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2019/9/4 (水) Sines~Sesinbra 33NM 快晴 微風~北西10ノット
今日も北風が弱く北上するにはチャンスの日だ。距離が短いので朝食をゆっくり頂いてから09:30に舫いを解く。狭いところに舫っていたのでポンツーンから出るのに注意する。
サグレスから一緒に来た艇は早い時間に出港していた。
菅原さんと1時間ごとワッチを交代しながら機走する。
お昼に具沢山の暖かい蕎麦を頂く。
暫くして北西からの良い風が吹き出しセーリングに移る。左斜めから風を受け快調なセーリングを楽しめた。
セシンブラのマリーナに入る直前から風が強くなる。レセプションバースが分かりづらいのでVHFで確認するが良く理解できない。暫くするとマリネロがポンツーンから合図をしてくれ繋留場所を指示してくれる。大変狭いポンツーンの間隔且つ鋭角に入らなければならないのと横からの風で緊張しながら無事繋留する。
ここも2011年に寄港したところだ。大きな漁港の脇のマリーナなのでシーフードを楽しみにしていたのでマリーナのスタッフに教えて貰い夕食はそこで食べた。
漁港前の魚屋さんのレストランという感じだが店は横に広く50人は入れそうだったがほぼ満席に近かった。メニューはケースに並べてある魚がメニュー代わりだった。
ヴィラモウラで食べたマテ貝が美味しかったのでここでも頼む、生きの良いイワシをグリルにしてもらう。ハルバット(オヒョウ)が美味しそうだったのでこれもグリルにしてもらう。
アレンテージョの白ワインで食べるが頼み過ぎで残りを持ち帰りにする。
いずれも美味しく特にハルバットは脂がのって美味であった。
ハルバットは1匹75€で結構高いお値段であったが価値はあった。
夕方から20ノット以上の強い風が吹き出す。
連続のセーリングだったので早めにやすむ。
(ID# 1303) |
2019/9/3 (火) Sagres~Sines 60NM 快晴 微風
今日は長い距離を走るので日の出前に出港することにする。06:50にブイの舫いを解く。静かな海で20分後の07:10に日の出を迎える。ユーラシア大陸の最南西端のサグレス岬を直ぐかわす。これからがいよいよ大西洋になる。“Nortada”と呼ばれる北の季節風が強い地域になるが今日からこの北風が弱まるので北に上がる艇が一斉に動き出した感じで見渡すと5艇程のヨットが周辺に見えた。若干のうねりの中、弱い北風を正面から受けながら機走で走る。
菅原さんと一緒なのでウオッチを交代で出来るので休むことが出来て助かる。
お昼はチキンスープとチャーハンを頂く。9月に入ったせいか、それとも大西洋に出たせいか、風も若干冷たくなりお日様はカンカンだったが長ズボンとフリーズを着た。温かいスープが体を温めてくれる。風が若干西にシフトして少し強くなったので機帆走で暫く走る。セールを揚げることによって1ノット近く早くなった。
同じ方向に行くヨットを抜いたり、抜かれたりしながら40NMの直線距離を走る。
18時前にシネスのレセプションバースに着けて手続きをしてポンツーンにつける。
ビールとワインで乾杯した後町に出るが静かな町だ。地元の人が集まっているお店を探して、見つけたので其処に入るがメニューは無く調理場に連れていかれフィシュスープと鶏のグリルを見せてくれた。定番料理のみのお店らしい。
おいしそうだったので両方を頼む。お店は結構混んでいて長テーブルに座っているお客さんに詰めてもらい座る。
地元のポルトガルの田舎の食堂と云う感じだった。味もまあまあだったので満足した。
町が高台にあるので帰り道海の夜景が綺麗だった。
(ID# 1302) |
2019/9/2 (月) Lagos~Sagres 16NM 快晴 微風
今日は森本さんがバスでリスボンに向かう日だ。
09:30に舫いを解き、レセプションバースに行く。レセプションバースがバス停に近いので其処まで森本さんがレセプションバース迄乗船して其処で下船する。初めてのヨットでの旅を楽しんで頂けたかなと思う。ついでに燃料を給油して09:50に出港するがマリーナを出てから河口でオン・ザ・サンドをしてしまう。パイロットブックには水深の注意事項は書いてなかったので入港時も気にしていなかったが、今日の出港の時間帯は干潮時だった。前進しても後進しても動かず水上タクシーの艇が来て引っ張ってくれたが駄目、彼らが通りすがりの漁船に頼んでくれ漁船で引っ張ってくれたがそれもダメで潮が満ちるのを待つことにした。それにしても彼らは親切で、お願いしていないのに脱出を手伝ってくれた。
最干潮時が11:04でそれ以降にならないと潮が満ちないので待つことした。マリーナからの観光船やレジャー艇の出入りの艇が多く皆さん我々の艇をみて手を振ってくれた。
潮が満ち始めて暫くして12:00に艇が動くようになり脱出成功する。
満潮と干潮では3m違っていた。因みに地中海では干満差はほとんどなくあっても20㎝ぐらいだ。
静かな海面を機走でサグレス岬の手前にあるBaleeiraの湾まで走る。
湾内には3隻アンカーリング艇と1艇のブイ舫いの艇がいた。ここは底地がロックや海藻が多くアンカーの効きが悪く、又逆に揚げるときに岩に引っ掛かり揚げるのが大変との事だとパイロットブックに書いてあったので注意して、水深10mのところにアンカーを打つ。チェーンを50m伸ばしてアンカーが効いた様だ。隣の艇を見るとダイバーが来て出港しようとするヨットのアンカーを揚げようとしている。岩に絡まったようだ。我々も明日早朝出港予定なのでトラブルと大変なので出来ればブイ舫いにしたいと思っていたのだがどのブイに舫って良いかわからないのでアンカーを打った。ブイの殆どに漁船が舫っている。上陸用にラバーボートを降ろしていたらアンカーを揚げたダイバーの乗ったボートが通ったのでブイ舫いについて聞く。直ぐブイを案内してくれることになりそこに移動してブイ舫いにした。幸いアンカーもスムースに揚がった。 これで安心した夜が過ごせる。ブイ代40€との事で少し高いが安心には代えられない。
大西洋に入ると水温が21度と低くなっていた。久しぶりに艇から泳いでシャワーを浴びた。
夕食はラバーボートで上陸して港の直ぐ上にある見晴らしの良いレストランで食べる。 チーズとオリーブでビールを飲んだ後、ツナのカルパッチョ、ツナのたたき入りサラダ、そして魚介類のカタプラーナをドウロの白ワインで食べる。超薄切りのツナのカルパッチョは美味だった。
暗くなる前にと薄暮の内に艇に戻る。
ブイ舫いで安心してやすむ。
(ID# 1301) |
2019/9/1 (日) agos 快晴 微風
今日も良いお天気だ。出港しない時私は朝起きるのが遅い。起きると菅原さんは散歩へ、森本さんは走ってからシャワーを浴びて戻って来ていた。
朝食にマンゴウが出たが甘くてとっても美味しかった。
午前中はのんびり過ごしてお昼にスパゲッティボンゴレ―にタイカレーを頂く。ボンゴレーはアサリの良い味が出ていて白ワインで美味しく頂いた。
夕方前に町に出てエンリケ航海王子の像のある広場と旧奴隷市場を見て買い物して艇に戻る。
明日はヨーロッパ大陸の最南西端のSagresの入り江にアンカーする予定なのでマリーナオッフィスで情報を聞く。又同じポンツーンにイギリス艇がいたので聞いてみると彼は行ったことがあるようで詳しく教えてくれた。
今晩は森本さんのCAVOK5での最後の晩餐になる。
久しぶりに全粒粉のパンを焼いてみる。
コックピットでジンライムを、夕日を浴びながら飲む。良い風だが陽が沈むと冷えてくるので今晩もキャビンで夕食を取る。
スパークリングワインで乾杯してからアサリの酒蒸しとメロンハムを頂く。今日のメインはラムのにんにく醤油味焼きだ。久しぶりのラムを美味しく頂いた。
森本さんの最後の晩餐に相応しくスパークリングワインと白2本、赤2本合計5本のワインが空いた。
脳外科医であり病院の院長である森本さんからは色々と医療と健康のお話を聞かせて頂き勉強になった。
(ID# 1299) |
2019/8/31 (土) Viramoura~Lagos 27NM 快晴 微風からSW5~8ノット
今日は距離が短いので朝食をゆっくり食べてから9:30に舫いを解く。パンがなく久しぶりに味噌汁にご飯、漬物、乾燥納豆そしてハムエッグの朝食を頂いた。
出口にあるレセプションバースに着けてキイカードを返却する。
風が無く機走する。お昼にラーメンを頂いた後南西からの弱い風が吹く出したので機帆走にする。ラゴスの手前12NM手前から7,8ノットの良い風が吹き出したのでセーリングに移る。森本さんはラゴスで下船するのでその前に心地よいセーリングが出来て良かった。
ラゴスもレセプションバースがあり其処15:00着く。そこで手続きしてからポンツーンに移る。ここは川がマリーナに並行してあり、歩道用の跳ね橋がかけられている。マリーナに入る時はVHFで連絡すると跳ね橋を上げてくれるようになっている。
川べりの風景の綺麗なマリーナの入口だ。
到着後は、だじゃ茶豆とビールで喉を潤おす。
町に出て散策して近くに大きなスーパーマーケットがあるので其処で買い物をして帰る。食材がいっぱいになったのでカートをそのまま借りて艇まで運ぶ。
夕方ジンライムを飲んだ後ポルトガル産赤のスパークリングでアサリの酒蒸しのアピタイザーをコックピットで楽しんだ後、外が冷えてきたので今夏初めてキャビン内で夕食にした。メニューは野菜サラダ、キノコのソテーそれにヒレステーキをドウロの赤ワインで頂く。アサリの酒蒸しも貝の味がしっかり出てスパークリングワインとピッタリあった。ヒレステーキは肉厚であったが上手にミディアムレアーに焼けて美味しく頂いた。
食後は菅原さんから頂いた泡盛の古酒をビターなチョコレートで楽しんだ。
(ID# 1298) |
2019/8/30 (金) Viramoura 快晴 微風
この先Lagosからイベリア半島の西大西洋側をリスボンに向けて北上する予定だが北大西洋に構えた高気圧からの北の向風の吹き出しが強く2日以降にならないと北上が厳しい。もう一泊ここにして2日以降の計画を調整する。
ヴィラモウラは観光客で賑わっているが特に見るものがないのでのんびり過ごすことにした。
我々の係留してあるポンツーンからマリーナオッフィスに行くには、ぐるりとマリーナを回り込んで2㎞弱歩く。
朝食後コインランドリー用のメタルが必要だったので皆で歩いて行く。朝の運動になる。2泊目の係留料も払う。
お昼にソーセージとマグロを入れたパスタを頂く。
森本さんは脳外科病院の院長なので色々と体についてのお話を聞かせてもらう。
彼は51歳でトライアスロン、ウインドサーフィン、砂漠レースもやっている元気はつらつ脳外科医だ。
彼から姿勢の作り方、歩き方、スクワットの効果的なやり方等を教わる。
友人が脳梗塞に最近なったので脳梗塞についてもお話を伺った。
早速帰国後彼の病院で検査してもらうことにした。
菅原さんも病院関係のお仕事をされていて、私とはヨットを介しての友人だ。
菅原さんと森本さんが散策に、悦子と私は食材が不足したのでスーパーマーケットに買い出しに行く。水が重たいのでカートを持って行く。ワインはリュックに入れて持って帰る。
シャワーの前に森本さんとビーチに泳ぎに行く。ロングビーチで沢山の海水浴客で賑わっていた。
日中暑くなった体が20分ほど泳ぐと冷えて心地よい。
夕食前に菅原さんが地元の行くシーフードの美味しそうなレストランをネットで探してアピタイザーを楽しみにタクシーで行く。
海岸から離れた正に地元住民しか行けないようなところにある。満席で30分以上空くのを待った。
マテ貝とアサリのような小さ目の貝をビールで食べる。両方ともニンニクでの味付けが良く特にマテ貝は新鮮で美味しかった。
帰りもタクシーを呼んでもらい帰るが往復で10€のタクシー代だった。
艇に戻ってからカリフラワーのピクルスとタイカレーの夕食を頂く。ピリ辛で白ワインと合った。
食後に今日仕入れたポルトワインをデザート代わりに味わう。
(ID# 1297) |
2019/8/29 (木) Alcoutim~Vilamoura 62NM 快晴 微風
グラデイアナ川は干満の影響を受けて干潮時に向かう時は川下に向かって約2ノットの流れがある。
今日の干潮は08:10だったので出来るだけ早く出港することにして06:30に舫いを解く。川の流れが強いのでポンツーから離岸するとき注意深く流れに対して逆になる方向で離岸した。これは前方に舫てる艇との接触を避けるためだ。
日の出は7時なので未だ暗い。川に繋留している艇も多く、停泊灯をつけてない艇もあるので船首で見張りをしてもらって進む。
朝食は明るくなってからとる。
流速も早く7ノット弱の速度を維持する。
アルコルチンの手前の橋を通過するが相変わらず橋の下の通過は気持ちが悪い。
3時間ばかりで海に出ると北からの良い風が吹いているのでセーリングに移る。
お昼に稲庭うどんとハムを頂く。ビールは一杯だけにしておいた。
良い風も1時間ほどで止んで機帆走に移る。
途中3か所程大規模なフィッシング ファームがあり避ける。
17:20にヴィラモウラのレセプションバースに着けて手続きをする。この辺では高く一泊75€だった。 大きなマリーナだ。
この町は1970年代に始まったツーリストリゾートを中心に開発され、今日ではヨーロッパ最大のレジャーリゾートの一つになっている。その中心がマリーナで1000隻以上繋留出来る。
スペインからポルトガルに入ったのでボーダフォンのSIMカードを早速買いに行く。
今日は私の74歳の誕生日だ。嬉しい事に菅原さんと森本さんがお祝いにマリーナフロントにあるレストランでご馳走してくれることになった。
森本さんがお客さんの沢山入っているシーフードの美味しそうなレストランを選んでくれる。
ポルトガルに入った最初の晩でもあるので地元産白ワインを先ず頼む。
前菜にエビのカクテル、スタッフドマッシュルームそして野菜スープとご当地アルカルヴェ地方の名物魚介類のカタプラーナ、ロブスターのリゾット食べる。
特に美味しかったのはカタプラーナだった。アサリ、エビ、アンコウ、根魚に玉ねぎ、ニンニク、パセリをトマトソース味とサフランでシチュウ仕立てである。とっても良い味で身もスープもとっても美味であった。すっかり気に入ってポルトガルの食の印象は好印象になった。
終わりにポルトワインをデザート代わりに飲んだ。
お陰様でヨーロッパでの10回目の誕生日を無事迎えることが出来た。いつの間にか74歳になった。
(ID# 1296) |
2019/8/28 (水) Ayamonte~Alcoutim 16NM 快晴
グラデイアナ川の遡上はKing Beeの山崎さんが一度行って気に入ったとお聞きしていたので楽しみだ。又パイロットブックにはバードウォッチヤーは是非行くべきだとも書いてあった。
アルコルチン迄は16NM と短いので朝食後皆さんで魚市場に行って買い物をして来てもらう。
私は出港準備とマリーナの手続きを終える。
11:15に4日間滞在したアヤモンテのマリーナを離れる。潮が川上に2ノットほどで流れていてそれに乗って行く。アヤモンテ出港して直ぐ大きな橋がある。満潮で20m迄高さのクリアランスがあるので水面から17mの高さのあるCAVOK5は通過できる。
ただ下から見ていると橋桁にぶつかる様に見える。
今日の満潮は13:33なので川なのに追い潮が続いた。
川の両サイドは所どころ一軒家の家がある程度で自然のままである。バードウォッチングを期待したがそれほど見れなかった。
途中何か所かアンカーリングしている場所があった。水量の多い川で川幅が狭くなると10m以上の深さがある。所どころ赤と緑の杭で水路を確保してくれているので安心して進めた。
アルコルチンにはポルトガル側とスペイン側にポンツーンがあるがポルトガル側のポンツーンがいっぱいだったのでスペイン側のポンツーンに14:15に着ける。電気も水道もある。
早速お昼に菅原さんが運んできてくれた稲庭ソーメンとオニオンソースのトマトを頂く。
食後菅原さんと森本さんは町の散策に出かけた。悦子と私は昼寝を楽しむ。
川は泥が混じり泳ぐには気が引けたが泳いでいる人もいた。
夕食に野菜サラダ、そして今朝仕入れたアサリのワイン蒸と舌平目のムニエルをカバワインで、舌平目はドウロの白ワインで頂く。とっても新鮮で美味しいアサリと舌平目であった。
食後は森本さんが持ってきてくれたサントリー山崎をショットグラスで楽しんだ。
(ID# 1295) |
2019/8/27 (火) Ayamonte 快晴 微風
今晩9時前に菅原さんと森本さんがセビーリヤからバスで到着するので準備する。
昨日見つけた魚市場でエビとキハダマグロを買う。残念ながら本マグロは無かった。
船具屋さんを見つけたのでオランダの国旗が古くなったので新しいオランダ国旗を買う。CAVOK5はオランダ船籍なので船尾旗はオランダの旗が必要だ。
お昼に朝買ったキハダマグロを角煮にして頂く。残念ながら刺身では頂けない味だったが角煮にしたら頂けた。
午後デッキを水で流す。雨が降るわけでないがデッキに若干の土が付く。
今晩は菅原さん、森本さんが到着してからの夕食になる。
20時過ぎに菅原さんからアヤモンテのバスターミナルに到着してこれからタクシーでマリーナに向かう連絡が入ったので直ぐマリーナ入り口に迎えに行く。元気にお二人共長旅にも拘わらず到着した。
早速ビールで喉を潤おした後カバのスパークリングワインで乾杯、ハモンイベリコとメロン、蒸エビ、キハダマグロのカルパッチョを頂く。キハダはカルパッチョにしたら結構いけた。
白ワインはラウダが美味しい。最後はスコッチで締めて明日に備える。
森本さんの帰国の便を聞くと9月3日早朝リスボン発との事で2日までにリスボンに入れば良いとの事になったので、日程に余裕が出来明日はアルコルチン迄グラデイアナ川を遡上することにした。
(ID# 1294) |
2019/8/26 (月) Ayamonte 曇り 微風
今日ものんびり過ごす。午前中リスボンからマデイラ島に飛行機で旅行する予定なので航空券、ホテルの予約をする。
昨日は日曜日だったので開いてないところが多かったがフェリー乗り場の川上に行くと埠頭に横着けした大きな漁船が数隻停泊していて水揚げした魚のセリが行われていた。
町の中心街は観光客で賑わっていた。
4月こちらに来てから散髪してないので床屋に行く。裾だけのカットをお願いして散髪してもらったのだが料金を聞いたらいらないとの事、申し訳ないのでチップを置いていった。少しのカットだけだったが良心的な床屋さんで気持よかった。
ランドリーはここのところマリーナにコインランドリーが併設されているので便利で助かる。
夕方運動してからシャワー、その後の一杯が美味しい。
夕食は玉ねぎ、人参、ズッキーニ、ジャガイモと豚ヒレの蒸し料理を頂く。ドウロの白と美味しく頂いた。
(ID# 1293) |
2019/8/25 (日) Ayamonte 快晴 微風
9時にKing Beeがアルコルチンに向かうので見送りをする。
こちらは27日に来る菅原さんと森本さんをここで待つのでのんびり時間を過ごす。
日曜でも開いているスーパーマーケットがあったので不足食材を購入するぐらいで街の散策、読書で一日過ごす。
グラデイアナ川に落ちる夕陽が大きく、真っ赤に色付き綺麗だった。
夕食は和食スタイルで野菜サラダ、ひよこ豆のシチュウとビーフシチュウそれに玄米をイワシの缶詰めで頂く。
静かなゆったりした一日を過ごした。
(ID# 1292) |
2019/8/24 (土) Mazagon~Ayamonte 35NM 快晴 微風~西7~10ノット
土曜日なのでマリーナのオッフィスが開くのが10時になる。今日の目的地はグラディアナ川の上流3NMにある。川の流速が干潮時3ノットとパイロットブックに書いてあるので干満を気にしてアヤモンテのマリーナに前日確認したところ問題なしとの事だった。今日の干潮時間は16:25だったのとレセップションオフィスが開くのは17:00以降なので18:00頃到着するようゆっくり10:20に舫いを解く。
無風状態の中2時間ほど機走していたら向かい風になるが西からの風が吹き出したのでセーリングに移る。今日はゆっくり到着した方が良いのでタックをしながらセーリングを楽しんだ。
グラデイアナ川河口に入り標識に沿っていると日本の国旗のヨットが反対の西から入ってくる。山崎さんの‟King Bee“というヨットだった。近寄ってお声を掛けて挨拶をすると同じAyamonteのマリーナに繋留するとの事で後程お会いするのを楽しみにする。
広い地球上で約束も無く偶然にグラデイアナ川の河口で日本艇に遭う奇遇に驚嘆する。
ここは今までと同じEPPAの経営するマリーナだがVHFで連絡すると直に繋留ポンツーを指定してくれた。これは手間が省けて助かるのだがポンツーンに書いてあるバースの番号が艇から読めず苦労する。ポンツーンに停まっていた英国艇の人に指定された場所のI -8は何処ですかと聞くと丁寧に其処まで行って案内してくれた。お礼を言ったら彼も分かりづらいと言っていた。
レセップションオフィスで山崎さんとお会いして奇遇を喜ぶ。山崎さんは2年前に日本を出港して太平洋、大西洋、北海を廻り今日ここに到着した。スペインから山田さん、そしてポルトガルから大部さんがご一緒している。
夕食の約束を20:00にする。この約束時間が失敗で山崎さんはポルトガル時間の20:00 私はスペイン時間の20:00同じ20:00でも1時間違っていた。ここのグラデイアナ川の対岸はポルトガルで山崎さんはポルトガルからスペインに入ったのでそのままポルトガルの20:00を使用していた。
オフィスで聞いたアンダルシア料理のレストラン“Casa Luciano”に行く。あれこれ前菜を註文する。パエリヤも注文したが本日は無いとの事で諦める。山崎さんとはシェンゲン協定の件をメールでやりとりをしたこともあり、又長距離航海懇談会のメンバーでもある。
同乗の山田さんは沖縄にヨットを置いてあり、お嬢さんがANAでお勤めとの事で結構世間は狭い。大部さんはヨットが初めてでお仕事はトヨタで自転車作りを担当していたそうで今でもロードサイクリングに精通されている。そして艇長の山崎さんは現役時代三菱重工で,ロケット作り一筋で役員になったとの事だった。
皆さん多彩でとっても楽しいデイナーでお話に花が咲いた。明日King Beeはグラデイアナ川を遡りAlcoutim迄行く予定だ。今年の冬の越冬はアルメルマルという事なので艇は一緒に越冬することになる。
艇に戻ると0時前になっていた。
(ID# 1291) |
2019/8/23 (金) Mazagon\ 快晴 微風
今日ものんびりと過ごすことに決めた。
朝起きたら外部電源が切れている。艇側のコネクションを見るが異常ないので朝食後マリーナのスタッフに確認する。時々あることだがポンツーンに繋留中の艇が大きな電流を流すとポンツーン側のブレカーが飛ぶことがある。今回もブレカーが飛んでいた。
外部電源が使えないと200Vの電気器具が使えないので朝食はマリーナ内のバーで食べた。
午前中ジブセールのラフの下の部分がグルーブから20cm位はみ出ていたので修理する。
お昼にサラダとチキンのグリルを頂く。自家製イチジクジャムが出来たのでパンにぬって食べたがとっても美味しかった。これから楽しみだ。
午後はロープ、シート類の塩出しをする。塩出しをしないとロープ、シートが固くなり又ストッパーにロープをかけるのがきつくなる。
16時過ぎに日課の泳ぎに行く。これは健康と体力維持の為でもある。
夕食は20時過ぎに、このところ始まる。今日は野菜サラダとビーフシチューを赤ワインで頂く。シチュウのトマト味が美味しかった。
ここのマリーナはトランジットの艇は少ない。その分地元のモタークルザーや小さなキャビン付きのモーターボート、偶にヨットが出入りしている。21時過ぎまで明るいので出かけていた艇が次から次に戻てくる。それぞれ家族連れ、中年夫婦、老年夫婦、若者同士、釣り仲間で艇に乗っている。30艇位戻ってきたと思う。海の遊びをそれぞれ満喫しているようだ。
眺めているだけでも結構面白い。日没後暗くなっても航海灯をつけて戻ってくる艇もいた。 食後のグラッパを飲みながらマリーナ内の情景を楽しんだ。
(ID# 1290) |
2019/8/22 (木) Mazagon\ 快晴 微風
久し振りに何もない日だ。ゆっくり起きて午前中に当分の食材の買い物に行く。
漁港の町で新鮮な魚がスーパーマーケットで売っていたので初めて鯖を買ってみる。スズキも買う。
その後バウスラスターのコントロールボックスの日よけケースの作製をする。
お昼に冷やし中華を頂き昼寝をしてからドジャーの留め具の修理をする。常に何か仕事があるのがヨットだ。
船具店やDIYショップが近くになく部品が揃わないことが多い。艇にあるもので修理するが、どうしたらいいのかあれこれ工夫するのが楽しみでもある。
暇になると読書をする。極上な時間だ。
このマリーナも隣に大きなビーチがあるので泳ぎに行く。海水はあまりきれいでなかった。
夕食は初めて買った鯖をオーブンで焼いて頂いたが脂に乗りは若干少ない物の鮮度が良く合格点だった。スズキの方は脂も乗っていて美味しく頂いた。
アルコールは控えめにワイン2杯に収めた。
(ID# 1289) |
2019/8/21 (水) Rota~Mazagon 49NM 快晴 北から南へ 8~15ノット
アンダルシア地方のジブラルタルからスペイン西のマリーナ9つがEPPAというマリーナ運営会社が運営している。今まで寄港したBarbate、Rota、Mazagonもその一つになっている。設備、セキュリティがしっかりして繋留料金も夏の最盛期にも拘わらず45€前後と同じ料金で安い。入港手続きも同じ最初にレセプションバースに着けてそこで手続きをしてから繋留場所が指示され、繋留する。分かりやすいシステムで良いのだが14:00~17:00がレセップションオフィスの休みでこの間に入港した場合レセプションバースに横着けしたまま開くまで待たなければならない。
Barbate、Rotaとも15時頃到着したが17時過ぎまで待つ羽目になった。
今回は17時過ぎに着くよう09:45の遅めに舫いを解いた。久しぶりの悦子と二人のセーリングになった。
今日の日没が21:13なので21時までは十分明るいので到着時間を気にしないでセーリング出来る。北からの7~8ノット前後の心地よい風を受けながら静かな海面をクローズホールドで4~5ノットの速度でセーリングする。
お昼ごろ風が弱くなって艇が進まなくなったので2時間ほど機帆走したがその後西南西の10~15ノットの良い風が吹き出し6~7ノットで気持ち良いセーリングを楽しんだ。真っ青な空に太陽が燦燦と輝いているのだが風が体を冷やし長袖が必要だった。
お昼は冷え気味の体を考慮して狐うどんを頂く。毎回食事は楽しみだ。
18:20にマザゴンのレセプションバースに横着けして手続きをしてからポンツーンに舫った。ここは2011年に寄港したところだが思い出さない。繋留場所を倍に増やしたせいもあるかも知れない。明日町に出たら思い出すかと思う。
乾いた喉をビールで冷した後シャワーを浴びて夕食を頂く。
今日は健康食で冷奴、ツナ缶、味噌汁、玄米飯を海苔と乾燥納豆だった。
食事の終わった頃やっと暗くなった。
(ID# 1288) |
2019/8/20 (火) Rota 快晴 微風
朝07:05のフェリーでハリエットはカディスに向かう。その後セルビア経由バルセロナに行く予定だ。彼女はCAVOK5に来る前にイングランド、スコットランド、英国諸島を旅行してきた。そしてCAVOK5を下船してからはフランスのSt JeanからSantiagoへの巡礼の道を約1000km40日で歩く予定だ。私と同い年の74歳だが元気だ。
朝7時は日の出前なので見送った後再度ベッドにもぐりこむ。
ゆっくり一日を過ごすことにする。
取りあえず洗濯物をコインランドリーに入れてスーパーマーケットで当面の食材を購入する。
お昼は昨日の残りの肉でステーキサンドにして頂く。
午後は読書と昼寝、夕方ビーチで水泳とのんびりと過ごした。
澄み渡る青空と海の青が広がり美しい。
夕食は久しぶりに魚料理でサーモンのグリルを頂いた。
(ID# 1287) |
2019/8/19 (月) Rota 朝霧 快晴 順風
20日にハリエットがRotaで下船予定だったので無事その前に到着出来た安ど感もあり9時まで寝てしまった。
この3日程朝海霧が発生する。日中は暑く、夜は結構気温が下がるのでその影響だと思う。日中になると雲一つない見事な青空が広がる。
午前中悦子とハリエットが食材の買い出しに行く。
お昼のご飯も買って来たのでお昼をそれで済ましてからフェリーでカディスに行く。
カディスにもマリーナがあるが倉庫街の場所の悪い所なので対岸のロタに我々は繋留した。
カディスは紀元前10世紀頃フェニキア人によって築かれ、ヨーロッパでもっとも古い都市の一つと云われている。大航海時代にはコロンブスが第2回目と4回目の航海にここから出ている。
旧市街地を歩く。19世紀に完成されたカディス大聖堂が内外とも見事だ。
今晩はハリエットの最後の晩になる。 ディップとトーステッド・ブレッド、メロンとハモンセラーノ、そしてレモンたっぷり入ったブルでハッピーアワーを楽しむ。空の青の色のグラデーションが素晴らしい。
ハリエットは肉が好きなのでハリエットとの最後の晩はヒレステーキになる。野菜サラダ、パドロンペッパーのソテーと頂くがアリカンテで食べたヒレには柔らかさで敵わなかった。
夕方海風が心地よい。夜になると長袖が必要になる。食後キャビンに入りウイスキーをグラッパ代わりに飲みながら最後の夜を過ごした。
(ID# 1286) |
2019/8/18 (日) Barbate~Rota(Kadiz) 38NM 朝霧後快晴 南10~15ノット
朝早く出港を予定していたが生憎と霧だった。出港してから朝食を予定していたが出港前に頂く。霧が9時過ぎには晴れるだろうと予想して08:15に舫いを解く。
南からの10ノット以上の風が当初から吹いてくれている。
この辺りはマグロ漁が盛んなので網に注意する。霧の為太陽が出ないのと霧が体に染みて寒い。ヨット用のカッパを着て霧と寒さをしのぐ。8月の日中の天気とは思えないが、もう地中海を出て大西洋に来たのかなとも思う。
干潮が11:10でそれから潮の流れは大西洋側に向かう。約2ノット弱の追い潮と斜め後ろからの風で前半は快調なセーリングが出来た。10過ぎに霧が晴れてきて見回りが楽になった。太陽が出るのと同時に寒さは飛んだ。
お昼にチャーハンを頂く。
昼過ぎから風が若干弱くなり機帆走に帰る。
カディスの港を横に見ながら湾を横切、対岸にあるロタのマリーナに15:00に入るが17時までシェスタでレセプションはクローズだ。ガソリンスタンドがやっていたので其処で燃料を入れる121リッター入る。燃費は2.6L/Hだった。車でいうと1L当たり約4kmという事になる。まあまあ良い燃費だ。
レセプションバースがフェリー乗り場になって居るので空いているポンツーに移動してオッフィスが開くのを待つ。
17時にオフィスがオープンしたので手続きを済ます。17時前に到着してもあまり意味がない。
夕方にポリスがパスポートを調べに来た。ポルトガルとの国境が近いからかと思った。
今晩はハリエットがご馳走したいという事で甘えることにした。
シャワーを浴びた後町に出る。ビーチから太平洋に沈む夕日が大きく見えて見事だった。オールドタウンを散策した後教わったレストラン街で人気のありそうな店を鼻と目で探して入る。
ほとんどの店は街灯にテントを張り外で食べるようになっている。店内のテーブルは空いたままだ。入ったお店も室内は空いているが外はいっぱいで室内でビールを飲みながら空くのを待つ。
お薦めの赤ワインにタパスを各種食べるが何れも味付けが良く美味しい。タパスは肉、魚、野菜と種類は何でもあり少量なので種類をたくさん食べれるので楽しい。
食後パブによってグラッパ代わりのお酒を飲んでから艇に戻る。
艇に戻ってからコックピットでハリエットがスコットランドから持ってきてくれたIrish Cream のBaileyをショットグラスで頂き夜長を楽しんだ。
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2019/8/17 (土) Gibraltar~Barbate 36NM 快晴 東10~25ノット
9時前にマリーナオフィスで清算をする。3日分で電気水道分を入れて80£だった。高いマリーナの一日分の繋留料だ。施設もしっかりしていて中心街迄近く歩いて行ける。良いマリーナだった。
9:15に舫いを解く。朝方霧がかかっていたが出港する頃には霧が晴れてきた。湾内には多数の貨物船がアンカーリングしている。又フェリーボートが行き交いしていて油断が出来ない。
追手になる東の風なので直ぐセールを揚げる。湾のフェリー航路から外れるまで機帆走にする。フェリー航路から外れる頃になって、エンジンを止め帆走に移る。
丁度ジブラルタルの干潮が10:30で上げ潮の時海峡の潮流が東から西へ、出口の方に流れるので丁度良いタイミングの出港になった。
風も真後ろから15~20ノット、時には25ノット迄吹く。潮流も追い潮で波の無い風だけある海面を心地良く帆走する。時には艇速10ノットを超える。約10NMあるジブラルタル海峡をあっという間に通過出来た。アフリカ大陸を微かだが見ながらのセーリングだった。
海峡過ぎてからも風、潮が良くBarbateには予定より早く着く。
マリネロが係留場所を指示してくれ15:00に舫う。オフィスは17時までシェスタでクローズだった。
繋留の仕方は大西洋スタイルになり浮き桟橋に着ける。横着けして桟橋に舫う方法に変わる。これは潮の干満の差が大きくなり今までの固定桟橋に舫う方法では艇を固定出来ないからだ。
隣のイギリス艇の方がCAVOK5の艇名をみて話しかけてきた。彼はヘリコプターのパイロットを海軍でやっていたそうだ。彼の艇もアルメリマルで越冬との事でアルメリマルでの再会を約す。
このマリーナは大きく出口までかなりの距離があり、町からも離れているので外出は止めた。もともとこのマリーナはジブラルタル海峡を渡るのに風待ちとして使われている。
夕食はギリシャ風フェタチーズ入りサラダ、ひよこ豆と赤玉ねぎのマリネ、鶏シチュウをエステポナのマリーナのプレゼントの赤ワインで頂く。それぞれの味が深く美味しく頂いた。
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2019/8/16 (金) Gibraltar 快晴
連日の航海が続いたのでもう一日ここでゆっくりすることにした。
何時もより遅い朝食を取ると10時過ぎになっていた。日の出が7:30過ぎなので朝の時間の感覚がずれる。
朝食後私は船具屋を探しに行く。悦子は艇で読書を楽しむ。ハリエットはショッピングを兼ねて町に出かける。各自それぞれゆっくりした時間を過ごす。
ジブラルタにはネアンデルタール人の遺跡がある。ここも地中海の海洋の民フェニキア人が紀元前9世紀に住みついている。その後カルタゴ、ローマ、イスラムそしてレコンキスタでスペインにスペイン戦争で英国にと歴史の流れがある。スペインは今では自国と主張している。世界のバランスは力関係であることが良く分かる。
今日は暇が出来たのでイタリアで仕入れた全粒粉のパンを焼く。
ブルでハッピーアワーをするが自作のパンが結構評判が良かった。
夕食はラタトゥイユと鶏の香草焼きを白ワインで頂く。コックピットのビニトップを外して空の色の変化を見ながらの夕食は三ツ星レストランに負けない雰囲気だった。
(ID# 1283) |
2019/8/15 (木) Gibraltar 快晴 微風
市内とザ・ロックの観光に行く。ケーブルカーで山頂まで行く予定をしていたが市内で小型マイクロバスでのザ・ロック観光案内があったのでそれに乗ることにした。一人35€だったが結果的に良い所を効率よく見れたので正解であった。
山頂からはアフリカ大陸が見えた。ここから17km先だそうだ。分かりづらかったマリーナの入り口も上から見ると一目瞭然で分かった。
山頂にいるサルは餌付けをしていてドライバーに馴染んでいて餌でつって我々の肩にサルを載せてくれた。
中腹には全長200kmあると云う鍾乳洞聖マイケル洞窟がある。中を見学するが今まで見た内で一番規模が大きく感じ、そして鍾乳洞が造る形が見事であった。
又ここは第二次世界大戦の連合軍側の主要の基地で海峡の封鎖の役割をしていた。
残念ながら今回はその要塞の見学は無かった。
ザ・ロックからはジブラルタル海峡、アフリカを良く見渡すことが出来た。
町に戻って昼食を取って買い物をそれぞれする。ここは無税なので買い物の良いチャンスだ。
私は悦子の買った旅行用カバンを持って一足先に帰り艇で読書してのんびり過ごす。
連続のセーリングが続いたのと風の予報の具合も暫く良いので2泊予定を3泊にして休養も兼ねる事にした。
ブルでハッピーアワーを楽しんだ後、夕食に野菜サラダ、ポテトそしてヒレステーキを頂く。ここで買ったヒレ肉だったが柔らかく美味しく頂いた。
静かなマリーナで極上な夕食を3人で楽しんだ。
グラッパ代わりに菅原さんからの差し入れの泡盛の古酒を飲んで11時過ぎにベッドに入る。
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2019/8/14 (水) Estepona~Gibraltar 25NM 快晴 南東10~15ノット
朝食はハリエットさんが作ってくれた。パンにバターを塗ってその上にトマトを載せたトマト・トーストをコーヒーで頂く。
予報ではジブラルタルは午後過ぎまで強い風だったので風の治まる夕方に到着する計画でお昼過ぎに出港を予定して午前中買い物をしたりする。
20ノット以上の予報風だったので予約したジブラルタルのマリーナに電話で風の状況を確認すると無風との事で予報との違いに唖然とする。直ぐ12:30に舫いを解く。
久しぶりに後ろからの良い風が吹く。海面も湖の様にフラットで10~15ノットの風を斜め後ろから受けて6~7ノットの速度で快適なセーリングを楽しむ。
ジブラルタル海峡に行き交うヨットの数も多い。
お昼はトマトサラダとチッキンの丸焼きを頂く。出来合いのチッキンの丸焼きは便利で美味しい。
ジブラルタルの名物ザ・ロックは生憎とロックに上がる上昇気流が雲を作り隠れてしまった。
貨物船があちこちに沢山錨泊しているのでその間を抜けて行く。
いくつかのマリーナがジブラルタルにある。2011年に来た時はMarina Bayに繋留したが今回予約の段階でいっぱいと断られたのでQueensway Quay Marinaに予約したが、使用しているパイロットブックが古かったせいでマリーナの入り口の表示が違っていて入港の際に難儀した。
VHFで繋留場所の指示を受けて17:30に舫う。
セキュリティのしっかりしたマリーナで英国のマリーナという感じだった。繋留料は安く21ポンドで€から£に変わった。
スペイン戦争後のユトレヒト条約で英国がスペインから1713年にジブラルタルの統治を譲り受けそれ以来300年に渡り英国領になっている。スペインは現在自国としては英国領として認めていない事らしい。
そのせいかわからないがイミグレーションもパスコントロールも無かった。
マリーナ内も英国艇が多数だった。
夕暮れ時にディップとカリカリトーストパンでブルを楽しむ。
夕食は野菜サラダと牛肉のカツレツを頂く。
(ID# 1281) |
2019/8/13 (火) Benalmadema~Estepone 34NM 曇り後快晴 南微風
連日の航海になるがジブラルタル海峡通過時の風を考えて次の目的地エストパに向け09:20に舫いを解く。
昨日までと違って湖水のような静かな海面になっていた。朝方曇っていたが陽が上がるにつれて青空が広がって来た。風は南からの弱風だが機帆走で久しぶりに揺れない海面を走る。
コスタ・デル・ソルの海岸線を見るとリゾート地らしくリゾートマンションやホテルが所狭しに続いている。
お昼に昨晩の残りのチッキンを使ったサンドウィッチとお握りを手作り特製味噌で頂く。悦子の知合いの方が何時も作ってくれるピリ辛の特性味噌とお握りが良く合った。
帆走するには風は弱かったが機帆走で滑るように心地よく海面を走る。15:30にエストパのレセプションバースに着けて手続きしてからポンツーンに舫う。このシステムは結構わかりやすくてスムースで良い。嬉しい事にこのマリーナでは赤ワインをプレゼントしてくれた。
ここはアンダルシアの白い村として知られているいくつかの村のうちの一つカサレス村がある。タクシーで向かう。
レコンキスタで表面的にキリスト教に改宗したイスラム教徒が山奥の小さな村(白い村)に隠れたという歴史がある。もともとは古代ローマ時代にジュリアス・シーザーが村の温泉で肝臓の病を治したという事から始まっている。12世紀にムーア―人によって建てられた古城が丘の上にありそれを囲むように白い建物が密集している。
山奥に孤立した白い村の景観を遠くから見ると見事だった。
艇に戻りブルでアペリティフを楽しむ。ブルはハリエットがお父さんから習ったカクテルでビールにジンそれにレモンを絞って砂糖を加えたものだ。レモンの味が効いて喉に心地良い飲み物だ。
明日は久しぶりの追い風になる予報なのでジブラルタルに向け出港を予定する。
ジブラルタルのマリーナの一つMarina Bayに予約の電話するがいっぱいと断られる。次に別のマリーナQueensway Quay Marinaに電話して予約が取れた。
ここのマリーナは気に入ったが今後の予定と風の都合があるので一泊で出港することにした。
夕食は10時過ぎになってしまったのでマリーナ沿いの店でケバブをテクアウエイして艇で食べた。月が段々まん丸に近づいて来た。
(ID# 1280) |
2019/8/12 (月) Almunecar~Benalmadema 39NM Clear/Cloudy 5~18ノット
ハリエットが朝食にメキシコ料理を作ってくれる。ライスとブラックビーンズをメインにほうれん草、サルサの代わりにトマトソースでミックスした料理でタバスコをかけて頂く。
この料理は他にも色々入れる事が出来るので重宝しそうだ。そして美味しいかった。
9時にレセプションバースに着けて電気、水道料金を精算、そして鍵を返してデポジットを返却してもらい09:20に出港する。ほとんどのところが電気、水道料金込みだがここは繋留料が高いにも拘わらず別料金だ。
今日こそ波が治まったかと思っていたが多少弱くなった程度で向かいになる西からの波がある。
風は弱く機走するが12時過ぎに悦子がお昼の用意を始めた頃より向かい風が15ノット以上吹き出す。ほぼ真向かいの風だったので機帆走で登りいっぱいにして走る。
薄い雲がかかり日差しが弱くなると半袖では寒くなり長袖、長ズボンになる。
お昼にキツネうどんを頂く。冷えた体に熱いうどんは美味しい。
結局目的地への直線コースは取れず機帆走のタックを入れた帆走になった。
ここも同じくレセプションバースに着けて入港手続きをしてからポンツーンに着けた。
コスタ・デル・ソルに入ってからレセプションバースで手続きしてからポンツーンに行くケースが多い。確かにマリーナの設計上レセップションオフィスがポンツーンから遠くなるので結果的には便利ではある。
又電気の接続プラグの形が変わっていて、接続プラグをマリーナから借りるケースがある。
マラガに近いこの辺り一帯は大リゾート地になって夏の最盛期もあって大変な賑わいになっている。 ハリエットと悦子は町の散歩と買い物に出かける。私は艇に残り連日航海が続いたのであれこれ残務整理をする。
夕食はサラダ、メロンハム、鶏と玉ねぎのキャセロールを赤ワインで頂く。美味しいキャセロールだった。
(ID# 1279) |
2019/8/11 (日) Almerimar~Almunecar(Marina de Este) 45NM Clear 微風/西順風
折角フミさん、池川夫妻とお会い出来たが次の予定があるため一泊の滞在で出港する。
0800に舫いを解く。ケープホナーの池川夫妻が見送りしてくれる。
少しは波が治まるかと思ったが昨日と同様な状態で乗り心地は良くない。風も途中から吹き出したが向い風で機帆走する。今日も全行程機帆走になった。揺れる中悦子が冷し中華を昼食に作ってくれた。セーリングしていると結構お腹が空く。昼食が何時も楽しみで美味しく頂いた。ハリエットも久し振りの悦子の冷し中華を喜んでくれた。
マリーナ・デ・エステもアルメリマルと同じでレセプションバースに着けてそこで手続きをしてからポンツーンに舫う。
リゾート地でマリーナからの丘には真白なリゾートマンションが丘の上まで続いている。自然の入り江をマリーナにした感じで景観の良いマリーナだ。但し一泊の係留料が95€と高い。
早速隣の小さな入り江の砂浜で泳ぐが水が冷たい。真夏でこの海水温度だと泳ぎに適さない。10分ほどで上がった。
シャワーの浴びた後は心地良い。ジントニックのアピタイザーが食欲を誘う。艇で食べるが半袖では寒いので上着が必要だった。昼と夜の温度のメリハリが在るのが心地よい。
今日はサラダにフライドペッパーそれにヒレ豚カツを頂く。昨晩フミさんと飲み過ぎたので赤ワイン少々にしておいた。なかなか良いヒレ豚で美味しく頂いた。
連日の航海もあり11時過ぎには眠りにつく。
(ID# 1278) |
2019/8/10 (土) Almeria~Almerimar 20NM 快晴 西の向風
向かい風になるが昨日の強風が治まったので09:00に舫いを解く。7月23日から19日間アルメリアに滞在したことになる。 こじんまりとしたマリーナでスタッフの女性も親切で、プールもあり、隣は海水浴場で、スーパーマーケットも直ぐ近くで繋留料も38€と安く、又町の中心部にも歩いて行けて大変居心地の良いマリーナだった。
港から出るとうねりが残っていて微風の中艇だけは揺れる。途中風が吹き始めたが西からの向風で全行程機走になる。
途中アルメリマルの史さんに電話を入れて到着時間を連絡するとその時間に待っていてくれるとの事だった。
予定通り13時に到着してマリーナのレセップションオフィスの前に舫う。史さんと日本から東回り世界一周中の池川夫妻もアルメリマル滞在中で迎えてくれた。
所定の係留場所に移動してからお昼にソーメンをCAVOK5の上で皆さんと食べる。
池川さんは松山で木造ヨット造船業を経営しており、自作の全長9.6mの木造艇で2年前に奥様と日本を出港してカナダ、北アメリカ、南アメリカそしてケープホーンを廻られ大西洋を横断後アルメリマルに滞在中だ。
ケープホナーに航海のお話を聞かせて頂くがとっても興味深かった。
夕食はフミさんの案内でマリーナ近郊のバルに行く。
アルメリマルには今から30年ほど前に日本政府のシルバー計画に基づいて日本企業が大投資して作ったリゾートタウンだがバブル崩壊で撤退した処だ。大きな良い施設があり現在は欧米人のリゾートタウンになっている。
お酒を註文するとタパスが一つついてくるのがバルの特徴だ。ワインを頼んでタパスがついて2€と大変安い。そしてタパスが各種あり色々食べられ且つ美味しいので人気がある。
フミさんは明日も我々が滞在する予定だと思って、パエリヤの店を明日予約しておいてくれたが残念ながらハリエットさんのスケジュールの都合で、一泊で次の港に行くのでご一緒出来ない。申し訳ない事をした。今年の冬は艇の越冬をここでするので10月に又お会い出来るのでその時の楽しみとした。
2軒目にバーに行って一杯飲んでから12時過ぎに解散する。
(ID# 1277) |
2019/8/9 (金) Almeria 快晴 午後南西強風
風の予報も変わらないので予定通りアルメリアで一日ゆっくりすることにする。
朝食後カテドラルとイスラム占拠時代に築かれたアルカサバ城塞を観光する。お昼に前も行ったことのあるバル“Casa Puga”で乾いた喉を生ビールで潤しタパスを食べる。相変わらずお客さんがいっぱいだった。
帰りにマリーナの近くのスーパーで当面の食材を購入する。
今日から悦子が来たので自炊しない済むので助かる。
夕方までそれぞれ読書をしたり転寝をしたりしてのんびりする。夕方ビーチに泳ぎに行くが波があったので女性陣は泳ぐのを諦めて日光浴する。
泳いだ後シャワーを浴びてデッキの上での夕暮れのブリーズが心地よい。
お昼にパタスを食べ過ぎたので夕食は軽くする。ハモンセラーノとディップをクラッカーでそしてチキンサラダの大盛を頂いた。ビールの後に白ワインが空いた。
(ID# 1276) |
2019/8/8 (木) Almeria 快晴 午後南西強風
風の予報も変わらないので予定通りアルメリアで一日ゆっくりすることにする。
朝食後カテドラルとイスラム占拠時代に築かれたアルカサバ城塞を観光する。お昼に前も行ったことのあるバル“Casa Puga”で乾いた喉を生ビールで潤しタパスを食べる。相変わらずお客さんがいっぱいだった。
帰りにマリーナの近くのスーパーで当面の食材を購入する。
今日から悦子が来たので自炊しない済むので助かる。
夕方までそれぞれ読書をしたり転寝をしたりしてのんびりする。夕方ビーチに泳ぎに行くが波があったので女性陣は泳ぐのを諦めて日光浴する。
泳いだ後シャワーを浴びてデッキの上での夕暮れのブリーズが心地よい。
お昼にパタスを食べ過ぎたので夕食は軽くする。ハモンセラーノとディップをクラッカーでそしてチキンサラダの大盛を頂いた。ビールの後に白ワインが空いた。
(ID# 1275) |
2019/7/26 (金) Almeria
7月26日(金)~8月7日(水) Almeria滞在この間悦子帰国する。私は残り艇の整備を兼ねてのんびり過ごす。
(ID# 1274) |
2019/7/25 (木) Almeria 快晴 微風
今日は悦子が一時帰国する。昨日辻夫妻が乗った同じ便でマドリッドに向かい、そこからイスタンブール経由で帰る。
12時に空港までタクシーで送るがマリーナから15分かからないくらいの距離で便利だ。
8月8日に悦子が戻るまで単身生活になる。来客が多かったので暫くのんびりと艇の手入れをしながら過ごしたいと思っている。
アルメリアの町はフェニキア時代から古い歴史を持っている。どちらかというと小規模の都市という感じだ。マリーナの隣は長い砂浜が続き海水浴の人達で大変な賑わいだが観光客が少なく落ち着いた街で気に入った。
他の都市と同じでローマ帝国、西ゴート族の支配を受けていたが10世紀にイスラム勢力により征服された。15世紀後半レコンキスタによりスペイン王国の地となる。
イスラム時代にたてられたアルカサバの要塞は町を見下ろす丘の上に建ち海の景色も一望に見える。イスラムの時代の謳歌が偲ばれる。
又アルメリア大聖堂は北アフリカから来るベルベル人の海賊に備えて要塞化した珍しいカテドラルであった。
19,20世紀は鉱山業で港が栄え、現在は農業が盛んでヨーロッパの野菜、果物の出荷所になっている。
艇の清掃をした後上記のアルカサバ要塞に行くが要塞、眺望と見応えがあった。
夕方海水浴場に行き日課となった水泳を楽しんで暑くなった体を冷やす。
夕食は悦子が作っておいてくれたタイカレーを頂く。今日から暫く禁酒して後半のクルージングに備えることにする。
(ID# 1272) |
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