CAVOK日記
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2023/6/27 (火) Mirina 快晴,順風

 朝漁船が着いたので魚を見に行くが大きな魚の水揚げは無かった。タコがあるか聞くとタコはないがイカがあると3尾ほど小型のイカを出して“どうか”と渡してくれた。勘定を払おうとしたら要らないとのことだ。日本にも貨物船で来たことがあるそうでとっても親しげにしてくれる。どうしてもお金を受け取らないので艇に戻りビールを持ってきてお礼に渡す。
 午前中CAVOK5航海日誌の整理をする。お昼にスパゲッティノルマを頂く。
 コックピットでの食休みは風が通り心地良い。ここのところ良い風が吹いている。
 地中海性気候になった。青空の下日射は強いが空気が乾燥して湿気がないのと風があるので日陰に入れば汗もかかず心地良い。ただし日差しの下では日射が強く大変暑い。
 そして陽が沈むと高原に居るような心地良い温度になる。
 今日も泳ぐ。10分以上泳いでいても寒さを感じなくなった。
 夕方朝仕入れたイカをグリルしてフムスとポテトチップ、胡瓜と特製お味噌で白ワインを飲む。極上の時間だ。
 そのまま夕食にして味噌汁とサンマのかば焼きの缶詰で五穀米のご飯を頂く。艇ではパンは全粒粉を焼いて、ご飯は五穀米にしている。健康のためだ。その代わり外食時は遠慮なく好きな物を食べる様にしている。
 明日は55NM南のレスボス島のアンカレッジSigriに行くが到着時の風の状況を判断して8時出港予定にする。


(ID# 1567)
2023/6/26 (月) Mirina 快晴,順風

 ここのところ良い風が吹いている。天気予報の風は明日まで強いので、風が順風になる28日迄ミレナに滞在することにしている。
 朝食後日差しが強くなる前に湾の向かいの丘の上に建っている教会まで悦子と散歩を兼ねて歩く。10時前なのに日差しが強い、日陰のあるところで風にあたって休みながらの散歩になる。
 丘の上に立つ教会からの眺めは前方に海が開け右には艇の停泊している港、そして左には入り江が眼下にあり見晴らしが良い。
 帰りは野草やハーブを摘んだり匂いを嗅いだりして艇に戻る。
 お昼に鯖缶の入ったミックスサラダをのせた冷やしうどんを頂く。
 午後は真水の漏れの個所を探すためボイラーのある後部のハッチを開けて調べるとボイラーのどこかの部分から漏れがあった。確定が出来ないがかなり怪しい。ボイラーは自分で扱えないので業者に見てもらうまで観察することにした。
 今日も泳ぐが10分以上泳いでも体が冷えないようになってきた。
 今日も漁船から魚を買えなかったのでスーパーマーケットで冷凍の魚を買ってみる。種類があまりないので白身魚を買う。調べてみるとナマズの一種でパンガシウスという南アジアで獲れる淡水魚で近年日本でもスーパーで販売されているそうだ。
 白身の淡白な味という事で悦子は夕食にあんかけにした。夕食でズッキーニ、赤と緑のペッパー、ヒラタケの野菜のグリルと人参サラダ、トマトとレタスのサラダと共に頂く。  淡白な味で身も柔らかい。あんかけで美味しかった。フライにも良い感じだった。


(ID# 1566)
2023/6/25 (日) Mirina 快晴,順風

 朝起きて港に漁船を見に行く。水揚げの魚を期待したが日曜日のせいか漁に出た漁船は見当たらなかった。
午前中真水の垢が溜まるので排水してから漏れている箇所を探すが中々わからない。
 暫く探りながら様子を見ることにした。
 陽射しが強いがコックピットでビミニ(テント)の日除けの下にいると風もあり心地良い。
 隣の艇の年配の夫婦はいつもコックピットで読書をしている。悦子も暇なときは電子ブックで読書している。
 午後隣の艇との間にチャーターヨットが来る。知らないで艇内に居るとケビンが外から“ヨシ、ヨシ”と大声で私を呼んでくる。出てみるとチャーターヨットが私のアンカーチェーンをラダーとキールの間に挟んで往生している。私がアンカーチェーンを延ばしてたるませて抜ける様にしよと思った矢先にチャーターヨットが無理やりパワーを入れてアンカーチェーンをこすりながら抜けていった。ラダーに異常が無ければ良いと思った。
 いつものように夕方海水浴場に行って泳ぐ。
 夕食はポークステーキを頂いた。


(ID# 1565)
2023/6/24 (土) Mirina 快晴,順風

 先のタソス島も居心地が良かったがここも居心地が良い。予定では明日次の目的地レスボス島に向かう予定だったが日程に余裕があるので次の風が良さそうになる28日迄滞在を延ばすことにした。夕食に昨夜の火祭りに誘ってくれたケビン、そしてご一緒した二家族を夕食に招待した。
 午前中に夕食用の買い物に行く。今日は早めに泳いで来客の準備をする。
 総勢8名の来客になる。悦子はお稲荷さん、冷ソーメン、豆腐、チキンのグリル、卵焼きトマトのオニオンソース掛け、胡瓜とお味噌、野菜サラダ等を準備する。
皆さんヨット仲間だ。ケビンはトルコ人でイスタンブールから来ている。日本も来たことがあるそうだ。親切で機転が利く男だ。その他リタイヤーしてここに移り住んだ夫婦やニューヨークで長い事生活していて戻ってきた夫婦が集まる。ヨット仲間から次に行く島の情報を教えてもらう。
 これが一番正確な情報になり助かる。
狭いコックピットで総勢10名の日本食を主にした料理の宴会を楽しんだ。


(ID# 1564)
2023/6/23 (金) Mirina 快晴,順風

 快晴が続き日増しに暑くなってきている。薄い布団をかけて寝ているが暑くてはねのけている。
 毎朝気持ち良い寝覚めだ。いつものコーヒー、トースト、エッグ、果物とヨーグルトそして蜂蜜を使って頂くが美味しい。
 午前中にコインランドリーに洗濯に行く。待っている間に悦子は買い物。私はボーダホーンショップでWifiの1か月分の利用料金を払いに行く。アンリミットで1か月20€だが、1か月以上は購入出来ないので1か月ごと購入している。
 お昼はラタトゥイユを使ったオムレツとトマトサラダを頂く。
 食後はコックピットの日陰で休む。日差しが強いが日陰で風を浴びていると至極快適だ。
 今晩は隣に係留しているイスタンブールから来ているトルコ人キバンさんに火祭りに誘われているので夜が楽しみだ。彼は毎年この時期2,3か月ここミリナに係留して楽しむそうだ。
 すっかりこの島が気に入っているとのことだった。
 泳ぎに行くと彼とヨット仲間の親子が来ていて一緒になる。
 夕方20時に彼の友人が迎えに来てくれて湾の反対側の村に行く。100年ほど続いている火祭りで焚火の中若者が裸になり体を濡らして飛び越えていく。地元のお祭りで地元の人の集まりで100人ほど集まり楽しんでいた。
 そのあとキバンさんの仲間10人ほどで村のタベルナで遅い夕食を食べる。とても楽しい時間を過ごした。
 明日お礼に艇での夕食にケバンさんを誘う。


(ID# 1563)
2023/6/22 (木) Mirina 快晴,順風

 午前中陽が強くならないうちに港の直ぐ後ろの岩山の上にあるカストロ(要塞)に登る。
 南北に視界が開け港、街そして周辺の島々、沖にはエーゲ海が拡がっていて素晴らしい見晴らしが開けてる。
 リムロス島は先史時代からの歴史がありギリシャ神話にも出てくる。都市国家アテネの領土から紀元前146年にギリシャがローマ帝国の属州になり、リムノスもローマ帝国の配下になる。その後ビザンチン時代になり、オスマン帝国がコンスタンティノープルを陥落して東ローマ帝国は崩壊する。それと同時にミリナのカストロもオスマン帝国が陥落した。
 その後トルコ領になるが1912年のバルカン戦争でギリシャの領土に戻る。歴史がある由緒ある要塞だった。
 帰りにお土産屋と商店が並ぶ細い街路地を、ウインドショッピングしながら艇に戻りお昼を頂く。デイル、インゲン、胡瓜、パセリ、トマト、タマネギの入ったお米のような容のパスタを頂く。
 午後は調べ事をしながらのんびり過ごした後17時過ぎに海水浴に行く。こちらは今週から夏休みになったので家族や子供同士がこの時間でも泳いでいる。サマータイムのお陰で日没時間が遅く今日は20:51になる。
 泳いだ後は艇のデッキでシャワーを浴びてすっきりする。シャワーの後はジン、ビールとレモンのカクテルでハッピーアワーを過ごす。
 夕食はビーフヒレステーキと野菜サラダを頂く。残念ながらギリシャで手に入れるビーフはヒレでも固めで今一つの味だった。ギリシャ人の友人もポークないしチキン、ラムの方が美味しいと言っていた。
 丁度係留している前の広場でコンサートが21時から始まりギリシャ音楽を聴きながらの食事が出来た。

(ID# 1562)
2023/6/21 (水) Limenaria~Mirina(Limunos島) 50NM 快晴 北の微風

 朝6:30に悦子が起こしてくれる。早速出港準備して07:00にアンカーを揚げる。
 静かな海面だ。港の出口が浅いので注意して入って来たGPS画面の航跡を参考に出る。
 風は北からの追い風だが弱い。結局全行程機帆走になる。朝食は出港して落ち着いてからゆっくりと頂く。
 昨日GPSの画面がフリーズしてしまい直らなかったので心配していたが何かの拍子でフリーズが解除されホットする。
 船とすれ違う事もなく今度は南下する。今日行くリムノス島のミリナは数年前にイギリス人に勧められてところで楽しみだ。
 静かな海面で揺れもなく、お昼にお蕎麦を頂く。タソス島では外食が多かったがシンプルなお蕎麦がとっても美味しく感じる。
 初めての港はガイドブックとウエッブサイトで調べて入港するが不安がある。大概は不安だけで終わるが心配はある。
 ここの港も下調べ通りに大きく安全な又係留しやすい港であった。
 アンカーがドラッグしやすいとも書いてあったので長めにアンカーを落として岸壁に船尾着けする。隣の艇の人が出てきて舫を取ってくれた。トルコ人でここが気に入ってイスタンブールから毎年ここに来ているそうだ。京都、奈良、大阪も旅行したことがあり素晴らしいと褒めてくれた。この島の情報を教えてくれ助かった。
 ここは電気、水道が使えるので係留した場所の前にあるホテルで使用料の入ったカードを購入する。
 入港後の片づけが終わってから私はすぐ近くの海水浴場で日課の水泳をしてからシャワーを浴びる。
 島の観光にレンタカーを借りようと思ってお店に行ったら齢を聞かれて77歳と云ったら貸せないとのことだった。初めての断られた経験をさせてもらった。明日別のレンタカー会社に行ってみるつもりだ。
 夕食は艇で、ロメインレタス、パセリ、デイル、インゲン、トマトとタマネギのサラダにタコとジャガイモのガーリック炒めを頂く。毎食毎お腹が空いていて美味しく食べる。

(ID# 1561)
2023/6/20 (火) Alyki~Livadi brach~Limenaria 15NM 快晴,微風~順風

 アリキは日中から夕方まで南西風が吹いたためうねりが入り艇は一晩中揺れあった。
 コスタスとマレーナはコックピットで朝まで寝ていた。朝方も寒くなかったそうで快適だったと話していた。
 朝食前にリアとマレーナと一緒に泳ぐ。昨日アンカーを打った時は南西風だったが今朝は北東風に180度変化していたがアンカーも180度向きを変えてしっかり砂に食い込んでいた。
遅い朝食をコックピットでゆっくり頂く。まだ観光船も来なく静かな湾で心地良い朝だ。
11:30にアンカーを揚げてリアの希望のパラダイスビーチに向かう。ビーチは東側に面していて丁度風が東に変わりコンディションが良くないので別のアンカーレッジに行く。
いくつかあるがLivadi Beachが良さそうなのでビーチのある湾に入る。我々だけで底も海草もなく砂地が一面に広がり南西風以外には絶好のアンカーレッジだ。
13:50にアンカーを打って、卵焼きとサラダにソーメンを頂く。卵焼き、ソーメンが気に入ったようで沢山食べてくれた。
快晴で風もそよかぜで心地良い中、泳いだり日光浴したり昼寝したりのんびり豊かな時間を過ごす。
17:50にアンカーを揚げてリメナリアの港に戻る。
アンカーを打って船尾を埠頭に19:30に着ける。
コスタス家族は艇から降りて21:30に一緒に食事に行く約束をして別れる。一泊のクルージングだったが楽しんでくれ、我々も海からのタソス島を満喫した。
 21時過ぎに彼の家に行くと頼んでおいたタソスの黒オリーブから作ったオリーブオイル5KGと同じくタソスの蜂蜜を生産者が届けくれコスタスがプレゼントしてくれた。
 海辺のおしゃれなレストランに車で行き、ルッコラのサラダ、ズッキーニボール、キノコのソテー、リゾット、ラムチョップ、ポークステーキそれに珍しく黒豚のステーキを頼んだ。黒豚のステーキはポークステーキより味が濃く美味しかった。地元のギリシャ人と食事すると色々とメニューを説明してくれ楽しい。
 明日我々の出港が早いので艇に送ってもらい再会を約束してお別れをした。
 最大限の歓迎をしてくれた。


(ID# 1559)
2023/6/19 (月) Limenaria~Diapori~Alyki 10NM  快晴,順風

 土日と曇りがちのお天気だったが今日から快晴の予報が出ている。
 昨晩遅かったので8時前になって目を覚ます。久し振りに出港の準備をする。10時にコスタスの家族が来る。その前に水とビールを買い足しておく。
 10:40に舫を解く。珍しく西からの順風でアリキまで追手になる。マレーナがヨットを習ったという事でラットでのコントロールの練習をする。港を出て直ぐセーリングを始める。久し振りに海に出ると気持ちが良い。小さな岬を二つほど越してアリキに着くが風が南西風でもろに波と風が入るので、此処でのアンカーリングをやめて島の西側にあるDiapori Buchtの湾に行く。ここは静かで岸壁に囲まれて誰もいない静かなアンカーレッジだった。
 ただ岸に近づかないと10m以内の深さにならないのでかなり岸辺にアンカーを打つ。1回目は失敗でアンカーが効かず2回目に成功する。悦子が泳いで見に行く。砂地の上に降りてしっかり効いていた。静かで岸辺には人家もビーチもなく良いアンカーレッジだ。
 岸が近くて気になるので泳いで見に行くが岸から直ぐ深くなっているので安心した。水温も24℃になっていた。
 遅いお昼をリアの作ってくれたジャガイモとインゲンをトマトペーストで煮たギリシャの家庭料理と悦子のタコとジャガイモのガーリック炒めを頂く。ウゾで乾杯をした。
 明日の朝方の風の予報が東の風になるので此処のアンカーレッジは東に開いているので夜間停泊はアリキに戻ることにした。
 18:30にアンカーを揚げてアリキに向かう。アリキの湾に入り19:30に水深6mの砂地にアンカーを打つ。砂底で、一回でアンカーが効いた。チェーンを30m延ばす。ここの海水浴場は海岸一面ビーチパラソルで日中は観光船が来たりして賑やかな場所だがこの時間は観光船も帰り静かだ。南西以外の風には良いアンカーレッジになる。
 夕食はとんかつとお昼の残りで頂く。久し振りのとんかつが美味しい。マレーナ始めコスタスの家族も喜んで食べた。
 未だ日中吹いた西風の影響でうねりが入っていた。
 コスタスとマレーナはコックピットで寝る。三方崖に囲まれた静かな泊地Diaporiでのアンカーリングを楽しんだ一日だった。


(ID# 1558)
2023/6/18 (日) Limenaria  曇り後晴れ

 朝ゆっくり艇で過ごす。お昼前にコスタス家族と一緒に近くの海水浴Trypitit Beachに行く。ホテルの出店のカフェレストランがあり、そこのビーチ沿いのビーチソファのある海小屋を借りて一日過ごす。先日一緒した従妹家族も一緒になる。快晴の天気ではないが雲はあるが日差しもあり快適に過ごす。お昼は海小屋で食べる。海水は冷たくはないが長く泳いでいると身体が冷えるので5,6分泳いでは上がることにしている。海水温度は24,5℃だと思う。
 夕方18時過ぎまで過ごす。まだまだ陽は上にある。19時に艇に戻り明日からの航海に備えて買い物をする。21時過ぎにコスタス家族、従妹たちが艇に来て艇で軽い夕食を取る。
 グリーンペッパー、オニオンソースのトマト、フムスにクラッカーで一杯やってからお昼に残ったランチのテイクアウトで軽く済ます。楽しいひと時だった。
 コスタス家族が本当に良くしてくれる。


(ID# 1557)
2023/6/17 (土) Limenaria  曇り

 9時過ぎになって艇にコスタスとマレーナが迎えに来てくれた。
 リアの母親はテッサロニキでリアの家族と一緒に生活していて今は実家には従妹夫婦が仮住まいしている。
 グリークコーヒーとサラダ、チーズパイとカスタードプリンをご馳走になる。
 マレーナが色々とサービスしてくれる。
 PCと充電器の充電をお願いする。電源が艇に取れないので外での充電になる。
 お昼になって車で内陸にある昔の村カストロを案内してくれる。現在は観光地になっているだけだが海賊が横行している時代、海辺には住めず山の上に村を築いたそうだ。
 お昼を食べに行く途中で建設中のリアの従妹のオリーブ工場を見学に行く。タソス島のオリーブは小さくて黒く、味の濃い良質なオリーブオイルが取れるそうだ。工場ではオリーブはもとよりワインが飲めるお店も併設するとのことだった。
 2か月後には完成するとのことで、チャンスがあったら寄ってみたいところだ。
 遅いお昼を夕食兼ねて山中にある村のタベルナでリアの従妹夫婦含めて総勢8名で食事する。メニューは地元の従妹が決めてくれ、地元のギリシャ料理を堪能した。グリークサラダ、サジキ、ズッキーニボール、ミートボール、スブラキ、ポークステーキ、ビーフステーキに地元オーガニック赤ワインをご馳走になる。
 大変美味しく食べ過ぎになる。
 リアの実家に寄ってエスプレッソをご馳走になる。明後日からのクルージング計画を一緒に練る。
 遅いお昼と肉を沢山食べてお腹がいっぱいになったので夕食は抜きにした。
 21時からコスタス家族と一緒に賑やかなビーチサイドを散歩して一番はずれの静かな海辺のバーでゆっくり一杯飲んでから艇に戻り寝る。ここのところ真水のビルジが溜まる。これから解明しなければならない。何某ら不具合が生じて直すのが船の生活でもある。


(ID# 1556)
2023/6/16 (金) Limenaria  曇り,時々晴れ.俄雨

 一日ゆっくり過ごす事にする。ここリメナリアはリアの実家のあるところで、ここでコスタス家族と待ち合わせしている。彼女の実家がリメナリア港の目と鼻の先にある。
コスタス家族は奥さんのリア、娘のマレーナの3人家族になる。彼らとはコルフ島近くのエリクーサ島で2017年に知り合い、日本の我が家にも翌年訪問してくれ、丁度三田A級の伊豆旅行に参加させてもらい、又我々もテッサロニキ近郊の彼らの家にも泊めて頂きギリシャの家庭料理やメテオラを案内してもらった。昨年はイオニア海のザッキントス島で私の孫の葵とも一緒した仲良しの家族だ。
明日彼らがリメナリアに着く予定なので来客の準備をする。
 新たに購入したSIMカードでインターネットがつながらないのでボーダホーンショップに朝行ってチェックしてもらい、ついでに魚屋に寄ってタコを買う。インターネットは2時間後繋がるという事で戻る。
 生憎の曇りで偶にパラパラと雨が来る。それでも雲が流れると青空が見えて陽が強くなる。日本でいう曇りとは少し違う曇り模様の天気だ。   ここは岸壁に電源が無いのでPCの充電が出来ない。海辺のタベルナでオレンジジュースを飲みながら充電させてもらう。ついでにお昼もここで食べることにして悦子も呼ぶ。
 お昼にシーフードサラダとムサカを二人でシェアして食べる。外食は何時も二人でシェアしている。
 充電したのち艇に戻り部屋の片づけを手伝う。
 新しいSIMカードのスマホを作動させるがインターネットがつながらない。午後はシェスタで17時までお休みなので17時過ぎに再度ボーダホーンショップに行き見てもらう。   今度はやっと繋がった。
 リアから連絡が入り到着したとのこと1時間後には艇に来れるとのことだ。
 艇に戻る途中到着した娘のマレーナが私を見つけてくれる。
 昨年8月にザッキントス島で会って以来になる。リアそしてコスタスとも再会を祝す。
 夕食は悦子がタコをカルパッチョとガーリック炒め、野菜サラダ、マッシュポテトとミートソースの重ね焼きを用意してくれた。
 20時前にリア家族が来艇して再会を祝して乾杯する。
 日本のタコ料理も美味しく食べてくれ再会を祝した素晴らしい夜を艇のコックピットで過ごした。
 明日の朝食は彼女の実家でご馳走になることになった。  

(ID# 1555)
2023/6/15 (木) Limenaria  晴れ,微風

 午前中アンカーの引き上げを頼んだダイバーを待つ。水深は5m位なのだが海底は見通しが悪く50㎝位の視界しかなく見つけるのは非常に難しいとのことだった。
もし見つかった場合は300€の費用とのことだ。成功報酬なのでお願いする。
 昼頃ダイバーと助っ人が来てアンカーを落とした位置の確定をする。隣の英国人も手伝ってくれた。落とした位置はチェーンカウンターで見ておいたので大体埠頭から40m位と分かっていた。手伝ってくれた彼はゴルフで使う距離計を持っていてダイバーの位置を40m位の位置に導いてくれた。
 左右前後ダイバーが探しているがなかなか見つからない。見つけるのは無理かなと思っていたところダイバーの吐くブクブクの位置が止まった。発見したなと思ったら案の定見つけてくれた。アンカーの先に赤い浮き輪を付けた50㎝ほどのロープが目印になり見つかったようだ。浮き輪の付いたロープはアンカーが岩などに引っ掛かり上がらなくなった時に反対側から引き揚げるために付けているものだった。
 英国人はかなりヨットに関して詳しく、私のアンカーシステムの欠陥を知っていて、アンカーとチェーンの繋ぎのジョイント器具に問題があるとのことだ。ジョイントのネジピンが回って外れないようにネジピンの隣にもう一つピンがありジョイントのネジピンが回って外れないように抑える仕組みになっているが抑えるネジピンの頭が小さく抑えられていなかった。
 無事回収出来てホットする。とても親切な英国人キャプテンだった。
 お昼に冷やし中華を頂き、そのあとアンカーのジョイントを工夫して外れないようにして修復した。
 アンカー事件で時間がかかり17時になって買い物に出かける。魚屋は既に閉まっていたので肉屋で仕入れる。
 ボーダホーンショップがあったのでもう一つのスマホにSIMカードを買う。新しいSIMカードで、インターナショナル使用で20日間の有効期間で、25GBで20€だった。
 日課の泳ぐ時間が無くなってしまいデッキでシャワーを浴びた。
 アンカー回収無事を祝ってロゼワインで乾杯して夕食を頂く。
 ロメインレタス、ルッコラ、イタリアンパセリにトマトのサラダ、メインはオニオン、パセリトマトのソースのスタフッドマッシュルームだった。野菜も新鮮でスタフッドマッシュルームも美味しかった。


(ID# 1554)
2023/6/14 (水) Koufo~Limenaria(Thasos島) 60NM  晴れ後快晴,微風

 今年の前半の目的地タソス(Thasos)に朝5:40に舫を解き向かう。エーゲ海の北端迄来ると強風の季節風メルテメの影響が少なく航海がしやすくなる。
 三方囲まれた湾の中にはビーチもあり、その奥に港やアンカレッジがあるコウフは安全で景観も素晴らしい所だった。
 今日の航海の圧巻はアトス半島の通過だ。朝静かな海を機走しながらお握りと味噌汁の朝食を頂く。風は弱い斜め前からの風だったので機帆走する。生憎と風の向きは良いのだが弱く全行程機帆走になる。
 15NMでアトス半島に到着する。アトス山が海岸から一気に聳えている。そして海からアトス山に向かって聳え立つ険しい崖の合間に修道院が建っている。修道院は海からも良く見えるので逆に修道院からの見晴らしもさぞ素晴らしいかと思う。場所によっては小さな村落がある。そこでは一般信者が日常の生活をしている。
 アトスは修道院共同自治共和国でギリシャ憲法によって完全自治を保障されている。又女性はもとより動物の雌まで入山は禁止になっている。
 海からの修道院を暫く半島沿いに回り見学した。
 お昼にサンドウイッチを頂き、一路タソス島Limenariaを目指す。
 リメナリア港は新しい埠頭が出来て係留のスペースに余裕があるとのことで安心だ。
 槍着けで船首からアンカーを打って船尾を埠頭につけようとするとアンカーが効かない。上げてみるとアンカーが無い。アンカーがチェーンから外れていた。
 アンカーリングの最中でなくて良かった。
 仕方なく埠頭に横着けする。隣の艇の英国人が手伝ってくれた。
 早速ダイバーを探してアンカーの回収を頼むが明日とのことになる。水深が5mなので自分で泳いで見に行くが港内で底地が泥なので水が濁って視界が極端に悪く良く見えないので諦めた。
 泳いだのでその足で隣の海水浴場で日課になっている水泳をして浜辺のシャワーを浴びる。
 ここは、水は使えるが電気が来てない。水を使える港に暫く入港していなかったので久し振りにデッキを洗う。
 今日は艇で夕食にする。オニオンソースのトマト、グリーンペッパーのスペイン風グリル、チキンヒレのオニオン、ズキーニのマスターソース味を赤ワインで頂く。
 ワインを飲まない日は無い。


(ID# 1553)
2023/6/13 (火) Koufo 晴れ,順風

 この先は60NM先のThasosに向かう予定だが今日は向かい風が強いのでもう一日停泊してここでのんびり過ごす。
 午前中は曇りで風も少しあり泳ぐ気分にはならない天候だった。燃料を丁度100リッター程度使ったのでガスステーションに歩いて行って給油をお願いする。他艇も給油をお願いしていたようで直ぐに行くとのことで艇に戻る。97リッター軽油が入った。約2.4L/Hの燃費だった。通常の燃費だ。この艇のタンクは205リッター入るが、いつも半分になると給油している。島での軽油代は1Lが2€したが本土では1.6€だった。
 お昼は昨日の残りのスープカレーを頂く。
 午後は悦子と今晩夕食を予定しているウエブサイトで評判の高いタベルナ“Tzitzikas”に行ってコーヒーを飲む。海辺の景色の良い場所にある。今晩の予約と充電用バッテリーの充電を頼む。
 天気予報通り午後になり晴れ間が出てきたので悦子と海水浴場に行く。私は泳ぐが悦子は甲羅干しをしていた。未だ水温が24℃前後なので体の芯を冷やさないように泳ぐのは5分刻みで一度上がり体を温めてから泳ぐようにしている。きれいな海で泳ぐのは気持ち良い。
 夕食は予約したタベルナでお店のオリジナルサラダにマリネード・アンチョビ、イカフライそして海鮮パスタを白ワインで食べる。最初のオリジナルサラダがサラダほうれん草、ドライトマトにチーズがのっていて、ドレッシングがオレンジ味のバルサミコでとても美味しかった。イカは新鮮なヤリイカだった。店員のサービスも良く評判通りのお店だった。


(ID# 1552)
2023/6/12 (月) Stafylos~Koufo 55NM  晴れ,順風

 今日の日の出は06:01だ。5時前に目が覚めると月明かりもありうっすらと夜が明けようとしている。5:30には薄明になったので05:40にアンカーを揚げる。静かな海だ。スタフィロス島を回り込むように隣のアロニソス島との間の狭い海峡を抜けていく。
 海峡を抜けると良い風が吹きだしセーリングに移る。次第に風も東北東に安定してきて上り一杯の風から横の方にシフトして真っすぐ目的地にコースを取れるようになる。
 風速も12ノットを越えて15~18ノットの風になり艇速は時折7ノットを越えて快調なセーリングになる。
 お昼はハム、チーズと野菜のサンドウイッチを頂く。傾いた船内で料理をしてくれ悦子に感謝する。
 風も最後まで収まらずコウホ港の湾の入り口までセーリングを楽しむ。入り口を通過すると中は広い湾になっている。海水浴場もある。湾の奥の突堤のあるコンクリートの桟橋に横づけする。先に横づけしていた艇のキャプテンが舫を取ってくれ、我々とサルデーニャ島で会ったと話してくれた。申し訳ない事に覚えていなかった。何かの出来事が無いと中々覚えづらい。
 早速私は海水浴場で泳ぐ。クリスタルな海水で気持ち良い。
 シャワーを浴びてから小さなスーパーマーケットがあったので野菜、果物を買う。
 突堤の桟橋には釣り人や散歩の人たちが出入りして、コックピットでの食事は取り辛いので艇内で食事する。
 冷蔵庫の残り物を上手に使ったスープカレーを頂く。21時になっても明るい。日没は20:45だ。
 食休みをして寝る。平穏幸せな一日を過ごした。


(ID# 1551)
2023/6/11 (日) Stafylos  晴れ,微風

 もう一日ここでゆっくりすることにした。天気予報によると明日ギリシャ本島の55NM先のKoufosに向かうのに良い風になるので明日朝出航することにした。
 朝方曇っていたが朝食の終わるころに陽が差してきた。
 この島は映画マンマミーアのロケ地になり脚光を浴びた島だそうだ。又先史時代から先住者が居てクレタのミノア文明時代の住居跡が最近発見されている。ミノア人の最北の居住地とされている。又中世から海賊の活動の場で難を逃れて住民は要塞化された島へ移り、19世紀になって戻ってきたそうだ。
 この辺りのスポラデス諸島は美しいビーチが沢山あり近年バカンスで賑わっているそうだ。
 午前中はコックピットで本を読んで過ごす。お昼に狐うどんを頂いた後ひと泳ぎする。 段々日差しが強くなり水泳が心地よい。ひと泳ぎした後PCの充電を兼ねてテンダーで陸に上がりレストラン“スタフィロス”で今晩の食事の予約と同時に充電をお願いしてから海水浴場で泳ぐ。浜辺の近くの海水温は少し暖かい。
 艇に戻って悦子とテンダーで景観の良い岩場を回る。海底まで良く見える。
 ひと泳ぎしてシャワーを浴びて夕方18時過ぎにテンダーでレストランに向かう。
 いつものグリークサラダを注文する。新鮮なトマト、胡瓜、オニオンにヤギ乳のフェタチーズがのっていて美味しい。サバの燻製があったので注文するが塩辛かった。ヒメジの生きのよいのがあったのでグリルにしてもらった。昨晩美味しかったのでイカのグリルも注文した。白のハウスワインハーフリッター頼む。
 見晴らしの良い高台のテーブルでアンカーレッジを見ながら素敵な食事が出来た。


(ID# 1550)
2023/6/10 (土) Koukoumaries~Stafylos((Skopelos)20NM 快晴,微風

 賑やかな人気のククナリエスビーチから次なる島スコぺロス島を目指し07:30アンカーを揚げる。相変わらずの晴天の安定した天気が続いている。北エーゲ海に来ると緑も豊富でキクラデス諸島の岩山だらけの島とは趣が大分違う。又家並みも個々の特徴ある大きな建物になっている。
 スポラデス諸島の島々を見ながらスコぺロス島スタフィロスに向かう。途中あるアンカーレッジも覗いてみる。スタフィロスの入り江に入ると1艇もアンカーリングしていない。海水浴場の沖合の海草がない砂地を探してそこにアンカーを打つ。8mの海底だがクリスタルの海水で底が良く見える。悦子がアンカーを上から見て砂地の所に落とす。しっかりと効いた。
 水温は23℃、悦子が早速泳いでアンカーの状態をチェックしてくる。しっかりと食い込んでいるのをチェックした。
 私も早速泳ぐ。水温が23℃なので長くは浸かっていられないので少し泳いでは上がって日干しして又泳ぐパターンを繰り返す。
 海から見たところ陸には何もありそうもないがガイドブックにはタベルナがあるという事で上陸してみる。陸に上がると見晴らしの良いところにレストラン“スタフィロス”がありそこでアンカーリングしているCAVOK5を見ながらコーヒーを飲む。素敵な景観だった。   錨泊が続いているので今晩はこのレストランで食事することにして19時に予約して艇に戻る。
 早速もう一度泳ぎシャワーをデッキで浴びる。
 19時前にテンダーで上陸するが海岸には未だ海水浴客が甲羅干しをしていた。
 見晴らしの良い席で自艇を見ながらの食事は乙なものだ。お店にPCと充電器のバッテリーの充電を頼む。
 オーダーはグリークサラダ、ズッキーニボール、イワシのトマト味オーブン焼き、イカのグリルに白のハウスワインをハーフリッター注文する。久し振りのズッキーニボールに悦子は満足だった。いずれも手の込んだ料理ではないが新鮮で美味しかった。デザートにスイカが出たが久しぶりに甘いスイカを味わった。


(ID# 1549)
2023/6/9 (金) Koukoumaries(Skiathos島) 快晴,微風

 連日午前中微風で午後若干良い風になり日没と同時に風が無くなる。
 静かな朝を迎えコックピットで朝食を取る。
 錨泊していると特別にすることもなくゆっくり一日を過ごせるので好きだ。
 読書をして過ごした後ラバーボートを降ろして悦子とランチ兼ねて浜辺に上がる。長いビーチ一面にビーチパラソルとビーチベッドが並んでいる。未だシーズン始めのせいか海水浴客は少ない。
 ビーチにあるお店でフレッドカプチーノにグリーンサラダ、ナポリタンでお昼を済ます。
 海水浴客は殆ど泳がず、ビーチベッドで日光浴を楽しんでいた。
 艇に戻り海水温を測ると24℃になっていた。水温プラス気温が50℃を越えると水泳の適温になるそうだ。気温が26℃以上あるので水泳に適温になった。
 悦子と泳ぐ。寒さを当初感じなく気持ち良いが5分以上泳いでいると寒さを感じてくるので一度上がり日光浴して体を温めてから再度泳ぐ。
 8m下の底まできれいに見えて気持ち良い。
 夕方前にブルを飲んで安らぐ。夕食はトマト、ロメインレタス、オニオンと胡瓜のサラダにチキンのポモドールにシチュウを例の赤ワインで頂く。日没とともに日中の暑さが嘘のように涼しくなるので艇内で頂いた。艇に居るといつも揺れて体が常にバランスを取って動いているせいか、いつも腹ペコになる。
 日没と同時に揺れもなくなり湖水の様な海面になる。


(ID# 1548)
2023/6/8 (木) Aghios Dometrio~Koukoumaries(Skiathos島)20NM  晴れ,微風

 微動だにしなかったアンカーレッジでぐっすり休んで気持ちの良い朝だ。
 コックピットで朝食を頂いてからアンカーを07:50に上げて湖水の様な静かな海面を機走する。一昨日Aghios Dometrioで横抱きしたポーランド人が別のアンカーレッジから出てきて暫く並走する。
 途中エヴィア島と本土を結ぶフェリーボートが結構行き交う。この辺りはアンカーレッジが多くヨットもあちこちでアンカーリングしている。
 エーゲ海で一番美しいビーチと云われているククナリエスビーチ(Koukoumaries)の開けた湾に入る。湾を囲むようにビーチが拡がっている。そして長いビーチ一面に整然とビーチパラソルとビーチチェアーが並べられていた。エーゲ海で一番美しいとはとても思えなかった。
 海水浴用に仕切られたブイの外側の8mの底に11:30にアンカーを打つ。ここも砂地と海草が混じった底地で上から見て砂地の底を見つけてそこにアンカーを落とした。クリスタルの海なので底迄良く見え助かる。
 既に4,5隻アンカーリングしていた。
 泳いでアンカーを見に行くとアンカーが横になっていて片方の爪しか砂地に食い込んでいなかったが風の無い天気予報なので打ち直しは止めた。
 マリンアクティビティが盛んなところで未だシーズン前の様だが、時折モーターボートがパラセールやラバーボートを引いて走り回り波をたてこちらにとっては迷惑だった。  トマト、ロメインレタス、オニオンと生ハムのサンドウイッチを頂く。
午後は泳いだ後、読書と今後の予定の調べ事をしたりしてコックピットでのんびりした時間を過ごす。
夕方になると静けさを取り戻して我々のハッピーアワーを迎える。
 夕食はニンニク醤油焼きのポークの肩ロースに人参、オニオン、ロメインレタスと胡瓜のサラダを赤ワインで頂く。いつも飲んでいる赤ワインはエヴィア島産のオーガニックワインで5リッター入りを飲んでいる。
 食後は読書して22時には寝につく。


(ID# 1547)
2023/6/7 (水) Loutra~Aghios Dometrio 30NM  快晴 微風~北東10~15ノット

 昨日横抱きの艇に7:30に出港の旨を伝えていたので7時に朝食を済ませ出港準備する。
 横抱き艇が2艇に増えていたが、順番に一番外側、次に隣の艇と時間通り出港して我々が最後に07:20に出港する。
 今日も快晴の静かな海だ。隣だったポーランド艇とは途中まで同じ方向で進む。朝方は風が気まぐれで予報通りに吹かない。機帆走で2時間ほど走り良い風になったのでエンジンを切ると暫くして風が無くなる。静かな海面を帆走しているときは気持ち良い。  海峡なので両サイドの風景が良く見える。ここはアテネより北になっているせいか陸地が緑に囲まれている。今まで見てきたエーゲ海の岩山の島々の景色とは趣が違う。
 弱くなった風の中でも帆走を楽しんでいたが無風に近い状態になったので機帆走にする。
 11時過ぎよりいつものように風が吹き始め15ノット位までなるが生憎と向かい風だ。
 エーゲ海は東のアナトリアの低気圧と西の地中海の高気圧の関係で北の風が夏の初めから秋まで主流になる。特に7,8月はメルテメと呼ばれる北の季節風が強く吹く。
 したがってエーゲ海を南から北に行くには春もしくは遅い秋が良い。6月になるとやはり北風が主流になり北に向かう我々には向かい風になり中々良いセーリングのチャンスを迎えられない。
 ギリシャ本島の岬にあるDometrioのアンカーレッジに13時に到着してアンカーを打つが底地に海草がありアンカーが砂地に食い込んでくれない6回ほどやり直しをして約1時間かけて7回目にやっと成功する。6mの深さに50mアンカーチェーンを延ばした。
 遅くなったお昼にラーメンを頂く。ビールが飲みたいところだが風が収まったら泳ぎたいので諦めた。
 食後コックピットで心地よい日差しと風に吹かれて久しぶりに読書をする。浅田次郎の最新作「流人道中記」だ。
 結局風が夕方まで収まらず泳ぎは諦めてシャワーをデッキで浴びた。
 ハッピーアワーはブルをフムス(ひよこ豆のデップ)で楽しむ。極上の時間だ。
 夕食はタマネギソースのトマト、ロメインレタスのサラダ、そしてチキン、ジャガイモ、玉ねぎ、インゲンのポトフを赤ワインで頂く。ポトフのスープの味が美味しかった。
 1艇だけ停泊している静かなアンカーレッジで心地良い眠りにつく。


(ID# 1546)
2023/6/6 (火) Loutra  快晴 微風

 今日も温泉に浸かる為もう一泊する事にする。
 朝寝ている間に隣の艇が出て行った。そして朝食を食べていると別の艇が入ってきて再度横抱きする。
 ポーランドの人たちで7人乗っていた。明日朝出港するとの事で我々と同じになるので出港時の入替もなく助かる。
 午前中のんびり過ごしてから12時前にランドリーに洗濯物を取りに行く。ついでにスーパーマーケットによって水、ビール含めて色々買う。洗濯ものもあり水、ビールととても持って帰れないのでお店のカートを貸してもらい艇に運ぶ。
 お昼は艇で昨晩の残りのチキンのトマトソース煮をリゾットにして頂く。
 食後はコックピットで、二人で本を読みながら転寝をした。
 14時過ぎに海岸の露天温泉に入りに行く。岩で囲まれた風呂毎温度が違い楽しめる。
 温まった体を泳いで冷やす。3回ほど繰り返したが気持ち良い。水温が23℃近く上がってきたと思うのでこれから毎日泳げるかと思うと楽しくなる。
 夕方肉屋でお昼揃わなかった食材を悦子が買ってくる。
 夕食はロメインレタス、胡瓜、トマト、オニオンのサラダ、そしてガーリックポークステーキ、つき合わせにジャガイモと人参の洋風きんぴら、インゲンのソテーを夕暮れのコックピットで、赤ワインと共に頂く。
 ここの肉屋で仕入れたポークの油の乗りが微妙でとても美味しかった。


(ID# 1545)
2023/6/5 (月) Vourkira~Loutra Aidipsos 35NM 快晴 Variable 1~10notto

正確にいうと前日の4日23時にアンカーを揚げてVourkairaを出る。
 当初橋を越えた先の岸壁に係留して翌朝の出港を考えたが係留の場所が繁華街の通路沿いでうるさく、治安も悪いと聞いていたので諦めてそのまま次の予定地迄ナイトセーリングをすることにした。満月の夜で月が明るく海面を照らすので持ってこいの夜間航海になる。
 月明かりで海面が良く見えて安心だ。風は不安定で、良い風が吹いてきたと思ってセーリングにすると1時間弱で弱くなり、機走にすると又1時間ぐらいで良い風になるというパターンを繰り返しての航海になる。
 朝方5時に悦子が起きて暫くウオッチを交代して私は休む事が出来た。
7時過ぎにLoutraの港に到着するが、ここの港もビジターが係留する場所が限られ3,4艇しか係留できない。そしてビジターバースには大きな漁船が入っていて一杯な状態だった。結局防波堤の外側に07:40に取り敢えず舫う。暫くすると中に居た小型漁船が出て行った。港の方か判らなかったが親切な人がそこに着けて構わないとのこと、直ぐそこに08:20に移動する。ホッとする。
 2か所2回続けて係留に苦労した。
 到着まで長ズボンに毛布を巻いて長袖、フリーズにオイルスキンを着て寒いくらいだったのが港に係留したとたん暑くなり半ズボン半袖になる。快晴が続くので太陽の影響が非常に体感温度に影響する。
 ほぼ徹夜だったのでシャワーを浴びて、お蕎麦を食べて直ぐベッドに入る。2時間ほど寝て起きたら入港してきたヨットがCAVOK5に横抱きしたいとのことで快諾する。外の防波堤以外に係留場所がないのでお互い様だ。舫を手伝った後悦子と海岸通りを歩く。ここは温泉町でスパ・ウエルネスのホテルが多く海岸沿いに建っている。レストランが並ぶ海岸線を歩くと海岸線の岩場に露天風呂がある。岩で囲まれた湯舟が5,6か所あり温度も違う硫黄泉で質の良い温泉が流れ込んでいる。湯客はそれぞれのお湯に浸かっている。海では泳いでいる。我々も昼食後浸かりに来ることにした。
 帰路蜂蜜専門店があったのでタイムの香りの蜂蜜と、お土産用にプロポリス液を買った。
 お店でランドリーを聞いて場所を確認して艇に戻る。13:30にランドリーがクローズするとの事で早速水着に着替えて、シーツ類を含めた洗濯ものを持ってランドリー経由露天風呂に向かう。途中の海岸通りの海辺のタベルナでワイルドグリーンサラダ、フィッシュスープ、ハンバーグを食べる。
 昼食後海岸温泉に行き、適温の岩に囲まれた湯舟を探して浸かる。太陽の下、心地良い。
 温まった体で泳ぐが水温多分22,3度だと思うが寒く感じなく気持ち良く数分泳ぎ、そして又温泉に浸かる。久し振りの本格的の温泉は極楽だった。
 海岸にあるシャワーを浴びて艇に戻り、ブル(ジン、ビール、レモン、砂糖のカクテル)で喉を潤す。幸せな時間だ。
 夕食は野菜サラダとチキンのトマトソース煮を赤ワインで頂く。食後充実した一日を過ごした満足感と疲れでぐっすりと眠りにつく。


(ID# 1544)
2023/6/4 (日) Boufalo~Vourkira 30NM  晴れ 北10~15ノット

 静かな入り江から08:00にアンカーを揚げて出港する。
 バファローから海峡に出るまで湖のような海面だった。海峡に出てから10ノットから15ノット程度の良い風が吹くが生憎とセーリングでは上り切れない方向からの風だ。今日も機帆走になる。
 お昼は温かいにゅう麺を頂く。以前はビールが相棒だったが現在は日中のアルコールは控えている。
 VourkairaのChalcisマリーナに到着する。ナビゲーションサイトのNavilyの口コミと同じでビジター用バースは一杯で取り敢えずオーナーバースのポンツーンの空いてたところに舫う。
 艇を取り敢えず係留して係留できる場所を探す。突堤になるが係留できるのでそこに13:20に舫う。
 そのあとフランス艇が入ってきて舫う場所を探していたので直ぐわきの空いている場所を教えてあげた。
 この先には本土とエヴィア島を繋いでいる橋がありこの橋がオープンするときに合わせて船は抜けていく。この橋は真中から分かれて両サイドに引き込むようになっている。船が通過時に引き込んで船が通過出来るようになっている。通過のための通行料の支払が前もって必要だ。良く分からずマリーナのレストランに居た人に聞くと丁寧に調べてくれ今日は日曜日なので18時からポートオーソリティで受付とのこと、場所が分からず聞くと18時車で送ってあげるとのことだった。親切に感謝する。18時に送ってもらいポートオーソリティで手続きをする。日曜日で通行料71€と高かった。そして21時から橋の近くのアンカーレッジでスタンバイとのことで橋のオープン時VHFで順番に呼び出すとの事だった。
 橋の通過の要領が分かったので夕食を悦子と橋の近くのタベルナで済ます。
 艇に戻り20時過ぎに舫を解き橋に近くのアンカーレッジに行ってアンカーを打つ。既に7艇程ヨットがいた。
 21時になって音沙汰無しで心配していると23時前になって橋が空き、VHFで連絡があり次々通過していく。


(ID# 1543)
2023/6/3 (土) Karistos~Boufalo 35NM 快晴 北10~15ノット

 快晴の朝を迎える。ゆっくり朝食を取り08:30にアンカーを揚げると隣の後から来たヨットのアンカーチェーンが我々のチェーンの上に載っていて一緒に引き上げる。そのまま一緒に上がった隣の艇のアンカーを落とす。隣の艇にはその旨伝えて出港する。
 アンカーを打ってチェーンを延ばして岸壁に船尾着けするがこのようなことが度々ある。
 北風が10~15ノット時折20ノットのブローがある。当初アンカーリング予定だったペタリオン島迄は横風のアビームで気持ち良くセーリングする。ペタリオン島を越えてからは上り一杯になったので機帆走にする。メインをリーフしての機帆走だとかなりの上り角度になる。
 白波が少し出ているが6ノットをキープして走る。
 左にギリシャ本土、右にエヴィア島、そして小さな島々を抜けていく。途中ヨット、釣り船と沢山すれ違う。
 お昼前より風も落ちてくる。静かな海面でお昼にポテトサラダとハモンセラーノのサンドウイッチをオニオンスープで頂く。美味しい。
 昼食後暫くして今日の錨泊地バファローの入り江に入る。既に4艇アンカーリングしていた。前もっての情報でアンカーを打つポイントをナビゲーションにプロットしておいたのでその付近にアンカーを14:00に打つ。1回でしっかり効いた。水深5mに35mチェーンを延ばす。
 牧歌的な静かな入り江の泊地で四方囲まれ錨泊には持ってこいだ。ただし海水の透明度はそれほど良くはなかった。
 一気に夏が来たようで日差しが強い、水温を測ると22.5℃、文部省の推奨水泳温度が23℃以上と書いてある。0.5℃足りないが初泳ぎをする。それほど冷たさを感じないで泳いだ。
 これから泳げるようになるので楽しみだ。泳いだ後シャワーを浴びる。
 悦子とジンリッキーを飲みながらコックピットでゆっくり過ごす。
 夕食はチキンヒレ・ジンジャーとナスとトマトの挟み焼、レッドペッパーのローストを赤ワインで日没前にコックピットで頂く。素敵な入り江での美味しい夕食だった。


(ID# 1542)
2023/6/2 (金) Karistos  曇り,一時小雨 微風

 昨日の天気予報では午後雨の予報だったので朝の天気予報を見てから出港を決めることにしていた。
 結局昨日と変わらない予報だったのでもう一泊することにした。
 午前中艇で悦子は読書、私は先の航路の下調べをする。艇に籠りっきりも良くないので港の前のタベルナにエスプレッソを飲みに行く。
 昼前に港に続く海水浴場を運動がてら散歩する。曇天のせいか海水浴客は数人ビーチにいるだけだった。
 お昼は昨日の残りのイワシをサンドウイッチにして頂くが中々美味しかった。艇に居るだけでお腹が空く。
 港に5,6隻のビジターヨットが係留しているがどの艇も出港しない。
 木曜日だけの大型フェリーの出入港と聞いていたが今日も16時ごろ入港して5分位の接岸で出港した。最新情報を掴むのが難しいのと同時に掴むのが必要不可欠だ。
 シャワーを今日は船内で浴びる。お風呂に入れないがシャワーを浴びるだけで気分がすっきりする。
 夕食はポテトサラダの付け合わせとガーリックステーキを地元カリストスの赤ワインで微動だにしない艇の中で頂く。
 明日はお天気が良くなるのでセーリングが楽しみだ。


(ID# 1541)
2023/6/1 (木) Karistos  晴れ後曇り 微風

 北の向かい風の強めの風の予報だったのでもう一泊することにしていた。
 いつもの朝食プラスして昨晩の残りのグリーンカレーを頂く。
 予報では北風が20ノットほど吹くとのことだったが一日微風だった。港の北が山でブロックされているから港内では吹いてないと思う。
 午前中は今まで映した写真の整理をするがサイズの縮小や写してくれた写真も沢山あり時間がかかる。
 両サイドの艇が出入りする。南に向かう艇にとっては良い風だ。
 初めてのカリストスなので悦子と買い物兼ねて小さな町を歩く。メインの道路に小売店が散在している。デッキブラシが壊れたので買う。
 魚屋が3軒ほどあり生きの良いイワシを夕食用に買う。
 お昼にカレー味のリゾットを頂く。
 食後は日差しを浴びながら、久し振りにコックピットで何もせずのんびり過ごし、そのあと1時間ほど歩く。途中で1週間に一度来る大型フェリーが入ってきたので何かあってはいけないので艇にすぐ戻る。
 今年は未だ本格的に泳いでないので泳ぎたいと思っていたが午後遅くから雲が出てきたので諦める。
 夕食は今朝仕入れたイワシのパン粉に粉チーズとガーリックのオーブン焼き、付け合わせはジャガイモ、人参と玉ねぎのグリルを白ワインで頂く。新鮮なイワシのオーブン焼きは美味しかった。
 食後地元産赤、ロゼ、白ワインを仕入れる。赤ワインは5リッター入りのボックスワインにする。
 静かな夜を過ごす。


(ID# 1540)
2023/5/31 (水) Kythos~Karistos(Evia Island) 35NM 晴れ,微風後東の順風

 昨晩来るはずの給油のための小型タンクローリーが来なかったのでここの親切なハーバーマスターに今朝10時まで出港したいので来てもらうようお願いしてもらう。
 悦子は8時に水揚げした小型漁船が港で直売をするとのことで買いに行ったが既に8時30分には店じまいをしていた。
 9時過ぎにタンクローリーが来て軽油を126L給油する。計算するとアギオス・ニコラウス出港後燃費は2.8L/Hでいつもより回転を揚げて2000回転で使用していたが燃費は悪く無かった。
 ここは海中温泉もありのどかな静かな港なので1週間位のんびり滞在したいところだが次の予定があるので諦めて10:10に出港する。
 静かな海で弱い北風の中、北に向かって機走する。二人ともコックピットで日差しを浴びながら心地良いクルージングを楽しむ。
 お昼に狐うどんを食べた後、風が東に回り横風になり風速も10ノットを越える様になり帆走に移る。徐々に風速も増して15ノット前後になり、艇速も7ノットに増速して気持ち良いセーリングになり、今年初のナイスセーリングになる。
 行き交うヨットも多くなる。
 今日はペタリオン島のアヴァロアの入り江で錨泊を予定していた。ここは牧歌的な入り江で海はクリスタルの透明度を誇り、かなり評判の高いところだ。ウエザーサイトで詳細の天気を調べると朝方より風が強くなりかつ翌々日は雨の予報に変わっていた。
 錨泊は天候に恵まれないと楽しくないので残念ながら目的地を近くのエヴィア島のカリストス港に変更して16:30に舫う。我々の着いたときは2艇ほど先着がいたが暫くする5艇ほど入ってきた。
 係員が来て徴収した係留代が一日7€で、電気、水道はキオスクでカードを買って使うようになっている。エヴィア島での係留でこのカードが使えるようになっている。カードは20€だった。いずれにしてもギリシャの港の係留費は安い。
 街中を散歩するが観光地でなく通常の田舎の市街地という感じだった。
 艇のデッキでシャワーを浴びてユウスケさんが持ってきてくれたクサヤでビールを心地良く飲む。表現がおかしいが上品な味の美味しいクサヤでビールに合う。
 夕食はグリーンカレーを白ワインで頂く。未だ明るいが時間は21時になっていた。
 艇内で暖かいお茶を飲みながら日記を書いてから休む。


(ID# 1539)
2023/5/30 (火) Paros~Kythnos(Loutra) 45NM 曇り後晴れ,快晴 北の微風 

 25日から滞在していたナウサから6日ぶりに06:50に出港する。北からの微風で機走する。朝食は出港後バナナに野菜スープにパンを入れて頂く。
 1時間ほどすると風も少しは出てきて機帆走にする。8:30頃ポロペラの異音が急に出る。直ぐエンジンをアイドルにする。後ろを見ると5mほどの直径3㎝ほどの硬質ゴムのパイプを引きづっている。パイプを引き上げペラから外そうとやるが外れないので潜って取る準備を始める。潜る前に一度前方に引き抜いてみたら見事外れた。漂流物だった。艇に引き上げ港まで運ぶことにした。
 静かな海で行き交う船も多くなった。大型フェリー、貨物船、大型モーターボートそしてヨットも5隻以上交差した。
 お昼は暖かいソーメンにゆで卵と昨日テイクアウトした子イワシのフライを入れた温麺を頂いた。
朝から長ズボン、フリーズの上にオイルスキンを着たままだ。北風で太陽が出ていないので寒い。昼食後やっと雲の合間に青空が見えるようになる。暫くすると一面青空になりオイルスキン、フリーズを脱いだ。
 シロス島、セリフォス島を見ながらのエーゲ海らしいセーリングになる。
 予定通り14;30に着く。外側の岸壁には1艇も舫っていなかったのでアロングサイドでつけようと思ったら女性のスタッフがアンカー打っての槍着けとの事でアンカーを打って船尾を岸壁に舫う。ここの評判の良いハーバーマスターが来て舫を取ってくれる。
 そのうち次々とチャーターヨットが入ってきて外岸壁は結構一杯になった。
 一泊16€プラス電気、水道料で合計26€だった。
 明日からの錨泊に備えて水を満タンにする。燃料を頼むが明日早朝とのことになる。
 ここは海岸に陸からの温泉が流れ、流れ込むところをブロックして海水と混合した海中温泉がある。横になっても体の半分が出る水深だが暖かくて気持ち良い。体を温めては海に入り泳ぐ。未だ海水温度は冷たい。
 艇で水道の水でシャワーしてクサヤでビールを飲む。最高の時間だ。
 両サイドの艇も仲間で飲んでいる。一杯飲んだ後マシュルーム、人参、トマトのグリルの付け合わせに鶏の胸肉のラビゴットソースを白ワインで頂く。最後にご飯をちりめん雑魚と塩こぶで頂く。
 空いたお腹に吸い込まれるように美味しく頂いた。


(ID# 1538)
2023/5/29 (月) Paros  晴れ 北15~20ノット

 ボーダホーンのSIMカードが6月初めに切れるのでボーダホーンショップのあるパリキアに朝食後バスで行く。前回あったボーダホーンショップが無くなって別の所にショップがあった。珍しくお客さんが居なくて直ぐ作業をしてくれる。1か月間無制限で17€とのことボーダホーンショップの場所によって値段が違うので戸惑う。前回良く見れなかったギリシャ正教のパナギア大聖堂を見て回りお昼をフェリー乗り場の前のカフェで、サンドウイッチで済ましてバスで帰る。
 観光客が多くなりバスもほぼ満席になっていた。
 艇に戻ってからテンダーの船外機用のガソリンを買いに行く。
 悦子はいつものように読書を楽しんでいた。
 夕方船尾でシャワーを浴びてから明日の出港の準備をする。夕食は昨日も行ったレストラン“Archipelagos”で食べる。悦子も喉の調子が良くなりほぼ1週間ぶりにワインを口にする。
昨日と同様、ザクロのビネガーを使った野菜サラダとアンチョビとワイルドグリーン、スチームドムール、マッシュルームリゾットを食べる。スチームドムールのスープが美味しくパンを追加してスープを食べた。美味しい店だ。
21時過ぎに艇に戻り食休みをしてから休む。


(ID# 1537)

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