CAVOK日記
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2016/7/14 (木) Erikoussa 快晴 微風

 錨泊はアンカーがしっかり効いていると、ゆっくりした時間を過ごせるので好きだ。
 コーヒー、ヨーグルト、フルーツとビスケットでの朝食の後ラバーボートで岸に上がる。
 PCの調子が悪いのでWI-FIマイクロソフトと連絡して調べるが直らないので諦めることにする。
 私がCAVOK5に居ない間にSandroの使いが来て港に係留してある彼の艇の隣に来るよう伝言してくれた。少しうねりが入って艇の揺れがあったので気を使ってくれた。それ程揺れが気にならなかったので移動をしなかった。
 お昼はソーメンをビールで頂く。海で泳いだ後のソーメンは格別美味しい。
 午後は海風を浴びながら読書をしたり、海に浸かったり気ままな時間を過ごす。
 夕方8時にSandroのレストランの予約をしてあるのでラバーボートで上陸する。
 Sandro夫妻が歓迎してくれる。彼の息子夫婦も来ていた。
 前菜にタコのクリームソースとマグロのタルタル、メインにマグロのトロ刺し、叩きと胡麻和えのグリルを白ワインで食べる。トロ刺しは、今一だったが叩きは美味だった。
 グラッパを夫妻と一緒に頂き、コルフ島周辺の素敵なアンカーレッジを教えてもらう。
 コルフ島のGouviaマリーナに暫く置いて帰国する予定であったので彼の空いたバースに係留させてもらう事にした。
 8月中旬に又訪問する事を約束して艇に戻る。半月だが月明かりが綺麗だった。夜中デッキに出ると月も沈み満天の星空に天の川がくっきりと東西を分けていた。


(ID# 874)
2016/7/13 (水) Othoni~Erikoussa(10NM) 快晴 微風

 昨日舫いを取ってくれたスイス艇にお礼を言ってから10:00に岸壁からのもやいを解く。ギリシャに入ると港、マリーナの整備も整っていない代わり無料のところが多い。電気、水道はないが費用が掛からないので助かる。
 オットーニ島の海からしか行けない入り江の砂浜に行きアンカーを打つ。ここは昨年エリコウサ島で知合ったFrancaに好きなところと教えてもらったところだ。まだ1艇も来ていない。海水の青の色が幾色にも変化して美しい。水の透明度含めて素晴らしい海を独占した気分なった。
 泳ぐと水深10mの砂地の底が上から良く見える。
 ラバーボートで上陸して海岸も楽しむ。昼前になると次々と大型ラバーボートで海水浴に来る。12:30にアンカーを揚げて10NM先の隣のErikoussaに向かう。微風なので機走する。
 前回お世話になったSandroの家の前の入り江にアンカーを打つ。海水浴場の沖の水深5mの砂地だ。ここも透明度の高いきれいな海だ。
 ラバーボートで上陸してSandroの家に行くが誰も見当たらないので戻る。アンカーは砂地にしつかり食い込んでいた。
 日中は大変暑い、熱くなった体を海で冷やす。
 再度WIFIを使うため上陸するとSandro夫妻に再会する。良く覚えていてくれて、サントロペでの艇の越冬時誘われていたフランスの別荘になぜ寄らなかったのか?と言われてしまった。アサヒビールのスパードライをご馳走になる。明日の食事の予約もする。自分たちの料理人を使ってレストランを彼はやっている。この後コルフ島のGouviaマリーナに行く旨伝えたら彼のバースがあるからそこを使ったらよいと提案してくれる。彼の艇は夏の間エリコウサ島の漁港に繋留してある。Gouviaマリーナに連絡しておくとの事だった。もしバースが借りられたら助かる。
 20時は未だ日中だ21時半ごろから薄暮になる。一日をいっぱい使えて得した気分になる。
 夕食は昨日のオニオコゼの半身の煮つけとカルパッチョの残りで作った雑炊を頂く。カルパッチョのスープの味が良く染みて美味しいリゾットになった。


(ID# 873)
2016/7/12 (火) S.Maria di Leuca~Othoni(50NM) 快晴 北6~8後微風

 07:15に舫いを解く。マリーナの出入り口はon the sandしない様、入った航跡を辿りながら微速で出る。
 幸い北北東の風が7ノット前後吹いていたので帆走に移る。クローズホールドでコースをキープ出来ないが約1時間帆走を楽しんだ後、風も落ちて来たので機帆走にする。静かな海面だ。周りを見ると5艇ほどのヨットが同方向に進んでいた。
 お昼は冷やし稲庭うどんをビールで頂く。本当にのどかなクルージングだ。
 イタリアとギリシャは1時間の時差があり途中でプラス1時間の修正をする。
 Othoni島は昨年6月に寄ったところだ。今年は8月のせいか漁港の方のポンツーンは先着で埋まっていた。ここは暗礁もあり底も浅いので微速前進で用心して入港する。昨年着けた反対側の岸壁も2艇で埋まっていたが〝その横の岸壁もつけられるよ“と岸壁に係留している艇の奥さんに教えてもらいそこに着ける。
 ここはきれいな海水の港で底まできれいに見える。早速泳ぐ。熱くなっているからだに海水が心地よい。島の集落までは約1kmあり離れている。ここはギリシャなので表敬旗としてギリシャの旗を右舷サイドに揚げなければいけないのだが艇内に見つからない。集落に買いに行くがまともな国旗はなくおもちゃの国旗を買った。
 イタリアとは違い、ピッザリアはタベルナになっているし、猫が沢山いる。フェリーの着く湾の方には12艇ほど錨泊していた。こちらの方が集落に近くて良い泊地だと思った。
 漁港の岸壁に漁船が着いたのでタコ、イカを求めて行くがなかった。代わりに1.5kgの大きな鬼カサゴを30€で買う。
 晩御飯は鬼カサゴの半身でアクアパッアを料理してくれた。ドライトマト、生トマト、ニンニク、オリーブ、ポテトでの味付けが白ワインと合って美味しく頂いた。
 小さな島の小さな港で静かな夜を過ごす。


(ID# 872)
2016/7/11 (月) Crotone~S.Maria di Leuca(71NM) 快晴 北10ノット後微風

 朝起床してから直ぐ出港の準備をする。悦子は朝のコーヒーを入れる。05:30に舫いを解く。出港して7,8分で太陽が上がる。橙色で大きな木星が上がってくるようだった。
 暫くすると予報通り北の風が10ノット前後吹き出してきて、進路は東なのでアビームの風を受け5~6ノットでセーリングする。この風も2時間少々で弱くなりその後のレグは全て機帆走する。海面は静かなので機帆走でのんびり走る。
 楽しみのお昼はビールでチャーハンを頂く。朝早い出港だったので途中1時間弱悦子にウオッチを交代してもらい休んだ。気持ち良い昼寝だった。
 マリーナに近づいて錨泊も考えた。既に5艇ほどアンカーリングしていたが1艇はカタマラン、2艇はリフトキールのALUBAT社のOVNIシリーズだった。そして他の2艇は小型ヨットだったので水深を考えて錨泊は止めた。実は昨年入り口でOn the sandした。
 17:40に舫う。昨日日曜日で買い物が出来なかったのでスーパー・マーケットで大事なビールを筆頭に野菜、果物を買う。
 Leucaはイタリアの長靴のヒールの部分にあたる。明日からギリシャに入る。
 大変暑い。夕方陽が落ちてからやっと涼しくなる。シャワーを浴びて夕食はレタスとトマトのサラダ、茹でエビ、高野豆腐、マグロとオニオンの炒め物をビール、白ワインで頂く。
 食後心地よくコックピットでやすむ。

(ID# 871)
2016/7/10 (日) Le Castella~Crotone(20NM) 快晴 微風5~8ノット

 元々の計画ではRocella IonicaからCrotoneまでダイレクト行く予定であったが70NMあるのでLe Castellaに寄港した。したがって今日は20NMの近距離のクルージングになる。朝魚屋に今晩の前菜を買いに行く。大きめの新鮮なエビがあったので買う。
 9:50に岸壁からのもやいを解く。ここは出口が狭く浅いのでデッドスローで出る。浅いところで2.1mだった。
 生憎と風が前からの北東風だったが7,8ノットの風だったのでクローズホールドで帆走する。波がないのでスムースで気持ち良い。タッキングを繰り返しながらセーリングを楽しむ。お昼にはざるそばを頂く。冷えたビールで喉を潤した後のそばが美味しい。
 到着前4NM位から風も収まったので機走に帰る。Crotoneのマリーナは3回目になる。ここも入り口に砂が堆積していて昨年はOn the sandしているので用心して通過した。
 昨年と同じLega Navale Crotoneに15:20に舫う。久しぶりにタッキングしながらのセーリングを楽しんだ。前回は6月だったが繋留料が30€だったが今回は7月のせいなのか60€だった。2012年に寄ったときは20€だった。
 早速マリーナの脇にある海水浴場で泳ぐ。日曜日のせいか家族連れの海水浴客でにぎわっていた。
 艇に戻りコックピットで読書していると、案の定入り口でOn the sandしている艇が居た。
 夕食は朝仕入れた蒸エビとハムをビールで頂いた後、パスタ、マグロのトロをご飯で頂く。
 トロは冷凍マグロでないので大変美味しく毎晩頂いている。悦子はトロのマグロの油にやられたようだ。
 上弦の月もだんだん大きくなってきた。


(ID# 870)
2016/7/9 (土) Rocella Ionica~Le Castella(45NM) 快晴 微風後北15~20ノット

 07:00に久しぶりにポンツーンに横付けした舫いを解く。出口の砂の堆積による浅瀬が心配なので忠実に入港した経路をたどる。
 風がなく3時間ほど機走するが10時過ぎに北北東からの良い風が吹き出し帆走に移る。当初クローズホールドであったが風が北に回り15ノット以上になる。艇速も7ノットを超えるようになる。風は増々強くなり海面にウサギが飛ぶようになる。リーフを考えたときの早めのリーフが鉄則なのでジブ2ポイント、メイン3ポイントリーフする。それでも艇速は8ノット前後をキープする。フルセールでも左程スピードは変わらないと思う。ヒールが少なくなる分リーフした方が快適だ。
 CAVOK5はJeanneau製の船だが腰が重く、強風時には安定感がある。さらにリーフすることにより、より安定したセーリングが出来る。
 この後3時間ほど8ノット前後のスピードで帆走する。
 今まで2回ほどイタリアのこの地方を航海したが今回初めてLe Castellaに入ることにした。パイロットブックを調べると入り口が狭く、そして水深が2mと云うことなのでCAVOK5がドラフト2mだったので今まで敬遠していた。今回Ionicaで聞いてみると問題ないということなので寄ることにした。Crotone迄だと70NMあるのでダイレクトでなく、途中で寄港できると楽というのもあった。
 注意深く入り口を通過するが一番浅いところで2.6mだった。
 電話しても、無線で呼んでも返事がなかったがマリーナの中に入ると、入り口の先の岸壁に横付けするよう指示してくれた。田舎のマリーナと云う感じだ。それでも電気、水道、トイレ、シャワーがある。係留料も35€と安い。
 マリーナの名前の通り要塞があり、早速海水浴がてら見学に行く。モンサンミッシェルとはいかないが、陸続きであるが一つの島が要塞になった感じだ。紀元前4世紀のギリシャ時代からの歴史があるそうだが中世アルゴン王朝がトルコの襲来に備えた要塞だったそうだ。
 帰りに岩に囲まれたきれいな入り江で泳いで帰る。とにかく日中陸上では猛暑だ。但し海の上は快適だ。夕方になると夜風が心地よい。魚屋があったのであさりを買う。夕食はそのあさりでボンゴレーを作る。野菜スープ、サラダ、スパゲティ・ボンゴレー、そしてマグロのトロを頂く。
 毎食が美味しい。潮風、太陽、海水浴そしてセーリングの心地よい揺れが食欲を増進させてくれるからだと思う。


(ID# 869)
2016/7/8 (金) Rocella Ionica 快晴 微風

 昨日結構走ったのでもう1日ここでゆっくりすることにした。毎日が日曜日だがこうしてゆっくり出来る時間は現役時代の日曜みたいで好きな時間だ。
 午前中シーツ類を日本から運んできた小型洗濯機で洗濯する。大型シーツ1枚が一回の洗濯の限界だが、自動でやってくれるので結構重宝している。
 洗濯物は、燦燦と輝く太陽と、風、そして空気が乾燥しているのであっという間に乾く。  イタリアの長靴のつま先にあたるカラーブリア州は山が多く厳しい土地だが海岸線は砂浜が長く伸びロングビーチのきれいなところだ。マリーナから自転車で町迄行く。海岸線は所どころビーチパラソルが並び田舎の海水浴場という感じの海辺だ。
 陸上は暑い、自転車で汗をかいたのでビーチサイドの出店でシャーベットを、海風を浴びながら食べる。町で果物、生ハム、牛乳、ティーパック、ビールを買う。ビールは直ぐなくなる。非常にビールが美味しい。
 お昼は昨日お店で食べたピサの持ち帰りがあったのでビールで食べる。
 同じポンツーンに繋留していた6,7隻のヨットも昼過ぎには出て行った。
 隣の艇はフランスからだったが同じ方向に行くとの事で再会を約した。
 日中は暑いので艇の上の日陰で心地よい風を浴びながら読書しているとウトウトしてきて午睡に入る。
 4時過ぎに海岸に悦子と泳ぎに行く。水温も暖かくなり、きれいな海水の中で泳ぐ。南イタリアの外れのせいか海水浴客も少ない。 素晴らしい海水浴場を持っているので良い観光地になると思う。現に最近、南イタリアは観光に力を入れているそうだ。
 夕食はベーコンと玉ねぎを上に乗せたズッキーニ、サラダ、そしてラムチョップをビールと白ワインで頂く。ラムは柔らかくて美味しかった。
 月も上弦の月になり日が暮れると西の空にくっきり見えてくる。静かな夜だ。

(ID# 868)
2016/7/7 (木) Taolmina~Roccella Ionica(69NM) 快晴 北15~20ノット後微風

 今日は長丁場なので起き次第の早朝出発にして、5:50にアンカーを揚げる。6時過ぎに朝日が昇ってきた。タオルミーナの泊地を出ると北風が15ノットほど吹いている。      船は東進、風は北からで俊足の出だしになる。暫く充電の為エンジンを回してから帆走だけにするが7ノット以上のスピードで快調だ。途中風速が20ノットになって、時折9ノットになる。ヒールもきつくなるのでジブ、メインとも3ポイントリーフにするがそれでも7ノットはキープして順調な滑り出しだ。
 揺れがあったので朝食は取りあえずビスケットと水だけにしたが、3ポイントリーフして揺れが少し収まってから悦子が簡単なサンドイッチとスープを作ってくれた。
 この風も3時間で終わり北から南東の微風になる。諦めて機帆走にする。地中海は一定風が続いて吹くことは少ない。
 メッシーナ海峡を越えてイタリアの長くつのつま先の沖合を昼前に通過する。ここからは波もなくなり静かな海面になる。お昼にはざるそばをビールで頂く。やはり日本人はスパゲティでなくそばが合うようだ。
 昨日予約を入れておいたRoccella Ionicaのマリーナに1NMの距離になってから無線を入れる。このマリーナは入り口が砂の堆積で浅くなっているので、オン・ザ・サンドしないようにボートが来て誘導してくれる。入り口の手前にボートが待機していてくれ無事港の中に入る。
 ガソリンスタンドがあったので17:20に横着けして給油する。満タンで100L入った。トラパーニから47時間エンジンを回して100Lの消費であった。
 マリーナオフィスに手続きに行くと以前に来たのを覚えていてくれた。
 港の隣が海水浴場だったので早速泳ぎに行く。水もきれいで、到着後の海水浴は気持ちが良い。
 艇で一杯飲んだ後、港にある「レストラン・ピザ」に行くが寂しい港なのに50人以上のお客さんがいた。この店はピザが美味しいと云う評判を聞いていたので早速マルガリータとベジタリアンピザを食べるが四角いピザでチーズたっぷり、野菜たっぷりで美味しかった。


(ID# 867)
2016/7/6 (水) Catania~Taormina(24NM) 快晴 北東5~10ノット

 朝メールで日本から頼まれたケッパーを市場に買いに行ってから、10時に舫いを解く。いざ前進しようとすると舵輪が動かない。舵のロックや引っ掛かりが無いか確認するが問題ない。ラダーに何かがくっついて固定してしまったのか一瞬考える。マリーナに舵が利かない状態で接岸しなければならない。どのようにしたらよいか?などと考えながらオートパイロットに目をやったら、オンになっていた。いつの間にかオンにしてしまっていたみたいだった。初めての経験だった。
 港を出るとうねりが若干あってピッチングをする。風はほぼヘッドウインドなので機走する。
 エトナ山の全容を見ながらタオルミーナ迄の航海となる。出来れば直接南イタリアのRocella Ionicaに向かいたいところだが80NM以上あるので、タオルミーナに寄って少し距離を稼いでからにした。
 タオルミーナの泊地に近づくと4隻の大きな客船が錨泊していた。Club Med2(187m)、Sirena(181m)、帆船Royal Clipper(137m)、帆船Star Clipperが確認できた。
 前回錨泊した地点付近に14:50アンカーを打つ。水深が9mあったので40mチェーンを出した。
 泳いでアンカーを見に行くが良く見えず確認は出来なかった。
 10艇近くの艇が錨泊していた。
 夕暮れ時に茹でエビで一杯やってから、野菜サラダ、マグロのトロ刺身、マグロのグリルを白ワインで頂く。エビは鮮度が良くみそが美味しく、2日目のトロの刺身は初日よりまろやかになり一層美味しかった。
 21時には暗くなる。早寝、早起きで明日早くアンカーを揚げて出ることにする。
Paoloが電話してきてくれる。明日奥さんのRahelが英国より帰国との事だった。


(ID# 866)
2016/7/5 (火) Catania

 朝マイクロソフトから電話があり再度ワードの復元を試みるが出来なかった。帰国してから復元を試みる事にて今回の復元は諦めた。
 午前中に市場に行ってこれからの食材を買う。マグロ、イカ、エビと野菜を仕入れる。
 お昼は先ほど市場で買ったマグロの刺身、剥き身をご飯で頂く。最後はノリと胡麻でマグロ茶漬けをするが美味しかった。
 食後正田さんを空港行きのバス停まで送っていく。乗艇中良くやってくれて助かった。
 艇を掃除してからゆっくりした午後を過ごす。
 夕食には今朝仕入れたエビ、イカ、玉ねぎソース味のトマトを頂いた後、たらこの昆布巻きとゴボウの煮つけでご飯を頂く。
 明日はタオルミーナで錨泊予定だ。


(ID# 865)
2016/7/4 (月) Catania 快晴 北10~15ノット

 何とかワードで書いた日記の復元を図りたく早朝よりインターネットでマイクロソフトの相談口とコネクションする。遠隔操作で復元を試みてくれるが復元できないうちに日本時間の18時になってしまい明朝再度トライすることになる。大変親切でチャットでお話しながら出来るので助かる。
 正田さんには申し訳ないが一人でカターニャの観光に行ってもらう。
 正田さんが食べたかったラムチョップを探しに行くが見つからず諦める。
 お昼は皆でソーメンを頂く。食後3人で再度ラムを探しに行くが見つからずポークを買って帰る。町中は非常に暑く、途中レモンシャーベットを食べて一息ついて艇に戻る。海の上に戻ると海風が心地よい。水浴びをしたら更に心地よくなった。
 今晩の夕食は正田さんのCAVOK5での最後の晩餐会だ。野菜サラダ、ポテトサラダとガーリック醤油味のポーク、そしてご飯を量り売りで購入したシラーワインで頂く。ポークのソースがご飯にも合い美味しく頂いた。
 彼のギターの音色を聞きながら素晴らしい夜更けを過ごした。


(ID# 864)
2016/7/3 (日) Taormina~Catania(24NM) 快晴 北10~15ノット

 ゆっくり錨泊を楽しむことにする。この何もすることのない時間が好きだ。正田さんはタオルミーナが初めてなので観光することにする。コーヒー、ビスケット、フルーツの朝食後ラバーボートで一緒に上陸してすぐ目の前にあるタオルミーナ駅まで送る。バス停で見送った後、私は海辺のレストランで消えてしまったPCでの日記のファイルを探す 底が砂地で綺麗な海なので名残惜しく朝食後ひと泳ぎしてからカターニャに向かうことにする。ここのところ毎日の海水浴が気持ち良い。  9時にアンカーを揚げる。充電の必要な機器が数種類あったので変圧器をつないで充電しようとしたらバッテリーノーチャージの赤灯が点灯してしまった。エンジンの回転を上げて消灯しないので何かのプロテクターが働いたかと思い諦める。幸い15ノット程度の北風が吹き追ってなので直ぐセールを揚げて帆走する。ソーラーパネルからも充電してない。エンジンバッテリーだけ切り離して充電しないまま行く。
 向かい風に向かっていくヨット達とすれ違う。
 エトナ山を見ながら気持ち良いセーリングをした。カターニャの手前でエンジンスタートすると途中から充電がノーマルになる。良くわからない事象だがほっとする。
 大きなカターニャの港の隅にあるCircolo Nautico NICの桟橋に13:25に舫う。昨年も繋留したところでスタッフが親切なところだ。
 早速デッキを水洗いしてから小型洗濯機で洗濯をする。
 夕方に町に出てエスプレッソマシンとお土産の買い物をする。日曜日でスパーマーケットが閉まっていたので食材の購入を諦めて、イタリアンレストランで食事をする。乾いた喉を生ビールで潤して前菜の盛り合わせ、ミックスサラダ、カラマリフライ、ムール貝、ノエルパスタを白ワインで食べる。いずれも味が濃く染みていて美味であった。お値段が69€で嬉しくなる。
 艇に戻りシャワーを久しぶりにゆっくり浴び夜長を楽しむ。海の上は涼しい。
が見つからず諦めて艇に戻る。お昼には海水浴に来たモーターボートが沢山アンカーリングして楽しんでいた。お昼は悦子と二人でPaoloの手製のニョッキを雑炊にしてお握りと頂く。ニョッキの新しい食べ方だが美味しかった。
 昼寝の後泳いで浜に上がると正田さんの声が聞こえた。タオルミーナの町とギリシャ劇場を観光して戻ってきた。ラバーボートで来てないので泳いで艇に戻りラバーボートで迎えに行く。帰りにエンジンをかけようとするがかからない。そうこうしていると隣に来たラバーボートが引っ張ってあげるとの事、お願いして艇まで引っ張ってもらった。
 気温は33℃もあるので陸にいると体が暑くなる。艇に戻ってから海に浸かり熱い体を冷やす。海の上は風もあり涼しく心地よい 素敵な夕暮れを楽しみながら夕食を楽しむ。今晩の夕食はチキンカツ、パスタのオムレツ、ズッキーニのグリル、ジャガイモのニンニク味のグリルをシチリア産グランクルーの赤ワインで頂く。

(ID# 863)
2016/7/2 (土) Taormina 快晴

 ゆっくり錨泊を楽しむことにする。この何もすることのない時間が好きだ。正田さんはタオルミーナが初めてなので観光することにする。コーヒー、ビスケット、フルーツの朝食後ラバーボートで一緒に上陸してすぐ目の前にあるタオルミーナ駅まで送る。バス停で見送った後、私は海辺のレストランで消えてしまったPCでの日記のファイルを探すが見つからず諦めて艇に戻る。お昼には海水浴に来たモーターボートが沢山アンカーリングして楽しんでいた。お昼は悦子と二人でPaoloの手製のニョッキを雑炊にしてお握りと頂く。ニョッキの新しい食べ方だが美味しかった。
 昼寝の後泳いで浜に上がると正田さんの声が聞こえた。タオルミーナの町とギリシャ劇場を観光して戻ってきた。ラバーボートで来てないので泳いで艇に戻りラバーボートで迎えに行く。帰りにエンジンをかけようとするがかからない。そうこうしていると隣に来たラバーボートが引っ張ってあげるとの事、お願いして艇まで引っ張ってもらった。
 気温は33℃もあるので陸にいると体が暑くなる。艇に戻ってから海に浸かり熱い体を冷やす。海の上は風もあり涼しく心地よい 素敵な夕暮れを楽しみながら夕食を楽しむ。今晩の夕食はチキンカツ、パスタのオムレツ、ズッキーニのグリル、ジャガイモのニンニク味のグリルをシチリア産グランクルーの赤ワインで頂く。

(ID# 862)
2016/7/1 (金) Valcano~Taormina(70NM) 快晴 微風

 今日は70NMの行程プラスメッシーナ海峡を通過するので場合によっては手前のメッシーナ港に入る予定で06:15にアンカーを揚げる。静かな天候が続き恵まれている。
 メッシーナ海峡は鳴門海峡、カナダのヒイモア海峡と3大潮流の海峡と云われている。
 午後1時を過ぎるとノースバンドの迎潮になるので急ぐ。12時に海峡の入り口に着きサウスバンドの追潮を2ノット受ける。お昼に茄子入りトマトソースのパスタを頂く。快晴の中、海の上でのビールが実に美味しい。
 2時ごろから迎え潮になったので岸よりコースを引くと反流を受けて追潮をとらえることが出来た。途中メッシーナ名物のカジキマグロの突きん棒船に会う。マストトップの見張り台から見つけて舟先の飛び出た櫓からカジキマグロを突く漁船だ。
 17:30にタオルミーナの錨泊地にアンカーしようとすると、ラバーボートでブイ舫いの勧誘に来た。値段を聞いたら60€との事だ、ブイだけの値段ではべらぼうなので断って砂地の深さ7mのところにアンカーを打つ。早速泳いで確認をするがしっかり砂に食い込んでいた。
 ここも3度目になった。
 前菜にムール貝のアヒージョをジントニックに楽しんで、夕食はサラダとオラーダ(タイに似た魚)をオイルと塩をまぶしてデッキのBBQ台でBBQする。とっても美味しい味だった。


(ID# 861)
2016/6/30 (木) Valcano 快晴 微風

 ゆっくり温泉に浸かりながら過ごすことにする。
 朝ゆっくりと起きてコーヒーとビスケットの朝食を済ませてから港にある町に3人で、ラバーボートで上陸する。バールでお茶しながらWIFIで調べごとをする。明日世界三大強潮流のメッシーナ海峡を通過するので海峡の潮流を調べる。ついでにマリーナのスタッフに確認するとメッシーナ港までは潮流の影響は受けないとの事だ。その先が強いとの事だった。ついでに魚屋で新鮮なイカとオラーダ(タイに似た魚)を買う。
 お昼は正田さんがPaoloの作ったマグロのボッタルガを使ってボッタルガ・スパゲッティを作ってくれる。ボッタルガの味が妙にしみ込んで美味しいスパゲッティをご馳走になった。ビールを冷やすのを忘れて、冷えた白ワインにしたがこれまたマッチングした。
 食後はコックピットでお昼寝、海風が心地よい昼寝を誘ってくれた。
 午後はラバーボートで浜に上陸して泥温泉と海中温泉と浸かる。直に地下から温泉が湧きあがり海水は湯の華だらけだった。
 天気も良いせいか快適な錨泊地だ。艇を数えると12艇錨泊していた。ロシア、オランダからのヨットもいた。
 何とかパソコンのワープロの復元をしたく、私は再上陸してバールでチャレンジするがうまく行かない。
 夕方8時前に艇に戻ると正田さんと悦子が今日買ったイカのグリルとムール貝のリゾットを料理していた。
 白ワインでこのご馳走を頂く。美味しい料理に幸せをかみしめる。食後は星空を眺める。

(ID# 860)
2016/6/29 (水) Cefalu~Valcano(51NM) 快晴 微風

 07:40に舫いを解く。若干のうねりが残るが静かな海面を機走する。
 途中7ノット弱の風が斜め後ろから吹きだしたのでジェネカーを揚げる。2時間ほどジェネカーでのセーリングを楽しむが風が弱まり、後ろから来た機走のヨットに抜かれて行ったので諦めて機走にする。お昼に生ハム、トマト、チーズのサンドイッチをビールで頂く。単調なヨットの上では食事は楽しみだ。
 結構な数のプレジャーボートがエオリア諸島に近づくにつれて見えてくる。
 17:30にエオリア諸島の7つあるうちの一つVolcano島の入り江にアンカーを打つ。既に沢山の艇が錨泊している。水深はちょっと沖合に出ると深く、岸辺に近づかないと10m以内の深さにならない。一度アンカーを打ったが近く岩場があり不安だったので出て行った艇の後に打ちかえる.錨泊するときはアンカーするのに用心深くなる。  ここは海中温泉のあるところで早速泳いで海中温泉を浴び行く。泳いでいると所どころお湯が沸きだし暖かい。
 静かな夕暮れをジンライムで楽しんでから、夕食に味噌田楽とソーセージ入りトマトソーススパゲッティを先日仕入れた赤ワインで頂く。素晴らしい夕暮れに魅了され、また明日も錨泊して、この夕暮れを楽しむことにした。
 ほろ酔いでのコックピットでの転寝は極上だった。


(ID# 859)
2016/6/28 (火) Palermo~Cefalu(35NM) 快晴 北西10~15ノット

 08:40に舫いを解いてマリーナの出口にあるガススタンドで軽油を補給する。
 72L給油して102€だった。大きなパレルモの港を出て暫く機走するが、出港から約1時間後から北西の良い風が吹き出し一気にジェネカーを張る。15ノット前後の風を受けて7ノット以上で快調なセーリングをする。先に行っているヨット2艇を抜く。お昼は久しぶりに生ハム、トマト、レタスのサンドイッチをビールで頂く。ビミトップの日よけのお陰で日差しも避け、風が心地よい。
 14:30に自然の風光明媚なCefaluの港に入る。港の入り口には4艇ほど錨泊していた。素晴らしい泊地である。マリーナからはボートで勧誘がてら迎えに来てくれた。
 一休みの後、泳いでシャワーを浴びてから一杯楽しむ。
 夕食はマーボ豆腐、野菜サラダ、チャーハンを頂く。
 残念なことに今まで書いていた日記がPC上から消えてしまったので今日からの日誌になる。


(ID# 858)
2016/5/23 (月) Port Venere 曇り,朝雨,南西の強風

 南西の強風“リベッチオ”が一日中吹く予報なので休養日になる。
 リベッチオはテレニア海に吹く秋から冬にかけて吹く南西ないし西からの強風だが世界の気象が異常になってきているせいか季節外れの季節風だ。
各自思い思いの一日を過ごすことにした。
 港の中も揺れが強い。奥様方は艇に籠り読書と惰眠をむさぼる。お昼には満里子さんが揺れる艇の中でラビオリを用意してくれる。
 この強風の中でも湾内でセーリングしているヨットがいた。 夕食は満里子さんが艇に残っている食材を使ってポテトサラダ、ソーメンチャンプルと雑炊を作ってくれて赤ワインと焼酎で楽しむ。夕餉の食事はとっても楽しい。散々飲んだ後眠りにつく。


(ID# 856)
2016/5/22 (日) Portovenere 快晴

 今日はチンクエ・テッレの村を鉄道で観光することにする。素晴らしい快晴の朝だ。
 バスでイタリア海軍の基地のあるスペッツアに行き、そこから鉄道で最初の村リオマッジョーレ駅で降りる。周遊券で乗り降り自由な切符を買った。ここから次の村マナローラに歩いていく予定だったが岸壁沿いにある風光明媚な“愛の道”が閉鎖との事小さな港を見て4つ目の村ヴェルナッアに鉄道で移動する。
 日曜日の関係もあり何処も大勢の観光客でにぎわっていた。
 ヴェルナッアの港では海水浴や日光浴を楽しんでいた。サラセンの塔に登りリグーリア海と美しいヴェルナッアの村の景色を楽しむ。お昼は港の前のレストランでタコとポテト、イワシのスパゲティ、ムール貝のトマトソースパスタ、くるみソースのラビオリ、海の幸フライをチンクレ・テッレ産白ワインで食べる。ワインも流石チンクエ・テッレ産だけあってドライで尚且つコクがあり素晴らしかった。又海の幸の料理には大満足した。
 食後波止場の岩場で横になり小休止をしてから鉄道、バスを乗り継いで艇に戻る。
 夕食前にマコと将棋を楽しむ。
 夕食はご飯にほぐし鮭、ちりめん雑魚、フキ味噌、そして昨晩のスープカレーをみそ汁で頂く。お昼がヘビーだったのでお腹にピッタリの食事であった。


(ID# 855)
2016/5/21 (土) Portofino~Porto Venere(33NM) 快晴 北の微風から南の微風へ

 夜中2回ほど起きて錨泊の様子を見るが風もなく何ら問題がない。ほぼ満月の月が海面を照らして美しい。素晴らしい快晴の下コックピットで朝食を食べてから8:30にアンカーを揚げる。揚げるときチェーンがアンカーウエルで、とぐろを巻きアンカーの取り入れ口が詰まるのでとぐろを足でどけながら揚げなければならないのが余計だ。とぐろが出来なければコックピットから揚げられるのだが。
 出てから20NM過ぎると今回の目玉でもあるチンクエ・テッレの最初のモンテロッソ・ル・マーレの沖を通る。そのあとヴェルナッツア沖に行くが多くの観光客が来ている。黄色やオレンジ色の建物が狭い範囲で密集している。次に天空の集落コルニリアの下を行く。崖の上にある集落だ。次は城塞の村マナローラを見て最後にリオマッジョーレの沖合を通過する。いずこも大変な数の観光客だった。  ポルトベネーレと島の間の海峡を通ってポルトベネーレの港に入る。無線で泊りのリクエストをすると予約が無いとの返事、暫くしてからOKの返事が来る。昨日インターネットで予約を入れておいたが、後でメールの返事をみたら今日はいっぱいで明日からならOKとの返事であったのが後でメールを開いて分かった。それを知らず無線で呼んだことになる。スタッフの話では一隻キャンセルがあったのでOKだとの事だった。人気の場所だ。
 港の中の景観は黄色、ピンク、オレンジの高い建物が軒を並べ中世の魅力ある雰囲気だ。
 ここも2011年に来たところだが何度来ても素晴らしい。
 船外機のエンジンがかからなかったのでスタッフにメカニックが居るか聞くと、ここには居ないとの事。彼が見てくれることになり、見てもらうとなんと燃料タンクのコックのスイッチの入れ間違いであった。
 静かな夕暮れ時に西の岬にあるサンピエトロ教会とバイロンが愛した海を見下ろす崖ぶちの道を歩く。向かいの島との静かな海面の海峡をヨットが通過していく。
 海洋王国ジェノバの要塞港に23日が悪天の為3泊することにする。
 夕食は奥さん方に休んでもらいマコがコクのある鶏肉スープカレーを作ってくれご馳走になるが流石味の素出身素晴らしい味のスープカレーであった。


(ID# 854)
2016/5/20 (金) Genova~Portofino(15NM) 快晴 北10~20ノット

 昨日と打って変わっての快晴の天気だ。風も北風で今日の目的地ポルトフィノにはフリーで行ける。15NMと近いのでシャワールームにあるコンランドリーで皆さんの洗濯物を洗濯する。朝食を取った後鍵をキャプテネリニアに返しに行くと是非エルバ島にと勧められる。10:20に舫いを解きイタリア最大の港を出てから横からの20ノット近い風を受けてメインセールだけで6ノットで帆走する。波もなく快晴の中気持ち良いセーリングを楽しむ。天気、風の具合を見ながら出港するので快適なセーリングが多い。  14時にポルトフィノに着くが12フィッター(Aクラスデインギー)のイタリア大会が開催されていたのでレース海面で観戦する。15:00にポルトフィノの隣の入り江にアンカーを打つ。ここは深く25m水深の場所に60mチェーンを伸ばす。
 ラバーボートを降ろしてエンジンをかけてみるとかからない。仕方がないのでマコと二人でラバーボートを漕いでポルトフィノに行く。メンテナンスサービスを探したが無く。
水上タクシーで艇に残っている仲間を迎えに行ってもらう。往復20€でやってくれた。
 ポルトフィノは油壷に似た入り江の天然の港にレストラン、ショップが軒を並べ美しい。山の中腹にはスプレンデッドホテルが湾を眺めるように建っている。
 100隻以上の12フィッターのレースだったがその中の10隻以上の艇がここに戻ってきていた。
 水温は18度で冷たいが海に浸かってからシャワーを浴びる。
 夕食は静かな入り江の中でジントニックを楽しんだ後、野菜サラダとパエリアをロゼワインで頂く。月も満月に近づいてきた。
 静かな夜を楽しんで寝る。


(ID# 853)
2016/5/19 (木) Genova 曇り時々雷鳴,雨

 今日はジェノバの観光をする。最初にガリバルディ通りに行き、16、7世紀の遺産であるロッソ館とビアンコ館を観る。素晴らしい16,17世紀の絵画の博物館にもなっている。
 16世紀はジェノバの世紀であったのが如実にわかる。
 その後に王宮を回り、マリーナの近くにあるマリーナで教えてもらったイタリアン料理のオステリアでお昼を食べる。地元の人しか行けないような裏道にある店で訪ねながら探す。古きイタリアの雰囲気を持つオステリアでカラマリフライ、カラスミパスタ、海の幸フライ、ラザーニアジュノベーゼをロゼワインで食べるがこれまた美味しかった。今まで地元の人のお薦めの店に行っているせいか全て美味しく食べている。
 お昼と云っても終わるのが3時でそのあとヨーロッパ一番といわれる水族館を見学する。  一日の観光が終わり艇に戻ったのが5時になる。それぞれシャワーを浴びた後、マコのキノコのアヒージョで夜の部が始まりロゼ、赤ワインと進む。キノコのアヒージョの後ムール貝のアヒージョを頂き、その後アヒージョのオリーブスープを使いラ・メール・パスタを頂く。食事中一時風が強くなりバウ舫いの増し詰めをする。


(ID# 852)
2016/5/18 (水) Imperia~Genova(52NM) 晴れ

 朝借りているトイレのキーを取りに来るようVHFで呼ぶとスタッフがデポジットの10€をもって取りに来てくれる。07:30予定通りもやいを解く。静かな海面をジェノバに向かう。朝早い出港の時は出てからおにぎりをみそ汁で食べるのが通常になっている。今日もそのパターンだ。暫く機帆走するが10時過ぎから風が後ろに回りジェネカーを揚げる。進路北東で風は南から8~12ノットの良い風だ。艇速も6ノット以上で青い海と空、そして燦燦と輝く太陽を浴びながら快適なセーリングを楽しむ。
 ジェノバは中世のイタリアの4大海洋都市共和国の一つだ。2011年に入港して二度目になるが海が好きな男にとって海からの訪問は格別だ。16世紀にヨーロッパの富を集めて栄えた都市だ。
 一番奥のそして旧市街地に近いMarina Port Anticoに17:30に繋留する。
 いつもの通り繋留してからビールで乾杯する。これも楽しみの一つだ。
 イタリア料理の美味しい店をキャプテネリアで聞いてから世界遺産でもある旧市街地のガルバルティ通りを散策する。時間も遅くなったので館内の見学は明日にして教わったお店“SOHO”でイタリアの料理をリーグリア産白ワインで食べる。
 魚介類の温サラダ、エビ入り冷製テリーヌ、フェトチーネ、リゾット、鴨胸肉のグリルのフルーツソースかけ、スッタフッドカラマリ、デザートにパンナコッタとレモンソルベをカップチーノで仕上げる。どれもが手の込んだ絶品の味で地元産白ワインと大変美味しく頂く。今までの外食は全て当たりだ。
 艇に戻りシャワーを浴びてから寝る前にマコと一局差す。


(ID# 851)
2016/5/17 (火) Menton~Imperia(25NM) 晴れ

 朝食後9時に舫いを解く。静かな海をマントンの旧市街地の素敵な情景を見ながら出港する。
 青い海と刺すような南仏の日射が心地良い。そして海辺にある村々の色彩がきれいな建物の景色が目を楽しませてくれる。昼前より南東の20ノット弱の風が吹き出し、機走から帆走に移りクローズホールドのセーリングを楽しむ。音楽はカンツオーネを流す。イタリアにはカンツオーネがやっぱり似合う。海図上の国境を通過して表敬旗をフランスからイタリアの国旗に代える。機走で直進する艇と競争するが少々向かい風の為タックが必要で大分負ける。但しこちらはのんびりクルーズなのでセーリングを楽しんで14:20にインペリアのマリーナに入る。とっても大きなマリーナで端から端までは歩いては行くには大変だ。
 入港時必要な書類をキャプテリニアにもっていこうとすると近くに泊めている英国人はあんな遠くにあるキャプテネリニリアまで持っていく必要はないよと教えてくれる。マリーナも繋留料が必要だからほっておけば取りに来るよと教えてくれた。まじめな我々は自転車に乗って探していくが英国人の言う通り遠かった。
 夕食はスタッフド・ズキーニデフィーリ、アスパラ炒め、トマトとグリーンサラダ、ご飯をロゼワインで頂く。


(ID# 850)
2016/5/16 (月) Menton 晴れ

 午前中今回日本から持っていった小型洗濯機で洗濯をしてみる。量は入らないがポロシャツ4枚は問題なく洗浄まで自動でできた。持ってきた甲斐がありそうだ。
 マントンはイタリアとの国境から直ぐの町だが避寒地として大変栄えたところだ。バロック建築の美しい街並みが港を見下ろすように上に伸びている。  朝食後マントンの旧市街地を歩いてからジャン・コクトーの美術館を見学して海辺のレストランでムール貝とイワシのグリルを食べる。空の青と海の青が素晴らしい景色を作っている。未だ海辺のビーチのサンデッキはまばらな海水浴客がいるだけだった。
 艇に戻り各自それぞれのんびり過ごす。夕暮れ時の光に照らされた海と建物の調和は素晴らしい光景を醸し出していた。マコと私はその中で将棋を楽しむ。
 夕食はパテと生ハム、メインはモッツレラ、トマトのチキン・シチュウをロゼワインで頂く。
 9時になっても未だ外は明るい。


(ID# 849)
2016/5/15 (日) Cogolin~Menton(55NM) 快晴

 延び延びになった電動ウインチの取り付けも終わり、風も収まったので陸路楽しんだコートダジュールにお別れして一気にフレンチリビエラまで行くことにする。  7時20分に舫いを解く。静かなガルフ・ド・サントロペを走りながら朝食をお握りとみそ汁で頂く。
 北からの良い風に乗って帆走を楽しむ。青空と後ろからのブリーズで心地良い帆走で、カンヌ、ニース、ヴィラフランシェ、モナコを沖から見ながらマントンに着く。最初町に便利な旧港に行くが繋留出来るスペースがなさそうなので隣の新港のガバランス・マリーナに入る。日曜日のせいか無線で呼んでも応答無いのでガソリンスタンドに着けてから、キャプテリアに行って繋留場所を指示してもらう。
 入港前に陸からのちぎれ雲からの雨があったが17:30にポンツーンに着ける。
 まだまだ陽は高い。モヒートで乾杯する。夕食はポテトサラダ、野菜サラダ、豚肉のソテーを赤ワインで頂く。豚肉が柔らかくとても美味しかった。


(ID# 848)
2016/5/14 (土) Cogolin  晴れ,夕方驟雨

 朝起きると快晴だ。バッゲットにバター、ジャムを塗ってコーヒーで食べる。パン、バター、ジャムの三拍子が美味しい。
 今日はエズ、ニース観光なので9時に出発する。ニース海岸は燦燦と照らす太陽の光を浴びて何とも言えない紺碧の色彩を醸し出していた。まさにコートダジュールだった。
 そのあとヴィラフランシェの湾を囲む道を走りエズ観光をする。ここでお昼を食べるがこれまた当たりであった。生ハムフルーツサラダ、カルボナーラニュッキ、トリフのリゾット、クラッシクバーガーを食べるがどれも手が込んでいて美味しかった。
 夕方5時前にCAVOK5に帰るが山からの積乱雲の崩れがきて小雨が降る。
 明日出港なのでレンタカーを返す。シャワーを浴びてからジンライムを飲みながらマコちゃんと将棋をする。残念ながら食事の時間になりドローゲームになった。
 夕食は9時頃になってしまったが、ローストチキン、野菜サラダをロゼで食べる。仕上げはみそ汁とご飯で美味しく頂く。
 明日はMentonに向け7:30に出港することにして寝る。


(ID# 847)
2016/5/13 (金) Cogolin  曇り

 クロワッサンとオレンジとコーヒーの朝食の後カンヌ観光に行く。丁度カンヌ映画祭で混雑していた。前年10日ほど滞在したところなので懐かしかった。
 今日は6人なので外食で色々の種類が食べれてうれしい。お昼烏賊リング、ピッザ、サーモンのカルパッチョ、そして本場のニソワーズサラダ等々食べるがいずれも美味しかった。
 香水の町グラースに寄る予定だったがモナコ・マリーンでのウインチの取り付け完了の確認と明日から土日に入りモナコ・マリーンが休みに入るので清算の為グラースはあきらめてオフィスが開いているうちに帰る。一番心配していた電動ウインチの取り付けが無事終わっていたのでほっとする。
これで今年の航海のスタートが切れる。
 これからの航海の食料を近くの大きなスーパー“ジェーン”で揃える。
 マリーナのシャワーを浴びた後、ステーキを囲んで赤ワインで盛り上がる。


(ID# 846)
2016/5/12 (木) Cogolin  晴れ

 今日は日比谷夫妻、礒夫妻がニースに到着する日だ。Kostiaさんにお昼の招待を受けているのでレンタカーを10時に借りてモナコに向かう。Kostia 宅では大歓迎を受ける。奥様の麻記さんが鴨料理を用意してくれ、Kostiaさんのお父さんのGeraldさんのコレクションだった1988年の赤ワインで頂く。燦燦と輝く太陽が地中海を照らし眼下のマリーナを見ながらのKostia邸での昼食は極上だった。そのあとモナコグランプリ開催前のイベントでクラッシクカーの展示会があった。1925年からのレースカーの姿は人間と機械との調和された芸術に感じた。
 そのあと麻記さんが一緒にニース空港まで行ってくれた。日比谷夫妻、礒夫妻が元気な姿で現れ再会を祝す。
 麻記さんがわざわざニース空港から1時間30分以上掛かるコゴランまで送ってくれる。
 感謝のしようがないほど親切にして頂いた。
 艇に着いて荷物の整理をした後シャンパンで乾杯して歓迎する。これから仲間とのクルージングが楽しみだ。

(ID# 845)
2016/5/11 (水) Cogolin  曇り時折小雨

 今日も曇り時折小雨がぱらつくお天気だ。悦子は荷物の整理をする。明日来る日比谷夫妻、礒夫妻の受け入れ準備をする。ウインチの件は細工の部分の部品が未だ届いていないということで明日届き12日には完了するとの事だった。
 明日はお昼にモナコにお住いのKostiaさん宅にお邪魔する予定だ。日比谷、礒夫妻をニース空港に迎えに行くためのレンタカーを手配する。今までも小型の車をレンタルしていたが全員乗り切れないので大きな車にした。
 夕方近くのスーパーで買い物した後、コゴラン・マリーナ内にあるレストランで烏賊のアヒージョ、ムール貝、ニソワーズサラダ、ポテトをプロバンス産白ワインで食べる。

(ID# 844)

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