CAVOK日記
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2011/10/2 (日) Pisa

今日はピサに観光に行く。小学校の頃からピサの斜塔は知っていたが初めて実物を見て感激した。大理石で来た斜塔はそれ自体素晴らく美しいタワーであった。並んで建てられているドゥオーモ、洗礼塔との三つの大理石で出来た建造物はそれ自体の美しさとさらに三つが融和して素晴らしい景観を見せてくれた。
斜塔の上からのピサの街並みを一望した。
ピサではローマ時代の浴場跡も見ることが出来た。
昨日日本人の森沢さんと云う方がピサのバス停で声を掛けてくれた、お話をしたところ実家がホテル業で料理の勉強に来ているとの事、今日の晩御飯に招待してあった。
ピサで買い物をして艇に帰り、食事の準備を艇でしていると彼が7時に来て一緒に食事する。彼からイタリアの食事状況が分かり勉強になった。
食事の準備が出来るまで2人でカモのパテのカナッペとデーツのベーコン巻で一杯やる。
夕食はクマちゃんのリゾットとギリシャ風サラダをリグリア地方の白ワインで頂く。
料理見習い中の彼からクマちゃんに嬉しい言葉があり、難しリゾットが美味しく出来ていると誉めてもっらた。
相変わらずの良いお天気で夕焼けも綺麗だ。


(ID# 145)
2011/10/1 (土) Pisa

朝9時にマリーナのスタッフが艇に来てくれたので4日迄の係留を頼む。
10時過ぎにマリーナを出てバスと国鉄を乗り継いでフレンツェに行く。
乗り継ぎが良く1時間30分ほどでフレンツェに着く。初めてのフレンツェでルネサンスの素晴らしさに驚嘆する。メデッチ家の礼拝堂(ミケランジェロの曙,黄昏、昼、夜の像)アカデミア美術館(ダヴィデ像)、ドゥオーモ(カテドラル)は、今までのカテドラルとは違い大理石で作られた美しい大聖堂であった。ウッフィツィ美術館ではダビンチ、ミケランジェロ、ラファエロ、ボッティチェッリ等の作品多数展示されており見事さに圧倒された。
夕陽の沈むころアロノ川にかかるヴェッキオ橋を眺め帰る。
帰りが遅くなりピサからマリーナ方面の最終バスになり又川沿いの道は暗く沢山の小さなマリーナがあり降車停留所が分からず大分オーバーしてから降車して寂しい夜道を歩いて帰る。
悦子とクマさんはシャワーを浴びるだけで夕食も食べずそのまま寝る。私はおにぎりと味噌汁で食べて眠りにつく。


(ID# 144)
2011/9/30 (金) Portovenere~Pisa 29NM

今日も快晴、一昨日食べたシャコの殻を餌に仕掛けて置いた仕掛け籠を上げてみると2匹のカサゴが入っていた。早速さばいて夕食の食材にすることにする。
マリーナの清算済まして10時に舫いを解きPisaに向かう。今まで一番係留料が高かったのがイビザ島のサンアントニオの1泊179ユーロだったがここは2番目に高く121ユーロだった。世界遺産の港町ポルトヴェネーレなので我慢する。
ヨーロッパ大陸に居座る高気圧のお蔭でその高気圧の縁にあるイタリア半島は好天が続いている。風は気まぐれの微風で機帆走が多いが、午後決まって吹く順風が楽しみだ。
今日も午後からの順風で観音開きで静かな海面を5ノットの速度でセーリングを楽しむ。
途中イルカの群れに会い慌ててビデオを回す。
16時にアルノ川の河口に入り上流のMarina Novaを目指す。川べりには小さなマリーナが沢山散在しておりマリーナの看板も見えず橋のある上流まで遡る。確か一番上流にあるマリーナと思って居たが見つからず小さな桟橋のあるマリーナに着けて聞いてみると下流にあるとの事今来た川を下る。途中魚取り用の巨大な網の仕掛けが在ったり川の上にはそのためのワイヤーが伸びておりパイロットブックには18mの高さと書いてあったが一つにマストが引っかかったりしてしまった。
やっと河口に入ってから2時間でMarina Novaを見つけ空いているバースに槍着けで取り敢えず舫う。マリーナのスタッフは引き払った後で、ヨットクラブの人が親切に教えてくれマリーナ・キャプテンに電話して係留のOKをもらう。彼は自宅からCAVOKⅤを見ていたとの事、勝手に空いているバースに係留したがそこでOKとのこと、皆さん親切なので助かる。ここは川べりの小さな田舎のマリーナと云う感じで落ち着く。
舫った後見た西の下流に描かれた夕日は特別きれいだった。
夕食は2匹のカサゴの煮付け、鳥のささみのソテーとジャガイモのきんぴらをジャコご飯で頂く。カサゴの煮付けは久しぶりの日本の魚の味で美味であった。


(ID# 143)
2011/9/29 (木) Portovenere

今日は陸からチンクエ・テレの村々を訪問することにした。朝バスでラ・スピッツ迄行きそこから鉄道に乗り換えて一駅、リオマッジョーレで降りて かってバイロンが散策したという山の散歩道ヴィア・デッラモーレ(愛の小道)を歩く。岩壁の上から見る雄大な景色を楽しみながらマナローラに行く。ここも色とりどりの家が海岸の岩場に張り付くように集まっている。マナローラからは道が閉ざされていて仕方なく次のコルニリアには鉄道を使う。ここは小高い丘の上にブドウ畑に囲まれた中にある。
コルニリアからヴェルナッツァ迄約4kmの断崖絶壁にある上り下りのある小道を歩く。険しい山沿いにブドウ畑が続いていた。約一時間少々歩くとヴェルナッツァの村が眼に美しく見えてきた。素晴らしい眺めだ。丘の上にある見晴らしの良いレストランに入りビールで疲れを取る。ここは2日前ブイに錨泊した所だ。
もう一つのモンテロッソ・アル・マールは時間も5時過ぎになったので諦め陸からは4つの村の見学で終わり鉄道でラ・ピッツァに帰る。2万6千歩のハイキングであった。
艇に戻ると日本人の観光客の方が声を掛けてくれる。異国で会えると親しみが湧く。CAVOKⅤに乗ってもらいお話をする。神奈川県からきてこの後ヴェネチアに行くそうだ。
若い感じの良いカップルだった。
夕食はイタリアで買ったお米が固くそのままでは美味しくないのでシーフードのリゾットにする、そしてクマちゃんの野菜サラダを発泡性のロゼで頂く。イタリア米もリゾットにすると美味しくなる。クマちゃんのサラダのドレッシングもニンニクが効いて疲れた体を癒してくれた。


(ID# 142)
2011/9/28 (水) Portovenere

今日も快晴、艇の掃除をしたり布団を干したりしてからひと泳ぎして汗を流す。
11時30分にアンカーを揚げて前もってインターネットで予約しておいた目の先のポルトヴェーネレ港に12時に入港。小さな港でビジターは中々停泊出来ないとの事であったが9月も後半になったせいか空きがあり問題なく係留出来た。
 お昼に冷麦を食べてからバスで隣町のグラジーまで行く。ここもマリーナがあり整備されたクラッシクの木造大型ヨットが5,6艇きれいに並んでいて見ごたえがあった。
 港では漁船が船の上で魚を売っていた。新鮮なシャコを見つけたので1kg買う。何と1kgで10ユーロ嬉しくなる。
 夜は城塞、港のレストランの明かりを見ながら茹でたシャコをチンクエ・テレ産の白ワインで頂く。世界遺産の港で景色を見ながら食べる夕食は最高だ。


(ID# 141)
2011/9/27 (火) Vernazza~Portovenere沖 11NM

快晴いつものようにコックピットで朝食を取った後、9時20分にブイの舫いを解く。
今日は5つの世界遺産の村を海から眺める事にする。
モンテロッソ・アル・マール沖から、ヴェルナッツァ沖、次にコルニリア沖、ここは小さな半島の上にある農村で此処のワインの「コルニリア」が特産のワインである。
4番目の村マナローラはもともと城に住む兵士の家だったのが13世紀に城が破壊されてから漁師が住みつくようになった。
最後のリオマッジョーレは紀元前8世紀にギリシャ人が住みついたと云われるが13世紀にジェノバの貴族が村を手中にしてできた村である。
快晴で海面も穏やかの中、海上からこれらの素晴らしい村を眺められたのはヨットならではと痛感する。
その後狭い海峡を通過してポルトヴェーネレの沖合にアンカーを14時に打つ。
静かな湾の中昨日ヴェルナッツァの錨泊で一緒だったスイス艇も隣にアンカーを打った。
ゴムボートでポルトヴェーネレに上がり海に突き出たサン・ピエロ教会、要塞を見る。
ここは12世紀から13世紀に亘り4つの海洋都市国家が争っていたがジェノバの大事な要塞港であった。
ひと泳ぎした後、静かな湾でサン・ピエロ教会に沈む夕日を見ながらクマちゃんのハンバーグ、ラタトーユ、そしてブッコラのサラダを頂く。


(ID# 140)
2011/9/26 (月) Chiavari~Vernazza 22NM

 爽やかな快晴で気持ちが良い朝だ。湿度が少なく朝露もない。明日から2泊錨泊予定なので、昨日は日曜日でお店が開いてなかったスーパーに朝9時前に買い出しに行く。
 10時40分に舫いを解き世界遺産のチンクエ・テッレを海から尋ねる。
 最初に一番北西側のモンテロッソ・アル・マーレを見る。此処に錨泊する予定であったが一艇も錨泊している艇がなく1NM先のヴェルナッツアに行く。パイロットブックには錨泊地と書いてあるが、この辺は自然環境保護地区でやたらにアンカーが打てないので一艇も錨泊していないので遠慮した。ヴェルナッツァは幸いブイがあり其処に15時15分にブイに舫いを取った。
 ヴェルナッツァはチンクエ・テルの中でも最も美しい村と云われているが小さな港のある村は海から見ると絵葉書の様に美しい。ローマ時代からワインの集荷港として栄えたそうだ。ここで醸造される特産のワイン「シャケトラ」は貴腐葡萄化から作るので甘味もアルコール度も高くデザートワインとして愛飲されている。
 早速ゴムボートで上陸して村を見学してから「シャケトラ」とチンクレ・テレの白を手に入れる。
 艇に戻ってから3人で透き通るような海で泳いでから目の前の美しい村を見ながら夕食をとる。
 メニューは豚ロースのトマトソース煮、クマちゃん得意のポテトサラダとルッコラサラダ、デザートにチョコレートと「シャケトラ」を頂く。厳しい土地で育ったブドウから取れる「シャケトラ」は何とも言えない奥の深さのある甘みがあり尚且つ切れ味の良いワインであった。


(ID# 139)
2011/9/25 (日) Santa Margmerita Ligure ~Chiavari 5NM

午前中ゴムボートで上陸、海岸の周りはホテル、レストラン、ショップと並んでいる。
海岸とハーバーにA級デンギーが艤装して20隻以上並んでいたので聞いたところここのフリートのレースがあるとの事だった。私も日本で12フイートをやっていると話したら5月に大きなレースがあるので是非来るようにと紹介してくれた。ほとんどがFRP製だったが中にマホガニー製の綺麗な艇があり持ち主は誇らしげであった。
ワンマン用の艤装でメインシート含めて全てに非常に細いロープを使っていた。これは三田ヨットも採用すべきと思った。
11時にアンカーを揚げて5NM先のChiavariに海岸沿いに機走で行く。今日の天気は雨になる予報だったがChiavariに舫った直後に小雨が降り始めた。
イタリアに入りマリーナのスタッフ含めて皆さんとてもフレンドリーで親切なのが嬉しい。
雨も程なくして止んだのでプロパン、テンダー用のガソリンを手当てしに行ったが日曜日につきお店が休みだった。
錨泊中も艇のシャワーを浴びたが今日はマリーナでたっぷりシャワーを浴びる。
9月も後半なりマリーナでも秋の気配を感じるようになった。
夕食はクマさんがヒレステーキを上手に焼いてくれた。パプリカとトマトと玉ねぎとペタチーズの入ったサラダを付き合わせにして赤ワインで頂く。
この港はどちらかと云うと地元中心のマリーナで静かな夜を過ごした。


(ID# 137)
2011/9/24 (土) Send di Paraggi~Santa Margmerita Ligure 2NM

午前中ゴムボートでポルトフィーノ港行く。天然の良港の中に小さな漁船から大型ヨット、モーターボートがびっしり停泊している。港の周りのショップはエルメス、グッチ、ヴィトン、デイオール、アルマール等、港には場違いのお店が小さな店構えで並んでいて観光客であふれていた。
ここはどちらかと云うと山の中腹にあるスプレンデイードホテルに泊まり上から静かに港を眺めるのがお似合いかと思う。
艇に戻り3人で海水浴を楽しむ。水が綺麗で小魚が沢山泳いでいた。スキューバーダイバーも居たので潜りのポイントでもあるようだ。 お昼をイタリア米のチャーハン食べシエスタを楽しんだ後、4時にアンカーを揚げ同じMarconi湾にある2NM先のSanta Margmerita Ligureに移動する。
ここはマリーナの隣が錨泊地になっていて水深が5mと浅く岸まで20mもない所に錨泊した。昨日と逆で夕暮れになると錨泊するヨットがぼちぼちと集まって来た。
今日は鶏の手羽付胸肉とシシトウとトマトをバーベキューにする。なかなか焼き具合も良く美味しく発泡性のロゼがマッチングした。
非常に静かな海で熟睡出来た。


(ID# 136)
2011/9/23 (金) Genova~Portofino(Send di Paraggi) 17NM

午前中旧市街地にあるサン・ジョルジュ館に行く。ここは16世紀の国際金融を支配していたジェノバの銀行の在ったところだ。当時の様子をイメージするだけでも楽しい。
ここからポルトフィーノまで17NMと近いのでお昼にトマト味のラビオリ食べてから13時30分に舫いを解く。
ジェノバ港を出るまでPorto Anticoが港の奥にあるので20分位かかった。イタリア最大の港だけに大型フェリーが何隻もあちこちの埠頭に停泊していた。
港を出てから海岸沿いにイタリア半島を南下して17時にポルトフィーノに入る。ポルトフィーノはヨットで入るのが一番ふさわしいと本に書いてあったが田舎の漁村に町が出来た感じだ。湾を囲む山の中腹にある有名なスプレンデイードホテルを見ながら入るが、感じが油壺に洋館が立ち並びその中に5つ星ホテルが建っているイメージである。
此処はバースが取りにくいのと停泊料が高いのですぐ隣のSend di Paraggiにアンカーを打つ。人気の場所だけあって所狭しと50隻ほどの艇がアンカーを打って楽しんでいた。
水深が30mあったのでアンカーの効きが心配であったが60mのチェーンがあるのでここで錨泊する。
西日が遠くの山々を照らし始めた頃、錨泊なので日が暮れる前に夕食にする。お昼のラビオリが効いていたのでポテトサラダをハム巻にしたのとトマトサラダをイタリアンワインで軽く頂く。
夕暮れとともに50隻以上アンカーリングしていた艇がそれぞれのマリーナに帰り3隻のみが此処で錨泊だった。


(ID# 135)
2011/9/22 (木) Genova(Port Antico)

昨日調べて置いた市内乗り降り自由の周遊バスの時間に合わせて9時に出かける。
今回ジェノバは海洋国として、そして金融都市としての歴史をこの目で観ることが出来るのを楽しみにしていた。
中世イタリア4大海洋都市国家の海洋国としての面影より16世紀の欧州金融を支配した都市の面影がそのまま残っており当時の繁栄ぶりを観ることが出来た。ガリバルデイ通りの一帯は白の宮殿、赤の宮殿、トウルシ宮等 当時スペインからの富を蓄えた貴族の館が並んでいる。現在館内は美術館になっておりヴァン・ダイク、レンブラントを始め当時蒐集された絵画が惜しげもなく展示され観ることが出来た。
又明治の初めに日本に紙幣の印刷技術を日本に伝えたキオッソーネが日本で蒐集した陶器、浮世絵、銅鐸などがオリエンタル美術館に所蔵されていた。日本で亡くなった彼だが見事な蒐集で死後イタリア本国に送られた。
お昼はイタリアに来たということでピッツアを食べることにする。トマト、チーズに生ハムとマッシュルームが入ったPizza con Funghi e Prosciuttoを注文、流石本場とろけるようでトマト味が効いて美味しかった。但し量が多く2人前を3人で食べたがそれでも多かった。
帰りにメルカート・オリエンタルによって明日からの食品を購入する。私はボーダフォンによりイタリア用インターネットUSBキーを購入する。3か月使いたい放題で49ユーロであった。
夕食は私の出番、市場で買った生きの良い鯵をカマルグ湿原の塩を振ってバーベキューする。日本と変わらない鯵の塩焼きを焼き野菜と共に食べることが出来た。


(ID# 134)
2011/9/21 (水) Alassio~Genova 37NM

 8時5分湖の様に静かな海面に出港する。北の風が5~6mアビームで美しいリベイラ海岸を見ながら快調にセーリング。このセーリングも2時間弱で風が弱くなり機帆走に代える。
 いつものハムサンドを昼食に食べる頃、風が北西に振れ吹き出してきた。フルセールで6ノットの速度でご機嫌に滑るが暫らくすると風が弱まってしまう。今日は目的地まで時間的に余裕があるのでエンジンを掛けずセーリングを楽しむ。そうこうしている内に西風が吹き出しジェネカーを揚げてスピードアップする。風が徐々に廻って来てジェネカーでコースが取れずコースから大分外れてきたのでジャイブを考えたが風が徐々に強まってきたので安全策でジェネカーを降ろしジブを揚げて観音開きで6ノットのスピードをキープして走る。
 今まで悦子と二人の時は一人でジェネカーを上げ下げしていたがクマさんが居るので少し楽になった。とは言っても彼女はヨットを初めて3か月足らずの初心者なので注意深く見つめている。
 ジェノバの港は奥行きが深く又マリーナも4,5か所ありフェリーやパイロットボートが行き交って居たので注意深く入港した。
 2年程前にArico Ilise Ⅲが入ったマリーナ、Marina Port Anticoに係留。とても親切なマリーナスタッフで最初槍付のバースだったのを、わざわざ横着けのバースにしてくれた。
旧市街地、中心部にも近くトイレ、シャワーも綺麗で直ぐ近くに、又係留料も70ユーロを60ユーロにまけてくれた。これはどうも13mまでが50ユーロ15mから70ユーロで14mの区切りがないので間を取っておまけしてくれたようだ。いずれにしても感じの良いマリーナの一つだ。
夜はクマさん料理のカレーライスをご馳走なる。


(ID# 133)
2011/9/20 (火) Nice~Alassio 47NM

澄み切った青空の中2週間ぶりにNiceを出港する。
今日はモナコ沖を通り47NM先のイタリアAllessioまで行く予定だ。天気予報では南西からの良い風が吹く筈であったが弱い北風昼過ぎまで機帆走で走る。
 途中錨泊したヴィラフランシェ、エズの鷹ノ巣村、モナコ、コクトーの美術館を見に行ったマントン沖を見ながらイタリアに入る。モナコ沖ではCap d’Aid港の直ぐ上にある麻記宅があるマンション、同じくMonaco港を見渡せるGeraldのマンションを見ながら通過する。通過時電話したところCAVOKⅤが見えたそうだ。
 イタリアに入ってからもリベイラの海岸線の景観が素晴らしくサンレモ沖を通過して行く。昼過ぎに風が南西風5~6m位吹き出し観音開きにしてセーリングを楽しめた。途中大型モーターモーターボートと大分すれ違ったがパワーで波を切る大型ボートには海の情緒を感じない。
 この間に何と7つのマリーナがあり、ほとんどが500隻以上係留できるマリーナだ。
 18時にアラッシオのマリーナに到着、町から離れた静かなマリーナだった。
 此処は珍しくトイレ、シャワーに50セントのコインが必要だった。ニースでは係留料が52ユーロでシャワーも使いたい放題だったのが此処では係留料を72ユーロ払ってだ。
 遅く着いたのと町までマリーナから遠いのでマリーナでゆっくりする 夕食はヒレステーキ、ニュッキ、イタリアンサラダを赤ワインで頂く。マリーナ脇に聳え立つ崖の中腹にAlassioの文字がライトアップされ印象的であった。


(ID# 132)
2011/9/19 (月) Nice

朝寝坊のクマさんがいるので朝食を8時に決めた。前線通過後の透き通る青空の中デッキで朝食をとる。前線通過後の吹きかえしがあるので今日もニースでゆっくりする事にする。私はOrangeのインターネットの繋がりが出来なくなったのでOrange Shopに行き見てもらう。結果SIMカードにチャージすることでOKになった。この件は度々Orange Shopを尋ね解決には苦労した。
 お昼は昨日作ったハンバーグをサンドウイッチにしてビールで頂く。
 午後クマさんはヴァンスの村に、我々は艇でのんびりする。
 前線通過後気温が下がりすっかり秋の気配になった。
モナコボートショーが21日から始まる関係か大型帆船が2隻フェリー埠頭に入って来た。夜の帆船のライトが綺麗だ。夕食はコクピットでは寒いので艇内でコック・オ・ヴアンを赤ワインで頂く。段々お酒の量は増えてくるが先生の云う通りスピリッツ系のお酒は遠慮している。


(ID# 131)
2011/9/18 (日) Nice(Monaco)

 麻記さんが11時にハーバーに迎えに来てくれる。クマさんに留守をお願いして悦子と最初Gerald宅に行きGeraldと一年半振りで会う。やはり抗がん剤の副作用があり昔みたいな精悍さはないが元気に迎えてくれた。彼のマンションはモナコ港の直ぐ脇にあり9Fのテラスからは港が一望の素晴らしいロケーションだった。その後麻記宅に行きお昼をとっておきのワインで頂く。麻記宅もフランスとモナコの境にあるマリーナPort de Cap d’Aidの横にありマリーナと海が見渡せる処で此処からの眺望も素晴らしかった。
すっかり美味しいお食事とワイン、そして最後にはデザートワインとお食後まで頂いた。その後モナコのFontvieille港に係留してあるGerald の艇Elliotに行く。
マストを新調して、デッキのチークを張り替えたりして1979年の艇が益々輝きを増してきている。
現在彼は抗がん剤を何回かに分けて受けているが効果が出てきている。10月半ばには一連治療が終わり抗がん剤の副作用がなくなるのでコルシカあたりで再度会うことを約して別れる。
麻記さんにニースまで送って頂く。すっかりこちらがお世話になってしまった。
夜は留守番をお願いしたクマさん作ってくれたハンバーグ。なかなかの出来栄えで美味しく頂く。クマさんは悦子に料理を習っている。


(ID# 130)
2011/9/17 (土) Nice

 昨日Geraldさんの容態が良ければCAVOKⅤで日本食を食べませんかとお誘いしていたが、朝Geraldさんの義理の娘の麻記さんから電話があり出歩くのは未だ無理なので日曜日に麻記宅へ来るようお誘いを受ける。
 暇になったので昨日休館で見なれなかったマチスのロザリオ礼拝堂に再度見に行く。
 2時から開館なのでそれまでヴァンス村を観光する。ここの旧市街地はローマ時代からの歴史があり狭い路地には今は色々なお店やレストランが並び賑やかであった。
 その後ヴァンスの村から10分ほど歩いてロザリオ礼拝堂に行く。
 礼拝堂に入ると内部は白の空間で、ステンドグラスからの赤、青、緑の三色のステンドグラスから差し込む光が、白壁に黒の線だけで書いたマチスのデザインとマッチングしていた。此処ニースでヴィラフランシェのコクトーの礼拝堂に続き素晴らしい礼拝堂を見られた。
お昼はヴァンス村でミソワーズのサラダとチキンヒレのサラダをビールで食べる。
艇に戻ってから野菜の買い出しをしてその後日課になった海水浴にいった。
夕食は巻きずしを2種類ツナと海老で巻き、日本酒がないので白ワインで頂く。
食後クマさんは我々の前に係留しているフインランド艇の息子と夜の町に繰り出す。


(ID# 129)
2011/9/16 (金) Nice

 Geraldさんの症状の回復を待つため月曜日までPort de Niceに停泊することにした。
 友人からアンリ・マチスが晩年4年の年月を掛けて設計と装飾を手掛けたリザリオ礼拝堂に行くべしとのメールが入ったので、午前中にニースからバスで1時間程揺られてリザリオ礼拝堂のあるヴァンスに行く、何と金曜にも拘わらずお休みであった。仕方なく芸術の村ヴァンスのサンポール村を観光して戻る。
 サンポール村は鷹ノ巣村と云われ山の上に城壁を築き鷹ノ巣の様に家々が密集して見えるから着いた名前だそうだ。コートダジュールには100以上あり、これは海賊や異教徒の襲撃から守るために作られている。前に行ったエズの村もそうである。
 悦子とクマさんは昼過ぎまで開いている市場で買い物に寄って帰る。
 お昼はソーセージ、モツァレラチーズとトマト、ルッコラ等のベビーリーフのサラダをビールで頂く。体も快調になり日中止めていたアルコールも飲むようになった。
 各自ゆっくりしてお昼の後洗濯に出したシーツを取りに行くついでに付近の入江を自転車で廻りその後日課になった海水浴に行く。
 夕食はポークのガーリックソテー、ポテトサラダ、グリーンサラダ、ラタトイユを御飯と頂く。ポークのガーリックソテーと赤ワインがピッタリだった。


(ID# 128)
2011/9/15 (木) Nice

 予定ではフランスとモナコの境にあるPort de Cap d’Ailで暫らく停泊して3年前にエーゲ海で1週間程彼のヨットを乗せて頂いたモナコ在中のGerald さんと会う予定をしていたがPort de Cap d’Ailは満杯で入れずニースで停泊をして彼と会うことにした。
 彼はその後前立腺癌になり骨まで転移して治療中であるが、彼とは是非会いたいので抗がん剤の影響がない時に会えるよう待つことにする。彼の義理の娘で日本人の麻記さんから電話があり土曜日頃までには抗がん剤の副作用から回復するのでその頃には会えるとの事だった。彼のヨットは1979年製のジャーマンフレーズ設計の50ft艇でビス一本迄手入れされている素晴らし艇だ。
 今日は暇になったので艇の掃除とシーツ類を洗濯屋に出す。午後はのんびり過ごし夕方ニース海岸に泳ぎに行く。
 夜は純日本風でチキンヒレの和風ソテー、ひじきとごぼう人参のきんぴら、切干大根と青菜と人参胡瓜の胡麻和え、米ナスの和風煮物、もずく風納豆昆布、胡瓜と塩昆布の合いものを御飯で頂く。地中海で食べる日本食も格別な味である。 

(ID# 127)
2011/9/14 (水) Nice

 今日は上田さんが帰国する日だ。3週間の長きに亘りCAVOKⅤに付き合って頂き有難うございました。お陰様で楽しい航海が出来感謝です。
 帰りの荷物を作ってからモナコに通じる海岸線の途中の崖の上にあるEVEの城塞を登って城塞からの地中海を見てからコートダジュール空港に上田さんを送りに行く。
 狭い船内で付き合って頂き本当にお疲れ様でした。
 一緒にここから再度CAVOKⅤに乗っているクマさんは向かいのフインランド艇の息子に誘われて朝から町にデートに出かけた。
 上田さんを送った後カリフールに行き食料を買い出し空になった冷蔵庫を埋める。
 夜はヒレステーキ、ズキーニとシャンペリオンとオニオンの炒め物とジャガイモの付き合わせトマトときゅうりのサラダを赤ワインで頂く。今まで一緒だった上田さんが帰り寂しくなったが暫らく悦子とクマさんと3人で航海する。

(ID# 125)
2011/9/13 (火) Nice

 やはり今日も昨日連絡したマリーナが一杯なので幸い空いていたPort de Niceに戻る。
 明日上田さんがニースより帰国するので折角なのでレンタカーを借りてモナコ見学に行く。モンテカルロの中心街を歩きカフェ・ド・パリでお茶をする。
 ホテル・ド・パリの下の遊歩道から見る地中海又モナコの町は絶景であった。
その後モナコ王宮を見学する 2011年6月2日に結婚式を挙げたモナコ大公アルベール Ⅱ世と南ア出身のオリンピック水泳選手シャーリーン・ウイットストックとの結婚衣装が大広間に飾られていた。
 アルベール1世は海洋学者として多くの航海を経験してその収集された資料が展示されている。地下は水族館になっていてなかなか魅了的な水族館であった。
 圧巻はかって要塞であったところなので見晴らしが見事であった。
 夕食は色々な肉、野菜の入ったカレーライスを食べるが観光で着かれた体にぴったりだった。


(ID# 124)
2011/9/12 (月) Villefranche

 昨晩はうねりが多少はいり時々ローリングが大きくなった。時々眼をさましアンカーの状態を見た。
 午前中は上陸したり泳いだりして昼食後14時10分にアンカーを揚げて湾の半島を越えた反対側にあるSt Jean Cap Ferratマリーナに行くが満杯との事燃料だけ入れて直ぐ先にあるBeaulieu Sur merマリーナに行くがここも満杯で断られる。
 モナコとモナコ近くのマリーナ2つに電話するがいずれも一杯。9月に入り、又近くにマリーナが沢山あるので何処には停泊できるかと思っていたが流石一番賑やかなところであるのか何処も一杯の様だ。マリーナは諦めて昨日錨泊したヴュフランシェの湾にアンカーを打つ。
 今晩は上田さんが純和食をご馳走してくれる。ご飯、シジミの味噌汁、高野豆腐、茄子とピーマンとねぎの中華風炒め、梅干し、ジャコ山椒、木の芽煮で和食を久し振りにご馳走になる。やはり和食は腹の収まりが良い。


(ID# 123)
2011/9/11 (日) Villefranche

 12時30分にニース港を出て隣の湾のヴィラフランシェ湾に行って湾内東側水深7mと場所へ13時30分にアンカーを打つ。
 此処は1年半前に艇を探しに来たところで懐かしかった。湾の裏は岩山が大きく聳え山麓は松の木が多く見晴らしの良い高台には別荘が立ち海岸沿いの町にはレストランが並び素晴らしい景観の所だ。湾内は大きく沢山の艇が錨泊して、地中海クルーズの大型客船も2隻停泊していた。
 お昼ソーメンを食べた後ゴムボートで上陸してレストランでロゼを飲む。
 夜はクマさんがヒレステーキをレアで焼いてくれ満月に近い月を見ながら錨泊を楽しむ。


(ID# 122)
2011/9/10 (土) Nice

 今晩からニース港でお祭りがある。折角なのでもう一泊してお祭りを楽しむことにする。
 午前中今日も開いている朝市に行って果物、野菜、鶏肉等を買うが安くて新鮮だ。ピーチ、ネクタリン2kg何と5ユーロー。特にイチジクはしっかりした形で中身が完熟で大変おいしかった。
 その後ニースの海岸で海水浴を兼ねて日光浴をする。海岸は大きな砂利石でその関係で砂地の海岸と違い海の色が空色の綺麗な色になっている。
 まだまだ海水浴客が一杯で又トップレスも年齢に関係なく日光浴をしていた。
 お祭りは夕方7時からでこの地方特有の小さな漁船、その後にカヌー、そしてヨットが港内をパレードして始まる。陸上では足長おじさん、海賊、道化師とパレードがあり沢山の人が集まり大変賑やかである。
 又お露店も軒を並べ、ステージでは音楽が演奏され、花火が打ち上げられ楽しい夜だった。
 CAVOKⅤの係留している場所が特等席で目の前で船のパレードと花火が見ることが出来た。お祭りを遠くで見ながら鶏肉入りポトフとクスクスをロゼで頂く。


(ID# 121)
2011/9/9 (金) Nice

 今日は午後出港を予定していたがまだまだニースに未練がありもう一日停泊することにした。
 午前中上田さんと悦子は金曜朝市に買い出しとネグレスクホテルにお茶を飲みに行く。
 一昨日ネグレスクホテルに行ったときは私の服装がふさわしくなく中に入れず、外のテラスでロゼを飲んだが豪華なシャンデリアのある中でお茶を飲みたいということで今日上田さんと悦子は再度ネグレスクホテルに行った。
 私はモバイルインターネットの繋ぎが上手くいかなかったのでこちらの業者Orange に行き調べてもらう。明日新しいSIMカードが来るとのことで明日からはアンカーリングでもインターネットが繋ぐことが出来かと思いホットする。
 その後朝市を覗きに行くが今までで一番大きな市場で果物野菜が色鮮やかであった。
 午後はのんびり布団を干したり艇の整備をしたり過ごす。
 夕食は朝市で仕入れてきたカラマリのガーリクソテー、クルベットローズ茹で、シャンピニオン、ズキーニ、オニオンの炒め物、人参サラダとグリンーンサラダでロゼワインを楽しむ。


(ID# 120)
2011/9/8 (木) Nice

 すっかり気に入ったので4泊ニース港に停泊することにした。
 今日は上田さんのご所望もコクトー巡りをすることに最初にVillefranche Sur Merにあるコクトーが内装を装飾した礼拝堂に行く。海辺にある小さな礼拝堂であるが室内一面に描かれたコクトー一流の筆さばきで書かれたチョーク画は素晴らしかった。
 その後マントンにあるコクトー美術館に行ったが昼休みにあたりゆっくり見ることは出来なかったが新しく11月より新コクトー美術館があるということで作品は少なかった。
 ニースに戻りマチス美術館を見る。南仏を愛した画家には何か共通したテーマを感じる。
 美術館の隣はローマ時代の円形闘技場の遺跡が修復中であった。
 車を返す関係で上田さんをシャガール美術館で下して港に戻る。明日からの錨泊に備えて買い出しをする。
 マルセイユで別れたクマさんこと彩花さんが戻って来て又乗船することになった。
 夕食は鶏肉のソテー、サラダ、チーズを出来たてのパンで頂く。日本酒がなくなり私はビール一杯とロゼにする。フランスのスーパーでは白、赤よりこの時期ロゼが一番多く置いてある。


(ID# 119)
2011/9/7 (水) Nice

 今日は棚橋さんがニース空港から帰国する日。棚橋さんは昨日中に荷造りを終えたので空港に行く前にモナコ見学を兼ねてニースからモナコにかけての美しい海岸線をドライブする。
 次回錨泊予定のビルフランシェ湾を上から見るが沢山の船が錨泊していた。上から海の色が綺麗で小さなマリーナもあり魅力的なところだ。
 ニース・コートダジュール空港で棚橋さんを送った後、カンヌに再度今日も行く。実は世界に先駆けて来年に向けて一番早いボートショウが6日よりカンヌで開催しているのを隣の艇のニュージランド人から聞いたからだ。偶然だが彼が住んでいるニュージランドのマルボロに私の知り合いがワイナリーを経営していてその彼を知っていた。
 ボートショウは大規模で200隻近い新艇が洋上に浮かんであり、お陰様でメガヨットを見学することが出来た。
 夕方ニースに戻り海岸沿いのネグレスクホテルのテラスで夕日を見ながらロゼを傾ける。
 夕食は昨晩お肉を食べたのであっさり系にしてご飯とひじき、梅干し、ジャコ山椒で胃の調整をした。


(ID# 118)
2011/9/6 (火) Nice

 午前中近くの丘にある11世紀に出来たお城に登る。上からの眺望は艇を止めてあるニース港、ニースの海岸線、旧市街地と見ることが出来た。
午後レンタカーを借りて行けなかったアンチーブとカンヌに行く。昨日越えた岬をドライブして昨日の上田、棚橋さんの強風の中の健闘を称える。きれいな海岸線だ。
カンヌはニースの小型版の感じであった。
夕食は前回美味しかったヒレステーキをレアの焼き具合で食べたが柔らかく味も良く大好評であった。


(ID# 117)
2011/9/5 (月) St Trope(Port de Cogolin)~Nice (42NM)

 前線も通過して青空、風は東から西に変わりかなり強く吹いている。予想通りなので08時20分に舫いを解く。カンヌに行く予定だったが前もってネットで予約をしたが係留不可の連絡があった。目的地をカンヌから2NM程離れたPort Pierre Cantoにして出港した。
 サントロペ湾は陸からの風で海面も湖の様に静かでクオターで気持ち良く進む。
 湾を出たころより風が段々強まり10~12mの西風になる。安全の為ジブ、メインとも3ポイントにファーリングが7ノットの速度をキープする。さらに風が強まり20m程吹き時には10ノットの速度が出る。一面白波の中上田さん、棚橋さんが交互にヘルムを握り舵取りの練習をする。
 この船は非常に安定しているのでブーローチングもすることなくコントロールすることが出来た。
 この辺りは10NMごとに大きなマリーナがあるので心配してなかったが一応念のためカンヌ近郊のポート・ピエール・カントに電話したところ一杯で断られる。次に10NM先のアンチーブに電話するがここも一杯との事で断られる。後で知ったのだが今年ヨーロッパ初のボートショウがカンヌで開催されるのでその影響だった。結果6日から予約を入れていたPort de Niceに1日早く行く。ここも最初予約はとってあるかと言われたが翌日からの予約が入っていたので何とか係留できた。ニース港は旧港で周りの古い建物で囲まれた中に佇む歴史を感じる素晴らしい港だ。近くにはニースの海岸、旧市街地もあり環境も良くすっかり気に入ってしまった。


(ID# 116)
2011/9/4 (日) St Trope

 午後まで時々驟雨がある天気だ。傘を持ってスーパーマーケットに買い出しに行くが日曜につき休みだった。スーパーは大抵の所日曜日でも開いているがここは田舎のせいか閉店だった。午後はのんびり各自本を読んだりして過ごす。
 雨の止んだ夕方棚橋さんが日本から持ってきてくれた“からすみ”で日本酒を楽しむ。
 女性陣はフォアグラでジントニックを片手に会話が弾んだ。
 夜は前菜でお腹が結構良い感じになったのでラングドック米で炊いたご飯にひじき、ジャコ山椒、梅干しであっさりとした日本食にした。
 ラングドック米も美味しくあっさりした食事が美味しかった。


(ID# 115)
2011/9/3 (土) St Tropez

 4日に寒冷前線の端っこがコートダジュールを通過するのでお天気も悪いので5日迄此処に停泊することにする。夏の気象から秋の気象になりつつあるのかと思う。女性陣はここから1時間おきに出ているフェリーでサントロペの町に出かける。私は途中で修理出来なかったGPS、ボイラー、バウスラスターの修理があるので艇に居た。修理に来てくれた人は、なかなかメカに精通したメカニックで2人で全て修復してくれた。特にナビゲーションではGPSがなく苦労して居たのでホットする。
 夕方私も暇になったのでフェリーに乗ってサントロペに行く。約15分位でサントロペの港に着いた。港の周りは思ったより こじんまりとして小さな店が沢山ありその中に有名なブランドショップも軒を並べている。港には巨大なモータークルーザーがずらりと並んでいる姿は壮観だ。
 港内の巨大なモータークルーザーは別としてブリジットバルドーがサントロペの田舎の漁村を愛した想いが残っているような港町であった。
 上田さんと棚橋さんはサントロペで私の誕生祝にモンクレールの紺の素敵なダウンベストをプレゼントしてくれる。秋に向かいとっても嬉しいプレゼントであった。
 夕食はチキンのヒレのソテー、ラタトウユ、サラダと赤ワインで頂く。チキンのヒレが柔らかくて美味しかった。

(ID# 113)

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