入れたイカをガーリックソテーにして、グリークサラダとアンチョビソースのグリルド・ズキーニを白ワインで頂く。
 風が強く艇内で食べる。


(ID# 1623)
2023/9/7 (木) Galatas West~Poros 1NM 曇り 微風

 今日迄雷雨注意報がギリシャ本土に出ていたが夜半に雷雨は通過して雷は3日で終わった。
 今日は木曜日で土曜返しのチャーターヨットと、雷雨が抜けたので出港する艇が多い。錨泊も心地よいのだが13日に来る同期を迎える準備も必要なので港に着けたい。   今日は出港する艇があると思うので係留場所が空くチャンスになる。朝食後08:50にブイの舫を解いてポロス港に向かう。案の定3か所程空きを見つけ其処に09:50に船尾から着ける。                                 深さ12mの所にアンカーを落としたが、結果アンカーチェーンが50mほどしか出ていないので心配でウインドラスでチェーンが巻けなくなるまで引いて見る。アンカーは動かないので打ち換えは必要ないと判断する。明日から海側からの北風が強くなるのでアンカーが流れると埠頭に船尾が衝突してしまう。又フェリーの引き波で艇が揺れるので余計心配だ。今度はエンジンを2000回転まで上げてバックしてみるがチェーンが伸び切った後は動かないのでしっかりアンカーが効いていると判断する。
 係留が終わったのでホッとする。マリーナの管理事務所に行って係留の旨を伝えて電気、水道の使用をお願いする。後で係員が来るという事なので艇でお昼を食べながら待つ。お昼にパスタ・ポモドーロを頂いた。
 可愛い女性の係員が来て速やかに手続きをしてくれた。電気、水道使用して7日間で80€と安い。因みにアテネにあるゼアマリーナは1日で135€になる。
 悦子はスーパーマーケットに買い物、私は洗濯もの出しに行く。ここは今までに4回寄っているので詳しい。
 薄日が差してきて雷雨で濡れたソファ、マット等を干す。両サイドの艇は出港して代わりに別の艇が入って来た。
 両艇とも夫婦だけなので舫を手伝う。
 夕食はウエブで探したレストラン“Poseidon”に行く。定番のグリークサラダにイワシのグリル、スズキのグリル、マッシュルームのリゾットを食べる。スズキのグリルはデーツのソースで、そのソースがスズキにぴったりでとても美味しかった。
ウエッブで、エーゲ海で一番美味しい店というだけあって洗練された美味しい味付けの料理だった。いつの間にかお店が一杯になっていた。
 艇に戻りアンカーの状態を見るがしっかり効いているようで安心する。日誌を書いてベッドに入る。


(ID# 1622)
2023/9/6 (水) Poros(Galatas West) 雷雨 雨

 夜半から雨と風が強くなり、雷が光る。ギリシャ本土に雷、大雨注意報が昨日に続き出ている。アンカーリングで豪雨の中することもなく午前中は何となく過ごす。昼食にカレ―南蛮うどんを頂いた後、雨が一時的に上がったのでポロス港の係留場所に空きが無いかアンカーを揚げて見に行く。このお天気の中出ていく艇もなく相変わらず空きがないので諦めて今度は係留用のブイを取って舫う。この方が強風になるときは安心だ。
 双眼鏡で係留場所を見ていると入れ替わり立ち代わり係留場所を探してヨットが来るが場所がなく諦めている。
 明日も未だ雷雨予報が出ているが日本で云う雷三日は万国共通の様だ。
 艇で何もできない中、逆にのんびり時間を過ごす事が出来た。
 久し振りに日中にワインを飲んで良い気持ちになり午睡を楽しむ。
 16時過ぎに雨雲も去り陽が差す。
 隣にアンカーリングしているカタマランで小学生ぐらいの子供たちが陽ざしと共に艇から飛び込み水遊びを始めた。
 雷雨の後の夕日が美しい。対岸の丘に続くポロスの町が夕日に照らされ絵になった。
 夕食は保存食を中心にワカメの味噌汁に切り干し大根、人参,きり昆布、椎茸の煮物、ヒジキとごぼうの煮物、高野豆腐、干ししいたけ、卵の煮物をご飯と頂く。
 食後艇内でシャワーを浴びてベッドに入る。フェリーが通過しない限り静かな海の上で休む。


(ID# 1621)
2023/9/5 (火) Vathy~Poros(Galatas Weast)18NM 曇り後驟雨 雷光あり

 13日にヨット部同期がアテネに来るので彼らを迎える港の候補が3か所あり天気状況踏まえて、前もって行って準備をする予定をしている。
 アテネ周辺の港はこの時期混んでいるので早い者勝ちの係留場所確保になる。予約を取るシステムには無くプレジャーボートの係留場所は空いているところなる。
 この一週間の天気予報を見ると7日迄風は穏やかだが8日から13日まで強い北風の予報になっている。所謂夏の季節風メルテミが吹く。  從って同期の来る前に彼らを迎える港に行くのだが8日から強風になるので7日までに迎える港に入りたい。
一か所の港は施設が悪いので見送ることにしてエギナ島もしくはポロス島にと思っているが両港とも人気があり係留場所の確保が必要になる。大概のヨットは出港するときは朝になるので午前中に港に着くと空いた場所に係留できる。
 今日は雷雨注意報がペロポネソス半島に出ていたので出港の予定はしていなかったが海側の方は雷雨の影響が少ないのと朝方の雲の状況も層雲系の雲で明るかったので出港することに変更した。早めに係留場所を確保するためだ。
 同期をポロス島で迎える事にする。
 ポロス島はピリウスからのフェリーが沢山あり、又観光地としても人気が高い。   ポロス島に向かって9:30アンカーを揚げる。微風の中機走する。雨も降らず順調にポロス島手前までくるが其処から雲行きが怪しくなり驟雨になる。その中ポロス島の係留岸壁について係留場所を探すが一部の隙もなく一杯になっている。ここもチャーターヨットが多く係留され場所を取っている。ほかにも係留場所を探している艇が引っ切り無しに来る。我々は諦めて対岸のアンカーレッジに行ってアンカーを13:00打つ。丁度驟雨も止んだ。
午前中に来ても係留場所が空かないのは困ったものだ。明朝再挑戦する事にする。お昼にラーメンを頂く。
 午後も係留場所をアンカーレッジから観察するが出港する艇が無く、係留場所を探してた艇は係留を諦めて他に移動していった。


(ID# 1620)
2023/9/4 (月) Vathy 曇り 順風

 午前中に両隣の艇が出港した。曇り空で、全天曇りは6月以来初めてになる。
 ペーパーワークをした後トイレの漏れの修理に取り掛かる。場所が分かっていたが其処を見るのに又トイレを分解する。シーリングのテープとシーラントで漏れていると思える箇所をシールして再度管を繋いでテストしてみると漏れない。組み立て直して再度使ってみても漏れがない。これでやっと完全に修理が終わってホッとする。
 昼前にチャーターヨットが隣に入ってくるがアンカーを私のアンカーチェーンの上に落として舫う。キャプテンはアンカーの打ち方に慣れて無いようだ。明日彼らが朝出るからアンカーが交差していても問題ないというが、風が強くなって我々のアンカーチェーンを引きずるような事があって大変なので潜ってみる。案の定アンカーチェーンは交差しているが幸いに彼らのアンカーが大分先に落としてあるので彼らのアンカーがドラッグしてアンカーを引きずらない限り問題無いのでOKとする。
 毎月曜日に来る行商トラックが来たので買いに行くがあるのは野菜、果物だけで肉や魚は無い。果物、野菜仕入れる。
 お昼は今日もタベルナで食事をする。グリークサラダ、ケバブにスパゲティーポロネーズを食べる。これだけでも量が多いので食べきらない。
 午後は反対側の隣にクラッシクのヨットが入る。クラッシックのヨットが入って来た。
舫を取りに行くが上手なキャプテンでバウスラスターの無いロングキールの船を横風にも拘わらず上手に係留する。
 係留したらキャプテンが声をかけてきて10年前に私と会ったという。私は覚えていなかったがこの付近で会ったようだ。後でお茶を飲んでいると彼が来て貴方は元パイロットでしたねと聞いてきたので間違い無しだ。彼はオランダ人だが同じように地中海を周遊している。結構このようなヨーロッパ人が多い。
 アンカーの様子は見に潜る。曇りで涼しいかったので日常の水泳は止めて山を1時間ほど歩く。
 いつもは艇の船尾でシャワーを浴びるが今日は風もあり涼しいのでタベルナのシャワーを浴びる。
 夕食は味噌汁、切り干し大根のはりはり漬け、ジャコとピーマンと胡麻の和え物、ツナ缶と胡瓜の和え物、ほぐし鮭の純日本食を頂く。ここはミニマーケットが一軒あるだけで食材を購入出来ず艇内の保存食を食べている。
 お昼に肉、魚を食べているので夕食の日本食は体に良さそうだ。


(ID# 1619)
2023/9/3 (日) Vathy 快晴 順風

 今日もトイレの修理を午前中にする。トイレの水漏れの個所を見るのにトイレを分解しなければならないので結構時間がかかる。
 二か所のうちどちらかで漏れているのが分かる。一か所を締め直して水を流してみると漏れる、他の一か所と断定して修理しようとしたが手が届かないところで作業が出来ない。今日も諦めて再度方法を考えて明日又する事にする。原因探求は結構面白い。
 作業中にアンカーがドラッグしているようで船尾が岸壁に近づいてきたのでアンカーの打ち直しをする。他艇とアンカーチェーンの交差は無かったはずだが原因不明だ。
アンカーを揚げるとき上がってきたアンカーチェーンがアンカーウエルでとぐろを巻いてチェーンの入り口を圧迫してチェーンがアンカーウエルに入らなくなりチェーンがウインドラスとの間で絡まってウインドラスが動かなくなってしまう。アンカーチェーンがとぐろを巻かないよう足でチェーンを広がるようにしなくてはならない。
 何とか絡まりを解いて再度アンカーを打って係留する。近くの親切なニュージーランド艇の夫妻が舫を取ってくれた。お礼に柿の種をビールのおつまみでお渡した。後で明日朝出航するとの事で挨拶に来てくれ手製のキイホルダープレゼントしてくれた。ちょっとした事でも気持ちが和む。
 お昼はタベルナでビッグビーンズ、小魚のフライ、鳥の胸肉グリルを食べる。
 午後は読書、転寝した後泳いでアンカーの状態を見に行く。港が狭いので長くチェーンを延ばせないが30m延ばしておいた。しっかりアンカーは砂地に食い込んでいた。前回はチェーンが短かったのでアンカーの効きが悪くなったようだ。
 ついでに暫く泳ぐ。
 出港して空いていた隣に大きなカタマランが20時頃入って来た。いつもは夕方前に一杯になっているが係留場所が空いていてラッキーだ。
 夕食は軽く艇内で味噌汁、酢じめお寿司、ほぐし鮭とご飯で頂く。
 タベルナの前の係留場所だが騒ぐこともなく静かに食事を皆さんしているので静かな夜を過ごす。


(ID# 1618)
2023/9/2 (土) Vathy 曇り 微風

 昨日は珍しく曇りの天気だったが今日は快晴でいつもの様に朝から爽やかだ。
 昨日やり残したトイレの配管をあれこれ考えた末、取り敢えず修理を終えたトイレを取り付けトイレから配管のパイプを繋げていくことにした。結果何とか無理な配管をしないで済むよう取り付けることが出来て、トイレのスイッチを押して見ると上手に動いてほっとする。
 ホットする間もなくトイレ内部にある配管のジョイントから漏水があり再度トイレをバラしての修理が必要になる。明日する事にする。
 お昼は何時ものタベルナでミックスサラダ、ケバブのスブラキ、シュリンプ・スパゲティーを食べる。艇を前に牧歌的な港のタベルナでの食事は美味しい。
 電動トイレの修復の目途が点いたので午後は読書を楽しむ。食料が不足してきたので此処にあるミニマーケットに行くがほとんど品物が無く果物はイチジクとネクタリンだけで買い物にならない。月曜日にトラックで行商が来るのでそれまで我慢する。
 今日は風があり小さな波があるが夕方シャワーの前に30分泳ぐ。タベルナにシャワーがあり使えるが艇のデッキで浴びるのが気持ち良いのでいつもそうしている。
 ハッピーアワーをロゼで楽しんだ後夕食は味噌汁にツナ、胡瓜、玉ねぎを入れたチラシ寿司を頂いた。こちらはオリーブオイルをほとんどの料理に使っているのでノンオイルの日本食は胃に優しく美味しい。


(ID# 1617)
2023/9/1 (金) Vathy 曇り 微風

 6月以来初めての全天曇りの天気になる。昨日は入港した艇がアンカーを打つとき、手こずっていたが、今朝は出航して行く艇がアンカーを揚げると他艇のチェーンが絡んで一緒に上がってきて外すのに苦労していた。狭いところに30m前後の長さでアンカーを打って係留するのでアンカーを打つポイントの幅が狭く横の艇と交差するケースが時々ある。港の風物詩でもある。
 皆さん注目する中他艇の延ばしてくれたチェーンを引き上げて絡みを解いて無事出港して行った。
 午前中から再度電動トイレの修復にかかる。昨日ユーチューブで同じトイレットの取り付け方の動画を見ておいたので完成寸前まで行ったが配管の結合がどうしても上手にいかない。
 途中で諦めて昼食を艇の前のいつも行くタベルナで食べる。ミックスサラダ、グリルドペッパー、ジャイアントビーンズとハンバーグを食べた。
 一休みの後再度トイレの修復に取りつくがどうしても上手くいかない箇所があり夕方前に諦めて泳ぐ。泳ぐついでに今日両サイドの艇が出ていき他艇が入ったのでアンカーチェーンの交差が無いか見に行く。幸い交差は無かった。
 お昼が外食だったので夕食は味噌汁と切り干し大根にアンチョビの酢じめをすし飯で頂く。久し振りの白米を食べた。


(ID# 1616)
2023/8/31 (木) Vathy 快晴 微風

 8時まで寝てしまう。ここはとってもこじんまりとした港で小さなミニミニマーケットとタベルナが数件しかないが、ここに居る人たちは親切で人懐っこい。湾内の中にある港なので波も立たず静かで、又港内でも底が見通せるクリスタルウオターで周りの景観も素敵だ。丘の上から港を見てみたく灼熱になる前の午前中に悦子と歩いて途中まで丘を登り鳥観図を見る様に港の風景を見る。海の青、空の青、緑の木そしてヨット、小型漁船、タベルナの建物と絵になる風景だった。
両サイドに係留してある艇の方はギリシャ人の兄弟でそれぞれピリウスとエギナがホームポートだそうだ。弟さんの方は75歳で2年前奥さんを亡くされてからシングルハンドで乗っているそうだ。艇は1974年製のスエーデンのAlbin Balard 30に乗っている。この艇を1977年から乗り続けているとの事、50年近く同じ艇でセーリングを楽しんでいるのに驚嘆のみならず尊敬した。艇もきちんと整備され暇なときはステンレスの部分を磨いていた。
 お兄さんの艇も年代は聞いていないが同じくビンテージの艇できれいに整備されていて気持ち良い。お兄さんの方は奥さんとダブルハンドだった。  近くのエギナ島に行く予定もあったのでエギナのマリーナの情報を聞かせてもらって大変参考になった。
 お昼は何時ものタベルナでグリークサラダ、小魚フライ、チキンスブラキを食べる。ここのタベルナでトイレ、シャワー、電源のコンセンとの借用をさせてもらっているので一日一回は食事ないしお茶を飲むようにしている。
 午後になると午前中に出て行った場所に次々艇が入ってきて係留する。アンカーを打ってバックして岸壁に着けるのだがアンカーが交差してアンカーしてある他艇のアンカーチェーンに絡まって他艇のチェーンを揚げてしまったり多少の混乱があった。これも港にあるマリーナの風物詩でもある。
 夕食は艇で野菜サラダとカレーうどんを頂く。
 今晩はスーパーフルムーンで山影から大きなお月様が顔を出す。


(ID# 1615)
2023/8/30 (水) Vathy 快晴 微風

 珍しく朝寝坊して8時前に起きる。21日からの錨泊が八日間続いて水の補給をしてなかったが二人で310リッターだけの使用だった。早速水を補給する。
 ここは静かでのんびりできるのでサラミナに行く前に暫く過ごす予定をしている。
 サラミナにはクラブのマリーナに係留するので、ここに艇を置いてる以前からの知り合いのPaulにメールで係留場所の確保をお願いする。
 今日から午前、午後泳ぐことにする。午前中港から少し離れた小さな海水浴場で30分泳ぐ。
 お昼はオニオンソースかけのトマトをサイドディッシュに野菜の入った麺つゆでソーメンを頂く。
 午後電動トイレの動かない部品を早いところアテネのシップチャンドラーに注文するつもりで部品をいじっていると不可動だった部分が動く様になった。これでアテネに行き部品の注文の必要が無くなって助かる。早速修復にかかるが手順が分からず手こずり今日は諦める。明日再チャレンジして駄目なら業者に頼むことにした。
 午後の水泳は港の端っこから海に入り25分ほど泳ぐ。
 艇でシャワーを浴びてお世話になっているタベルナでビールを一杯飲む。
 夕食は野菜サラダ、タコのニンニク醤油カルパッチョに夏野菜カレーを頂く。夕方のコックピットは涼しく過ごしやすい。
 この時期日の入りが20時ちょっと前になるので19:30ぐらいから食事を始め終わるのが21時前になり、あっという間に寝る時間が来る。


(ID# 1614)
2023/8/29 (火) Paros~Vathy 19NM 快晴 微風

 湖の様な静かな海面だ。暫く風の強い期間が続いたので湖面のような海が懐かしい。
 昨日の長い航海の疲れもあり寝坊してしまう。08:20にアンカーを揚げて19NM先のバティに向かう。 機走しながらいつもの朝食を頂く。
 バティはパロス島から直線で測ると7NMぐらいしかないが、ペロポネソス半島から突き出た小さな岬を回り込んだ内側にあるので走行距離は20NM近くなる。周りにはサロニカ諸島の島々がある。この辺りはエーゲ海と違い島にも緑が見えるようになる。静かな湖水の様な海面を行く。
 途中からバティを出港してくるヨットに4,5隻出くわす。ここの港は11,2隻しか係留する場所が無いので午前中に着くようにした。長期滞在艇は無く、毎日の出入りがあるので早い時間入港すると係留場場所があるが午後3時過ぎには到着の艇で埋まってしまう。
 11:30分に半分以上空いている係留場所に船首からアンカーを打って船尾を岸壁に舫う。両サイドのヨットマンが舫を取ってくれる。
 案の定午後3時には満杯となった。
 両サイドのヨットマンは高齢の方で齢は聞けないが80歳は越えている感じだった。そして一人はシングルハンダー、もう一人は夫婦だった。
 ここは小さな港でヨット以外は小さな漁船が係留しているぐらいだ。港の周りもタベルナとプチホテルとアパートメントがあるぐらいで牧歌的でのんびりできる。                艇の外部電源を取るのにコンセントが合わないので係留した直ぐ前にあるタベルナでコンセントを借りるが以前に来たのを覚えていてくれた。
 片づけしてお昼に冷ソーメンを頂く。
 港の中もクリスタルウオターで底まで良く見える。港のはずれから早速泳ぐ。一番の冷房になる。
 艇の前のタベルナで挨拶代わりフレッシュオレンジジュースを飲み、夕食の予約をする。
 今日は私の78歳の誕生日になる。この14年間コロナ騒動で来れなかった年を除き65歳から誕生日を毎年地中海で迎えている。
 ここの係留代は安く3泊で電気、水道の使用料を入れて41€になる。
 夕食はタベルナでグリークサラダ、ズッキーニボール、ムール貝のワイン蒸し、イワシのグリル、グリルド・カラマリを白ワインで食べる。毎年元気で地中海で悦子とお祝い出来て幸せだ。
 夜になって風が止まり暑くなったのでデッキで暫く体を冷やしてから微動だに揺れない艇で休む。


(ID# 1613)
2023/8/28 (月) Sifnos~Paros 68NM 快晴 順風 微風

 当初は北上してシフロス島からセリフォス島、キソノス島を経由してアテネに入る予定をしていたが常にメルテメの北風が強く吹くので上りになるルートを避けて西になるペロポネソス半島にあるポロス島にダイレクト行く事にする。
 今日はやっと強風が収まり順風の北風、日中風が止まり午後遅くから南風の順風が吹く予報になっている。
 8月も後半になると日の出が7時丁度、日の入りが20時丁度位になる。20時過ぎまでにポロスにつきたいので薄明になる日に出の前の06:00にアンカーを揚げる。北北西の順風が吹き、直ぐ帆走に移る。当初は上りでコースを取れなかったが徐々に風が北に回りオンコースが取れるようになる。波もなく6ノットをキープして快調なセーリングで始まる。
 この風は昼前迄続くがその後微風になり機帆走に移る。あちこちにヨットを見るようになる。陸では30度以上あり熱いが海上では心地良い気温になる。水温の影響も強いと思う。
 お昼にトマトに野菜のグリルをガレッタで包んだロールサンドウィッチと同じくガレッタでゆで卵とチーズを包んだガレッタを頂く。いつもお昼前にお腹が空くので美味しい。
 15時過ぎから予報通り南風に変わり良い風が吹きだす。ポロスの入り江に入る前には白波が立ち20ノット近くなった。
 島でブロックされた水路に入ると風が収まる。当初ポロス港に入る手前にあるアンカーレッジでアンカーを打ったが底が海草でアンカーが効かないので諦めて水路の中にある絶好のアンカーレッジの西側の水深4mの所にアンカーを18:50に打つ。ここは砂と泥の底地で効きが良い。
 水路を挟んでポロス港の反対側になるので夜の賑やかなポロスの夜景が綺麗だった。
 時たま大型ボートが通過すると揺れるが安全では一等のアンカーレッジになる。
 夕食にグリークサラダ、タコとジャガイモのガーリック炒めを寒いくらいの心地良い夜風に中で頂く。


(ID# 1612)
2023/8/27 (日) Sifnos 雷雨,曇り後晴れ 強風

 珍しく雲が多い朝になる。夜中に雷雲が通過したとの事だが私は知らずに寝ていた。
 北風が強く湾内でも瞬間風速33ノットを記録する。
 そんな中でも沖合に時折リーフしたヨットが通過していく。
 風が強いのとテンダーの燃料が少なくなってきたので午前中は艇で読書して過ごす。
 昼過ぎても時折強い突風が吹く。GPSでアンカーが流れていないかチェックするが幸いにしっかり効いている。
 久し振りにお昼にラーメンを頂く。
 午後になるとヨットの出入りが始まる。我々は明日出る予定だ。
 風が14時過ぎに収まってきたのでテンダーで陸に上がり電子機器の充電をバーでする。
 大容量の充電器に充電するのに1時間以上かかるのでその間パソコンで情報を集める。
 艇に戻ってから停泊灯が点かなくなって仮の停泊灯を上げていたが360度から見えないので長いポールに明かりをつけてマストの上に立つよう工作をする。
 明日70NM先のペロポネソス半島のポロス島まで行くのでテンダーを艇に上げる。
 日の落ちる前に泳いでシャワーを浴びる。泳いだ後そのままシャンプーで髪、体を洗い、海に飛び込みシャンプーを落としてからシャワーで海水を流すだけだ。清水の節約になる。
 夕暮れからは風もあり寒いくらいになり艇内で夕食を食べる。
 タコの刺身に6種類の野菜のグリルを白ワインで頂く。冷凍タコが結構美味しいかった。
 

(ID# 1611)
2023/8/26 (土) Sifnos 快晴 強風

 朝から北風が強い。そして久し振りに雲が太陽を少しだけ遮っている。この2か月間は毎日青空だったので曇りの空が違和感だ。
 この雲も昼前にはなくなり何時もの青空に戻るが風はお昼に最も強くなりマックス30ノットを記録する。お昼にゆで卵、トマト、レタスを入れたガレットをオニオンスープで頂く。
 午後風が若干弱まると1,2艇の出入りがあったがほとんどの艇は停泊の儘だった。明日も北風の強い予報が出ている。
 食材が無くなってきたのでテンダーで買い出しに上陸する。ついでにバーでパソコンでの作業を兼ねて電子器具の充電をする。
 錨泊していると特別することもなく周りは静かでのんびりする。
 夕食はウエッブサイトで評判の良いタベルナ“Tsikali”に魚料理を食べに行く。魚の種類が少なくカラマリフライとコッドフィシュのレモンソースにする。サイドデッシュにひよこ豆ペーストのコロッケにフェタチーズの代わりにシフノス産チーズがのった野菜サラダを食べる。この島は肉料理が主流の様だ。
 テンダーで月明かりを頼りに艇に戻る。


(ID# 1610)
2023/8/25 (金) Sifnos 快晴 強風~順風

 今日、明日と強風の予報なのでここで待機する。
 日程に余裕があるので良い風になるまでのんびり風待ちが出来る。
 朝食を済ませたあたりから20~25ノットの北風が吹きだす。ガストが吹くと湾内でも白波が出る。
 一日艇でのんびりする事にする。この風の中若者が4,5人乗ったヨットが目いっぱいリーフして出て行った。
 お昼にスペイン風オムレツ、イワシのかば焼き缶詰を塩こぶ入りの五穀米で頂く。
 久し振りに和食を食べた。
 午後は風が収まってきたのでテンダーで上陸してバーでコーヒーを飲みながらパソコン作業する。
 夕方になると艇が増えて湾内に15,6隻がアンカーリングをした。
 昨晩は風が360度振れ回って艇も同じように回転したのでアンカーの具合を泳いで見に行くがしっかり食い込んでいた。
 錨泊時は夕方シャワーを浴びるとき、泳いでそのままデッキで外のシャワーを浴びる。私も海水のままシャンプーで頭を洗って海水にドボンしてから清水を浴びる。これだと清水の使用量が3リットル前後で済む。錨泊が続くときは清水を給水出来ないので清水が大事になる。
 夕食は高野豆腐、干し椎茸と人参の煮物、胡瓜のジャコと梅干の和え物と玄米五穀米の親子丼を頂く。
 月が半月になってきた。
 夜更かしをしてデッキでそよ風にあたりながら月夜に思いを馳せる。


(ID# 1609)
2023/8/24 (木) Anti Paros~Sifros(Vathy) 20NM 快晴 順風

 北風が続くので北上が難しくコースを代えて西20NM先にあるシフロス島に取り敢えず足を延ばす事にする。シフロス島のバティの入り江は安全で、又ローカルの雰囲気もあり海はクリスタルウオターで評判が良いアンカーレッジだ。
 朝食を済ませ08:00にアンカーを揚げて湾を出るが出る前にメインセールを揚げる。湾を出てコースを取るとクォターの斜め後ろからの風で直ぐジブを揚げ帆走に移る。
 15ノット前後の良い風を受けて7ノットで快走する。時折8ノットを越える。
 直ぐシフロス島が目に前に近づく。シフロス島の北西の半島を越えてに島の西側にあるバティの湾に入る。海水浴場の沖がアンカーレッジで砂底5mにチェーンを40m延ばして11:40にアンカーを打つ。
 5,6艇がアンカーリングしていた。
 早速泳いでアンカーの具合を悦子が見に行く。砂地にしっかり食い込んでいるがアンカーの向きが横になっているとのことだった。私も見に行くがアンカー全体が砂に埋まっているので問題なしと判断する。
 お昼にトマトパスタのオムレツを頂く。
 食休みの後テンダーを降ろしてエンジンを載せないで漕いで浜に上陸して村の様子を覗きに行く。艇がアンカーリングしてある前の浜に上陸してカフェでお茶を飲みながらPCの充電兼ねて日誌を書く。
 悦子は相変わらず料理以外の時間は本を読んで過ごしている。
 夕食はテンダーで上陸してクルージングガイドのアプリ“Navily”で評判の良いタベルナ“Monolis”に行く。フェタチーズの代わりに島のチーズをのせたグリークサラダ、この島のチーズはカッテージチーズに似た味で中々美味しい。それにズッキーニボール、島のラムシチュウとムサカを食べる。評判通り良い味だった。
 半月に照らされた海面をテンダーで艇に戻る。


(ID# 1608)
2023/8/23 (水) Anti Paros(Desportiko) 快晴 順風

 現地時間8時からの甲子園高校野球決勝戦慶応高校対仙台育英の試合をPCで見る。
 慶応高校先制で初回トップバッターがホームランを打つ。5回まで3対2と接戦だったが5回慶応高校が5点を入れて8対2で堂々優勝する。107年振りの慶応高校の優勝になる。
 エーゲ海のアンカーレッジで高校野球を実況中継で見れる時代に感謝する。
 今日はアンカーレッジで一日のんびり過ごす事にする。正に人生の放課後だ。
 お昼にズキーニ、ナス、アンチョビを入れたパスタ・ポモドーロを頂く。
 午後は一休みしてから潜ってプロペラに付いた貝殻をきれいに剥がす。
 シャワーを浴びると気化熱で体を冷やし裸では寒くなるぐらいだ。
 心地良い午後を過ごしてブルのカクテルを飲みながら夕日を迎える。
 夕食は野菜サラダにチーズをのせてグリルしたズッキーニとタイ風チキンライスのマッシュルーム添えをロゼワインで頂く。
 アンカーレッジには20隻以上のボートが錨泊していた。
 夕日がいつも美しく沈んでいく。静かなアンカーレッジの夜になる。


(ID# 1607)
2023/8/22 (火) Ios~Anti Paros(Desportiko) 20NM 快晴 北15~20ノット

 イオスマリーナは一日5,6回出入りするフェリーボートの引き波が係留中のボートを大きく揺らす。隣のボートとはフェンダーで接触を防ぐ。岸壁と船尾は出来るだけ離して係留しているがあまり居心地が良いとは言えない。
 それもあり又今日の風予報では何とか上り一杯で行けそうなので次の予定のアンカーレッジのデスポルティコに向け09:10に舫を解く。
 湾を出てみると予報より風が強く又北風で登り切れない。15ノット以上の風だったのでメインをリーフしてジブは揚げないで機帆走にする。同方向に行くヨットは機走だけでオンコースを走っていた。
 昼過ぎに風が弱まる予報だったが結局最後まで20ノット前後の風が吹いた。この辺りは島が多く又ヨット、ボートも行き交う艇が多い。
目的地のデスポルティコは最高のアンカーレッジで四方囲まれ固い砂地の底でアンカーの効きも良く、強風が吹いても安全なところだ。そして広いので好きなところにアンカーを打てる。
昨年秋に寄ったところだが又来たいと思っていたところだった。
5mの深さの所にアンカーを13:20に打ちチェーンを30m延ばす。
早速お昼を頂く。朝ベーカリーで仕入れたクロワッサンにラタトゥイユで頂く。久し振りのクロワッサンが美味しかった。
食休みの後泳いでアンカーの具合を見に行く。クリスタルウオターで透き通るように海底が見える。アンカーは硬いサンドにしっかり食い込んでいた。
ついでに今年初めてになるがプロペラについている小さな貝を剥がす。
アンカーリングしている艇が10艇以上いるが離れているので泳いだ後はスッポンポンでシャワーを浴びる。気持ち良い。
太陽が沈む頃、風も静かになり夕日を見ながらビール、ジンとレモンのカクテルでハッピーアワーを過ごして、夕食に昨晩の残りのグリーンカレーと野菜サラダを頂く。
カクテルが効いたので白ワイン一杯だけにした。悦子はロゼを飲んだ。
静かなアンカーレッジで眠りにつく。


(ID# 1606)
2023/8/21 (月) Ios島 快晴 順風

 今日は慶応高校対土浦日大の準決勝の試合が現地時間朝5時35分から始まる。ここでも実況中継がPCで見れるので楽しみにしていたので5時前に起きる。
 慶応が先制点を取り高校2年生エースが完投完封で勝ち決勝へと進んだ。
 高校野球を見た後朝食を頂く。
 明日から錨泊予定なので当面の食料の買い出しに行く。一応冷蔵庫の一部が冷凍出来るので冷凍食品も使える。
 軽油も満タンにしておきたいので1KM先にあるガソリンスタンドに軽油のデリバリーを頼む。
 200リットルの軽油タンクがあるが、巡航速度5~6ノットをキープして約80時間エンジンを回せる。
 お昼にハム野菜サンドを頂いた後、今度は水タンクを満タンにする。水タンクは400リットルの容量があるが二人だと10日間は十分に持つ。
 ついでにランドリーがここにないので艇内で洗濯をする。明日からの錨泊の準備をした。
 体全体を冷やすのに海水浴が一番良いので今日も運動兼ねて海に入る。
 こちらの海水浴場での女性は肌を出来るだけ露出して日に焼きたいのか露出部分の多いハンカチで出来たような水着の女性が多く、目を楽しませてくれる。
 夕食は野菜サラダにグリーンカレーを赤ワインで頂く。


(ID# 1605)
2023/8/20 (日) Ios島 快晴 順風

 久し振りのセーリングが2日続き深夜の高校野球中継もあった事もありぐっすり寝た。
 イオス港は飛行場が無いせいか大型フェリーの出入りが多い。プレジャーボートの船着場はギリシャの港によくあるマリーナと同じで道路沿いの岸壁にある。道路の反対側にはタベルナ、バーが並ぶがローカル的で派手さが無くて良い。
 小さなスーパーマーケットで食材を買った後、ここの中心街になる丘の上にあるチョラに昼前にバスで行く。夏休みのせいか客は多い。街の中心には立派なパナギア・グレミオテッサ教会がある。さらに丘の頂上にはこじんまりした教会があり其処からのイオス湾の一望は素晴らしい。
 又この島は美しいビーチが沢山あり若者に人気がある。そういえば夏休みで家族連れが多いが、若者同士のグループも多い。Manganariのビーチは映画“グランブルー”のロケ地にもなっている。
 昼に戻ると両サイドに小型ヨットが入っていた。フェリーの出入港の波で艇が上下前後に揺れるので舫とフェンダーをお互いに調整する。
 お昼に冷やし中華風ソーメンを頂く。  日中チョラに行ったときは日差しの下で暑かったが艇の日除けの下では風が通り心地良い。ちょっと休むつもりが転寝となる。
 明日からのアイランドホッピングのプランを天気予報の風を見ながら考える。
 夕方前に海水浴場に行き30分水泳する。
 夕食はタコのカルパッチョ、ラタトゥイユ、マッシュルームのソテー、そして健康に良い玄米五穀米のご飯を頂く。タコのカルパッチョと白ワインがなかなかいけた。


(ID# 1604)
2023/8/19 (土) Santorini~Ios 27NM 快晴,微風

 昨晩は夜中の試合で中途半端の眠りになったが朝7時過ぎに起きて朝食を食べてからアンカーを8:00に上げる。
 弱い北からの向かい風の中サントリーニ島の噴火湾の中を抜けて北のイオス島を目指す。サントリーニ島を過ぎて暫くするとイオス島その左手前にスキノス島が見え始めた。  イオス島の北にあるイオス港に近づくと高速大型フェリーの出入りが結構ある。
 入り江の奥にあるイオス港は絶好の避難港になるがフェリーの出入り時の引き波が係留中の艇を大きく揺らし危険なこともある。
 北岸壁と東岸壁が係留場所になっているが北岸壁はアンカーを打っての槍漬けになるが東岸壁はムアーリングラインがある。そののムアーリングラインのある東岸壁が空いていたのでそこに13:30に舫う。隣のカタマランの人たちが舫を取ってくれた。
 ここは3回目の入港になる。フェリーの引き波に注意してスプリングを船尾のもやいにつける。
 13時過ぎで日射も強く停泊中の艇での作業は熱中症を気にした。
 ギリシャの係留場所は港の一部を使っているが市営が多く係留料は安い。ここは一日12€になる。
 お昼はトマト、胡瓜と卵の野菜サラダに冷ソーメンを頂く。泳ぐのでビールは飲まない。
 諸手続きをして電気、水道を繋げた後、港の脇にある海水浴場で泳ぐ。夏の冷房には泳ぎが一番だ。
 デッキの上でシャワーを浴びる。
 夕食は湾の岸辺にあるレストランでグリーンサラダ、コッド・フイッシュのガーリックソースかけ、ラムのスブラキを白ワインで食べる。
 海風が心地良く夜空の三日月を見ながらの夕食を楽しんだ。


(ID# 1603)
2023/8/18 (金) Agios Nikolaos 快晴 順風

 出来る整備は終わり風も安定しているので約1か月ぶりでアギオス・ニコラウスを06:30に出港する。
 約8NM入り江を越えるまで機帆走する。今日は西風が15~20ノットの予報なので上手く行くとクローズドリーチで帆走出来る。入り江を越えると予報通りの風で当初ジブを3ポイントリーフするが風が安定してきたのでフルーセールにして6~7ノットで快調に帆走する。今日は72NMの長丁場なのでこの風は助かる。連日風が強かったので若干の波が残っているが飛沫を浴びることはない。
 艇が揺れるので朝食はコーヒーと果物で済ます。
 お昼ごろから風が弱まる予報だったが中間点過ぎても同じ風が吹き続ける。
 距離がどんどん稼げて気持ち良い。生憎と揺れがありお昼もスナックで済ます。
 15時過ぎに風が弱まってきたので日没前にサントリーニ島のアンカーレッジに着けるようエンジンをかける。
 珍しく行き交うヨットを見なかった。
 サントリーニ島のアンカーレッジのアクロテリに着くと10艇程停泊していた。
 今年は3回目のサントリーニ島になる。水深4mの砂地に30mチェーンを延ばす。
 明日イオス島に行くための中継地なので上陸せず艇で食事する。
 野菜サラダ、ポークの低温調理蒸し、ズキーニのアンチョビ、チーズ焼きを、赤ワインで夕日を見ながらコックピットで頂く。
 21時過ぎには早々に寝て朝2時試合開始の慶応高校対沖縄尚学をPCのスポーツブルで見る。沖縄尚学のピッチャーに抑えられていたが6回に猛打が爆発して7対2で準決勝に進んだ。試合を終わり祝福メッセージのやり取りをして休む。
 ここのアンカーレッジは波が入り一晩中揺れていた。


(ID# 1602)
2023/8/17 (木) Agios Nikolaos 快晴 順風~強風

 朝方起床直後風が弱まっていたのでジブセールを上げてファーリングを完了さす。
 結局停泊灯は従来の暗いランプの停泊灯で次の機会迄使う事にする。
 トイレと停泊灯とキャリーオーバー(修理持越し)で修理できるマリーナまで行くことにした。  風が明日から弱まり風向も向い風から斜め向かい風になるので72NM先のサントリーニ島の錨泊地迄行く事にする。
 お昼前に街に出てWifiのSIMカードをボーダホーンでチャージして隣のいつも行く店でお昼を食べる。ゴートの煮込みとチキンヒレのグリルを食べる。帰りに土産物屋に寄りここの特産のクリイツァのオリーブオイルと蜂蜜をお土産に買う。
 マリーナで今日までの電気、水道代の清算を済まし明日の早朝の出発に備える。
 今日は30分水泳をする。水泳は一日の疲れを取る。
 お昼がお肉でヘビーだったので夕食は野菜サラダとタコとジャガイモのグリルを白ワインで頂く。日中は暑かったが夕方から風が心地よくいつものように過ごしやすかった。
 明日の日の出は6時38分なので6時出港にする。


(ID# 1601)
2023/8/16 (水) Agios Nikolaos 快晴 順風

 日本では選抜高校野球の最中だ。慶応高校が神奈川県大会で横浜高校を下して甲子園出場になり1回戦は北陸高校を9対4で下し今日広陵高校との二回戦がある。日本での試合開始は10:35だがこちらでは4:35になるのでスポーツブルでの実況中継を見るには早朝になる。暗いうちに起きてみるが慶応が粘り延長のタイブレークの末6対3で勝利する。
 見ごたえのある試合だった。
 その後朝食を頂き、風の弱いうちにジブセールを上げようと思い準備したが風が若干吹いてきたので諦める。
 昨日休みだったチャンドラーに電動トイレの部品を取りに行くがその部品以外にも不具合があり取り付けは出来なかった。部品取りよせに時間がかかるので次回の機会に修復する事にする。
 又停泊灯を明るいランプに交換したいのだが停泊灯自体が小型でランプ交換には無理があり大型と交換を考える。チャンドラーで聞いたところマストに登らずクレーン車を借りてきて交換するとのことだった。
 航海灯を見つけにエルンダのチャンドラーに行きがそこにはおいてなかった。中々思い通り行かない。
 お昼はサーモンサンドを帰りに買って艇で食べる。
 ゴロゴロ過ごして夕方水泳で体を冷やす。
 夕食はレタス、オニオンと焼きのりサラダ、胡瓜とタコの酢の物、トマトのオニオンソースかけ、ナスと蒸したポークヒレのオイスターソース炒めを白赤ワインで頂く。


(ID# 1600)
2023/8/15 (火) Agios Nikolaos 快晴 順風

 昨日届いていなかった電動トイレの部品を朝取りに行くがお店が閉まっている。もしかしたらと暦を見ると今日は聖母被昇天祭の日でギリシャの祝日だった。
 午前中日本とのやり取りをすることがあり艇内で過ごす。
 お昼は昨日と同じソーメンにチキンの胸肉、胡瓜とトマトの胡麻和えを頂く。
 風が収まったら降ろしてあるジブセールを上げてファーリングしたいのだが風は収まってくれない。
 午後は悦子と海岸のバーに行ってエスプレッソ・フレッドを飲みながら本を読んだりしてのんびり過ごす。
 夕方30分泳ぎシャワーを浴びる。
 楽しみの夕食にイワシの香草焼きシチリア風にレタス、胡瓜、トマトとフェタチーズのサラダそしてマッシュルームソテーを頂く。


(ID# 1599)

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