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2013/5/27 (月) Amorgos~Patmos(50NM) 快晴 北東5~15ノット
今日朝6時に隣のフェリーが出港したのでアンカーも上げることが出来るようになり6時30分にアンカーを上げる。
穏やかな湾を出たころから北西からの20ノット近い風に恵まれ斜め後ろからの風を受け7ノット以上で帆走する。
途中風が変化したときに一時風が無くなり機走したが今度は北風が10~15ノット吹き気持ち良いセーリングを楽しんだ。
朝食は出港後セーリングを始めてからおにぎりと味噌汁を頂く。
この辺りはドデカニス諸島の北端でパトモス島に近づくにつれて島が多くなり、あちこちに島が見えるようになった。
お昼は島々を見ながら久しぶりの生ハム、チーズ、トマト入りサンドウイッチをスープで頂く。海の上でのサンドウイッチは特に美味しい。
パトマスの入り江の奥にある岸壁にアンカーを打ってからのスターン着けをする。
隣のドイツ艇が舫いを取ってくれ助かる。
Port Policeに行ってTraffic documentにスタンプを押してもらい2日分9.4ユーロ払う。
パトモスは聖ヨハネ修道院、ヨハネが生活したと云われる洞窟が世界遺産になっている。
明日訪問することにする。
女性陣は夕食に先日購入したカサゴのアクアパッア、肉じゃが、カサゴの煮つけ、野菜サラダを準備してくれる。
私は隣の海水浴場で泳ぎ火照てる体を冷やす。泳いだ後デッキにあるシャワーを浴びる。
シャワーを浴びた後平田さんといつもの様にコックピットで冷えたビールを美味しく飲む。
ここは電気が取れないので明るい内に食事と云うことで7時過ぎより準備してくれた食事を頂くがカサゴは新鮮で美味しく頂いた。
明日7時50分にタクシーに来てもらい世界遺産を訪問することにして休む。
(ID# 405) |
2013/5/26 (日) Amorgos 快晴
今朝Patosに向け出港する予定だったがアンカーを落した場所が悪く、後から来たフェリーの下にアンカーが入っていてしまった。潜って見たところアンカーを上げる事が出来ない位置にあった。生憎とこのフェリーは日曜日運休で明日の朝6時までここに停船との事、今日の出港は諦めて島を観光することにする。
港に漁を終わった小さな漁船が網を整理しながら取れた魚を籠に入れていた。
勿論生きが良いのでタコ、イカ、カサゴをその場で売ってもらう。カサゴ4尾、タコ、イカで20ユーロだった。おまけにカサゴを2尾おまけしてくれた。
お昼にレンタカーを借りたが一日20ユーロだ。島の名所を聞いて、最初に13世紀ヴェネチア時代に建った岩山の上に建つ城塞跡に行く。険しい岩山の上に城を築いたものだ。当時の覇権争いの厳しさを感じる。途中の道路から見るエーゲ海の景色は海の色が所々変化した青で素晴らしく綺麗だった。
次に垂直に伸びる絶壁の中腹に建つ11世紀ビザンチン時代に建てられた修道院に行くがこれまた厳しい環境の中に建てられているがエーゲ海を見渡す景色は絶景だった。
そして島の西端にあるKaloaritissas湾の海水浴場に行くが湖水のような静かさと綺麗な海で気持ち良く泳いだ。ここアモルゴスは映画グランブルーのロケ地でもあるが納得できる綺麗な海と入り江である。 アンカーの打った場所が悪かったため今日出港出来なかったがアモルゴス島の美しい景色を見ることが出来てかえって良かった。アモルゴスには錨泊地も良いところが一杯あるので又寄りたいところだ。
艇での夕食は朝仕入れたタコとイカを刺身で、塩もみキュウリ、ネギとオリーブで味付けのトマトサラダ、ラタトーユを白ワインで頂く。
特に百合子さんがこしらえたタコ刺しは歯ごたえも良く美味しかった。
明日はフェリーが6時に出港するのでそのあとすぐ出港することにして就寝する。
(ID# 404) |
2013/5/25 (土) Santorini~Amorgos(42NM)晴れ 西風12~15ノット
まだ朝方は風も強くうねりもあった。
Matt君がここのメカニックからの伝言を持ってきた。クレタでクラッチを修理したメカニックのGeoge の話ではヤンマー純正以外のオイルは勧めないとの返事が来たとの事だった。
昨日ヤンマーからの返事をもらっているのでこのままオイルを交換しないで行くことにする。ヤンマー純正オイルは既にSamosに注文をしているのでSamosで交換することにする。
前方に泊まっているチャターヨットが出るということでCAVOK5が邪魔になるので艇を移動さす。風の予報を見てみると前日より風が収まる様子なのでこちらもAmorgosに向け出港することにした。
今日は出港する予定が無かったので出港の時間が遅くなり10:40に舫いを解く。風は西風15ノット前後、進路は北東と云うことで追い風の気持ち良いセーリングになる。
ほぼ全行程をセーリングしてAmorgos島の入り江の奥にある港の岸壁にアンカーを打ってスターン着けをする。
サントリーニで一緒だったカタマランのドイツ人が舫いを取ってくれた。
先ずはビールを係留した場所の前のお店で飲む。
岸壁といえども電気、水がある。電気、水代は5ユーロだった。
夕食は同じ並びのタベルナでドルマデス、ズキーニのコロッケ、スブラキ、イワシのグリル、イカのグリルを食べる。
ズキーニのコロッケは特に美味しかった。
明日朝早く出港を予定して眠りにつく。
(ID# 403) |
2013/5/24 (金) Santorini 晴れ 強風
昨日知り合ったオーストリア人のMatt青年を朝食に誘っていたのでギリシャ人の友人と訪ねてくる。Matt君は日本語をしゃべり4年間毎冬日本のニセコでスキーのインストラクターを夏はサントリーニでチャーターヨットの手伝いをしている好青年だった。
昼前にアクロティリ遺跡に行く。ここは先史時代の遺跡だが紀元前1500年頃の噴火によって突如歴史の舞台から消えたところだ。険しい山の上に何故こんな険しいところに町を作ったのか興味が湧く。
お昼は近くにある昨年行った事のあるOyrgosの町の近くにある地元タベルナに行く。
大変混んでいて見晴らし良いテラスは一杯で室内のテーブルを取る。
クレタサラダ、ソーセージ、子牛のTボーンステーキ、ラムのオーブン焼きを地元ハウス赤ワインで食べたがそれぞれ味付けがシンプルながら良い味が出ていた。
ゆっくり食事して終わったのが4時になる。今日は昨日と違って青空なので青空に綺麗に映るフィラの町に寄って白と青の鮮やかなコントラストの風景を見て戻る。
クラッチのオイル交換の件はヤンマーの純正オイルでなく同じグレードのオイルで対応することにした。
ヤンマーにインターネット相談で問い合わせたところヤンマー純正でなくてもOK、又もうしばらくクラッチオイル交換なしでもOKとの返事が今日来ていた。
夕方になって少し風が収まったが艇の方は舫いをきしませながら揺れている。
夕食はオジヤと入麺を塩昆布、コウナゴのつくだ煮で頂く。
(ID# 402) |
2013/5/23 (木) Santorini 曇り 南西強風
クラッチの整備を頼んだメカニックが来るがヤンマーの純正クラッチオイルが来るのが月曜日になるとの事で月曜までは待っていられないのでクラッチのオイル交換をキャンセルする。クレタのメカニックのGeorgeに電話でオイル交換を延期出来るかと聞いたところ出来るだけ早くが良いとの事だ。又別のメーカーのオイルで良いか確認したら取り敢えずOKとの事で再度ここのメカニックに電話してGeorgeと連絡を取り確認するようお願いする。
平田さんご夫妻、悦子はフィラの町の見学と昼食をそこで食べてもらい私は艇に引き返し強風に備える。舫いもスプリングを入れてショックを和らげるようにした。
15:30に待ち合わせの場所に行き、そこからイアの町に行く。此処もフィラの町と同じで断崖絶壁の上に白い家が立ち並び綺麗だ。
散策した後イアの町の断崖絶壁の下にあるAmoudiと云う漁村は今回で我々は3回目の訪問になる。岸壁沿いにあるタベルナでグリークサラダ、カルマリのグリル、オクトパスのグリル、鯛とカサゴのグリルを食べるが新鮮で美味しかった。
南西風が強く岸壁を越えた波がテラスを洗ってくるので時折足を上げての食事であった。
夜半より風が強くなり舫いがきしむ。
(ID# 401) |
2013/5/22 (水) Iraklion~Santorini(Vlihadha) (61NM) 晴れ 南の微風
明日から風が強くなるので今日サントリーニに向け出港することにした。
6時00分に出港するが15分程で太陽が顔を出す。少し霞んでいるが良いお天気だ。
風は南だが弱くて全行程機走になる。クラッチの調子も良く2300転回転で7ノットをケープする。朝食は走りながら昨日の鯛の潮汁とおにぎりを頂く。そしてお昼はビールと冷ソーメン、暑くて裸でいる海の上でのソーメンは格別に美味しい。
15時30分にブリハダの港に着くが入り口が砂で浅くなっているので用心深く入る。
すれ違ったモーターボートから浅いから注意するようアドバイスをもらう。浅いところで水深計が1.7mになったが砂に捕まることなく入港出来た。明日から風が強くなるので良い場所に係留したかったピアーの突端に指示されてしまった。フェンダーと舫いをしっかり取る。
その後ニコラウスの整備のGoegeからクラッチは新品同様なのでサントリーニに着いたらサントリーニの整備と話をして点検をしたいと云う事だったのでマリーナのスタッフに整備の電話番号を教えてもらいGoegeと連絡してサントリーニの整備と話してもらった。
又燃料が半分になったので給油をお願いする。ここはスタンドが無いのでタンクローリ車で明朝運んでくるとの事だった。
足の便が悪いのでレンタルーカーを頼む。
用事が終わった後、港の横の海岸で水泳をしてから艇のデッキでシャワーを浴びる。
女性陣が作ってくれた夕食のメニューは豪華でエビとアボガドのカナッペをスパークリングワインで頂いてから、茹でエビとチリソース、ポテトサラダ、キノコノソテー、ポークソテーを頂くが平田百合子さんの作ったポテトサラダ、ポークソーテーは絶品だった。
夜半からの強風に備えて再度フェンダーと舫いの確認をして就寝する。
(ID# 400) |
2013/5/21 (火) Iraklion 快晴
朝9時にPort Policeに書類の提出に行く。ギリシャではTraffic Documentが要ると聞いていたので今まで確認してきたが必要なしと云われてTraffic Documentを持っていなかったがここでは必要と云うことでやっと手に入れることが出来た。
そのあと今まで見ることが出来なかったクレタ歴史博物館に5人で行く。ここは中世から現代にいたるギリシャの歴史が分かる展示物が展示されている立派な博物館であった。
途中に魚屋さんがあり新鮮な鯛とイワシがあったので仕入れる。
上田佐和子さんが14時発のアテネ行の便で帰国するので空港迄送りに行く。
約5週間ご一緒した。そのうち半分以上クレタ島に滞在することになり申し訳ない事をしたにも関らず楽しく過ごして頂き感謝している。
上田さんを空港に送った後4人でお昼をパスタ、ハンバーガー、ギリシャサラダで簡単に済ませ、考古学博物館に行くが15時閉館で見ることは出来なかった。その足でクノッソス宮殿を見学して海岸沿いの道をドライブして艇に戻る。
夕食はフェーリボートの明かりと、ヴェネチィア時代の要塞を見ながらイワシの酢絞め、キノコのソテー、キュウリモミ、タイの湯引き、そしてご飯と、のり、昆布、たらこの昆布巻きを頂く。鯛の湯引き始めいずれも美味しかった。
(ID# 399) |
2013/5/20 (月) Ayios Nikolaos~Iraklion(40NM)晴れ 微風
待ちに待った25日ぶりの出航だ。
昨日日曜日で手続き出来なかった整備費用、マリーナの支払いを済まし9:30に舫いを解く。整備をしてくれたGeorgeは最後まで諦めず直してくれ感謝する。
長らく我々の前に係留していた艇の人達、一人は元SASの機長、もう一人は日産に勤めていたというフインランド人が見送りをしてくれる。
大変穏やかな天気で地中海に珍しく霞がかかっている。
クラッチの調子も良さそうだ。風は北北西でのぼり一杯のレグを機帆走だが気持ちよく走る。クラッチが新品同様と云うことで暫く使用してからクラッチオイルの交換が必要なので慣らし運転も兼ねた。
久しぶりの海の上での生ハム、トマト、オニオン入りの昼食はビールと共に美味しかった。
15:20に昨日調べたGoves Marinaの入り口着いて昨日の注意通り気を付けてゆっくり入ったがOn Sandしてしまった。何とかバックで脱出したがマリーナのスタッフがラバーボートで飛んできて砂で浅くなっているので入港は無理とのことだ。昨日のスタッフが入れると教えてくれると云ったがそれは間違いとの事。丁寧にラバーボートに乗せてくれ入り口を走り水深計で見せてくれた。何と浅いところは1mこの船のドラドラフトは2mなのでとても無理だった。昨日親切に教えてくれたのは何だったろうか。
仕方なくここから約10NM西にあるイラクリオンに向かう。
18:20にイラクリオンのオールドハーバーに入るが艇が一杯で係員もわからないので外側の岸壁に止める。既に2艇横付けしていて我々が横付しようとしたとき、そのうちの1艇のオランダ艇が舫いを取ってくれた。我々は気付かなかったがニコラウスで一緒だったそうだ。
この岸壁はオールドハーバーを挟む反対側にあり電気、水道も使える。そして前はポリスで意外と良い場所だった。但し時折フェリーの出入りで揺れがあった。
上田さんの最後の晩を朝ニコラウスで仕入れた鬼カサゴのアクアパッアをメインにしてキャベツ炒め、ビーツのサラダ、イワシの鮓絞めを頂く。
食事の後平田夫妻がイラクリオンに22時50分の便で到着するので迎えに行く。
平田夫妻はキオス島で乗船する予定であったが今回のクラッチのトラブルでイラクリオンに変更して来てもらった。
長旅にもめげずお元気なお二人に久しぶりに会うことが出来た。
艇に戻って再び賑やかになった艇でお二人の歓迎会を遅くなったのでささやかにして眠りにつく。
(ID# 398) |
2013/5/19 (日) Ayios Nikolaos 快晴
久しぶりの穏やかな朝を迎える。朝食をコックピットで取る。今日は日曜日でマリーナと整備の事務手続きが出来ないのでレンタカーを借りて今まで見ることが出来なかった所を見に行く。
ニコラウスにあるクレタ島で一番古いと云われる7世紀に建てられたアギオス・ニコラウス教会に行く。ここは前に行ったが閉まっていて入れなかったが今回は事前に調べて管理しているホテルで鍵を借りて中に入れた。中のフレスコ画の壁画は15世紀に書かれたものだそうだが大分剥がれていた。
そして次に明日行く予定のGouves Marina を見に行く。イラクリオン港を当初予定していたがイラクリオンのマリーナの評判が良くない。イラクリオンの手前にホテル所有のマリーナがあり良いとの話を聞いていたのでそこに寄って調べることにした。
Gouvesと云うところで素晴らしい海水浴場が広がりマリーナはホテルの前にある設備の整ったマリーナだった。Gouves Marinaのスタッフが大変親切で砂で入り口が浅くなっているのでその入り方もわざわざ堤防迄行き教えてくれ、又漁師直営のタベルナも教えてくれた。
パイロットブックによると70隻ほど係留出来ることになっているがセーリングヨット1隻、モーターボート一1隻、漁船1隻とがらがらであった。
明日の予約をしておいた。
お昼はマリーナのスタッフが教えてくれたタベルナでグリークサラダ、大エビのグリル、海鮮盛りパスタを食べる。魚は新鮮であった。
そのあとイラクリオンにある歴史博物館に行くが日曜日で閉館であった。次に近くの町Fodelにあるエル・グリコの生家にあるミュジアムに行く。山奥の小さな町から少し離れたところにある生家は広いしっかりした建物だ。ここでグレコは25歳迄いたそうで、その後ヴェネチア、ローマ、スペインと行っている。
帰りにTillssosにあるミノア時代からグレコローマン時代迄の遺跡を見に行くがここも日曜日で休みだった。
帰ったのが6時過ぎだったが陽は高く、ひと泳ぎする。泳ぐと疲れが取れる。
夕食は日曜日でお店が開いてなく食材が手に入らず艇にある食材を使う。キャベツ、ニンジンとキュウリの浅漬けサラダ、黒トマト、ハモンセラーノ、キノコオムレツ、カレーうどんをコックピットで頂く。いつもとっても美味しい。
明日CAVOK5と久しぶりに航海出来ると思うとついついお酒も進んでしまった。
(ID# 397) |
2013/5/18 (土) Ayios Nikolaos 快晴、強風
今朝もまだ風が強い。夜雨が降ったが南のアフリカの泥砂を含んだ雨でデッキが汚れていたデッキを洗う。この強風は多分シロッコだ。
11時にクラッチが届く予定だがメカニックが来ないのでこちらから事務所に聞きに行く。
間もなく積み荷が下りて届くとの事でもう少し待ってくれとの事だった。
女性陣は暇になるので町に散歩がてら昼食を食べに出かける。
デッキで待っていると昼過ぎに待望のクラッチが届いて、エンジンに取り付ける。
約1時間30分ほどかかり係留したままエンジンを回してクラッチを入れる。
前進、後進とも正常である。風が強く吹いているので走らせてのテストは風が収まってからにする。
夕方6時過ぎに風が収まりメカニックとテストランをする。快調に回転数に合わせて速度が出る。これで安心だ。
4月26日不具合発生以来今日5月18日まで約3週間の日数を要した。
復活祭、土日の休み、修理工場がアテネ、アテネから送り返されたクラッチが最初整備不良、2回目にヤンマーの技術者の支援を得てやっと直った。
ここのメカニックは、粘り強く良く最後までやってくれたと感謝する。
本来クラッチは使用時間1万時間位は大丈夫なものだがCAVOK5のエンジンは1100時間しか使ってないのにこの故障になったのが不安だ。メカニックの話では取り付けにずれがあったとのことだが詳細不明である。ヤンマーに問い合わせても返事は来ない。
海外でヨットを乗っている場合の不便さと不安が通じないようだ。
問題が解決され久しぶりに解放された気分でビールを夕方頂く。
夕食はオクラのギリシャ風トマトソース煮、エビのソテー、イカと生姜醤油、パセリ・ライスをCAVOK5の復帰を祝って頂く。
(ID# 396) |
2013/5/17 (金) Ayios Nikoloas 曇り 南の強風
今朝未明から南風が強く吹き始めたので増し舫いを取る。
今日こそはクラッチが到着するのを期待して待っていたが、フェリーで来た運送会社のトラックには積まれていないとのメカニックから報告が入る。彼らの説明では輸送会社のトラックの荷が一杯になり明日になったとの事だが理解できない。日本とは違いこれがギリシャスタイルだからと言い訳が入る。此方はクラッチの行方が不明になっては困るので所在の確認をするがアテネにあるから心配ないとの事だ。これ以上策が無いので明日に期待する。
午前中最大風速54.2ノット(風速27m)の風が吹き一日中曇りの強風だった。
港の防波堤で砕けた波のスプレーが飛んでくる。
上田さんと悦子は町に買い物がてら散歩に行く。ギリシャでは“Fish Spa Therapy が流行っていてこの町にも3件ほどあり二人は体験をしてきた。小魚の入っている水槽に足を浸けると、足の角質を小魚がかじってくれて足のトリートメントが出来るそうだ。
私も後で行ったが30分ほど水槽に足を浸けて小魚が足の皮膚を突っ突いてくれ刺激があり気持ち良い。そして足のマッサージをしてくれて12ユーロでお手ごろだ。
夕食はビーツとヨーグルトのディップをジャガイモで、黒トマトとアンチョビのサラダ、茹でエビとチリソース、イカとオクラのソテーを白ワインで頂く。
(ID# 395) |
2013/5/16 (木) Ayios Nikolaos 薄曇り
今日午前中にクラッチが着く予定だったがフェリーに積み込まれてないとの事で明日になるとの連絡がある。このような調子なので先の予定が立てられず困ってしまう。
一日マリーナでのんびり過ごす。今日は風が強いのと日差しが弱いので海水浴を諦める。
夕食に4年前大西洋で会ってから何回も出会ったドイツ艇のGeraldさんとPeterさんを招待する。
Geraldさんとは2010年大西洋側スペインのリバデイオで初めて会ってから今回で9回目の出会いとなる。お互いに約束して会った訳でなく偶然の出会いの連続に驚く。
彼らは10.45mのApodis号でハンブルグから航海を続けていてこの後世界一周を予定している。
空豆の茹でたのを日本酒で、野菜のディプ、ハモンセラーノを白ワイン、メインはカレーライスで頂く。素晴らしい海の仲間達だ。
(ID# 394) |
2013/5/15 (水) Ayios Nikolaos 晴れ
昨日までの曇りがちの天気と違い青空が朝から広がって気持ち良い朝を迎える。
メカニックにクラッチの整備状況を確認するが今日の午後3時の船便でアテネからクレタに着くとの事、今回は間違いなく整備された事を信じたい。
午前中ここから近い山側にある前に行ったKritsaの町に再度行く。近くにあるPanaghia Keraの教会を訪ねる。この教会は13世紀ヴェネチア時代の教会でこじんまりした教会で教会内にはマリア様を書いたフレスコ画が部屋一面に良い状態で残りヴェネチア時代の名残をつぶさに見ることが出来た。
その後近くにある古代遺跡Latoを観光する。Latoは紀元前5~4世紀にドーリア人が築いた都市で峰の上に遠くにエーゲ海を見渡す位置に作られている。保存状態が良く当時の都市の跡が残っている。クレタ島には遺跡があらゆる所に存在しているが見ごたえのある遺跡であった。
お昼は軽く、海水浴場を見渡せるBBQをやっているタベルナに入りカラマリグリル、豚のスブラキ、海の幸スパゲティー、グリークサラダを食べる。新鮮なカラマリのグリルが美味しかった。
昨日までの強風も午後には収まり夕方マリーナの脇にある海水浴場でいつもの日課の水泳をする。
夕食はアドガボ、ポトフ、ご飯を頂く。
(ID# 393) |
2013/5/13 (月) Ayios Nikolaos 晴れ後曇り
日本のヤンマーに電話で故障について聞くが要領を得た回答は聞けなかった。
メカニックが来て再度クラッチを外してアテネに送ることになった。
アテネの工場がヤンマーと連絡をとり再度の修理を確認したようだ。
明日池田さん、上田新次郎さんが帰国するので今日はゆっくりここで過ごすことにする。
上田夫妻が午前中、町で大きな100ユーロするロブスターが42ユーロで食べられる交渉をしてきたのでお昼は豪勢にロブスターを食べに行く。店はラ・ストラーダの前にあったがラ・ストラーダと同じ店でそこでロブスター、パスタ、リゾットを白ワインで食べる。
ソースと共にロブスターを美味しく味わうことが出来た。
午後池田夫妻は海水浴に、池田さんは散歩にそれぞれのんびり過ごす。
クレタでの最後の晩餐はイワシのレモンとオイル漬け、イワシの鮓目、ムール貝そしてメインにラムのグリルをスパークリングワイン、ロゼ、赤ワインで頂く。
5月14日(火曜日)Ayios Nikolaos 曇り時々雨 今日は池田先輩、上田新次郎さんが帰国する日だ。
イラクリオン空港2時発の便なので朝食後荷物をパックして12時前に車で上田佐和子さんと見送りに行く。
結局エーゲ海クルーズが出来ず、お二人には大変ご迷惑をおかけして申し訳ない事をしたが楽しく過ごして頂いたことに大変感謝している。
空港でお昼を食べてお別れをする。
アテネ経由ロンドンで一泊後、成田への長旅になる。
艇に戻ってからのんびり過ごす。
お二人が帰り寂しくなったが3人でハモンセラーノ、ガーリックポテト、ラタトーユ、チキンヒレのソテーを白ワインで、そして白いご飯と塩昆布、シジミのつくだ煮で頂くが美味しかった。
クラッチの修復を願って休む。
(ID# 391) |
2013/5/12 (日) Ayios Nikolaos 晴れ時々曇り Santorini島観光
朝9時45分発のカタマランの高速フェリーでイラクリオン港よりサントリーニ島に日帰り観光に行く。
風が強く波もありカタマランも揺れがあり窓ガラスが波に洗われていた。
約2時間でサントリーニに着き船着き場でレンタカーを借りてフィラの町へ、上田夫妻はロバに乗りオールドポート迄の下りを楽しみ、我々はケーブルの到着口近くにある見晴らしの良いテラスでギリシャコーヒを飲みながら待つ。
2度目のサントリーニだが断崖絶壁の上に建つ白い家々、上から見る海の青と素晴らしく美しい景観だ。
次に島の北端に位置するイアの町に行く。フィラに勝る様な美しい街並みと景色を楽しむ。イアの町の下には小さな漁港があり猫の額のような狭い船着き場にシーフードレストランが並んでいる。
昨年も行ったタベルナで1.2kgの黒鯛を一匹グリルしてもらう。一匹66ユーロしたが新鮮で味も鯛の味で大変おいしかった。
遅い昼食が終わったのが5時前になり5時55分発の帰りの高速フェリーに乗り遅れないように道を間違えないよう港に行く。
帰りは行きの時より荒れて船酔いの人が沢山いた。
艇に戻ってからは昼食を遅く沢山食べたのでお腹がすいてなく、生ハム、チーズで一杯飲んで就寝する。
いつもレンタカーを借りるがギリシャではレンタカー代が安く、例えばニコラウスよりイラクリオン迄約60㎞をバスだと一人往復で14ユーロ、レンタカーだと一日30ユーロなので5人だとはるかにレンタカーを借りた方が安くなる。
(ID# 390) |
2013/5/11 (土) Ayios Nikolaos 曇り
朝10時よりアテネより修理を終わって送られた待望のクラッチの取り付けが始まった。
1時間強ほどで取り付けも順調に終わり試運転に舫いを解いてポンツーンを離れる。
微速前進をかけると前進してホッとしたが回転を上げると以前よりスピードがついてこない。バックを入れるがバックに入らない。 ショックだった。
再びポンツーンに戻る。メカニックはこれ以上何も出来ずアテネの工場に連絡を取るが土曜日で相手がいない。 結果月曜日に連絡を取って処置をすることで終わってしまう。
日本のメカニックとの大きな差を感じる。
池田さん、上田新次郎さんが折角地中海迄来て頂いて一回もセーリングしないで帰国する羽目になってしまう事になり大変申し訳ない。
本来は治り夕方に出港して星を見ながら航海をしている予定だったが、港で夕食を頂く羽目になってしまった。
(ID# 389) |
2013/5/10 (金) Ayios Nikolaos. 曇り時々雨後晴れ
クラッチはアテネでの修理が終わり試運転をして午後3時には全ての作業が終了してニコラウスに搬送してくるとの事で3時に再度確認することにする。
まだクレタ島の南側に行っていないので半島を横断して南側をドライブするが横断したところのLerapetraは大きな都市であったがそこから先の西の方は北と南を分ける山脈の裾が広がり海水浴場もなく道路も山裾の上の方を走っていた。途中町が点在しているがアフリカサイドの地中海の眺望を見ながらのドライブであった。途中見晴らしの良いところにタベルナがありそこで昼食をとる。マトンのグリルが上手に焼けていて美味しかった。
ウエイトレスさんが美人で可愛らしかった。
途中雨が降ったり晴れたりのドライブであった。
戻ってからメカニックに再度確認に行くとすべてOKとの事明日搬送して艇に取り付けるとの事でホッとする。明日修理が終わってテスト走行した後夕方にサントリーニに向け出航する予定とする。池田さん、上田新次郎さんの最初のエーゲ海での航海になるので、昼間に出港したかったが12日は午後から風が強くなるので午前中に着く計画にした。
夕食は8時過ぎに“ラ・ストラーダ”に行く。今晩で2度目になるが安田さんの奥さんのサリーさんにメニューを聞きながら注文をした。
クレタ産の白、赤ワインと一緒に、ファカッチアとザジキが混じった6つのソース、イタリアンサラダ、エビのトマト煮、(これはソースがエビのみそ味も加わり美味しかった)ピッザマルガリータ、イカスミパスタ、ギリシャ風ビーフシチュー、カタツムリを食べる。
とてもドルチェ迄たどり着けなかった。
(ID# 388) |
2013/5/9 (木) Ayios Nikoluos晴れ、曇り雨
今朝もメカニックに修理の具合を聞きに行く。
クラッチを分解して調べているとの事だが内部まで破損している部分もあり検査中との事、このクラッチが修理出来ないと日本から新品を取り寄せで1か月は掛かるとの事で何とか修理できることを祈る。
午前中に安田さんが奥さんのサリーさんと御嬢さんと一緒にCAVOK5にお茶を飲みに来てくれる。
お昼スパゲティーを頂いた後、ニコラウスの近くの内陸の小さな町Kritsaに行く。此処にはギリシャ人と結婚した日本女性がお土産物屋を開いているとの話を安田さんから聞いていた。又リトアニアのイングリダさんからも素敵なビッレジと聞いていた。
日本女性とも会うことが出来た。ギリシャに来て30年経つとの事だった。
山の中腹に何故瀟洒なビレッジがあるのかなと思うほど小奇麗な町であった。
ここのところ夕方になるとマリーナの脇にある海水浴場で上田新次郎さんと泳いでいるが今日も泳いでそのままシャワーを浴びて快適な気分でアペリテフを頂く。
夕食は今日も魚屋で朝仕入れたイワシを池田さんお気に入りのイワシ料理で鮓目とフライで頂く。そしてご飯と昆布と梅干でお茶漬けをする。
(ID# 387) |
2013/5/8 (水) 曇り一時雨
朝再度メカニックに修理の行程を聞きに行くがこれからアテネの工場ではクラッチの梱包を開くとの事で午後に再度情報が分かるとの事だった。 今日はここから200㎞以上東にあるクレタ島第二の都市ハニアに9時過ぎに出かける。
長い距離を走るのでサンドウイッチの弁当を用意して昼食の時間を節約して走ることにする。イラクリオン、レシムノの町を通過してハニアに着いたのは途中工事渋滞もあり1時過ぎになった。途中雨が降ったがハニアに着いた時は雨もやみ日差しも射してきた。
ハニアはヴェネチア時代の歴史のある町で港を囲む街並みは中世の趣を残す。
考古学博物館ではハニア近郊の遺跡から発掘されたミノア文化の遺跡を中心に陶器、壁画、モザイク、宝飾品を見ることが出来た。
港の先にある海と船の博物館には紀元前1500年前の船の模型から第二次世界大戦に至る船や海戦の模様が展示されていた。
特に紀元前1500年前から立派な船があったことに感心する。
お昼はいつも1時間以上かけて食べるのだが今日はテラスのあるBARでビールだけ頼み持参のサンドウイッチを頂く。
町は観光客で混んでいて港の周りにはタベルナ、レストランが沢山並んでいて美味しそうな魚がショーケースに飾られていた。
ヴェネチア時代には沖に大きな帆船が投錨していて港には渡しの船で大変混雑している場面が想像出来た。
市場とカリフールのスパーマーケットに寄って17時頃ハニアを出発するが帰りはスムースで20時に艇に戻れた。途中国道が整備されていて両サイドは夾竹桃、ところどころ丘には野花が咲き、高台からはエーゲ海が見えて快適なドライブであった。
夕食は新鮮なイワシの鮓目、イワシのフライそれとカリフールで買った鳥の丸焼きをサラダと共に頂く。生姜の入ったイワシの鮓目は素晴らしく美味しかった。
(ID# 386) |
2013/5/7 (火) Ayios Nikolaos 晴れ
やっと復活祭も終わりマリーナも営業を始めた。頼りにしているメカニックも来たので今後のクラッチの修理の状況を確認するがアテネの工場は明日からの操業と云うことで明日今後のスケデユールが分かるとの事で明日まで今後の計画は先送りになる。
朝食後クレタ島の東海岸にあるVaiの海岸まで約2時間のドライブで行く。
途中カモミール、アネモネ、菜の花、夾竹桃そしてサボテンの様に鋭い針を持って小さな綺麗な黄色の花の木がうねる様な丘に咲き乱れて綺麗であった。
その中にポツンと建つビザンチン時代の教会があり見学する。車の無い時代に何にもないこの土地に良く建てたものだ。近くに修道院もあったので苦行の精神だったのか? Viaの海岸は入り江の中で砂地の静かな海水浴場で結構な海水浴客が日光浴をしていた。
海岸を見え渡せるレストランで昼食を食べるが観光客相手なのか味は今一だった。
夕方6時前に戻ってからお風呂代わりに海で泳いでシャワーを浴びてさっぱりさす。
夕食はギリシャ料理の米とひき肉をブドウの葉で煮たドルマデースをメインにグリーンペッパー、ジャガイモサラダを赤ワインで、そしておにぎりをあさりの味噌汁で頂く。
静かなマリーナで夕暮れを楽しみなが11時過ぎまで楽しむ。
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2013/5/6 (月) Ayios Nikolaos 快晴
北西風が強く吹いている。今日が復活祭の最後の休みだそうだ。
朝9時過ぎにリトアニアの女性のイングリダさんがCAVOK5に来てリトアニアの話を始め色々とお話しをする。
彼女は大学の先生で休暇を取って旅行しているそうだがリトアニアは緑が多く素敵なところなので是非来るよう勧めてくれた。
朝食後池田さん、上田新次郎さんがいらしたので再度イラクリオンの考古学博物館とクノソッス宮殿の見学に行く。
帰りに海岸通りを走り途中の海辺のタベルナを探してそこで食べる。地中海の海風が心地よくグリークサラダ、イカフライ、小エビのボイル、カタツムリ(オリーブオイルで茹でてあり美味しい)ズッキーニのフライを食べる。ハウス白ワインを1L飲んで何と5人で38.5ユーロうれしくなる 帰りに路地売りのいちご、スイカを買って帰るがいちごは美味しかった。
昼食が終わったのが3時過ぎで遅かったので夕食はお腹に優しい日本食になる。
上田佐和子さんの持ってきてくれたサバの味噌煮をご飯で頂いたが絶品であった。
(ID# 384) |
2013/5/5 (日) Ayios Nikolaos 快晴
朝食後一休みした後、前に食事に行ったことのあるエルンダ(Elounda)の海水浴場に泳ぎに行く。海水浴場が海岸線に点在してあり、その中でビーチパラソルとビーチチェアーが並べてあるホテル専用の海水浴場が良かったので、ホテルのフロントに使用してよいか確認すると、どうぞご自由にお使いくださいとの事、ここで日光浴と海水浴をすることにする。隣の御嬢さん達はトップレスで日光浴を楽しんでいた。
海水は21度位あり日射で照らされた体にはひんやりする位で気持ち良かった。
お昼は漁港の前のおしゃれなタベルナでグリークサラダ、イカのフライ、イワシのグリル、そして羊を食べる。羊は炭火で丸ごと焼いていて美味しそうだったので注文した。
ビールの後、白のハウスワインを飲む。
帰ってからは一休みして夕暮れ時からデッキでおつまみを食べながらウゾとウイスキーの水割りを楽しむ。
夕食はお昼の羊の肉が効いたせいかあまり食欲がなく、味噌汁、つくだ煮でおにぎりをご馳走になる。
夕食後10時過ぎに復活祭で今日が一番賑やかだというので行ってみるが昨日がピークの様でそれほど賑やかでなかった。町を歩いていると昨日お店で知り合ったリトアニアの女性と偶然会い明朝CAVOK5で食事の約束をする。
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2013/5/4 (土) Ayios Nikolaos 快晴
アテネからオリンピック航空で9時にイラクリオン空港に着く池田道雄先輩(38年度卒)と上田佐和子さんのご主人上田新次郎さんを佐和子さんと迎えに行く。お二人ともロンドン、アテネと乗り継いだ長旅にも関らずお元気な姿で来られた。
ニコラウスへの道中でCAVOK5の故障の状況と今後の予定も大幅な変更でクレタ島長期滞在になるお話をさせて頂いたがお二人とも快くそれなりに楽しむので問題ないと心遣いを頂きホッとする。
CAVOK5の止めてあるアイオス・ニコラウス港まで60km離れているが高速道路が繋がっているので約1時間強で戻る。
早速シャワーを浴びて頂き、ピーマンに似たペッパーのサラダ、ラタトーユ、豆の入ったサラダにキュウリとツナ缶を和えた惣菜、そしてソーメンを頂く。機内食ばかりだったお二人には美味しかったようだ。
食後散歩で海岸通りと街中を歩いてから暫く午睡する。
丁度復活祭の休みで町は賑わっていた。
夕方日の暮れる前に2度ほど行った事のあるマコロスの町に海岸線の風景を見ながら食事に行く。
マコロスは小さな村だが復活祭の祭りで観光客でにぎわい夜10時からは小さな埠頭の先で火を燃やし、又花火も上がり盛り上がった。
7時半ごろから食事を始めたがここのレストランの亭主が10時から火がたかれるからゆっくり食事をしろと云うことでゆっくり注文しながら食事する。ザジキを前菜にビールを、そしてギリシャ料理名物ムサカ、イカのグリル、イカのフライ、グリークサラダ、ヒメジのグリルを白のハウスワインで頂く。
10時過ぎに村を引き上げ途中星空が綺麗だったので人里離れたところに車を止めて星空を眺める。満天の星空だった。
(ID# 382) |
2013/5/3 (金) Ayios Nikolaos 快晴
明日から池田さん、上田新次郎さん(上田さんご主人)が来艇されるので艇の大掃除を午前中する。
お昼カレーライスを食べた後ゼウスが誕生した地であると云われているディクテオン洞窟に行く。広い牧草地帯のある盆地から洞窟まで階段を15分程登るが洞窟は鍾乳洞であり特筆すべきものはなかった。盆地には地下水をくみ上げるための風車が点在していて綺麗な風景だったそうだが現在は一部観光用に動いているだけだった。
ゼウスの父クロノスは「己の息子によっていつの日か、打倒されるであろう」という予言を聞いて次々子供が生まれると飲み込んでいたが、それを悲しんだ母親レアはひそかにクレタ島に渡り末っ子のゼウスを生んだとされている。
夕食は現地で仕事をしている安田さんの奥さんのサリーさんが働いているというイタリアンレストラン“ラ・トラーダ”に行く。行くと既に連絡が入っていて歓迎してくれる。
サリーさんは日本語をしゃべりとっても感じの良い素敵な女性であった。
フォカッチャをザジキで、ムール貝、グリークサラダ、ラムチョップ、ヒレステーキをクレタ産赤ワインで食べる。
お客さんにリトアニアから来たと云う女性が居てCAVOK5に遊びに来るよう約束する。
(ID# 381) |
2013/5/2 (木) Ayios Nikolaos 快晴
今朝ここのメカニックがアテネと連絡を取ってクラッチの修理の情報をくれる。丁度復活祭の休みで何と5月8日まで工場はオープンしないとのこと最速で10日に修理が完了するとの事である。池田さん、上田さんご主人の予定の下船は14日Samos島であるがその前日まで到着するのは大変難しくなる。
今後の計画に頭を悩ます。
10時30分にクリスティーヌさん達と彼女達が借りているコテッジの近くで待ち合わせて前回夕食を食べに行ったマコロスの海岸に行き海水浴をする。水は若干冷たかったが十分に泳ぎを楽しめた。
お昼を海辺のタベルナで食べる。グリークサラダ、茹で野菜、鯵のグリル、イカのフライ、ギリシャ料理のザジキを6人でシェアする。ビール飲んで40ユーロのお値段だ。
大変おいしくかつ安いので嬉しくなる。
その後内陸の高原の方にある小さな素朴な村を案内してくれた。お花をきれいに飾った家々の庭から下のオリーブ畑の景色が良く見えた。ギリシャコーヒーを木の下にテラスのあるバーで飲んで彼女たちのグループと別れて帰る。彼女たちのお蔭で海水浴、村の風景を楽しめた。
夕食はタイ風激辛カレーをポテトサラダで頂く。此処のところ酒量が多くなっているのでお酒はビール一缶で抑える。
(ID# 380) |
2013/5/1 (水) Ayios Nikolaos 快晴
今日はここから260㎞先のハニアまで行く予定だったので8時に出発する。
途中海岸沿いにあるマリア遺跡を覗くが閉まっていて中を見ることが出来なかった。
マリアからの海岸沿いの国道は山側を走るが両サイドに咲く夾竹桃が5分咲きだが海の蒼、空の青と相まって綺麗な景色を醸し出していた。
そして更に途中でレシムノに寄る。ここはローマ、ヴェネツィア、オスマントルコの支配を受けてきたところだ。旧市街地はヴェネツィア時代の街並みが残っていて、おしゃれなお店が軒を並べている。港の脇にはヴェネツィア時代の城塞が構えていて、当時オスマントルコからの攻撃から守るために築城された。
ヴェネツィアの面影があるのかイタリア料理店が多い、久しぶりにイタリア料理をお昼に食べる。ナポリターナ、ラザーニア、サラダを頼むが3人でも余るぐらいの量があった。味の方は今一つであった。
そうこうしているうちに時間も過ぎてハニアに行く時間が無くなりアイオ・ニコラウスに帰ることにした。
夕方5時に艇に戻りゆっくり過ごす。好きな時間だ。
夕食はサラダ、豚肉のソテー、ポテトサラダそしてご飯を頂く。此方で購入した丸米(ショートグレーン)も結構行ける。
明日海水浴の誘いがリンドスで知り合ったイタリア人クリスティーヌからあったので10時に約束をする。
又世界一周をしたハーモニー号の須藤さんからニコラウス在中の安田一郎さんを紹介して頂き一両日中に合う約束をした。
(ID# 379) |
2013/4/30 (火) Ayios Nikolaos 快晴
朝のんびり寝ていると9時前にメカニックがクラッチを外しに来る。信頼できるメカニックで安心して作業を見ていられる。取り外したクラッチをアテネに運び修復した後送り返されるとのことだが、5月3日から復活祭(パスカ)がありこの前後がこちらのお休みになっている。
日本のゴールデンウイークと重なっている。そんな訳で場合によっては復活祭明けに部品が届くことになるとの事なので今後の計画に影響してくる。3日に池田先輩、上田さんのご主人がサントリーニに来て一緒の予定だったがほぼ不可能なので出来ればクレタ島にアテネより来てくれるようメールを打つ。ヨット航海での待ち合わせの難しいところだ。
クラッチも外れてすることもないのでお昼ソーメンを食べた後女性陣を置いて一人で海水浴に行く。海水も冷たくなく大理石の小石の海底の上で気持ちよく泳ぐ。
テラスのあるタベルナでフレッシュオレンジジュースを飲んで戻る。
暫く此処の滞在になるので再度レンタカーを借りに行く。安いレンタカーを探したら1週間126ユーロで借りられた。
夕暮れを艇で楽しんでいると何と一週間前にカルパトスであったドイツ人のGerald さんと、彼の友達が訪ねてきた。
2010年スペインのリバデオで会ってから6度目の出会いになる。奇跡に近い奇遇である。
彼らと一緒にアピタイザーを楽しむ。
夕食はいつものサラダとマシュルームソースの鶏肉のソテーをインゲン豆の付け合せで頂く。
(ID# 378) |
2013/4/29 (月) Ayios Nikolaos 快晴
朝食をイタリア人カップルと約束をしていたのでCAVOKⅤでは純日本風の味噌汁、おにぎり、漬物を用意する。彼女は日本食を知っていたがベジタリアンの彼は日本食を知らないので食べられるか心配であったが口に合ったようだ。
朝食後メカニックが来て海に出して現象を再度調べる。
エンジンの回転数と推進力と調べてやはりクラッチの不具合の可能性がほぼ100%ということで明日クラッチを取り外すことになった。
お昼は海藻入りお蕎麦を頂く。腰があり味も美味しかった。やはり日本食は美味しい。
午後は海岸線をドライブして海岸線の景色とミノア人の集落の遺跡を見て回る。
夕食はクレタに三度目と云う例のイタリア人が教えてくれたMochlosの漁村で目の前にある島の遺跡と夕日を見ながら食事をする。頼んだカラマリのグリルは新鮮でシェフがこれはレモンをかけないでそのまま食べるようにと教えてくれたが見事にその通りで美味であった。そのほかに大エビ、うちわエビ(ここではClayfishとの記述)を食べるがそれぞれ調理も口に合い大満足であった。
(ID# 377) |
2013/4/28 (日) Ayios Nikolaos 快晴
日曜日でメカニックも休みなのでレンタカーを借りて約60㎞先のイラクリオン迄行くことにする。レンタカーも日曜日で休みであったが、電話すればOKとのレンタカー会社があり電話したらOKの事助かる。
クレタ島はクレタ文明(ミノア文明)で有名だが新石器時代の紀元前6000年前から人が定住していた。青銅器時代に入り紀元前2600年代にミノア文明が始まり紀元前1100年代迄続くが紀元前1400年代にはアカイア人に占拠されて、紀元前1400年代にミノア文明が突然滅びたとも言われている。1900年前後にイギリス考古学者アサー・エヴァンスによってクノッソス宮殿が発掘された。発掘された遺跡のほとんどは市内の考古学博物館にあるということなので最初に考古学博物館に行く。展示品の一部が修復中で見ることが出来なかったが新石器時代からの遺跡が集まりミノア時代のフレスコ画に至るまで展示されていた。
この後クノッソス宮殿に行き修復されている王座の間、女王の間、壁画の部屋等を見て回る。壁画はレプリカで本物は見ることはここでは出来ないが当時の技術の高さ、繁栄を見ることが出来た。
帰りにニコラウスの近くにある小さな港町エルンダにより綺麗な景色を見ながらカラマリのフライと小エビのガーリックグリルを食べる。ここエルンダはBBCで紹介され、一気に人気が出たところだそうだ。
艇に戻るとロードス島のリンドスで知り合ったイタリア人のカップルの置手紙があり、明朝再度訪ねてくるとの事だった。
メールでやり取りをしていたが我々が急遽ニコラウスに寄るということでここに二人は宿をとったそうだ。
彼女は日本に2か月程いたことがありとてもフレンドリーで好感が持てた。
明朝朝食をCAVOKⅤでご一緒することにして休みにつく。
(ID# 376) |
2013/4/27 (土) Ayios Nikolaos 快晴
雲一つない素晴らしい天気だ。今日午前中に来るはずのメカニックは待てども来ない。
仕方なくマリーナの別のメカニックに依頼に行く。彼らの見解もクラッチのトラブルが99%だと云う。不幸なことに来週はギリシャも休みで部品を取り寄せるのが再来週に為るかもとのこと、こちらは先があるから何とかして欲しいので最善策をお願いする。
結果イラクリオンに行く予定が行けず、ここでのんびり過ごすことになった。
港の隣の海水浴場では今日も泳いでいた。
シャワーを浴びた後夕暮れをコックピットでお酒を飲みながらゆっくり過ごす。
ここもシーズンが始まり艇の上ではそれぞれ夕暮れを楽しんでいる。
夕食はオムレツ、ラタトーユとサラダを頂く。女性軍が食事を作ってくれるので助かると同時に大変ハッピーである。
(ID# 375) |
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