CAVOK日記
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2017/7/1 (土) Korcula~Korcula(Luka)(1NM) 曇り,順風

 朝10:30のフェリーで村山夫妻はドブロクニクに向かった。
 私はPCの調子が悪いのであれこれやってみたがメインに使っているPCのインターネットが使えない。幸いWordとExcelは復元できた。
 13:00に舫いを解き隣の格好の錨泊地Lukaに移動することにする。途中ガスステーションによって軽油を給油する。今回回転数を落として使ったので燃料消費率は1時間当たり2.3リッターの消費であった。
 2艇ほど錨泊していた。水深7mのところにアンカーを14:00に打つ。泳いでみるとしっかりアンカーが底地に食い込んでいた。
 お昼に胡麻汁でお蕎麦を頂く。博子さんが持ってきてくれた胡麻がとっても美味しくしてくれる。
 のんびり午後を過ごして夕方にラバーボートを降ろして陸に上がりWIFIでお天気を調べる。明日の午後からお天気が悪くなるので明日午前中にムリュト島に移動することにした。
 湾に錨泊しているのだが集金人が来て一泊200KN(約3500円)取る。
 今日は曇りで風が10ノット以上吹いているので半袖では寒いくらいだった。
 夕食はマッシュルームのアヒージョ、トマトサラダ、酢でしめたイワシと玉ねぎを上に乗せた寿司飯を頂く。今日は二人で0.5リッターの白ワインにしておく。
 寝るときには、錨泊の艇は6艇になっていた。


(ID# 990)
2017/6/30 (金) Mljet~Korucula(17NM) 快晴 南7~15ノット

 朝起きると既に村山夫妻はムリェト国立公園にハイキングに出かけていた。9時過ぎには戻ってきた。この国立公園は緑に囲まれた中々良いハイキングコースでハイライトは湖だ。
約8KM歩いたそうだ。二人とも暑さの中結構歩いたのでオバーヒート状態で早速海に飛び込んで体を冷やす。
 10:25に3泊したポラッチャの桟橋の舫いを解く。未だうねりが若干あったが当初風が真追ってから14,5ノットある。5,6ノットの速度でジャイブをしながら帆走する。
 コルチェラ(Korcula)島の島々の間に入るとうねりも収まり静かな帆走になる。コルチェラのマリーナに入る前に隣の湾Lukaに寄り13:50にアンカーを打ち、遅いお昼にスパゲッティ・ノルマを頂く。
 泳いだりして約2時間弱アンカーリングした後15:40にKorucula ACI marinaに舫う。
 コルチュラはマルコポーロの生誕地(他にもあるそうだが)という事で生家も見学できる。
 城壁に囲まれた中世の時代の美しい町だ。クロアチア本土の半島の山々が海峡を挟んだ反対側に見え、丘の方からの眺めは素晴らしいので案内する。その後明日、村山夫妻はドブロクニク迄フェリーで行って帰国するので町の見学がてらフェリーの切符を買う。
 今晩は村山夫妻の最後の晩餐会になる。野菜サラダ、胡麻だれがけイチジク、ダルマチアン・ハム、チーズ、オレンジソースのチキンカツを白、赤ワインで頂く。
 五日間の短い期間で2日ほど強風のため出港出来ない日があったがそれなりに村山夫妻も楽しんでくれたようでほっとする。
村山さんとは35年ぶりに一緒にヨットに乗ったことになる。奥さんの博子さんも慣れない艇生活であったが色々手伝って頂き感謝だ。
 夜船内が暑くコクピットに出ると村山さんもコクピットで寝ていた。夜半の小雨があり室内に戻って寝る。


(ID# 989)
2017/6/29 (木) Mljet(Polace) 快晴 強風

 今日ものんびり過ごす。PCで日記を書こうとすると上手く作動しない。色々やってみても作動しないのでDell社に電話するが案内は“この問題の解決には時間外なので明日に”という事で諦める。
 午後バイクを借りて島を廻ってみる。別の湾のPomenaに行ってみるとポラッチャより賑やかな雰囲気だった。但しポラッチャの方が錨泊地としては優れている。
 夕方6時過ぎに村山夫妻が戻る。ドブロブニクの話を聞きながら一杯飲む。
夕食は3日目の桟橋レストランで食べる。村山夫妻にラムチョップを薦める。その他にシーフード・スパゲテイー、イカスミリゾットを食べるがいずれも満足する味だった。
 艇内でおしゃべりした後12時前に就寝する。


(ID# 988)
2017/6/28 (水) Mljet(Polace) 晴れ 南強風

 今日、明日と強風の予報なので、ここポラッチャで30日まで停泊することにした。
 朝食後村山夫妻はフェリーでドブロクニクに一泊旅行に出かける。レストランの主人がフェリー乗り場まで送ってくれた。
 強風にも拘らずかなりの艇が出港していった。特にチャターヨットは日程制限があるので大概の風では彼らは出航していく。
 私はビルジ(船底に溜まる水)があるのでどこからか床板をはずして調べる。海水だったので心配していたがキールの取り付け部分はしっかりして漏れもないので安心した。隔壁の中に溜まっていた海水が揺れで出てきたようだ。
 お昼にラーメンを頂いた後、読みかけの本を読んだりしてのんびり過ごす。
 夕方いつもの様に暑い体を海水浴で冷やす。
 夕食は前のレストランでグリークサラダ、ダルマチアン・スモークッドハムとラムチョップを食べるがハム、ラムとも美味しかった。ラムは今までのラムとは違ってビーフの様なテクスチャーであった。


(ID# 987)
2017/6/27 (火) Cavtat~Mljet(Polace) (53NM )  晴れ 順風

 今日から村山夫妻との航海になる。彼らの旅程表は今日から7月1日に離艇する間の5日間しかない。天気予報では28日から南風の強風が吹く。
 風の関係で予定が作りづらい。取りあえず強風が吹いても心配にないムリュト島に行くことにした。朝食後買い物をして09:00にアンカーを揚げる。
 ドブロクニクの旧市街地を沖から見ながら通過する。風は南からの順風でいきなりジェネカーを揚げる。10~15ノット位の追い風で6ノット弱の速度を維持する。海面も静かで気持ち良い。村山夫妻にとって幸先良いスタートだ。
 お昼はスパゲッティポモドーロをビールで頂く。トマトの味が凝縮して美味しかった。
 途中観音開きにしたりしながら快調なセーリングをした。
 16:45に奥まった入り江の中にあるレストラン“Joseph”の桟橋に槍着けする。レイドラインがある。
 早速火照った体を泳いで冷やす。シャワーの後いつものジンライムで遅い午後を楽しむ。
 夕食はJosephでダルマチアン・アピタイザーとスズキのグリルを食べる。アピタイザーの中にあったダルマチアン・スモークッド・ハムは大変美味であった。
 目の前にCAVOK5を見ながら村山さんと35年前の話をしながら夕暮れ時の素敵なディナーを楽しんだ。


(ID# 986)
2017/6/26 (月) Lopud~Cavtat(12NM) 晴れ

 朝、通り雨があった。朝食後09:10にアンカーを揚げる。今日は目と鼻先にあるチャブタットに向かう。うねりが多少入りピッチングする。
 11:50に1週間前舫ったところにアンカーを船首から打って船尾着けする。  今日は米谷さんとリカさんが帰る日だ。艇のビールがなくなったので艇の前にあるバーでビールで喉を潤おす。
 お昼は隣のレストランでグリークサラダ、ピッザ、小魚のフライを白ワインで食べる。
 昼食後米谷さんは買い物に、私は艇の清掃と布団干しをする。今日は風もなく非常に暑い。
 17時前に米谷さんとリカさんはタクシーで空港に向かう。1週間だったが連日移動してダルマチアの島々を廻ることが出来た。連日の航海でお疲れの事と思う。
 20時過ぎに今度は村山夫妻が到着する。彼とは今から35年ほど前私が外洋レースを盛んにやっている頃、未だ学生だった彼がクルーで乗ってくれた仲だ。その後会う機会がなくその後ひょっとしたきっかけで数年前懐かしく再会した。
35年ぶりの一緒のセーリングになる。奥さんの博子さんも彼が最近手に入れたヨットで勉強中とのことだ。
 ビールと白ワインで艇の上での再会を祝す。


(ID# 985)
2017/6/25 (日) Lastovo~Lopud(53NM) 晴れ,微風

 素晴らしい島だが26日に米谷さんが帰国の途につくので一晩の滞在で離島する。
 07:30に舫いを解き小さな島Lopudに向かう。
穏やかな海だが風が無い。楽しみにお昼は具沢山のラーメンを頂く。
Lopud島はSan Sailのチャーターヨット会社のフロテアルのコースに組み込まれていたので寄ってみることにした。島の北側と南側にアンカーレッジがあるので最初北側Uvala Lopudを覗いてみるが多数のホテルがあり賑やかな感じだったので南側のUvala Sujiの方に行く。ここは静かな湾で町らしきものはなかった。湾の奥は海水浴場になっていて沢山の小さなモーターボートがアンカーリングしていた。水深8mのところにアンカーを打つ。悦子が早速潜りアンカーの状態を見に行く。OKサインが出た。
 夕方7時過ぎになると海水浴で来た小さなボートは帰っていった。
 レモンのジントニックで夕暮れ時を楽しみ夕食は昨晩の残り物を使ったオムレツとダルマチア産ソーセージを頂く。  疲れもあって私は一足早く寝床につく。
 夜半目を覚ますと近くにいた艇が近づいてきている。他の艇は風に正対しているのだがこの艇だけが風に正対していない。良く見てみると船尾からもアンカーを打っているようだ。2m近くまで接近してきたので心配しているとその艇の乗員が起きてきてアンカーの打ち方の失敗に気づきアンカーを揚げて他の場所に移動した。


(ID# 984)
2017/6/24 (土) Hvar~Jerolim~Lastovo (30NM )  晴れ 微風

 朝食を久しぶりに外のコーヒーショップで食べる。
 9:10に舫いを解き、目と鼻の先にある0.5NM先のJerolim島に向かいアンカーを打つ。この島はヌーデイストアイランドになっている。Hvarから水上タクシーで海水浴客が来る。
 島にはNudest Welcomeの看板があり、その下に島の掟が書いてある。掟は省略する。
 私は2回目なので抵抗なく島に上陸してナチュラルの仲間入りをしてみた。他の方は遠慮した。
綺麗な水の中で泳いでから11:20にアンカーを揚げてLastovo島に向かう。ここから斜め向かいからの弱い風の中静かな海面を機帆走で進む。
 Lastovo島のLago湾の奥のHotelの前の岸壁に16:40舫う。ここは2012年イタリアから渡ったところでもう一度来たいと思っていたところだ。奥まった湾は完全なシェルターで静かで観光客も少ない。村も小さいのでお店もなく一軒のホテルがあるだけだ。
 ホテルのレストランに行きビールで疲れと暑さを吹き飛ばす。
 米谷さんもすっかりこのラストボを気に入ってくれた。
 デッキを水洗いした後、ビールと白ワインが不足したのでここから3km先のフェリー乗り場に自転車を降ろして買いに行く。ビールと白ワインは必需品だ。
 何時もの様にシャワーする前に海水浴をする。底まできれいに見える。
 カプレーゼでジンライムを楽しんだ後、夕食はリカさん特性のウニのクリームスパゲティと野菜のグリルを頂く。ウニのスパゲティはウニの味が上手に出ていて美味しく頂いた。
 昨晩と違って静かな夜だ。


(ID# 983)
2017/6/23 (金) Corcula~Hvar(32NM)  晴れ 微風

 朝食後水補給して09:00舫いを解く。大野さんに艇より別れの挨拶をする。
 相変らず静かな水面で無風だ。機走でコルチェラと本土側の半島の間の海峡を抜ける。コルチェラの旧市街地の街並みがきれいに見える。
 フェリーやヨット、ボートが多く油断できない。高速フェリーは32,3ノット出しているので要注意だ。
 途中風が吹き出したのでセーリングするが1時間持たなかった。
 お昼にビールにラーメンを頂く。
 15:10にHvarの岸壁に舫う。ここは水道、電気があるがマリーナでもないのに一晩87€だ。クロアチアの高いのには諦めた。
 米谷さんも艇の扱いに慣れてくれ槍着けの時レイドラインを掴んで船首に直ぐ持って行ってくれるので助かる。
 一休みした後港を見下ろす城塞に登る。ここからの眺めは素晴らしい。港の全貌とそれを取り囲む建物の赤レンガの屋根そして遠方にはパクレニ諸島が静かな海に浮かんでいた。
 帰りに教会でリュウゼツランのしおりを買う。
 要塞への行き方を教えてくれた果物市場のおばさんのところにも寄って、試食で食べて美味しかったブドウ、アンズ、ネクタリンを買ったらチェリーをおまけにつけてくれた。
 米谷さんと私は泳ぎに行く。ブイで仕切られていて透明度抜群の海で水温も低くなく久しぶりに長時間とは言っても10分少々だったが泳ぐ。
 ジンライムで喉を潤おした後、夕食前にファンチェッタとメロンで白ワインを飲み、 夕食にチキンカレーを頂く。幸せな時間だ。
 悦子と米谷夫妻は食後買い物出かける。私は書類の整理をする。
 11時前に皆さん帰還で寝床につく。観光客で夜遅くまで賑わってうるさかった。


(ID# 982)
2017/6/22 (木) Mljet~Korcula(17NM) 快晴 微風

 コーヒー、ヨーグルト、フレンチフライとブドウの朝食を頂いた後、約2.5km先になる湖のあるムリェト国立公園に8時過ぎに歩いていく。
 尾根越えで登り下りがあり行くのに約1時間要した。二つある湖の内大きな方湖の小島に15世紀に建てられたベネディクト修道院が見える。
 樹木が多く、我々の繋留してあるポラッチャの入り江も上から綺麗に見えた。
 艇に10時に戻り10:35に舫を解く。並んで繋留していた艇は既に出港していた。
 静かな海面を機走する。コルチュラ島に入り長距離航海懇談会の事務局長をしている大野さんが仲間とドブロクニクからチャーターヨットで寄港している予定のLumbardaのマリーナに入る。彼らの借りているチャーター会社のサンセールのスタッフに聞いてみるとフロテアルのグループはACI Marina Korculaに行っているとの事で直ぐ離岸してMarina Korculaに行く。
 コルチェラに入りVHF17チャンネルでマリーナを呼ぶとすぐ返事が返ってきた。返事が無い時は勝手に入っていきスタッフを探して支持を仰ぐ。
 14:30に舫う。前のポンツーンに大野さんのグループが居たので挨拶に行く。
 1週間のチャーターでカタマランが60万円、モノハルが40万円だそうだ。安いか高いかわからない。
 我々はコックピットで一休みした後奥さん達は洗濯とシャワーをしに、米谷さんと私はマリーナの脇にある海水浴場で泳ぐ。水温が大分上がって来て寒さを感じなくなってきた。
 我々もシャワーを浴びた後いつものようにジンライムを飲みながらゆっくり過ごす。
 お食事は白ワインとダルマチアン生ハムとメロンで始まりトマトのサラダ、インゲンとマッシュルームのソテー、新鮮なオラーダ(鯛の一種)のグリルを頂く。トマト味は素朴でオラーダは新鮮でとても美味しかった。そして極め付きは豚肉の肩ロースのガーリック醤油味のローストを赤ワインで頂く。絶品の肩ロースの味だった。
 食後米谷夫妻は町に買い物に出かける。


(ID# 981)
2017/6/21 (水) Cavtat~Mljet(Polace) (38NM) 快晴 微風

 チャターヨットの会社のサンセールの行程表にドブロクニクから1週間のフロテアル(会社の案内艇がチャター艇の集団を案内する)のコースが書いてあったのでそれを参考にMljet島の北になるPolaceに行くことにする。
 朝食をゆっくり取った後09:10に舫いを解く。
 湖水のような海面を弱い南からの微風を後ろから受けながら機走で北の進路をとる。
 一時的にお昼に南からの10ノット程度の風が吹き帆走するが1時間持たなかった。
 東西に長いムリェト(Mljet)島に沿ってポラッチャ(Polace)の入り江に入る。既に多数の艇が錨泊ないしレストランの桟橋に繋留している。レストラン桟橋に沿って空いている桟橋を探すとレストランの店員が呼び込みをしていたので其処に16:10に船尾着けする。
 このムリェト島は紀元前4世紀からの歴史があり、ホメロスの「オデュッセイア」で主人公オデュッセウスがニンフ・カリュプソに誘惑されて故郷への旅たちの内7年間を過ごした島と云われている。
 深い緑に包まれた島の北西側は国立公園になっている。
 我々の舫ったレストラン“Carypso”で奥さんたちはお茶をして、米谷さんと私は海水浴に行く。
 艇でシャワーを浴びてから夕暮れ前の一杯を皆さんで楽しむ。
 夕食はCarypsoで食べる。とっても感じの良い素敵なウエートレスさんが注文を取ってくれた。  ミックスサラダ、ダルマチアン地方の生ハム、チーズとタコのサラダ、アンティチョークの入ったプレート、そしてイカスミリゾットをアピタイザーにして白ワインを飲む。     メインにオラーダ(鯛の一種)そしてラムチョップを赤ワイン食べる。
 先日のチャブタットのレストランと違い新鮮で美味しかった。
 12名連れのお客さんが居て、中の一人が日本語で声を掛けてくれた。彼らはユーゴスラビアから来たそうだが、声を掛けてくれた方はドイツ人だそうで柔道3段との事だった。  他国でのちょっとした会話が楽しい。
 艇の真ん前のレストランでの食事だった。


(ID# 980)
2017/6/20 (火) Cavtat 晴れ 微風

 今日は娘婿の父の米谷さんが来る日だ。ここから空港は近いのでタクシーで来てもらった。予定通り到着する。
 長旅でお疲れにも拘わらず米谷さん、リカさんはお元気で安心する。
 お昼に昨晩のムサカを頂いてから、水上タクシーでドブロクニクの旧市街地に行く。約4NMだ。
 流石ドブロクニク、観光客で溢れていた。城塞の城壁を歩くが旧市街の街並みと海の景色が素晴らしい。
 日射が強い。一休みしてアイスクリームを食べた後。ケーブルカーで市街地を鳥瞰図の様に見える丘の上に上がる。ここからの眺望も素晴らしい。市街地の中は迷路のように狭い道が張り巡らされている。そしてオレンジ色に統一された屋根が絵になる。
 ドブロクニクはこの地域の歴史と一緒でギリシャの植民地からローマ帝国、東ローマ帝国、そしてオスマントルコの支配下に入りながら交易で栄えた。
 悲劇はユーゴスラビアの崩壊から始まっている。クロアチアは独立したが、セルビア人とクロアチア人の対立が激しくなりドブロクニクも包囲され砲撃を受けた。一時危機的な世界遺産と云われるほどダメージを受けたが今は立派に再生されている。
 水上タクシーで戻ってちょっと理不尽であるが一日280クーナ、約5000円の電気水道料を使うことにした。明日から錨泊が多くなるからだ。」 毎日泳ぐ様にしているので今日も泳いで30秒2クーナのシャワー浴びる。
 夕方蒸エビをおつまみにビールとワインを飲みながらゆっくりする。
 夕食はここの港の管理者に聞いたおいたシーフードレストランに行くが、ムール貝は身がやせてカラマリフライも鮮度が無く、唯一スズキのグリルだけ美味しかった。
 未だムール貝は時期が早かったかもしれない。


(ID# 979)
2017/6/19 (月) Cavtat 晴れ

 いつものようにコーヒーで朝を迎える。朝食はいつものようにバナナに蜂蜜をかけたヨーグルトそして今日はパンでなく残りのご飯で作ったお握り、フルーツはブドウとサクランボを頂く。昨日露店で購入した蜂蜜は黒糖の様の甘さがあり美味しい、ブドウは甘みが強い。
 明日から米谷夫妻が来るので部屋の清掃をする。
 お昼にラタトーユと鶏肉を頂く。いずれも残り物であるが美味しい。
 午後はパッセーラーレと言われている艇と岸との渡しの梯子の吊り下げ用のロープを替える。
 特にすることのない一日だ。相変わらず艇の出入りが多い。殆どがチャーターボートだ。
 高齢の男同士5~6人ぐらいで乗っているチャーターボートが多かった。
 何時もの様に泳ぐ。海水浴場に2クーネ(約50円)入れると30秒使えるシャワーがあったので1分間浴びる。これが今日の入浴となる。
 夕食はギリシャでも有名な、トルコ料理のムサカを頂く。ムサカは茄子とひき肉とジャガイモの煮込みだが、粗びきのひき肉の味が全体を際立たせる。
 赤ワインをいささか飲みすぎぐっすりと眠りにつく。


(ID# 978)
2017/6/18 (日) Cavtat 晴れ 北風

 気持ち良い朝だ。デッキで朝食を頂く。これからの行程計画について練り直す。
 “うめぼし”の増田さんからメールが入り長距離懇談会の事務局長をしている大野さんがグループで艇を日曜からチャーターして乗るとの連絡を頂く。先日繋留したMarina Dubrovnikからだそうだ。早速大野さんと連絡を取ってみると今日からだそうだ。フロティアルでチャート会社が船団を組んで1週間の行程でクロアチアを航海する。行程表を添付してくれたのでこちらも参考にする。
 チャブタットの岸壁は艇の出入りが多い。午前中各艇出港して行くので、暫く繋留場所が空くのだが午後遅くなるといっぱいになる。今日も両隣の艇が入れ替わった。
 お昼にお吸い物でチャーハンを頂く。
 午後はのんびり過ごし、海水浴を久しぶりにする。きれいな海だ。
 艇に戻ってからシャワーを浴びて、本を読みながら一杯始める。夕暮れ時の至福な時間だ。おつまみはペッコリーノチーズ、ダルマチア産生ハム、ネクタリン、チェリーそれとピーナッツだ。ビールの後白ワインで頂く。連日飲みすぎのようだ。
 夕食はラタトーユに鶏の丸焼きの残りを頂く。前菜でお腹がいっぱいになっていた。
 今日は電気、水道代を約4000円払うのは市場経済に反すると思うので使わない。
 静かな夜を過ごす。


(ID# 977)
2017/6/17 (土) Dubrovnik~Cavtat(12NM) 晴れ 東10~25ノット

 午前中にマリーナのチャンドラーで先日壊した右側の航海灯を買う。丁度同じサイズがあったので助かる。同じくマリーナ内のスーパーマーケットで食料購入。このマリーナはチャーターボートの大きな基地になっていて数社のチャターボート会社が並んでいる。土曜日が入れ替えの日で出入りの人が多く大変活気があった。
 ここは繋留料が高いのと、空港から近いところに前日寄ったCavtat港があるので20日に来る米谷ペアーにも便利なようにと思いチャブタット(Cavtat)に移動する。
 舫いを11時に解いて、ガスステーションに寄り軽油を入れてから出港する。
 午後から強い風が吹く予報になっていたが途中から東の風が強くなり一時30ノット迄上がる。ドブロクニクを海から眺めながらチャブタットに向かう。
 14:00に港の岸壁にアンカーを船首から打って船尾着けをする。
 いっぱいかと心配していたが繋留場所に余裕がありほっとした。
 繋留料は一日290クーネ(約5000円)そして別個に水道、電気を使うと更に280クーネ、法外な料金に驚く。水道、電気は最初の日と最後の日だけにすることにする。
 お昼に今朝購入した鳥の丸焼きをご馳走になる。この鳥の丸焼きは美味しく結構便利な食材だ。    食後艇の水洗いと衣類の洗濯をする。航海灯の取り付けをするが結構導線が短かったりして手こずるが何とか取り付けた。
 港は観光客で賑わっている。
 夕食は繋留した真ん前にあるレストランで久しぶりにお肉という事でビーフステーキとラムステーキを食べるが残念な味だった。
 艇のシャワーを浴びて寝る。


(ID# 976)
2017/6/16 (金) Bar~Cavtat~Dubrovnik(62NM)  晴れ,微風

 朝出入国を管理する港の警察に出国の手続きをしにマリーナから行くが、艇をCustoms berthに移動してからだと言われ、マリーナからCustoms berthに移動する。ヨットに対する出国手続きは朝早くは開いていないという事で前日にハーバーマスターのところに行き出国手続きしておいた。モンテネグロは旧ユーゴスラビアが解体したときにユーゴスラビアからセルビア・モンテネグロとして独立したが2006年にセルビアと分離してモンテネグロとして独立した国だ。ゆっくり国内を観光したかったが、19日までにドブロブニクに到着しなければならないので諦めての出港した。
 出国手続きを終わり、07:10に舫を解く。静かな海面で風も微風だ。南からの追手の風であるのが救われる。全行程機帆走になる。
 モンテネグロの意味はこちらの言葉で“黒い山”ということだそうだが、山の斜面が一気に海まで伸びて海岸がない感じだ。その山の斜面の所どころ小さな村が点在していて緑と共に景色が良い。
 同じ方向行くヨットが3艇ほどいて併走する。クロアチアに入り表敬国旗をクロアチア国旗に代える。黄色いQ旗はユーロ国籍の艇は揚げなくても良いとパイロットブックに書いてあったので揚げない。
 Cavtatの港に入りCustoms berthに着けようとするが繋留の余地が無い。仕方なく隣の岸壁にアンカーを船首から降ろして15:50スターン着けする。ここの管理者が舫いをとってくれた。
 ここの港は4月から10月迄出入港管理が出来るとの事だったので要領を管理者に聞くと15時までしかハーバーマスターはいないとの事で艇の入国はできない、取りあえず警察に相談に行けということで警察に行くと本港のCruzで手続きをしろと言われる。
 仕方なしにここから12NM先にあるCruzに行って手続きをする。ここでも1か月の航行料として1447クーネ(約25000円)払う。
 手続き終了後ここから2NM湾の奥にあるMarina Dubrovnikに入る。舫った時は19:40になっていた。
 ここは2012年に寄ったところで懐かしい。
 クロアチアのマリーナ関係は高いがこのマリーナも高く一晩141€だった。
 若干疲れたので、仕事はさておきビールとジントニックで体を休める。夕食は悦子に申し訳ないがカレーライスを作ってもらうことにした。疲れて外で食べる気がしなかった。
 即製のカレーライスだったが赤ワインを飲みながら味わいながら美味しく頂く。
 シャワーを浴びてから日誌も書かずぐっすり眠りについた。


(ID# 975)
2017/6/15 (木) Durres~Bar(55NM)  曇り,南微風後北西順風

  朝起きてインターネットでお天気を調べるため近くのコーヒーショップに行く。戻ると約束通り7時にエージェントが出国のための書類を届けてくれる。我々の後ろにイタリア艇が入っていた。
 07:15に舫を解く。静かな海面で朝食をとる。後ろからの風だったが弱いので機帆走する。風の予報は午後1時過ぎから向かい風の北風に変わるとの事だったので、それ迄に距離を稼ぐため7ノット近い速度を維持する。徐々に西風になりエンジンの回転を落としても7ノットをキープするようになる。
 お昼にラーメンを頂いた後徐々に向かい風の北になり最終的にはセールを降ろした。
 16:00にBarの商業港内にあるモンテネグロの入国管理事務所の前に舫う。先ずここで一時繋留料として25€支払う。そしてハーバーマスターのところに行き、艇の入国に関する手続きをする。ここでも90€取られる。その後警察に行き、我々の入国の手続きをする。トータルで1時間以上の時間をとられる。  他の国では言われたことはないがこのモンテネグロだけ船舶の運転免許書を必要とする。
小型船舶の免許書を見せてOKになる。
その後艇を隣にあるAD marineに移す。繋留料75€だ。ホットしていると我々のポンツーンの前にトルコのガレッタ船がお客さんを載せて着いた。貸し切りクルージングのようだ。船籍がマリマリスと書いてあるので聞いたら秋までここで仕事をするとの事だった。
シャワーを浴びてからインターネットでお天気を調べる。
夕食に五目すしを頂く。連日長い距離を航海しているので少し疲れ気味だったので艇で食べるお寿司は体に優しく助かった。
一昼夜の航海が厳しいのでモンテネグロに寄ったが、寄るだけで190€の出費だった。


(ID# 974)
2017/6/14 (水) Vlore~Durres(62NM) 快晴 微風後西北西7~9ノット

 1時間間違えていたのでギリシャ時間で6時出港予定していたのでこちら時間の5時に出港することにした。
 5:10に舫を解き静かな海面に出る。この辺りは機雷原があり制限区域がチャートに示されているがハーバーマスターに聞くとまったく問題が無いとの事、昨日の心配が何だったのかなと思う。他の艇を制限区域に関係なく通っているので我々も無視していくことにした。   4時間ほど機帆走したのちクローズドリーチの西からの風が7~9ノット吹き出し帆走に移る。5ノット前後で静かな海面を滑るように走る。ヨットの素晴らしいところだ。
 5時間ほど帆走を楽しんだ後Durresが近づき大型船の航路に入ったので機走にする。
 ここは商業港でマリーナでない。昨日教わったところにはヨットは1艇も繋留していない。その場所近づくと埠頭から手を振ってくれる人がいたので指示に従い埠頭に横着けする。
 埠頭に着ける際、船首の右の航海灯をぶつけて壊してしまう。ほっとした油断がミスを招いた。
 場所を指示してくれた人はシッピングエージェントの人で艇に乗り込んで書類を作成して入港手続きの代行をしてくれた。Vloreでアルバニア内では今後繋留料だけで良いと言われたがエージェントに40€、ここでの繋留料1日20€これは一晩でなく0時から24時までの一日で一晩泊まると二日になり40€、合計80€支払う。
 早速街に出てみるがきれいな街でイタリアンレストランが多かった。
 マリーナの近くの海辺のレストランで夕食をとる。早かったせいかお客さんは後から来た2名と我々だけだった。
レストランでは、喉が大変乾いていたのでビールをグイと飲んだ後、ミックスサラダ、各種魚のカルパッチョ、ヒメジのグリルそしてピザ・マルガリータを白ワインで食べる。アルバニア同様美味しく食べた。
 港には大きなクレーンが並んで、大型トラックが走っている。その中を二人で戻り1艇だけ繋留してあるCAVOK5で休む。


(ID# 973)
2017/6/13 (火) Vlore(Marina di Orikum) 快晴

 アルバニアはこの地域の他国と同じようにローマ帝国、オスマン帝国の支配下に置かれ1912年に独立した国だ。ソ連、中国と接近した共産国だったがソ連、中国とも断交して鎖国政策をとりアルバニアの情報は世界から途絶した。東欧の民主化の流れの影響で1992年に共産党から民主化され鎖国政策から脱皮して開放政策をとるようになった。しかしその後、国全体でねずみ講が蔓延して経済破綻して欧州の最貧国と云われていた。人口300万人の小さな国だ。現在は欧州の援助を受けながらイタリアとの関係を深めて再建中だ。
 一日だけの滞在で出港して62NM先のDurresに行く予定だったが風が向かい風なので明日の出港に変更した。
 朝食後色々と溜まった仕事の整理をする。昨日遅く入港したイギリス艇が同じ方向に行くとの事で次の目的地について話す。彼らは30NM先の入り江で錨泊を予定しているようだが地図を見たところ外洋に面しているしパイロットブックにも錨泊地として書いてないので少し不安なので港のあるDurresを目指すことにした。
お昼にざるそばを頂いた後ビーチに泳ぎに行くがあまりきれいな海水でないのでビーチベッドで横になり泳がず海風にあたる。
隣のビーチベッドにDurresから来たスイス艇の親子がいたのでDurresの様子を聞いた。商業用の大きな港でヨット用の施設はないが問題ないそうだ。
昨晩行ったレストランが美味しかったのでイギリス艇の夫婦を誘って一緒に行くことにした。
ここで失敗をした。約束の時間20時になってもイギリス艇の方は出かける準備をしてないようだったので30分程待ったが未だ出てくる気配がないので、行きましょうかと主人に声を掛けた。彼は中にいる奥さんに今から行くよと云うような声かけをしていた。  イギリス人なので約束に大幅に遅れることはないと思っていたのでどうしたのかなと疑問だった。
イギリス人のPeterが後から入ってきたイギリス艇に声を掛けて6人での夕食になった。
食事の時に時間の話になり、その時私はギリシャとアルバニアの間に1時間の時差があるのが分かった。彼らが正しくて我々が間違っていた。彼らにその話をして早く誘ってごめんなさいと云ったら、彼らから良く30分も待っていたねと言われてしまった。
皆さん初めてここで会ったわけだがとっても気が合い楽しい夕食会だった。
我々が昨晩このレストランに来たということで注文を任された。みなさんシーフードがお好きということで安心した。昨晩頼んだミックスサラダ、ムール貝のワイン蒸、それとグリルドプローン、シーフードスパゲッティを其々2人前ずつと白ワインを頼む。皆さんでシェアした。やはり新鮮で美味しく大変好評で喜んでくれた。お勘定は全部で75€。ワインボトル2本入れての値段だ。これまた皆さん驚いてニコニコであった。
Durresから来たイギリス人にはDurresの情報を聞いて参考になった。


(ID# 972)
2017/6/12 (月) Erikoussa~Vlore(50NM) 快晴 微風

 朝06:50にアンカーを揚げる。しっかり砂地に食い込んでいた。
 初めてのアルバニア訪問だ。事前の調査ではアルバニアとイタリアで共運営しているマリーナがVloreにあるとの事だった。このマリーナでアルバニア入国審査が受けられるか、予約を兼ねてSandroに昨日確認してもらったところOKとの事で安心した。
 風は後方からだったが弱いので機帆走になる。うねりが少し残っていたがアルバニアの山脈を右手に見ながらののんびり航海になる。行き交うヨットもなくVloreに入る前に一艇すれ違っただけだった。海岸線は20NM以上民家すら見つけられなかった。
 Vloreの湾に入るとうねりも収まったのでサンドイッチのお昼をスープで頂く。入港前なのでビールは控える。
 パイロットブックには湾の入り口から戦争の遺物の機雷原があるのでということで航路がかなり狭く規制されているので注意深く進む。
 湾の入り口から9NM入ったところにMarina di Orikumがある。マリーナの入り口が狭く浅いところをブイで仕切って航路を作っている。
 CH15で呼んでも応答がないのでそのまま入港するとスタッフが出てきて指示してくれポンツーンにスターン着けする。レイドラインも水、電気、トイレ、シャワーがあった。
 警察が来てパスポートを調べる。スタッフは親切で色々説明してくれ事務所で手続きをする。入国審査はエージェントがやってくれパスポートを渡して彼らが出入国管理事務所に出向いて手続きをしてくれた。80€の手数料だった。パスポートを見ると入国のスタンプが押してない。聞くとパソコンで管理しているので出入国のスタンプはいらないとの事だったが初めての経験となった。
 レストランを聞くと近くにある“Restorant Spiranica Tiku & Mato”がシーフードで美味しいとの事そこに行くことにした。
 シャワーを浴びた後歩いて行く。浜辺の前の感じの良い近代的なレストランだ。100人ほどは入れる大きさだが一組だけのお客さんだった。
 このシーフードレストランが最高で、新鮮な野菜サラダ、新鮮で身がプリプリのムール貝のワイン蒸、生エビのオイル仕立て、スパゲッティポモドーロ、これまたトマト味が絶品でアルデンテ仕上げだった。すべてが素晴らしい味で大満足だった。そして白ワイン、食後にエスプレッソ飲んで二人で25€ 信じられない値段でびっくりでした。
 この辺りは何もないところで作りかけのアパートがあったりするが田舎道で街灯も少なく歩道がなく車道の脇を歩くので前から来る車が来ると脇に避けながら帰った。
 リゾート開発途中だが進行は遅い感じがした。


(ID# 971)
2017/6/11 (日) Erikoussa  午前中快晴,夕方雷雨

 朝食をSandroに誘って頂いていたので、9時に浜にあがる。カプチーノ、オレンジジュース、ヨーグルトとゆで卵をご馳走になる。
 シェフのアンナマリアと夕食の打ち合わせをした。Sandroが手に入れたマグロがあるということで悦子はお寿司を作ることにした。アンナマリアは若い女性だが料理のセンスが良く昨日のお料理も申し分なかった。そして日本食に興味が大変あるということで今晩は日本料理の作り方を勉強したいとの事だった。
 お昼に艇に戻り海水浴してから日光浴をする。風があり涼しいくらいだった。
 のんびり夕方まで艇で過ごしてから18時前に浜に上がる。
 天ぷらは、ここにある素材を使った。野菜はオニオン、ズッキーニ、茄子、ニンジン、ピーマンを使う。お魚は新鮮なヒメジを3枚におろす。アンナマリアも上手に3枚におろして手伝った。包丁はSandroが今年日本に来た時京都で買った“有次”の出刃と刺身包丁を使った。その他冷凍のイカ、エビを使う。
 てんぷら粉とごま油は日本からの持参品だったがその他は全てひまわり油含めて現地のものを使う。お米は現地の日本米を使い、日本から持参した寿司の子、のり、胡麻、わさびと現地で獲れたマグロを使い鉄火巻、軍艦巻き、そしてスズキの握りを作る。
 シェフも一所懸命悦子のやっているのを見ながら真似をして作る。とってもセンスの良い子でキーポイントを掴んでいた。
 天ぷらはオニオンを最初に上げたが白ワインとぴったりだ。次にヒメジを揚げる。身が新鮮でその身が天ぷらで一層うまみを増し大好評でのスタートだった。途中からシェフに揚げるのを交代した。
テーブルは一つにしてSandro、Franca、Sandroの娘、ホテルのお客さん2名と我々7名の食事であった。
メインはお寿司でSandroのお嬢さんは日本に来たこともないのに日本語で鉄火巻、軍艦巻きを知っていた。彼女はミラノ在中でお寿司が大好きで良く食べに行くそうだ。
マグロの絞め方が違うのかマグロ自体の味は日本とは少し違ったがこれまた大好評だった。最後にシェフがジンジャー、スパイシーベース、レモン味の3種類のソルベとアーモンドとチョコレートの小麦粉を使わないケーキを出してくれた。
明日早朝にアルバニアに向け出港する予定なので7月に戻ったときに再会することを約して艇に戻る。素敵な人たちとの夕食だった。


(ID# 970)
2017/6/10 (土) Ormos Kommeno~Erikoussa(28NM)  快晴 微風

 朝食後8:00にアンカーを揚げる。今日はコルフ島の北西にある小さな島エリコウサ島に行く。この島は今まで3回訪れた事があり今回で4回目の訪問になる。島にはSandroさんの別荘兼ホテルがあり、SandroさんとパートナーのFrancaさんは今年の春の初めに日本の我が家に10日ほど遊びに来て京都や富士山を一緒に旅行したり東京を案内したりして過ごした。
 イタリアのBrindisiからの100隻以上参加のレガッタが終わりイタリアに戻る艇もあるせいか多数の艇が沖合を走っていた。
 到着前にと早めのお昼を狐蕎麦で頂く。
 風もなく機走で12:40にエリコウサ島の南側のSandroの家の前の海水浴場のある入り江にアンカーを打つ。既に10艇ほどの艇がアンカリングしていた。砂地で海草も少なく昨日と違い1回で5mの深さの砂地にアンカーを効かした。水がクリスタルウオターで悦子は早速泳いでアンカーの食い込み具合を見に行く。OKサインを受ける。
 ラバーボートを降ろして早速Sandroに挨拶に行くが彼は隣の島に高速ラバーボートで出かけていた。パートナーのFrancaが居て再会をハグで祝す。夕食にお邪魔する約束をする。
 艇に戻って泳いだりしていたらSandroが仲間と一緒にラバーボートで戻ってきて艇に挨拶に来てくれる。
 夕食は20:30との事、こちらの夕食は遅い。夏時間のせいもある。20時前にラバーボートで先ほどは砂浜から上陸したが今回は小さな港の埠頭に着ける。港は大掛かりな工事中で完成したらマリーナになるそうだ。彼の艇は毎年シーズンにはここに繋留しているが、今年はこの工事の為コルフ島Gouviaに繋留してある。
 夕食に伺うと、彼の家の大きなテラスには4つほどの大きなテーブルが用意されていた。Sandroのお嬢さんがミラノから来ていて彼女を入れて5人でテーブルを囲む。その他のテーブルはホテルのお客さんと隣のテーブルにはこの島に別荘を持っているフランス人夫妻が居た。フランス人の奥さんは日本に興味が大変あるようで友達の日本旅行の写真を見せながら日本のお話をした。
 お料理はシャンペンから始まり、玉ねぎの上にチポロのシャーベットをかけた前菜から始まり、スズキのマリネ、イカスミパスタにロブスター その後は昨日手に入れたというマグロのたたきを白ワインで頂く。シェフを紹介してくれたが未だ若い女性で素敵な料理人だった。SandoroとFrancaは日本料理が好きで日本でも毎食日本食を食べた。一度日本のイタリア料理を食べさせたかったが日本食が良いと断られてしまった。話のついでに明日私が厨房に入り天ぷらを揚げることになった。シェフのアンナマリアも日本食が好きで勉強しているそうだ。
 最後にデザートワインとジンジャーアイスクリームを頂いた。
 今までのギリシャ料理とは違って味付けが細やかで味わいがあり大変美味しく頂いた。
 時計を見ると23時過ぎていたので艇に戻る。


(ID# 969)
2017/6/9 (金) Corfu~Ormos Kommeno(1NM) 快晴 午後北風

水を再度給水して朝食後10:00に舫いを解く。前に来たのを覚えていてくれて良くしてくれたマリーナのスタッフがさよならを言いに来てくれた。
マリーナは湾内にあるがそのすぐ近くに北風に強い錨泊地があるので其処に移動して錨泊して明日風が治まってからErikoussa島に行くことにしている。
既に20隻以上の艇が錨泊していた。水深が10m~7m位だが底に海草があり場所によってはアンカーが効かない。5回トライしたがいずれもアンカーが効かずアンカーを揚げると海草がアンカーに沢山ついて揚がってくる。6回目に水深8mのところでアンカーを利かすことが出来た。時計を見たら11:35だった。アンカーを決めるのに1時間以上時間を有した。
マリーナ内と違って自然の中、静かで風も心地よく気持ち良い。私も悦子もアンカーリングは好きだ。
早速ビールを飲んだ後、お昼に昨晩のお寿司をお吸い物で頂く。お酢が効いていて美味しい。
食後はコックピットでのお昼寝をむさぼる。極楽だ。
続きの本を読んだりして午後を過ごし、夕方前にひと泳ぎしてシャワーを浴びる。
のんびりと特にすることもない贅沢な時間を謳歌する。
夕方ガーリックの匂いがしてくる。同時にお腹がグーグ鳴ってくる。夕食の支度を悦子が始めた。今晩の夕食は、トマトソースの鶏の胸肉のソテーとラタトーユだ。
7時過ぎに夕食を始めるが未だ太陽が西の空からコックピットを照らしている。海にいると太陽を浴び海のミネラルの恩恵を受けるのでお腹も減って毎食美味しい。今日も赤ワインとともに美味しく頂く。食事が終わって8時になってもまだ明るい。9時前になってやっと薄暮が訪れるが静かな入り江の錨泊地は安らぎを与えてくれる。
静寂の中、豊潤な時間を過ごせ幸せだった、

(ID# 968)
2017/6/8 (木) Corfu 快晴 午後一時強風

 イタリアのブリンディシ(Brindisi)からコルフ島グービア(Gouvia)までのヨットレガッタがあり到着艇が入港するという事だ。その為1200隻以上繋留場所があるここグービアマリーナでも繋留場所が不足するということで今朝までの繋留期限であったが今日、明日と風が強く吹くのでオフィッスにもう一泊出来ないか聞きに行く。幸いにもう一泊OKとの事でホットする。
 午前中悦子とデッキの水洗いと艇内の清掃をする。お昼に冷やし中華が食べたくなり作ってもらう。
 午前中の疲れもあり、昼食後心地よい風にあたりながらコックピットで午睡をした。
 久しぶりの自由時間が出来て読みかけだった村上春樹著「騎士団長殺し」の下巻を読む。
 村上春樹流の物語の展開で引き込まれて読む。
 レガッタに出るた艇が続々入港してくるがどうもクラブレース的なレガッタで最新鋭のレース艇はお目にかかれずクルージングヨットばかりだった。
 丁度ガスボンベが空になったので交換しに行く。日本と違い持って行くと空ボンベと交換にガスの詰まったボンベをくれる。支払いはガス代だけになる。とても便利で助かる。
 夕方いつも通りプールで泳いでシャワーを浴びてコックピットで一杯やりながら夕食まで過ごす。夕食にチラシ寿司を頂く。日本食は胃に優しい。
 明日はグービアの湾内から少し出たKommeno湾の泊地で錨泊して明後日Erikoussa島に行くことにした。
夜10時前にやっと真っ暗になったのでキャビンに入り読書をしてから眠りにつく。


(ID# 967)
2017/6/7 (水) Corfu 快晴

 今日は岩崎さんと篠崎さんがアテネ経由で帰国する日だ。一緒での最後の朝食をみそ汁とご飯にほぐし鮭、雑魚山椒、ノリそして残りのカレーで頂く。
9時に呼んだタクシーが来て見送る。岩崎さんは先輩にも拘わらず毎日欠かさずお皿洗いをして頂いた。奥様からの厳命だったそうだ。篠崎さんも色々手伝ってもらい助かった。
4人で毎日楽しい日を過ごせた。来た時の荷物はお土産の食料品で重たかったが帰る時はお土産を入れても大分軽くなっていた。
布団を干したりシーツを洗濯に出したりした後、午前中にこれからの航海の予定について天気予報を見ながら作戦を練る。最初の問題は明日から120隻以上の艇がレガッタの為マリーナに入港するため明日の朝までしかこのマリーナに居られないことだ。そして明日の午後は北風が30ノットぐらい予報なので次の目的地のErikoussa島のは行けない。明日朝もう一度バースの空きを確認して空きがない時は湾内の錨泊地に錨泊することにした。
Erikoussa島にいるイタリア人夫妻の友人にErikoussa島での風の強い時の繋留について確認していたが連絡が入り島の錨泊地は北風には強いと教えてもらう。又建設中のマリーナがあり、そこにも入れるとの事で安心した。
そんな訳で明日まではここコルフ島グービアにいて明後日ないし明々後日にErikoussa島に行くことにした。そして13日になると北風から南風に変わる予報なので追手になる南風を待ってクロアチアに向かうことにした。日程が大分遅れてしまうので途中150NM一昼夜の航海を入れることにした。
お昼にカレーうどんをビールで頂いた後、ギリシャからモンテネグロに渡るのでマリーナにあるポートポリスで艇の出国手続きをしてからタクシーで本港のイミグレーションに行き出国のスタンプを押してもらう。90日間滞在できるシェンゲン協定について注意喚起される。
お天気とにらめっこで行程を考えているがクロアチアまでの予定がほぼ出来たのでほっとする。
昨日晩餐会をしたレストランにWIFIを使いに行きコーヒーを頼むと、後から昨晩いた店員が来て今日のコーヒーは私からのサービスですとご馳走してくれた。岩崎さんのおごりの昨晩の晩餐会が効いたようだ。
何時もの様にプールに入り体を冷やしてからシャワーを浴びて悦子とコックピットでジントニックを飲みながら夕暮れを楽しむ。
夕食は皆さんと美味しいものを毎日食べていたので胃を休める意味と残り物の整理も含めて朝と同じのメニューに柴崎さんの差し入れのイワシの甘露煮で頂く。
このマリーナは町から離れているので夜になるとことりとも音が聞こえず静かだ。
今まで4人だったのが2人になり一層静寂さを感じた。


(ID# 966)
2017/6/6 (火) Corfu 快晴

 朝チャンドラーに寄ってアルバニアの国旗を購入。出入国についてマリーナオッフィスで尋ねるがパスポートコントロールで聞いてくれとの事で情報は得られず。
 今日は車でコルフ島の北側の海岸線とコルフ島で一番高い山パントクラトル山に行く。
 パントクラトル山からは対岸のアルバニアが海峡を挟んで直ぐ眼下に見下ろす感じで見えた。又西側にはエトーニ島やエリコウサ島の島々も見え雄大な景色であった。
 山頂のお店でコーヒーを飲みながら景色を楽しむ。
 その後島の北西にあるシダリの海水浴場に行きタベルナのビーチパラソルの下でギロスとクラブサンドイッチをお昼に食べる。遠浅で50m沖合に行っても腰まで浸からない。泳げるところに行くまでに大分沖に出なければならなかったきれいな水だった。
 海岸線をドライブして帰るが狭い道でセンターラインもなく走りづらかったがところどころバカンス村があったり海峡を隔ててアルバニアの山々が見えたりして景色は良かった。
 ランドリーをマリーナ内に見つけたので洗濯物を出す。プールで泳ぎシャワーを浴びる。
 明日岩崎さんと篠崎さんが離船してアテネに向かうので今晩が最後の晩餐会になる。岩崎さんが皆さんにご馳走してくれることになった。
 岩崎さんは最初から乗船して頂き先輩にも拘わらず色々と気を使って頂き、又毎日美味しいお酒をご一緒させて頂き楽しい時間を過ごさせて頂いた。
 篠崎さんは10日弱の短い期間であったが手助けをしてくれ、又岩崎さん同様毎日お酒をご一緒した。
 夕食はマリーナ内にある先日行って美味しかったレストラン“ARGO”に行く。
 クレタ風サラダ、プラウンカクテル、ムール貝で白ワインを頂いた後、先日食べて美味しかったラムのキャセロールとヒレステーキを赤ワインで頂く。白、赤ワインで3本ボトルを空けた。いずれもドライで料理に合い良いワインだった。
 ここの料理は新鮮で美味しく特にラムのキャセロールは一品だった。
 食事が終わったのは10時過ぎだった。艇に戻り軽くナイトキャップをして就寝する。


(ID# 965)
2017/6/5 (月) Corfu 快晴

 レンタカーを9時に予約しておいたので皆でマリーナ内にあるレンタカー屋に行く。私の顔を覚えていてくれた。髭で且つ日本人と云うことで覚えられやすい。
 最初に世界遺産である旧市街地に行き、駐車場に車を置いて海に突き出ている旧要塞に登る。6世紀から歴史ある地でビザンチン帝国(東ローマ帝国)が要塞の建設に着手して12世紀から18世紀かけてヴェネチア人が完成させた。1716年にオスマン帝国の攻撃を受けたが防いでいる。その後ナポレオン軍の手に落ちフランス領になり、1815年にはイギリス保護領に、1923年にはイタリアに占拠され第二次世界大戦でギリシャが奪回したというヨーロッパならではの凄まじい歴史を持つ島だ。
 要塞からは360度一望に見え旧市街地の全景が良く見えた。
 暑いので要塞の中にある店で冷たいものをとる。
 お昼は旧市街地に行き昨年リサと一緒に行ったレストラン“REX”に行く。温野菜と生野菜のグリーク風サラダ、フライドカラマリ、スパゲティ・マリーナ、エビの入ったコルフ風リゾットを皆さんはビール、私は運転手なのでスパークリングウオターにする。
 新鮮なイカ、エビは勿論の事、味付けも素晴らしく大変美味しかった。
 食後アヒリオン宮殿に行く。私は2度ほどここにきているので外のコーヒーショップで待つことにした。
 マリーナに戻ってからプールで軽く泳ぎシャワーを浴びる。
 夕食の前にビールで喉を潤おしてから、マッシュルームとムール貝のアヒージョで白ワインを楽しむ。夕食はポークカレーを頂く。
 風が心地よく気持ち良いコックピットでの食事だった。


(ID# 964)
2017/6/4 (日) Paxos~Corfu(Gouvia)(30NM)  快晴 東~東南10ノット

 朝7時起床してからラバーボートで岸に上がり朝食を食べる。目玉焼き2個、こんがりベーコン、ブレッドとバターで5€、カプチーノ3€で合計8€高い朝食になった。
 艇に戻りラバーボートをスピンハリヤードでデッキに上げてからアンカーを揚げる。
 ここのところ北か西の風が多いが今日は東から南東の風になり出港ご30分してジェネカーを揚げられた。行き交う艇が多くなる。お昼前に風が弱まったのでジェネカーを降ろし暫く機走する。お昼にペペロンチーノの風のポモドーロを頂く。追手で風も感じないので暑く冷えたビールが喉を潤す。
 食後風が再び出てきたのでジェネカーを揚げる。風が真後ろに回った為ジャイブを何回かしてコースを保つ。
 電話でGouvia Marinaに電話すると予定した5日間は無理との返事だったがとりあえず予約する。
 赤と緑のブイで仕切られた航路を通りマリーナに近づく。マリーナの入り口にあるスタンドに15:40に横着けして軽油補給する。43L入るが機帆走したせいか消費量は少なく1時間当たり2Lの消費であった。
 ついでにオッフィスのアネックスに寄り繋留場所をボートで案内してもらう。
 8日からレガッタがあり艇が集まるので8日木曜日朝までの繋留ならOKとの事だった。
 生憎と8日午後から強風予報なのでマリーナに居たいのだがとりあえず仕方なしと云うことで諦める。
 ここのところ急激に暑くなりビールが増々美味しくなる。マリーナのバーで生ビールを頼むと店の人が昨年来た私の事を覚えていてくれた。
 のんびり私はマリーナのプールで体を冷やしてからシャワーを浴びる。
 皆さんシャワーを浴びた後エビのアヒージョ、生ハムとメロンを食べながらレモンたっぷりのジントニックを、その後に白ワインを楽しむ。
 夕食はマリーナにあるタベルーナでグリークサラダ、グリルドチーズ、ヒレステーキ、ギリシャのトラディショナル料理のラムのキャセロールをギリシャ産赤ワインで食べる。ラムのキャセロールは大変美味しかった。


(ID# 963)
2017/6/3 (土) Meganisi~Paxos(Lakka)(50NM)  晴れ後快晴 微風

 6:30に舫を解く。朝方は寒くセーターにウインドブレーカを着る。今日も静かな海面だ。レフカダ島と本島の間の4NMほどある狭い運河を抜けて出口にある陸橋が開くのを待つ。陸橋は毎時0分に開くことになっている。20分ほど早く着いたのでゆっくり走らせて開門を待つ。9時丁度に開いたのでそれに合わせて通過する。この陸橋は回転式であった。
 相変わらず風は横からだが微風なので全行程機走になる。
 朝方雲が多かったが昼前から快晴になり朝の寒さは嘘みたいで暑くなる。
お昼は茶そばとソーセージとキャベツの炒め物を用意してくれる。久しぶりの茶そばは食欲を誘ってくれた。
錨泊地Lakkaの入り江に入ると既に多数のヨットが投錨していた。ターコイズブルーの海はきれいだ。アンカリングしているヨットの間を見つけて15:30に投錨する。水深3~4mで底地は白い砂で素晴らしいアンカーレッジだ。
悦子は一番に泳ぎアンカーの効きをみてOKサインを出してくれた。
ゴムボートを降ろして上陸する。こぎれいなタベルナが岸壁沿いに並びギリシャの島の典型的な光景だった。
タベルナでビールを飲みながら静かな遅い午後を楽しんだ。
夕食はサラダ、刻みオニオンが乗ったトマト、オレンジソースの鳥カツを白ワインで頂く。
錨泊の時の食事は明るいうちに取るようにしているが夕食が終わってもまだまだ明るかった。
やっと暗くなってきて50艇を超える錨泊している艇の停泊灯が明るく見えるようになってウイスキーを飲みながらおしゃべりをして過ごす。月も大分丸くなってきた。
静かな入り江で眠りにつく。


(ID# 962)
2017/6/2 (金) Kafllinia~Megnishi(28NM) 快晴 微風から西の順風

 7時起床でゆっくり朝食を食べてから08:40に舫いを解く。ケファロニア島とイタキ島の間の湖水のようなフラットな海面を機走する。島の間を抜けると西からの順風が吹きだしたのでセーリングに移る。15,6ノットの風で7ノットでる。ヨットシーズンが始まったせいか行き交うヨットが多い。50隻以上の艇を見た。
 風が後ろに回ったのでジェネカーを揚げる。今日はセーリングを楽しめた。
 Meganishi等のSpartakhoriにあるレストランSpilaの岸壁にバックでスターン着けしようとすると隣のFree Portと書いたところに誘導してくれ13:40にスターン着けする。レイドラインもあり、有料の電気、水道もある。Spilaの岸壁は岸近くが浅くスターン着けではラダーが底についてしまう。
 お昼に冷やし中華をビールで頂く。熱い体に冷やし中華とビールが美味しい。
 昼食後それぞれ昼寝をしたり散歩したりのんびり過ごす。レストラン1件しかないところだがチャーターボートが多数繋留してきて賑わいがある。
 透き通ったターコイズブルーの海に飛び込む。海水温度も冷たくなく気持ち良かった。
 レストランのシャワーを浴びた後レストランでいつものグリークサラダ、そしてフライド・サーディン、ミートボール、スパゲティ・ナポリタンをビールの後白、赤ワインで楽しむ。毎日良く飲む。海辺のレストランの雰囲気が良く食後もゆっくり過ごしてから艇に戻る。


(ID# 961)

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