CAVOK日記
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2015/8/18 (火) S.Maria Navarrese 晴れ

 朝8時30分にマリーナ中のトリッパーボートの集合場所に行く。結構沢山の乗客が来ている。ヨットでは中々係留しにくい場所に海水浴場があるが、この観光船で行けば海岸まで乗り入れできるのでビーチに行くには大変便利だ。時々利用している。
1時間程300m~600mの高さに一直線にそそり立つ岩壁を横手に見ながら走った後Calo Marioniのビーチで下船して海水浴を2時間弱楽しむ。このビーチも机さんの写真集に出てくるところで海の色が素晴らしく綺麗だ。
 次の途中のビーチを除きながらGrotte del bue Morinoの洞窟に行く。紀元前3600年に住民が居たらしい奥の深い見応えのある洞窟だった。
 その後Cala Lonoのビーチで遅いお昼にパスタを食べて泳ぐ。
 すっかりオロセイのビーチを満喫して18時に帰着する。早速シャワーを浴びてブルを楽しむ。夕食は鶏肉のポトフを白ワインで頂く。鶏が十分に煮込んであり美味しい味だった。


(ID# 779)
2015/8/17 (月) Porto Corallo~S.Maria Navarrese(31NM) 快晴 北西~南10~20ノット

 08:30舫いを解く。北西の風が当初から10ノット以上吹き気持ち良いセーリングのスタートだった。この先オロセイ湾があり風光明媚な海水浴場が沢山ある。途中の海水浴場でアンカーリングして海水浴を楽しむ予定をしていたが風が南東にシフトして20ノット近く吹いてきたので諦めてナベラッサのマリーナに向かう。ナベラッサの沖にある小島Ogliastraの西側が風をブロックするので其処にアンカーを打って泳ぐ。10隻以上の艇がアンカーリングしていた。
 1時間程して直ぐ先にあるサンタ・マリア・ナベラッサに16:30舫う。
 ここは3回目になるがマリーナのスタッフが2012年に来たのを覚えていてくれた。
 コインランドリーがあるので洗濯をした後、3年前に行ったことのあるレストランを20時に予約する。シャワーを浴びた後、艇で生ハムメロンをブルで楽しんで食事に行く。
 アピタイザーにシーフードサラダ、ムール貝、セコンドに雲丹のスパゲッテイ、ボッタルガのスパゲッテイ、メインに魚のグリルをサルディニア産ワインで楽しむ。
 明日はこの先のオロセイ湾を楽しむため帰りにトリッパーボートの予約をする。


(ID# 778)
2015/8/16 (日) Porto Corallo 晴れ

 今日はミストラルが吹く予報なのでここで一日休むことにする。
 何も周りにないマリーナですることもなくゆっくりする。
 夏のマリア様を祝う行事があり、防波堤に建って居るマリア像の下で儀式を行っていた。
 サルディニアの民族衣装を着て皆さん行列を組んでいて日本の夏祭りを感じた。
 夕方上田さんとビーチに泳ぎに行く。マリーナの隣の小さな砂浜のビーチだが家族連れの海水浴客で賑わっていた。
 夕食は日本酒でタコの酢物、味噌田楽を楽しみ、メインは赤ワインで豚ロースのグリルを頂く。


(ID# 777)
2015/8/15 (土) Cagliari~Port Corallo (44NM) 晴れ 西~北西10~20ノット

 朝食後朝9時にオフィッスが開くので支払いを済まして09:15に舫いを解く。当初20NM東のVillasimiusでの錨泊を予定していたが、明日16日はミストラルが吹くということでVillasimiusをパスして44NM先になるPort Coraloに目的地を変更する。ここは2011年に一度来た事があるが何もない所だが中継点として有効なマリーナだ。
 当初から西の良い風に恵まれフルセールの追っ手で走る。お昼にキツネうどんを頂いた後、Villasimiusを過ぎたあたりから北西風になり風速も20ノット近く上がり3ポイントリーフしても7ノット以上をキープする。静かな海面なので快適なハイスピードセーリングを楽しむ。途中電話でPort Coralloマリーナの予約を取る。
 17:00スタッフが来てくれ舫いを取る。
 明日はここでゆっくりするつもりだ。
 夕食にピリ辛のビーフカレーを頂く。


(ID# 776)
2015/8/14 (金) Cagliari 快晴

 今日は米谷さん、理香さんが帰る日。昨日仕入れたタコの半茹でにしたお刺身、イカのソテーで豪華な朝食を食べる。こちらでのタコの料理は茹でタコをオリーブでグリルしたものでやはり我々にはタコ刺しの方がはるかに美味しい。
 10時に頼んだタクシーで空港に向かう。約1週間の短い期間だったがプーラの入り江、トゥアレッダの綺麗な泊地で過ごせたので良かったかと思う。初めてのヨットでの生活を楽しんでくれた。
 見送った後、上田夫妻は町の観光に、私は昨日買った燃料を、ポンプを使って艇に給油したり、洗濯したりして過ごす。
 上田夫妻が戻りお昼にソーメンを頂く。いつも欠食児童の様にお腹が空く。
 夕方5時過ぎにPaolo夫妻がきて日本食の好きなPaoloとタコ刺しで一杯飲む。その後スーパーに行き合ってもらい明日からの食料やビール、水を購入する。Paoloが付き合ってくれるので非常に助かる。又燃料も追加で46L購入して給油する。マリーナで給油するとリットル当たり2€近くするのがスタンドで買ってくると1.3€なので助かる。
 夕食はPaoloが予約してくれたマリーナの近くのレストランに行く。彼のお蔭で美味しいイタリア料理をサルディニア産白ワインで食べた。前菜には、タコ、カジキマグロ、ナマズ、サーモン、ムール貝を、次にお米みたいなサルディニア・パスタのリゾット、シーフードスパゲティ、スパゲティーボンゴレーでお腹いっぱいになった。手の込んだ調理で味が浸みこんでいて美味しかった。
 艇に戻り毎日気持ち良く吹く夜風を浴びながら水割りでPaolo、Rahelとの最後のお別れをする。彼らは本当に親切で感謝しきれないほどで我々に良くしてくれた。お別れに3本のシャンパンを頂く。
 彼らは自分たちの艇で日本に来る予定なのでその時が楽しみだ。


(ID# 774)
2015/8/13 (木) Teulada~Cagliari(28NM) 快晴 西~南 微風~12ノット

 朝静かな海面でシャワー代わりに皆さん泳ぐ。
 泳いだ後にお握りと味噌汁の朝食を頂いてから09:20にアンカーを揚げる。今日はカリアリまで、ゆっくりとセーリング出来るので微風の中セーリングを楽しむ。あっという間に2カートン買っておいたビールが無くなっていた。
 今日も釣果を求めてトローリングをしているがリールのジージーと云う音は聞こえてこない。
 お昼にポモドーロのパスタとお握りを頂く。ビールが無く水で渇きを癒す。
 昼過ぎからいつものように良い風になり風が心地よい。
 カリアリの港に入りVHFでマリーナを呼び出すと何回も出入りしているので聞きなれた声の応答がある。16:30に舫いを取る。
 今日一日ビールが飲めなかったので早速マリーナのバーに喉の渇きを癒しに行く。
 Paoloに電話するとマリーナに来てくれ、買い物に付き合ってくれる。我々は車が無いので大変助かる。ビール、ミネラルウォター等重たい物を買う。そして艇のディーゼルオイルを港で買うより町のスタンドで買う方が安いということでポリタンクに46L買ってくる。
 その前に彼のポリタンクが友人の艇にあるというので彼の艇にポリタンクを取に行くと港で漁船が水揚げをしていて新鮮なタコ、イカがあったので買う。
 明日夕食を一緒にする約束をして彼は自宅に帰る。
 我々は賑わう町のトラットリアで生ハムメロン、ボッタルガを前菜に白ワインで、次にフライドカラマリ、ムール貝、ラビオリをそして馬肉ステーキを赤ワインで最後にスパゲティーボンゴレーを食べる。サルディニアは馬肉を食べる習慣がありヒレビーフに似た柔らかさがあり美味しかった。その他の料理もイタリアならではの味で大満足であった。ここのお店は超満員で待っている客が大分いた。
 帰りにお腹一杯だったがジェラードを食べながら帰る。
 艇に戻ってから気持ち良い夜風を浴びながら水割りを飲みが明日帰る米谷さんのサヨナラ会をする。


(ID# 773)
2015/8/12 (水) Cagliari~Teulada (28NM)  晴れ

 今日はトゥアレッダの入り江に錨泊に行く。朝食後09:15に舫いを解き静かな海面を、北風を浴びて斜め後ろに風を受け6人で気持ち良いセーリングを楽しむ。
 お昼にソーメンと昨日の残り物を入れたオムレツを頂いた後風が西に廻り向かい風になる。風も20ノット近くになりメイン、ジブとも3ポイントリーフにする。途中賑やかな海水浴場、サラセン塔を見ながら楽しんだ。
 トゥアレッダの入り江に入ると波、風も治まる。既に10艇以上アンカーリングしていた。間の砂底を見つけて5mの底にアンカーを打つ。早速泳いでみるがしっかりアンカーは砂に食い込んでいた。
 ラバーボートを降ろしてビーチに皆さんを送る。
 泳いでシャワーを浴びた後、夕暮れに生ハム、チーズ、フルーツでブル(ビール、ジン、レモン、砂糖のカクテル)を楽しむ。
 昨日は理香さんのお誕生日だったのでお誕生日のお祝いと上田夫妻のウエウカムをシャンペンで祝う。
 夕食は昨日仕入れたヒレビーフステーキを赤ワインでご馳走になり、気持ち良い夜風に吹かれながらコックピットで寝てしまう。


(ID# 772)
2015/8/11 (火) Pula~Cagliari(12NM) 快晴 北15~20ノット

 今日の天気予報は11時過ぎから北風が強くなると云う事なので早めの出航を考えるが皆さん朝の水泳を楽しむ。08:20にアンカーを揚げ、早速準備してあった朝食を風の静かなうちに頂く。
 暫くすると白波が立ち始め20ノット近く吹き出す。メインを少しだけ出して機帆走で走る。飛沫を若干浴びながら10:50にPort Kalarisに舫う。
 ここでPaoloとRahelは自宅に戻る。奥さんのRahelは美人だけでなく色々気を使ってくれ米谷さん、悦子へと素敵な民芸品を頂く。前日には悦子は彼女のお宅でお皿まで頂いていた。
 お昼にソーメンを頂き、今晩来る上田夫妻の受け入れ準備をする。
 昼食後天使がくれたシェスタを楽しむ。
 夕方になって明日からの錨泊に備えて買い物に行く。マリーナに頼んでおいたランドリーを取に行くとシーツ1枚と多少のポロシャツで39€だった。高すぎる。
 夕方珍しく入道雲の端くれが掛かりぱらぱらするが涼しくて気持ち良い。いつものアペリテフを楽しむ。夕食は今日仕入れたビーフステーキに舌鼓する。
 今晩着く上田さんから22時過ぎに電話がありマリーナのオフィスに迎えに行き再開を喜ぶ。荷物の片づけをしないでコックピットでワインを早速飲みながら盛り上がる。時計を見ると1時だった。今日も安らかな眠りにつく。


(ID# 771)
2015/8/10 (月) Cagliari ~Pula(13NM)  晴れ 北15~20ノット

 今日は正田さんが帰国する日なので朝食後PaoloにPaolo宅から直に空港まで送ってもらう事にしたがCAVOK5に忘れ物があったので一度CAVOK5に寄る。私はここで彼を見送り、艇で今日の出航準備をすることにした。
 お昼にエチオピア人のRahelがエチオピアレストランからテイクアウトでエチオピア料理を持って来てくれた。スパイスの効いた料理で野菜料理も多く、それを酸味のある薄皮のパンの上に載せて手で食べる。種類が多く健康的な料理だった。
 初めてエチオピア料理をご馳走になる。
 昼食後ここから12NM南西にあるプーラに向かう。当初風が強い予報だったので直ぐ近くにあるMarina Piccola del Portoに行く予定だったが、Paoloも一緒に行くということで彼の勧めも13:20にプーラのアンカーレッジに向かう。
 北西の20ノット近い風を受けながらジブだけで快走する。15:55に砂底の水深7mの所にアンカーを打つ40mチェーンを延ばす。Paoloが潜りしっかりアンカーが効いているということ安心して、米谷さん、理香さんと私の3人がラバーボートで上陸してノラ遺跡に見学に行く。ここもガイド付きで勝手には回れない。紀元前8世紀にフェニキア人が商業都市を作り、紀元前6世紀にカルタゴに征服され、その後ローマに支配された。海辺の半島を使った今でいうシーフロントの都市で残った遺跡と円柱が青い海をバックに美しい。 ローマ劇場は小さいが半島の突端に海に突き出る様に造られている。当時の繁栄が思い浮かぶ。
 風が強くなったので途中我々はガイドから外れて早目に引き上げる。
 丁度この間だけ風が東に廻りもろにかぜが吹き込んできた様だ。我々以外にチャーターヨットグループが4隻アンカーリングしていた。夕方遅くなると風も治まり、からすみを焼いて海苔をつけて日本酒で一杯楽しむ。サルディニアはからすみの産地で有名だ。夕食はお昼の残りのエチオピア料理にラタトーユをプラスして頂く。
 海の上でのアンカーリングは風が気持ち良く、半袖では寒いくらいの時もある。満天の星を見ながら高原に居るような爽やかさだ。  今晩はアンカーリングにも拘わらず安心してぐっすりと寝る。


(ID# 770)
2015/8/9 (日) Cagliari 快晴

 午前中米谷さん理香さんと一緒に旧市街に行く。お城で連結トロッコの様な小型観光バスを見つけ乗る。旧市街の狭い路地を廻る。
 艇に戻ってから昼食を食べに前回も行った街頭にテーブルを出しているトラッテリアに行く。ボッタルガとペペロンチーノそしてお店お奨めのスパゲティーを食べる。5人で3人前頼んだが十分な量だった。
 艇に戻るとPaoloとRahelが迎えに来てくれ、悦子とRahelは留守番で米谷さん、理香さん、正田さん、Paoloと私の4人でここから50㎞内陸になる巨石文明の世界遺産のヌラクシのヌラーゲの見学に行く。ヌラーゲは紀元前15世紀ぐらいから地元民がフェニキ人の来襲に備えて石を組み合わせて作った一種の城塞村になる。ローマ時代に先駆け重たい石を支えるのにアーチ構造が使われている。この時代は文字が無く謎に包まれた部分が沢山あるそうで想像を掻き立てる。サルディニアには7000程のヌラーゲがあるそうだ。
 夕方7時頃艇に戻るとRahel と悦子が夕食の下準備をしていた。今日はPaolo宅にお邪魔してすき焼きパーティーを予定している。悦子が日本から運んで来たすき焼きセットを持ってPaoloの車に7人乗ってお邪魔する。こちらの肉はすき焼きにするには難しく日本から肉は運んできた。彼の自宅には2011、12年そして今年と三回目のお邪魔になる。
 彼の作ってくれたボッタルガ・パスタから始まり、お稲荷さん、すき焼きとビール、ワインで大ご馳走を頂く。
 大変楽しい夜を過ごしてベッドを用意してくれた3部屋でそれぞれ寝る。
 彼らは我々だけでなく、初めての訪問者と一緒にも拘わらず、心からウエルカムをしてくれ彼らの友情を強く感じた。


(ID# 769)
2015/8/8 (土) Cagliari 快晴

 今日は悦子と米谷さんと理香さん2時過ぎにカリアリ空港に到着する日だ。
 米谷さんは私の次女の舅になる。
 昨日のトラブルのプロペラに絡まった釣り糸を取るためダイバーを頼む。100€だった。
 朝食後艇の水洗い含めて大掃除をする。インターネットの期限が切れたのでWindショップに行って更新する。
 昼過ぎにPaoloが悦子達を空港に迎えに行くため艇に寄ってくれる。丁度お昼にお蕎麦を用意していたので一緒に食べる。彼は日本食が大好きで納豆も大好物と云う位だ。
 14:15着のローマからの飛行機を迎えに空港にPaoloと行く。
 15時過ぎに悦子と米谷さんと理香さんが到着ゲートから出てきて久しぶりの再会をする。
皆さん長旅にもかかわらず元気そうだ。
 艇に行く途中で大きな郊外型スーパーに寄ってミネラルウォターやビールの重い物を中心に買い物して帰る。
 夕暮れに生ハムとメロン、そしてシャンペンで歓迎会をする。
 夕食は賑やかな町に出てイタリアらしいトラッテリヤでマルガリータ、フンギピサ、ボッタルガ・パスタ、グリーンサラダを白ワインで食べる。ミラノ風ピザで美味しかった。
 米谷さんはイタリアが初めてということで帰りにイタリアならではのジェラードを食べる。
 帰ってからハイボールと水割りで疲れを癒し眠りにつく。 

(ID# 768)
2015/8/7 (金) Teulada~Cagliari(28NM) 快晴 微風

 08:40にアンカーを揚げてカリアリを目指す。湖面の様な静かな海面を5~7ノットの向かい風を受けながら4ノット前後の速度でのんびり帆走を楽しむ。   お昼にトマトソースで冷やし稲庭うどんを食べる。
 風は微風になり艇速も3ノットを切るようになったので機走にする。途中プーラの泊地を見ると10隻程度アンカーリングしていた。ここは海岸の直ぐ近くにローマ遺跡があるので寄りたいところだ。今週にゲストが来るので来ようと思っている。
 16時に2011年CAVOK5を越冬させたPort Karalisのマリーナに舫う。
 舫う時、トローリングしていた釣り糸を流しぱなしにしていたのでポロペラのシャフトに絡ませてしまう失敗をしてしまう。潜って見るがマリーナ内の水も汚く、又釣り糸が何重にも巻いているので自分では無理と判断してダイバーに頼むことにした。
 入り江のアンカーレッジと違い夕方になっても暑さが続く。夕食は2012年春に行ったトラテリア“Pirate”に行く。久しぶりに私は肉が食べたくビーフステーキを正田さんは魚のグリルを食べる。Tボーンステーキでまあまあの味だった。


(ID# 767)
2015/8/6 (木) Teulada 快晴 南10ノット 錨泊

 今日は更に西のPulaに行く予定をしていたが、ここが素晴らしいのとPulaの泊地を見ると水面下の岩があるので注意と書いてあるのでちょっと不安を感じたのでもう一泊ここですることにした。
 何にも予定のない一日は最高のプレゼントでもある。
 午前中に砂浜まで泳いで行く。良い運動になり又気持ちが良い。
 お昼にソーメンを食べてから、今度はラバーボートで浜に上がる。艇のビールが残り少々になってしまったので海水浴場のバーで喉を潤す。
 何もしない一日で夕食に中にジャガイモのすり身の入ったラビオリを食べる。
 満天の星を見ながらそのまま寝てしまう。


(ID# 766)
2015/8/5 (水) Guidi~Teulada(28NM) 快晴 西5~10ノット 錨泊

 パウロに教わったトゥアレッダの入り江にアンカーリングすることにする。ここも机さんの写真集に出ていて行きたかったところの一つだ。9時にアンカーを揚げる。風は西風の追っ手だが弱く機帆走で走る。海の青、空の青に酔いしれる。
 お昼に正田さんがハンバーガーとトマトスープを作ってくれ美味しく食べる。
 トゥアレッダの入り江に入り写真と同じ場所を見つけ14:55にアンカーを打つ。水深5m位で砂地の底がはっきり見える素晴らしいアンカーレッジだ。泳いでアンカーを見ると打ち方が悪くアンカーが横になっていたので再度揚げて打ち直す。2回目はバッチリだった。
 海水浴場から沖まで遠浅の砂地で水の色の変化が何とも言えず美しい。早速ラバーボートで上陸する。海水浴客で一杯だ。冷たいビールをテントバーで飲んで喉を潤す。
 夕方再上陸をして砂浜を歩いていると若い女性が一緒に写真を撮らせてくれと聞いてきたので勿論ウエルカムで腕組みして撮る。結構写真を撮らせてくれと言う人が居るが気分は悪くない。
 夕暮れを生ハム、チーズ、レタス、トマトをワインで楽しむ。夕食はカレー南蛮蕎麦を食べる。
 錨泊艇の数を数えると14隻いた。
 コックピットの上にある日除けのビミニトップを外して満天の星空を見ながら一杯飲んで寝る。今日も素晴らしい一日だった。


(ID# 765)
2015/8/4 (火) Carloforte~Spiaggia Guidi(3NM) 快晴 北北西10ノット

 朝食にPaoloがオニオン入りフォカッチャとピザを買ってきてくれる。コーヒー、ヨーグルト、フルーツで食べる。
 その後ジブセールの綻びを直すためジブセールを降ろしてテープで修復する。Paolo は今日フェリーでカリアリに帰るのでお昼に別れる。色々と手伝ってくれたり、案内してくれたり、料理を作ってくれたり大変感謝する。9日には彼の家ですき焼きパーティーをすることにしている。
 8日に悦子達がカリアリに来るので7日にカリアリに戻る予定で正田さんと二人でPaoloに教わった泊地を廻ることにして12:20に舫いを解く。当初30NM先のTeulada湾を目指すことにしたが少し遠いので同じサン・ピエトロ島の南東にあるSpiaggia Guidiの泊地に目的地を替える。3NMしかないので13:30にアンカーを打つ。底地が6m位の砂地で既に10艇以上の艇がアンカーリングしていた。良いアンカーレッジだ。
 早速潜りアンカーの状態を見に行くがしっかり砂にアンカーが食い込んでいた。
 冷蔵庫を見たらビールが残り4本しかなくうっかりしていたのに気付いた。ラバーボートを降ろして海水浴場に上陸してマーケットを探すがなくあきらめて海水浴場にたった一軒あるバーでビールを飲む。小さな海水浴場だが白い砂浜の良い海水浴場だ。
 夕食はマボー豆腐ナス入りうどんを食べる。正田さんが毎食作ってくれるので助かると同時に美味しい料理をしてくれる。
 毎日ワインは空くが食後はラムをグラッパ代わりに楽しんでコックピットで横になる。
 錨泊の時はデッキでシャワーを浴びる。水はタンクに400L入っているので二人なら3,4日は十分に持つ。


(ID# 764)
2015/8/3 (月) Carloforte 快晴 北西20~30ノット

 朝食は私、お昼はPaolo, 夕食は正田さんが作ることにしていたので私は簡単にハムエッグとパンそして果物とヨーグルト、コーヒーを準備する。
 朝食後Paoloが購入した1974年製のロングキールの30ftのヨットを見に行く。ここのマリーナのドックでリストアー中だ。アメリカ製のロングセーリングに適した艇で彼はこの艇で世界周航する計画をしている。艇の中は殆ど取り外して自分の思い通りにリストアーしている。
 今日も風が強く吹く。
 その後町を散歩する。このサン・ピエトロ島はジェノバの領土だったところで言葉もジェノバ言葉だそうだ。マグロ漁が盛んだったところで当時のマグロの追い込み漁法の写真がセピアカラーであちこちに飾ってあった。
 お昼はPaoloがカルボナーラパスタを作るが本格的イタリア流で美味しかった。
 午後島をバスで見学する予定をしていたがゆっくりと艇で過ごすことにした。
 夕食は正田さんが稲荷ずしを作って食べるがとても美味しく出来て日本食が好きなPaoloも大喜びで大分食べた。
 食後マリーナのバーに3人で行って夜更けを楽しんでから寝る。


(ID# 763)
2015/8/2 (日) Cagliari~Carloforte(San・Pietro島)(60NM) 快晴 東微風から北西30ノット

 7時過ぎにPaoloがシャンペンと特製ビールを持って来る。今日はPaoloの艇が置いてあるPietro島のCarloforte(カルロフォルテ)に彼の案内でクルージングをする日だ。07:45に舫いを解きカリアリ湾を追っ手で気持ち良く出る。サルディニア島の南はあまり知られていないが素晴らしい海岸があるところだ。
 前から机さんの写真集で見て行きたかったところだ。最初にPula(プーラ)のローマ遺跡を海から見て、次にChiaの海水浴場、Tuarredda湾の泊地を見ながら60NM先のサルディニア最南西端の島ピエトロを目指す。海水浴場は真夏のシーズンもあってパラソルで埋まっていた。
 サラセンの塔がこの60NMの距離の間に7つ以上あった。当時の海賊を想像する。
 サルディニアは南アフリカからのベルベル人の海賊に200年前まで悩まされていたが海賊の4人の首領を捕えて打ち首にした。その4人の顔をサルディニアの旗にしている位だ。
 風は多いに変化して当初東寄りの風でジェネカーを張って楽しんだが途中微風になり残り25NMになるS.Antiocoの岬を回ると北西風が予定通り強く吹き出し30ノットにも達した。ジブ、メインセールとも20ノット過ぎから3ポイントにするが最高9.4ノットの艇速を出した。この風も段々真向いになり最後は機帆走でカルロフォルテを目指す。
 お昼には正田さんの作ってくれたハム、サーモン、レタス、トマトのサンドウイッチを食べる。
 トローリングを毎回続けているが今日も坊主だった。
 19:45にカルロフォルテのマリーナに舫う。Paoloの案内のお蔭で途中色々観れたり順調にすべてが行った。
 夕食にPaoloがペペロンチーノを作ってくれ、彼の差し入れのシャンペン風ボトル入りのビールと白ワインを楽しむ。大変北風が気持ち良く吹いてくれ快適な夜を過ごす。最後は菅原さんからの泡盛古酒とラムでお開きとする。
 Paoloのお蔭で素晴らしい南サルディニアの航海を楽しだ。


(ID# 762)
2015/8/1 (土) Cagliari 晴れ,曇り

 朝食後マリーナにあるコインランドリーで洗濯をして干してから町に出る。船具屋さんを2件ほど廻ってジェネカー用タックロープを買う。4年前ここで艇を越冬させたMarina Portu Caralisに寄ってみると私の事を覚えていてくれ再会を喜んでくれた。又前回ヨットの鍵を預けたまま忘れたが保管してくれていて返してくれ驚いた。このマリーナは町に近く係留料が高いので今回遠慮したが聞いてみたら値引きしてくれ1日90€との事だったので7日にカリアリに戻るときはここに係留することにした。
 お昼にレトンドでシーフードリゾットと白魚の天麩羅をビールで食べる。ムール貝を頼んだつもりが白魚の天麩羅になったが美味しかった。
 午後はメールの整理やあれこれやりながら過ごす。
 夕食は正田さんが鶏肉とオニオンを加えた親子丼を料理してくれる。こちらのお米を使ったので日本米には敵わないが親子丼は美味しかった。
 食後シャワーを浴びてから気持ち良い夜風に吹かれながらラム酒を飲む。ゆったりした時の流れを楽しむ。


(ID# 761)
2015/7/30 (木) Marettimo~Cagliari(Sardenia) 160NM 快晴 風向変化

 昨日まで西北西が卓越していたが今日から強かった西北西の風が止んで東からの風向になり追い風になるのでサルディニア島まで約30時間一昼夜の予定で渡ることにする。
 朝食後08:10にブイの舫いを解く。当初追っ手風だが弱く機帆走する。お昼過ぎから風が若干強まったのでジェネカーを揚げてセーリングに移る。お昼は関矢さんがハムバーガを作ってくれる。日中のウオッチは1時間交代でする。今日は満月なので、満月下のセーリングを楽しむ。
 夕食には関矢コックの稲庭うどんを食べる。
 夜中に南寄りの良い風が吹き出し、波もなく程よい風で夜を過ごす。夜は正田さんと私とで2時間交代でウオッチする。
 風は気ままで31日を迎えて8時過ぎから今度は北風が15-20ノット吹き出し3ポイントリーフするが7ノット近い速度で気持ち良い走りをする。うねり波が無いので大変走り易い。この風も2時間程で止み今度は向かい風になる西からの風が吹き出す。真迎えの風になったので機走に移る。サルディニア島の南東端のCarbonara岬が見えだした頃より今度は南西の良い風に変わり再度セーリングする。結果30時間の内機帆走を除きセーリング出来たのは8時間だけだった。
 予約してあったMarina Di Sant Elmoに14:10に着く。
 暫くブイ係留だったのと、島のマリーナでは水が大事なので水洗い出来なかったので早速デッキを水洗いする。
 ここから関矢さんはサルディニア島北部のサッサリーに内陸を旅するのでマリーナのレストランで昼食会をしてお別れする。お世話になったということでお昼をご馳走になった。
 関矢さんは早稲田で2年までヨット部に居たがその後50年近くヨットをやってなく久しぶりのヨットでお疲れだったと思う。ご苦労様でした。
 関矢さんを見送った後カリアリ在中の友人Paoloに電話して着いたことを知らせると直ぐ彼が来て再会を祝す。そして車でスーパーに買い物に付き合ってくれ夕食をご馳走になる。典型的なイタリア料理をお願いしたのでパスタ、ピザ、サラダ、アレンチーノを食べる。
 ここのマリーナは当初12日間の予定で料金を聞いていたのが一日70€だったが、今回2泊だけの係留にしたら何と1日120€との事高いのに驚く。
 Paoloのヨットが置いてあるここから約60NM西のCarloforte島に2日の日に一緒に移ることにする。
 サルディニア島の南西部を悦子達が8日に来るまで楽しむ予定だったので丁度良い計画になった。
 一昼夜の航海をしたのでぐっすり眠る。


(ID# 760)
2015/7/29 (水) Marettimo(Big Marina)~Marettimo(Finocchio Mario) 快晴

 Big Marinaは一日90€の係留料で高いので、すぐ近くのMooring Fieldに移りブイ舫いを今日はすることにする。
 朝食後買い物や給水をして11:45に舫いを解き12:00にはブイに舫う。ここエガディ諸島はMarine Protected Areaでアンカーリングとか航路、釣り等制限が多くあるところだ。
 アンカーも打てる場所が決まっていてそこはMooring Fieldになっていてそこに固定係留用ブイが備えてある。今回は4回目のブイ舫いになる。
 お昼にソーメンと昨日のタコ飯を食べて一休みしてからいつものように泳ぐ。水深は10mあるが海底は綺麗に見える。一方をそそり立つ岩壁で囲まれた入り江に日中はボートが沢山来てアンカーリングして賑やかだが夕方になると皆さん港に帰り一晩過ごす艇は5艇だけになる。
 夕食はベーコン、トマトソースのスパゲティーを白ワインで食べる。食後にエスプレッソにホットミルクを加えエスプレッソラテ?を久しぶりに飲む。月が満月に近づき月明かりの中、心地よい風に吹かれながら音楽を聴きながらウトウトした。


(ID# 759)
2015/7/28 (火) Marettimo 快晴

 サルデーニャ島まで160NMを一昼夜で渡る日までここに滞在する。ここの所サルデーニャ島方向からの西北西が卓越して向かい風になるので30日に風が変わるまで風待ちをする。素敵な島なので風待ちには好都合だ。
 朝食後、漁船が釣り上げた魚を岸壁で売っていたのでタコを買い塩茹でにしておく。
 11時からの島廻りのトリッパーボートで今日は島を遊覧することにした。この島は砂浜が少なく、波に洗われた洞窟が多くありその観光が名物でもある。飲み物、昼食付いて夕方4時まで海水浴場で泳いだり、洞窟を覘いたりする。20人位のお客さんが乗るが殆どイタリア人だった。我々日本人は珍しそうで、どうしてここを知ったか興味深く聞かれたりした。今年の春に日本に来たカップルが桜の美しさ、日本の綺麗さ、日本人の素晴らしさを誉めてくれた。
 生憎と洞窟の多い西側は西風が強いため中止で東側の洞窟と海水浴の場所で遊んだ。東側の入り江の海の色が大変きれいでエメラルドグリーン、コバルトブルー、ネビーブルーと三色の鮮やかな海の色だった。入り江の先の岬の丘にはお城がありそこに昇る。このお城はローマ時代から歴史がありサラセン、ノルマン、スペインの支配下に入り近代では牢屋になり世界大戦では無線基地として使われた歴史の変遷のある城だ。城からの見晴らしは、沖に水平線が広がり陸側には入り江が綺麗な青のグラデーションを見渡せるパノラマだった。
 皆さん海水浴をして体を冷やす。お昼はワインにチーズ、オリーブ、ボッタルガ、マグロの燻製等々出る。デザートにはメロンも出てご機嫌なトリパーであった。
 素晴らしいモレテイモの海を楽しんだ。4時に陸に上がってから買い物をして艇に戻る。
 夕食は今朝買って茹でたタコをタコ飯にして刺身風にした茹でタコと食べる。新鮮なタコを十二分に味わう。
 今日も夜風が気持ち良く夜をコックピットでラム酒を飲みながら楽しむ。
 港の脇のレストランでトランペットの心地よい音色が聞こえたので覘きに行く。大変賑やかでビールを飲みながら1時過ぎまで過ごす。


(ID# 758)
2015/7/27 (月) Longa~Marettimo (10NM)  快晴 西北西10~15ノット

 エガディ諸島3番目のマレッティモに向け、いつもの朝食を食べてから09:55にブイの舫いを解く。風は向かい風だったがマレッティモまで距離が短いのでセーリングを楽しむ。
 珍しくうねりがあり当初セーリングがやりづらかったが島に近づくにつれてうねりも治まりクローズホルドで7ノット近い速度を楽しんだ。
 マレッティモのマリーナは小さな港の中に桟橋が一つある小さなマリーナだ。前日電話で予約を入れておいたが我々が12:30に着いた時は2艇目だった。
 エーゲ海の島に似た風情があり魅了的な港町だ。この辺りはマタンザと云うマグロの追い込み漁が盛んな所だった。5,6月がシーズンで残念ながらオフシーズンでマグロは手に入らなかった。
 お昼にソーメンを食べて一休みの後泳ぐ。港の中も水が綺麗で底まできれいに見える。反対側の防波堤で、子供達が泳いで遊んでいたので其処まで泳ぐ。子供は何処も可愛い。
 町を散歩して果物等足りないものを補充する。夕食は、5年前にイタリアで知り合ったアメリカ人に教わったレストラン“スカレッタ”に行く。9時からの予約で面白いことにメニューは無く一つのコースだけだ。シチリア産白ワインを頼んだ後、前菜にイカの和え物に始まり、ツナのつみれボール、スパゲティー・ガンバレット(エビ入りソース)、メインはカジキマグロの野菜掛けソテー、デザートにそれぞれケーキ、ジェラードを食べる。フイニッシュはエスプレッソで締める。この店で“イタリア魅了のビーチ”(机直人著 東京書籍)と云う日本で手に入れた写真集の中にジョバンニー船長とミケーネおじさんの写真が載っていたので見せると二人とも呼んでくれ会うことが出来た。
 たった4組のお客さんだったが写真を取り合ったりして楽しい晩餐だった。
 フルコースでお腹一杯になって艇に戻る。


(ID# 757)
2015/7/26 (日) Cala Rossa~Longa (Favignana) 5NM 快晴 西10~12ノット

 ファヴィニアナ島の北東のカラ・ロッサから南側にあるロンガに移る。
 10:00にブイの舫いを解くが、この時間になると次から次にボートがやってくる。
 西10~12ノットの良い風だったのでセーリングを楽しんで12:00にロンガの入り江のブイに舫う。ここはブイに舫う艇が少なく殆どがアンカーを打っている。狭い入り江には日帰りのボートが横抱きになったりして50艇以上所狭しと並んでいた。
 海底は水草の部分と白砂の部分があり白砂の部分のコバルトブルーの色が美しく絵を描いているようだった。
 夕方になるとボートは戻り静かな海に一変する。
 夕食はご飯を炊いてイワシのかば焼き丼を卵スープで食べる。今晩も心地良い風が気持ち良い。


(ID# 756)
2015/7/25 (土) Lavanzo ~Favignana(Cala Rossa)(5NM)  快晴 北5ノット

 朝素敵な港の漁村の写真を撮りたく島に関矢さんと再上陸する。漁村が朝日に照らされ綺麗な写真が撮れた。
 09:45にブイの舫いを解き5NM南にあるファビィニアーナ島に向かう。Cala Rossaのアンカーレッジのブイに10:30に舫う。小型のモーターボートが既に沢山来ていた。
 ここは水深8mの砂底が岸から沖まで続いているところでコバルト色の海が非常にきれいだ。底までしっかり見え魚の回遊している姿も良く見えた。
 早速泳ぎ、ついでにプロペラに貝が着き始めたのでスクラパーで剥がす作業をする。
 皆さん泳いだ後ウトウト気持ち良くなり昼食前に一寝入りしてしまう。
 お昼にお稲荷さん用の油揚げを使った稲庭うどんを食べる。
 昼食後上陸する。丘に上がり湾内を眺めるとコバルト色の海の色、そしてネビーブルーの色に変化して行く色のグラデーションがきれいに良く見える。小さな観光船(トリッパーボート)も出入りして人気の浜の様で日本のビーチの紹介の本にも出ている。海岸の岸壁は昔石灰岩の石切り場であったそうで切った後がそそり立っている。
 ついつい泳ぎたくなり何回も泳いで綺麗な海を楽しんだ。
 夕方になると我々だけの艇が残り小型モーターボートを中心に50艇程居た艇が全部帰っていった。
 夕食は豚肉、玉ネギ、にんじん、イカの入ったスパゲティをお二人が作ってくれ白ワインで食べる。 海の上は涼しく食べ物は美味しく、そして夜風が心地良い。

(ID# 755)
2015/7/24 (金) Trapani~Lavanzo(10NM)

 今日からEgadi諸島3島を廻ることにする。相変わらず毎日好天が続き島の周遊にはもってこいの天候だ。
 John夫妻がサヨナラの挨拶を云いに来て、先に彼らは我々の来た道にパレルモ方向に向かった。
 我々は朝食後、艇に水を入れてガスボンベの到着を待って09:50に出航する。Egadi諸島の一番北にある10NM先のLavanzo 島に向かう。最初目指したアンカーレッジは1艇だけで係留用のブイも見つからなかったので隣のCala Freddaに行く。ここはブイが8個ほどあり丁度空いてあったブイに11:40に舫う。泳ぐが15mの水深の底が見える。  ラバーボートを降ろしてフェリー乗り場まで偵察に行く。ボートから見る海の色が海底の具合によって色が変わりグラデーションが綺麗だった。
 ブイは午後には埋まっていた。お昼は正田さんがソーメンに担担味噌を掛けた料理を作ってくれた。皆さんひと泳ぎの後の担担麺はビールと共に美味しく食べた。
 エガディ諸島のブイを管理しているスタッフがボートで集金に来る。環境保全もあり汚水のホールディングタンクを持っている艇は30%割引になる。そして諸島のブイは何処のブイに舫っても良いとの事だった。そして1週間だと更に割引があった。ブイのシステムは大変我々にとっても安心出来て助かる。
 食後は心地よい風に吹かれながらシェスタをする。
 夕方島に上陸するが小さな村に白い建物が密集してエーゲ海の島の雰囲気に似ている。
 夏休みを過ごす人たちが結構沢山来ている。小さな漁港を見渡すカッフェで景色を眺めながらジェラードを食べ、コーヒーを飲む。
 夕食は昨日のエビのだし汁でリゾットを正田さんと関矢さんで作ってくれ食べる。
 綺麗な湾で錨泊してシチリアワインと食べるエビのリゾットは3つ星レストラン以上の味だった。夜はビミニ(日除け)を外して夜空を3人で見ながらラム酒で楽しんだ。
 ブイ舫いだと安心してゆっくり寝ることが出来る。


(ID# 754)
2015/7/23 (木) Trapani 快晴

 朝食後、艇のデッキを水で流す。関矢さんと正田さんはトラパニの丘の上にあるエリチェのノルマン時代のお城に観光に出かける。私は明日からの錨泊に備えての買い出しに行く。前回停泊したマリーナの近くに魚市場があるので30分ほど歩いて出かける。残念ながらマグロのシーズンは終わったそうでカジキマグロしか置いてなかった。
 今晩の前菜用にイカと大小のエビを買う。近くには野菜売りの露店が並んでいたのでサクランボ、ネクタリンと野菜を買う。ここはEgadi諸島への玄関口でフェリー乗り場の前は観光客で賑わっている。
 艇に戻るとワイン、ビール、水のお届け販売の売り込みが来る。見てもないワインを買うのに躊躇したが重たい物を運ぶ事を考えるとついつい楽をしたく頼んでしまう。
 暫くして届けに来たがビールは知らない銘柄で今まで飲んでいたのより1カートンで10€も高いので断ったが引き取れないと言う。イタリア語と英語の混じった中での会話なので正確な理解は出来なく、結果10€値引きすることで引き取ることにした。
 16時過ぎに二人が汗びっしょりで帰ってくる。夕食はJohn夫妻をレストランに誘っていたが正田さんが料理を作るということでJohn夫妻をCAVOK5に招待することにした。
 7時よりパーティーが始まる。芝エビをニンニクとオニオンのオリーブで炒め、車エビのボイル、イカのグリル、ベーコンとズッキーニの炒め物そして最後にソーメンを正田シェフが料理してくれる。いずれも大好評でレストランに行くよりはるかに美味しいと彼らが誉めてくれた。今日買った白ワインを飲んだが料理にあった。
 彼らは7年間地中海をクルージングしたが今年でボートは止めて陸を楽しむとの事だった。
 フランスの彼らの家に秋に呼ばれた。好感が持てる素敵な夫婦だ。


(ID# 753)
2015/7/22 (水) Palermo~Trapani (快晴)北10ノット

 2年前にトルコで知り合ったJohnとEvaがトラパニに居る連絡があったのでトラパニに行く。
 8:50に舫いを解いて2時間程機走する。その後良い風が吹き出しフルセールで気持ち良く走る。途中からジェネカーも張り久しぶりのセーリングを楽しむ。
Johnの情報では幾つかあるトラパニのマリーナの中で一番奥の一晩30€の泊地料で係留できるマリーナにいるとの事、CAVOK5は前回90€のマリーナに係留してしまったので、今回はJohnのいるTrapani Boat marinaに行く。マリーナはJohnが予約しておいてくれた。
 18:00に舫う。John が来てくれ手伝ってくれた。その後彼の艇Distny号に挨拶にお邪魔したがそのまま夕食をご馳走になった。奥さんのEvaはフランス人なのでフランス風スパゲティミートソースを美味しく頂いた。
 我々のこれから行く予定のFavignana島の情報も教えてもらう。我々はPalermoの情報を提供したり、今後の計画の話をして盛り上がる。
 正田さんも彼等とはトルコで暫く一緒だったので楽しい晩を過ごした。


(ID# 752)
2015/7/21 (火) Palermo 快晴

 悦子が居ないので食事が困る。一応朝食はいつもの簡単な食事を私が作る。
 関矢さんはまだ見ていないモンレアーレのドゥオーモへ、正田さんは市内観光に出かける。私は艇にとどまり買い物したりしてゆっくり過ごす。
 夜昨日お邪魔したイタリア人グループを招待したので、正田さんはホイコーロとベジタリアンカレーを作ってくれ総勢7名で、CAVO5で晩餐会をする。
 すっかり盛り上がりワイン5本、日本酒1本、ラム酒1本が空瓶になった。
 非常に彼らは日本が好きの様だった。


(ID# 751)
2015/7/20 (月) Palermo 快晴

 昨日遅くまで飲んだのでゆっくり目を覚ます。コーヒー、ミルク、パン、バター、蜂蜜、ヨーグルト、バナナの朝食を済ますと、今日乗船する関矢さんから電話が入りここに向かっているとの事、マリーナは分かりずらい所にあるのでタクシーで探しているようだが分からないようだ。ここのスタッフに電話を代わってもらい、ドライバーにここの来かたを伝えてもらう。
 元気な姿で関矢さんが現れ、久しぶりの再会を祝す。これから暫く男3人の航海になる。
 関矢さんは、ANAの同期入社だが早稲田ヨット部に在籍したこともある。3年前にCAVOK5がベネチアに滞在中に訪問してくれたことがある。
 彼はANAでは空港開設等の仕事が多く、海外のANAの空港開設に携わっていてパリに自分のアパートを持っている位海外を熟知している。今回もシチリア島をぐるりと一人旅してきた後の来艇だ。
 お昼前にカリフールに買い出しに出かける。カリフールの店員が、私がマリーナに居るのを覚えていてくれて声を掛けてくれデリバリーのサービスを教えてくれたのでお願いする。ビール、ワイン等重たいものがあったので助かる。
 夕食は外食にして、レストランでそれぞれシーフードリゾット、イカスミスパゲェティ、ヒレステーキ、サラダをビールと白ワインで食べる。久しぶりにデザートにシャーベットとエスプレッソを楽しむ。
 艇に戻って水割りを飲みながら1時過ぎまで四方山話をして就寝する。


(ID# 750)
2015/7/19 (日) Palermo 快晴

 土日は地元の艇の出入りが多い。夏休みで家族ずれが多い。
 朝寝坊して遅い簡単な朝食を済ませてから、艇の水洗い、来客用寝床の準備等をしてから買い物に出かける。自転車があると大変便利だ。
 夕方になってお腹が空いてきたのでちょっと早いが食事をすることにした。無性にステーキが食べたくなり、ステーキの美味しそうなイタリアンレストランを探して入る。ヒレステーキを頼むが300g位の大きさのヒレステーキが来る。今までの経験でイタリアのステーキは美味しかったので期待していたが、案の定肉も柔らく300gのヒレと大盛りの野菜サラダをペロリと食べてしまった。
 帰ってからシャワーを浴びに行くときイタリア艇から声を掛けられ一杯誘われた。
 シャワーを浴びた後寄ると、日本がとっても好きだそうだ。彼は日本人を大変誉めてくれ、日本人はPoliteでPrincipleそしてKindと言ってくれた。日本が好きな外国人は、大概この3つの言葉を使って日本を誉めてくれる。因みに彼は日本に来たことは無いそうだ。彼はベジタリアンだそうで、彼が作るベジタリアンの夕食にも誘われたが今晩慶応の後輩の正田さんが来るので夕食は遠慮してお酒だけ頂いて艇に戻り正田さんを待つ。23時過ぎに電話あり、今空港に着いたとの事で遅れて着いた。
 24時過ぎに無事正田さん到着してイタリア人艇に寄って一杯飲んでからCAVOK5で無事の到着を生ハムとメロン、ワインで祝う。彼は今年で3回目のCAVOK5の乗船になる。    今回はシチリアからサルディニアの間一昼夜の航海をしなければならないのでその助っ人も兼ねて来た。


(ID# 749)

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