CAVOK日記
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2015/6/12 (金) Leuca~Crotone(72NM)  快晴 微風後南10ノット

 ギリシャからイタリアに渡って時差が1時間あり西に行くので1時間の巻き戻しになる。
 6時に舫いを解く。ギリシャでは7時だ。経度で1度しか違わないのに1時間の違いがある。違和感があるが1時間得した気分になる。日出の時間も巻き戻しで5時25分になる。
 出航して50NM過ぎまでほぼ無風、湖の様な海面を機走する。残り20NMになって南からの風が吹き出しセーリングに移る。当初10ノット弱の風で5ノット程度の艇速だったが風が10ノットを越える様になってから6ノットを越え、波のない海面を滑るように走る。
 Crotoneのマリーナは幾つかのクラブがある。2012年に来たときはトランジット用バースに着けたが、今回Lega Navaleクラブのポンツーンに18:30に着ける。親切なスタッフが案内してくれた。ここの方が町に近く便利で良い。
 12時間の航海の後だったが手続きをした後、町に出る。ここは2012年に来たところだが、記憶が薄いが結構賑やかな町で、特に金曜日のせいか賑わっていた。
 屋台のお店で美味しそうなイチジクとサクランボを買う。気の良いおじさんで一握りサクランボをサービスしてくれる。美味しいレストランがあるかと聞いたら教えてくれた。
 知らない土地では地元の人が行くレストランに行くようにしている。美味しくてリーゾナブルなお値段だからだ。そして地元の雰囲気も味わえる。
 教えてもらった“Archite”に行く。地元クロトーネ産の白ワインにサラダ、小魚のフライ、魚介類のパスタを食べる。パスタは流石イタリアと云わせる味着けだった。
 写真を撮ろうとしてカメラを出すと、前のテーブルに居たおじさんが撮ってあげようかと声を掛けてくれた。
 食後彼にお礼に行くと、ドイツ人夫婦で彼らもヨットで地中海を10数年楽しんでいるとの事だった。一杯飲んでいけと云うことになり彼らのテーブルでビールをご馳走になり地中海の泊地の話に花が咲く。
 彼等は明日出航との事、明日彼らの出港前9時に朝食の招待を受ける。ヨットと云う共通言語で他国の人々とお話出来るのは楽しい。
 彼らと別れたのが10時過ぎで、艇に戻ってからシャワーを浴びて疲れた体を休める。


(ID# 716)
2015/6/11 (木) Othonoi~Leuca(48NM) 晴れ 北北東14~18ノット

 6:20に日の出と共に舫いを解く。進路は西、風は北北東、オトノイの島影を抜けてから14,5ノットのクオター気味の風が吹く。フルセールで6.5ノット以上をキープする。
 朝食はお握りを味噌汁で頂く。
 50NMの距離なので早めに出航したが風が上がり艇速も7ノットをキープするようになる。そのうち20ノット近くの風になったので2ポイントリーフにするがスピードは変わらず7ノット以上で快調に走る。通常悦子は食事の時以外殆どキャビンで本を読んでいるか、寝ているかのどちらかだ。私は一人セーリングを楽しむ。とっても自分にとっても悦子にとってもお互いに良い作業分担だ。
 風が落ちる事もなくイタリア半島の南の突端にあるSt.Marina.Leucaのマリーナに13時過ぎに入る。ここは2012年に寄った所だがマリーナの入り口が砂で底が浅くなっていてOn the sandしたところなので注意深く入る。マリーナを無線で読んでも応答なし。マリーナ内で行ったり来たりしても誰も来ない。風が強いので我々だけでレイドラインを取って槍着けするのは困難なので幸いポンツーンが空いていたので13:30にポンツーンに横着けしてマリーナオフィスに行くが、シェスタで誰も居ない。 ここはイタリアだった。
 幸い自転車に乗っているスタッフを見つけたので勝手に横着けにしたけど良いかと聞いたら問題なしとの事で槍着けの手間が省けた。
 暫くマリーナに停泊していなかったのでデッキを洗い、水の補給をしてからお昼にラップ巻サンドウイッチをビールで頂く。
 風があったので航海中暑さを感じなかったが、大分脱水しているようでビールがとても美味しかった。
 一眠りした後手続きをしに行くが2012年は7月だったので係留料が80€だったが今回は6月だったので50€だった。
 町に出てみるが海岸線は整備されたプロムナードで海水浴場になっていた。小さな町だが、広い敷地に大変豪華なクラッシクな大邸宅が並んでいて壮観だった。
 早速ジェラードを食べるが流石イタリア、本場の味だった。
 夕食はプロシュート、エビとニンニクのオリーブ炒め、ナスの野菜炒めを赤ワインとホォッカチャで頂く。夕方には昼間の風も治まり静かな夕暮れだった。 

(ID# 715)
2015/6/10 (水) Erikoussa~Othonoi(10NM) 晴れ

 朝Sandroさんと奥さんのFrancaにお礼にインスタントの味噌汁と団扇をお礼に届けてから08:30にアンカーを揚げてオトノイ島に向かう。
 暫く良い風を拾って、セーリングを楽しむ。奥さんのFrancaに教わったお気に入りの入り江に行ってみたが風の関係でアンカーリングを諦めてオトノイのフィッシャー用ハーバーに向かう。パイロットブックに拠るとフィッシャー用ハーバーは、浅くて入れない様書いてあったが、Sandroから着けられると聞いていたので覘いてみると2艇程外側の岩の堤防沿いにあるポンツーンに横着けしてあった。そこに我々も着けようとしに行くと係留してあったヨットマンがここは岩が張り出してあるので要注意だと警告してくれた。
 幸い反対の内側岸壁に停めてあったモータークルザーが出て行ったのでそこに10:40に横着けする。
 着けた後、アドバイスしてくれた方にお礼に行く。
 ここは小さな港で海水も透明で居心地が良い。
 後で泳いでポンツーンサイドの下の岩を見に行くが所々岩が張り出して船腹を擦りそうだ。アドバイスに改めて感謝する。
 お昼にラップサンドを頂いた後、本来錨泊する予定だった隣の湾を見に行く。
 1隻だけアンカーリングしていて、もう1隻カタマランがフェリー桟橋の横に横着けしていた。
 町と云うより村がふさわしい所にあるタベルナでビールを飲みながらゆっくりして戻ると5艇程新たに係留していた。
 夕食は野菜サラダ、槍イカのガーリックソテー、今までの残り物を入れたオムレツを、夕陽を見ながら頂く。今日も幸せな一日が暮れて行った。


(ID# 714)
2015/6/9 (火) Erikoussa 快晴

 とても素敵なアンカーレッジで、そして魅力あるイタリア人夫妻と知り合ったのでもう一日錨泊することにした。
 ゆっくりした朝食をコックピットで取った後、陸に上がりタベルナでコーヒーを飲みながらWifiで天気、メールのチェックをする。
 お昼に野菜とハムのラップを戴いた後、食休みをしてから泳ぐ。水が綺麗で気持ち良い。
 遠浅の砂浜の海岸まで行って砂浜で甲羅干しをする。
 夕方イタリア人のSandroがボートで艇に寄ってくれ、近くの小島に行って収穫した雲丹を見せてくれた。今晩も彼のレストランに行く約束をする。
 夕方8時過ぎにラバーボートで彼の店に行く。彼が家を案内してくれ、2階のテラスから夕暮れの湾の風景は絵の様に素晴らしかった。
 テラスでイタリア・プーリア産のシャルドネを飲みながらアピタイザーを夫婦と一緒に楽しむ 夕食のメニューは採りたての雲丹とカサゴ、マグロ、白身の魚、白身魚の松の実ソース和えの刺身の盛り合わせを醤油で、そして雲丹のパスタ、デザートはパンナコッタとエスプレッソ、この地でこんなに新鮮なお刺身を食べれるとは思ってもいなかった。又雲丹のパスタは極上の味だった。
 Sandroさんは南仏に近いイタリアの海岸にも別荘があるそうで、今年の冬サントロペで艇を越冬させる予定だと云ったら、是非寄るよう招待を受ける。夫婦は美食家で日本食が好きで刺身を醤油で食べている。
 最後にモヒートをご馳走してくれた。明日行くOthoni に泊地の情報を聞いて明日サヨナラの挨拶に来る旨伝えて艇に戻る。ラバーボートで帰るときは11時過ぎていた。
 今日も静かな海でゆっくり休む。


(ID# 713)
2015/6/8 (月) Corfu~Erikoussa(30NM) 晴れ 微風

 昨日は日曜日で休みだったチャンドラー(船具雑貨屋)が9時にオープンするのを待って出航する。ジャイブブレーカー(ブームが反対側に行くのをゆっくりと移動するシステム)のロープが12mmでスットパーの径と合わなく動きがきついので10mmのロープと交換するためチャンドラーで購入してから舫いを解く。
 今日も微風で機走になる。コルフ島の対岸はもうアルバニアだ。この国は共産主義を維持したため後進国になっている。
 エリコウサは小さな島だが美しいと島と聞いていたので楽しみだった。
 お昼にソーメンを頂いた後、15:40にエリコウサの小さな湾の砂浜の海岸が沖まで繋がる水深4mの場所にアンカーを打つ。早速潜りアンカーの効きをチェックするが砂地にしっかり食いついていた。既に6艇アンカーリングをしていたが夕方には12艇になった。
 浜まで泳いで小さな港を見に行く。狭い所に舫うよりアンカーリングの方が気楽だ。
 浜で同じ年頃の人に同じ白髪だなと声を掛けられる。年を聞くと忘れたとニコリというが74歳と教えてくれる。私は70歳と云うと彼は勝ったと自慢げだった。私のモットーはアンチエイジングでなくて年を楽しむことだ。
 この島は殆ど観光客が来ないようなところで浜に上がっても賑やかさの無い静けさのある島だ。
 彼にレストランがあるかと聞くと、刺身が好きか、マグロが好きかと聞いてくる。好きだと言うと、彼がレストランを持っているとの事で夕食に彼の所に行くことにする。
 ラバーボートで夕方8時過ぎに彼の所に行く。話を聞くと彼はイタリア人で、ジェノバで医薬品関係の事業をしていてそれを売却して、ここに別荘を建てついでにレストランを開いているとの事だった。そしてヨットを港に係留している。
 レストランと云っても別荘の海辺の見晴らしの良いテラスに4,5個のテーブルを置いた素敵な雰囲気だった。
 マグロのカルパッチョ、イカのフライ、パスタを白ワインで食べるが、彼等オーナー夫妻も隣のテーブルで一緒に食べる。彼らも刺身を醤油で食べている。毎日日本食を食べているそうだ。彼らの飲んでいる南イタリア・プーリア州のワインをご馳走してくれたり、彼らの刺身も分けてくれた。
 最後にレモンチェロをご馳走になって浜よりラバーボートで艇に戻る。
 今日も静かな海の上で安らかに寝る。


(ID# 712)
2015/6/7 (日) Corfu 曇り

 朝食をマリーナ内のタベルナで食べた後、航空券の手配をインターネットでする。  インターネットを始めると時間が結構経ってしまうので適当に止めることにはしている。
 結構色々なチケットがあって安いチケットを探すのに時間を取られる。
 昼に世界遺産になっているヴェネチィア時代の旧市街地に行く。バス停でバスを待っているとタクシーが寄ってきて同じく待っていた夫婦に4人で10€でどうだと交渉してきた。
 彼等が我々にこの話に乗るかどうかと聞いてきたので話に乗ることにした。彼らはオランダ人の夫婦で、旅行で来ているそうだ。日曜日でバスの便が少なかったので助かった。
 旧要塞の前でタクシーを降りて前回寄った旧要塞に上がる。世界遺産の旧市街地とイオニア海が眼下に見える眺望だった。
 お昼をこの要塞の中にあるタベルナでグリークサラダ、ピッザをビールで食べる。
 食後旧市街地に戻り市内観光のチュウチュウトレーンに乗りうたた寝しながら回る。
 旧市街地を抜けてバス停に行き帰りはバスで帰る。
 ここの所夕方になると積雲崩れが覆ってきて小雨を降らすが直ぐ止み、青空が見える。
 艇に戻りシャワーを浴びてから、ジンライムをベーコン、マッシュルーム、オニオン、ズッキィーニを炒めたプレート、クラッカーとフェタチーズ、ネクタリンで楽しむ。
 夕食はそのまま卵、乾し椎茸、車麩、ネギ入り暖かい讃岐うどんを頂く。

(ID# 711)
2015/6/6 (土) Corfu 晴れ 一時雨

 3日程錨泊したので朝から水洗いと艇内清掃をする。ついでに洗濯もする。陽射しが強いので洗濯物の乾きが良く気持ち良い。
 終わった後プールで火照った体を冷やしてからプールサイドで先ずはビールで喉を潤す。
 お昼はいつも食べているフェッタチーズの入ったグリークサラダに代えてあっさりしたグリーンサラダとクラブサンドを食べる。
 帰りに船具屋さんに寄って備品を購入するのと、ソラーパネルの充電状況を知らせるライトが点灯しないので電気屋さんに来てもらうよう頼む。2012年に来たのを亭主は覚えていてくれた。
 4時に電気屋さんが来るはずだったが5時過ぎになっても来ない。こちらでは時々あることなので諦める。
 夕方近くを雷雲が通過して雷鳴が聞こえ、雨がぱらついたが直ぐ夕焼けが広がった。
 夕焼けを見ながらエビのアヒージョ(ニンニクとオリーブでエビを煮たタパス)でジントニックを楽しむ。夕食はサラダとスパゲティノルマを頂く。このスパゲェティは悦子がシシリアでイタリア人エリシアに教えてもらったものだ。今年もシシリアで彼女と会う約束をしている。


(ID# 710)
2015/6/5 (金) Sivota~Corfu (22NM)  曇り後晴れ 微風

 朝方暫く寝室で休んでから、後学のため泳いでアンカーの具合を見に行く。
 アンカーは食い込んでいたが艇がアンカーを打った時と反対の方向に引っ張られたのでアンカーが動いて少し傾く形になって反対側に向きを変えていた。問題は無いと思うが風の変化の時は注意が必要だ。因みに水深3.5mの所で25mチェーンを伸ばしていた。
 朝食後09:45にアンカーを揚げる。
 今日も微風だ。途中後ろからの少し良い風になったので5ノット弱の速度でセーリングを1時間半程楽しむ。
 コルフ島の本港には船長300mクラスのクルーズ・シップが4隻も停泊していた。
 コルフの世界遺産になっているヴェネチィア時代の旧市街地や当時の旧要塞、新要塞を見ながらグビィア(Gouvia)マリーナに14:00舫う。ここは2012年9月にヨット部の後輩の上田佐和子さん、棚町道子さんと200NMモンテネグロのコトールから一昼夜走って入港した思い出のあるところだ。
 曇り空から晴れになり、マリーナに係留したら暑い。手続きを終了して先ずはビールをとマリーナのコーヒーショップに行き遅いお昼をスモーク・サーモンのサンドウイッチとハンバーガーを食べる。こちらのハンバーガーはマクドナルドと違い本格的ハンバーグなので美味しい。
 食後艇を片づけた後、ここはプールがあるので暑い体をプールで冷やす。
 夕食は8時半に米ナス田楽、椎茸、ハム、卵、胡瓜をのせた冷やし中華風ソーメンを白ワインで頂く。日没が8時半過ぎになるので夕食はいつもこのくらいの時間になる。


(ID# 709)
2015/6/4 (木) Paxoi~Sivota(10NM) 晴れ 微風

 静かな朝を迎え、朝食を陸のタベルナでする。ついでにPCの充電もする。
 10:05にアンカーを揚げてギリシャ本島のMourtosにあるSivotaの入り江に向かう。
 Sivotaには良い泊地が5か所あり、教えてもらっていたEnd Bayに最初入るが狭い入り江に大きな観光船が占領していてアンカーを打つのが難しそうなので諦めて、反対側のMiddle Bayに行ってみるが3艇程真ん中に恒久的にアンカーリングしている。ここも狭い所にアンカーを打って船尾を岩壁に舫うのは風の向きもあり難しそうだったので向かいにあるMonastery Bayに向かう。ホテルの前の海水浴場の沖合で底が3~4mの砂地でアンカーの効きも良さそうなのでここにアンカーを打つ。他に3艇程居たが2艇は出航していった。
 ラバーボートで海水浴場に上がり、お昼はタベルナで定番のグリークサラダ、ラムチョップ、チキンヒレのマッシュルームソースを食べる。ラムチョップは肉が柔らかく美味しかったがチキンヒレの方は塩味が強すぎた。
 錨泊の時はいつものようにアンカーの効きを見るついでに泳いで昼寝をむさぼった後、ラバーボートでMourtosの港を見に行くが結構ヨットで一杯だった。
 5時前から雲行きが怪しくなり内陸の方から積乱雲が近づいてきて雷鳴が聞こえるようになる。幸い少しの雨を降らしただけで脇を通過していった。
 久しぶりの雲行きの悪いお天気になった。
 アンカーを打ったときは南の微風でアンカーを利かすため後進を掛けてばっちりとアンカーを砂にかませておいたが、積乱雲が通過後反対の北風が20ノット近く吹き出した。
 今度は逆にアンカーが引っ張られる訳なので、アンカーの効きが心配になった。幸い走錨も無く風も治まったのでアンカーの打ちかえは止めた。
 西の空が夕焼けで真っ赤になり綺麗な夕暮れだった。
 夕食はトマト、アボガドのオニオンドレッシングサラダと日本食のヒジキ、椎茸、ニンジンの混ぜご飯と椎茸と車麩の煮物、ナスの味噌汁を頂く。お昼にお腹にドンと来るものを食べたときの夕食は軽めの日本食にしている。
 風の変化があったので一応走錨を心配して私はコックピットとキャビンとで交互にやすむ。風もなく穏やかな夜だった。


(ID# 708)
2015/6/3 (水) Paxoi 快晴 微風

 ハニア、カラマタの長期滞在の遅れもルート変更とその後の天候に恵まれ予定より早くなったのでここでもう一泊アンカーリングして、ゆっくり過ごすことにする。
 朝トイレ兼ねてラバーボートで昨日行ったタベルナで朝食をとる。沢山アンカーリングしている湾を見ながらの朝食は気持ちが良い。
 午前中にひと泳ぎする。地中海の水温は、結構低く今日の海水温度は21℃だった。
 底は真っ白な砂の影響を受けて何とも言えないクリスタルブルーで綺麗な海だった。
 お昼はハム、トマト、レタスのサンドウイッチをビールで頂く。
 日中日射のあるところは暑くていられないが、日陰の部分は風が通って涼しく気持ち良い。
 食後は本を読みながら、いつの間にか昼寝に入っていた。
 午後は浜辺まで泳いで甲羅干しをする。停泊中はソラーパネルからの充電だけだが冷蔵庫も十分機能する。インバーターで100Vの電気機器も使えるがソーラからのバッテリー充電の時は使用を遠慮している。PCのバッテリーも不足したのとインターネットの電波状況が悪いので陸に上がりタベルナで充電する。
 昨日と同様、午前中の出船と午後の入船とほぼ同数だった。時折観光船が覘きに来た。
 夕食は明るい内に、とはいっても8時だが白ワインを楽しんだ後フランス風ドライカレーを頂く。
 今晩も静かな夜だった。


(ID# 707)
2015/6/2 (火) Lefkos~Paxoi(37NM) 晴れ 微風

 レフカスの水路の北側には橋があり毎時丁度に橋が開くので8時の開門に合わせて7:30に舫いを解く。
 少し早すぎたので時間調整をする。丁度8時に開門して海に出る。今日も静かな海だが幸い北東からの良い風が吹きアビームで10時頃まで快調に帆走するがその後止んでしまい機帆走にする。
 今日も行き交うヨットが多い。
 お昼に親子丼となめこの味噌汁を頂く。
 パクシーの北にあるラッカの入り江に入ると沢山のヨットがアンカーリングしている。
 アンカーの打つのに良い場所を探すが狭い所に沢山のヨットがアンカーリングしているので場所を探すのに苦労する。
 場所を見つけて14:20にアンカーを打って早速泳いで見に行く。下は3~4m位の深さで、砂地でしっかりとアンカーは食い込んでいた。
 この入り江は風光明媚で水が綺麗なので人気のアンカーレッジだ。我々もカルマタで教わってきたところだ。
 我々の後も次々入ってきて皆さんアンカーの場所を探して回っていた。
 数えてみると30隻以上アンカーリングしていた。
 泳ぐと底の砂地に小ぶりの鰈があちこちに見えた。泳いだ後は船尾のシャワーを浴びて白ワインを楽しむ。
 夕方ラバーボートで船着き場に上陸してタベルナでコーヒーを飲みながらWifiを使う。
 夕食は、マツタケのお吸い物、五目ひじき、マボー春雨、タコと胡瓜の酢の物でご飯を頂く。日本酒が無いので白ワインでタコの酢物を頂いた。
 静かなアンカーレッジで食後を暫く楽しんで就寝につく。


(ID# 706)
2015/6/1 (月) Maganisi~Lefkos(10NM) 晴れ 微風

 静かな朝を迎え、桟橋の前のタベルナでフレッシュオレンジジュースを飲む。日に焼けるのでレモン、オレンジ等の果物は毎日補給することにしている。
 今日は短い距離なのでゆっくりと11:20に舫いを解く。チャーターヨットも次から次に出港していく。
 暫く北に進むとレフカス島と本島の間の狭い水路の標識を見ながら抜けて行く。南に向かうチャーターヨットが殆どだが20艇以上すれ違う。水路の出口手前にレフカスマリーナがある。大きなマリーナで600隻以上係留可だ。ここイオニア海はエーゲ海と違い北風の強いメルテメが吹かないのと各島々には綺麗なビーチと海水、そして良い錨泊地が沢山あるのでチャーターヨットが盛んだ。
 マリーナの入り口にガス・ステーションがあったので給油する。クレタ島ハニアからの燃費は3L/Hourだった。
 ラバーボートが係留場所まで案内してくれて13:40に舫う。
 お昼を食べていなかったのでマリーナのレストランでビールとムサカ(ナス、ジャガイモ、ミートソース、パルメザンを重ね焼きしたものでギリシャの代表的家庭料理)とミートシチュウを食べる。
 洗濯物が溜まったので幸いランドリーがマリーナ内にあったので出す。夕方6時に出来るとの事だった。
 この島は小泉八雲の生誕地と古代ギリシャ女性詩人サッフォが身を投じた地だそうだ。
 小泉八雲の胸像を公園に見に行く。ここのレフカスマリーナに続いて市営ハーバーもありそこにも沢山の艇が舫われていた。
 夕食はお昼のお肉が効いたのでおうどんで済ます。月が満月近くなりギリシャに来て2回目の満月を迎えたことになる。シャワー帰りのお月様がとてもきれいにマリーナを照らしていた。


(ID# 705)
2015/5/31 (日) Kefalonia~Meganisi(Spartochori) 26NM 快晴

 朝出来立てのパンを買ってから、前のタベルナでコーヒー飲みがてらトイレを借りて、9時にマリーナの管理人が来るとの事だったので9時に行って清算をする。ギリシャの係留料は安い、ここも1mにつき1€と云うことでCAVOK5は14m強なので15€の係留料プラス電気水道11€で26€の支払いで済んだ。
 今日も湖の様な静かな海だが風が無い。地中海は吹くか吹かないかどちらかだという人が居るが正にその通りだ。
 この辺りのイオニア海はクルージングのポイントらしく、あちこちに良いアンカーレッジが沢山ある。日曜日のせいもあって行き交うヨットが俄然多くなってきた。
 今日はLevkas島の東にある小さな島Maganisiの入り江Spartochoriのレストラン桟橋に係留する予定だ。トルコではレストラン桟橋は一杯あったがギリシャでは初めてになる。
 昼食にハンバーグをビールで頂いた後、後ろからの良い風が吹き出し静かな海面をセーリングする。
 14時には桟橋にレイドラインで船首を舫い船尾を桟橋に舫う。ここは電気、水道が桟橋にあった。
 透明度の良い綺麗な海で早速悦子と泳ぐ。小魚が一杯泳いでいた。
 タベルナにはシャワーもありマリーナ並みの施設だ。丘に上がると見晴らしが良いということなので20分ぐらいかけて上がってみた。イオニア海の島々が良く見え美しい眺望だった。又丘の上の町並みは石畳の道、お花できれいに飾った家々で絵になる風景だった。
 桟橋に戻ると我々が入った時、係留艇は2艇だけだったのが20艇位になっていた。
 チャーターのグループの船団が多数入って来ていた。
 夕食は桟橋の持ち主のタベルナで食べる。食材を見せてくれるが魚が新鮮でメゼでタコとサラダ、メインにイカフライとクエの一種グルパーを注文。
 白ワインで食べたが鮮度が良く美味しかった。オリーブ、塩、胡椒の味付けだが魚は醤油が欲しかった。
 お腹いっぱいになる。


(ID# 704)
2015/5/30 (土) Zakinthos~Kefalonia (36NM) 快晴

 強風注意報が解除され、風も治まったので07:30アンカーを揚げる。昨日までとは違って穏やかな海だ。地中海は風が強いか、弱いかのどちらかだ。出港して1時間してから良い風が吹き出しクローズホールドで2時間弱気持ち良いセーリングが出来たがその風も治まり機帆走でケファロニアのエフィミア(Eifimia)港を目指す。各艇其々の港で風待ちしていたのか、啓蟄の様に洋上に現れてくる。
 お昼はハンバーガーをビールで頂き、穏やかな海を約6時間強走って14:00にエフィミア港にあるマリーナの岸壁にアンカーを打って船尾着けする。ハーバーマスターが場所の指定と舫いを取ってくれる。
 田舎の港の片隅にマリーナがある感じで港内も水が透き通り、岸壁の向かいはタベルナが並び雰囲気の良い係留場所だった。
 ここは地底湖にあるメリッサニ洞窟が青の洞窟で有名なのとミルトス・ビーチがイオニア海で最も美しいということなのでタクシーで回る。
 メリッサニ洞窟は上の穴から光が差し込み、その光で透き通った水がターコイズ・ブルーになり幻想的なシーンだった。
 ミルトス・ビーチも白い砂浜とコバルトブルー海の色のコントラストが素晴らしい。
 早速泳ぐが透明度は海水が石灰と混じっているせいか良くなかったが、砂浜で見る景色は別世界に来たような美しさであった。
 帰ってからCAVOK5の前のタベルナでグリークサラダ、ローカル料理のポット入りシチュウとポーク・ステーキを赤ワインで食べる。悦子の食べたローカル料理は美味しかったそうだ。
 艇でシャワーを浴びて朝から動き回って疲れた体を休める。


(ID# 703)
2015/5/29 (金) Zakinthos 曇り,晴れ 強風

 朝天気予報を見ると相変わらずの白波が立つ風だが、直ぐ近くの波止場から島一周の海賊船が9時半出港との事で9時に行く、観光バスで乗り付けの団体もいて結構一杯になった。
 未だ風は強く、予定の変更があるとの事で出港だった。最初に険しい石灰岩の白い岩壁が続く中あちこちに自然に削り取られた洞窟があるが青の海の色と素晴らしいコントラストを醸し出している自然の造形美を見る。
 一番のハイライトのシップレック・ビーチは白い砂浜とコバルトブルーが沖合まで続き背景は高く聳えたつ真っ白な岸壁の三拍子でまるで見事な景観であった。この入り江は北に面して北風が強いため海水浴は出来なとアナウスが入ると乗客は大変残念がっていた。
 前日岸壁の上から眺望して今日は海からと美しさを満喫した。
 途中風下の風のないコバルトブルーの海の入り江で海水浴をする。底は綺麗な真っ白な砂地でこの砂地がコバルトブルーを鮮やかに出しているようだ。
 お昼は海賊船でスブラキを食べる。
 島の西側に来ると風が追い風になり、心地よく昼寝をする。自分の艇でなく観光船に乗っていると気楽になる。
 いくつかのビーチを寄りながら予定通り17:30に波止場に戻る。大変楽しませてもらった。  未だ明るいので、ひと仕事BBQセットを磨く。明日は出港なので水を補給する。
 夕食はキノコとトマトそしてモッツァレラを入れたスープとチャーハンを赤ワインで頂く。


(ID# 702)
2015/5/28 (木) Zakinthos 曇り,雨,晴れ

 今日も強風だ。
 10時過ぎまでゆっくり寝てしまう。海に居ると前日食べた食事の栄養素が一晩で体の中に行わたる感じがして、起床すると体が生き生きとしている。
 海と半年一緒に居られる幸せを今日もかみしめる。
 お昼までちまちました艇の整備をする。お昼にゴマダレでお蕎麦を頂く。
 食休みの後町を散歩する。ここも歴史の変遷の町でスパルタの時代からビザンチン、オスマントルコ、ヴェネチィア、その後18世紀にフランス、19世紀初頭に英国、そして1864年にギリシャに統治されるようになった島だ。当時の変遷の面影を残す建物が残っている。
 夕方こちらに来て今回初めての床屋に行く。可愛い女性の居る美容院に行こうと思ったがあまりにも海賊風になっていたので諦めて殺風景な床屋で済ます。すっかり短く刈られてしまった。
 この島は美しいビーチで有名なので明日は周航するという島のビーチめぐりの海賊船を予約する。
 風は港内でも30ノットを記録する。
 夕食はレタス、トマト、アボガドのオニオンソースサラダと玉葱、胡瓜。ポテトのマスタードサラダ、ハンバーグを赤ワインで頂く。食事が終わったのが9時過ぎだったが未だ明るかった。


(ID# 701)
2015/5/27 (水) Zakinthos 曇り,雨,晴れ

 ザキントスは美しいビーチで有名なのでレンタカーで島内のビーチと港を廻ることにした。レンタカーを借りに行く途中で海賊船を真似た観光船が出て行く。聞いてみたら島内を一周しながらビーチで泳いだり青の洞窟を見学したり昼食付の楽しそうな観光船だ。昨日調べて置けば良かったと反省する。
 レンタカーで最初にシップレック・ビーチに向かうボートが出る港アギオス・ニコラオアス(同じ名前の地名は多い)。ここは1983年にシガレットの密輸船が難破して打ち上げられたのを期に、難破船のあるビーチと名付けられたそうだ。周囲は険しい断崖絶壁の岩で囲まれボートでしか行けないところだ。ボートに乗る予定だったが生憎雨が降り出したので諦め、断崖絶壁のビューポイントからそのビーチが覘けるということで其処に行く。  何とも言えない青色の海と白い砂浜が素晴らしい光景であった。
 途中お昼に丘から海を見渡せるレストランで昼食をとる。久しぶりにラムチョップ、シェフオリジナルサラダ、エッグプラントディプを食べるが家庭風料理の素朴な味で美味しかった。
 その後いくつかビーチに寄りながら島の南にある海水浴場のあるアンカーレッジのケリ(Keri)に行く。
静かな湾で砂浜もきれいで是非錨泊してみたいところだ。4,5艇錨泊していた。
 帰路途中にオリーブミュージアムがあり、寄ってみるが、スタッフが親切にグループごとに説明をしてくれた。
 オリーブを絞る段階で一緒にガーリックを入れて作るガーリックオリーブが料理にピッタリなのでお土産含めて5本購入する。
 夕食は昨晩の残りと手作りの塩しゃけ、胡瓜とワカメの酢のものを味噌汁で頂く。
 9時になっても未だ薄暮だ。
 明日も風が強いので出港を諦めて、今日乗れなかった島一周の観光船を予約に行くが明日は強風のためキャンセルとの事だった。
 勿論我々も出港しないが明後日も強風注意報が出ているので後2晩ここで停泊する予定にする。


(ID# 700)
2015/5/26 (火) Methoni~Zakinthos(72NM) 曇り北西10ノット

 メトーニは素晴らし泊地なので数日ゆっくりしたいところだが風待ちで大分のんびりしてしまったので予定を変更した次の港ザキントスに向けアンカーを6:40に揚げる。予定では今日の行程距離が長いので6時前に出航を予定していたが寝坊してしまった。錨泊で寝坊は初めてだ。それ程安心できた錨泊地だった。
 予報通り弱い風の北からの向かい風だったので機走する。朝食は味噌汁とお握りを出航後頂く。
 10時頃から北の向かい風が強くなってきて登り一杯にななったので機帆走する。7ノットのスピードが出て快調だ。セーリングだけにすると登り角度とスピードが5ノット以下に落ちるのでエンジンは切れなかった。
 それもお昼までで風が正面に廻ったのでセールを巻いて機走する。一時15ノット以上に上がった風も午後遅くなるに従って弱くなる。18:40にザキントスの港の中にある岸壁だけのマリーナに船首にアンカーを打って船尾を岸壁に舫う。スタッフがいて手伝ってくれた。
 夕方7時でも未だ日中のようなので一日を得した気になる。長い一日をビールで乾杯する。
 疲れたので外に食事に行く気にならず、野菜サラダ、イカのガーリクソテー、豚肉のベーコンを白ワインで頂く。
 明日の天気を調べると寒冷前線の尻尾が通過する影響で午後目的地のケファロニア(Kefallinia)が雨と雷の予報が入っているので明日もここに係留することにする。
 ここは電気、水道は艇に繋がるがシャワーが無いので艇で浴びてから直ぐ眠りにつく。


(ID# 699)
2015/5/25 (月) Kalamata~Methoni 快晴 北後西20ノット

 昨日のワインが効いて悦子に8時30分に起こされる。マリーナに日曜までの係留料は払ってあったが月曜の分を払いに行く。電気のコード、水道のホースを抜いて出港準備してからHorst艇にお別れの挨拶に行くが未だ寝ているようだったので遠慮して声を掛けるのを止めた。
 両サイドの艇に見送られ09:05に舫いを解く。
 湾内は北風でクオターの良い風を受け6ノット以上で久しぶりのセーリングにホッとする。
 岬を越えると予報通りの風になり西風が20ノット吹き出す。ジブ、メインともリーフするがコースが西に変針で真迎えの風になったのでセーリングを諦め機走する。一面白波が立ち始めるがうねりが無いのでピッチングも無く約10NMの距離を走る。
 お昼にトマト、レタス、胡瓜とハムをマヨネーズでラップしたサンドを頂くが、ジューシーでとても美味しい。
 途中2艇とすれ違うが彼らは追っ手なので気持ち良さそうに帆走していた。
 14:30にMethoniの湾内にアンカーを打つ。水深4mだったが風が夜半まで強い予報なので30mチェーンを延ばす。この湾はベネチェアの要塞跡があり、当時ペロポネソス半島の航海の要所だったそうだ。他の場所と同じでここもオスマントルコに占領された。
 他艇が3艇程既に錨泊していた。
 早速泳いでアンカーの状態を確認に行くが底は砂地でしっかり食い込んでいた。
 風が強いので艇内にとどまることにした。
 楽しみの夕食は、レタス、胡瓜、トマト、パセリのサラダと鶏の照り焼きを白ワインで静かな湾内で夕焼けを見ながら頂く。
 錨泊時は走錨が気になるので眠りが浅くなり何回か起きるがここは非常に安全な錨泊地なのでぐっすり寝てしまう。


(ID# 698)
2015/5/24 (日) kalamata 晴れ

 午前中艇内の片づけ、整理をする。知らず知らずに物が溜まるので整理が必要だ。
 お昼にトマト、胡瓜、玉ねぎとハムのサンドイッチをビールで頂く。風の関係で次の寄港地に出航出来ないでいるので次の予定錨泊地メトーニ(Methoni)にバスで見に行くことにする。多少風が強くても錨泊に問題ないか自分の目で確かめたかったが生憎と13時のバスが出た後で次が19:30と云うことで諦める。
 昨日見つけた床屋にも行ってみるがここは日曜日でお休み。今日もビーチに海水浴に行く。水温は20℃ぐらいだと思うが20分ぐらいは寒さを感じなく気持ち良い。
 今日はHosrt夫婦に夕食に誘われていたので夕方8時にマリーナの脇にあるレストランに行く。彼らの友達夫婦2組も参加して8人での食事になる。我々はUteが選んでくれたバルサミコの効いたサラダと小魚のグリル、白身の魚のフライ、イカ、タコ、エビのグリル、ムール貝の入った一枚盛りの料理を頼む。4人で食べてお腹いっぱいになる。新鮮でどれも美味しかった。少々白ワインを飲みすぎた様だった。
 火曜日に出港予定していたがその後の天気予報から判断して明日月曜日に出港することにして寝る。


(ID# 697)
2015/5/23 (土) kalamata 晴れ

 カラマタに来て1週間になる。昨日配送してくれる大きなスーパーマーケットを教えてもらったので来週からの航海に備えての食材の準備とビールを大量購入して運んでもらう。  今日は土曜市がある。市場まで距離があるので自転車に乗り自分一人で魚の買い出しに行く。ここは新鮮で安い値段で魚が手に入る。エビ、イカを手に入れ帰る。お鍋一杯に盛って売っていた豚の燻製が美味しそうだったので思わず買ってしまった。
お昼にソーメンを頂き、シェスタした後昨日と同様海水浴に行く。土曜のせいかビーチチェアーは満席に近かった。もうここは夏だ。
 夕方にUteが友達と一緒に食事に行くが一緒しようと誘いに来てくれたが、既に悦子は今日仕入れた食材で準備していたので遠慮した。
 夕暮れとともに蒸しエビ、空豆、豚肉の燻製で1杯飲む。豚肉の燻製は軟骨も入っていてとっても良い味だった。
 夕食は野菜サラダ、サーモンのグリルを味噌汁とご飯で頂く。サーモンも脂が乗っていて美味しく頂いた。


(ID# 696)
2015/5/22 (金) kalamata 曇り一時雨後晴れ

 弱い寒冷前線の通過で朝方から曇りの天気だ。昼には一時弱い雨が降るが午後になると晴れ間が出てきた。天気図、天気予報から判断すると来週月曜まで風が強そうだ。一応来週の火曜日迄待って出港と云うことにした。此処でも長期滞在となる。
 水曜日に招待したHosrt,Uteの夫婦から今晩の招待を受ける。
 お昼にビールでサンドウイッチを頂き、デッキの水洗いをする。チークに汚れが浸みこむので常に洗っていないと汚れる。
 晴れ間を見てビーチで泳ぐ。係留しているときの良い運動だ。
 夕方7時にタイ風カレーを作って彼らの艇Apolloniaにお邪魔する。
 ジントニック、白ワインをチーズとオリーブで飲む。メインは持ち込みのタイ風カレーになった。
 そしてウイーナコーヒーを入れてくれ、ギリシャのココナッツとチョコレートのケーキを頂く。  食後艇内でこれから我々が行こうとしているところの写真、ビデオを見せてもらう。
 大変参考になる。何処も美しい所だった。
 11時過ぎたので失礼して艇に戻る。夫婦ともフレンドリーで温かいもてなしをしてくれた。


(ID# 695)
2015/5/21 (木) kalamata 曇り時々晴れ

 今日明日と曇りの予報が出ている。そして今日の目的予定地のメト-ニ(Methoni)の風が明日午後から30ノットの予報を出しているので出港を延期することにした。暫く低圧部の通過の影響で風が強く、ここで待つことになりそうだ。天気の悪いときは出たくない。
 一日のんびり過ごすことにする。何の予定のない日も素晴らしい。出港の予定もあって早起きしたので朝食後デッキでうたた寝を楽しむ。お昼に豚肉、トマト、玉ねぎの入ったラップを頂き、午後は細々した艇の整備をして久しぶりに海岸に泳ぎに行く。水温も大分上がっているようでそれほど寒さは感じなかった。ロングビーチの海水浴場だが未だ3割程度のビーチソファの占有率であった。
 風呂上り(シャワー)にマリーナのバーでビールを飲みながらお天気チェックをする。
 今日出港を取りやめたのは正解だった。
 夕食はレッドペーパーのグリルとロメインレタス、胡瓜、トマト、アボガドのサラダ、そして市場で仕入れた甲イカのガーリックソテーを白ワインで、締めはお蕎麦を頂く。毎日が健康的で体が若返る。


(ID# 694)
2015/5/20 (水) kalamata 晴れ

 朝マリーナのバーでコーヒーとブレッドとオムレツの朝食をとる。 今日は水曜市があるとの事で午前中に買い出しに行く。
 今夕はお客さんが来るので食材の用意をする。新ニンニク、空豆、エビ、タコ、イカを買う。
お昼は昨晩の残りの鶏のシチューをビールで頂く。味が浸みて昨日より美味しかった。
ビールが効いて気持ち良く昼寝をする。昼寝の後艇の水洗いをする。
一昨日ワインをご馳走になった夫婦を夕方招待していたので準備をする。
今朝水曜市場で仕入れたエビを蒸しエビに、タコをトマトベースのパスタにして、サラダはトマトにアボガドを載せ刻みオニオンドレッシングで頂く。
白ワインで夕方のアプリティフのつもりだったが7時から始めてお開きは11時になっていた。HorstとUteのとても優しい夫婦とのめぐり合いであった。


(ID# 693)
2015/5/19 (火) kalamata 晴れ後曇り夜雨

 レンタカーを借りて世界遺産のミストラ見学に行く。ここは2013年に来たことがあるが時間が遅くなり中を見学出来なかったところだ。約1時間結構厳しい山岳地帯を走る。
 13世紀初頭に十字軍により城が築かれ、その後東ローマ帝国の支配下で14,15世紀に最盛期を迎えた城塞都市だ。山頂にカストロ、中腹に王宮、その下に庶民の住居、聖堂、修道院が建てられビザンチン文化を代表する都市であった。
 この地もオスマントルコの支配下に入ったが増々発展していった。その後16世紀末からヴェネチィア共和国の支配になったが18世紀後半オスマン朝アルバニア軍団に廃墟とされた。
 春の野花の咲き乱れる中に当時の栄華を思い起させるダイナミックな遺跡に歴史の非情さと時の流れを感じた。
 お昼にミストラの町で食事をしてから、今後の航海予定の寄港地のKiparissiarの港を見に行く。新しいマリーナが出来たという情報を聞いていたが新しいマリーナは無かった。
 6,7隻のヨットが岸壁に横着けをしていて、残りのスペースは1,2艇程だけだった。
 帰りにカルフールで買い物をして、マリーナの建物の2階にある見晴らしの良いしゃれたバーで一杯飲みドライブ疲れを取る。
 夕食は鶏とジャガイモ、オニオン、マッシュルームのシチューを赤ワインで頂く。こちらはジャガイモがとても美味しい。


(ID# 692)
2015/5/18 (月) kalamata 快晴

 今後の計画だがペロポネソス半島の南西端にあるMethoniが素晴らしい泊地であるという事なので、そこで錨泊する予定だ。快適にそして安心して錨泊するための天気予報を見ると21日が最適だ。従って21日までここに逗留することにする。朝食後マリーナの係留の手続きをしてから市内探索に出かける。カラマタの市内の事前情報はあまりなく町に取りあえず出かけることにした。
 結構大きな街でペロポネソス半島では2番目に大きな都市だそうだ。港から中に入った所にオールドタウンがある。ここも例外にもれずフランス、オスマントルコ、ヴェネチィア共和国、そしてまたオスマントルコに支配された所だが1825年ギリシャ独立後地中海の重要港として大変栄えた。マルセイユに次いで2番目に商工会議所が建てられたところだ。
 その当時のオールドタウンに当時の栄華を思い起こす。
 第二次世界大戦後ギリシャの本土重点栄政策により衰退したが1986年の地震後新たに栄えるようになった。気候に恵まれオリーブやイチジクの名産地である。
 考古学博物館、歴史民族博物館、ミリタリー博物館、そしてヴェネチア城跡を廻るが5月18日は博物館の入場料無料の日だと云うことでタダだった。世界中5月18日はそうだと説明してくれたが少なくとも日本ではそのようなことは無い。
 遅いお昼を町の広場のタベルナで食べる。
 帰り道の途中にある蒸気機関車の展示してある鉄道公園によって艇に戻り一休みする。
 マリーナでオーストリア艇に声を掛けてもらい彼の艇でコーヒーとワインをご馳走になる。彼はオーストリア人で奥さんはドイツ人だった。我々と同じようにリタイヤーして半年地中海をヨットで楽しんでいるそうだ。話が弾んで水曜日の市場のある日にCAVOK5に招待してお魚で夜を楽しむ約束をする。
 夕食は軽くして、蒸しエビと卵とじうどんを頂く。疲れ気味の胃にうどんは美味しかった。 

(ID# 691)
2015/5/17 (日) Kithera~Kalamata(77NM) 快晴

 朝5時起きでキテラのフェリー岸壁を5:40に離岸する。たった1艇CAVOK5だけの一夜だった。日出が6時25分ぐらいなので未だ薄明だ。長い距離を走るときは出来るだけ早く出港することにしている。
 天気予報とは別に岸辺は早朝と日暮れは風が静かになる。今朝も静かな海に出る。港を出てからのコーヒーは美味しい。  日の出から暫くして味噌汁とお握りを頂く。
 8時過ぎから追い風の東風が吹き出し機帆走にする。今日の目的地は南東77NMのカルマタなので東から南の風は大歓迎だ。CAVOK5は向かい風の強いときは風待ちをして快適な条件の時に出港することにしている。
 10時過ぎから南の風が20ノット近く吹き始めたので帆走にする。7ノット前後の速度で15時前まで快調に滑る。
 本来は途中2か所程のアンカーレッジに寄る計画をしていたが天気予報から判断して一気にマリーナのあるカルマタに行くことにした。
 予定の航海計画と実際の天候のマッチングは非常に難しい。
 いつものように悦子は昼食を作る。トマトソースのスパゲティーとオリーブ、ビールとで大満足だ。毎日三食料理してくれるので大変楽しみと同時に感謝している。
 途中イルカがヨットに寄ってきて暫く並走しながら遊んでくれた。
 15時過ぎから風が若干弱くなり定速が5ノット位になったのでマリーナの到着時間を気にして機帆走にする。
 マリーナの入港前にVHFチャンネル69でマリーナを呼び出す。返事が無かったがマリーナに入ると直ぐ呼び出してくれ係留場所を指示してくれた。
 とっても親切なマリーナのスタッフであった。
 美味しいレストランを聴くと3か所程教えてくれた。その中の1軒に行く。ここのシェフがここはお肉のグリルが美味しいよと薦めてくれたが丁度、悦子も私も久しぶりに肉が食べたかったのでぴったりだった。
 グリークサラダと悦子はビーフ・レバー、私は子牛のグリルを赤ワインで食べる。お奨めだけあったとっても美味しかった。値段の話ばかりで恐縮だが、何と24€だった。
 マリーナに久しぶりに入るがシャワーもトイレもあり、係留も安心で安らぐ。


(ID# 690)
2015/5/16 (土) Khania~Kithera(62NM) 晴れ 南西5~18ノット

 やっと出港する。朝5:30起床して陸電を外して6時に舫いを解く。風もない静かな海だ。出港してコーヒーを飲んでいると6時28分にクレタ島のから朝陽が顔を出す。
 朝食に味噌汁とお握りを頂く。風が無いので約5時間機走する。12時前に予報通りの南西風の良い風が吹き出しセーリングに移る。10~17ノット位の横風になり艇速も6~7ノットをキープして快調に走る。今日は62NMの長丁場なのでこの速度を維持してくれるので助かる。
 今日の目的地キテラ(Kithers)島は3つ泊地がある。一番南にあるKapselionが美しい場所と聞いていたが今日は南からの風で錨泊には適さないと判断して東側のフェリーが着くDhiakoftiに行くことにした。
 Dhakoftiの入り江に入ると1艇ヨットが錨泊していた。我々はフェリーの横の岸壁に15:40に横着けした。
 今日は一日フリーズを着たままだった。
 フェリー乗り場から村は遠いので艇から出ず、お疲れさんで一杯を飲んでからゆっくり休む。
 夕食は野菜サラダ、ナス田楽、鶏のヒレソテートマトソース掛け、付け合せにインゲン、マッシュルームそして昨日のエビを白ワインで頂く。久しぶりに長い航海をしたのでとっても美味しかった。
 この島はアプロディテが海で誕生した後、最初に上陸したところだそうだ。愛、美、豊饒、多産の女神アプロディテの作品は大分見たが素晴らしい女性美が描かれた作品が素晴らしい。


(ID# 689)
2015/5/15 (金) Khania 快晴 西の強風

 港は北側に開いているので、西風になってから港の中が静かになり艇の揺れも少なくなる。
 朝はいつも通りの朝食後、前のカッフェで日差しを浴びてコーヒーを飲みながら過ごす。
 明日からの航海計画を天気予報と睨めっこしながら練る。10日間ここで長逗留したが幸いに元々の計画がゆっくり作ってあるので今後の予定も問題ない。
 お昼はお握りを味噌汁で頂く。お昼休みの後市場に今日の惣菜と明日からの食料の買い出しに行く。
 ハニアは観光地で段々観光客が多くなってきている。明日から風が良くなるので出港に決めたので港の管理人の所に支払いに行く。一日係留料が6.7€、電気、水道代が3€、10間で100€の係留料であった。ギリシャ以外では考えられない安い係留料である。
 細々した艇の手入れをして午後を過ごす。日課の散歩した後シャワーに入る。明日から暫くマリーナに停泊しないのでシャワーを使った後水補給をする。
 夕暮れ前に今日市場で仕入れた芝エビより大きな車エビサイズのエビを前菜で頂く。新鮮でミソがとっても美味しく白ワインにぴったりだった 夕食は、レタス、きゅうりとアボカドのサラダ、トマトにアボカドをのせて玉葱ドレッシングをかけたサラダ、そして今日仕入れたスズキのムニエルを頂く。魚が新鮮で美味しかった。
舫いロープ、水道ホースを片づけ明日の早朝の出港準備をして眠りにつく。 

(ID# 688)
2015/5/14 (木) Khania 快晴 西の強風

 今日は当初の予定ではGramvoussaに錨泊に行く予定であったが西風が強く吹く予報なので出港を取りやめる。もうここに1週間以上の滞在になるが無理なく心地よいセーリングを楽しむためには必要な滞在だし、又逆にこうしてゆっくり過ごせるのも楽しい。
 艇は時々小さな不具合が発生するがそれを完治していくのが又楽しい。
 今日はラバーボートの点検、空気入れ、球切れ交換、バッテリー電圧チェック等する。
 洗濯が溜まったので艇で洗濯もする。
 お昼はほうれん草のオムレツと冷やし稲庭うどんをビールで頂く。
 それぞれ本を読んだりしてゆっくり午後を過ごす。運動の為港から少し離れた海水浴場まで散歩する。風が強いのにも拘わらず泳いでいた。
 これからの航海予定を天気予報と相談しながら考える。天気予報も5つ位のソースからインタネットで取り検討する。今の所土曜日にペロポネソス半島の先にありKithera島に行く予定にした。従って明日もゆっくりすることにする。
 夕食は、ズーッキニー、玉ねぎとマッシュルームの入ったソテー、トマトのオニオンドレッシングのサラダ、そしてツナ、きゅり、ハムの入ったお寿司を頂く。


(ID# 687)

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