CAVOK日記
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2018/8/16 (木) Ithaki (Pigadhi)~Kefallinia(Efimia)10NM 朝雷雨,突風,日中曇り

 朝8時に悦子に起こされる。アンカーがしっかり岩に噛んでいてスターンを岩壁の岩に結んでいるので安心して寝ていたが予想外のサンダーストームが被ってきて大雨と突風になっている。隣の艇が走錨し始めてCAVOK5に近づいてきている。隣の艇は岩からのロープを離してアンカーを揚げて沖に出て行った。
 暫くCAVOK5の様子を見たが問題なくサンダーストームも抜けて行った。
 風が治まってくるのを待って翔君と泳いで岩迄行き岩からのロープを行ってこいにして出る際泳がないでも舫いを解けるようにしておいた。
 11:10にアンカーを揚げる。岩に噛んでいたのでアンカーが揚がるのを心配していたが問題なく上がった。近くが岩場なので手こずるのが嫌だなと思ってアンカーを揚げやすくするためアンカーの先にロープを結んでおいたが必要なかった。
 サンダーストームが上がった海面には沢山のヨットが出てきていた。
 ケファロニア島のエフミイアの港はチャターヨットの基地でもあり繋留場所を確保するのが難しい。案の定VHFで連絡すると埠頭はいっぱいで舫う事は出来ないとの事で港内に13:10にアンカーリングする。10艇以上アンカーリングしていた。実は前もいっぱいで同じようにアンカーリングをして翌日繋留した経験があるので早い時間に入ったがいっぱいだった。明日10時にVHFで埠頭が空いているか確認して欲しいとの事だった。
 潜ってみるとアンカーが横になっていて半分しか砂地に食い込んでいないので真っすぐ立てて再度後進をかけてアンカーを効かした。
 テンダーで岸に上がりタベルナで一杯飲む。夜ここのタベルナ(Steki)でギリシャ音楽の生演奏があるという事で20時に良い場所のテーブルを予約しておく。
 夕方タベルナに行く。注文を取る時、生演奏のある時は特別にポークの丸焼きがあるという事だったので、グリークサラダ、ミックスサラダ、アンチョビの酢漬けとサバのグリルを頼む。ポークの丸焼きは皮がパリパリで身も適当な脂がありとっても美味しかった。
 生ビール、白ワイン、赤ワインを楽しむ。
 22時過ぎに艇に戻るが涼しい夜でタオルケットが必要だった。


(ID# 1138)
2018/8/15 (水) Zakinthos~Ithaki(Pigadhi)35NM 晴れ 微風

 隣はオーストリア人夫婦が乗って居てご主人はUSA日立で働いていたそうだ。結構日本関係の企業で働いている外国人とも会う。
 朝食後8時にアンカーを揚げる。今日も静かな海だ。天気、風に恵まれ順調な航海が続けられている。
 昨日観光船で廻ったザキントス島を左手に見ながら真っすぐイタキ島に向かう。イタキ島はトロイ戦争で活躍したギリシャの英雄オデッセイウスの故郷になる。
 風は微風で全行程機帆走になる。お昼はチャーハンを頂くが海での3食はとっても美味しく頂ける。
 14:30にイタキ島の錨泊地ピガーデイに着く。ここは岸から急に深くなっているのと底地が岩と砂で打つポイントが難しい。1回目は水深10mのところに打ったが効かなかったので再度打ち直す。2回目は小さな島と本島との狭い海峡の水深4mに打つ。船尾から岩壁に舫いを取り艇が振れないようにする。アンカーを泳いで見に行くと岩の上でしっかり効いていないのでアンカーを動かして岩にかかる位置にずらした。
 とても綺麗な泊地で海の透明度は素晴らしく高い。海底の種類によって海の色も変わり絵のような色彩だ。
 多数の艇が錨泊している。
 皆で泳ぐ。泳いだ後はハッピーアワーになる。冷えた白ワインが美味しい。
 今晩は正田さんが腕を振るって夕食を作る。野菜とツナを使ったスパゲッティ、これがアルデンテで野菜の味が良く出ていてツナとの相性も良く美味しく頂く。そしてトマト、レタス、オニオンの豆腐のサラダを頂く。中々正田さんは料理が上手だ。
 食後はオンザロックを飲みながら夜空を楽しむ。満天の星空の中を天の川が大河の様に流れていた。
 今日も幸せな一日だった。


(ID# 1137)
2018/8/14 (火) Zakinyhos 晴れ後快晴 微風

 朝食後8:30に観光船の乗り場に行く。乗り場はCAVOK5の停泊している埠頭で直ぐ近くにある。今日の観光船はシップレックビーチと青の洞窟を廻る4時間のコースの観光船だ。一番上のデッキに席を取る。珍しく雲があり、時折日差しを遮ってくれる。16ノットで走る観光船での風が心地良くデッキの上でも暑さを感じない。
 1時間半ほどでシップレックビーチに着く。白く直立に聳え立つ岩壁の下に真っ白な砂浜があり空の青と海の青のコントラストが見事だ。観光船やプライベートの船が集まり又砂浜には大勢の人が海水浴をしていた。
 ここも3,4回来たところだが今日が一番混雑していた。
 1時間程滞在した後青の洞窟に行き、クリスタルウオターの海で泳ぐ。
 13時過ぎに港に戻る。お昼にソーメンを頂いてから各々泳いだり昼寝したりする。
 沖合に真っ白なクルーズシップが停まっている。水が奇麗で海岸の海の色から沖合の海の色へとそしてクルーズシップと絵葉書のような光景だった。
 夕方ブルでハッピーアワーが始まり、ブルを飲みながらポークのスモークとアンチョビの酢漬けのピンチョスを頂くがオニオンも載っていて美味しく頂く。食事前に胡瓜、ニンジンを丸ごと、味噌をつけて食べる。
 夕食はご飯と塩昆布、梅干、マグロの角煮で済ます。
 明日イタキ島の錨泊地に行くので水タンクをいっぱいにしておく。
 翔君も元気になって今日は一日遊んだ。


(ID# 1136)
2018/8/13 (月) Zakinyhos 快晴 微風

 今日も朝目を覚ますと天窓から青空が気持よく見える。
 翔君の休養のため今日は何もしない休養日にする。
 港の対岸でマーケットがあるのでテンダーで行く。野菜だけのマーケットだったが新鮮な野菜と果物を買う。イチジクが旬で美味しい。
 お昼はみそ汁とご飯にマグロの角煮、塩昆布で頂く。
 翔君が熱も下がりシャワーを浴びたいという事で浴びに付き合う。彼がシャワー浴びている間埠頭の先にあるタベルナでフラッペを飲む。
 丁度Wind(ギリシャのモバイルキャリア)期限が切れたのでボーダフォンに替えるためボーダフォンのショップに行きSIMカードを買うが今まで持っていたインターネットキーが使えないとの事でWIFIタイプの機器も購入する。
 SIMカードはサービス期間中で、1か月間12ギガバイトで20€で、機器は50€だった。
 今日も堤防の外で気持ち良く30分泳ぐ。
 明日観光船で難破船のある綺麗な海岸と青の洞窟等を廻ることにしているのでチケットを購入して置く。
 ブルでハッピーアワーをした後、夕食は今日購入した新玉ネギのスライとトマト、胡瓜、レタス、ブッコラのサラダ、そしてツナのスパゲッティを今日買った白ワインで頂く。
 ツナのスパゲッティがアルデンテで美味しかった。
 今日も食後団らんで夜空の星を見ながらぺちゃくちゃおしゃべりをする。夜風が心地よい。


(ID# 1135)
2018/8/12 (日) Zakinthos(Keri)~Zakinyhos 15NM 快晴 微風後順風

朝翔君の熱を見ると38.7度あったので熱さましの薬を飲ませて氷で頭を冷やして休ます。
 今日は慶応高校が高知商業を相手に夏の選抜の2回戦の日だ。此方でもインターネットで中継が見られる。予定では4試合目になる。此方の時間で10:30試合開始であったが前の試合の広陵高校対済美高校の試合が激戦で延長戦に入り延長13回裏劇的な済美高校の逆転満塁ホームランで終わった後の慶応の試合で開始が1時間程遅れて11:30になる。
 広陵対済美の試合は艇で見ていたがルーターの容量がオーバーしたためテンダーを降ろして浜に行きタベルナで見る。
 初回は良かったが2回に入り、私が翔君にアイスクリームを買って艇に一時戻った間に一挙に7点入れられて逆転されていた。
 お昼は正田さんとここで軽食を食べる。その後も慶応の形勢が不利なのとザキントスの港に入るのが遅くなってはいけないので途中で応援を諦め艇に戻り12:50にアンカーを揚げる。
 15NM先の本港なので15:50に舫う。ここは北東側の岸壁は電気、水道があるが北西側の岸壁には水道しかない。幸い北東側に空きがあったので其処に入れようとするとYacht Servis Zakintosのスタッフが別の場所を指示してくれ、其処にアンカーを打ってのスターン着けする。
 今回は繋留料が上がって一日50€との事だった。昨年は30€だったと云ったらマリーナの改善の為に値上げしたとの事だった。レイドラインもないのにちょっと高い。
 おまけに艇による汚染に対する保険に入っているかと保険の証書を調べる。其処まで詳しく記載されていなかったので保険会社に確認するよう言われる。初めての経験だった。  早速インターネットでオランダの保険会社に連絡を入れる。今日は日曜日なので明日月曜日に返事が来ると思う。
 翔君の熱が下がってきて食欲も出て梅干しとご飯、みそ汁を食べる。一安心だが明日一日休養することにする。
 港の堤防の外が海水浴場になっているので泳ぐ。
 ここはシャワーがあるので正田さんと一緒にシャワーを浴びる。久しぶりにゆっくりシャワーを浴びて体の垢を落とす。
 港の堤防にタベルナがあり悦子と待ち合わせしてシャワー帰りに夕食を食べる。
 ここのタベルナは2年前岩崎さんと柴崎さんと来た時良く寄った処で皆さんお気にいりの場所でもあった。お店のマダムが覚えてくれていた。
 外のテラスで海風が心地良い。生ビールで喉を潤おした後、グリークサラダ、カラマリフライ、グリルドサーディンの軽い夕食を白のハウスワインで食べる。
 シャワー帰りの心地よい夕食だった。
 静かな港でゆっくり休みにつく

(ID# 1134)
2018/8/11 (土) Katakolon~Zakinthos(Keni) 24NM 快晴 微風

 朝食後9時にレンタカーを返す。時間が無くてミケーネ迄行けなかったと云ったら気のいいおばちゃんが45€から40€にまけてくれた。
 09:35に舫いを解きアンカーを揚げて出港する。もやいロープを整理している最中に正田さんが後ろに差してあるトローリングの釣り針を手に差してしまった。大物用の釣り針なので返しも大きい。返しまで食い込んでしまったので大変痛い思いをして釣り針を抜いた。
 新しくしたルアーの仕舞い方に問題があったので早速釣り針が手にかからない場所に移動した。
 途中2時間弱良い風が吹いてくれてセーリング出来たがそれ以外は風が無く機走した。
 地中海ではよくあるパターンだ。
 ザキントス島の南にある錨泊地Keriの砂地の3.9mの深さのところにアンカーを打つ。
 翔君が早速アンカーチェックに行きOKサインが出た。後で見るとアンカーが若干浅い食い込みだったのでチェーンを35mに伸ばす。
 海岸まで遠浅になった砂地でアンカーが何処にでも打てる。10艇程アンカーリングしていたが夕方には20艇程になっていた。
 お昼にソーセージと野菜の中身のサンドイッチを食べる。
 私はキャビンで入ってくる心地よい風を子守歌に午睡する。翔君はこの間海岸まで泳いで行って遊んでいたそうだ。
私も夕方泳いで翔君と海岸まで行ってアイスクリームを翔君にご馳走する。
ビール、ジン、レモンと砂糖を氷でガンガン冷やしたカクテル・ブルを穏やかな日暮れ時に楽しむ。夕食は野菜サラダ、マグロのカツカレーを頂く。Rasmusから頂いたマグロを美味しく寿司、漬けそしてカツと頂いている。
翔君が食欲ないので体を触ってみると熱い。体温計で計ると38度あった。頭痛もするという事で体を冷やして薬を飲ませて休ます。日射病かと心配したが連日コックピットの外気の下で寝ていたので寝冷えの可能性が強いと思い風邪薬を飲ます。
ここも静かな錨泊地で夜長を楽しんでやすむ。


(ID# 1133)
2018/8/10 (金) Katakolon 快晴 順風

 朝食後レンタカーを借りに行く。オリンピア遺跡とミケーネ遺跡の見学予定だ。
 私と悦子は、オリンピア遺跡は3回目の見学になる。
 カタコロンからは、車で、30分で行けるところにある。古代オリンピックは紀元前776年に争いをやめ競技会を復活せよというアポロンの啓示を受けたことに由来して始まったと言われている。その後394年にローマ帝国皇帝テオドシウス1世の異教神殿破壊令により廃止された。
 元々オリンピアはゼウス神の聖地であった。オリンピア遺跡の中に入るとヘラ神殿が直ぐ目に入る。ここはオリンピック聖火の採火が行われるところだ。続いてゼウス神殿がある。当時はアテネのパルテノン神殿に匹敵する壮大な神殿だったそうだ。
 競技場のトラックは幅30m、長さ192mでローマ時代は2万人の収容の観客席があったと言われている。
 2004年のギリシャオリンピック大会ではこの競技場は砲丸投げの会場として使われたそうだ。その他にも多数の遺跡が並んでいた。
 オリンピア考古学博物館には新石器時代から古代オリンピックに至る迄の遺跡が展示されていた。
 彫刻やモザイクや女神ニケの像はじめ当時の芸術の傑作が展示されている。
 炎天下の見学なので博物館の前の茶屋で喉を潤おす。その後ワイン発祥の地のギリシャのワイナリーを訪ねるのが楽しみだったのでインターネットでワイナリーを探して“Olympia Land Estate”ワイナリーを訪問する。古来ギリシャ特産のブドウで取れた白ワイン、ロゼワインを購入する。さっぱりした感じの飲みやすいワインだった。そこでタベルナの美味しい所を聞いて行く。ここが大当たりで郊外の丘の上にあり、ブドウ畑を見渡せる景観の良いプチホテル“Bachas”のタベルナでグリークサラダ、ポークステーキ、ラムチョップを食べる。これまた美味しく嬉しくなった。
 オリンピアの後ミケーネ遺跡見学予定であったが、ここから2時間はかかるので諦めてスーパーマーケットで明日からの食料の買い物をして帰る。
 翔君と戻ってから海水浴場に行って泳ぐが鍋のような大きなクラゲが出没していた。
 夕食は野菜サラダ、ビーフのひき肉、タマネギ炒めと茹で卵のみじん切りのフランス風ドライカレーを今日仕入れたロゼワインで頂く。このドライカレーは定番だが美味しい。
 ギリシャ特産ロゼも当たりであった。
 ビニトップを取って日暮れと共に変わる青の空を見ながらの夕食は一層食欲を誘ってくれた。
 食後翔君も勉強を頑張ったのでデザートにアイスクリームを食べに行く。
 翔君はコックピットで寝る。


(ID# 1132)
2018/8/9 (木) Methoni~Katakolon 54NM 快晴 微風後北西15~20ノット

 予定ではイオニア海の孤島Strotadi島に錨泊を予定していたが錨泊中の風が若干強そうなので諦めてオリンピアの近くにあるカタコロンを目指す事にした。
 07:30にアンカーを揚げる。隣のデンマーク艇Rasmusが先に出て行く。
 朝食はいつもの早朝出港の様に港を出てから頂く。海に出た後の朝のコーヒーがいつも美味しい。ちょっとしたことで幸せを感じる。
 2時間ほど機走した後北東の良い風が吹き出し帆走する。途中凪があり暫く漂うがその時Rasmusがドローンを飛ばしてCAVOK5を訪問してくる。凪の後風が北西に代わり12~15ノット吹くが生憎と登り切れない風だったが快調に6ノットの速度をキープする。
 お昼はみそ汁とマグロの漬け丼を頂く。Rasmusから頂いたマグロが大量に冷蔵庫にある。
 キハダマグロだったが漬けで食べると美味しかった。
 約5時間12~20ノット近い風を受けて快走するが吹いてくる方向が迎え風でコースを取れない。風の振れを期待したが振れることなく最後2時間は機帆走で角度を稼いだ。
 後ろになったRasmusの艇もカタコロン入港時は直ぐ後ろに来た。
 ここカタコロンはオリンピアの見学コースで今回も2隻大型クルーズシップが停泊していた。丁度クルーズシップの出港と重なりクルーズシップの方向転換中にその脇をすれすれに抜けて港に入る。
 18:10にアンカーを打って槍付けする。前もって入港前にマリーナに電話しておいたが珍しく係員が来ていて舫いを取ってくれた。
 直ぐ後にRasmusの艇も付く。
 錨泊が続いたのでデッキを洗った後皆さん洗濯をする。この港は電源、水道を使いにキャンピングカーが泊まっていて陸、海が共存する形で面白い。 ひと働きしてハッピーアワーを楽しむ。さっき迄吹いていた風が嘘のように治まり穏やかな夕暮れになる。
夕食は頂いたマグロをソテーにして頂くが中身は生でニンニクの味付けが食欲を誘ってくれ美味しく頂いた。
食後Rasmusがドローンから撮った写真を見せに来てくれた。
翔君のデザート・アイスクリームを買いに町を二人で歩くがとっても賑やかだった。
Rasmusのお陰で毎食マグロを頂いている。


(ID# 1131)
2018/8/8 (水) Kagio~Methoni 50NM 晴れ 微風~西順風

 起きて直ぐ出港準備して07:00にアンカーを揚げる。今日も静かな海だ。早朝出港の習いで出港してから朝食を頂く。
 風が弱く機帆走する。途中2時間ほど横からの良い風を受けて帆走する。地中海で帆走していると強い風が吹いても海面がフラットなので快適なセーリングになる。
 お昼に中身にたっぷりのサンドイッチをビールで頂く。
 デンマークの彼に作ってもらった仕掛けでトローリングするが中々釣れない。今日も坊主だった。
 彼から再度メッセージが入いりメットーネで待っているとの事だった。
 16:00に馴染みのメットーネの入り江にアンカーを打つ。いつも通り翔君がアンカーをチェックしに行く。彼から完全ではないとのサインだった。アンカーチェーンを伸ばしてバックをかけて再度チェックしてアンカーの食い込みを確認した。水深7mの砂地に35mのチェーンを伸ばす。今夜は風も吹かないので安全なチェーンの長さだ。
 テンダーを降ろして上陸してヴェネチア、オスマントルコと続いた城塞を見に行く。ペロポネソス半島の南西の岬のメットーネは歴史上重要な貿易船の中継点だった。“夏草や兵どもが夢の後”でないが、城塞から見る海が穏やかで海の色が奇麗で正に当時の夢の後を感じた。
 彼らを20時に招待していたので悦子はマグロの握り寿司、巻きずしを準備する。
 彼と奥さんのマリアンナがパン種を持って来た。
 マリアンナは、お魚は駄目で食べなかったが全部売り切れた。
 デザートに柳澤さんから頂いたチョコレートをコーヒーで頂いてお開きにする。
 好感の持てる二人だった。
 天の川が奇麗に見える夜だった。


(ID# 1130)
2018/8/7 (火) Elafonisos~Kagio 25NM 快晴 北12ノット

 朝食後翔君は隣に停泊していたポーランド艇に行って同じ歳ぐらいの子供と一緒に浜まで泳いでいく。彼から後で聞くと12歳だったそうだ。言葉も通じない中、子供同士のコミュニケーションは早い。
 彼が戻った後、09:45にアンカーを揚げる。入り江を出ると北からのクローズドリーチになる良い風が吹いていたので直ぐセーリングに移る。12ノット前後の風の中6,7ノットで気持ち良いセーリングを楽しむ。
 今日は25NMの短い距離なので14時には着くのでお昼は着いてからにする。
 モネンヴァシアでマグロを分けてくれたデンマーク人からメールが入り今日も連れたとの事だった。
 明日我々の行くMethoniに彼らも明日行くとの事で明日の晩にお寿司は如何かなと誘いが来た。楽しみが増えた。
 カイオーの入り江は全く外からは見えない。GPSチャートが助かる。流石海賊の基地にもなった処だ。
 意外と停泊している艇が少なく迷うことなく7.5mの砂地にアンカーを降ろす。固い砂でアンカーの食い込みが悪く、20m伸ばしたところでバックをかけるとずるずるアンカーを引きずってしまう。40m迄伸ばしてバックをかけるとアンカーがしっかり効いた。
 翔君の仕事で泳いでみてくれる。OKだ。
 海岸まで泳いで小道を丘まで登り入り江を一望する。海の色が景色を引き立てその中にヨットが停泊していて素晴らしい眺めだ。
 反対側の丘の中腹に小さな村がある。どんなところでも人は住んでいる。
 ここは小さな漁村だったがヨットレジャーのお陰で潤ってきたとの事だった。
 夕食は3軒あるタベルナの中の1軒を選んで食べることにする。
 翔君は浜辺で子供達と長々と遊んでいた。
 未だ陽が高い19時過ぎにテンダーで食事に出かけるが浜から突き出したタベルナの小さな桟橋におばさんがここに着けなさいと呼び込んでくれる。先程下調べておいたタベルナで感じ良く魚も美味しそうだったのでそこに着ける。
 PCの充電を頼んでから岬の先の高台に小道を歩いて登る。上から見る入り江は美しい青の色の海に静かに浮かぶヨットと美しい景観を醸し出していた。
 素敵なおばさんのいるタベルナでグリークサラダ、トマト、胡瓜、オニオンサラダ、グリルドオクトパス、カラマリリングそしてパンドラ(鯛に似た魚)のグリルを食べる。すべてフレッシュで美味しい味だったがパンドラは適当な脂があって中々の味だった。
 静かな海をテンダーで艇に戻りオンザロックを飲みながら星空を楽しんだ。


(ID# 1129)
2018/8/6 (月) Monemvasia~Elafonisos(Frangos) 31NM 快晴 北東15ノット

 昨日から風が治まってきたので今日出港することにした。
 朝食後08:05にアンカーを揚げる。2時間ほど風が無く機走したがその後北東から良い風が吹きフリーで快走する。20ノットプラスの追い風を受けたときは9ノットを記録する。
 昨日までの風が治まったせいか行き交う艇が多い。
 岬を越えてエラフォニイソス島の入り江の一つフランゴスに13:10にアンカーを打つ。
 7m水深の砂の底に打つがバックをかけるとずるずる走錨する。もう一度打ち直そうかと思ってその前にと再度バックをかけてみたら今度は効いているので更に伸ばして40mにしておく。翔君、悦子が確認に行くとしっかりアンカーは砂地に食い込んでいるとの事だった。
 砂浜の綺麗な海岸線と海も底が白い砂地のせいで青の色の変化が見事だ。
 10艇以上のヨット、モータークルザーが既に錨泊していた。
 翔君と海岸迄泳いで行くが透明度が高く気持ち良い。海岸に上陸してから丘に登って入り江を眺めるが海の色が素晴らしく美しい。写真をたくさん撮る。
 艇に戻ってから冷やし稲庭うどんをビールで頂く。翔君は稲庭うどんの大食いをした。
 食後は南に代わった風を浴びながらうたた寝をする。
 起きたら皆さん泳いでいる。翔君は浜まで泳いで行ったというので私も翔君見がてら浜まで泳ぐ。彼は砂遊びをしていた。私を寝かして砂を体にかけてくれたりして遊んだ。
 時計を見ると19時近くになっていたので艇に戻る。日没が遅いので時間を忘れる。
 北東から南の風に代わったのでアンカーの効きが心配で見るがアンカーはそのままの位置でチェーンの重さで艇を支えていた。  ポロねぎのアヒージョ、チーズ、タラモ、オリーブでアペリティフを楽しんだ後、野菜サラダと鶏肉のソテーを白ワインで頂く。鶏肉がさっぱりして美味しい。
 ポーランド人の艇が20時過ぎに隣にアンカーを打った。子供達も多く一緒に泳ごうと翔君が誘われたが夕食時だったので残念ながら遠慮した。
 この入り江は南に開いているので南風に代わり多少の揺れがあるが翔君はノートを開いて日課の学習をする。但しあっという間に学習は終わる 日よけのビニトップを開いて星空を見ながら夜を過ごす。


(ID# 1128)
2018/8/5 (日) Monemvasia 快晴 一時強風後順風

 今日も予報の風が強いのでここに停泊することにする。隣の艇だけ出て行った。チャター艇のグループも停泊だ。
 自転車の鍵を失くしたので鍵のチェーンをワイヤーカッターで切る。
 慶応高校が夏の選抜で北神奈川代表になり今日中越高校と甲子園での初戦の日だ。インターネットで調べるとスポーツブルのアプリで見られるのが分かったので早速繋いでみる上手く行った。
 正田さんと二人でタベルナに行き其処のWIFIを使って応援する。試合は五分五分の勝負あったが勝利女神が慶応について2対2のまま9回裏を迎え2死からさよなら勝ちをする。
 その直後に翔君が伝言走りに来てくれ、艇が大変なことになっているとの事だった。
 すぐ戻ってみると隣の出て行ったところに新たに来た艇が入る時にCAVOK5の予備のアンカーロープに絡んでトラブルがあったそうだ。幸い近くの艇の人が潜って解消してくれていた。風も収まったので予備のアンカーをテンダーで正田さんと揚げる。
 大事でなく助かる。
 お昼のお蕎麦を頂いてからテンダーに4人乗ってモネンヴァシアの城塞のある海水浴場に行って泳ぐ。悦子と正田さんは要塞内の見学に行ってから泳ぐ。
 海水浴場に行くときはまだ白波がたっていてしぶきを浴びながらであった。
 帰り悦子と正田さんはスーパーマーケットで買い物をして帰る。
 私と翔君はテンダーで先に帰り塩出ししておいた予備のアンカーとロープを収納したり、テンダーをデッキに乗せたりした。
 ひと汗かいた後シャワーを浴びる。風があるのでシャワーの後は涼しくて気持ち良い。
 夕方ハッピーアワーをしてから夕食にサラダとハンバーグを頂く。冷凍のハンバーグだったがソースの味が良く美味しく頂いた。
 風が北東から南に代わった。
 食後心地よい夜風を浴びる。


(ID# 1127)
2018/8/4 (土) Monemvasia 快晴 北東20ノット 強風

 今日明日は強風予報だ。チャター艇の集団も出て行かない。結局今日は出港する艇が1艇も居なかった。
 朝10時に中世の城塞都市に観光に行く予定をしていたがアンカーが効かず岸壁に寄せられる艇があったりしたので艇から離れることが出来ず観光は諦めて艇にいる。
 再確認で翔君と泳いでアンカーを確認に行くがしっかりホールドしていたので安心する。
 翔君はカメに噛まれたので一人で泳ぐのは怖いらしく、私と一緒にいつも泳ぐ。
 お昼に翔君の希望で冷やし中華を頂く。
 午後はそれぞれゆっくり過ごす。15時過ぎに隣のデンマーク人の自転車を借りて翔君と一緒に城塞都市の観光に行く。狭い険しい岩山の裾野にびっしりと中世の家と教会が並んでいる。其処から見る海が又綺麗だった。現在は中世の家は土産物屋さんになったりレストランだったりバーになっている。一番上まで上がり丘の上からみる海も素敵だった。
 帰りに海風が心地よい場所にある崖の上にあるバーでお茶を飲んで安らぐ。
 艇に戻ってから予備アンカーが岩に食い込んで効いているので揚げるときに揚げやすいようにアンカーの先にロープを結びその先にペットボトルをぶら下げておいた。
 そして隣の艇のアンカーと我々の予備アンカーが交差していたので予備アンカーのロープを隣艇のアンカーチェーンの下を通るようにした。
 彼らは明日出るとの事だったのでこれでスムースに彼らは出港出来る。
 夕暮れにスモークポークでウイスキーソーダを楽しむ。
 夕食はたっぷりの野菜サラダ、マッシュルームのアヒジョ、そして昨日頂いたマグロのソテーを白ワインで頂く。夕方になり風も収まり静かな夕暮れになった。
 明日もう一日ここに停泊して明後日出港を予定する。


(ID# 1126)
2018/8/3 (金) Monemvasia 晴れ 北東の強風 20ノット

 午前中に燃料屋さんが来るので朝食後待つ。約束通り9時過ぎに来て燃料を入る。93Lはいる。燃費は2.5L/Hだ。5.5ノット出る1800回転が経済速度になるので1800回転を巡航用のパワーにしている。
 燃料給油後モネンヴァシアの中世都市を観光する予定であったが正面からの風が強く吹き出して一面白波になる。ここの港の底地は軽い砂でアンカーの効きが悪い。水深3mに対して30mチェーンを伸ばしているがアンカーの砂地への噛みも浅く少しずつずれる。明日からはもっと強い強風予報が出ているので今のピアーの反対側に地元の人が移動出来るという事で移動してアンカーを打とうとしたらコーストガードが来てここはコースガード用で禁止といわれて元の場所に戻り再度アンカーを打つ。今回はばっちり食い込んでいるが正面からの風力7の風になるという事で増しアンカーを打つことにする。予備アンカーはダンフォースの大きなアンカーでチェーンも大きいので安心できるが打つのが大変だ。  我々が予備アンカーを打とうとすると隣の艇の人が自分たちも予備アンカーを打つとの事で手伝ってくれた。頑強な男で助かる。テンダーを降ろして予備アンカーを積んで打つ場所を探すが彼が潜って岩場の恰好な場所を探してくれ其処に打つ。岩盤に食い込んだので安心だ。
 続いて彼の艇のアンカーを同様に打つ。これで強風対策が終わり安心だ。
 泳いでいるとウミガメが泳いでいる。ここのウミガメは挑戦的で翔の手が噛まれた。又他艇の女性は膝を噛まれた。
 チャターヨットの集団が入ってくる。先ず船頭艇が入って来て次から次に来るチャター艇の繋留場所を指示している。小さなピアなので12艇ぐらいでいっぱいになり我々がトライした反対側のコーストガード用の係留場所に着けていた。5,6艇は入ってきた。隣の艇はデンマーク人の夫婦でここに入港する前に15㎏ぐらいのマグロを釣ってさばいていた。
 ひと柵を分けてくれたので寿司パーティーをやることにしてデンマーク人を晩御飯に招待した。
 彼女の方はお腹の調子が悪いという事で来なかったが彼が喜んで寿司を食べた。
 彼は44歳で仕事を中断して3か月ほど前にクロアチアでジャヌー42を購入して再婚した彼女と一緒にクルージングしているとの事だった。とっても好感の持てる男だった。
 今日は目まぐるしい一日で疲れが出てそのままコックピットで寝ていた。


(ID# 1125)
2018/8/2 (木) Spetses~Monemvasia 39NM 快晴 微風

 4日以降の風が強いので安全な港を探して尚且つ日程があまり遅れないように考えてNavplionに行く予定を変更して39NM西になるモネンヴァシアに行くことにして08:30朝食後アンカーを揚げる。
 当初暫く斜め後ろからの良い風を受けてジェネカーで2時間ほど快走するがその後は風が治まりジェネカーを降ろし機帆走になる。
 アルゴリコス湾を横切る。お昼にお握りとみそ汁を頂く。私にとっては久しぶりのご飯を口にする。ダイエットをしていて炭水化物を控えていたからだ。
 お握りは美味しい。
 モネンヴァシアはモンサンミッシェルの様に海から突き出し断崖絶壁の島でその陸側に港がある。ビザンチン時代に反映した要塞都市で沖合から眺めながら港に入る。ここも繋留出来る艇数が限られているので空いているか心配であったがビジター用の繋留場所に2艇分が開いていたので其処に入れる。両サイドの人が手伝ってくれ15:50に舫う。隣の艇の船名は“花見”で所以を聞いてみたら以前の保有者がつけた名前で桜が奇麗なのでそのまま船名を引き継いでいるとの事だった。オーストリア人で艇はイタリアに置いているとの事だった。
 早速翔君が泳いでアンカーを見に行くが心配な感じだというので、一緒に私も見に行く。いう通りでアンカーは岩盤の上で小さな岩に絡んでいるだけで一時的に効いただけだ。
 潜って20KGのアンカーを岩盤の上から砂地に降ろす。再度アンカーチェーンを引いて砂地にしっかりアンカーが食い込むのを確認した。
 パイロットブックには電気があるとは書いてなかったがあって助かった。
 翔君と港の中で泳ぐ。彼はいくらでも泳いでいる。
 泳いだ後洗濯を各自する。
 夕食は町の見学がてら海辺のタベルナで食べる。グリークサラダ、シーゾナルサラダ(これはほうれん草の様な緑の濃い葉っぱを茹でたものだった)サーディングリル、オクトパスグリルそれにズッキニーボールを1Lの白ハウスワインで食べる。新鮮で美味しかった。


(ID# 1124)
2018/8/1 (水) Vathi~Spetses(Fragkas)47NM 快晴 微風

 50NM近くの距離があるので朝食を洋上で取ることにして07:00にアンカーを揚げる。
 静かな海面でコーヒー、蜂蜜バナナヨーグルト、フルーツとパンで朝の海を味わいながら何時もの朝食を頂く。
 通い慣れた航路を、島々を見ながら機帆走する。
 お昼に何時もの悦子スペシャルサンドを頂く。ジューシーな美味しいサンドイッチだ。
 15:20に慣れたFragkasの入り江の水深6mの場所にアンカーを打つ。今回も15隻以上の艇が既にアンカーリングしていた。入り江が広いので何処にでもアンカーが打てるので気楽だ。
 翔は泳ぎが大好きでアンカーを打つ前から泳ぐ気満々だ。アンカー打ってから直ぐ翔は海に飛び込みアンカーの具合をチェックしに行く。彼なりの判断でOKとの事だ。その後悦子が見に行くがOKだった。
 我々も綺麗な海で泳ぐ。ついでにプロペラの貝取りをする。
 泳いだ後は生ハムメロンで一杯楽しむ。
 19時過ぎから食事をするがまだまだ太陽は沈まない。
 夕食は野菜サラダ大盛、ポテトサラダと豚肩ロースのグリルを頂く。ご飯を炊いてくれたので久しぶりにご飯を頂くが、翔は大盛りのご飯をお代わりしていた。
 豚肩ロースのグリルはニンニク醤油味で美味しかった。
 静かなアンカーレッジの中、心地よい風を浴びながらの美味しい夕食だった。
 夕食の後皆さんシャワー代わりに海に浸かり泳ぐ。ひと泳ぎの後は気持ち良い。
 冷やした体で眠りにつく。


(ID# 1123)
2018/7/31 (火) Salamis~Vathi(Methane) (27NM)  晴れ 微風

 8月に入ってから風の強い日があるので早速出港することにする。朝食後悦子と正田さんで港の対岸にあるスーパーマーケットに食料の買い出しに行ってもらう。
 当面の食料の調達をしてPaulとTanyaの見送りを受けて10:20に舫いを解く。
 長期滞在の後いつも思うのだが海に出ると晴れ晴れする。
 風が良かったので直ぐセールを揚げて湖水のような海面を滑る。翔君も海の上での解放感を味わっているようで楽しそうに船首で日光浴を楽しんでいた。
 今日行くバティはA級デインギーのイタリア大会の出場メンバーが来た時停泊したところで気に入った停泊地だ。
 途中風が吹いたり止んだりで機走と帆走と半々ぐらいになる。お昼にソーメンを頂く。潮風とビールとソーメンは合う。
 16:00にバティの港に船首よりアンカーを打って槍付けする。未だ繋留場所は空いていたが18:00過ぎにはいっぱいになった。
 前回同様タベルナのオーナーが電気のコンセントを付けてくれる。
 翔は直ぐ泳ぐ。
 我々はタベルナで、ビールで喉を潤おす。その後翔と一緒に暫く私も泳ぐ。
 後から来た隣の艇のアンカー位置が心配なので潜ってみたが1m弱の間隔で交差していなかった。
 夕食はタベルナでグリークサラダ、ミックスサラダ、カラマリフライ、ポークスブラキスパゲッティポロネーズを赤ワインで食べる。翔君の食欲は気持ち良かった。
 疲れが未だ残っているので艇に戻り早く寝る。


(ID# 1122)
2018/7/30 (月) Salamis 晴れ

 今日は悦子一行が着く日だ。朝6:30に頼んであったタクシーでパリキア港に向かう。7時発のピレウス港行きのフェリーに乗ってピレウス港に渡りそこからバスで空港に9時前に着く。
 悦子と翔君と正田さんのイスタンブールからの飛行機は定刻の8:40に到着、皆さん長旅にもめげず元気な姿でゲートから出てきた。
 今日はサラミナ港に停泊中のCAVOK5に行く前にアテネ見学を予定しているので皆さんの体の調子が心配だったが元気で安心した。
 バスでアテネ中心街のシンタグマまでバスで行き、荷物を旅行会社に預けてホップオンバスで観光する。
 最初にアクロポリスを見学するが切符売り場が炎天下の中長蛇の列で並んでいたのでガイド付きの案内のグループに入る。切符も手配してあるので直ぐ入場で来た。但しガイド料と入場料で50€取られた。入場料20€プラスガイド料30€だった。
 幸いわかりやすい英語で案内してくれアクロポリスの再学習になった。
 パルテノン神殿は修復を続けている。毎年修復され柱が増えているようだ。何回見てもアテネを見渡す丘の上に建つ壮大な建物には感激する。当時の技術の高さと国力(都市力)の豊かさを感じる。
 アリストテレス達が語り合ったという古代アゴラはアクロポリスの上から覗く。
 翔君がどう感じとったか楽しみだ。
 炎天下の中の見学だが風があるので助かる。
 アクロポリス見学の後国立考古学博物館にホップオンバスで行きお昼を博物館の前で食べてから見学する。ここはポセイドン像やミケーネのアガメムノンの黄金の面等、クレタ島を除くギリシャ各地からの出土品が展示されていて大変見どころがある。何回見ても飽きない。
 博物館の見学が終わると16時近くなっていたので、シンタグマに戻り荷物を受け取ってからホップオンバスの乗り継ぎでピレウス港に向かい18時発のフェリーでサラミス島に渡る。
 今晩はPaulとTanya含めて一緒に外食する予定であったが、長いフライトとアテネ観光で皆さんお疲れなのでCAVOK5で食事することにした。シーフードのタベルナからカラマリフライ、サーディングリル、ムール貝のサガナキを、そして別のタベルナで鶏肉のギロスをテイクアウトする。それにメロンとハム、イチジクとサラミ、そしてサラダを作って6人で皆さんの歓迎とPaulのお礼を兼ねて夕食会をした。
 日本からの3人はぐっすり眠りにつく。


(ID# 1121)
2018/7/29 (日) Salamis 午前中快晴,午後積乱雲が少し被り弱い雨が降る

 午前中メールの整理と越冬先について調べたりしていたらあっという間にお昼になった。明日悦子一行が到着なので昨日の残りの鶏肉でお昼を食べた後、艇内の清掃をする。
 清掃、整理に結構時間が掛かり泳ぎに行こうと思った時は既に入道雲が被ってきて泳ぐタイミングを逸してしまった。
明日はパルキアから7時発のフェリーで一行を迎えに行くのでオフィスでタクシーの予約を頼む。いつもスタッフが親切にやってくれる。
 明日から悦子が来るので、冷蔵庫やキッチンの掃除をした。汚したくないので夕食は外食にした。
  自転車で港沿いにあるタベルナで食事する。健康食の関係で外食は好まない。
 ビールで一杯喉を潤おす。先ずはトマト、胡瓜、オニオン、ピーマン、オリーブそしてフェタチーズの乗ったグリークサラダを取る。結構量があるので一人で食べるとお腹が膨らむ。
メインはお魚にしてレッドムレットのグリルを頼んだがオイルで揚げたようになって出てきた。半分ほど食べて残す。
いつもより早く19時前に食事したので艇に戻ってからも明るく読書を食後のコーヒーを飲みながら楽しむ。夕暮れ時悦子がいるときはハッピーアワーになるが一人の時は別の楽しみ方になる。
明日からにぎやかになる。


(ID# 1120)
2018/7/28 (土) Salamis 快晴 微風

 今日は3回目のスキューバダイビングの日だ。
 Paulにお願いして9時に大きなスーパーマーケットに車で連れて行ってもらう。月曜日から悦子、翔、正田さんが来るのでビール、ワイン、ミネラルウオター等の重たい物の買い物をしたかったので助かる。
 13:30にダイビングショップに集合なのでお昼を軽くとって自転車で出かける。前回と同じ場所で潜る。初心者が2人いた。今日は初心者、経験者と一緒に潜る。約50分の潜水時間だった。
 これでスキューバダイビングの大事な注意点を理解したつもりだがあくまでも水深12m以下の潜水だ。今回のスキューバダイビングは艇でのアンカーを揚げるときのトラブル等対処出来るようにとの思いでやってみた。
 皆さん親切な人たちで3回のダイビングを楽しみながら学習させてもらった。
 艇に戻ったら18時前になっていた。Paulから自家製のイチジクジャムを頂く。先日彼の艇でご馳走になったとき美味しかったイチジクジャムだ。
 夕食はいつも通りの野菜中心のいつもの健康食を食べている。今日は赤ワイングラス2杯にしておいた。


(ID# 1119)
2018/7/27 (金) Salamis 快晴 微風

 微風といっても海風、陸風で良い風が吹くので暑さが気にならない。
 朝食後悦子が正田さんと孫の翔君と月曜日に来るので火曜日からの天気予報を調べて航海計画を練る。風が強く出港出来ない時は内陸観光が出来るところが良いので天候との組み合わせで苦労する。
 今回も錨泊に最適なところがあるのだが、丁度風が強く吹く日になってしまっているので頭をひねる。
 昼前にPaulがお茶を誘ってくれる。彼はコクピットのテーブルを1週間以上かけて丁寧に作っている。完成のお祝いをしたいのだが未だのようだ。
 お昼は昨日買ったイカをボイルして山葵醤油で食べる。
 今日も雷注意報が出ていたので夕方雷雲が来る前に泳ぎに行こうと思っていたが、昼食後ひと眠りしてしまう。
 注文しておいたエンジンオイルが来る頃なので転寝の後買い物がてら自転車で取りに行く。届いていたのでホットする。
 早速エンジンオイル交換をするがオイルが出きる間、日課の海水浴をしてくる。
 ついでにフイルターも交換するが古いオイルを出すのに時間が必要で終わったのは夕食後になった。
 夕食は野菜沢山、驚く量だと思う。生野菜はトマト、胡瓜、ピーマンと葉っぱ物を、そしてブロッコリン、長ネギ、ニンニクを蒸して食べる。お肉は鶏の胸肉を100g位蒸して食べる。お酒は赤ワインを1杯だけ。最後にパンとコーヒーという食事だ。味付けは塩もオイルも使わずお味噌だけだ。
 料理というよりそのままあるものを食べている感じだ。悦子がいると居ないでは大違いだ。
 結局22時過ぎにオイル交換が終わりシャワーをやっと浴びてほっとする。
 明日はPaulに買い物に付き合ってもらう予定だ。そして昼からスキューバダイビングの予約をしている。
 穏やかな一日が終わる。


(ID# 1118)
2018/7/26 (木) Salamis 午前中快晴午後曇り後雷雲 一時雷雲による強風

 いつも午前中は朝食後デスクでPCを使って調べごとや作業をする。
 今日はその後、ベッドのシーツと椅子のカバーの洗濯をする。コインランドリーが見つからないので、ここでは自分で洗濯している。
 エンジンのアワーメーターが動いたり動かなかったりするようになっていたのでオフィスに行きメカニックを頼む。直ぐ来てくれて腐食していた繋ぎの部分を交換してくれ直る。
 簡単な事だったのだが作業手順が分からず自分での修理は諦めていた。費用は50€だった。
 お昼は果物が沢山残っていて悪くなるといけないので、バナナ、イチジク、桃、オレンジを、野菜はトマト、胡瓜の丸かじりそして味噌汁、最後にコーヒーと全粒粉のパンに蜂蜜をつけて食べて。味付けしないシンプルな食事だ。
 午後本を読んでから木曜市に出かけたが3時過ぎになっていたので店じまいしていて買う事が出来なかった。仕方なくスーパーマーケットで野菜を買ってフィシュマーケットでエビとイカを買う。
 帰りに雷雲の端っこが被ってきた。遠くで稲光と落雷の音が聞こえる。パラパラと雨が降ってきたが、洗濯物を取り込んでおいたので良かった。
 風も強く吹き出し海も白波だらけになり、泳ぎは諦め自転車で運動がてら海岸線を走る。
 夕方エビの茹で方をインターネットで調べて茹でる。Paulのところにも届ける。
 今晩はレタス、ニンジン、胡瓜、トマトの生野菜と茹でブロッコリンとジャガイモそしてエビとパンを食べる。私の場合は人にご馳走出来る代物ではないが野菜サラダをドレッシング無しでたっぷりと、フライパンで料理すると脂を使うのでフライパンは使わず鍋で蒸して食べる。澱粉質、脂質と塩は極力排除して健康食としては良と思っている。
 今日のエンジン・アワーメーターの修理も終わり艇も完璧な状態になった。
 雷雲が去った後ひんやり心地よい天候となった。


(ID# 1117)
2018/7/25 (水) Salamis 快晴 微風

 8時過ぎにゆっくり起きる。全く束縛のない時間を十二分に楽しんでいる優雅な朝を迎える。
 悦子が孫の翔君を8月末に送って帰るのを止めて翔君を一人で帰国さすことにした。幸い正田さんも同じ便で帰るのでこの件を相談したところ快く引き受けてくれた。
 インターネットで帰りの便の変更を試みるが翔君と一緒に買ったチケットなので一人だけ便を変えることが出来ない。仕方なく電話で変更を依頼するが日本への電話が30分以上(金額にすると8000円位)かかり無駄なお金を使ってしまった。
 幸い上手く変更出来て10月25日にミラノから私と同じ日に帰国出来るようになった。
 お昼前に艇内の絨毯をすべて水洗いして艇内の清掃をする。結構絨毯も汚れていた。
 お昼にブロッコリンを茹でてトマトと胡瓜のサラダ、イチジク、そしてツナ缶とパンでお昼を済ます。
 お昼の後はシエスタになる。その後は日課の水泳30分だ。
 今晩はPaulに夕ご飯を誘われている。味噌汁が好きだという事で“あまのフーズ”のドライフーズの味噌汁と大豆を茹でて、そして夕食は肉という事だったので赤ワインと持って行く。
 Paulは料理が上手で5時間グリルした牛肉をご馳走してくれた。
 彼は70歳だそうだが非常に柔和で親切で落ち着いた方で良き友達になっている。
 最後はイングリッシュティーをいつものように頂いてから艇に戻る。


(ID# 1116)
2018/7/24 (火) Salamis 曇り 微風

 珍しく曇りだ。といっても青空が所どころ覗いていて日中には太陽も顔を出す。
 昨日の強風からの潮の飛沫と山火事の噴煙のせいでデッキがざらざらに汚れたので水洗いをする。ついでにコックピットのシートカバー用の大きなタオルも洗濯する。
 食料が底をついてきたので木曜市までの分の買い物をする。一人なので残さないように買うのが難しい。トマト、胡瓜、果物は多めに、その他ブロッコリン、長ネギ等も少々買う。
 魚市場ではサーモンの切り身を買って晩食べることにした。
 お昼は野菜、果物にツナ缶を開けて食べる。
 午後はメインセールを開くとき使うアウトホールのブロックを止めるために使うプラスチックのストッパーを探しに行く。今まで中々見つからなかったが、浄水器を買ったチャンドラーが親切で見つけてくれた。サイズが大きくて合わなかったがサイズを縮めて取り付けた。今までロープをストッパー代わりに使っていたがすっきりして良かった。
 夕方30分泳いでシャワーを浴びて夕ご飯とスタンダードパターンで平和な豊かな時間を過ごす。
 野菜が殆どなのだが生野菜と蒸した野菜、サーモンでお腹がいっぱいになり、2杯だけ飲んだワインも効いて涼んでいたコックピットで転寝してしまう。


(ID# 1115)
2018/7/23 (月) Salamis 晴れ 西の強風 最大56ノット

 Paulがアテネに行くので一緒にと誘われていたので朝9時に彼の車で行く。島のフェリー乗り場のパレキオ港に行ってから対岸のペラマにフェリーで渡る。
 アテネでは彼らはTanyaのビザの手続きとヨットの部品の購入の用事だったので、私はピレウスで降ろしてもらい地下鉄で乗り継いでアクロポリスに行く。新アクロポリス博物館を見学するのと今月30日に悦子と一緒に正田さんと孫の翔君が来るので観光の手順の要領を調べた。朝アテネに長旅の後着くので疲れが最小限になるような手順を考えた。
ピレウスには沢山の船具屋さんがあるので必要な部品を帰りに買って16時ピレウス港発のフェリーでパラキア港に帰るが風が一段と強くなり一面白波になる。途中経由の小さな桟橋にフェリーが船尾着けをするが強い横風の中上手に着ける。CAVOK5に戻って風速計を見ると35ノット吹いていて最大風速56ノット風力7を記録していた。キャプテンに素晴らしいテクニックと褒めたらにっこりしていた。
港に戻ると西風で防波堤を越えてしぶきが飛んできていた。又本土の方で山火事があったようで西の空が煙で雲の様になっていた。
デッキは潮でざらざらになっていた。
夕食は昨晩と同じ健康食、トマト、キュウリ、ロメインレタスのサラダ、昨晩から漬けておいた大豆を茹でておつまみに、マッシュルームは茹でてそして蒸鶏をキャビンで食べる。
ビールと茹で大豆が合う。
ここの港は殆ど揺れがないが今日は流石に少し揺れている。


(ID# 1114)
2018/7/22 (日) Salamis 快晴 微風

 楽しみの朝食を終わった後、PADIのダイビング教本を読みかえして今日のダイビングに備える。
 今日は10時Salamina Diving Centerに集合なのでそこまで自転車で行く。5,6人ベテランのダイバー含めて集まった。車で昨日と同じビーチに行く。ここは小さな埠頭に梯子もありエントリーし易い。この埠頭にテント、シャワーを設置して拠点とする。ここにダイレクト昨日一緒だったフィンランド人夫婦が来ていた。今日も彼らと一緒に初心者グループでインストラクターとバディを組んで潜る。昨日は6m迄だったが今日は12mまで潜った。海の中は小魚位でさほど見るものがないがスキューバダイビングの訓練になって良かった。
 教えてくれる人たちや仲間が親切で楽しい訓練だった。
 別のグループは暫く休んだ後2回目のダイビングに行った。フィンランド人は車で帰ったが私はダイビングセンターの車に乗せてもらわないと帰れないので昼食にサンドイッチを近くのタベルナで食べて待つ。のんびりした一日だ。アテネから日帰りで来た子連れ夫婦も参加していた。
 17時にダイビングセンターに戻る。来週も是非と誘いを受ける。
 艇に戻りダイビング機器を水洗いしてついでに洗濯もする。シャワーを浴びて心地よい風を受けながらコックピットでコーヒーを飲みながら本を読んでいるとうとうとしてしまう。
 今晩は自炊の健康食だ。トマト、きゅり、ロメインレタスを黒酢で、ジャガイモは茹でる。
 そしてニンニク、長ネギ、マッシュルームと鶏肉を蒸す。お客さんには出せない料理だが自分では大満足だ。ビール1杯とワイングラス1杯で楽しんだ。一人だと量が多くなってしまうが殆どが野菜なので体には良いと思っている。
 心地よい夜風を浴びながら日誌を、音楽を聴きながら書いた。


(ID# 1113)
2018/7/21 (土) Salamis 快晴 微風

浄水器からの水漏れが止まらない。パッキングを締めるのだが絞めるだけではダメなようだ。Paulに相談するとシールが足りないという事で取り外して再度パッキングをし直して修理してくれた。取り付けると今度は漏れがなく良くなった。これでいちいちミネラルウオターを出さずにコーヒーを飲めるようになった。
13時に近くのダイビングショップに集合でスキューバダイビングの講習に行く。
道具は25年ほど前に購入していたのを、検査を受けてから持ってきていたのでひと揃え持って行く。ここの店の店主のジョージが道具を見てくれ太鼓判を押してくれた。 車で島の南になるAias clubビーチに行って講習を受ける。私は25年ほど前に3日ほどの講習でPADIの免許を取っただけなので初心者の講習を受ける。もう一人初心者はフィンランド人がいて一緒に潜る。
一通りの説明、注意事項を受けてから海に入る。今日は6Mの水深までも潜りとの事だった。他の人も加わり1時間弱潜るが違和感もなく出来た。上がってからバディを組んだインストラクターからベーリーグッドのお褒めの言葉をもらう。
装備の取り付け等インストラクター任せの部分があったのでもっと慣れるためにも明日も潜ることにした。フィンランド人の夫婦も明日来るとの事だった。
ショップに戻ったときは18時になっていた。35€の講習代で安くて丁寧に教えてくれた。
20時からPaulとTanyaをレストランでの浄水器の取り付けのお礼に食事に招待してあったので彼らの車で島の対岸にあるレストランに行く。
波打ち側にもテーブルを出しているおしゃれなレストランで上の店では結婚披露宴をやっていた。
グリークサラダ、ロケットサラダ、蒸ムール貝、フライドカラマリ、そして小魚、エビ、貝の盛り合わせを食べるが食べきれなかった。味付けはいつも同じだが新鮮で美味しかった。Tanyaはお酒を飲まないのでPaulとビール、白ワインを飲む。
艇に戻ると23時になっていた。コックピットでそのまま横になって涼んでいるとこっくり寝てしまった。


(ID# 1112)
2018/7/20 (金) Salamis 快晴 微風

 朝起きてからの朝食はいつも楽しみだ。今日から一人だがコーヒーを入れてゆで卵を作りトマト、胡瓜をそのまま食べる。トースト1枚焼いて蜂蜜をかける。全粒粉のトーストが美味しいのだが今日は違った。そしてオレンジを丸かじりする。 朝食後シーツ等の洗濯をする。灼熱の太陽と風があるのであっという間に乾く。
エンジンのオイルを早めに交換したいと思っていたが中々ヤンマーの純正オイルが手に入らなかった。暫くここに居るので車屋さんに行って取り寄せをお願いした。
そして20数年前にスキューバダイビングのライセンスを取ったがその後一度も潜ってなかったので潜りたいと思っていた。丁度ダイビングのショップがあったので其処で聞くと明日土曜日に潜れるとの事、一応ライセンスは持っているが初心者同然だが教えてくれるかと聞いたところOKとの事参加することにした。
昼食の後Paulさんが浄水器を買いに行こうと誘ってくれたので連れて行ってもらう。マリーナや港で水を補給するが飲料に適さない水がある。これを使えばミネラルウオターだけに頼らないで水の補給が出来るので便利だ。すべて含めて70€で買えた。
早速艇にPaulさんに手伝ってもらいつけるが狭い中での作業で結構大変だった。15時過ぎに作業を始めたが中々終わらず、途中Tanyaさんが鶏のスープを作ってくれご馳走になる。その後作業を再開して終わったのが21時過ぎになる。それではと使ってみるとパッキングから水漏れがする。しっかりと締めているのだが漏れる。今日は諦めて明日原因を探すことにした。
鶏のスープだけではお腹が空いたので、ソーメンのスープとレタス、トマトそしてコーヒーにトーストを食べた。
脂質と澱粉質を控えると食事の範囲が狭くなる。お酒もビールをPaulさんと1杯飲んだだけだ。
23時過ぎに岸壁にある水道でシャワーを浴びるが水が余熱で暖かい。
今日も静かな夜だった。


(ID# 1111)
2018/7/19 (木) Salamis 快晴 微風

 今日は悦子がイスタンブール経由帰国する日だ。そして木曜市がある。
 先週の木曜市で買った4€の洋服を悦子が気に入って今日も自分の分と娘のお土産にと買う。私は悦子の留守の間の野菜と果物を買う。非常に日常品は安い。
 お昼は冷蔵庫の残り物の整理で済ます。昼食後の食休みを繋留中は欠かさない。その後泳いでシャワーを浴びて見送りに行く準備をする。Paulが16時半過ぎにパラキア港まで車まで送ってくれた。其処からピレウス港まで17時発のフェリーで行く。1時間弱で着く。
 空港行きのバス停で見送りして私は港の近くにあったマリンショップでペロポネソス半島とイオニア海のガイドブックとサロニコス、キクラデス地域のガイドブックを購入する。一冊90€と高いが評判が良いので購入した。
 その他フェンダーとカップ入れを買う。
 19時発がパラキア港行きの最終フェリーなのでそれに乗って帰る。
 パラキア港からはタクシーで4€だったが5€渡す。
 夕食は自分一人になったときの特別食で脂質と澱粉質を極力排除した料理になる。
 先ずはトマト、キュウリの丸かじり、蒸鍋にニンニク、ニンジン、タマネギ、ジャガイモそして鶏肉を入れて蒸す。
 ビール一杯にみそ汁という料理を食べる。鶏肉は少々だが満腹になる。
 暫くこのような料理を続けようと思う。外食は脂が多すぎるので控えたい。
 久しぶりの一人の静かな夜を迎えた。


(ID# 1110)
2018/7/18 (水) Salamis

 今日も青空の爽やかな朝を迎える。明日悦子が孫の翔君を迎えがてら帰国するので彼女は掃除にいそしむ。
 私はIpadの液晶画面が出なくなっていたのでマリーナで修理出来るところを聞くと調べてくれ電話してくれた。ショップから見に来てくれるとの事で助かる。
 1,2時間で艇に来るという事なので待っていると日本好きの好青年が来てくれ見てくれた。何のことない、熱で液晶がシャットダウンしただけで二つのボタンを同時に押したら液晶画面が出てくれた。お礼を支払おうしたらいらないとの事、何とか支払おうと思ったが受け取らなかった。名刺を渡し日本に来るときは連絡するよう伝えた。
 PCの故障は修理に時間が掛かるので困ったと思っていたので本当に助かった。
 明日悦子の乗るピレウス港行きのフェリーの時間を調べがてら自転車でパレキオ港まで30分ぐらいかけて行く。17時のフェリーにする。
 帰りに食料がなくなったのでスーパーマーケットに寄って明日の分だけ買う。明日は木曜市があるので其処で新鮮な野菜、果物を買う予定だ。
 今晩はPaulから夕食の招待を受けているのでケーキとワインをお土産にと買って帰る。
 18時から近くの浜に海水浴をして船尾でシャワーを浴びる。
 20:30からPaulの艇に行きご馳走になる。胡麻のドレッシングの野菜サラダ、ブロッコリン、茄子のグリル、ポテトフライそして鶏肉のグリルを赤ワインで頂いた。今晩は彼のコックピットテーブルの完成祝いという事だったが間に合わず船内での夕食になった。Paulさんは料理が上手だ。パートナーのTanyaさんは、お酒は一滴も飲まずコカ・コーラで代用していた。
 日本人の口にも合い美味しく頂いた。
 23時過ぎに紅茶とケーキを頂いて一つ置いてとなりに繋留しているCAVOK5に戻り休む。


(ID# 1109)

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