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2011/9/2 (金) Hyeres~St Tropez(Port Cogolin) 25NM
09時丁度に出港するが北東の9~10mの真上りのコースになる。ジブ、メインとも3ポンにリーフするがうねりの無い風波だけの海面を上り一杯のクローズホールドで6ノット出る。 ちょっと落とすと7ノット出るがVMGが落ちる。午後2時過ぎに風が順風になりジブ、メインともフルセールにする。棚橋さんが16時前サントロペ湾の入り口までマニュアルで舵を握って頑張った。
サントロペ湾に入ると大型クルザーが次々と目に入ってくる。出入りの多い中St –tropezに入港するがゴムボートに乗っているスタッフに係留できるか聞くと予想通り一杯との事、2NM先のPort Cogolinに向かう。18時30分にコゴリンに舫う。
此処はサントロペより広く倍近くの1550隻が係留できる。
25NMを9時間掛けてきたわけだが後で航跡を見ると倍近くの距離を走っていた。
マリーナにエレクトリックをメインにしたメカニックショップがあったので修理を頼んだら明日朝8時から不具合箇所を見てくれることになった。
夕食はサラダとポークチャップをカマルガ産のお米で頂く。このお米はヨーロッパでは珍しい水田で出来たお米で日本米と遜色なく美味しい米だ。
(ID# 112) |
2011/9/1 (木) Hyeres~Ile de Port-Cros 10NM
マルセイユで知り合った山本さんのパートナーのクリストフさんが世界で一番好きな島であるというイエールから10NM先のポルクロ島に行くことにする。
10時40分に舫いを解き東の風10m近くある中 片上りで行く。島には錨地が2か所あるが東の強風につき西側の入江の錨地を選ぶ。ここは自然保護の為アンカーリングの場所は限定されていて固定されたブイに舫うことになる。既にほぼ一杯ブイが使われて50艇程ブイに舫っていたが幸い空ブイを見つけて舫う。緑の多い島で海の色と島の緑がマッチングして美しい。隣のフランス艇、ドイツ艇が日本から来たのかと声を掛けてくれる。
ゴムボートで島に上がるが小さな船着場があり渡し船も着き小さな店もある。海辺のレストランで遅いお昼を食べる。ここにもキャプテネリアがありブイの使用料21ユーロー払う。
艇で休んでいるとフランスのカスタムが3人ほど調べに乗船してくる。書類を調べて帰るが日本の国旗を見て調べに来たそうだ。洋上での検閲は昨年のポルトガル以来2回目になる。
きれいな水の海の中、上田さんと泳ぐ。海水で体を洗うが石鹸は泡立たなかった。海水用の石鹸を探しているが未だに手に入らず。艇のシャワーを浴びてすっきりする。
夕食はヒレステーキ、ガーリックポテト、サラダを赤ワインで頂くがこのヒレステーキが柔らかくとても美味しかった。ポルトガル以来一番おいしいヒレであった。
(ID# 111) |
2011/8/31 (水) Morgiou~Hyeres 42NM
9時に抜錨して少しひんやりした快晴の中 東南東の風を受けて42NM先のイエールを目指す。海岸沿いに聳える岩壁の景色を見ながら順風の風に恵まれ快適なセーリングをヨット部OG上田さん、棚橋さん そして悦子と楽しむ。
お昼は例の如く野菜たっぷりのハムサンドをビールでなく紅茶で皆さんと頂く。
15時過ぎに港に入りレセプションポンツーンに着けようとしたらマリーナスタッフのゴムボートが来て係留場所に誘導してくれる。夏のシーズンのせいかマリーナに入港すると直ぐ誘導してくれるので助かる。地中海では槍付が殆どでスターンから着けるが45フィートあるCAVOKⅤではバウスラスターがないと狭い中つけるのが難しい。幸いと風が弱かったのでスムースに着岸出来た。
15時20分に舫う。ここも大きなマリーナで1350隻係留出来120隻分のビジターバースがある。South Basin とNorth BasinがありSouth Basinに舫う。
夕食は具が一杯のカレーライスを頂く。疲れた体にスパイスの効いたカレーが美味しかった。
(ID# 110) |
2011/8/30 (火) Marselle~Canaque de Morglou 10NM
朝8時30分に約束通りMarcさんが来る。ガーミンのチップを持ってくるが作動せず。
ボイラーからの水漏れは止まるがサーモススタットの部品がなく、サーモススタットが効かない状態になる。部品を調達次第修理することになる。
女性陣はその間買い物とノートル・ダム・ドウ・ラ・ギャラン寺院に登りマルセイユの港を一望してくる。この寺院の鐘楼に建つ聖母マリアが港を出入りする船を見守ってきたそうだ。昔からマルセイユに来た船乗りは此処に祈りに来たそうだ。
2時過ぎに舫いを解きカナンクュ・ド・モルギュの入江に向かう。イフ島の脇の水路を抜けて昨日お邪魔した山本さんの家を岸に見ながら青い空、紺碧の海面をセーリングする。
17時50分に崖に囲まれた入江にアンカーを打つ。4艇程先客がいた。テンダーを降ろして上陸する。小さな漁船が狭い泊地に所狭しと係留してあり小さな田舎の漁港の趣であった。
遅い夕食をマルセイユで仕入れた鰯の酢漬け、タコのマリネ、オリーブの実、クルベットローズ、サラダを白ワインで頂く。お陰様で私の体調も良くなりお酒も嗜めるようになり幸せである。
食後はビニトップを外して満天の星空を見ながらおしゃべりをして過ごす。
(ID# 109) |
2011/8/29 (月) Marselle
昨日頼んだメカニックのMarcさんが朝9時に来る。彼は大西洋を25回渡ったというセーラーで親身に夕方迄かかって見てくれたが完全な修理は部品の関係もあり出来なかった。
又明朝GPSの修理に来ることになった。
バルセロナから一緒したクマさんがバレンシアのトマト祭りに行くため艇を離れる。今日は私の66歳の誕生日で彼女がケーキをプレゼントしてくれた。又乗船したいとの事なのでニースでの再会を約す。
夕方Christopheさんが迎えに来てくれ、彼の家に行く。素晴らしいロケーションにある素敵な家で家の前が海でプライベートビーチになっている。イフ島が目の前に見えた。
夕食は当方が用意した鯛の塩焼きと山本さんが作ってくれたサーモンのお寿司と巻きずしをご馳走になった。なかなか美味しいお寿司でお客さんが来たときは大抵このお寿司を出すそうだが大好評との事だった。目前の海を見ながらシャンパンは地中海の雰囲気を十二分に味あわせてもらった。
彼との日本でのセーリングを約束する。又彼からコートダジュールの錨地の情報をもらう。明日はその中の一つの10NM先の入江Cananque de Morgiouに行くことにする。
(ID# 108) |
2011/8/28 (日) Saintes Maries de la Mer ~Marselle 43NM
朝おぶ味噌のお握りを食べて08時35分に晴天の北西風の中出港。昨日の前線通過後の強い北西風が残っていたが12~14mの風の中追い風でジブだけでうねりの無い海面を7~8ノットで快調に滑る。
一時風が強まったのでジブをリーフするがそれでもスピードは変わらず。マルセイユに近づいてから天気予報通り風が落ちてきたのでメインも揚げフルセールにするが時折9ノットを越えるスピードを出す。
上田さんが舵をとり大型艇の舵取りの練習をして後半は真直ぐ進むようになった。
15時過ぎにマルセイユの町がはっきり見えるようになり客船の入っている本港の南端にあるMarseille Vieux PortのCNTLに入る。
ポンツーンに舫っている艇に日本人の女性が居たので話しかけるとフランス在中15年のオペラ歌手の山本由紀美さんと云う方で彼女のパートナーの所有しているヨットだった。 パートナー彼はChristopheさんと云うフランス人で6歳からヨットを始めたというセーラーだった。
彼にGPSの不具合、バウスラスターの不具合、ボイラーからの清水漏れの不具合を話したら彼の知り合いのメカニックに連絡してくれて明日来ることになった。
そして明日彼の家での夕食のご招待を受ける。
夕食はクルベットローズ(海老)、ラムレグの香草焼き、花ズッキーニとインゲンのソテー、ラタトウユをいつも通り気持ち良くコックピットで頂く。
(ID# 107) |
2011/8/27 (土) Saintes Maries de la Mer
北風で方向は良いのだが行き先のマルセイユの予報はまだ北風の強風が今日一日出ているので出港を取り止め一日ゆっくりする事にする。ここのマリーナはこじんまりして静かで船に居る人達もフレンドリーで良い感じなのでゆっくりするには良い。
私とクマちゃんはバスでここから40分位のアルルに日本で云うドコモショップであるオレンジショップを探しに行く。残念ながらアルルにはなくインターネットの通信の不具合を解消出来なかった。 ついでに紀元前2世紀に出来た当時のガリア地方最大の規模を持つ円形闘技場を見学する。アルルは遺跡の宝庫でいたる所に遺跡があり当時のローマの巨大さが実感できる。
残留組はショッピングを楽しむ、色々と着る物を買い込んだようだ。
夜はそれぞれ遅い昼食を外で食べたのであっさりしたものを食べることにして鶏肉サラダ、ご飯、イワシの缶詰、おぶ味噌、マグロの佃煮を私は熱燗で頂く。
(ID# 106) |
2011/8/26 (金) Saintes Maries de la Mer
朝から曇りで南東風が強く吹いている。今日は夕方寒冷前線が通過する予報が出ている。
朝公園で開かれる市場に買い物に行く。食材が豊富で、野菜、果物、お肉、チーズ等を買い出しする。午後風が突風交えて強くなったので増し舫いをする。 お昼はパン屋で出来たてのクロワッサンとデニッシュで軽く済ますが出来たてのパンは今まで全て美味しかった。
夕方前線が通過して雷と共に風が変わり北風になる。タイミング悪くこのタイミングで入港してきたヨットが風に流され係留に失敗してポンツーンに衝突して船体に穴を開けた。
夜は市場で買った鳥の丸焼きを食べるが中々これも今まで外れがなく美味しい。
残念ながら上田さんがお疲れのせいか風邪気味でベッドで休む。
(ID# 105) |
2011/8/25 (木) Saintes Maries de la Mer
9時レンタカーを借りてアルルへ向かう。日本から持ってきたガーミンのコンパクトなカーナビが威力を発揮してくれる。ヨーロッパのチップを入れておくと ロータリーに入っても何番目に出るようにと日本語で教えてくれる。これがなくてはヨーロッパ域内での車の運転は苦労すると思う。優れものである。
とはいってもホテルが旧市街地の道の細い所で一方通行であたりして最後は車からカーナビを外して歩いてホテルに行く。
彼女達とホテルで会ってから世界で一番保存状態が良いコロシアムというニームの円形闘技場を見学する。ニームはフランス最古のローマ植民地都市であり遺跡も多くある。
その後 以前から見たかったポン
デュ・ギャールの紀元1世紀に出来た水道橋を見に行く。
ガルトン川に掛かる長さ275m 高さ49mの3階建てのアーチ型石橋の威容な景観には圧倒される。改めて古代ローマ人の技術力の高さに驚く。橋の下の川では水浴やボート遊びを涼しげに楽しんでいた。
サント・マリエ・ド・ラ・メール戻り マリーナの近くの湿原の中の大きな湖の中でピンクフラミンゴを遠くに観測することが出来た。
夕食は上田さん、棚橋さんのウエルカムパテーで、クルベットローズ、小イカのガーリックソテー、ジャガイモとひき肉のキャサロール、黒トマトとアンチョビのタパス、トマトとレタスのサラダ、マグロの佃煮、ひじきご飯をシャンペーンで乾杯して頂く。
(ID# 104) |
2011/8/24 (水) Saintes Maries de la Mer
ゆっくり起きて街を散策に行く。観光地で沢山のお土産物屋さんが 所狭しに軒を並べている。小さな田舎の観光地と云う感じだ。マリーナも360隻規模で今まで100隻以上係留出来たマリーナに比べるとはるかに小さく小型船が多い。
午後観光船でプチ・ローヌ川を遡上してカマルグ湿原の自然を探索に行く。白馬、牛等放牧してあったが餌付けしてあり、大した自然ではなく期待外れであった。自然とは別に川辺にはテラスのついた小屋で団らんしてたり、魚取り用の仕掛けが在ったりの光景は牧歌的で楽しませてくれた。
明日アルルに上田さん、棚橋さんを迎えに行くのでレンタカーの予約をする。
桟橋で100kg位あるマグロを釣り上げた船がマグロを解体していた。クマちゃんが解体した後の肉の一杯着いた骨をゲットしてきた。初めてマグロが釣れたのを見たので次回からマグロを狙うことにする。
夜はマグロの剥き身で手巻き寿司、血合いは佃煮にして食べる。私は日本酒を約一合ゆっくり味わう。
(ID# 103) |
2011/8/23 (火) Gruissan Neuf~Port Gardian
0630起床外がやっと明るくなる時間だ。今日は60NM以上走るので朝食は紅茶とクロワッサンで済ます。07時に舫いを解き上り一杯の風4~5mの中機帆走で7ノットで静かな海面を走る。
上田さん、棚橋さんがアルルに昨晩遅く到着した旨電話連絡が取れる。
ここの所のいつものパターンで一時風が治まりその後東から南東の5~6mの良い風に恵まれる。17時40分入港。このマリーナの係留の仕方はスターン着けだが両サイドに鉄のポールが立っていてその間を抜けてスターン着けになる。狭い間隔と横風とバウスラスターがバッテリー不足で効かず2回ほどトライして3回目に無事舫う。着いてから他艇のムアリングを見ていたが皆さん大変苦労していた。
ここの陸側はカマルグ湿原でピンクフラミンゴ、白馬、塩そして水田があり日本と同じお米が採れる。
ここで25日に上田さん、棚橋さんと合流することになっていたので一息つく。彼女たちはここから35kmほどの距離にあるアルルに観光の為泊まっている。 夕方到着後お疲れ様で昨日の残りのポトフで一杯飲む。夕食はサーモン、トマト、マッシュルーム、チーズの蒸し焼きとグリーンサラダを頂く。
(ID# 101) |
2011/8/22 (月) Gruissan Neuf
今日はアグド迄予定して準備していたが、もろに風がヘッドウインドになるのとバルセロナ出てから連日の帆走だったので出港を取り止めゆっくり休むことにした。
昼からバスで20分位の所にあるナルボンヌに3人で出かける。
この町はローマ時代にスペインへの陸上路の安全確保の為 紀元前118年に出来た植民地都市だ。
Canal de Midi から分かれたCanal de La Robineが町の中心を流れている。久しぶりにロック(水門)と運河ボートを見ることが出来た。又1272年に建設されたサン・ジェスト大聖堂が見ごたえあった。
帰りが遅くなったのでポトフとサラダとバッケットで夕食をとる。
(ID# 100) |
2011/8/21 (日) Canet en Roussillon~Gruissan Neuf 25NM
次のレグからはGPS のチャートのチップが変わるのでMediterranean Centerのチップに入れ替えるがダウンロード出来ず。日曜につき業者も休みなのでガーミンのカーナビとI padのNavionicsとチャートなしのGPSを使って出港する事にする。準備している間にコインランドリーで洗濯、食料の買い出しをする。ハーバーでは漁船が横着けした前で出店をだし取り立ての魚を売っていたのでイサキに似た魚を三匹買う。 11時10分舫いを解き43NM先のAgdeを目指す。日曜日で今日も出入りの船が多い。
出入りで錯綜するが皆さんルールを守り手際よくスムースに出入りしている。
地中海の夏真っ盛りである。生憎と風が北東の真迎えの風5~6m、機走で2時間程走るが中々風が南にシフトしてくれないのでオンコースは諦めてセールを揚げクローズでコースを外して走る。このままではアグドの到着が20時頃になってしまうので目的地を変更してこのままクローズで行けるアグドの手前18NMにあるグリュサン ヌフにする。
機走でひたすらアグドを目指す代わりにコースが変わりクローズで快調にセーリングを楽しむ。同乗しているクマさんがセールトリムをしながら帆走を楽しんでいる。いつも航海中は船内にいる悦子もデッキでクマさんと話しながら楽しんでいる。
17時30分入港 フランスに入ってから2港目になるがビジターヨットはポンツーンに横着けになっている。 ここのマリーナの人たちも親切でフレンドリーで親しみを覚える。
マリーナは広く1000隻以上の船が係留してあり、又ショップも多くバカンスで沢山で賑わっている。悦子とクマさんはショッピングに出かける。クマさんは8月31日にあるグニョールのトマト祭りに行くのでそれ用の白いドレスを買いに行った。
夕食は朝買った魚を艇に備え付けのバンベキュー台を初めて使って焼き魚にする。見た目美味しいそうな魚でゲランドの塩加減と焼きが上手く出来、なかなか美味しかった。付け合せはジャガイモサラダとラタトーユ。日本酒少々、ワイングラス半分を美味しく味わう。先生にスピリッツ系のお酒を避けるよう言われているので海に合うジンは諦めた。
(ID# 99) |
2011/8/20 (土) Rosas~Canet en Roussillon 35NM
午前中ロサスのギリシャ時代からの遺跡のあるCitadel Museumに行く。
広い五角形の要塞の中にそれぞれの時代の遺跡が残されていて時代の変遷を目で見ることが出来た。
昼出港しようとしたら珍しく青空の下に霧が発生していたが直ぐ消滅したので12時30分に舫いを解く。暫らく機走して半島をかわしてからセール揚げる。正に夏の地中海のバカンスで沢山の船が出ている。
ここの所パターンは 午前中北東風の弱い風で午後過ぎから南東に回り5~6mの風が吹くパターンになっている。
今日も15時から風が南南東に回り追手になり、ジェネカーを揚げダウンウインドタッキングを数回やりながら平均7ノットの速度で気持ち良く走る。
途中フランスに入るので表敬旗をスペイン国旗からフランス国旗に変える。ベルギー、イギリスそして今回スペインからと3度目のフランス入国になる。
3時間位して風が落ちて凪になるが19時15分にカネ・アン・ルションに舫いを取る。
今日は到着が遅くなったので外食することにする。鰯の塩焼き、マテ貝のグリルとパエリヤを食べる。ビール一杯だけ楽しむ。
(ID# 98) |
2011/8/19 (金) Palamosa~Rosas 25NM
昨夜上島さんと会えなかったが 今日午前中久しぶりに彼とCAVOKⅤで会う。彼の御嬢さんがフランス人と結婚してフランス在中で毎年上島さんはフランスに遊びに来ているそうだ。今回は御嬢さんの嫁ぎ先の実家のセカンドハウスのあるパラモスに上島夫妻はペンションを借りて滞在しているそうだ。偶然にもスペインの名も知らない街で会えるとは幸運だった。
一緒に今晩御飯の招待を受けたが日程が遅れているため、もう一泊出来ないので残念ながら事情を話し13時に舫いを解き出港する。
パルモスから北に登るコースになるが北東風4~5m位の風で片上り、静かな海面を気持ち良く滑る。ここからも海岸線は至るところに小さな入り江があり所狭しと ボート、ヨットがアンカーリングして海水浴を楽しんでいる。我々も仲間に入りアンカーリングしたかったがスケデュールの関係で諦める。
15時頃から風が南東に回りジェネカーを揚げスピードアップ6.5~7ノットで水を気持良く切っていく。
今回クマさんが載っているので彼女に任せてデッキで波を切る音を聞きながら昼寝を楽しむ。
17時40分に別荘の立ち並ぶ丘をバックにしたロサスに入港。
夕食はチキンカレー、トマトとルッコラの野菜サラダをグラス一杯のビールとグラス半分の白ワインで頂く。約20日ぶりのお酒をゆっくり楽しませて頂いた。
(ID# 97) |
2011/8/18 (木) Barcelona~Palamos 45NM
9時30分に舫いを解く。予定していたBlanesから15NM先のPalamosに目的地を変更して晴れの微風の中長居したBarcelonaを出港する。目的地を変更したのは私のANA時代の友人の上島さんが、パラモスに2週間ほどペンションを借りて滞在中とのこと是非寄るよう昨晩電話を頂いたので、急遽目的地をブラネスから変更することにした。
今日からクマさんが乗艇したが若くて気持ちの良い子ですっかりCAVOKⅤにも溶け込んだ。今までは気圧経度の少ない天気図の時は昼すぎると風が出てきたが今日はなかなか吹いて来ない、時折風を拾い帆走が出来たが機帆走がメインの航海になった。
と云っても久しぶりのセーリング、海の上にいる事だけで無上の幸せを感じる。
海岸線には 崖の上に建つ素敵な家々、崖の間の砂浜は海水浴場、小さな入り江にはヨット、ボートがアンカーリング、行き交うヨット、ボート 眺めているだけでも楽しくなってしまう。このバルセロナからパラモスの間に何と10か所のマリーナがあった。
今までお昼は生ハム、チーズ、野菜のサンドウイッチであったがまだ当分脂っこいものを避ける為、みそ汁、お握りとなる。楽しみのビール、オリーブは出なかった。
17時40分パルモス入港 ガソリンスタンドに着けて給油してからビジターバースに舫う。
新しくクマさんが乗艇したので航海中私は昼寝をする事が出来た。彼女はFangで初めてヨットを乗ったそうだが色々積極的に覚えようとしている。そして動きも良く、明るく頼もしい26歳の若者である。暫らくの間の同乗が楽しみだ。
夕食も変化があり、チキンのヒレ肉、オニオン、ズキーニ、トマトの重ね焼き、ガーリックトマト、レタスとトマトのサラダをノンアルコールビールで頂く。勿論悦子とクマさんは白ワインを美味しそうに飲む。
明日は先生に言われた1週間の禁酒が終わる日なので楽しみである。
(ID# 96) |
2011/8/17 (水) Barcelona
明日からの出港準備をする。朝シーツをクリーニング屋に出す。そして前回入院していたので見ることが出来なかったピカソ美術館に行く、30分程並ぶ。丁度前にいた二人組が日本からの大学2年生でユースホテルに泊まりながらヨーロッパを旅行しているそうだ。
若々しく全てを吸収しようとする意欲をもった好感の持てる青年であった。
お昼は街で食べたが、前回までのスタイルを変えて脂気を少なくしたツナサラダとフレッシュオレンジジュースで済ます。
帰りにスーパーマーケットに寄り明日からの食材を買う。
今晩バルサ対レアルマドリッドの試合があるということでチケットを買いに行くが生憎と売り切れで諦める。試合開始が何と夜の11時だった。
夕暮れ時の一杯はノンアルコールビール、後2日頑張ると五味先生に言われた一週間が過ぎるのでそれまで我慢。
夕食は完全な日本食、ご飯に味噌汁、鰯の缶詰、ひじきと干し椎茸の煮物、飲み物はお茶と仙人みたいな食生活になる。
夜7月にバルセロナで会ったFangのクルーのクマさんこと大熊彩花さんがCAVOKⅤに乗りに来る。Fangはソマリア沖の海賊を避けるため艇を本船でシンガポールに送るのでここでFangとお別れと云うことでCAVOKⅤに暫らくどうぞと云うことで25日迄一緒に乗ることになっていた。
(ID# 95) |
2011/8/16 (火) Barcelona
前日成田に前泊して10時20分発のスイスエアーのチュリッヒ経由バルセロナ便に乗る。
予定の時間19時にバルセロナに到着する。お酒が飲めずの長時間フライトは辛いものがあった。
久しぶりに異常のないCAVOKⅤを見てホットする。9時ごろまで明るいので荷物の積み込み等助かる。長旅の疲れと機内での食事でお腹も空いていないのでシャワーを浴びて早めに就寝する。いつもだが船上で寝ると心地よく深く眠れる。海の上に浮かんでいる船は地上の家に比べてクッションが違うのかと思う。
(ID# 94) |
2011/8/3 (水)
8月3日~12日 帰国後の通院生活前日成田から直行して慈恵医大に緊急で受診をお願いし診察を受けが痛みも熱もないので、明日以降外来で診療を受けるよう言われ、翌3日慈恵医大病院に外来で行く。担当の医師は石川先生で最初に事情を話し8月中旬には渡航したい旨お伝えしたところ、先生に私は今そこまで分かる名医でありませんとやられてしまった。血液、CTをとる。血液の値はバルセロナの値よりかなり良くなっている。CTでは胆石見つからず、MRIを撮る事になる。ここで心配していた事象が発生、MRIの予約が15日との事。ここで2週間検査待ちはしたくないので元の会社の社医でヨットもやっている阿部先生に事情を話してMRIの検査を早く出来るところを紹介して頂く。
早速手配をしてくれ5日の日に阿部先生の所に寄り紹介状を持って紹介先の榊原病院でMRIを撮って、それを持って再度阿部先生の所に戻り所見を聞く。阿部先生は脳神経科で専門ではないがMRIの画像には石は見つからないとの説明を受ける。
阿部先生が私の航海の事情を含めて慈恵医大の石川先生に紹介状を書いて頂く。幸い石川先生はJALの社医で阿部先生の後輩でもあった。
石川先生の診察日の9日に朝から慈恵医大で診察待ちをする。
石川先生の診断では胆石は見つからず、胆管は拡張しているが胆嚢を以前取っているせいなので胆管の拡張は異常でない。血液の値も沈着化している。GOT,GPTは標準以内で問題なし、膵臓の機能も平常、γGPTだけ基準値を超えている。多分石が自然に出たか、一過性の症状として出たのでしょう。膵臓、肝臓も問題ないので渡航して良いでしょうと診断を頂いた。
私としては未だγGPTが高いので心配で念の為12日再度慈恵医大いつも見て頂いている五味先生の診断を受け血液検査をお願いする。若干ガンマーGPTが高めだが徐々に下がっているので問題なし、一番気になる飲酒に関しては、更に一週間我慢しなさいとの事楽しみはバルセロナまでお預けとなった。
この間後輩の江原さんには彼女の同級生の東京医療センターの医院長に事情を話してくれ、いつでも診断出来るように取り計らって頂いたり、皆様の温かい支援に感謝する。
長々と診察の話を書いてしまったが、早く船に戻りたい一心の行動を書かせて頂いた。
(ID# 93) |
2011/7/27 (水)
7月27日~8月1日 この間マコ、ロッコ、エツコはバルセロナの町の観光やピカソ美術館、フラメンコ又お料理と楽しんでくれた。
マコ、ロッコは31日無事バルセロナを発ちミュンヘン経由で日本に向かった。マコ、ロッコに大変迷惑を掛けてしまったがマコ、ロッコ、エツコのお蔭で予定通り無事バルセロナに艇を着けることが出来た。
マコ、ロッコは昔からの友であるが大変感謝している。
私はドクターから8月1日に日本に帰っても良い許可が出たので予定通り悦子とロンドン経由で帰国した。
初めて海外の病院に入院したが入院したHospital del Marは大きな病院で施設も良くドクターもナースも親切で二人部屋だったがトイレ、シャワーもあり又毎日ベットメイクをしてくれ窓辺からは海が見え満足であった。
治療の方は点滴、注射と飲み薬を毎日続けた。
海外の入院は高いと聞いていたが最初にデポジットで8000ユーロ請求された。実際掛かった費用は4040ユーロだった。
入院中にカード会社に連絡したところ保険会社からMedic’Airと云う国際医療を扱う会社と直接連絡を取れ様にしてくれ、そこが全て保険業務を担当してくれた。デポシット払う前だったら直に支払いもしてくれたそうだ。又病院のドクターとも直にMedic‘Airのドクターと電話で話し8月1日帰国の件も問題なしと判断してくれた。今後このような事態があったら即カード会社に電話することにした。
2日無事成田に着きその足で慈恵医大病院に緊急で行ったが痛みがないとのことで入院は出来ず自宅に帰った。
(ID# 90) |
2011/7/26 (火) Soller~Barcelona 105NM
今日は一気にBarcelonaにあるPuerto Olimpicを目指すことにする。当初の計画ではTarragona, Ginesta, Barcelona本港に寄って行く予定だったが、私の体調が思わしくないのをマコが気を使って提案してくれた。Sollerから約100NMの距離なのでCAVOKⅤの航海以来、初めての一昼夜のセーリングとなる。早く出ても着くのが朝方早い時間になってしまうので午後3時頃出港することにした。
私はお腹の痛みの再発が心配なので午前中にSollerの町の医者に再度診察に行く。行くときは病院が分からないのでタクシーで行ったが帰りはSollerからPort Sollerへのレトロの電車に乗って景色を楽しんだ。診断は以前と同じで同じ薬で良いとの事であった。私としてはもしもに備えて抗生物質をお願いしたが必要ないとの事で薬は頂けなった。
15時20分に出港してコース北に対して南西の5~6mの良い風に恵まれたので最初からジェネカーを張り快調にスタートする。艇速も7ノットをキープしていたが段々風が強くなり白波が出始めたのでジェネカーを降ろしジブにした。それでも時には8ノット出てこのままでは明るくなる前に到着しちゃうので、ある程度行ってからスピード調整を考えることにした。ワッチは一時間交代でマコとしたが夜間天の川が浮き出るような星空を見ていると時を忘れた。
夜はジブ、メイン共リーフしたが7~9mの風の中、快調に平均7ノットで滑った。夜半このままでは朝3時頃ついてしまうのでメインをファウリングしてリーフしてジブのみで帆走する。朝方になると風が弱まり北に変わり丁度時間調整になった。
11時10分Puerto Olimipicに舫いを取る。ここに8月12日まで艇を係留して置く予定だ。 此処で日本人の方が艇に声を掛けてくれた。4年前に日本を出てアリューシャン、アラスカ、カナダ、北米、パナマ、アイスランド、地中海を廻ってきたFangという艇長の林さんだった。
ここからはソマリア沖の海賊が危ないので船積みにしてシンガポール迄輸送するそうだ。
夜は若い彼らのクルー3人を呼んでCAVOKで宴会をする。
生憎と私の方はお腹が再度痛くなり宴会はしていたが11時過ぎに痛さが増してきたので昼間調べて置いた近くにある大きな病院Hospital del Marに緊急で行き調べてもらう。超音波、レントゲン、血液を調べて結果やはり胆石が悪さしているようだ。即入院となる。
この時Fangのクルーの良太君が長い間付き添ってくれ感謝する。
(ID# 89) |
2011/7/24 (日) Pollensa~Soller 38NM
今日はマヨルカ島の北のSollerに向け0820出港する。曇りの天気でポレンサの湾を抜けるのに7NMほど北風に乗り湾内をセーリングする。湾の東端のFormentor半島をかわしてからソレルは西に約30NMの距離になる。風がバリアブルになりマヨルカ島の北の岩壁を見ながら機走する。ソレルに近づいてから雲行きが悪くなり珍しくにわか雨が降る。ソレル港は自然の良港で釣り針のような湾の形で針の部分の部分にマリーナがある感じである。周りは松の木が生えた山々聳え緑も多く魅力あるマリーナであった。CH9でマリーナを呼び出すが返事なく、いつも停泊場所が分からないとき泊めるガススタンドも見つからずハーバー内をうろうろしていると他艇を誘導しているスタッフが見つかり係留の旨連絡して舫いを取った。
入港手続きは1830迄オフィスが閉まっているのでその後するよう言われた。
マリーナには大小様々な艇が係留してあり、又湾内にも多数の艇が錨泊している。又ここはマヨルカ島からスペイン本土に一番近い距離約100NMの位置にある。 19時過ぎにマコが入港の手続きに行ったら今晩マリーナでお祭りがありご招待とのこと皆さん楽しみで行く。ビール、ワイン、パエリヤその他盛りだくさんあったそうだ。
私の方はお腹の痛いのが再発して明日スペイン本土に渡るので用心して艇で休む。
(ID# 88) |
2011/7/23 (土)
朝食後ゆっくりして11時からポレンサの町の見学とローマ時代に作られたローマ橋を見に行く。バスで行こうとして停留所で待っていたが、タクシーで9ユーロだということなのでタクシーを使う。町には立派な荘厳なカテドラルがあった。ポレンサの旧市街地を抜けてローマ橋を見学するがオリーブ畑から町に通じる道の牧歌的な橋であった。その後街中を女性陣はいつも通りショッピングするが私は腹の調子(胆石?)が思わしくないので先にポレンサの港に戻り艇で休む。
今晩は隣のスペイン艇を寿司デイナーに招待しているので皆さんは帰ってから準備をする。比較的若い男と女友達2名で3名のスペイン人が白ワイン3本持ってきてくれた。
楽しいひと時を過ごし再会を誓い就寝する。
(ID# 87) |
2011/7/22 (金) Cale del Pinar ~Pollensa 10NM
夜半からうねりが入るようになり艇は揺れが強くなる。朝起きてから朝食は別の泊地に移動して食べることにする。8時アンカーを揚げてこの湾の対岸のCala Formentorに移動して固定ブイに舫いを取る。ここの方が島影でうねりが少なく泊地としては適であった。
しかし相変わらず風が強く島影だが10m近いブローが吹く。
昼食後Pollensaのマリーナに移りマリーナに舫う。ここは港の近くに無数の艇がムアリングないしアンカーリングしている。ここも自然の中の良港と云う感じで、周りは山に囲まれ山の頂上には古代の見張り小屋が見え、うねりも入らず自然と調和した美しいマリーナである。マリーナはプール、レストランが備わり設備も素晴らしい。ポレンサに入港後水洗いをしてここのマリーナのクラブのプールサイドのレストランで一杯飲みながら軽食をつまみ安らぐ。
隣に係留してあるスペインの若いカップルから日本の艇の横にきて大変名誉だと云われた。彼らはバルセロナからきていて親密感があり親切で色々この辺の説明をしてくれた。
ここも大きな海水浴場で海岸沿いにレストラン、ブテイク、お土産物屋さんがずらりと並んでいる。 女性陣はお土産を探しに海岸通りに出る。午後は皆さん艇で昨日の揺れによる疲れを癒す。
夕食はロッコが鶏肉の胸肉のマルサワイン煮を作ってくれ、鶏肉のあっさりした胸肉がマルサワインの味付けとぴったり合い大変美味しく頂いた。
ここポレンサはひと夏係留して過ごしたいところであった。
(ID# 86) |
2011/7/21 (木) Alcudia~Cala del Pinar
今日は入江巡りをすることにして素敵な入江があれば、そこで昼食を食べる予定で11時に出港する。カラロンガの深い入江から周囲の景色を楽しみながらゆっくりと入江の外に出る。快晴の素晴らしいお天気の中岸沿いに4NM先のPlaya de Coll Baixに寄る。コバルト色の綺麗な海と砂浜、岩壁が周りを囲みきれいな情景であった。ここを周遊した後この半島の裏側のCala del Pinarにアンカーを打つ。ヨット、モーターボートと5,6隻錨泊していた。
北東以外は岩壁に囲まれ錨泊には適しているのでここで今晩は錨泊することにする。
水深は12,3m位で底まで見えるので海草の無い砂地にアンカーを落とす。
早速潜りアンカーの状態を確認したがしかりと砂地に食い込んでいた。
お昼はスパゲテイーとおにぎりを食べる。夕方になると(夕方と云っても太陽は上だが)徐々に艇はアンカーを揚げて帰って行く。我々と2艇ほどが今晩錨泊するようだ。何もする事の無い時を忘れた自然の中の時間を過ごす。夕食は夕陽を見ながらミートローフとスパゲテイーの付き合わせ、豚肉のガーリック、ジンジャーソテーとアラポテト、アルカデーア風サラダ、グリーン茄子焼きをビネガーソースで赤ワインを頂く。錨泊であったが素敵な晩餐で大満足であった。
食後夕陽を楽しみ暫らくすると空の星が輝きだし満天の星空になる。停泊灯も一時消灯して星座を皆で楽しむ。
(ID# 85) |
2011/7/20 (水) Cala llonga~Alcudia 45NM
今日は風が強い予報が出ていたので出港はせず、ここでゆっくりする事にする。朝久しぶりに外食をすることにして散歩しながら朝から開いている店を探して注文しているときに艇で鶏ガラを煮たままで切るのを忘れて来たのに気づきガスを切りに走る。
帰りにロッコとエツコはショピングを楽しむ、彼女たちに言わせるとチョットしたものにセンスが良いとのことだった。我々はあれこれ暇つぶしに見ながら付き合う。
お昼は艇で一昨日の残りのカレーをパンとご飯で頂く。休養日は昼食の後はそれぞれ読書、お昼寝と過ごす。昼寝の後マコと私はゴムボートで左右の景観を楽しみながら隣の入江の浜に泳ぎに行く。
時間が17時過ぎだったがまだまだ海水浴客が沢山いた。 快晴8時45分に出港して風次第で目的地を変更することにする。1番目はここから約10NM先のCristo,2番目は約20NM先のCala Ratjada,3番目は約45NM先のAlcudia、4番目は約50NM先のPollensaを選んで行く。
コースは北東、風は西風ジブを揚げる前に最初からジェネカーを揚げて気持ち良く1時間ほど走るが風が北に回って来てジェネカーを諦めてクローズにする。
1番目、2番目の予定目的地を通過した頃から風が不安定になり機帆走にする。段々風が強くなって且つ上りになり最終目的地を諦め3番目の目的地Alcudiaに変える。
CAVOK(天気良好)に反して風が益々強くなり15mに近い風になる。
乗艇したばかりのロッコには厳しい揺れの洗礼であった。
途中久しぶりに魚が釣れる。バラクーダでエラ、内臓を取り氷で絞めておく。
17時30分にAlcudiaに舫いを取る。ここのマリーナはマヨルカ島の北の端になるがレストランも沢山あり大変賑やかである。
今日は潮を浴びたので早速シャーワーを浴びて海辺の洒落たレストランで夕日を見ながら4人でお酒を楽しむ。充実した時間である。
夜はバラクーダを刺身にしたが白身で味はスズキの様であり美味しかった。そして明太子、きゅうちゃん、ジャコ山椒でご飯を頂く。スープは残り物の関係もありローストチキンと玉ねぎ、ジャガイモ、ソーセージを入れたスタミナスープであった。
夜トイレに行ったら近くのイギリス艇から声がかかり一杯如何と云うことで御邪魔する。隣の艇のドイツ人夫婦も来ていて国際色豊かになる。何とイギリス艇のオーナーはバージンエアーのパイロットとのこと、マコも参加して話が盛り上がる。
夕食はマコがハンバーグを作ってくれ、ポテト、サラダと赤ワインで頂くが絶品の味であった。
(ID# 84) |
2011/7/19 (火) 泊り
今日は風が強い予報が出ていたので出港はせず、ここでゆっくりする事にする。朝久しぶりに外食をすることにして散歩しながら朝から開いている店を探して注文しているときに艇で鶏ガラを煮たままで切るのを忘れて来たのに気づきガスを切りに走る。
帰りにロッコとエツコはショピングを楽しむ、彼女たちに言わせるとチョットしたものにセンスが良いとのことだった。我々はあれこれ暇つぶしに見ながら付き合う。
お昼は艇で一昨日の残りのカレーをパンとご飯で頂く。休養日は昼食の後はそれぞれ読書、お昼寝と過ごす。昼寝の後マコと私はゴムボートで左右の景観を楽しみながら隣の入江の浜に泳ぎに行く。
時間が17時過ぎだったがまだまだ海水浴客が沢山いた。
夕食はマコがハンバーグを作ってくれ、ポテト、サラダと赤ワインで頂くが絶品の味であった。
(ID# 83) |
2011/7/18 (月)
朝食後 町を散歩する。マリーナは自然の入江をそのまま利用して作ってあり、完全に風波はプロテクションされている。その周りに瀟洒なレストランが立ち並び少し歩くとショッピングアーケードと町のレストラン街がある。この町は完全な観光地で別荘や貸しアパート、ホテルが占めている。
ロッコ、悦子はそれぞれお気に入りのショートパンツ、薄い麻のワンピースを買ってご機嫌であった。
もう一つの入江にここから通じているので浜辺まで行き一休みする。ここは岩に挟まれた中の狭い砂浜だが家族連れの海水浴客で賑わっていた。
お昼は雰囲気のある街中のレストランで小鰯のフライ、カラマリのローマ風、スペイン風クリームコロッケと海老のガーリックソテーを4人でシェアーしてピント・デ・ベラーノと生ビールで頂く。
大変シンプルな料理だが素材が新鮮なせいか、又オリーブオイルが美味しいせいかどの店も外れがなく美味しい。
午後は艇で各自本を読んだりシエスタしたり時間をむさぼる。
日が西に傾いてからジントニックを飲み始めるが岸壁が観光客の通る所で日の丸が珍しいせいか艇を覗いたり又話しかけてくれる人もいる。
夕食は定番になってきたズッキーニの詰め物とローストチキンとサラダを頂く。鶏料理が多いがこちらの鶏は脂が少なくサッパリして美味しい。
12時過ぎにバタンキューで眠りにつく。
(ID# 81) |
2011/7/17 (日) Cala Llonga 17NM
朝やっと私が食事をとれる様になって平常の体調に回復した。女医さんに感謝する。
ファウラーの修理をしようと、艇に用意してなかったボースンチェアーをショップに買いに行ったが生憎日曜日でお休み、仕方ないので隣のベルギー艇に借りる。とても親切で「娘ならモンキーの様にマストへ登れるよ」と云ってくれたがオールドモンキーが登ると流石に遠慮した。
マストの上に登り見た所セールとファウラーとのシャックルが取れていたので新たに取り付ける。簡単な作業のはずだったがちょっとしたところで手こずり修理に午前中かかる。
12時45分に出港してCala Llnogaを目指す。南の良い風で半島の先まで片上りで7NMほど走り、その後フリーで南南東7~8mの風を受けて7ノット強のスピードで快調に走る。
カラロンガの近づくと手前にも入江が見えてきて数隻の船が入江に錨泊している。この辺りからは入江が多くなり何処に入るか選ぶのが楽しみである。
カラロンガの入江は奥が深く入江の中に最初2つの入江があり其処が錨泊地なっている。
入江の両サイドは高級別荘で庭の前はプライベートの梯子がありそのまま海に通じている。
そこを抜けさらに奥まったところにMarina de Cala d’Orがある。電話、無線も通じなく給油用ポンツーンに16時05分に舫う。 オッフィスまで行くが何と日曜につきお休み、ここは夏のマリーナだよと言いたくなる。
そうこうしている内にマリーナのスタッフがバイクできてポンツーンを案内してくれた。
オッフィスは休みで現場のスタッフだけが働いているようだ。指定されたポンツーンは一番奥だったが両側レストラン、ショップが並び自然と調和したきれいなマリーナだ。
一番奥に入りスターン着けをしてからゴムボートを降ろし入江巡りに出かける。沢山の豪華別荘が並び目の保養になる。
デッキを水洗いしたのちマコと私はコックピットで一杯ロッコと悦子は艇から見つけたブテックに買い物へ。
夜はチキンのフルーツソース煮、ヒメントのタパス、グリーンサラダ、生ハム、パン、ご飯で頂く。私もやっと食欲が出てきてワインも頂いた。チキンのフルーツソースはブドウとモモだったが鶏ヒレ肉とマッチングして美味であった。
丁度女子ワールドカップ決勝戦だったのでインターネットで一喜一憂しながら食事した。
日本の友人からメールが入り日本の優勝の一報が入り大喜び。
(ID# 80) |
2011/7/16 (土)
泊り 朝やはり熱がある。日比谷夫妻を迎えて迷惑を掛けて申し訳ない。ただし良く知った仲なので私抜きでも十分に楽しんでくれているようだ。感謝である。
今日は病院に行くことにする。オフィッスで病院を聞いて行ったが土曜日で休み、幸い近くの薬局が開いていたので他にやっている病院があるか聞いたところ町に24時間体制の病院があるとのことタクシーを呼んでもらい行く。ドクターの診断では食べ過ぎによるものとのこと、多分日射と疲れと重なって熱も出たものと思う。ドクターは十分に太った女医さんだったがダイエットするように注意された。薬の処分詮を頂き薬局に寄り艇に戻り早速薬を飲み休む。その間皆さんはマリーナの横にある海水浴場に行って日光浴を楽しんでいた。
16時頃から薬が効いてきて平熱に戻り体が楽になる。そうこうしている内に海水浴グループが帰着、シャーワーを浴びてジントニックを美味しそうに飲んでいる。
隣にベルギー艇が入って来た。御嬢さんが大学生ぐらいの7人の家族で母親はじめ皆さんフレンドリーで御嬢さんが私のひげ顔が気に入ったと写真を取ってくれた。絵にするそうだ。
夜はここのお祭りがあるとのことで皆さん20時過ぎに出かけるが暫らくして大した祭りで無かったようで帰ってきた。
マリーナの堤防に上がり夜中12時から始まった花火を見学する。
(ID# 79) |
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