CAVOK日記
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2023/8/14 (月) Agios Nikolaos 快晴 順風

 風が収まったのでマストに登る。悦子に電動ウインチでボースンチェアーを着けたトッピングリフトで上げてもらい、ジェネカーのハリヤードを安全のための補助として使う。
 ジブセールハリヤードとジェネカーハリヤードの交差を解く。停泊灯の電球を代えようとしたが電球の規格が違っていて、かえって接触を悪くしてしまった。もとに戻して接触が上手く行くようにするが今後心配だ。風向計は取り外しが出来ず諦める。マストの上の作業で足場が悪く上手く作業が出来なかった。
 昼前にチャンドラーに電動トイレの部品を取りに行くが未だ届いていなかった。
 悦子と魚屋に行き生きのよいイワシと冷凍タコを買う。
 お昼にソーメンを椎茸の入ったスープで頂く。
 のんびり午後を過ごして日が斜めから刺すようになった頃大きなスーパーマーケットに買い出しに行く。
 珍しく雲が出てきたので水泳は諦めた。
 夕食に今日仕入れたイワシの塩焼き、野菜サラダ、そして切り干し大根と干し椎茸と人参のうす揚げの煮物を味噌汁で頂く。イワシは日本のイワシ程脂はのっていないが新鮮で美味しかった。
 

(ID# 1598)
2023/8/13 (日) Agios Nikolaos 快晴 強風

 相変わらず風は強いが今日迄で明日の予報は弱くなっている。
 一つ一つ不具合が解消されていく。明日マストに登っての作業をして電動トイレの故障の部品を交換してジブセールを上げてファーリングすると出港準備が整う。
 今日はロープ類の塩出しをするだけで特別作業が無くのんびり過ごす。
 悦子はマリーナ内のコインランドリーで洗濯をする。
 お昼に冷奴とざるそばを頂く。夜の食事を考えるとお昼はこのぐらいが良い。
 午後は転寝と読書で過ごし、夕方30分の水泳をする。
 夕食は“シロッコ”でピザを食べる予定だったので開店早々の18:30にお店に行く。早い時間に行ったのでマリーナを一望できるテラス席が空いていた。ブーゲンビリヤの花の間から見えるマリーナと海の色が美しい。  シロッコサラダにマッシュルームピザとクアトロフォロマージュを頼む。泳いだ後の冷え切った生ビールが喉を潤す。ここのマッシュルームピザは美味しかった。
 二人でピザ2枚でお腹いっぱいになる。通常の食事は脂質を敬遠しているが、偶には栄養補給で脂質も取る。
 夜風が心地よく艇に戻る。


(ID# 1597)
2023/8/12 (土) Agios Nikolaos 快晴 強風

 日中は風が強くても早朝は比較的弱くなるので、ジブハリヤードとジェネカーハリヤードの交差の解消、そしてついでに碇泊灯のLEDライトを明るいライトに、ウインデックス(風見計)の交換を兼ねてマストに登る予定をしていたが若干の風と艇の揺れがあったので今朝は止めにした。日中風が強くても早朝は比較的静かになる日が多い。夜は太陽の熱射が無いので海と陸との気圧差が少なくなるからだ。
 悦子のセーリンググローブを買いにチャンドラーに行く。顔なじみになったお店の主人が何と28€の手袋をサービスでプレゼントしてくれた。月曜日に届く電動トイレの部品の取り付けを出来るメカニックを頼んだら彼がやってくれるという事になる。親切が嬉しい。
 ジブファウラーのジブセールを繋ぐアイの位置がずれていてどうしても直せなかったのが買ってきたCRCをかけて回したら正規の位置に戻すことが出来てホッとする。
 ヨットでは整備は常について回る。
 お昼は冷やし中華を頂く。
 ロープの塩出しをして、今日の出来る仕事はほぼ終わったのでのんびりする。
 反対側のポンツーンに係留している船が新しくトーハツの9.8馬力の船外機を付けた。
 春に来た友人はトーハツの社員だったので彼に連絡する。トーハツの船外機は90%輸出だそうだ。ここで見る船外機のほとんどは日本製だ。日本製の製品を目の前に見ると嬉しいものだ。
 夕方に30分泳ぐ。
 夕食は人参しりしり、トマトのオニオンソースかけ、タコのカルパッチョを白ワインで頂く。タコのカルパッチョはニンニク、ショウガ、味噌とオリーブオイルソースで味がとても美味しかった。
 夕方になると風が冷たくなり半袖で寒さを感じるぐらいになり過ごしやすい。


(ID# 1596)
2023/8/11 (金) Agios Nikolaos 快晴 強風

 朝方未だ日差しが強くないうちにデッキでの仕事をする。マストに登りハリヤードを切断したので、近くの船具屋に行き14㎜の太さのロープを40m購入する。ついでにトイレの故障している部品を持っていって取り寄せられるかと聞いたところ1,2時間したら確認できるとのことでお願いする。
 ハリヤードはマストの中を通っているのでミスするとマストを倒さなくてはならないので交換には結構気を使ってやる。新旧のロープをつないで通すがマストトップの鋭角に曲がる部分で引っかかる。無理やり引っ張ると新旧のロープの繋がりが離れしまうので注意深く行う。
 ひと段落した後、お昼に宮崎名物の冷や汁を頂く。正にこの季節の料理だった。
 午後は温水器の取り付けた後の整理をする。結構時間がかかり泳ぎに行けたのは18:30になってしまった。
 30分泳ぐと今日の疲れが吹っ飛ぶ。
 夕食はルッコラ、玉ねぎと人参のサラダにニンニク醤油味のポークステーキをピーマンとポテトの付け合わせで頂く。肩ロースのポークは脂質が気になるが美味しい。
 赤ワインでぴったりだった。


(ID# 1595)
2023/8/10 (木) Agios Nikolaos 快晴 強風

 乾燥した心地良い風が開けっ放しの窓から入ってきてブランケット無しでは寒いぐらいで心地良い夜だった。
 いつもの朝食を、音楽を聴きながらゆっくり頂く。
 午前中に電動トイレの不具合の部品の確認にエルンダへバスで行く。結局部品はウエッブサイトでも見つからず諦める。もう一度マストに登らなくてはいけない事項があったのでついでに古くなったウインデックスを交換することにして新しい物を買う。
 艇に戻ってオニオンのみじん切りとトマトを鯖缶と和えたソースで冷やしソーメンを頂く。鯖缶ソースが美味しかった。
 コックピットで食休みした後Georgeの所に行く。温水器の取り付けが終わったが温水器の形が変わり一部囲み板からはみ出るので囲み板を調整してもらう。
 その後悦子の付き合いで大きなスーパーマーケットの方に食材の買い物に出かける。
 日課の水泳は体を冷やす程度にしておいた。


(ID# 1594)
2023/8/9 (水) Agios Nikolaos 快晴 強風

 久し振りに悦子の朝食を頂く。
 今朝から風が強くなる。ジブセールを降ろしてあるが当面風が強いので揚げることが出来ない。午前中はパソコン作業をする。悦子は魚屋に行ってスズキとタコを仕入れてくる。
 お昼に冷奴と胡瓜の和え物で冷やしソーメンを頂く。
 午後は暑いのでコックピットの日陰で読書する。風が通り心地良い。
 夕方前に悦子と浜に行ってバーでアイスカプチーノを飲みながらのんびりする。悦子は読書、私は水泳で日課の30分泳ぐ。
 風が強く作業が出来ない一日であった。
 夕食はスズキと野菜のオーブン焼きとタコ刺しをビール、白ワインで頂く。至福の時間だ。


(ID# 1593)
2023/8/8 (火) Agios Nikolaos 快晴 無風

風の弱いうちにと朝食後マストに登りジェネカーのブロックの交換を始める。悦子にトッピングリフトで上げてもらう。安全用の補助ロープにジブセールを降ろしてジブハリヤードを使う。マストトップに上がってジェネカーハリヤードのロープを外そうと試みるが、ブロックの車輪と外枠との間に入ったロープは食い込んで取れないのでロープを切断する。
取り敢えず新しいブロックを付けて切断したロープの片方をブロックに通して新しいロープを繋ぎ交換する事にする。その準備を終えて降りる。
温水器の取り付けも順調に出来つつある。電動トイレの方は部品が無いとの連絡がある。
今後どうするか考える。
お昼は久しぶりに冷やし中華を頂いた。食後眠気が襲い横になってしまう。
一休みしてからジブセールを揚げようとするがジブハリヤードにテンションが強く掛かるのであれこれ点検するが原因がわからない。そのうち風が吹いてきたのでジブセールを揚げるの諦める。
結局今日の作業はそれで終わる。
暑さで疲れた体を海水浴で冷やす。30分泳ぐ。
夕食は久しぶりに悦子の料理で胡瓜、人参、グリーンペッパーの野菜、ビールが非常に美味しい。ナスとペッパーの味噌煮込みに味噌汁、フェタチーズのグリーンサラダそして鶏むねのジンジャーフレバーを赤ワインで頂いた。コックピットでの久しぶりの食事で夕方の 風が心地よく素敵なデイナーだった。


(ID# 1592)
2023/8/7 (月) Agios Nikolaos 快晴 無風

悦子が今日到着なので部屋を片付けた後、レンタカー会社に車を取りに行く。
 ここのチャンドラーに頼んでおいたハーケンのブロックもついでに受け取る。
 ここのメカニックのGorgeに温水器の件を聞くと午後には届くとの事で届き次第夕方にでもすぐ取り付けに入るとのことだった。
 イラクリオン空港に14:05着予定なので先にビール、水と明日用の食材を買って艇に積み込む。その後エルンダのチャンドラーに行きトイレについて相談をする。今日17:30に艇に見に来てくれることになった。
空港について悦子の便の情報を見ると約1時間の遅れの表示だったので待つ。やっと到着したので到着出口で待つが待てども出てこない。連絡もないので悦子に電話してみると未だアテネとの事だ。私の方が到着時間を間違えたようだ。それでも便は遅れているとのことだった。
出発が未定という事だったので17:30から修理に来るので一旦艇に引き返す。
業者は時間通り着て電動トイレを見る。Georgeの方は温水器を古いのを取り外して新しいのに付け替える作業をする。
悦子から到着した電話が来てから空港に迎えに行く。
大変な長旅になったが無事元気な姿に再会する。
空港まで70㎞の距離があるが2往復した。
久し振りに二人で海辺のレストランで食事する。お店のサラダ、マッシュルームのグリル、セピアのグリル、オラーダ(黒鯛)グリルをビールと白ワインで食べる。久し振りに家族の話を聞く日中と大違いで夜は涼しく悦子も心地よく眠りにつく

(ID# 1591)
2023/7/19 (水) Agios Nikolaos 快晴 順風

 今日は太田夫妻、ここのさん、そして悦子が同時に帰国する。太田夫妻は先にチケットを買った悦子とここのさんと一緒の便が取れなかったので11:30イラクリオン空港発の別便になる。悦子とここのさんは、18時イラクリオン空港発になる。空港まで車で約1時間かかり2回の往復はきついので太田夫妻はバスセンターから出ている空港経由イラクリオン行きのバスにしてもらった。08:30発のバスに間に合うようバスセンターまで送る。
 太田夫妻とは今回で3回目の地中海クルージングをご一緒したことになる。奥様の洋子さんにはクルージング中色々とお気遣いして頂いた。太田さんとは在職中の思い出を色々語らいハッピーアワーのビールを一緒に美味しく飲んだ。帰国後の一緒のゴルフが楽しみだ。
 ここのさんと悦子はコインランドリーで洗濯をする。タオルケット等大きなものは船上で干すが日差しが強いのと風があるのであっという間に乾いた。
 ここのさんと悦子を15:30に空港まで送る。ここのさんは、生き生きした人生を送っていて、常に前向きの姿勢で一緒に楽しい時間を過ごした。そしてアスリートで前半は毎朝のジョッキング、水泳と体を鍛えていた。
 二人を送った後これからの一人の生活に備えて食料の買い出しをしてからレンタカーを返す。18時過ぎになったが20分ほど泳ぐ。海水浴場には未だ未だ沢山の海水浴客がいた。
 夕食は生野菜をそのままお味噌でそしてうどんと豆腐で済ます。今晩はお酒もやめて暫く健康食にする。
 急に一人になり寂しくなるが又この静けさも船の良さだ。


(ID# 1589)
2023/7/18 (火) Agios Nikolaos 快晴 順風

明日皆さん帰国になる。クレタ島観光の最終日になる。クレタ島は2456mの標高の山があるが今日は標高1000mの高原にあるデイクテオン洞窟観光に行く。
 ここもギリシャ神話の舞台になったところだ。神話では神々の王クロノスが「自らの子供に王位を簒奪される」という予言を恐れ、生まれてきた子を丸呑みにしていた。それに耐えかねた妻レアーは、末の子であるゼウスを護る為に、レアーがクレタ島リュクトスでゼウスを出産した後、アイガイオンの山中にあるデイクテオン洞窟にゼウスを隠し、養い育てた場所となっている。実際には紀元前3000年ぐらいから信仰の場所で洞窟内からは奉納品が多数発見されている。大きな深い洞窟で階段を下りていくとひんやりとして洞窟迄汗をかいて登ってきた体に心地良い。
 お昼を小さな村の一角のタベルナで食べる。折角ギリシャに来たので山羊肉のグリルを食べる。グリークサラダも太陽の陽をたっぷり浴びた生き生きした野菜で美味しい。その他豆料理、ムサカ、ポークステーキを食べるが如何にも田舎料理風の味のこもった料理を満喫する。
 帰りにKritsaの村に寄る。小ぢんまりとしたギリシャらしい村でこの辺りはKritsaのオリーブオイルの産地で有名だ。
 帰国前の最後の買い物でアギオス・ニコラウスに戻り質の良いクレタンTシャツを売っているお店でTシャツの買い物をして艇に戻る。
 すっかり帰ったのが遅くなり、お昼ご馳走を沢山食べたので夜はお蕎麦で今回のクルージングの最後の晩餐をする。
 途中強風のため出港出来ない日も多々あったがそれぞれエーゲ海を楽しんで頂いたようで良かった。


(ID# 1588)
2023/7/17 (月) Agios Nikolaos 快晴 強風

 午前中暑くなる前にクノッソス遺跡の観光に行く。約1時間強のドライブで到着するが大きな駐車場が満杯になるぐらい観光客が訪れていた。
 王の間の建物は長蛇の列だった。
 トロイの遺跡を、神話を頼りに発見したシューリマンが同じく神話を頼りにクレタ島でこの遺跡を探索していたが見つけることが出来ず、その弟子のエバンスが1900年に発掘した遺跡になる。
 遺跡の一部を再現してあり当時紀元前1700年頃の美しい建物の模様が分かる。
 フレスコ画の「ユリの王子」、「雄牛頭形リトン」、「青い鳥」、「イルカ」、「パリジェンヌ」などのレプリカが発掘された場所に飾ってある。本物はイラクリオンの考古学博物館にある。
 当時の豊かで平和な社会が目に浮かんだ。
お昼をイラクリオンの町で食べた後、クノッソス遺跡で発掘された出土品が集められたイラクリオン考古学博物館に行く。アテネ考古学博物館は素晴らしいがクレタ島での出土品はすべてここに収められている。クノッソス遺跡で見たフレスコ画の本物が展示されている。当時の芸術性の高さに驚嘆する。
今日の観光はクノッソス宮殿だけにして戻る。女性陣はアギオス・ニコラウスの町にお土産探しに行く。
太田さんと私は艇でゆっくりする。日課の水泳を楽しんでシャワーを浴びてビールを一杯飲む。
夕食は地元タベルナの“Ports”に行ってグリークサラダ、ドルマ、ローカルボイルドグリーン、スチームドマッスル、トマトソースのローカルビーンズ、骨付きポークを白、赤ワインで食べる。いずれも美味しい味付けの料理で美味しかった。


(ID# 1587)
2023/7/16 (日) Agios Nikolaos 快晴 西の強風

10時にレンタカーを借りて最初に近くの名勝地エルンダをドライブしてヴェネツィア時代の要塞のあるスピナロンガ島を眺める。風が強く湾内でも白波が立っていた。
 その後島の東側にあるMochlosにある良く行く海辺のタベルナBogaziでお昼を食べる。
 いつ来てもここは海辺の素敵なロケーションで気持ち良い。シーフード料理も美味しい。
 お店のサラダ、ドライトマトのオリーブ漬け、ズッキーニボール、ジャイアントビーンズのトマト煮込み、グリルドマッシュルーム、グリルドカラマリとセピアのイカ墨パスをビールと白ワインで食べるが新鮮で美味しかった。私は運転手なのでノンアルコールだった。
 クレタ島はギリシャで一番大きな島で東西に長い。その最東端に近い海水浴場のViaに食後行く。途中道路の両側の夾竹桃の花が夏の太陽の光線を浴び鮮やかで綺麗だ。又上からの海の眺めが素晴らしかった。Viaは海水浴客でビーチのパラソルはほぼ一杯だった。ひと泳ぎしてビーチチェアーで休む。
 帰りにビーチを見下ろす丘にある見晴らし台に上がる。上から海を眺めると海の色の変化が良く見えて美しい18時過ぎまで滞在して90㎞先のアギオス・ニコラウスに戻る。
 艇に戻り残った食材でサラダとミートスパゲッティを頂く。
 相変わらず風が強く吹いているが風が艇に入り心地良い。


(ID# 1586)
2023/7/15 (土) Dia~Agios Nikolaos 40NM 快晴 微風 順風

 朝食後08:00にアンカーを揚げる。ゲストとの最終レグになる。12,3ノットの風が吹いているのだが真後からの風で艇速が出ない。
 クレタ島を右に見ながらの機帆走になる。左右に揺れる波で安定していなかったが悦子がお蕎麦を茹でてくれお昼を頂いた。
 真追手で艇が落ち着かないのでコースを外して斜め後ろから風を受ける様にして走らす。アギオス・ニコラウスに入る岬の手前から良い風になり帆走に移る。そのうち25ノット以上のガストが入る風になり時折9ノットの速度が出る。追手なのでリーフしないでそのままアギオス・ニコラウスに向かう。この風もアギオス・ニコラウスに近づくと治まる。
 マリーナにVHFで連絡するとCAVOK5で登録なくCAVOK4かと聞いてくる。確認にちょっと時間がかかったが14:50にB34のポンツーンに舫う。
 到着後久しぶりに艇を洗う。日差しが強く大変暑い。体を冷やすには泳ぐのが一番なので早速泳ぐ。暑さが一気に引く。
 生ハムメロン、フムスとグリッシーニでハッピーアワーを太田さんと私はビールで、夕食は野菜サラダ、チキンジンジャーフレバーを赤ワインで頂いた。胸肉のチキンフレバーがとても美味しかった。
 約2週間の太田夫妻、ここのさんとのクルージングであったが北風の強風メルテメのシーズンでもあり航程に苦労したが無事最終目的地アギオス・ニコラウスに到着してホットする。明日からクレタ島観光用にレンタカーを予約しておく。日本でいうビッツを4日間で147€で予約する。
 夜になっても気温は下がらず暑い夜になる。窓を全開にして寝る。


(ID# 1585)
2023/7/14 (金) Santorini~Dia 58NM 快晴 順風

 当初東に回りロードス島からアギオス・ニコラウスに入る計画をしていたが風の関係で西のサントリーニ島からアギオス・ニコラウスに入るよう変更した。
 サントリーニ島から南に58NM先のクレタ島イラクリオン沖の無人島ディアに向かう。
 ここは2回ほど錨泊したことのあり高い岩壁に囲まれた良いアンカーレッジだ。
 朝07:30にアンカーを揚げる。当初から17,8ノットの風で快調だ。途中一時弱くなるが再度吹きだし斜め後ろからのクオーターの風で7ノット以上のスピードをキープする。
 ディア島を回り込み馴染みの入り江の砂地8mの所にアンカーを17:00打つ。1艇だけ先着者がいたが我々が着くと直ぐ出て行った。
 静かなきれいな海で全員泳ぐ。泳いだ後のハッピーアワーは最高だ。夕食は野菜サラダにポークステーキを頂く。空いたお腹に吸い込まれた。
 食後は新月だったので星空を楽しんで眠りにつく。日中の快適なセーリングを楽しみ、疲れを泳いで取り、食事を楽しみ星空を見てからの静かなアンカーレッジでの眠りは最高だ。


(ID# 1584)
2023/7/13 (木) Astypalaia~Santrini(Akrotiri) 55NM 快晴 順風~強風

 アスティパレアも素敵な港町だったが一泊で出港する。
 06:05にアンカーを揚げる。港を出るとすぐ良い風になりフルセールにする。15~20ノットの北風を受け静かな海面を滑る。朝食は出港後頂く。フライパンでパンを焼いてくれる。
 3時間ほど7ノット以上の速度で気持ち良く走るがその後風が落ちて機帆走にする。途中Anafi島を越してから又20ノット位の風が北から吹きだし途中リーフしたりするが時折8ノット以上の速度が出て快適に走る。昼食は野菜のロールサンドウィッチを頂く。揺れる艇の中でいつも食事を作ってくれる悦子には感謝している。
 サントリーニ島にはマリーナがあるが、チャーターヨット専門という感じで先ずプライベイトヨットは受け入れないのでアクロテリのアンカーレッジに直接行ってアンカーを打つ。既に10艇以上アンカーリングしていたがスペースは十分あり砂底5mにアンカーを打つ。良いアンカーレッジだ。
 太田夫妻とここのさんは悦子と一緒にバスでフィラに観光に出かける。私はテンダーでレストラン“ドルフィン”の桟橋まで送りお茶を飲んでから、艇に残り留守番兼ねて作業をする。
 夕方に外出組から20:30に到着するのでレストラン“ドルフィン”で夕食をテイクアウトするので注文しておく様ライン連絡が入る。
 ドルフィンサラダ、カラマリリング、小魚フライ、ポークステーキをテイクアウトすると1Lのロゼのハウスワインをプレゼントしてくれた。評判の良いレストランだ。
 外出組が戻って艇で食事する。


(ID# 1583)
2023/7/12 (水) Kos~Astypalaia 55NM 快晴 北風10~25ノット

 5日から11日迄1週間コス島で過ごしやっと今日出港できる風になった。
 朝5時前に目を覚まして05:20に出港する。隣の艇のダニエルさんが起きてくれていて出港の手伝いをしてくれた。
 昨日迄と違って風も穏やかでスムースに出港する。
 東西に長いコス島を越えるあたりから北北東の良い風が吹きだしセーリングに移る。当初12,3ノットの風が20ノットを越える様になり速度も8ノット超えるようになったのでリーフする。それでも6~7ノットをキープして気持ち良く走る。海面は白波が多くなり時折ガストで30ノット近く吹いた。
 アスティパレア島の島影に入っても風は収まらず港に近づいて収まってくる。港内は10ノット前後の風で落ち着く。10艇程度係留できるが充分空いていて、アンカーを打って14:00に舫を船尾から岸壁に取る。入る場所の隣に係留していたルーマニア人の若者が舫を取ってくれて助かる。
 お昼を食べて無かったので味噌汁と梅干とジャコのお握りを食べる。小さな港を中心に街が拡がり丘の上にはヴェネツィア時代のお城が建っていて美しい景観の港町だ。
 女性陣は街の観光に行く。我々は艇内で休む。
 一休みの後泳いで水道の水で男性陣はシャワーする。
 ここはウエッブサイトで見ると“ATKI”レストランの評判が良いので20時に予約していく。サントリーニのイヤの岩壁に立ち並んでいるレストランに似たとても素晴らしい建て方とテラスから海一望を見渡せる場所に建っている。
 お店の名前を取ったアテキ・サラダにズッキーニボール、チーズロール、セビーチェ、シーバス・グリル、シーブリームのリングイーネをビールとロゼワインで食べるが、ギリシャ料理をイタリア風にアレンジした感じで美味しかった。
 素晴らしい雰囲気の中で食事を楽しんだ。


(ID# 1582)
2023/7/11 (火) Kos 快晴 強風

 段々朝起きるのが遅くなる。風待ちで出港出来ないので今日は予定をたてずのんびり過ごすことにする。遅い朝食を頂いてからおしゃべりして過ごす。明日から風が収まるので明日からの航海予定についてお天気予報含めて計画を説明する。
 昼前に明日からの航海の準備で女性陣は買い出しに行く。
 強風の中ヨットが隣に係留しようとしてバックで入って来たがCAVOK5の船首にぶつかり航海灯を壊す。結局そのヨットは隣を諦めて別の場所に係留した。その艇のキャプテンがお詫びに来て同じ航海灯をチャンドラーで買ってきた。お昼にそばを頂く。午後はその取り付けをする。
 反対側の隣の艇のダニエルさんに明日アスティパレア島に行くと云ったら彼は島を良く知っていてアンカレッジの良いところを教えてくれ助かった。
 午後は艇内でそれぞれ思い思いに過ごした。
ハッピーアワーを生ハムメロンとビール、白ワインで始めて夕食のメインはミートポテトグラタンを赤ワインで頂いた。至福の時間を過ごす。


(ID# 1581)
2023/7/10 (月) Kos 快晴 強風

 今日も風待ちの日になる。相変わらず20ノット以上の風が朝から吹いている。
 この風が日中気持ち良く暑さを吹き飛ばしてくれる。汗もかかない。
 午前中女性陣はマーケットにショッピング行く。夕方にはファッションショウになる。
 太田さんと私は艇でそれぞれ本を読んだり転寝したりしてくつろぐ。
 女性陣はお昼にギロピタ(肉を削いで野菜とサジキをピタで巻いた料理)を買って戻ってくる。お昼はそれで済ます。お昼に丁度良い。
 午後は街の中にある考古学博物館とローマの家Casa Romanaを見学する。エーゲ海はギリシャ文化からヘレニズム文化そしてローマに引きついた文化が顕在している。
 夕食はサラダにグリーンカレーを頂く。隣のスイス人夫妻も食事をしていたのでグリーンカレーをお分けするとスパゲッティ・ペストロッソのお返しをくれた。
 街の前にあるマリーナなので連日深夜まで音楽と騒音でうるさい。

(ID# 1580)
2023/7/9 (日) Kos 快晴 強風

 今日も強風が続く。隣の艇の船首が振れて私の艇のライフラインの金具を曲げてしまう。
 船首が振れないように隣の艇は反対側の艇と船首と船首で舫う。
 午前中女性陣は街に買い物に行く。街は夏休みになったので、リゾート客であふれんばかりの賑わいである。お昼にソーメンを食べてからコス島の南側になるKar damenaの港と海水浴場に行く。メルテメは北風の強風なので島の南側に来ると風も大分弱くなっている。
 ギリシャらしい感じの海水浴場で、入り江の砂浜にはビーチパラソルが並び狭い砂浜にはレンタルルームらしき白いこじんまりとした瀟洒な建物が並んでいる。海は透明度が高く岸から薄い青、そして徐々に深い青に変化してとても美しい海水浴場だった。
 沖には5,6艇アンカーリングしていた。
 ここのさんと私は早速泳ぐ。気持ち良い。太田夫妻、悦子は海辺の出店でお茶を楽しむ。
 その後港を見に行く。ほぼ一杯の状態であったが係留できそうであった。
 17時からハマムを予約してあったので、島の北側のTigakiにあるハマムに行く。ここも海水浴場で賑わっていた。
 サウナに入ってから温かい岩盤の上に寝て垢すりをしてもらい、その後泡マッサージをする。久し振りに体がクリーンアップされて心地良い時間を過ごした。女性陣がマッサージを受けてる間我々は外のベッドで横になり体を休めて待つ。
 レンタカーを返してマリーナの近くで夕食を食べる。
 グリークサラダ、ムサカ、タコのグリル、フライドカラマリ、マッシュルームのガーリックソテーを最初はビール、その後白ワイン、赤ワインで食べた。外食は今のところ店に外れが無い。
 外は早朝まで賑やかでうるさかったそうだが私はぐっすり寝て気が付かなかった。


(ID# 1579)
2023/7/8 (土) Kos 快晴 強風

 朝9時にレンタカー会社にレンタカーを取りに行く。5人乗りの車で、二日間で120€だった。
 9時30分にホテルに太田夫妻を迎えに行く。昨晩は良く寝れたそうで元気な姿なお二人と再会する。
 早速艇で話に盛り上がる。お昼は蕎麦で太田夫妻の長い道中の胃の疲れを癒す。
 食後アスクレピオ神殿に行く。ここはギリシャ神話での医学の守護神アスクレピオを祀ってある神殿がありる。古代ギリシャ時代、古代ローマ時代は治癒所で栄えた。
 トルコ本土を見渡せる景観の良いところに建っていた遺跡にある木陰に座り当時の時代に思いを馳せる。  又コス島は紀元前400年前後に医聖ヒポクラテスが生まれたところでもある。
 彼は現代でも言われている名言を沢山伝えているが2,3紹介する。  「汝の食事を薬とし、汝の薬は食事とせよ。」 「歩くことは人間にとって最良の薬である。」  「飽食も絶食もその他のものも、自然の度を過ぎれば良いことはない。」 出口の売店で搾りたてのオレンジジュースで喉を潤してからテルマビーチにある海中温泉に行く。
 我々夫婦にとっては4回目(4島目)の温泉になるがここが岩風呂の深さも湯加減も一番心地良いところだった。
 コスマリーナでシャワーを浴びた後、夕食は外食でマリーナのマリネロに聞いたお薦めのタベルナで肉料理を中心に食べる。
 外は相変わらずに大賑わいだった。
 相変わらず強風で後2日はスタンバイになる予定だ。


(ID# 1578)
2023/7/7 (金) Kos 快晴 強風

 取り敢えずメルテメの強風をマンダリキ・マリーナで過ごすことが出来るようになったのですっきりした朝を迎える。
 ここのさんは今朝もジョッキングに出かけた。
 ゆっくりの朝食をコックピットで頂くが朝から風が強くなってきている。昨晩艇が移動出来て本当に良かった。
 コスマリーナに鍵を返してからボーダホーンにスマホのチャージをしに行くが待っている人が多かったので明日から借りる予定のレンタカー会社を探して艇に戻る。
 悦子たちは街にショッピングに行っていた。
 お昼にスパゲッティを頂く。久し振りにコックピットで転寝を楽しんだ。
 お隣のスイス艇はコスマリーナでも隣同士で昨日我々が艇を付けたとき手伝ってくれた感じの良いスイス人のステラ、ダニー夫婦だった。
 夕食に招待しようという事になって声をかけたら快く参加するとのことだった。
 悦子とここのさんとお豆腐、味噌汁、稲荷寿司そしてお味噌と梅干のディップと胡瓜、パプリカ、トマトのオニオンソース掛け、ズッキーニの詰め物、人参シリシリを作る。
 スイス人夫妻は喜んで食べてくれた。
 彼らは8年間ヨットで生活したこともあるそうで今は9か月地中海3か月スイスの生活をしているそうだ。今回はトルコを3か月回遊した後だった。
 チーズフォンデュの招待を受けたが明日は太田夫妻も乗艇するので次回という事にしてもらった。
 コスマリーナと違いここは街の道路に隣接しているマリーナなのでにぎやかで夜は不夜城の様だ。
 今夜半ANA時代の同期の太田夫妻がコス島に到着してホテルに宿泊予定だ。


(ID# 1577)
2023/7/6 (木) Kos 快晴 順風

 目と鼻の先にあるトルコのボドルムにフェリーで往復する事にする。
 10:15コス島発、帰りは17:30ボドルム発になる。高速フェリーで、20分で行くがパスコントロールが他船のラッシュと重なり1時間近く掛かってしまう。
 艇をボドルムに近いディディムに置いている石坂さんにラインでボドルムの情報を聞いておいた。美味しい肉を食べさせてくれるレストランを教えてもらったのでボドルムでお昼にそこでラムとビーフの合挽のキョフテ、ラムヒレステーキを食べる。両方とも美味であったが特にラムヒレは柔らかくとても美味しかった。
 その後賑やかな港迄歩く。埠頭には海賊船タイプやガレッタ船の観光船がずらりと並んでいる。その数は50隻以上だった。港の奥にはボドルムマリーナがある。ここは大きなマリーナで500隻以上係留できる。2017年に来たときは一泊120€だったが2023年は260€になっていた。トルコのマリーナ料は軒並みに倍以上値上げしている。
 近代的な賑やかな街でトルコの匂いをさせながらおしゃれな西欧風高級リゾート地になっている。港の突端にはボドルム城が港の入り口を睨むように建っている。15世紀に騎士団が築いた城だがイスタンブールの陥落後1523年オスマントルコの手に渡った。
 お店がずらりと並んだショッピングアーケードを女性陣は覗いてショッピングを楽しんでいた。
 オトガル(バスセンター)からフェリーの出発に合わせてバスが出るのでそのバスでフェリー乗り場に戻りコス島に戻る。
 コス島は人気のあるところでコス・マリーナを前もって予約しておいたがチャターヨットの基地でもあり、金曜日から日曜日にかけての予約は出来なかった。金曜日からは港の中にあるマンダリキ・マリーナを予約しておいたが確認に行くと予約が取れてないとのことだ。明日午前中に来たら係留場所を確保するとのことだが週末から強風になるので係留できないと別のマリーナを探さなくてはならないが近郊には無い。又8日にはANAの同期夫妻がここで乗船するのでどうしてもコスに係留したい。
 係留出来る様になったらマリネロから電話をもらうことになっている。それでも心配で食後21時頃マンダラキ・マリーナに行ってマリネロに再度明日の係留場所について相談する。幸い何とか場所を確保できそうだが明日の午前中別のマリネロになるので判断は最終的に彼になるとのことだった。艇に戻って暫くするとマリネロから電話が入り今から来れるかとのことだったので直ぐ行くことにした。
 約1NM離れたところにある。到着すると隣の艇のキャプテンとマリネロが手伝ってくれて無事係留する。これで暫く心配していたことが解決してホットしてワインを飲み直して安らかに眠る。


(ID# 1576)
2023/7/5 (水) Patmos~Kos(Kos marina) 45NM 快晴 微風

 ここのさんは朝食の前にジョッキングをしてシャワーを浴びる。        朝食後直ぐ07:50にアンカーを揚げる。朝の海は静かだ。港を出てから入り江内で直ぐセールを揚げる。30分ほどすると後ろからの12,3ノットの風になってきたので帆走に移る。
気持ち良いセーリングも2時間ほどで風が弱まり機帆走にする。
トルコ本土とギリシャの島の狭い間を抜けていく。お昼に枝豆、胡瓜と特製味噌、味噌汁にイワシのかば焼き丼を頂く。
コス・マリーナに入る前にVHFで呼ぶとマリーナの外で待機して欲しいとのことで10分ほど待機した。そのうちテンダーでマリネロが迎えに来てバースに案内してくれる。舫の手伝いもしてくれ至りつくせりだった。
月曜まで予約したかったが、金曜日からチャーターヨットが入るので一杯になり無理とのことで金曜日からは本港の方のマンダラキ・マリーナに移る事にする。
レセプションで再度月曜までの予約を聞いてみるが駄目だった。
久し振りにきれいなマリーナに係留した。
明日フェリーで対岸のトルコのボドルムに日帰りで行くのでフェリーの時間を調べがてら港町に海岸線のプロムナードを歩いて行く。9:50コス発17:00ボドルム発の往復切符を購入した。
艇に戻ってからランドリーがあったので洗濯物をだしてシャワーを浴びる。石鹸を使ってのシャワーは気持ち良い。
夕食は艇で野菜サラダ、ピメントスのソテー、胡瓜と特製味噌、サーモンのソテーそしてジャガイモ、人参、ナス、玉ねぎ、パプリカ、グリーンペッパー、ズッキーニのオーブン焼きを白ワインで頂いた。
 日中大変暑かったが夕方から冷えた風が吹きだし凌ぎやすくなった。


(ID# 1575)
2023/7/4 (火) Ikaria~Patomos 27NM 快晴 順風

 イカリア島の新しいマリーナAgios Kirikos Marinaは静かで電気こそプラグが違い使えなかったが設備も整い、近くには海中温泉もあり気に入ったがコス島で友人と待ち合わせ しているので時間的制約もあり一泊で次の寄港地パトモス島に向け07:50に舫を解く。
 出港して直ぐクオーターからの良い風を受けセーリングに移る。波もなく後ろからの風に丁度良い15~20ノットになり艇速も7~8ノットのスピードになり気持ち良いセーリングを楽しむ。途中風が落ちることもあったが全行程セーリングが楽しめた。
 パトモス島の港は入り江の奥にある。入り江の途中にはアンカーレージがあちこちあり大型艇やトールシップもアンカーリングしていて中々素敵な景観だ。
 マリーナは港の岸壁にあるが広いエリアで係留も沢山できる。アンカーを船首から打って船尾を岸壁に13:30につける。マリネロが来て舫を取ってくれる。
 我々が着けたときはまだまだ係留場所が沢山あったが夕方にはほぼ一杯になっていた。
 ここはヨハネが洞窟で黙示録を書いたところで世界遺産になっている。早速バスで行くが降り場所を忘れて結局島を周遊する形で港に戻る。次のバスの時間まで大分あるのでタクシーで行く。
 ヨハネの洞窟は山の上にある中心街ホラに登る途中にあり、洞窟から見渡す港の景観は本当に素晴らしかった。
 洞窟は洞窟と云うより岩穴という感じで一方は港に向けて開いている。洞窟は大きな石で囲まれ、その石が優しくカーブを描いていて、とっても落ち着くような洞窟になっていた。
 帰りは港を見ながら旧道を歩いて帰る。港に入るとショップが沢山あり悦子とここのさんは、ウインドショッピングを楽しんだ。
 私は艇に戻り港の脇にある海水浴場で泳ぐ。
 夕食は飛び込みでレストラン“Pantelis”に行く。ここも当たりでグリークサラダ、ムサカ、スタフッド・ベジタブル、ヴィールのシチュウにラムチョップを赤ワインで食べる。店員さんが日本語を少し勉強していて日本に行きたいとのことだった。
 赤ワインを1リッター飲んでしまった。
 ここも長居してみたい素敵な島だった。


(ID# 1574)
2023/7/3 (月) Chios~Ikaria 50NM 快晴 微風

 キオスマリーナは管理人も居なく、電気、水道も無いマリーナだったが静かで快適であった。
 タソス島でお世話になった英国艇に前日お別れを告げ名刺交換をした。
 今日は日の出前の5:40に舫を解く。生憎の南からの弱い向か風になり機走する。日の出と共に朝食を頂く。
 本船の航路が近いせいか引き波の影響もあり少しうねりに近いものがある。途中風が北に回り機帆走する。イルカが遠くを暫く伴走する。この辺りでイルカに良く出会う。
 イカリア島の東端を回り温泉のあるテルモ港の隣のAgios Kirikus Marinaに14:00に舫う。マリーナに入るとハーバーマスターが係留位置を指示してくれ舫も取ってくれとても親切だった。小さな最近できた市営のマリーナで設備が整っている。この辺りは温泉が出る。マリーナ内にも岩に囲まれた露天風呂があるが湯温が43度以上あり熱くて入れない。
 来るときに見たテルモ港に洞窟海中温泉があるのでテンダーを降ろして行く。0.5NMの距離だ。
 海水と陸からくる熱い温泉が入り混じっている海中温泉だ。丁度海水とミックスして温度が心地よいところで浸かる。温度も丁度良くゆっくり浸かる。体が温まると泳ぎに行く。
 子供たちが大勢楽しんでいた。
 海岸では船着き場の突堤から子供たちが飛び込んで遊んでいた。
1時間ほど楽しんで艇に戻りマリーナのシャワーを浴びる。久しぶりの艇以外のシャワーだった。
 ハッピーアワーは冷えた白ワインに生ハムメロン、フムスとグリッシーニ、キノコのアヒージョで楽しむ。そのまま夕食でチキン・シチュウを頂いた。


(ID# 1573)
2023/7/2 (日) Chios 快晴 順風

 朝7時前にここのさんはランニングする。今年の12月にある湘南マラソンに出るためのトレーニングだそうだ。
 ここのさんが戻ってシャワーを浴びた頃丁度朝食になる。
 今まで北風が吹いていたが珍しく今日、明日は南風になる。小さな低気圧が出来た影響だ。
 今日は島内をレンタカーで観光する。最初に世界遺産でもあるネア・モア修道院へ行く。
 修道院の設立は11世紀で、中期ビザンティン建築を代表とされる聖堂と、11世紀に作成された当時の姿をとどめる貴重なモザイクが残っている。
 1822年のギリシャ独立戦争時にオスマントルコ軍の攻撃を受けて800人の修道士と共にここの修道院に隠れていた女性や子供が虐殺された。前に来たときは彼らの遺骨が礼拝堂に納められていたが現在は見ることが出来ない。
 次にアナヴァスト村に寄る。ここは16世紀に岩山に家々が建てられたのが何度か襲った地震にも耐えた古い町で当時の面影を残している。丁度お昼になったので地元のタベルナ“PYRGOS”でお昼を食べる。ここのさんに地元のギリシャ料理を食べてもらうよう注文をする。。ボイルド・ワイルド・グリーン、ビーンズシチュウ、ヤギのトマト味シチュウとポークスブラキを3人でシェアして食べる。いわゆるギリシャの家庭料理でギリシャ料理の本当の味を味わったようでとても美味しかった。マスティハの炭酸水、アイスコーヒーを飲んで3人で39€だった。
 昼食後マスティック・ビレッジと呼ばれるマスティハ栽培を生業とするメスタ村とピルギ村に寄る。メスタ村は要塞に囲まれていて、村の周囲は重厚な石垣で囲まれている。
ピルギ村は建物の壁に白と灰色で書かれたクシスタ(幾何学模様)の装飾されたきれいな村になっている。
艇に戻って3人で海水浴に行って一日の汗を流す。 夕食はキオス港の前のレストランに行く。ここではギリシャの海産物を主に食べる。グリークサラダ、ドルマーデス、ズッキーニボール、フライドカラマリ、イワシのグリル、ヒメジのから揚げを白ワインで食べる。特にカラマリは新鮮で柔らかく美味しかった。
帰りはタクシーで帰る。


(ID# 1572)
2023/7/1 (土) Chios 快晴 順風

 毎朝同じような朝で青空とそよ風で気持ち良い。
 今日は河本ここのさんが14:35着の便で到着するので昼食後悦子と空港に迎えに行く。
 レシプロ機だけ着陸できる小さな飛行場でロビーもバラック建てだ。定刻より30分ほど遅れて到着する。長距離のフライトにも拘わらず何時もの元気な姿を見せる。彼女は2019年にCAVOK5がスペインに居るときに一緒した。
 艇に戻ってコックピットで一休みする。
 未だ日中なのでウエルカムは夕方にすることにしている。
 食料品含めてのお土産を色々頂く。
 ハッピーアワーはまだ早いので冷たいお茶を飲みながらおしゃべりをした後荷物の整理をして、悦子とここのさんは近くのスパーマーケットに買い物に行く。
 私はPCの電源を求めて近くのコーヒーショップに行く。
 戻ってから日課の水泳をして海水浴場のシャワーを浴びて帰る。
 夕方生ハムメロン、フムスと胡麻入りグリッシーニ、そしてスプマンテで乾杯する。
 夕食は野菜サラダ、キノコのアヒージョ、胡瓜と特製味噌、鶏肉のオレンジソース掛けを頂いた。
 夜風が気持ち良く、半袖では寒いので上着を着た。
 ここのさんが長旅だったので早く22時過ぎに眠る。


(ID# 1571)
2023/6/30 (金) Chios 快晴 順風

 夜半から北の14,5ノットの風が吹いている。マリーナ内では波も立たず全く静かな朝を迎える。
 窓を一つ開けて寝たら寒い位だった。
 午前中三田ヨット倶楽部への寄稿文を校正して送る。いつも寄稿文を三田ヨットクラブのホームページに載せてくれる船越さんに感謝している。
 お昼はシュリンプののったサラダパスタを頂く。
 食後心地良いシーブリーズを受けながらの転寝が心地よい。
 転寝の後、明日から河本ここのさんが乗船するのでウエルカムの準備をする。
 そのあとキオスの街に出てレンタカーを借りて戻る。
 夕食に野菜サラダにポークロースのガーリック焼きとニンジン、ピーマンとズキーニのグリルの付け合わせをリムノス赤ワインで頂く。
 順風だった風もそよかぜに変わりコックピットでの心地よい食事だった。


(ID# 1570)
2023/6/29 (木) Sigri~Chios(Chios marina)55NM 快晴,順風,微風

 午前中7時過ぎから風が強くなる予報が出ているので早朝に出ることにして05:30にアンカーを揚げる。15ノット以上の北風が既に吹いていた。今日も南下なので追手の風になり帆走には好都合だ。直ぐセールを揚げて帆走に移る。未だ静かな海面を6ノット強で滑る。一時20ノット近くまで吹いてくれたが強風帯から遠ざかるにつれて弱くなり結局機帆走になる。
 朝食は出港後コーヒー、卵、ブロッコリン、トマトにパンを頂く。健康を考えた朝の定番だ。
 お昼はもろ胡瓜、サンマの缶詰と五穀米、昨晩の残りのチキンヒレに味噌汁を頂く。
 キオス島とトルコ本土との間は5NMもない。この辺りは両サイドとも元トルコ領であたっり、元ギリシャ領であったり両文化が交差している。
 キオス島の大きな本港に入港して係留の場所を探していると岸壁から声をかけてくれる人がいたので近づいてみるとタソスでアンカーを落としたときにお世話になったイギリス人だった。彼は、本港は揺れがあるのと夜遅くまで騒がしいとのこと、隣のキオスマリーナの方が良いと勧めくれた。一応キオスマリーナも考えていたのだが現在開店休業でゴーストマリーナになっていて電気、水道が使えないとの情報だったので、本港に係留する予定だったが静かさを求めてキオスマリーナに変更する。2NMも離れてない近くにある。16:00に空いている岸壁に横づけする。
 静かで良い。街に行く前に、近くの海水浴場に行って泳いで海水浴場のシャワーを浴びる。
 街迄約30分歩いて行く。本港の正面はレストランがずらっと立ち並んでいる。シーフードが美味しいと聞いていたので良さそうな店を選んで入る。ルッコラとパルミジャーノのサラダ、コッドフイッシュのフライ、ムール貝のグリル、タコのグリルを白ワインで食べるがいずれも新鮮で美味しかった。お値段は41€と安かった。
帰りにレンタカー会社に寄り明日からのレンタカーの予約をしてタクシーで艇に戻る。
 この二日間で100NM走ったので心地良い疲れを感じて眠りにつく。


(ID# 1569)
2023/6/28 (水) Mirina~Sigri(Lesbos) 55NM 快晴,微風

 今日の目的地Sigriの到着が18時過ぎになると風が収まる予報なので08:00に船尾の舫を取りアンカーを揚げる。ここミリナも人気のあるところでヨットのビジターが多い。丁度我々の係留していた場所の並びは電気、水道があり便利な場所だが10艇程のスペースしかない。係留できない艇が錨泊していたり、別の岸壁に横着けしたりしている。昨日我々が今日出港するのを知った他艇のキャプテンが何時に出るか聞いてきたので8時と伝えていた。
 我々が出ると同時にその船がそこに係留した。
 リムノス島周辺は風が無く機走する。丁度コースの中間ぐらいに来ると北からの順風の追い風が吹く予報になっている。
 弱い北風が吹いているが帆走には至らないので機帆走にする。
 お昼におむすびを味噌汁で頂いて丁度コースの中間点に差し掛かったが風は強まらず結局全コース機帆走になった。このコースはイスタンブールから出てきた本船の航路を横切るので多数の貨物船が行き来していた。
 Sigriはレスボス島の北西になるが大きな島との間にあり、シェルターとしても完璧なアンカレッジだ。底地は砂と海草になるので上から見て深さ6mの砂地の所にアンカーを落とす。打ったアンカーの状態を悦子が泳いで見に行く。砂地に食い込んでいるのを確認する。  ついでに彼女はデッキでシャワーを浴びる。私も日課の泳ぎをするが海水浴場の遠浅の海と違いちょっと冷たかったが透明度は高く気持ち良い。シャワーを浴びてハッピーアワーを楽しむ。
 夕食はトマト、ロメインレタス、ルッコラのサラダ、エビのアヒージョ、そしてチキンヒレのオニオン、ナスとズッキーニの中華風ソースを白ワインで頂く。この白ワインはリムノスのオーガニックワインで5L入りボックスワインだが美味しくて安い。タソス島は黒オリーブ、リムノス島はワインの産地として名は高い。
 余談だがレスボス島は紀元前7~6世紀にかかる女性の詩人サッポーの出身地で、彼女が女性に対しての愛を謳った作品を多く遺したことから女性同性愛者を彼女の出身地レスボスからレスビアンと称するようになった。
 アンカーレッジには先着艇が3艇いたが我々入れて5艇の錨泊になった。
 大変静かな夜を過ごす。


(ID# 1568)

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