CAVOK日記
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2022/6/27 (月) Erkoussa~Himara(Palermos)(15NM)  快晴 微風

 昨日かからなかった船外機のエンジンのプラグを代えてかけるとかかった。
 出港前にフランカに挨拶に行って10:00にアルバニアに向けて舫を解く。
 微風の中一時帆走もしたが機走でヒマラの漁船用の岸壁13:00につける。直ぐ前がポリスとイミグレーションがあって係員が来てくれ色々質問をしたが最終的には危険物は持ち込んでないとの申告書を書いてサインしただけだった。スタッフが4人ほど来ていたが皆さん感じ良く簡単に終わった。パスポートのスタンプはサランダでないと押せないという事でここでは諦める。
 この岸壁の近くに魚の美味しいレストランがあるので食べる予定をしていたが漁船が14時頃戻ってきてここに着け朝3時ごろ出港するとのことで横抱きも無理なので3NM先のPalermosの湾に向かう。
 湾の北側にアンカーを打つが直後に軍の人がここは軍のエリアでアンカーは禁止とのこと、ヒマラではここと教わってきたのだが諦めて湾の南側に行く。同じころ来たイギリス艇もアンカーを揚げて移動する。彼らの情報で南の桟橋のある方でも禁止と云われたとのことで桟橋の無い湾の方にイギリス艇と共にアンカーを打つ。
 悦子が泳いでアンカーの効きを見に行くがOKとのことだった。
 遅いお昼にグリークサラダとラムチョップをビールで頂く。冷えたビールとラムチョップが美味しいかった。
 食後菅原さんとテンダーに載ってレストランの予約に行く。小さな村だが一軒だけレストランがある。ここにはキャンピングカーや海水浴客がまばらだが来ていた。
 夕方になり山からの吹きおろしの風が強くなり45m延ばしたチェーンが伸び切ったのかそれとも走錨っしているのか怪しくなったのでアンカーを打ち直すかヒマラに戻るか考えたが底地が砂利と砂でアンカーの効きが心配でもありヒマラに戻ることにした。
 日没後にヒマラに着くが未だ明るく7mの深さにアンカーを打ち、前回も行った港の近くのレストランでフイッシュスープ等各種スープ、野菜サラダ、イカのグリル、エビのグリル、魚介類のペネをハウスの白ワインで食べる。地元のビールも試しにと飲んでみるがコクがあるビールだった。新鮮な魚介類で大変美味しかった。占めて4人前で80€だった。


(ID# 1427)
2022/6/26 (日) Erikoussa  快晴 順風~強風

 今日の風の予報が午後から強くなるのと休養もあり居心地の良いエリクーサ島に二泊する予定だ。朝食を8:30に頼んであったのでその時間にテンダーでアカンサの前の浜に着ける。
 こちらに来て初めての外食の朝食になる。
 午前中は日本から持ってきた簡易洗濯機で洗濯して干す。
 11時から私はホテルの庭に建てられた風通しの良い小屋でタイ式マッサージをやってもらう。風が心地良く気持ち良いマッサージだった。
 お昼はトマトサラダと卵焼きそれに冷ソーメンで頂く。
 午後はそれぞれも時間を過ごす。森本さんと私はアリカンテに行ってPCでの作業をする。悦子も一緒に来てのんびりする。時折森本さんはサップを漕いだり泳いだり、そして小屋でのマッサージをしてもらう。
私も泳ぐが砂地の遠浅の海でクリスタルウオターでの泳ぎは気持ち良い。
森本さんの後に悦子もマッサージをしてもらう。
菅原さんは艇でゆっくりと過ごした。
夕食は今日もアカンサでする。シェフのサラダ、大きなスズキのグリル、シーフードパスタを赤と白のワインで食べた。
 スズキのグリルも美味しく、夜風の気持ち良い中での食事だった。


(ID# 1426)
2022/6/24 (金) 〜25 Roccella Ionica~Ericoussa(165NM) 晴れ後快晴 微風

 24,25日と風が追手の微風予報なので途中寄る予定だったクロトネ、ロチェルイオニカをパスして直接オットニ迄160NMを一昼夜で行くことにした。
 6時に舫を解き静かな海面を機帆走する。1時間半ほどすると斜め後ろからの良い風になり帆走に移る。一気に静かになり波切音だけで心地よい。早朝出港の時は出港後朝食を取る。この朝の気持ち良い風は2時間ぐらいで終わり又機帆走する。
 お昼にトマトのオニオンソースかけ、ハムに味噌汁と焼きおにぎりに特製味噌をつけて頂いた。
 風は西からの追い風だが如何せん微風で機帆走を続ける。今回は菅原さん、森本さんと一緒なので2時間交代のワッチを組んでいるので楽な航海になる。
 静かな海での夕食はナスのトマトソースかけ、サラダとマグロのステーキを頂く。
 ここのところ若干湿度が高くちょっと霞のあるような青空だったが夜になると満天の星空になる。天の川ははっきりと見えた。
 夜半やっと風が12ノットを越えるようになり帆走だけにする。この風は朝方まで吹いてくれた。
 朝のコーヒーを悦子が作ってくれる。いつも食事を担当してくれる悦子無しではこの航海は続けられていない。
 パン、ピッコロトマト、フルーツにヨーグルトのいつもの朝食を頂く。
 ギリシャに入りエリクーサ島の8NM手前のオットニ島のきれいな浜のカリプソに15:00にアンカーを打って海水浴を楽しむ。ほかにも小型観光船やボート、ヨットがアンカーしていた。海水が奇麗で12mの海底がきれいに見える。お昼はトマトスースのパスタを頂いた。
 1時間ほど海水浴を楽しんだ後、エリクーサ島に向かい17:00にマリーナに舫う。VHFで連絡したら岸壁に直ぐバイクで来てくれ舫を取ってくれた。レイドラインもあった。4年振りのエリクーサ島になる。
 早速サンドロ、フランカに挨拶しにホテル・アカンサに行く。4年振りの再会を大変喜んでくれる。夜の食事の予約をする。
 皆さん一昼夜の航海の疲れをシャワーで癒し19:30にテンダーでアカンサに向かう。アカンサは前方南に海が開け、格好の錨泊地になっている。今日も10艇近い艇が錨泊している。静かな海面に錨泊している光景は素晴らしく美しい。錨泊したいところだが一昼夜の航海の後だったのでマリーナに入りゆっくりすることにした。
 ホテルでは我々入れて3組ほどのお客さんが夕食のテーブルに着いた。それぞれ海を臨む庭にテーブルが置かれ地中海らしさのある素晴らしい庭園夕食だ。ハム、チーズの盛り合わせの前菜、グリークサラダにそれぞれエビ、マグロのタルタル、フイッシュのリゾット、アンチョビのスパゲッティをフランカお薦めの白ワインで頂く。空の色が薄暮になってきた中での素晴らしい晩餐会だった。デザートにグラッパ、フルーツサラダ、アイスクリームとタルト、テラミスをそれぞれ頂く。途中サンドロも参加して楽しい時間を過ごした。お値段も180€を120€にサービスして頂いた。
 海はきれいで静かで、ホテルの雰囲気も良く、サンドロ、フランカがいてすっかり気に入っている場所だ。
 テンダーで艇に戻り菅原さんと森本さんはコックピットで夜風を浴びながら横になった。


(ID# 1424)
2022/6/23 (木) Roccella Ionica  快晴 順風

 今日の風予報が20ノット以上強く吹く予報なのでもう一日ここに泊まる事にする。
 町から離れているが海岸線が長く続いていてビーチにはとびとびにビーチパラソルとボンボンベットがきちんと並べられている。陸側にはお店は勿論住宅もない。ビーチに小屋を建てて夏休みに来る海水浴客の受け入れ準備をしていた。
お昼に魚介類のフレゴラを頂く。
 自転車が一台なので午後順番に町まで行った。私は途中で海水浴をする。きれいなクリスタルな海で気持ち良い。幸いマリーナ内にミニスーパーマーケットがあり買い出しをしたり、コインランドリーで洗濯もした。
 夕方地元の親子5人家族が散歩に岸壁に来ていたので12歳位の男の子に声をかけると艇の見学に来た。全員英語をしゃべらずスマホの翻訳を頼りにコミュニケーションを図る。地元のトマト生産業を営み、奥さんは病院のナースをしているそうだ。とても感じの良い楽しそうなご家族だった。
 夕暮れよりスプマンテと生ハムメロンでスタートする。にんじんしりしり、ジャガイモのグリル最後にビーフステーキを頂く。ビーフステーキはヒレ肉だったが筋が多く残念だった。赤ワインで心地よくなる。


(ID# 1423)
2022/6/22 (水) Taormina~Roccella Ionica(70NM) 快晴 順風 微風

 日の出前05:30にアンカーを揚げる。昨日より静かな海面になる。メッシーナ海峡を越えるまで多少の波があり風も北風20ノット吹く。横からの風で8ノット以上の快走で走るが9ノット超えたあたりでジブを2ポイントリーフした。揺れる中でコーヒー、フルーツとヨーグルト、蜂蜜を付けたバターパンを頂く。
 約2時間でメッシーナ海峡の真ん中を超えると風波が治まり静かな海面になる。速度も落ちてきたので機帆走に移る。風は気まぐれで思い通りには行かない。
 南イタリアの足の裏の中心部は海から見ると所々に集落がある程度で大きな町は見なかった。
 凪のような静かな海面になってからお昼にトロ、中トロ、赤身のマグロの三色丼を頂く。 実に美味しい。この時期5月下旬から6月にかけてシシリア島周辺にほんまぐろが回遊してきてマグロ業が盛んになり、市場にマグロが並ぶ。マグロ保護のため自国内だけの消費分の捕獲だけだそうだ。輸出が出来ないのでほんまぐろの値段も安くなっているようだ。その恩恵をあずかっている。
 約11時間の航海でRoccella Ionicaの16:30にマリーナに入り最初にガススタンドに着けて給油する。パレルモ以来の給油になるが1時間辺り2.3リッターの消費で燃費は良い。ここは今回で5回目の寄港になる。地中海東西を5回目の行き来になる。
 夕食は外食にして菅原さんがネットで調べてくれ、歩いて行く。
 この辺りはお店もほとんどなく海岸線に掘立小屋のようなスナックがぽつぽつあるような寂しいところだが裏の道に一軒おしゃれな素敵なレストランが見つかる。
 歩いて喉が渇いたのでビールで喉を潤す。モッツアレラとハムを前菜にスパゲッティボンゴレ、シーフードリゾットを、それぞれ二人前頼むがスパゲッティ、リゾットそれぞれ一つのお皿に盛ってきてくれそれを4人で分けて食べられるようにしてくれた。
 地元の白ワインで食べるが、ボンゴレーの味の沁みたアルデンテのスパゲッティはとても美味しかった。
 デザートにエスプレッソ、締めのグラッパはレモンチェロとハーブの効いたカラブリア産リキュールで閉めた。朝5時からの長い一日の心地よい締めだった。


(ID# 1422)
2022/6/21 (火) Catania~Taormina(25NM) 快晴 順風

 朝食後ゲストと悦子は市場に買い物、私は出港準備をする。マリーナで係留料を支払うとき以前からの知り合いのスタッフがわざわざ日本語に翻訳して“日本人は誠実で礼儀正しく素晴らしい”とお褒めの言葉を頂いた。日本人に好感を持っている人に結構会う。先人たちのお陰と感謝する。
 天気予報ではメッシーナ海峡からの北風は強いがタオルミーナの手前でその風も止まっているので10:25に舫を解く。うねりが若干ある。風は10ノット近い風が斜め前から吹いていたのだがうねりのお陰で速度が出ない。結局機帆走にする。しばらくすると風が強まり波も大きくなる。揺れの中お昼にハム、ソーセージの入ったサラダにパンを頂く。
 メッシーナ海峡からの波風が強くなりタオルミーナでの錨泊が心配になるが、一応タオルミーナの錨泊地まで行く事にする。
 既に6,7隻の艇が錨泊していて錨泊地点では風も波も収まっていたので6mの砂底に15:30にアンカーを打ち35mチェーンを延ばす。
 悦子が早速泳いで見に行く。しっかりと砂に食い込んでいた。
 我々も泳ぐが海水温度が大分上がっていた。
 テンダーを降ろしてグランドブルーのロケ地になったというイゾラベッラに行ってみるがテンダーには波も高く全景は見ずに戻る。
 夕暮れはモヒートで迎える。夕食はカプレーゼ、野菜サラダ、アジのすじめ、カタクチイワシの酢の物、マグロの刺身を白ワインで、お肉はラムチョップとタオルミーナの夜景を眺めながら頂いた。吹いていた風も収まりうねりこそ若干残っているが静かな夜を迎える。


(ID# 1421)
2022/6/20 (月) Catania  晴れ 微風

 朝食後3人で市場に買い物に行く。新鮮なシチリア産の山海の食材が並ぶ。マグロを2kgブロックで、生シラス、ビーフヒレステーキ、ラム、ハムそして野菜類をしばらくの食材として購入する。いずれも日本と比べて驚くほど安い。そしてスーパーマーケットではない新鮮さのある食材だ。
 丁度町の中心街にあるので街を歩く。菅原さんはイタリアらしいおしゃれな長袖シャツを見つけて購入した。
 お昼にソーメンを頂いた後しばらく休む。シェスタがあるのが分かる。太陽が真上に上がっているときは暑い。朝晩陽が斜めに指すと日陰が出来て風が心地よく過ごしやすくなる。陽が斜めになってから自転車で重い清水と赤白ワインを買いに行った。
 5時過ぎに森本さんがブリュッセルから到着する。彼は大きな脳外科病院の院長で脳外科の先生で私は地中海に来る前に毎年脳の検査を受けている。その先生が私を信頼してきてくれるという事は私が正常と勝手に理解している。
 森本さんが到着して直ぐビールで乾杯して生ハムメロン、生シラス、トマトのオニオンソースかけ、ナスの味噌田楽、マグロのトロ、中トロ、赤身の三種盛り刺身、マグロトロ筋の煮物、シチリア産の白ワインで頂く。最後にご飯とマグロが絶品だった。

(ID# 1420)
2022/6/19 (日) Catania  晴れ 微風

 今日は菅原さんが乗艇する日だ。彼はコルフ島から村山さんのヒロ号に乗ってスペインのアルメルマルに回航途中だがサルデーニャ島カリアリで降りて飛行機でカターニャに飛び、CAVOK5でコルフ島までご一緒する。その後バレンシアに飛行機で戻り再度ヒロ号に合流してアルメルマルまで行く予定だ。
 午前中洗濯と艇の水洗いを行う。又テンダーのラバーボートの手入れを行う。清水タンクの水を使い切ってみるがカタログ通り400Lで清水はなくなった。
 お昼にソーメンを頂いた後しばらく転寝をする。
 4時前にすっかり日に焼けてお元気な菅原さんが到着する。
 取り敢えずビールで乾杯してお互いの航海の話で盛り上がる。シャワーを浴びた後メロンとハム、サラミソーセージ、そしてパルミジャーノと蜂蜜の組み合わせで赤ワインを飲みながら話に盛り上がる。
 夕食ラタトゥイユに昨日市場で購入したトロマグロを白ワインで頂いた。キロ8€だったが悦子が筋を取ってくれ、美味しかった。
 明日午前中目利きの菅原さんと市場に行き当面の食材を仕入れる予定た。明日午後には森本さんが乗艇する。
 11時過ぎに休む。


(ID# 1419)
2022/6/18 (土) Catania  晴れ 微風

 明日からヨット仲間の菅原さん、そして明後日から森本さんが来るので準備を始める。
 午前中アンカーチェーンカウンターが壊れたので修理を試みたが修復できなかった。これは無いと不便なだけなのでキャリーオーバーにすることにした。
 デッキのチークの浮き出た部分を直したりして過ごす。途中カターニャは活況の鮮魚と野菜の市場があるので買い物がてらWIFIのSIMカードを購入に行く。マグロが赤身、トロ関係なくキロ8€で売っていたのでトロを買った。又シチリア島の野菜は元気があって美味しい。毎日のサラダが楽しみなので色々買った。
 そのあとボーダホーンに行ってSIMカードを買うがギリシャでも使えて1か月間100GBで25€だった。
 お昼に戻り買ってきたマグロの刺身でご飯を頂く。しばらくマグロが沢山食べれるので楽しみだ。午後も修理の続きをして夕方2か月振りに床屋に行く。こちらではひげ迄カットしてくれるので助かる。
 一日の疲れをシャワーでとって夕暮れ時をハムとレタス、ルッコラ、トマトのオニオンソース、パルミジャーノに蜂蜜を付けて赤ワインで過ごす。これが実に美味しい。そしてゆったりした極上の時間だ。
 そのあとマグロの漬けと煮つけをご飯と味噌汁で頂いた。


(ID# 1418)
2022/6/17 (金) Taormina~Catania (25NM)  快晴 微風

 19日から友人がカターニャで乗船することになっているので今日はカターニャに入港して待つ事にする。
 いつもの日課の泳ぎを悦子としてから10時にアンカーを揚げる。風が無かったのでチェーンがピンと張らずとぐろを巻いていた。
 お昼にハムサンドと昨晩の残りのビーフを頂く。
 若干の追い風だが艇速と同じぐらいで風を感じず暑い。エトナ山が大きく見え煙を上げていた。15時前に大きな港の中にポンツーン(桟橋)が突き出ているマリーナに着くがポンツーンからスタッフが満杯で入れないと云う。電話で予約してある旨を海から伝えるが通じないようだ。仕方なく空いているバースに勝手に着けてオフィスに行き、予約してある旨を伝えると私が予約を聞いたが今日は無理だという。ここに日本からの友人が来ることになっていると伝えてもノーとの返事で諦めて他のマリーナに行こうと艇に戻ると彼が来て結果OKになる。ここは3回来ているところで整備も頼んだこともある。その整備さんが私の事を覚えてくれ断ったハーバーマスターに何か言ってくれたようだ。そのおかげでOKになったようだ。昔のハーバーマスターは日本びいきで良くしてくれたが新しいハーバーマスターだった。オフィッスの建物も新築されていた。それにしても予約しておきながら満杯とはいい加減すぎる。そして結果係留できるというのもいい加減な社会だと思った。
 5日間錨泊したので直ぐデッキ、コックピットを洗い洗濯をする。久しぶりにシャワーを浴びてすっきりする。
 ちょっぴり夕焼けの空を見ながら純日本風夕食を頂く。1週間に一度位お腹に優しい日本食を食べるようにしている。味噌汁、野菜サラダ、マグロの煮込み、関口さんのお土産の玉木屋の佃煮でご飯を頂いた。
 ちょっとトラブルがあった一日であったが結果無事に終わった。


(ID# 1417)
2022/6/16 (木) Taormina  快晴 微風

 もう一日錨泊してゆっくり過ごす事にする。風が弱く10艇以上アンカーリングしている船が違う向きを向いている。
 朝食後一休みしてからひと泳ぎする。クリスタルウオターで気持ち良い。水温が22度で若干低いので長くは浸かっていられない。
 お昼にテンダーで小さな船着き場に行き、トラットリアでスパゲッティボンゴレ、スパゲッティノルマを食べる。その間PC,スマホ等の充電をさせてもらう。
 食後は海に面したテラスのあるバーでカフェフレッドを、イオニア海を眺めながら飲む。
 艇に戻ってから又ひと泳ぎで海岸まで往復する。
 夕食にカプレーゼにレタス、トマト、ルッコラ、フェタチーズのサラダ、そしてビーフのワイン煮込みを赤ワインで頂く。丘の上のギリシャ時代からの古代都市タオルミーナを眺めながらの素敵な夕食だった。
 静かな海で心地よい揺れでゆっくり休む。


(ID# 1416)
2022/6/15 (水) Taormina  快晴 微風

 今日は関口夫妻とタオルミーナで食事してその後オペラ観劇を予定している。  午前中泳いだり、日光浴をしたりして過ごす。夜艇をアンカーリングでおいておくので泳いで再度アンカーの効きをチェックする。又テンダーを陸に置いておくのでその場所の確認等をするが近くに小さな船溜まりを見つける。お昼ににゅう麺のスープ、カプレーゼ、鯖缶とオニオンのサラダをフランスパンで頂く。
 午後はPCで連絡事項を整理したり泳いだりしたりして過ごす。丁度タオルミーナ行のバス停が船溜まりの直ぐ近くにあり、16時のバスでタオルミーナの中心街に行く。
 途中曲がりくねった坂道を上がるが上から見るイゾラベッラが下にきれいに見えた。
 街は観光客でにぎわって両サイドはイタリアファッション、工芸品、ルイヴィトン迄あり高級なお店が連なっているて観光客で溢れていた。
 関口夫妻はタオルミーナの海が一望できるホテルに宿泊していてそこで待ち合わせる。 奥様がホテルの前で待っていてくれた。海一望のテラスでCAVOK5を見ながらシャンパンをご馳走になる。素晴らしい計らいに感謝する。
 夕食は関口さんが予約しておいてくれたこれまた海が見える景観の素晴らしいレストランでスパゲッティボンゴレ、ピッザノルマ、スパゲテボッタルガと野菜のソテーを白ワインで食べる。イタリアのスパゲッティは実に美味しい。
 オペラはベルディ、プッチーニとレハールのアリアと二重唱だった。VIP Seatを関口さんが取っておいてくれて、開始前にカクテルアワーで薄暮の中シャンパンを飲む。小さな劇場だったが流石イタリアでソプラノ、テノールどちらも良い声を出していた。  VIP Seatは最前列でこんな近くでオペラ観劇は初めてだった。悦子がオペラ好きを知って関口さんが切符を手に入れてくれた粋な計らいに感謝する。イタリアそれもシチリア島のタオルミーナでの素晴らしい時を過ごした。
 ここで関口さんは米国東海岸に寄ってから帰国とのことでお別れする。奥様の加代子さんは船酔いにもめげず付き合って頂き感謝する。パレルモからご一緒の楽しいレグだった。
 11時過ぎにタクシーで船泊まり迄行き、テンダーで艇に戻り興奮冷めやらずでデッキで夕涼みしてから休む。


(ID# 1415)
2022/6/14 (火) Vulcano~Taormina(66NM) 快晴 微風 強風

 朝6:30にアンカーを揚げる。今日の風予報は微風なので機走を覚悟したが出発後時間半で帆走に移る。その後時折微風になり機帆走をしたりで静かな海をメッシーナ海峡へ進む。海峡に入る前にハム、トマト、マッシュポテトのサンドウイッチを頂く。海峡に入ると2ノット強の追い潮で8ノットの速度になる。海峡の半分ぐらいから北からの沖風が強くなり時折9.5ノットを記録する。海峡通過の後半から風が30ノット迄強くなり白波の中を快走した。
 タオルミーナの手前に来るとその風も収まりタオルミーナの錨泊地に入りブイ舫の勧誘が来たのでブイ舫も考えるが1日65€とのこと舫だけで65€は高すぎるので17:30に自分でアンカーを打つ。既に5,6隻の艇がアンカーリングしていた。
 早速泳いでアンカーの状態を見に行くがしっかり砂に食い込んでいた。  夕食にグリルド野菜、ポークチョップを赤ワインで美味しく頂く。約11時間のセーリングでお腹も空いていた。
 関口さんからは明日の夕食とオペラのチケットが手に入るという連絡が入りお願いした。悦子はオペラが好きなのを知って関口さんが手配してくれた。
 今日も静かな錨泊地でベッドに入る。


(ID# 1414)
2022/6/13 (月) 快晴 順風

 昨夜は錨泊艇が多く、結構接近しているので気になったので何回か悦子と順番に起きて様子を確認した。夜来て錨泊したモタークルーザーがかなり近くにアンカーを打ったので心配だったがテンダー2艇分の余裕でクリアーした。
 朝日がきれいに上がってきた。ここは現在も活動している火山帯で近くのストロンボリー島では今でも噴火している。ここも海底からブクブク温泉が湧いて海中温泉に入れる。
 硫黄の匂いがする。
 関口さんから電話があり今日フェリーでシチリア本島に渡り鉄道でタオルミーナに入る予定に変更とのことで艇内に置いてあったバッグを送り届けがてらタオルミーナでの再会という事になる。奥様が船に慣れていないので総合的に考えるとその方が楽しいかと私も思った。
 午前中ひと泳ぎしてお昼に蕎麦を頂く。ヴルカーノ島は小さな島だが結構大型フェリー含めて連絡船が出入りしている。
 昼食後転寝をした後、悦子と海水温泉にテンダーで上陸して入りに行く。腰から肩位の深さのところからブクブク温泉が湧いている。座っていると砂地の底が温かい。37~39度ぐらいの温度の場所を探して温泉を楽しむ。ここは前回も入った泥温泉が陸にあったが休業だった。
 観光客の人たちも結構いた。
 艇に戻ってからPCの充電のため陸に上がりカフェで充電する。
 夕食前にひと泳ぎしてシャワーを浴びる。これは錨泊中の日課だ。
 シャワーを浴びた後のアペリティフは一日の疲れを癒す。
 夕食にサジキとグリッシーニ、カプレーゼ、メインにマシュポテトにミンチと玉ねぎをのせたフランスの家庭料理を頂く。このフランス家庭料理はフランス人に教えてもらった料理で、CAVOK5で好評の料理でもある。
 夕食後未だ明るい薄暮をゆっくり楽しんでベッドに入る。


(ID# 1413)
2022/6/12 (日) Cefalu~Vulcano(55NM) 快晴,順風

 7時過ぎに関口夫妻が艇に到着してから7:30に舫を解く。ここのマリーナは3回中2回うねりが入り桟橋との乗り降りが大変なのと桟橋とのもやいロープがうねりでピント張ってショックも多い。出来ればマリーナ直近の場所にアンカーを打った方が景色も良いし快適だと思う。
 昨日よりうねりが少ない。追手の10ノット前後の風だ。セールを上げて機帆走に移る。エンジンを止めたいのだが止めると5ノットを切るので風が強まるまで機帆走する。  快晴のお天気で気持良い。関口さんの奥さんのアッコさんも心地よく今日は楽しんでくれていた。
 お昼は素麺に冷ややっこ、オニオンソースとトマト、卵焼き頂く。
 海の上の食事は本当に美味しい。幸せの時間だ。
 お昼食べて暫くするとエオニア諸島がかすかに見えてくる。風も順風になり帆走に移る。
 ヴルカーノ島の北側を回り込んでヴルカーノ島の泊地に入る。あるサイトでここの桟橋だけのマリーナ“Marina Di Vulcanelloに予約してあったのでVHFで呼び出すと工事中で使えないとのことでサイトのいい加減さに呆れた。
 今回は関口夫妻がホテルに泊まるという事で桟橋を予約したのだが、仕方なしにアンカーリングする事にする。既に沢山の艇がアンカーリングしていてアンカーの移場所と底が砂プラス海藻で効きが悪く5度ほど打ち換えてやっと決めることが出来た。
 全部終了したのが19:20になってしまった。その間に関口夫妻を陸にテンダーで送る。
 遅い夕食にポークガーリックソテーと野菜サラダを赤ワインで頂く。長い日でホットしたので食事が一層美味しかった。
 静かな夜を過ごす。


(ID# 1412)
2022/6/11 (土) Palermo~Cefalu(35NM) 快晴 順風~微風

 やっと寒冷前線が通過して快晴の良いお天気になった。
 10時に村山艇のヒロ号と一緒に出港予定だ。9時からスーパーマーケットがオープンするので明日からの錨泊に備えて買い忘れた食材を時間に合わせて買ってくる。10時前に関口夫妻がホテルより到着する。
 10時に舫を解き、港を出てからお互いに写真を撮って東と西へと別れる。彼らは我々の辿ったサルデーニャ島に向かい、我々は彼らが辿ったコルフ島へ向かう。
 暫くは北からの良い風が続き時折7ノットの速度で快調に2時間位帆走するがその後波だけが残り風も弱まったので機帆走にする。うねりが少し入り揺れが良くない。ゲストの関口夫妻に辛い思いをさせてしまう。
 16;10にチャファルのマリーナに入るがマリーナ内もうねりが入り艇は揺れている。
 関口夫妻はホテルを取って休む。
 夕食は揺れる艇でフランス風ドライカレーを赤ワインで頂く。お昼が揺れる艇の中でマグロの漬け丼を食べただけなのでお腹が空いていた。美味しく頂く。三食が楽しみの健康な生活をしている。


(ID# 1411)
2022/6/10 (金) Palermo  曇り,雨,晴れ 強風

  予定では今日出港予定だったが寒冷前線の通過で不安定な天気と強風の為もう一日ここに滞在することにしている。 午前中悦子と博子さんと買い物に行く。私は艇をあらったり、洗濯したりした。
  悦子が戻りお昼にアランチーニ(パレルモを代表するライスコロッケ)を買ってきたので食べるが日本人の私には美味しいとは思わない味である。
  食後転寝をした後市街地に欲しかったものを探しに行くが思い通りに行かなかったがそれなりの物を見つけた。
 夕食はCAVOK5でモヒートを生ハムメロン、サジキ(ヨーグルト、ガーリック、胡瓜を混ぜたデイプ)で楽しんだ後、メインはマグロを刺身、巻きずしで頂いた。マグロが美味しい。
 グラッパをキャビンで飲んで夜長を楽しんだ。今回3グループがパレルモに集まって楽しいひと時を過ごせた。

(ID# 1410)
2022/6/9 (木) Palermo  晴れ 強風

 10時に皆さんと一緒に旧市街地に行く。ここから歩いて行ける距離なので良い。
  最初ヴァチリアの市場にマグロを買いに行く。大きな鮮魚屋さんは無かったが菅原さんの目利きでマグロの赤身と中トロをそれぞれ1㎏買う。トラパニより倍の値段で40€だった。そのあと近場の四つ辻のクアットロ・カンテイを見学してマッシモ劇場迄歩く。マッシモ劇場の前のカフェでシチリア生まれのジェラードをかき氷にしたようなグラニータを食べて一休みする。
  帰りお昼にパスタを食べる。
  艇に戻って夕方までゆっくり過ごす。予報通り風が強くなってきた。
  夕食はサルデーニャ島のアントニオがパレルモの友人に聞いてくれた美味しいレストランを予約しておいてくれた。
  “COVO DEI BEATI PAOLI”というレストランでパレルモで一番美味しいというお薦めだった。
  8時の予約でマリーナから近いので歩いていく。注文はアントニオの友人のお薦めのムール貝のトマト味スープ仕上げ、各種前菜が次々に出てくる前菜コースを頼む。5,6種類のタコ、メヒカリ等々の前菜が出るが白ワインと共にいずれも美味しい。仕上げにウニのパスタ、スパゲッティボンゴレを食べるがこれまた美味であった。
  良い店をアントニオに紹介してもらい感謝だった。


(ID# 1409)
2022/6/8 (水) Spiaggia di Mondello~Palermo(6NM) 快晴,微風

 朝食後ひと泳ぎしてからパレルモへの準備を始める。10:10にアンカーを揚げて暫くは微風の中セールを上げて2ノット前後の速度で漂う。ここからパレルモ迄6NMなので午後の到着になるように調整している。
今日はコルフ島からスペインに回航中の村山夫妻のヒロ号がパレルモに到着するので待ち合わせをしている。村山さんは私がクルーザーレースに熱中していた頃、彼は学生で沖縄まで一緒に回航したことがある。
 パレルモ港に入りマリーナのポンツーンに着ける前に燃料を入れる。燃費は1時間に2.5リットルになる。距離に換算するとリッターあたり4kmになる。
 13:10にMarina Galizziのポンツーンに着ける。係留料が税込みで110€と高い。
 14時過ぎにヒロ号が到着する。友人の菅原さんも同乗している。再会を祝す。
 夕方には関口夫妻もマリーナに来て皆さんで話が弾む。
 夕食はNHK番組の“地元の人に愛されている世界中の居酒屋さんを紹介する”番組で紹介された“Trattoria Ai Cascinari”に大型タクシーに7人乗って行く。入り口こそ狭いが中は何部屋もあり広い。そして色々とアンテパスタを菅原さんがチョイスしてくれてアンテパスタだけでお腹がいっぱいになった。とても味の良い美味しいお料理だった。
 NHK番組に感謝であった。


(ID# 1408)
2022/6/7 (火) Spiaggia di Mondello 快晴 微風~順風

 もう一日ここで錨泊して明日パレルモに行くここにする。今日で6泊連続の錨泊になるが水は半分の200リッター残っている。電源は太陽電池がしっかり確保してくれている。
 午前中ヨーグルト、バナナと朝食の食材がなくなったのでテンダーで買いに行く。ついでにPCの充電をした。
 艇に戻ってサーモン、玉ねぎ、トマトとルッコラの入ったサンドウイッチを頂いて心地よい海風を浴びて転寝をする。
 艇の軽微な修理をしてから日課の泳ぎをする。悦子も泳ぐ。泳いだ後はそのままシャンプーを使って軽く体を洗いもう一度海に入りシャンプーを流してそれからシャワーを浴びる。二人では10日以上錨泊をしない限りこの必要はないのだがやってみた。
 日中パレルモ方面から来ている艇が夕方アンカーを揚げて戻っていく。
 7時に夕食が始まる。先日のマグロの残りの部分の佃煮と野菜サラダ、味噌汁を発芽米で頂く。贅沢にトロも入った佃煮は最高に美味しかった。
 若干うねりの入りローリングが昨日から続いているが快適な一日だった。


(ID# 1407)
2022/6/6 (月) Spiaggia di Mondello  快晴 微風~順風

 Josef夫妻はこの先のTermini Imereseに今日向かう予定で10時過ぎにアンカーを揚げる。我々は9日に関口夫妻とパレルモで会う事なっているので、ここでJosef夫妻とお別れすることになる。その前に艇にお邪魔してサルデーニャ島から楽しくご一緒して頂いた感謝をする。この後も同じ航路を辿るので再会を約束してお別れする。とても親切で理知的なご夫妻とご一緒で楽しい錨泊を過ごした。
 お別れした後、私は陸に上がりコインランドリーがあるか調べたりPCの充電をしたりした。肉屋があったのでステーキ用の肉を買って艇に戻る。
 お昼にサーモンのサンドウイッチを頂き、食後は心地よい風が吹くコックピットで転寝をする。
 日差しの強さとシーブリーズが良いバランスだ。
 転寝の後は細々した艇の整備をする。
 夕暮れ前にひと泳ぎしてシャワーを浴びて、白ワイン、炭酸、レモンのアピタイザーを楽しむ。
 夕食は今日仕入れたビーフとポテトサラダ、野菜サラダを赤ワインで頂く。極上な三ツ星レストランだった。

(ID# 1406)
2022/6/5 (日) Castellammare Del Golfo~Spiaggia di Mondello(28NM) 快晴,順風

 午前中テンダーで上陸してPC等の充電をする。艇に戻ってからひと泳ぎ、水温も温かくなったのでこれからの日課になる。泳いだ後は心地よい。
 12:00にアンカーを揚げる。ちょっと沖に出ると良い風が吹いていて帆走に移る。北北東の風が10~15ノット吹き7ノットの艇速で快調だ。レグの殆どが良い風に恵まれ気持良い帆走だった。
 パレルモに近いMondelloの入り江に入ると日曜日のせいもあり多数のヨット、モーターボートがアンカーリンクいる。その中に入っていきSajina号の後ろにアンカーを打つ。
 早速悦子が泳いでアンカーを確認してくる。
 今日はJosef夫妻と上陸してレストランで食事をする。
 ここは完全なパレルモのリゾート地になっている。翌日も休みで連休のせいか海岸通りは賑わっている。観光客相手のレストランばかりのところは良さそうなレストランが見つからない。やっと良さそうなレストランを見つけ我々はタコのグリルとそれぞれスパゲッティボンゴレ、ムール貝のスパゲティを食べる。イタリアらしいアルデンテのスパゲッティに貝の味が良く出て美味しかった。艇に戻ると20艇近くアンカーリングしてた艇が3艇だけになっていた

(ID# 1405)
2022/6/4 (土) San Vito Lo Capo~Castellammare Del Golfo(10NM) 快晴 順風~微風

パソコンやスマホの電源が少なくなったのでテンダーで朝食後上陸する。完全な海水浴リゾート地で既に真夏の雰囲気で海水浴客が多い。
 いくつかあるうちの電源が取れるお店に入る。感じの良いおばあちゃんと店員さん達でスーパーマーケットやフィッシュマーケットも教えてもらう。
 船に戻りひと泳ぎ、昼食にピタのロールサンドを頂いてから14:00にアンカーを揚げる。微風で3~4ノットでセーリングをするが途中風が無くなり機走する。今日の目的地のCastellammareの2NM手前でSajani号から手前の入り江が静かで良いだろうと提案がありそこにアンカーを打つ事にする。
チャートにはアンカレッジになっていないが海水浴場になっていて砂地で良さそうな感じだ。
 16:40に8.5mの砂地にアンカーを打ち40mチェーンを延ばす。
 水温を測ってみると25度になっていた。早速泳ぐ。悦子はアンカーの具合は見れなかったが私はしっかり砂地に食い込んでいるアンカーを確認した。
 今日はJosef夫妻を夕食に招いた。料理はシーフードのフレゴラ、中トロの刺身、マグロ赤身のカルパッチョ、稲荷寿司、デザートはサクランボだった。
 大変好評の日本食でお二人に満足していただいた。


(ID# 1404)
2022/6/3 (金) Trapani~San Vito Lo Caapo (19NM) 快晴 南8~12ノット

 朝早くJosefが部品を探しに街に出る。ここはマリーナがいくつもあり大きな船具屋さんもいくつかある。何と4軒目に部品があったそうだ。
 我々はGabyと悦子でテンダーに乗り街に買い物に行く。昨日のマグロ屋があったので中トロをキロ10€で買う。
 ATM機で現金を下ろそうとカードを入れると戻ってきたので再度入れたらカードが出てこなくなり困る。仕方なく銀行に電話するがイタリア語のアナウンスでさっぱりわからない。次に降ろしに来た方が、英語が出来たので画面に出ているイタリア語を読んでもらったら不正使用に該当しているそうだ。近くのフェリーの切符売り場で再度銀行に電話してもらう。結果日本の銀行に電話しろという事で電話したが結果は紛失という事で始末され再発行という事になった。今回の件は海外で初めての経験のケースだがカードが使用出来なくなることがあるので、2枚以上のカードは是非必要だ。
 艇に戻ると既にJosefがエンジンの修理を終了していた。
 サンドウイッチでお昼を済ませた後14:00にアンカーを揚げてSajani号と一緒に出港する。
 南風の15ノットぐらいの順風でジブだけで6ノットをキープして気持ち良いセーリングを楽しむ。San Vitoに近づくと風が落ちて機走にする。
 マリーナの前の海水浴場の沖にアンカーを打つ。
砂浜は日傘のテントが張り巡らせていた。
 水温を測ると24度、文部省によると23度以上が海水の推奨温度なので早速泳ぐ。
 悦子はアンカーの効きを見に行ってくれた。水深は5m、砂地だ。
 夕食はSajani号が招待してくれた。Gabyは、魚は食べるが基本的にベジタリアンだそうで野菜を美味しくしたオーストリアの料理をご馳走してくれた。美味しく料理していて野菜だけでお腹がいっぱいになった。最後にメロンを頂いて艇に戻る。快適な錨泊地で安心してゆっくり休む。


(ID# 1403)
2022/6/2 (木) Trapani~Trapani  快晴 微風

 朝近くの野菜り場に買い物に行く。野菜が新鮮で美味しい。ビニールハウスの野菜と違って自然環境の中で育たったせいもあると思う。
 ここはマルセラが近く良いワインの生産地としても有名だ。1.5L入りペットボトル入りの地元ワインを赤白3本買う。市場は休日で休みだがトラックでマグロをそのまま切り売りで売っていたので赤身と、トロと買う。部位に関係なく1kg10€と安い。
 11:00にSajina号と一緒に舫を解く。昨日の予定から変更して西端の岬Capo San Vitoを目指す。港を出て暫くするとSajina号のエンジンが調子悪くなり港に引き返すことになる。エグゾーストパイプの破損だそうだ。一緒に伴走して戻る。今日はこちらの祭日なので部品が手に入らないだろうという事もあり港内のアンカーレッジエリアに12:00にアンカーを打つ。Josefがテンダーで上陸してショップを探すがやはり休日で開いてなかった。お昼に野菜と生ハムのサンドウイッチを頂く。夕食にJosef夫妻を招く。マグロ料理を楽しみにしている。
 トロマグロはお刺身にして赤身はマグロ丼にして頂くが赤身のマグロ丼がこちらの米にもかかわらずとても美味しかった。これから7月の禁漁迄暫くマグロを十二分に食べれるので楽しみだ。デザートはGabyさんの手作りのリンゴとミューズリのドルチェを頂いた。とても感じの良いご夫妻で連日夕食をご一緒している。


(ID# 1402)
2022/6/1 (水) Trapani  快晴 微風

 一晩ゆっくり寝たらすっかり疲れが取れた。午前日誌を書いたりデッキを洗ったり洗濯したりしているうちにお昼になり市場に行きそびれた。マグロを仕入れる予定だったの残念だった。朝Porto Corallaから一緒に出たJosef夫妻のSajani号からメールが入り今ここに向かっているとのことでバースの確保宜しくとのことだった。昨日のうちに確保しておいた。彼らは1泊ファヴィニャーナ島のルナロッサの入り江で錨泊してからここに向かっている。
 昼前に到着して我々の横に舫う。
お昼にトマトのオニオンソースサラダ、生ハム、冷ソーメンを頂く。
午後もマリーナの予約やメールのやり取りをしているうちに時間が経ち5時過ぎにスーパーマーケットに買い物に行く。
 7時過ぎにJosef夫妻と旧市街に行く。歴史がある街で紀元前260年にカルタゴが街を掌握してから軍港として栄えた。その後ローマとのポエニ戦争でローマが勝利してローマの支配下にはいった。塩田、製塩業で栄え漁業も盛んでマグロ業も行われている。サンゴも重要な輸出品で大理石も取れ海を中心に経済が栄えた。旧市街は立派な建物が立ち並んでいた。中央の通りはレストランが1km以上に渡り軒を並べて、テーブルを道に出して営業しているこちらのスタイルだ。外での食事が好まれている。
 その中の1件に入り、カジキのカルパッチョにピザを食べる。4人で10時過ぎまでこの店にいて帰船する。明日一緒にZingaroで錨泊を予定する。

(ID# 1401)
2022/5/30 (月) 〜31 Porto Coralla~Trapani (160NM)  快晴 南5~20ノット

 昨日迄の西風の強風が治まり南風の順風の予報になる。昨日お話していたGeby,Josef夫妻とシチリアに向かう。彼らは給油をしてからという事で我々が先に出港する。朝食後07:10に舫を解く。弱い追い風の中機帆走する。お昼から順風になり帆走に移る。6ノット以上の速度で気持ち良い。お昼はアンディーブに生ハム、鯖缶とオニオン和え、味噌汁、悦子の友人が作った特製味噌味ご飯のお供で発芽米を頂く。
 途中風が強くなり20ノット越えになりリーフするがそれでも7ノットで帆走する。
 気持ち良い海だ。
 こちらは夏時間採用もあり日が長いが暗くなる前に夕食をとる。生ハムとアンデイーブ…赤ワインが飲みたくなるが徹夜になるので諦める…3種類の豆の入ったトマトシチュウでご飯を頂く。
 20:33に陽が沈む。今日は新月だ。夜中満天の星空になり天の川もくっきり見える。水平線の近くまで星が降りてきて航海灯とマッチングして水平線にまで星があるようだった。
 日の出前に悦子が起きてきて代わってもらい私は寝る。06:00に日の出だったそうだ。
 最初に予定しているマレッテイモ島沖合に09:30頃到達するが風が20ノット吹いて港に波も入りそうなので諦めて13NM先のファヴィニャーナ島に行く。ここも相変わらずの風が強く吹いているので直接シチリア本島のトラパニに停泊することに決める。ここから10NMだ。電話で予約を取る。
 ジブセールだけで6ノットは出ていたがトラパニの大きな港に入るとこの風は治まった。この中にはいくつかのマリーナがあるが2016年に停泊した一番奥の“Boat Services Tranapi”に入る。
 隣にオランダ艇がいて舫を取ってくれる。
 遅いお昼をトマトにオニオンソース、ツナと味噌とマヨネーズのディップにモロッコインゲン、ソーメンを頂く。
 私がひと眠りした後、彼が艇に呼んでくれビールをご馳走になる。ここでContest41の中古を買って、これから我々と同じコルフ島に向かうそうだ。彼はEelko Toismaさんという方で、オランダ人62歳で、シングルハンドで回るそうだ。
  夕食は疲れていたので艇内で厚焼き玉子、野菜シチュウの残り、レタスとアンデイーブとフェタチーズのサラダ、発芽玄米で頂く。航海中も果物、ナッツ、ビスケット等々よく口にしたが夕食も美味しく頂いた、  早めにベッドに入りぐっすりと休む。


(ID# 1400)
2022/5/29 (日) Porto Cprallo  快晴 西の強風

 もう一日ここで待機する。サルデーニャ島、シチリア島ともに強風注意報が出ている。
 隣の艇はCarialiに向かって出港していった。もう一つ隣の艇は昨日から一緒の“Sajina”でGabyとJosef夫妻が訪問してきた。同じシチリア島に向かう予定なので日本茶を飲みながら情報交換をする。彼らも地中海を楽しんでいるご夫婦だ。
 明日お互いにシチリアに向け朝出港することにした。
 ここはマリーナ以外レストラン兼ピッザリアのお店以外何もないところだ。レストランもあまり期待できそうもないので艇内で夕食にする。
 夕暮れ時に白ワインとスパークリングウオターにレモンと氷を入れたアプリテフをそら豆で楽しむ。心豊かな時間だ。
 夕食はアンディブとフェタチーズのサラダ、ガーリックポテト、メインに鶏肉にエシャロットと白ワインのソースを頂く。


(ID# 1399)
2022/5/28 (土) S.Maria Navarrese~Porto Corallo (35NM) 晴れ 東8ノット~微風)

 シチリア島に渡るのに良い風を待っているが風が強かったり、向かい風だったりして中々好機が来ない。取り敢えずシチリア島に近くなるPorto Coralloに行く事にする。
 ここでは3艇ほどシチリア島に向かう艇と一緒になった。皆さん同じ考えで今日Porto Coralloに向かった。9:25に舫を解く。当初斜め後ろからの15ノット以上の風を受けて7ノットで帆走するが2時間ぐらいでこの風も収まり機帆走する。先に出たオーストリ人夫妻の艇“Sajani”の数後ろを走る。お昼はざるそばとカリフラワーの酢漬けを頂く。
 15:00にPorto Coralloのガスステーションの桟橋につけて給油する。リッター辺り2.1€で高い。燃料消費量は2.1L/Hであった。
 3艇とも同じころここに到着する。
 ここも一泊33€で安い。
 夕食は艇でシシトウのタパス、トマトサラダ、マッシュルームポテトとひき肉、玉ねぎ、トマトソースのオーブン焼きを頂く。夕日の中でのコックピットでの食事は美味しい。


(ID# 1398)
2022/5/27 (金) S.Maria Navarrese  曇り後晴れ

 今日もここでのんびりすると決めてある。
 朝食をキャビンでゆっくり食べる。
 午前中細々した艇の整備をする。常に艇は何かするよう甘えてくる。
 お昼は野菜入りトマトソースのパスタを頂く。
 定番の転寝を食後デッキで楽しむ。
 夕方買い物兼ねて海岸線を散歩した後スーパーマーケットに寄って帰る。
 今日は隣の艇がカリアリに向け出港して代わりにスイス国旗の艇が入る。
 夕食は艇でアペリティフにラムロックにパルメザンチーズで一杯飲んだ後、野菜サラダと夏野菜カレーを赤ワインで頂いた。気持ち良い夕べを過ごす。


(ID# 1397)

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