CAVOK日記
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2022/9/9 (金) Salamis~Vathi(27NM) 快晴 微風

 やっと風も収まり同期との地中海初航海の日になる。
 長い事悦子の病院通い始めお世話になったポールにお礼の挨拶をしてから08:00に舫を解く。静かな海面を機走する。昨日迄の風が嘘のようだ。
 ペロポネソス半島の小さな港Vathiにアンカーを船首から打って船尾を岸壁に12:50に舫う。直ぐ前のタベルナの店員さんが舫を取ってくれた。ここは隠れた人気のスポットでチャーターヨットがグループで入ってきて一杯になることがある。十数艇分の係留場所しかない。丁度金曜日はチャーターヨットの返却日になるので我々が入港した時は1艇しか係留していなかった。
 小さな入り江を港にした自然の良港で岸壁の脇にはタベルナが数件並んでいるだけで静かな落ち着いた港でお気に入りの港だ。2018年にヨット部の後輩達と寄ったところだ。
 早速お昼に卵焼き、野菜ステックとソーメンを頂く。
 そのあと漁船用に突き出た小さな桟橋のある突堤に行って泳ぐ。暑い体を冷やすのは海水に浸かるのが一番だ。
 岩壁でシャワーを浴びて皆さん洗濯をする。
 夕食は舫を取ってくれた親父さんのお店で食べる。
 定番のグリークサラダ…野菜が新鮮なのとそれにフェタチーズがマッチングして美味しいので毎回食べている。ザジキ(ヨーグルト、胡瓜、ニンニク、オリーブオイル、塩コショウを混ぜたディップ)、野生の草のようなワイルドグリーンのボイル、アンチョビのマリネ、ズキーニボール、カラマリグリル、魚のオーブン焼きをウゾと白ワインで食べた。6人で110€とここもお値段が手ごろだった。
 艇に戻りおしゃべりをしてから休む。

(ID# 1489)
2022/9/8 (木) Salamis 快晴 強風

 今日は若干風が弱まるが未だ強い。無理をせず今日も風待ちをすることにした。
 朝ハーバーマスターが滞在日程の確認に来る。7日迄の係留料を払っていたので明日9日迄の2日分を支払う。1日分電気、水道使って20€で助かる。
 木曜朝市の日で新鮮な野菜、果物が豊富に並ぶ。これからの食料を仕入れる。
 午前中に前回時間がなく諦めた小高い山の上にある教会に登るが道が分からず迷いながら行く。人通りもなく仕方なく車を止めて道を尋ねると若い女性だったがわざわざ車から降りて曲道迄案内してくれた。感謝と共に心優しい人情が嬉しく心豊かになる。頂上に登るとサラミス海戦の海戦場が目の前に広がり、サラミス湾もきれいに眺望出来た。
 お昼は艇でスブラキサンドを頂いた。
 同期がアテネに来て5日目になるが出港できずスタンバイしているが、皆さん楽しく過ごしてくれているので助かる。
 夕方田村と泳ぎに行く。
 夕食は朝市で買ったワイルドグリーン(季節の野草)というギリシャ料理の一品を悦子が作る。前に乗船したギリシャ人のリアから教わった料理だ。上手に出来て美味しかった。
 イチジクとチーズ、タラモ、野菜サラダに鳥の胸肉のオレンジソースかけを頂いた。
 鳥の胸肉は評判が良かった。
 連日の夜更かしもあり、今日は早めに皆さん休む。

(ID# 1488)
2022/9/7 (水) Salamis 晴れ 強風

 明日まで強風が続く。今日はコリントス運河とミケーネ遺跡を観光することにした。
 車で行くがサラミス島からはフェリーで本土に渡り高速道路を使って2時間ほどでコリントス運河に着く。コリントス運河はペロポネソス半島を回らないで済むよう半島と本土の間を掘った運河でアテネとイオニア海を結ぶルートだ。長さ6.3km、高さ80m、幅23mに掘られている。ローマ皇帝ネロに寄って紀元67年に最初着工されたが完成したのは1893年だった。長い歴史を感じる。
 橋の上から見る景観は壮大で素晴らしかった。
 そのあとミケーネ遺跡に向かう。ミケーネ文明はクレタ島のミノア文明(紀元前2000年~紀元前1400年迄栄える)の後引き継ぐように栄えた。丁度遺跡に入場しようとしたとき雷雨が降り始めたので入り口にあるタベルナで昼食にムサカとスブラキをそれぞれ食べる。
 ミケーネ遺跡は、私は先日も行ったばっかりなので皆さんが見終わる迄待つことにした。
 皆さんに3500年前の世界を味わってもらい、その後ギリシャ神話の名医アスクレピオス誕生のゆかりの聖地エピダブロス遺跡もと思っていたが時間が遅くなったので取りやめにして艇に戻る。
 留守番の悦子が夕食を準備しておいてくれプローン(中型エビ)のグリルでブル(ビール,ジン、レモン、砂糖のカクテル)を楽しんだ。
 風が強く、日が沈むと外は半袖では寒くなったのでキャビンでスープカレーを頂く。食後も話が弾み24時近くまで起きていた。

(ID# 1487)
2022/9/6 (火) Salamis 快晴 強風

 昨日トイレが詰まって直そうと思ったがパッキングの取り外しがむつかしそうなので業者を昨日頼んでおいた。約束の10:30に来てパッキングを外して詰まりを取ってくれた。
 いつもは100€近くの修理代を取られるが20€だけだった。
 お昼にソーメンを頂いた後、先日ここに係留しているジョバンニーが教えてくれた海水浴場サラミス・ビーチに泳ぎに行く。北風が20ノット以上吹いているが、ここは南に面していて北風がブロックされ波も立たず、水もきれいな格好の海水浴場だった。アンカーレッジとしても底がサンドでエリアも広く絶好の場所だ。
 ビーチパラソル、ビーチチェアーはお茶飲むと無料だった。
 小さなビーチで海水浴客も少なくのんびりするには良いところだった。
 帰りに高い丘の上にある教会に登る予定であったが時間が遅くなったので明日にすることにして艇に戻る。
 ここはシャワールームがないので、デッキでそれぞれシャワーを浴びすっきりする。
 夕食は昨日閉まっていたお店を予定していたが今日もお休みで別のギリシャ料理店を探す。港の脇にタベルナを見つけてそこで食べるが、大当たりで美味しかった。定番のグリークサラダ、ザジキ、カラマリグリル、オクトパスグリル、カボチャコロッケ、サーデングリル、キノコ炒め等々を頼んだがいずれも美味しく皆さんの評判は上々だった。

(ID# 1486)
2022/9/5 (月) Salamis 晴れ

 朝レンタカーを借りに行く。5人乗りの小型車が1日30€で借りられた。10時のフェリーでピリウス港に行きアクロポリス遺跡を観光する予定だったが、トイレが流れなくなったのでメカニックを探すが見つからない。そうこうしているうちに10時のフェリーに間に合わなくなり11時のフェリーにする。レンタカーでパリキア港まで行き、そこに車を置いていく。トイレの修理は後回しにした。
 アテネに着いてお昼にギロピタ(豚、鳥などの肉のスライスを何層にも重ねた塊を、回転させながら炙り焼きをし焼けた部分から殺ぎ切りしたものに野菜をピタで包んだ料理)を食べる。皆さんがこちらに来て初めてのギリシャ料理だったが気に入ってくれた。
 昼食後アクロポリス観光をする。毎回来てもアテネ市内一望に見渡せる丘の上に立つアクロポリスに感動する。その後国立考古博物館に地下鉄で行く。ここは是非見て欲しい古代ギリシャの文化財が展示されている。アガメムノンの黄金のマスク、海神ポセイドン像、クロース像、馬に乗る少年等々ギリシャ最大の博物館を見学して帰艇する。
 夕食は浜辺のタベルナで予定していたがお休みで良い店がなく艇で軽く済ます。

(ID# 1485)
2022/9/4 (日) Salamis 快晴

 ヨット部同期4名がアテネ空港に到着する日だ。迎えに行くので、朝タクシーを09;40に頼んでおいたが来ないので道路に出てタクシーを見つける。お客さんを乗せているタクシーが停まってくれ相乗りでパリキア港に向かう。土、日曜日は、ダイレクトにピリウス港行きはなく対岸のぺラマにフェリーで渡りバスでピリウス経由アテネ空港迄行く。3時間弱の行程になる。
 一番先に岡崎がフランクフルトから13:05に元気に到着、14:40に定刻より20分早くドバイからの日比谷、田村、植木が同じく元気に到着した。全員無事到着でホットする。
 来た時と同じルートで艇に向かう。
 夕方艇に着き荷物を整理してからコックピットで歓迎パーティーを開く。皆さん元気で盛り上がる。喜寿過ぎた同期が5名地中海に勢ぞろい出来たのが嬉しい。
 生ハムとメロン、チーズとイチジク、野菜ステックでロゼのスパークリングワインで乾杯をしてからラムチョップを頂く。皆さん長旅にかかわらず飲んで食べて話が弾み寝たのは24時過ぎになっていた。まだまだ我が同期は若い。

(ID# 1484)
2022/9/2 (金) Salamis 快晴 順風

すっかり朝寝坊をしてしまう。午前中同期が4日に来るので午前中受け入れ準備で絨毯を洗ったりベッドメーキングをしたり船内清掃をする。
お昼は今日も昨日と同じメニューで食べる。悦子が動けないと食生活はガタンと落ちる。
足の具合が未だ傷口から体液が出て腫れている。もう一度医者の診察が必要と思いポールに頼んで病院に連れて行ってもらう。前回とは違う先生だが親切で別の飲み薬を調薬してくれ明日午前中に再診に来るように言われた。
ポールが迎えに来てくれ途中薬局で薬を買って帰る。明日もポールが病院迄送ってくれると親切に言ってくれた。
明後日迎えに行くのに前回アテネに行くとき出港しなかったピリウス港ダイレクト便を調べにパルキア港に行くと今日はピリウス港からの船は着いていた。親切な船員さんからタイムテーブルをもらう。土日は運航してないので明後日は日曜日なので使えない。
月曜日からメルテメが吹きだして出港が危ぶまれるので内陸観光も考えなくてはいけないので島内のレンタカー屋を探して一軒見つけるが閉店していた。艇内を覗くと営業しているようだが、店構えは休業の感じだ。後で確認することにした。
注文しておいた水の清浄機のフイルターが届く日なので取りに行ったが届いてなく別のフイルターも使えるとのことでそれにした。
取り付けてこれから沸かして使う水はミネラルウオターでなくタンクの水が使えるようになった。
夕方泳ぎに行く。マリーナに泊めてある艇のオーナー夫妻も泳ぎに来ていてこの湾の対岸にあるLliaktiが、水がきれいで素晴らしいと教えてくれる。明日どうかと誘ってくれたが悦子が病院なので次回にお願いすることにした。
夕食は野菜サラダの大盛り、鯖缶とオニオンの煮込み、チキンのグリルの残りで食べた。日照りの日中の後のビールは格別に美味しい。


(ID# 1482)
2022/9/1 (木) Salamis 快晴

 今日は港の直ぐ艇の近くで朝市が開く。毎週木曜日開催だそうだ。野菜、果物、魚そして衣類、雑貨と様々なものを売っている大規模な市だ。
 早速足が治りかけの悦子と野菜、果物の買い出しに行く。新鮮で安くてスーパーマーケットの品とは一味違う。
 午前中昨日豪雨が降ったのでついでに艇のデッキを洗う。洗濯もしたが快晴かつ風があって洗濯ものの乾くのが早い。
 お昼は私がソーメンを作り昨日の残りのチキンで食べる。
 午後ポールにお願いして4日からの同期クルージングに備えて、ミネラルウオターとビールの大量買いをする。
 夕方30分間泳ぐ。泳ぐとお腹がすくのと熟睡できる。
 夕食はいつもお世話になっているポール夫妻を招待して近くの海辺にあるタベルナで海を見ながら食べる。
 ザジキ、グリークサラダ、茹でワイルドグリーン、チーズロール、チーズパイ、ズッキーニボール、カラマリフライ、グリルドアンチョビを食べる。ポールとターニャが良く知っているのでギリシャの美味しい料理をビールとウゾで食べた。流石にお腹いっぱいになった。
 21時過ぎには20テーブル程ある店だが一杯になっていた。


(ID# 1481)
2022/8/31 (水) Salamis 晴れ 夕方雷雨

 悦子の足の具合が未だ悪い。足が大分腫れていて歩くと大変痛いとのことだ。横になっていると痛みが無いという事なので一日休んでもらう。
 昨日届かなかったアンカーチェーンを届けてもらいに自転車でお店に行く。話を聞くと前日届けに来てくれたそうだが場所が違って届けられなかったとのことだった。直ぐ届けるという事で艇に戻る。暫くして届いたのでチェーンコネクターリンクで13mの新しいチェーンを繋いだ。合計70m以上のチェーンになる。
 作業が終わってから3か月ぶりに床屋に行く。こちらはオーダーするとひげの手入れもしてくれるので助かる。
 床屋にいる間に夕立になる。床屋が終わってから雨が止むまで暫く待機する。帰りにチキンの丸焼きと野菜サラダを買って帰る。悦子が台所に立てないので今晩の夕食にして食べた。悦子の足の傷口から体液が大分出たとのことだった。抗生物質が効いていることを祈る。傷みが少なくなっていたという事なので快方に向かっていることを願う。
 微動だにしない艇内で静かな夜を過ごす。


(ID# 1480)
2022/8/30 (火) Salamis 晴れ 順風

 ここのところ同じような天気で午後4時頃まで良い西風が吹き、夕方になると南東に変わり同じく心地よい風が吹く。風と青空と海はエーゲ海から切り離せない。
 朝エリの恋人のミケルが朝食用にとフェタチーズの入った出来立てのパンを届けてくれた。
 今日お昼にポールを招待していたが悦子の足の膨らみと傷みがまだ続いているので中止にした。水の清浄機のフイルターとアンカーチェーンのジョイントを買いにポールに付き合ってもらう。水は陸から給水しているがこちらの水は直接飲まないので清浄機を通して使っている。ただしこれも熱湯での使用だけにしている。
 お昼はあっさりした物が食べたかったのでソーメンを茹でて昨日の残りのエビとイカを食べる。悦子は横になって休む。
 アンカーチェーンの錆の激しいところだけ切り取ろうと思っていたがこの部分だけでなく継ぎ足しのチェーンの材質が悪いようなので17m切り取り新しいチェーンに交換することにした。買いに行くと生憎と13mしかなかったが購入する。重たいので運んでもらうようお願いしたが今日中には届かなかった。
 結局艇で待って居たので泳ぎも出来ず夕方デッキでシャワーを浴びる。気持ち良い。
 今日は飲む前と思っていたが夕暮れ缶ビールを一本、エビ、イカを肴に飲んだ。美味しい。そのまま夕食に入り昨晩の残りのポークグリルを食べる。悦子は足を下げると痛みが増すのでベッドで横になったままでいた。


(ID# 1479)
2022/8/29 (月) Salamis 晴れ 順風

 今日は私の77歳のお誕生日だ。喜寿という事だが自覚は一切なくこれからも地中海クルージングを楽しむ気持ちで一杯だ。
 悦子が2週間前に足首に傷つけたのが昨日から急に痛くなりだしたのでPaulに送ってもらい診療所に行く。ここは治療が出来ないとのことでタクシーを捉まえて教えてもらった医療センターに行く。とても親切な総合病院で直ぐ受付の人が先生の所へ案内してくれた。傷の手当が悪かったようで化膿していたようで抗生物質の飲み薬を調薬してくれた。
 驚いたことに治療代は無料だった。
 ポールに電話して迎えに来てもらい途中薬局で薬を買う。ついでにマリーナオッフィスに寄ってもらい、係留場所の確認と係留料を支払う。電気、水道込みで1日20€だった。
ギリシャに入ると一部のチェーンのマリーナは係留代が高いがそれ以外は公共なので安くて助かる。
直ぐ近くの魚市場でエビとイカを買って帰る。
係留場所はチャーターボートの場所だったので指定の場所に移動する。ポールが手伝ってくれた。
アンカーチェーンの錆が気になったのでチェックして錆の激しい部分を切断して肉厚を見る。やはり痩せているので交換を検討する。
夜は艇で私の誕生会を兼ねて晩餐会をする。Paul, Tanya,Eriそしてエリの彼氏で楽しむ。エリは2017年に来た時に大変お世話になった。ポールはポークグリルとズキーニのグリルを作って持ってきてくれた。エリは誕生日のケーキを悦子はイチジクとカマンベールチーズ、エビとイカのグリルを用意する。
途中日本酒も飲んで大変盛り上がる。2017年も同じメンバーで誕生日を祝ってもらった。
悦子は足の痛みにめげず頑張ってくれた。感謝だ。
片づけを終わってホットしてデッキでの風が心地よかった。


(ID# 1478)
2022/8/28 (日) Salamis 晴れ 微風

 クリーニング屋を探したが近くにないので洗濯機でシーツ、タオル等の洗濯をする。洗濯機が小さいので少しずつしか選択できず4回洗濯機を回す。
 お昼は昨夜の残り物とご飯を頂く。
 二人だけになったのでのんびり時を過ごす。
 午後はアンカーチェーンの錆が激しく少しやせて来ているところがあったので70mのチェーンをデッキに出して点検する。3か所痩せている場所があった。ポールがヨットに関して良くしているので一緒に見てもらう。明日痩せた個所を交換することにした。
 アンカーチェーンはアンカーリング時の命の綱なので点検は大事だ。
 夕方近くの小さな海水浴場に泳ぎに行く。今までの場所と違って透明度は低い。久し振りの泳ぎになるが泳いだ後が気持ち良い。
 艇に戻りシャワーを浴びてからビールを飲む。ウトウトしていると岸壁から声がかかる。ここの管理人の様で明日艇の係留場所を移動するようにとのことだった。ポールから移動の件は聞いていたので了解の旨返事しておいた。この場所はチャーターヨットの係留場所になっている。
 夕食は野菜サラダにカレーライスを頂く。辛めのカレーが海では似合う。
 今日も静かな夜で微動だにしない艇でゆっくり休む。


(ID# 1477)
2022/8/27 (土) Salamis 晴れ 微風

 ここで9月4日にアテネに到着するヨット部同期4人を待つ事にする。久し振りに悦子と二人でのんびり過ごす事にした。
 午前中部屋を片付けた。ランドリーを探すがこの近くでは見つからず明日自前の小型洗濯機で洗う事にする。悦子はアンカー揚げるときにハッチで痛めた足の傷が未だ治らないので暫く歩かず傷を早く治すことにした。
 ここは大きな魚市場があるので覗きに行くと新鮮な魚介類が沢山並んでいた。早速大き目なエビ(プローン)とレッドスナッパー(真鯛)を買う。
 お昼に買ったばかりのプローンをグリルして頂くが鮮度が良くとても美味しかった。
 昼寝をした後、デッキのチーク材の間のシーラントが取れている箇所があったのでシーラントで修復する。
 又エンジンルーム内の防音用のマットのはがれている箇所を直す。
 夕方はいつものように私は船尾で水道の水で体を洗うが丁度水がお湯の温かさになり心地良い。シャワーの後のビールは美味しい。葵から成田無事到着の連絡が入り安心する。
 ポールの艇が朝お客さんを乗せて出ていったが夕方暗くなり始めて戻た。
 夕食は真鯛のグリルだったのでポールとトーニャを呼んで一緒に頂く。
 真鯛は新鮮でおいしく頂いた。
 気持ち良い眠りに着く。


(ID# 1476)
2022/8/26 (金) Salamis 晴れ 微風

 朝11時30分にポールがマリーナから3㎞先のフェリー乗り場パラキラ港迄送ってくれることになっているのでその時間に合わせて二人帰国準備をする。私はボーダフォンに9時開店と同時に入りWIFIのチャージをした。1か月以上はチャージ出来ないので毎月チャージしなければならない。1か月間無制限で12€だった。
 今CAVOK5が係留しているところにチャターヨットが今晩入るかもしれないので移動しなければならない可能性があるとポールから連絡がある。我々は帰国する二人をアテネ空港迄送っていくので日中はいなくなるのでその際はポールにお願いした。
 予定時間にポールに送ってもらい渡し船で目と鼻の先の対岸のぺラマに渡りバスでピリウス迄、そこから空港バスでアテネ空港までの3時間30分の長旅だった。
 無事二人のチェックインを見届けて艇に戻ったら19時過ぎになっていた。
 幸い今日は艇を移動させないで済んだので昨日の夕食の残りで晩御飯を頂いた。久し振りの禁酒をした。


(ID# 1475)
2022/8/25 (木) Poros~Salamis (32NM) 晴れ 微風

 三日間雷雲が続いたがやっと今日収まって来た。正に雷三日だった。明日佐和子さんと葵がアテネから帰国するので今日アテネ近郊の島サラミスに向かう。08:00にアンカーを揚げて舫を解く。
 未だ雲は残っているが大きな積乱雲はなくなり静かな微風の海面を機走する。
 佐和子さんと葵の今回のラストセーリングにふさわしい海象だ。
 お昼は、皆さんは生ハムのサンドウイッチを頂くが、私は肉食が続いたのでソーメンを食べる。
 サラミナの港に入るとポールが待っていてくた。係留場所を教えてくれ舫を取ってくれ助かる。13:50に予定より早く舫を取った。
 ポールと再会を祝す。彼とは2017年のここサラミスであって以来の友達になる。
 私は明日の佐和子さん、葵の帰国の段取りにサラミスのフェリー乗り場まで自転車で行ってフェリーの時刻表を調べた。
 夕食にポールと彼のパートナーのトニュアを招待して佐和子さんと葵との帰国前の最後の晩餐会を楽しんだ。チーズとイチジク、トーストに酢漬けのアンチョビとオニオン、人参しりしり、マッシュルームのアヒージョ、野菜サラダ、ビーフと玉ねぎのオイスター炒め、そして稲荷寿司を頂いた。白ワインと日本酒を楽しんだ。


(ID# 1474)
2022/8/24 (水) Poros 曇り,一時雷雨

雷雨注意報が出ている。今日はフェリーでアテネ観光に行く。08:05のアテネ・ピリウス行の高速フェリーを予約しておいた。その前に佐和子さんと葵が26日帰国の途につくので出国72時間前のPCR検査を昨日お願いしておいた病院で受ける。
病院は7時から診療開始なので開業前に病院に行って開業同時に受ける。幸いすぐ終わりフェリーの出港時間まで余裕が出来たので、朝食のサンドウイッチを、フェリーを待ちながら頂く。
高速フェリーは30ノット以上の巡航速度を出し1時間5分でプリウス港に到着する。
地下鉄の一日券を4.5€で購入して地下鉄で回る。モスティラキ駅から、ローマン・アゴラ、続いて古代アゴラを見学した後、雷雨が来そうだったので休憩兼ねてタベルナでお茶を飲んでいたら案の定雷雨が到来で雷鳴と共に土砂降りになった。暫く続いたので簡単にスブラキのお昼を食べる。
そして雨がやんだのでアクロポリスに登る。何回も観光したことのあるアクロポリスだが壮大で見るだけで気が晴れる。
そのあと新アクロポリス博物館に向かうが又雷雨の来襲があり、途中軒で30分以上小降りになるのを待つ。
新アクロポリス博物館は殆どアクロポリスからの出土品を展示している。
次は地下鉄でアクロポリ駅からオモニア駅まで乗り、国立考古博物館に行く。ここは見応えがある。黄金のマスク始め先史時代から後期ローマ時代にわたり、ギリシャ各地からの出土品が収められているギリシャ最大規模の博物館になる。
見終わった時間が18時半過ぎになり、夕食どころでなく慌ててピリウス港のフェリー乗り場に行く。
定刻10分前に到着して無事ポロス島に帰る。遅い食事をタベルナで食べるが21時だというのにお店が一杯で待たされるところもあった。
一軒空いている席を見つけそこでグリークサラダ、オーベルジンのサラダ、チキン・ウイング、ラムチョップ、ムール貝のスパゲッティを赤ワインで食べる。


(ID# 1473)
2022/8/23 (火) Poros 晴れ 雷雨

 早朝目を覚ますと雷雲が迫っていた。窓を閉じると同時に雷鳴と共に雷雨になる。 今日はアテネ近郊のサラミスに向かう予定であったが諦める。サラミスには以前サラミスでお会いしてからの友人の英国人のPaulがいるので今日からの係留確保のお願いをしていたが、23,4日は雷注意報が出ているので25日からの係留に変更をお願いした。
佐和子さんと葵の帰国に際してのギリシャ出国前72時間前のPCR検査陰性証明が必要なので予定変更に着き、ポロス島で受けることにして病院を見つけて手配を済ます。
お昼は焼きお握りを頂く。午後3人は丘の上にある時計台に上がる。
明日の出港も諦めたので明日はフェリーでアテネに行きアクロポリス含めて歴史探訪に行くことにした。フェリー代は結構高く往復一人68€だった。
夕食は葵が夏休みの宿題で包丁を使う練習があったのでマッシュルームと野菜サラダを切ってお手伝いをした。夕食は葵の切った野菜サラダとチキングリルのマッシュルームソテーを白ワインで頂いた。チキンがとても美味しかった。
夕方から雷雨の後もありひんやりとした風が吹き半袖では寒いくらいになったが焼けた体に心地よく感じた。


(ID# 1472)
2022/8/22 (月) Poros 晴れ 時折雷雨

 今日はVathyの航海を予定していたが雷雨注意報が出ていたのでもう一泊することにした。折角なのでペロポネソス半島にあるエピダヴロス遺跡とミケーネ遺跡をレンタカーで観光する。ここは島なので水路を挟んだ直ぐ対岸のGalatas迄フェリーで渡る。最初エピダヴロスに行くが丁度着いたときに雷雨が被り、しばらくお店でお茶を飲んで雷雨が通り過ぎるのを待って中に入る。
 紀元前4世紀に医療施設を中心に医神アスクレピオス神殿をはじめ、劇場、体育訓練所、音楽堂が建てられ、治療は薬だけでなく、スポーツ、観劇、鑑賞等で心を明るくさせ治療法を取り入れていた。古代劇場はギリシャに残る最も保存状態が良く、ほぼ原形を留めている。現在ではエピダヴロス・フェスティバルの期間中には。古代ギリシャ劇が上演される。8月20日がフェスティバル最後の公演だったが間に合わなかった。
 1万2千人を収容でき、音響効果の良い大劇場だった。
 そのあとミケーネ遺跡に向かい途中の街でお昼を食べる。ポーク、チキン、子牛の炭火焼を食べるが肉、焼き具合、味付けとも上出来だった。
 ミケーネ遺跡はシュリーマンが発掘して神話の世界の話が歴史的事実であることが裏付けられた事でも有名だ。又アガメムノンの黄金のマスクも発掘されている。
 ミケーネの象徴“獅子の門”Lion Gateは見事に残っている。クレタ文明の後、紀元前1500年から始まったミノア文明の遺跡だった。
 約2時間強かかってGalatasから又フェリーに乗って帰る。
 夕食は純日本食で味噌汁、冷ややっこ、佃煮、グリル野菜、そしてイワシの缶詰丼を頂いた。
 港の岸壁はヨット、モータークルーザーで一杯になっていた。チャーターヨットが多数係留していた。


(ID# 1471)
2022/8/21 (日) Spetses~Poros(30NM) 快晴,順風

 朝食をゆっくり食べた後、08:20にアンカーを揚げる。幸いにチェーンが岩に引っかかる事無く上がる。良い風が吹き始めたのでセーリングを2時間程楽しむが艇速が4ノットを切るようになったので機帆走に切り替える。
 日曜日でチャーターヨットが動き始める日もあって行き交うヨットが多い。又大型豪華モータークルーザーも多い。
 午後になって風が15ノット以上吹きだしてきたが向かい風だったのでメインセールだけ張り機帆走する。あちこちに良さそうなアンカーレッジがありアンカーリングしている。
 ポロス島に近づくと風も弱まる。馴染みのポロス島の港の係留場所にアンカーを打って船尾を岸壁に舫う。燃料屋さんがタンクローリーで来ていて舫を取ってくれた。
 丁度給油時期だったので給油する。96L入るが相変わらず燃料消費量は1時間辺り2.5Lになる。1時間辺り約6NM走るので車で云う燃料消費量は1L当たり4㎞というところだ。
 ペロポネソス半島とポロス島の間に長い船着き場があり1000艇は係留できる場所がある。別にフェリー用桟橋がありとても良い係留場所だ。道路を挟んだ向かい側はお土産物屋とタベルナが軒を並べている。
 夕方5時に管理者が集金しに来る。水、電気含めて一日18€だった。
 夕方には艇でほぼ一杯になる。沖にはアンカーリングが出来、ここも多数の艇がアンカーリングしていた。
 クリーニング屋もあるので出す 明日佐和子さんと葵を医神アスクレピオスの聖地であるエピダヴロス遺跡を案内するのでレンタカーの手配をする。
 夕食に野菜サラダ、マッシュポテト、ひき肉玉ねぎとトマトソースの重ね焼きを赤ワインで頂く。人通りが多く道行く人に覗かれた。


(ID# 1470)
2022/8/20 (土) Monemvasia~Spetses(Ormos Baltizas)(40NM) 快晴 微風

 7:40にアンカーを揚げて舫を解く。風なく湖水のような海面だ。全行程セールを揚げることなく機走になる。
 スピツェス島は村上春樹がギリシャに滞在したときに、ひと冬過ごして小説を書いたことのある島として日本では知られている。彼の著作「遠い太鼓」にもここの記述がある。
 行き交うヨットは少なく大型モータークルーザーが数隻追い抜いていった。
 お昼にズッキーニのリゾットを頂く。イタリアの味付けで美味しかった。
 スピツェス島の北西端を回り込むとBaltizasの入り江があり、そこには20隻以上アンカーリングしていった。大型モータークルーザーが多くヨットは少なかった。ここは2018年に錨泊したところだ。水深7mの砂地に打つ。後から潜ってアンカーの状態を見るとアンカーはしっかりグリップしているのだが途中のチェーンが岩に引っかかっているので一度途中まで上げて引っかかりを解く。砂地と岩盤なのでアンカーを打つとき注意が必要だ。そのまま皆で泳ぐ。クリスタルウォターで底迄きれいに見え魚も群れで泳いでいた。
 錨泊はのんびりできて好きだ。マリーナに比べて風も心地良いし静かだ。
 夕暮れ前にもう一度泳いでシャワーを浴びてからビールを一杯飲む。楽しみの時間だ。
 夕食は野菜サラダ、ペッパーのロースト、カレー風味のチキンのトマトソースかけを白ワインで頂く。今晩も美味しく完食だった。葵も食欲があり安心だ。
 風が夜半180度変わってチャート上の艇の位置が大分ずれたので心配でコックピットで寝た。


(ID# 1469)
2022/8/19 (金) Methoni~Monemvasia (31NM)  快晴 順風~微風

 07:05にアンカーを揚げる。静かな海面を機帆走でペロポネソス半島の東南端を抜けてエーゲ海に入る。風が北からの弱い向かい風なのでセールを降ろして機走する。
 Navilyの情報によるとMonemvasiaにあるレストラン“Matheo” に電話すると舫を手伝ってくれるという事だったので電話したら、案の定来てくれ舫の場所を指示してくれ舫も取ってくれた。勿論レストランの予約を先にしておいた。12:00丁度に舫を取った。
 先日キパリシアの港に入ったとき係留料は振り込みという事だったので郵便局で2泊分28€を払い込んだ。ギリシャに入り係留料は一気に安くなる。
 ランチは卵焼きにソーメンを頂く。暑い体に冷ソーメンはご馳走だ。
 ここの突端にある小島にはベネチア共和国が作った強固な要塞があり観光地となっている。当時は交易と海事で重要な拠点になっていた。
 午後その要塞観光に行く。コンスタンティノープルを1453年に陥落した後スレイマン2世に2回の攻撃を受けたがしのいだそうだ。
 要塞迄行くには長い緩やかな道が続くのでタクシー乗り場のタクシーを捉まえて入り口まで行く。4€と良心的な値段だった。
 中には狭い街路に土産物屋が並んでいる。エーゲ海を見下ろすレストランの眺めは良く海をみながら喉の渇きをソルベで癒す。
 帰りにスーパーマーケットで当面の買い物をして帰る。
 夕方8時に“Matheo”を予約していたのでシャワーを浴びてから行く。グリークサラダ、サジキ、ナスのデップとお薦め料理のブラックインクカラマリ(イカ墨のイカの和え物)シー・ブリーム(鯛)のグリル、鯖の燻製、エビのグリルを白ワインで食べる。ブラックインクカラマリは絶品だった。港の脇のタベルナで雰囲気も良くお値段も安く、おまけにここの係留は電気、水を浸かって無料と云う事だった。2,3日はゆっくりしたいところであった。
 今晩もコックピットで寝てしまう。


(ID# 1468)
2022/8/18 (木) Elafonisos 快晴 順風

 一日ゆっくり美しい錨泊地でのんびりする事にする。
 テンダーを降ろして上陸する。砂浜の浜辺で沢山の海水浴客が来ている。入り江を囲む丘に上がり錨泊地の眺望を楽しむ。海の色の変化がとても美しい。10艇以上の艇がアンカーリングしている。
 お昼をタベルナでグリークサラダ、ズッキーニボール、タコのシチュウ、アンチョビのマリネ、ビーフの煮込みを食べる。家庭料理風で美味しかった。
 艇に戻ってからはそれぞれ音楽を聴いたり、本を読んだり、転寝をした後クリスタルな海で泳ぐ。葵と私は岸まで泳いで行き、アイスクリームを食べて戻る。
 夕食は3日目の錨泊になるが野菜サラダにシーフードフレゴラを白ワインがなくなったのでスパークリングワインで頂いた。
 今晩も星空を満天仰ぐ。夜暑くて目を覚まし暫くコックピットで夜風に吹かれて心地よくやすんだ。


(ID# 1467)
2022/8/17 (水) Methoni~Elafonisos (74NM) 快晴 強風

 西からの20ノット前後の風の予報で追い風になるので50NM先のKayioをパスして一気に74NM先のElafonisosを目指すことにして06:45アンカーを揚げる。島々の間を抜けると15ノット前後の追い風が吹き始めフルセールで快走する。だんだん風が強まり25ノット位まで上がるが時には9ノットまで出る。平均7ノット以上で多少のローリングを伴いながら快適なセーリングを続ける。Kayioは14時過ぎに通過してお昼に味噌汁とおにぎりを頂く。葵はローリングのせいで船酔いになり途中もどしたがお昼にはリカバリーしてお握りを二つしっかり食べた。心配ない。
 Elafonisosに近づくと風向きが変わり風速も弱くなる。西から来ると隠れる様にある入り江には4,5艇アンカーリングしていた。
 底が砂地で深さが4~8mとてもアンカーを打ちやすく三方囲まれた良い錨泊地だ。
 ここも何度か立ち寄っているお気にいりの泊地だ。
 アンカーを4.5mの深さのところに落として25mチェーンを延ばして後進をかけて効きをチェックしてOKだった。だが潜って見に行くとアンカーが横になっていて爪が半分しか食い込んでいなかった。今晩の風の予報は微風だったので良しとした。18:20の到着だったが未だ明るい。約12時間のセーリングだった。
 きれいなクリスタルな海だ。底にはカレイが何匹も這っていた。
 夕食はスパゲッティ・ノルマと鯖缶とオニオンの和え物を頂く。
 周りは明かりが無く星空が良く見える。停泊中のアンカーライトが邪魔になるくらいだった。 夜空を楽しんで休む。


(ID# 1466)
2022/8/16 (火) Kyparissia~Methoni (32NM) 快晴 順風

 朝06:55に舫を解く。予報に反して東の弱い風になる。機走で暫く走る。朝食はジャムのサンドウイッチを頂く。9時過ぎに風が予報通りの北に回り13,4ノットの風になり機帆走する。午後の予報が20ノット以上なので早めにメトーニに着くよう機帆走で速度を6ノット以上保つ。
 風が強くなるなる前に三方囲まれた広い絶好の錨泊地メトーニの砂底5mの水深にアンカーを打ち、40mチェーンを延ばす。クリアーな海を泳いでアンカーの効きもチェックする。ここは安全で好きなアンカーレッジの一つだ 風が強いのでテンダーでの上陸は諦めて艇でガレットを頂く。
 午後はそれぞれ思い思いに過ごす。好きな時間だ。
 夕暮れ前に皆さん泳いでその後シャワーを浴びてすっきりする。
 ビールが美味しい。
 夕食は日本食でご飯、高野豆腐の野菜の煮っ転がし、豚肉とナスの炒め物、ホタテの佃煮を頂く。久し振りのご飯で葵はお変わりをした。
 食後は日よけを外して星空を楽しんだ。


(ID# 1465)
2022/8/15 (月) Kyparissia 晴れ 順風

 朝6時過ぎに起きてお天気をチェックしたら、明日の方が、波高が低くなるので今日の出港を延期する。予報では次の目的地のメトーニは20~30ノットの北西風になっている。この風が続いているので苦慮している。
 もう一日ここにいることにしたのでもう一寝入りする。
 遅い朝食後、港を見渡す山の中腹にある古城にハイキングがてら皆で歩く。この古城もベネチアそしてオスマントルコと城主は移り変わっている。
 お城には入れなかったが高台から見るイオニア海の海の色が素晴らしい青だった。
 帰りの途中で地元の雰囲気の良いタベルナがあったのでお昼にここでギリシャ料理と思ったが食事は13時からという事で早かったので諦めて町中でピザ、パスタ、サラダで済ます。
 先日の係留料は銀行で支払ってくれとのことだったので銀行に行くが閉まっていた。
 今日は聖母被昇天祭でギリシャの休日だった。
 結構歩いたので皆さんは海水浴をやめて私だけ泳ぐ。昨日より波が高く沖の方に出ても海水が砂交じりで透明度が良くなかった。
 ここは、電源はないが水が使えるので助かる。港の管理がされてないのか係留料の集金も来ない。
 夕食は港の前にあるタベルナで夕日を見ながらグリークサラダ、トマトボール、チーズコロッケ、オーベルジンのマリネ、エビのグリル、カラマリのグリル、サーディンのグリルをハウスワインの白で食べる。新鮮な食材で大変美味しく頂いた。最後にグリークコーヒーを飲んで占めて62€だった。このお店も21時過ぎには一杯になってきた。
 パソコン、スマホの充電をさせてもらった。
 明日早朝出港に備えて水を満タンにして休む。


(ID# 1464)
2022/8/14 (日) Katakolon~Kyparissia(28NM) 晴れ 順風後微風

 予報では午後遅く風が多少強くなる予報だったので07:00に船尾の舫を解きアンカーを揚げる。
 暫くして良い風になりセールを上げて快調にセーリングを楽しむ。朝食はコーヒーとバナナだけで済ます。
 本来は55NM先のメトーニを目指したいのだが午後風が強くなるのを警戒して手前のキパシリアに目的地を変更した。午後の風も強くならずキパシリアの大きな港の中の岸壁に12:30にアロングサイドで舫う。前に係留してあるイタリア艇の夫婦が舫を取ってくれた。
 お昼は冷中華を頂く。お腹が減っているのもありとても美味しかった。
 日よけの下で風が心地よく寒いくらいであった。一休みした後港の脇にある海水浴場に4人で泳ぎに行く。
 艇に戻ってから岸壁にある水道の水で皆さん体を洗う。水が太陽熱で暖まり暑いくらいであった。
 明日から暫く風が強めになるので、これからの計画に頭を悩ます。


(ID# 1463)
2022/8/13 (土) Katakolon 快晴 微風

朝のMeteoalarmの警報を見るとこの地帯一帯に雷雨注意報が出ていた。今日は55NM南のメトーネに行く予定であったが止めてもう一泊ここにすることにした。
 一日暇になりやり残しの事が出来るので丁度良い日になる。
 遅い朝食をコックピットで頂く。気持ち良い朝が続く。
 悦子と佐和子さんは買い物へ、葵はお勉強、私は艇の整備とそれぞれ別行動をする。  私は艇と岸壁を渡るための梯子の取り付けが甘くなったのでボルトを船底に潜って閉めたり、メインファウラーのブロックの交換をしたり、ジェネカーのブロックの取り付けをしたりする。
 その間に両サイドの艇が入れ替わる。
 悦子達が戻り遅いお昼にサンドウイッチを頂く。
 悦子達はお土産を探しに街に出かけ、私は残った仕事を続ける。二日目の係留料は9€だった。
 午後の風が気持ち良い。ここはシャワーがないのでデッキ上でホースで水浴びをする。
 その後タラモとフムスのデップのおつまみでのビールが美味しい。夕食にカレーライスを頂く。
 葵は船首のデッキで音楽を聴きながら食休みをしていた。心地よいゆっくりした一日だった。


(ID# 1462)
2022/8/12 (金) Zakintoth~Katakolon (21NM) 晴れ 微風 夕方にわか雨

 9:30に観光船が出港したので、我々も直ぐアンカーを揚げて出港する。生憎の弱い向かい風の中機走する。
 お天気の関係で明日カタコロンから55NM南のエトーネに行かないと暫く強風が続き風待ちになるので早い時間にカタコロについて今日中にオリンピア観光をする予定だ。
 カタコロンには14:40に到着して、アンカーを打って船尾着けをする。横風だったがマリーナのスタッフが手伝ってくれて助かる。
 悦子、佐和子さん、葵をタクシーでオリンピア観光に行かす。本来はゆっくりオリンピア観光をしたいところだが天候の関係がありスピード観光になった。往復かつオリンピアで2時間待ってもらって100€で安い。私は何回もオリンピアはお付き合いしてるのと横風で艇が心配だったので残る。  洗濯物が溜まったので洗濯したり、ファウラーのブロックが不具合だったので直したりしていた。
 夕方オリンピア組が帰ってきたが良い観光が出来たとのことでホットする。
 慌ただしい一日になったが予定通りに過ごせた。
 ギリシャの港を使ったマリーナは安く、ここも電気、水道代込みで一日19€だった。
 夕食はポテトとズッキーニのグリルと低温調理のビーフを頂く。
 ビールと赤ワインが美味しい。


(ID# 1461)
2022/8/11 (木) Zakinthos 快晴 微風

 今日はコスタス家族がテッサロニキにお昼の便で帰る日だ。朝食をゆっくり食べて10時前に彼らは空港に向かった。コスタスは外科医らしくとっても気の利くスマートな男で短い期間だったが彼の国という事もあり色々助けてくれた。来年の再会を楽しみに見送った。
 我々はこの後ギリシャ本土になるペロポネソス半島のカタコロンに行く予定であった。
 アンカーを打って岸壁に船尾を着けている。我々のアンカーチェーンと後からアンカーを打った観光船とのチェーンが交差している可能性があったので用心しながらアンカーを揚げるがやはり交差しているようだったので諦めて元の係留に戻す。観光船は、今日は出港しないので明日観光船が出港した後我々も出港することにしてもう一日泊まることにした。
 道行く人が船尾の舫を取ってくれて助かった。
 お昼にソーメンを頂いて転寝する。夕方前に葵、佐和子さんと日課の泳ぎに行く。海水が丁度良い温度で気持ち良く泳げる。
 シャワーを船尾で浴びた後ビールで喉を潤しながら塩野七生のロードス島攻防記を再読する。心地よい時間だ。
 夕食は未だ明るいうちに昨日の残りのラムチョップを頂く。野菜シチュウのファソラキャは味が染みて一層美味しかった。


(ID# 1460)
2022/8/10 (水) Zakinthos 快晴 順風

 今日は島内をドライブで観光する予定で昨日からレンタカーを探してコスタスと歩いたがシーズンで空きがなく困っていたが、今朝コスタスが6人以上乗れるバンを借りるのに成功した。それもバンで100€と安い値段で借りられた。
 ここにはコスタスの友人がいて彼から情報をもらって島の北側を回る。ザキントス島は入り江も沢山あり海もきれいで素晴らしい。途中誰も泳いでない海で、皆で泳ぐ。一番の目的はシップレックビーチを上から見ることで、行ったが狭い見晴らし台には長蛇の列になっていた。30分以上待ってやっと見晴らし台から覗けたが100m以上あるそそり立っている岩壁の上から見る景観は素晴らしい。
 遅いお昼を山中の村にある地元タベルナでギリシャ料理を食べる。ギリシャ人の友人と一緒なので全てが楽だ。
 夕方艇に戻り、リアと悦子、佐和子さんでギリシャ、日本共作の料理を頂く。グリークサラダ、温サラダ、ギリシャ料理の野菜シチュウのファソラキャ、鳥と玉ねぎの和風グリルを頂く。コスタスからお土産にメタクサの19年物のブランデーを頂く。
 素晴らしい晩餐であった。


(ID# 1459)

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