2021/11/15(月) 自宅
8月26日にスペインのアルメルマルを出港してからフランス・プロバンスに入りマルセイユまでの航海を続け、マルセイユからは39年卒武田先輩40年卒加賀尾先輩が乗船され今年の後半の航海が始まりました。
マルセイユでは2011年寄港した時に知り合いになった山本由紀美さんと再会が出来てマルセイユを案内していただきました。
マルセイユはリオン湾に面していてアルプス山脈からの下降流がローヌ川沿いの狭い谷間に風が吹き寄せられることにより北寄りの風が強く吹くことがある地域で有名です。冬にはミストラルと呼ばれて恐れられています。そして地球温暖化の影響かいつもより強風が吹く日が多くに強風日を避けながらの航海となりました。
武田、加賀尾両先輩が到着したときもこの強風で数日間マルセイユにくぎ付けになってしまいました。
そしていつもいっぱいで入れないことの多いサントロペのマリーナに運よく係留することが出来ましたが、ここでも翌日には海は一面白波だらけでマリーナ内でも風速25mを記録して風待ちをしました。
カンヌではクラッシクヨットのレースRegates Royales de Cannesがあり30隻以上の帆船が集まりマリーナでもレースでも壮観でした。友人の所有している1908製の帆船に乗船する機会もありましたが帆船の早いのには驚きました。
レガッタは4日間続き連日のパーティーにも誘って頂き雰囲気を楽しみました。
武田、加賀尾両先輩がニースから帰国された後、悦子と二人でコルシカ島に渡りました。
コルシカ島では世界自然遺産になっている自然の美しい入り江で錨泊したのも良い想い出です。
コルシカ島からイタリアになるサルデーニャ島に渡りました。島の北側になるカンニジォーネに寄港して、ここも知り合いのアントニオさん家族にすっかりお世話になりました。相変わらず風が強い日が多くここでも長期滞在になりました。その間サルデーニャの人々との出会いそしてサルデーニャの家庭料理を堪能しました。
サルデーニャ島の東側にはエメラルド海岸を始め美しい海岸が続いています。そこでの錨泊も心地よいもので何泊もしたくなってしまいます。
10月16日に最終目的地のカリアリに入港しました。ここは3度目の越冬地になります。
ここも友人のパウロ宅に泊めて頂きすっかりお世話になりました。毎日イタリアの家庭料理ですっかりイタリアに馴染んでしまいました。
今年はコロナ感染の影響で2か月間の航海になってしまいましたがスペイン、フランス、そしてイタリアの友人から心温まる歓迎をして頂いた心に残る航海でした。
今年の冬はカリアリで艇は越冬する事にして帰国いたしました。

停泊中のフリオリ島からイフ島、マルセイユ市内を見る

マルセイユからイエールへ 武田、加賀尾両先輩

Regates Royales de Cannes カンヌ

大型帆船のタッキングマッチ

1908年製Violaでレース参加 14代オーナーKostiaさんと13代オーナーYvonさん

ViolaメンバーとCAVOK5で日本食の夕べ

エズから見るコートダジュール

海鮮料理 カンヌ

コルシカ島 ジロラタの泊地

コルシカ島とサルデーニャ島の間 マッダレーナ海峡

子豚の丸焼き Antonio宅

越冬地 カリアリ港 Rahelと悦子
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