CAVOK日記
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2014/9/14 (日) Leros 快晴

 日曜日なので用事のある店はお休みだ。ゆっくり過ごすことにする。
 午前中に衣類の洗濯と艇内の敷物の洗いをする。
 マリーナのスキッパーズ・バーでコーヒーを飲みながら調べものをする。
 お昼にパスタオムレツとビシソワーズを頂く。
 午後読書をしているとオランダ人夫婦が訪ねてきた。こちらは気づかなかったがケメルでご一緒した夫婦だった。ビールを飲みながら歓談をした。彼らはこのレロスに艇(Stern号)を置いて一旦帰国して来年又ここから地中海を西に進む予定だそうだ。オランダからドナウ川を経て黒海経由で来たそうだ。我々もやりたかったルートだったが我々のヨットでは無理があった。彼らの艇は巡航型モータークルーザーなので出来た。来年は同じイタリア方面を行くので何処かでの再会を約束する。
 夕方風が治まったのでジブセールを開き、ジブセールの紫外線防止の一部が破れたので修理をする。
 夕食はサラダ、ヒレステーキ、ベーコンとズッキーニの炒め物、ご飯を赤ワインで頂く。
 どこにも出かけない静かな一日だった。


(ID# 624)
2014/9/13 (土) Xerokambos~Leros Marina(5NM)  快晴 北西10ノット

 ここセロケンボスに未だ数日いてのんびりしたいところだが、ギリシャに入国していないのと風の都合もあり5NM先のLaki湾にあるレロスマリーナに8:30ブイの舫いを解き向かう。09:50にはマリーナのポンツーンに舫う。
 レロスマリーナは一昨年CAVOK5を越冬させたところで1年半振りになる。懐かしい。
 ここはギリシャへのEntry Portになっていないが、レロスマリーナに前もって問い合わせたところ入国できるとの事だったのでここでギリシャに入国することにしていた。
 通常はカスタム用の桟橋に着けて入国検査を済ませてから上陸だが、ここでは後先逆で既にマリーナに入港してから町に手続きに行く。
 先ず警察に行き入国検査を受けパスポートにスタンプをもらい、その後ポートオッフィスに行きヨットの通行許可を得る。
 町までは歩くとマリーナから2、3km位あるのでラバーボートで海上を直線距離で行く。
 警察は隣町にありタクシーで行ったら、14時過ぎに来てくれと云うことで、出直して半日かかりになってしまった。
 お昼に素麺を頂く。他にも携帯電話やインターネットの手続きをしたかったが土曜日で午後には店が閉り月曜日まで待たなければならなかった。
 今日も良いお天気で北西の風が気持ち良く吹く。コックピットで遅い午後を読書しながら贅沢な時間を味わう。
 夕食はサラダ、チキンシチューとイワシの和え物をチャンカヤ白ワインで頂く。
 日比谷坦子さんから頂いたキャンドルライトが毎夕食コックピットのテーブルを揺ら揺ら照らして良い雰囲気を醸し出してくれる。
 静かな艇で眠りにつく。


(ID# 623)
2014/9/12 (金) Xerokembos(セロケンボス) 快晴

 朝悦子の「大変」の声で目を覚ます。デッキに出てみるとブイに舫ってあった隣の艇が近づいていた。風が無くお互いの艇の船尾が接近していた。風があれば同じ方向に艇が向くが無風状態だったのでこうなった。近づいただけでぶつかることもないのでそのままにした。
 相手の方も心配ないということで朝の事件は終了した。後程彼がCAVOK5にボートで来てニューカレドニアに行ったことは無いか聞いてきた。彼がニューカレドニアで私に似た日本人に会った事があり、もしかして同一人物かと思って尋ねに来たそうだ。ここには世界一周したり、大西洋を何回も横断したりと云うベテランセーラーが多くヨットマンの層の厚さを感じる。
 午前中にラバーボートで上陸してタベルナでコーヒーを飲みながらインターネットでお天気を調べる。トルコからギリシャに変わったのでインターネットキーも交換しなければならない。
 泳いだ後、お昼をタベルナで久しぶりのフェタチーズの乗ったギリシャサラダ、タコのグリル、イカフライをビールで食べる。漁港があるせいかイカ、タコはフレッシュで美味しい。
 ここは静かで安全な泊地なのでもう一泊してからここから5NM先にあるLeros Marinaに入港してギリシャに入国することにする。本来は入国検査前に上陸してはいけないが免じてもらった。
 夕食はあっさりとカモ汁でお蕎麦を頂く。
 陽が暮れるとセーターが必要な季節になった。又海水温度もトルコの地中海側では28度あったがここで図ると24度になっていた。
 静かな泊地でゆっくりした夜を過ごす。


(ID# 622)
2014/9/11 (木) Turgutreis~Leros(Xerokembos)(20NM) 快晴 北北西~西北西10ノット

 1年以上滞在したトルコとも別れギリシャに向かう。出国の書類の手続きをエージェントに頼んだら100€した。カスタムに行き出国の手続きについて確認したらエージェントに書類を作ってもらえと云う事なので仕方がない。
 稲次ご夫妻に見送りをしてもらいマリーナに隣接しているカスタムの岸壁に艇を横着けしてエージェントの人に手続きしてもらう。
 10:25に手続きが終わりギリシャに向け出港する。
 20NM先のレロス島の東端にあるセロケムボス(Xerokembos)の入り江を目指す。向かい風だが10ノット前後の順風でタッキングをしながらセーリングを楽しむ。
 入り江の中にはレストラン(タベルナ)が錨泊用のブイを設置してあり、それに既に10艇位のヨットが舫っていた。我々はアンカーを打つつもりでいたがブイが空いていたのでそのブイに15:30に舫う。
 我々はブイに舫うとき船首でブイを取って舫うのは、高い所から取るので結構大変なのでスターンからブイに近づき舫ってからロープを船首に持って行く方法を取っている。
 舫った後、ラバーボートを降ろして上陸して村の様子を見に行く。浜辺は海水浴場で西側には小さな漁港がある。海水は透明度が高く綺麗だ。ブイの持ち主のタベルナに行き、ビールとイカフライを食べる。
 泳ぐと海底まで透き通って見え気持ち良い。
 日が暮れると半袖では寒い気温になってきた。
 夕食は午後遅く食べたイカフライが効いてお腹が空いていなかったので軽くスパゲティで済ます。
 食後は二人コックピットで横になり過ごす。入り江の静かな夜だった。
 ここの泊地は前に知り合ったフランス艇のJohnに教えてもらったところだ。


(ID# 621)
2014/9/10 (水) Turgutreis 快晴

 朝寝坊をして9時過ぎに起きる。昼食に稲次夫妻を招く。卵焼きと冷やし稲庭うどんをお汁とゴマダレで頂く。稲次さんはイワシの唐揚げ、イワシの酢締とスイカを差し入れしてくれた。食後のスイカも美味しかった。トルコのスイカは甘くて果汁が多く歯ごたえがあり美味しい。
 お昼のビールが効いて食後コックピットで昼寝をした。その後プールで泳いで運動不足を解消する。
 夕方6時からボドルムにある稲次さんご贔屓のレストランKomodorにドルムッシュ(ミニバス)に乗って行く。ここのオーナー夫人は1985年イラン・イラク戦争の時イラン在中の215人の日本人を救出するために救援機を派遣してくれたトルコ航空のチーフ客室乗務員の方だった。
 この時の状況は48時間以内にイラク・サダムフセインがイラン上空を飛行する飛行機は総て攻撃すると突然通告した時だ。定期便は運航を取りやめ各国は臨時便を飛ばして自国民を優先してイラン国外に脱出させたが日本国からは救援機が派遣されず、窮地に追い込まれたときトルコ政府がトルコ航空機を派遣してくれた。この時トルコ人が未だ600人以上いる中、日本人を優先して乗せてくれ、トルコ人は陸路脱出した。脱出したトルコ人は誰も文句を言わなかったそうだ。これには背景として明治23年のエルトゥールル号の話があった。
 元客室乗務員のオーナー夫人マノリアさんは上品な素敵な方でこちらからもあらためてお礼を言わせて頂いた。そしてご丁寧に我々の乗ったタクシーを見送ってくれた。
 このレストランKomodorは丘の上の住宅地の中にあり家族経営のレストランだ。お客様は一杯になり20位あるテーブルが満席になっていた。
 メゼ特にタコのグリルは美味しかった。そしてメインのオコゼのアクアパッア風の魚スープは絶品であった。今まで海外で食べたお魚料理で一番おいしく感じた。
 心地よい風が吹くよしず張りのレストランで白ワインを飲みながら極上の時間を稲次夫妻と過ごした。
 稲次夫妻にはマノリアさんのレストランをご案内して頂き大変感謝する。


(ID# 620)
2014/9/9 (火) Turgutreis 快晴

 朝起きると既に辻夫妻はボドルムに昨日見る事が出来なかったボドルム城の観光に出かけていた。
 我々は久しぶりにデッキの水洗いや艇内の片づけをしてシーツ等をランドリーに出す。
 お昼前に辻夫妻が戻りお土産にチャンカヤの白ワインを買ってきてくれたので、お昼にラタトゥーユとスパゲティペペロンチーノを早速その白ワインで頂く。
 短い期間であったが天候にも恵まれ予定通りに航海出来、又辻夫妻も積極的にクルージングを楽しんで頂き楽しい航海だった。
 14:15に頼んでおいたタクシーでボドルム空港に向かった。
 見送った後暫くお昼寝をしてから、明日からの航海のための買い物に出かける。夕方マリーナの隣の海水浴場で日課の海水浴をする。
 今日はスーパームーンだ。稲次さんから夕食を、満月を見ながらしましょうとお誘いを受けていたのでイワシの酢締とゴマダレイチジクを持参してお邪魔する。
 巻き寿司、牛ヒレとホウレンソウの胡麻和えを用意してくれた。巻き寿司は卵焼き、山海漬け、うに、胡瓜、鮭を巻いて食べたが久しぶりの寿司飯、海苔で美味しかった。
 陽が暮れるとともに東の空に満月が上ってきて美しい夜をハイドロレンジャー号の2階のデッキで楽しんだ。


(ID# 619)
2014/9/8 (月) Knidos~Turgutreis(24NM) 快晴 西~西南西 7~15ノット

 トルコでの最終レグの日だ。08:40にアンカーを揚げる。静かな海面に向かい風だが良い風が吹き気持ち良いセーリングになる。日中の暑いときは向かい風の帆走の方が風を受けて心地良い。
 ギリシャのコス島との間の海峡を、タックを何回かしてTurgutreisのマリーナの手前まで帆走する。
 マリーナにVHFで入港の連絡をするとラバーボートが来てくれ、ハイドロレンジャー号の脇に誘導してくれた。
 今回で3回目の入港になるがハイドロレンジャー号の稲次ご夫妻が今回も迎えてくれた。
13:30に舫いを取る。
 早速お昼にキジ丼をナスの味噌汁で頂く。
 明日辻夫妻がイスタンブールに発つので今日中にボドルム(Bodrum)観光に行くが生憎と月曜日でボドルム城は休館だった。
 ボドルムは大変賑わっている港町で港には何十隻のガレッタ船が連なっていた。
 夕食は稲次夫妻のご案内で前回行ったことのあるトルコ料理のレストランに連れて行ってもらう。レストランの前の浜辺から見るエーゲ海の島々の中に沈む夕日が美しかった。
 焼き野菜、シシケバブ、ラムチョップ、キョフテ、そして牛肉、フレンチフライ、チーズ、玉ねぎが入った肉鍋を食べる。種類は多いが少しずつみんな食べる。それぞれが美味しかった。
 又稲次夫妻の14年に亘るヨーロッパでの航海のお話も大変楽しかった。
 艇に戻り稲次さんのグランドバンクスの2階のデッキで中秋の名月を楽しんだ。


(ID# 618)
2014/9/7 (日) Datca~Knidos(20NM) 晴れ後一時にわか雨 西南西7~13ノット

 8時過ぎに隣の艇が出るので、先に出てもらう事にする。前日2回目に潜った時に我々のアンカーを他艇が絡まり揚げた形跡があり少し複雑にアンカーが絡まっていた。
 先に出た隣の艇の人達が潜ったりして絡みを取り無事アンカーを揚げる。我々も直ぐアンカーを揚げてチェーンの絡まりを解いてくれた隣の艇にお礼にお箸を渡す。トラブルをトラブルでなく簡単に処理してくれフレンドリーだ。こちらではこのようなやり取りがあるので気持ちが良い。
 08:40に出港して湾を出た後早速セールを揚げる。向かい風だが7~12ノット位の良い風が吹き、静かな海面を帆走する。辻さんは、初めてヨットを操縦する。
 タックを何回か繰り返してからお昼にソーメンを頂く。青空と美しい色の海の中、そよ風を浴びながらのヨットの上での食事は極上だ。
 食後風が落ちてきたので機走で最後の1時間弱を走る。
 Knidosの入り江の桟橋にいつもと同じように横着けしようとすると桟橋の先端にアンカーを打って槍着けする様指示される。チャーターヨットの集団が桟橋を予約で占領していた。
 早速潜ってアンカーの効きと横の艇のチェーンと交差していないか調べたが問題なしだった。  辻夫妻はKnidosのギリシャ時代からの遺跡の見学に行く。
 午後遅くなるにつれてどんどんヨットが入ってきて桟橋に23艇が係留、係留場所が無く横抱きにしていた。そして錨泊している艇も23艇あった。狭い入り江にすし詰め状態になっていた。二つのチャーター会社がフロティラ(船団 Flotilla)で大挙押し寄せてきたので一杯になった。フロティラは初めての海域を、艇をチャーターしてクルージングするのには良いシステムで1艇にプロが乗って何艇かの船団を誘導しながらクルージングを楽しむシステムになっている。
 夕食はトマトサラダ、賀茂ナスの田楽、鶏の照り焼きを白ワインで頂く。
 月が大分丸くなってきた。


(ID# 617)
2014/9/6 (土) Bozukale~Sim~Datca(24NM) 快晴 西北西15~20ノット

 昨日から朝方にかけて風の強い予報が出ていた。そして今日も午後から強い風の予報が出ているのでお昼にDatcaに着くように0800に舫いを解く。
 Bozukaleの半島を越えるまでは横風を受けてメインセールをリーフして機帆走するが、半島を越えてからコースが風向と正対する。20ノット近い風の中機走で途中予定していた寄港地Simを目指す。Sim島はギリシャなので、上陸せずSim港の中をぐるりと回り景色を眺めるだけにした。
 その後Datcaを目指すが白波の起つ海面を機走する。
 Datcaに近づき2NMをきったころから陸のブランケット影響で風が治まる。Datcaは小さな風光明媚な漁港だ。アンカーをバウから打ちスターンを岸壁に舫う。岸壁が円の形で中心が海側なので中心に向けてアンカーを打つ感じなので、どうしてもアンカーチェーンが他艇のチェーンと絡みやすい場所だ。
 案の定潜ってみると隣の艇と交差していた。隣の艇にその旨伝えて明日出るとき教えてくれと伝えたらノープロブレムと何の心配もしていない。Datca港ではこの件は日常茶飯事な事の様だった。
 土曜市があるということで行ってみるが、どこにでもあった衣料市であった。
 町は田舎のバカンス村と云う感じで岸壁の周辺はブーゲンビリアで飾られたレストランが何軒もあり青空に美しく映えていた。
 港の横の小さな海水浴場で泳いでから水浴びをするが、泳ぐと暑さが引いて気持ち良い。
 夕方いつものようにエビのタパスとグリンペッパーのタパスをジンベースのカクテルのブルで楽しむ。
 夕食はナスの味噌汁、お握りをこちらで買った小魚の酢漬けと梅干しで頂く。暫くこちらの料理が続いたので日本からのお米のお握りが美味しかった。


(ID# 616)
2014/9/5 (金) Bozukale 快晴

 今日は風が若干強くなるのでここでもう一泊することにした。久しぶりに私は朝寝坊をして8:30に起きたら皆さん居ない。
 辻夫妻は既に丘の上にある城塞に散策に行っていた。
 泳いだりしてゆっくりした午前中を過ごしお昼に冷やし中華を頂く。
 午後は一休みの後ラバーボートを降ろして入り江を一周する。Lorymaと言われたこの地域は紀元前1000年からの歴史ある場所だ。残念ながら当時の遺跡を見る事が出来なかった。
 9月過ぎてから雲が山沿いに出る様になった。夕方になり鱗雲が広がってきた。気温も下がり大変過ごしやすくなってきた。
 レストランから出前で、カラマリフライ、フライドポテト、サラダを頼んでブルで一杯やった後、夕食にラムチョップを頂く。
 今日もコクピットで寝てしまう。夜更けに寒さで起きて艇内に入った。


(ID# 615)
2014/9/4 (木) Marmaris~Bozukale(30NM) Marmaris~Bozukale(30NM)晴れ 微風 西南西15~20ノット

 朝マリーナ内のランドリーに洗濯ものを取りに行き、マリーナの支払いを済ませ09:50に出港するがサングラスをオフィッスに忘れのたに気が付き戻る。再度10:10に出港する。
 狭くなっている湾の出入り口を沢山のヨット、ガレッタ船と一緒に通過する。
 お昼にチャーハンを頂いた後、良い風が吹き出しセールを揚げる。向かい風だが波のない海面を10~15ノット位の風を受けクローズホルドで快調に帆走する。風が段々強くなり白波も多くなりメインだけリーフするが7ノット近いスピードを確保する。3度ほどタッキングをしてBozukaleの入り江の手前3NMで機走に変える。
 辻夫妻は初めてのヨットなので船酔いを心配したが全く船酔いすることは無く安心してセーリングが出来た。
 Bozukaleでは今回4度目になるお馴染みのAlibabaのレストラン桟橋に槍着けする。
 早速全員海に飛び込む。
 夕方カクテルのブルと辻さんが作ってくれたバーボンベースのカクテルをチーズ、エビのタパスで楽しむ。
 夕方には桟橋はヨットで一杯になる。
 桟橋にレストランの従業員が大きなイナダに似た採りたての魚を一匹抱えてきて注文を取りに来たので切り身2人分を注文する。
 夕食は掘立小屋に近い建物のレストランでメゼ、注文した魚のグリル、カラマリフライを白ワインで食べる。
 魚は白身で美味しかった。
 艇に戻りトルココーヒー、ウイスキーのオンザロックで夜空を眺めながら楽しむ。


(ID# 614)
2014/9/3 (水) Marmaris 晴れ

 朝6:40に95KM先のDalaman空港に今日帰国の途につく正田さん、イスタンブールに行く酒井さんをのせてレンタカーで出発する。整備された一本道が空港迄続いていた。
 そして正田さん、酒井さんと出発ロビーでお別れをした後、国際線の到着ゲートに辻夫妻をお迎えに行く。既に到着していて携帯で連絡を取り合い久しぶりの再会をする。
 帰りは折角なのでMarmarisの賑やかな町を抜けてAlbatorsマリーナに到着する。
 長旅にも拘わらずお二人ともお元気で、ビールで歓迎をする。
昨日頼んでおいたバウスラスターのバッテリートラブルの修理をメカニックに頼んでいたがお昼前に来てくれ、直してくれた。充電出来なかった原因はターミナルの劣化だった。
 一休みした後、Marmarisの町に出てウオーターフロントを散歩する。前回行ったことのないオスマントルコ時代のお城に登る。海岸線が一望に見える。又ここにはこれから行くKnidosの遺跡が展示してあり参考になった。
 ミグロスの大きなスーパーでこれからの航海の買い物をしてからレンタカーを返しに行き、そのままマリーナ迄送ってもらう。
 夕食は野菜サラダ、ゴマダレイチジク、チキンカツレツを白ワインで頂くがチキンカツレツのソースがオレンジ味で美味しかった。


(ID# 613)
2014/9/2 (火) Ciftlik~Marmaris(12NM)  快晴 微風

 昨日刺された蜂の痕が腫れて一晩中痛みがあった。朝方少し熱っぽかったので体温を測ると36.9度あった。朝食の後10:00に桟橋の舫いを解く。
 風は弱かったが風向が良かったのでセールを揚げてセーリングをする。波が無いせか微風にもかかわらず心地よい。
 私は熱っぽいので正田さんにウオッチを続けてもらい艇内で休む。
 13:00にAlbatorsのマリーナに今度は外桟橋に横付けをする。
 着いてからも暫く休んでいたら熱も下がってきた。
 夕方タクシーで町に出て明日イスタンブールに行く正田さんと酒井さんの見送りと入れ替わりに来る辻夫妻を迎えにDalaman空港に行くため、レンタカーを借りる。
 夕食はキュウリの浅浸け、ポテトのガーリックグリル、ラタツーユ、ラムチョップを赤ワインで頂く。今日の晩餐会は3週間一緒にセーリングした正田さんと31日に来た酒井さんのサヨナラパーティーであった。
 Marmarisの長く伸びる海岸線の明かりを見ながら夜長を過ごす。丁度正田さんの居た期間は天気と風に恵まれ楽しい航海が出来た。


(ID# 612)
2014/9/1 (月) Marmaris~Ciftlik(12NM) 快晴 南西5~10

 新しく酒井さんが加わりCiftlikに一泊ピクニック航海に行く。
10:10にバウのアンカーを揚げて静かな湾を機走する。湾が開けたところから南西の7,8ノットの良い風が吹き出しクローズホールドの帆走を楽しむ。周りには多くのヨットが今までになく出ていた。
 12:50にCiftlik湾の中にあるRafet Baba のレストラン桟橋に横着けする。ここも馴染みの場所で皆さん覚えていてくれた。
 桟橋には電気、水、レイドライン(アンカーの代わりに常設してある舫いライン)が備わっていて便利だ。透明度の良い海で早速皆さん泳ぐ。
 岩場の山に登り上から湾の写真を撮って戻るときに足首を蜂に刺される。ミツバチと違う種類の蜂で足が少し腫れ痛みも出てきた。結局この痛みは朝方迄続いた。
夕方には10艇以上のヨットが桟橋に係留した。
 19:30からレストランで、サラダ、キョフテ、オラーダのグリル、カラマリフライをチャンカヤの白ワインで食べる。食後にはフルーツがついてきた。
 食事代は係留料含めて4人で183トルコリラ、日本円で約9000円だ。素晴らしいヨットライフが出来る環境だと思う。  夜は涼しくなり長袖が必要なくらいになる。


(ID# 611)
2014/8/31 (日) Marmaris 快晴

 26日から乗艇していた奥村純代さんが今晩イスタンブールに帰る。そして正田さんのホッケー部の後輩の酒井充穂子(平成23年卒)が3日まで乗艇する。彼女は三菱商事に入社後1年間研修でトルコへ語学研修で派遣された経験を持つ。
 午前中はそれぞれ過ごして、お昼に奥村さんが持ってきてくれたイカスミパスタを頂く。
 パスタ自体が真っ黒で味もコクがあり美味しかった。
 ここはアンカーを打って係留しているが隣の艇とアンカーが交差しているようなので潜ってみると案の定交差していた。隣はイタリア人の艇で昨日サルデーニャ島に関する情報を教えてもらった。彼らが出港するときに彼らのチェーンの上に打った我々がアンカーを揚げて暫く彼らが出港するのを待って彼らが出た後再度アンカーを打って係留する。
 このようなケースは時々あり、注意して打つが難しい事がある。
 15時過ぎに酒井さんが到着する。彼女は休暇でトルコに来て最初我々のクルージングに参加してその後イスタンブールで過ごすそうだ。
 夕食はチキンスープカレーを頂く。食後奥村さんをタクシー乗り場まで行って送る。彼女はトルコ語が巧みなので大変助かった。
 夜は酒井さんが持ってきてくれたオールドパー・クラシック18年をロックで飲みながら話が弾んだ。日中の暑さと違い夜は急に秋らしく涼しくなり快適な睡眠がとれる。


(ID# 610)
2014/8/30 (土) Marmaris 快晴

 今日は観光船でダルヤンツアーに行く。8時にタクシーで係りの人と待合せのMarmaris港の前にあるツアーオフィスに行くが、約束の時間になっても係りの人が来ず結局自分たちで今日予約してあったORCA号に出港時間に間に合うよう行く。
 9:30発で帰着が19:30の約10時間のデイクルーズで、途中岩場で海水浴をしたり、亀の産卵で有名な長い砂浜のあるタートルビーチで泳いだり、亀の餌づけ、Dalyanには小舟に乗って途中カウノスの紀元前にリキヤ人が作った岩窟墓の見学、そしてDalyanでは泥温泉に浸かり、小舟の上では当地名物ブルークラブを食べて、夕方夕陽を見ながらのんびりした一日を過ごす。
 艇に戻ったのが20時過ぎになったのでマリーナのレストランで軽く夕食を済ます。


(ID# 609)
2014/8/29 (金) Ekrincik~Marmaris(21NM) 快晴 微風

 今日は私の69歳の誕生日になる。健康に生んでくれた両親に感謝する。
 ひと泳ぎした後10:20に桟橋を離れ静かな湾を出る。出たあたりから少し良い風が吹き出しセーリングを楽しむ。EkrincikとMarmarisの間には軍の施設がある湾がありその沖合は制限地区になっているので、その制限地区を迂回する航路を取る。但しガレッタ船は平気で中を通過している。他のヨットが途中から制限地区に入っていたのでその後を行き近回りした。
 ここMarmarisは昨年1か月夏停泊したところでその後も何回か来ているので懐かしい所だ。今までここではNestle Marina, Yacht Marina, Albtros Marinaと3か所に係留したことがあるが、料金の安いAlbtros Marinaに15:40アンカーを船首から打って槍着けにする。
 一休みの後町にタクシーで行き明日のDalyan行の観光船の予約をしに行く。
 朝9時発夕方7時着、お昼、泥温泉、海水浴付きで65トルコリラのお得なコースだ。
 昨年この観光船に乗って楽しかったのでこの船にした。
 夕食はハモンセラーノでブルを楽しんだ後、久しぶりの稲荷寿司を頂く。
 食後サプライズで正田さん、奥村さんがこっそりケーキを用意してくれ私の誕生日のお祝いをしてくれた。
 これからも健康に留意して航海を続けたいものだ。


(ID# 606)
2014/8/28 (木) Twenty two~Ekrincik(30NM) 快晴 微風~南西5~8ノット

 両サイドぎゅうぎゅうに詰めてあるので出ていくのに両サイドのフェンダーがお互いに絡まないように押しながら挨拶して静々と08:40に出港する。
 風が無く行程の半分は機走になる。一時ジェネカーも揚げるが風が前に廻り降ろす。お昼にソーメンを頂いて暫くしてからアビームの5~8ノット程度の良い風が吹き出し最後の1時間半位快適なセーリングを楽しんだ。
 桟橋を見ると8月20日Kalekoyで会ったMarco Polo号が係留している。素敵なロシア夫人に再度会えるかもと期待する。
 14:20に舫い、早速泳ぐ。泳いだ後のスイカが美味い。
 一休みしているとロシア夫人のグループが帰って来て再会を喜ぶ。偶然の再会であった。
 夕食はレストランに行かず、Fethiyeの肉屋で仕入れたラムチョップを艇で頂く。
 艇内はガスレンジを使うせいもあり35度以上あり大変暑い。その中でいつも悦子は料理を作ってくれるので大感謝である。
 トルコのラムは美味しく、今日のラムチャップも大変柔らかく味も最高だった。
 ニンジンとトマトのサラダ、ナスとペッパーの中華風炒めを純代さんが持ってきてくれたリオハの赤ワインで頂く。

(ID# 605)
2014/8/27 (水) Fethiye~Twenty Two(15NM) 快晴 南西10~15ノット

 昨晩遅かったので9時近くの起床になる。朝食抜きにしてプールで泳いでから早いお昼を頂く。
 昼食後12:20に舫いを解き、Skopea湾の入り江のTwenty two Fathom Coveに向かう。ここも5月と6月に行ったことがあり3回目の訪問になる。
 南西の10~15ノットの良い風を受けながらの気持ち良いセーリングを楽しむ。
 狭い湾への入り口をセーリングで今回は通過する。15:10にAmigo’s Boat Restaurantの桟橋に槍着けする。既に桟橋は2艇の大きなカタマランともう一艇の艇で占領されていて隣の岸から舫いを取る。岸からもレイドラインがあり助かる。全員で泳いでからレモンを絞って作ったカクテルブルが喉を潤す。
 近くの山に登って入り江の様子を上から写真にとる。
 5艇がここの係留の限界艇数かと見ていたが、何と9艇の係留になった。
 浜辺に机を急遽並べた感じの食卓でメゼ、チュップラと云うタイに似た魚のグリル、チキンキャセロールを持ち込みの白ワインで食べる。釜戸で煮た鍋から各テーブルにそれぞれ注文した分を分けていく。お客さんは50人以上いたが皆さんでキャンプしているような雰囲気だった。
 家族経営で、人懐っこいご主人と奥さん、娘、息子たちが働いていた。
 最後にスイカとメロンのサービスがあり、お腹いっぱいになり艇に戻る。
 今晩は大分涼しくなり外で寝るのは寒いくらいなので、水割り1杯飲んでから艇内で就寝する。
 8月も後半になり少しは秋の気配になったのかと思う。


(ID# 604)
2014/8/26 (火) Fethiye  快晴

 今日も静かで青空の朝を迎える。風は一日の日変化で午前中無風からそよ風、お昼前より南西風が吹き出し午後1時頃より強くなり20ノット位になる。そして夕方治まり日が暮れてから北東の風になるパターンがほぼ連日続いている。気温は艇内で朝方は26度位だが日中は37度位まで上がる。日中は太陽の下では暑すぎる。日陰で風があると空気が乾燥していて通常湿度50%以下なので過ごしやすくなる。風が無いと海に飛び込むしかない。
 露が降りる事は無く、夜コックピットで夜風を受けて寝ると気持ち良い。夜半涼しすぎて目が覚めて艇内で寝ることになる。
 朝食事前洗濯をして、デッキで干しておいたらお昼にはカラカラに乾いていた。
 ホテルの綺麗なプールで泳いだり休んだり、プールサイドのバーでWifiを使ったりして過ごす。
 お昼にチキンキャサロールのラップした料理を頂いた後、Fethiyeの町を散策して魚市場でクルマエビを買って帰る。
 夕食はここのレストランで今日も食べる。雰囲気が良いレストランで停泊料も安くなるので経済的でもある。豆の本日のスープ、地中海サラダ、スプリングロール、スズキのグリル、ラザーニアを白ワインで頂く。
 22:15ダルマン空港着の便でイスタンブール在中の奥村純代さんが来るのでFethiyeのオトガルに迎えに行く。
 24過ぎに無事到着、一年ぶりの再会だった。
 タクシーでマリーナに帰ってから皆で一杯飲んで久しぶりの夜更かしをして休む。

(ID# 603)
2014/8/25 (月) Gemiler~Fethiye(15NM)  快晴 南西10~15ノット

 朝食の後ラバーボートで海水浴場まで後学のため様子を見に行ってからひと泳ぎする。
 隣のカタマランのヨットの女性はイスラム教のトルコに拘わらずトップレスで泳いでいた。おまけにデッキのシャワーを浴びるときは全裸になっていた。
 09:30にブイから舫いを解き馴染みになったGemilerから半島を一つ越えた湾内のFethiyeに向かう。
 南西の10ノット位の風が吹きダウンウインドタッキングをしながら静かなセーリングを楽しむが丁度マリーナに着くころ風が強くなってきた。静かな風の時に係留したいものだ。
 13:30にYacht Classic Hotel Marinaに着けるがここはVHFの通信が無く、マリーナのスタッフが出てこなかったので電話で連絡したら直ぐラバーボートで来た。
 横風が20ノット以上吹いている中での槍着けは戦略が必要だ。
 3回目の入港になるがプチホテルのある素晴らしく素敵なマリーナである。
 お昼は正田さんがベーコンとズッキーニのグリル、イワシとオニオンの炒め物を冷えたビールでご馳走になる。
 海辺の素敵なレストランで錨泊の為暫く電波状況が悪かったためインタネットを休んでいたのでチャイを飲みながら溜まった仕事をする。
 艇に戻ってからは暫く水浴びをしていなかった艇を洗う。
 夕方お洒落なプールで泳いだ後、冷房付きのシャワールームでシャワーを浴びてレストランで食事をする。食事をすると係留料は40トルコリラ、食事をしないと200トルコリラの料金だがマリーナ施設、環境含めてリーズナブル以上だ。
 因みに今晩地中海風サラダ、カラマリフライ、スタフッドマッシュルームのグリル、鶏のキャサロール、キョフテのキャセロール、スパゲティ・ナポリターナ、白ワインで食べて係留料40トルコリラを加えて245トルコリラであった。食事代、係留料込の値段なので大変お得であった。
 そして3日目にKasで会ったQuentin夫妻と偶然一緒になる。娘たちはホテルに宿泊して明日フランスに戻るとの事だった。
 又食事しているときに近くのテーブルのグループが巻きずしを箸で食べていたので使い方を教えてあげたら大変喜んでいた。

(ID# 602)
2014/8/24 (日) Wall Bay~Gemiler (15 NM)  快晴 南西10ノット

 毎日同じような好天が続く。気温の方も日中は40度近く上がり、艇内での気温は36度を指す。
 夜は眠れないほどの暑さは無くコックピットで寝ていると夜半涼しくなり船内に入らないと寒いくらいになる。
 今日は昨晩風の予報が強かったので錨泊を止めたGemilerに行く。やはり今日も昨日程ではないが予報で夜若干強めの風が出ているのでGemilerでアンカーを打ってお昼を食べた後Fethiyeに行く計画をしていたが、モーターボートに乗ってきた男が固定ブイを案内してくれたのでそのブイに舫う。一日60TLだったが安心して錨泊出来るので今日はここに地泊することにした。
 スターンにも岸壁から舫いを取る。
 お昼にトマトオムレツとパスタを頂きその後ラバーボートを降ろして近くの入り江のSoguksu Limaniに行く。小さな入り江にガレッタ含めて10隻以上停泊していた。中々良い場所なので次回来ることがあればここに錨泊してみたい。
 Gemilerの泊地にも沢山ガレッタ船含めて入ってきている。まさにオンシーズンだ。
 暑くなった体を冷やすのは海に浸かるのが一番なので何回も泳いで体を冷やす。暫くは涼しい。
 風はセーリングの時は勿論の事、停泊中にも素晴らしい恩恵を受けている。この航海の楽しみに一つに風との対話もある。
 夕食は肉じゃが、トマトソースのパスタ、きゅりの浅漬け、昨晩の残りのタイカレー、ご飯を白ワインで頂く。
 錨泊時はバッテリーだけになるので電気をあまり使えない。夕食後は星を見ながら食休みをして早く眠りに就くのが習慣になっている。今晩も天の川を見ながら正田さんと私はコックピットで寝てしまう。
 夜半になると冷えてきて船内に入る。湿度が少ないので外で寝るのも気持ちが良い。

(ID# 601)
2014/8/23 (土) Yesilkoy~Wall Bay(41NM)  快晴 西20ノット

 0820にアンカーを揚げる。今日の天気予報は西風が午後強くなり、夜半にはもっと強くなる予報だったのでGemilerの錨泊を止めてそこから約10NM先にあるWall Bayのレストラン桟橋に目的地を替える。
 湾を出ると当初北北西の風が15ノット程度吹き暫くセーリングするが風が西からの真迎えの風に変わり機走する。半分ほど来たところで風が西南西に変わりコースも北西になったので3ポイントリーフにして揚げる。予報通り、時折25ノット程度の風になりクローズで6~7ノットキープしたセーリングになる。今回 同乗者はヨット経験者の正田さんなので引き返すこともなく目的地に行く。
 お昼は揺れが大きいのでビールとビーフジャッキーで済ます。揺れのある時は、贅沢は言わない。
 Wall BayはFethiyeの近くだがこの辺りに来ると多数のヨットを見る。
 狭い海峡を抜けて湾内に入るが相変わらず25ノット前後の強い風が吹き白波だらけだった。
 1年ぶりにWall Bayのレストラン桟橋に着ける。
 お昼を食べてないので早速レストランでメゼ、カラマリフライ、ポテトフライをビールで食べる。ここもレストランで食事すると係留代は取らない。但し電気、水道は着いていない。
 食事の後ひと泳ぎする。夕食はタイ風カレーを白ワインで頂く。
 ビミニの日よけを外して満天の星を見ながらコックピットで寝てしまう。夜こちらでKatabaticと云う風が時折唸りをあげていたが囲まれた桟橋では心地よい風になって吹いてくれた。


(ID# 600)
2014/8/22 (金) Kas~Yesilkoy Limani(Kalkan) (15NM)快晴 微風

 Kas Marinaのマネジャーがオフィスの前を通るとわざわざ出てきてくれ私を覚えていてくれ挨拶をしてくれる。再会を約束する。そして昨日チャイをご馳走になったトルコ人のAlpaslanに挨拶に店に行くが彼はFethiyeに出かけていなかったので店の店員にサヨナラを伝えて置くようお願いする。
 11:30に昨日一緒したイギリス人夫妻(Geoff & Caroline Quentin)と孫(Otto)の見送りを受けて出航する。
 今日も同じような天候だが風が無く15NM全行程機走になる。
 Kalkanのマリーナには何回か入っているが今日はマリーナの近くのアンカーレッジで錨泊をすることにした。ここは以前アランヤで知り合ったドイツ人と結婚しているフミさんが教えてくれたポイントだ。
 機走で走っているときは風を受けて気持ち良いが丁度お昼のを食べるころ風が後ろに廻り風を感じなくなる。お昼はアツアツのカレーうどんを、汗をかきながらビールと共に頂く。
 ガレッタ船が数艇、ヨットも数艇舫っていたがガレッタ船が出た後の場所にアンカーを打つ。深さ6mの砂地で安心して錨泊が出来る。岸壁に船尾からも舫いを取る。
 風が無く大変暑く、船内は36度、海水温度は29度と海に飛び込まないと暑さを凌げない。フミさんのリコメンドの錨泊地だけあって透明度の高い海で気持ちが良い。
 18時になると湾を囲む西の山に太陽が隠れ、日よけを外すことが出来てホットする。
 陽が沈むとともに北東からの陸風が吹き始め助かる。
 海の上での食事は美味しい。今晩はステーキ、トマトサラダ、ナス田楽を赤ワインで頂く。ステーキは久しぶりだったが柔らかくて美味しかった。
 風が艇内にも通り心地よい眠りに就いた。


(ID# 599)
2014/8/21 (木) Polemos~Kas(18NM) 晴れ 南西4~6ノット

 ここは湾の奥まった中にある錨泊に最適な場所だ。静かな海で朝を迎える。朝食の後シャワー代わりに泳ぐ。
 08:50にアンカーを揚げてKekova島の入り江Tersaneを覘くが狭い入り江でガレッタが2艇錨泊して中に入り辛そうだったので諦めてKasに向かう。
 途中から南西の弱い風が吹き出したのでセーリングを楽しむ。速度は3~4ノット位だが今日のレグは短いのでお昼にキジ丼ぶりを頂きながらのんびり航海をする。登りになるので風が入り気持ち良いセーリングになる。
 Kas Maina も何回か来ているのでラバーボートに乗ったスタッフが覚えていてくれた。
 14:10に舫いを取る。ここにも日本語をしゃべれる知り合いがいるので彼の店に顔を出して挨拶する。日本語は日本との取引がある関係で覚えたそうだ。
 マリーナの隣はプールと海水浴場があり、正田さんと二人で泳いでプールサイドでビールを飲む。
 夕食前に一杯飲んでいると英国人の年配の方が話しかけてきた。この方がおじいさんでこの夫婦、娘夫婦、孫たちの家族でセーリングを楽しんでいる。
 彼は孫の17歳の少年が日本語を勉強中だということなので艇に来るよう誘ったら全員来て賑やかなミーテイングになった。御嬢さんは〝根付け“を知っていた。彼女はジェリー造りが趣味の様だった。
 夕食はラムカレーと胡瓜の浅漬けを頂く。夕方から気温が下がり過ごしやすい夜だった。

(ID# 598)
2014/8/20 (水) Kalekoy~Polemos(Kekova) (2NM) 快晴 西10ノット

 桟橋には我々の後ろに一艇舫ってありその艇が出てから出港することにする。
 後ろの艇(Marco Polo)は例の混成チームだが、その中の素敵な気品のあるご婦人がCAVOK5をスケッチしてくれそれをプレゼントしてくれた。彼女はロシア人だがフランスに住んでいるそうだ。
 一緒に写真を撮らせてもらう。
 彼女達が出た後すぐに我々も11:20に舫いを解き同じKekovaにあるWooden Bay に行く。ここは昨年寄った所だ。途中Ugajiの湾によってからWooden Bayに行くが錨泊のポイントが上手く見つけられずKekova湾の奥にあるPolemosにアンカーを打つ。ここは底が砂地で深さが6m前後で大変安心できる錨泊地である。
 お昼を昨日食べきれなったフィッシュスープをテイクオウトしたのでそれをリゾットにして頂いた。素晴らしい味が出て美味しかった。
 東西に長い湾で西風が気持ち良く入り食後の午睡を楽しむ。
 15時過ぎにラバーボートを降ろして錨泊出来なかったWooden Bayに行く。この小さな入り江は湧水が出ていて所々海水が冷たく気持ち良い。何せ海水温が29度、気温が35度あるので冷たい海水はオアシスの様だ。
 今日は一日西風が10ノット強吹き暑さを飛ばしてくれる。
 夕食は鶏の照り焼き、ニンジンの卵とじ、野菜サラダを気持ち良い風が吹くコックピット頂く。魔法のキャンドルは風にもめげずテーブルを照らしてくれた。
 今日は自然の風を一日中満喫出来た。
 コックピットの日よけを外し、夜空を眺めて夜長を楽しんだ。


(ID# 597)
2014/8/19 (火) Karoloz~Kale koy (5NM)  晴れ 微風

 今日も朝食後泳ぐ。この入り江では亀が居て数匹見る事が出来た。追いかけて泳ぐと同じような速度で逃げる様に亀が泳ぎその後を暫く追い掛けたりして遊ぶ。水中写真でも良く取れた。
 錨泊していたヨットが出てその後に又ヨットが来たりしていた。我々は10:30にアンカーを揚げてケコバ島の向かいの本土のカレコイに向かう。約5NMの近い距離なので機走する。
おなじみになったHasan’s Romaのレストラン桟橋に着ける。シーズンの割には舫っている艇は少なく1艇だけだった。
小さな観光船が次から次へと桟橋に着け客を運んでいる。この村は風光明媚なのとヴェニチア時代の城塞があるので観光スポットになっている。
ヨットも徐々に入ってきて5艇が桟橋に舫った。
綺麗な海なので皆さん泳いでいる。我々も泳ぐ。
我々の後ろに舫った艇はイギリス人、ロシア人、フランス人の混成チームの面白い組み合わせだった。
夕食はここの桟橋のHasan’s Romaでスズキのフイッシュスープをメインにカラマリフライ、ズッキーニボール、野菜サラダを白ワインで食べる。フィッシュスープの味は自慢の料理だけあり、味に深みがあり美味しかった。残った分は艇に持ち帰る。
325トルコリラ(約16000円)は料理の割には、若干トルコとしては高いが係留料込なのでまーまーかと思う。
 艇に戻り風にも消えない日比谷坦子さんからのプレゼントのLEDキャンドルライトの炎を見ながら夜を楽しむ。
 日中は35度以上で夜もまだ暑く、艇内で寝るのは暑くコックピットで風を受けながら涼むのが心地よい。


(ID# 596)
2014/8/18 (月) Finike~Karoloz (18NM)  快晴 南5~10ノット

 今日は短い距離なのでゆっくり出港することにした。
 朝食後それぞれのんびり過ごしてお昼に鶏どんぶりをシジミの味噌汁で頂いた後12:30に出港する。  風は南風でコースは西だったので10ノット前後の風をアビームに受けながらケコバ島の入り江Karolozを目指す。  珍しく山側に雲が出ていた。若干うねりのある海だったが良い風を受けて気持ち良いセーリングを楽しみKarolozの入り江に14:40にアンカーを打つ。ここは幅の狭い入り江なので船尾から岩壁に舫いを取り触れ防止をする。水深は9mの砂地だった。
 他にカタマラン艇とモノハル艇、そして大きなガレッタ船が錨泊していた。
 静かな入り江で泳ぐと子魚が群れをなして泳いでいた。岸壁にはゴートが厳しい傾斜の岩壁を歩いていた。
 泳いだ後エビのタパス、長ピーマンのパタスをジン、ビール、レモンの入ったカクテルのブルで楽しむ。静かな自然の中の泊地の雰囲気は素晴らしい。
夕食はラムのグリル、野菜炒め、サラダをゆらゆら煌めく電池式キャンドルライトの下で頂く。
 星空が綺麗でビミニ(日除けテントをオープンにして天空を楽しんで眠りに就く。
 今日も正田さんと私はコックピットで寝た。 

(ID# 595)
2014/8/17 (日) Cineviz~Fineki(27NM)  快晴 微風~南10ノット

 朝起きると30艇居た艇が半分ほどになっていた。朝食を簡単に済ませてひと泳ぎしてから08:50にアンカーを揚げて静かな入り江を出ていく。
 風は北東風で方向は良いが弱いので機走する。岬を越えてから南西に風が変わり向かい風になる。最終レグ残り10NMで南の10ノットほどの風が吹き出し最後の2時間セーリングを楽しめた。
 フェニキのマリーナは今回で5度目の入港になる。無線で呼び出すと二人載ったラバーボートが来て係留場所迄誘導してくれ13:30に舫いを取ってくれた。
 お昼はスパゲティーをビールで頂く。船内の温度計を見ると32度を指していた。
 遅いお昼になるが14時前の入港ではお昼は着いてからにしている。
 オフィスでの入港の手続きは何回も来ているので書類の提出もなく簡単に終わる。オフィッスのクーラーが心地良かった。
 夕方になってから町に買い物に出かける。この辺りは錨泊に良い入り江が沢山あるので我々は錨泊を多く取り入れているので食材の準備も重要だ。
 それぞれシャワーや水浴びで体を冷やした後コックピットでの夕食を楽しむ。夕方になり暑さも弱まり気持ち良い中での夕食になる。
 イチジクの胡麻ソース、万願寺唐辛子のおしたし風、チキンラビゴットをチャンカヤの白で頂く。
 いつも美味しい料理を作ってくれ感謝する。
 風は陸風に変わり気持ち良い夜を楽しんで眠りに就く。


(ID# 594)
2014/8/16 (土) Kemer ~Cinevis(16NM)  快晴 南東5~7ノット

 7月3日にKemerで前半の航海を終了してから約1か月半振りの航海が始まる。
 すっかり馴染みになったKemerを去るのは寂しいものがある。
 すべての点検を終わった後ブレントの見送りを受けて10:10に舫いを解く。  静かな海で風は南東のそよ風でほぼ登り一杯のコースになる。日中の温度が上がって暑いが登りの風なので風を全面受け、久しぶりのセーリングが気持ち良い。
 何回も観たが海岸沿いからタタリ山の2360mを始め、そびえ立つの山々が一層海の景色を引き立てている。
 Cinevisは小さな入り江で、今回で4回目の錨泊になる。流石夏のオンシーズンだけあって既に30隻ほどの観光船、ヨット、モーターボートが入っていた。
 10mほどの深さの所に砂地の場所を見つけて14:00アンカーを打つ。40m程チェーンを延ばす。
 早速泳いで体を冷やした後冷やし中華のお昼をビールで頂く。
 入り江に錨泊してから風が無くなり暑いので頻繁に海に入り体を冷やす。夕暮れ時から山からの北西の吹き下ろしの風が吹き出すが陸からの風で生温かい風だ。風は結構振れてアンカーを打ってスターンを岩壁に舫っている艇に我々の艇が振れて大分接近したりして気になったがアンカーを打ち直すまでにはいかなかった。
 近づいたガレッタ船の観光客にどちらから来たか聞くとイタリアからとの事だった。
 イタリアも良い海が沢山あるが一味違うトルコの海と云う事か? 夕食をラムのグリル、マッシュールームのグリル、ラタトゥーユ、ミント入りのトルコ風サラダを赤ワインで頂く。親友の奥さんのロッコがプレゼントしてくれたキャンドルライトがゆらゆらと炎で照らしてくれ、夕食に花を添えてくれた。
 夜は暑かったので風通しの良いコックピットで正田さんと寝るが夜中になると涼しくなりキャビンに入った。外も中もぐっすり寝むれた。

(ID# 593)

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