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            | 2022/10/10                (月) Agios Nikolaous 出発 帰国 
 クレタ・イラクリオン空港よりフランクフルト経由帰国の途につく。
 
 
 (ID# 1520)
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            | 2022/10/9                (日) Agios Nikolaous 快晴 強風 
 一日艇の越冬準備に通やす。夕方5時にクリスティーナが来てくれ浜辺のバーでビールを飲みながら夕暮れを楽しむ。今晩一緒の食事を予定していたが彼女に用が出来たので二人で今回も同期で行った湖の脇のタベルナに行く。途中5年前にここで一緒に飲み食いした夫婦に偶然会う。彼らは艇を売って現在アギオス・ニコラウスにアパートを借りて住んでいるとことだった。とても懐かしく思ってくれた。
 タベルナは相変わらず一杯だった。クレタン・サラダ、マッシュルームのグリル、アンチョビのマリネ、スチーム・ムールを白ワインで食べる。美味しくこれだけでお腹いっぱいになった。デザートとグラッパがサービスについて39€だった。ギリシャは安い。
 今年ギリシャでの最後の晩餐をギリシャらしいお店で楽しんだ。
 明日早朝帰国の途につく。
 
 
 (ID# 1519)
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            | 2022/10/8                (土) Agios Nikolaous 快晴 強風 
 朝艇内清掃をする。絨毯を洗った後再びトイレの修理にかかるが午前中には解決しなかった。
 お昼は艇内にトイレの匂いがあるので近くのタベルナでギロピタを食べる。
 午後もトイレ修復に労力を使うが結局詰まりが取れず帰国当日の月曜日に業者に頼む事にする。前回頼んだ業者はついに来なかった。
 夕方どうしても泳ぎたく少しだけ海に浸かる。
 今日から近くのホテルApollonホテルに移動する。
 夕食はホテルで食べる。夕食付でビュッフェスタイルだった。
 6か月振りに陸で休む。
 
 
 (ID# 1518)
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            | 2022/10/7                (金) Agios Nikolaous 快晴 強風 
 朝食後日の出前の朝7時前にポンツーンを離れる。幸い風は予報より弱い風で雨もなくホットする。
 艇を揚げるドックに入って四隅舫ってリフトの操作員が来るのを待つ。8:30に操作員が来て艇が無事上がる。結局クレドールに乗ったのは12時過ぎになってしまった。
 上架後船内清掃をする。トイレの詰まりの修理の続きをするが排出用のバルブの中を突きん棒を使って詰まりを取ろうとするがある場所から突きん棒が進まない、水圧も使ったが埒が明かず諦める。午後の時間を殆どトイレの修理に使った。
 悦子はコインランドリーで洗濯に追われる。
 夕方クリスティーナがイタリア人の友人と迎えに来てくれピルゴスにある見晴らしの良い田舎のタベルナに案内してくれ、その後友人のお嬢さんが夫婦でやっているピザーラに行き、ピザ、パスタをご馳走になる。食後艇迄送ってくれた。
 
 
 (ID# 1517)
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            | 2022/10/6                (木) Agios Nikolaous 快晴 強風 
 上架を明日金曜日に決めて業者に連絡する。昨日来なかったトイレ修理の確認をするが結局今日も来なかった。一方1000時間ごとのエンジン点検を依頼したジョージは11時時間通りに来た。約束通り来ることはここでは非常に稀有なことなので感心した。点検項目を確認して見積もりを500~600€プラス部品代という事で手を打つ。
 午後1時にクリスティーナが来る。一緒にCAVOK5でのランチの約束をしていた。
 彼女はベジタリアンなので悦子はオニオンドレッシングのトマト、モロッコいんげんの胡麻和え、それとナス、人参、ズッキーニ、パプリカの揚げびたしにスイートチリで茹でた芝エビを頂く。仕上げはざるそばだった。クリスティーナも気に入ってくれた。
 クリスティーナが帰った後、ワインの心地よさもありコックピットでうつらうつらする。
 明日の上架の準備で今日の泳ぎの時間が無くなった。
 夕食は冷蔵庫も大分片づけたので最後の残り物の整理で作った料理を頂く。
 明日が雨の予報が外れてかつ風が静かなことを願ってやすむ。
 
 (ID# 1516)
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            | 2022/10/5                (水) Agios Nikolaous 快晴 強風 
 今日で4日目の強風の日になる。9:30にクリスティーナが迎えに来てくれ先日閉まっていたKritsaのオリーブファームにオリーブを買いに行く。残念ながらオリーブの収穫は未だで搾りたてのオリーブには早い時期だった。クレタ島の村で出来たオリーブオイルは世界一の品質のオリーブオイルだそうだ。自宅用とお土産に荷物の重量オーバーにならないよう購入した。良いオリーブオイルが購入出来て良いお土産になった。
 その後水曜市場に行き、そこでは地元産の蜂蜜を購入する。
 お昼前だったので海水浴場の前のタベルナでコーヒーとアイスクリームを食べながらのんびり過ごす。ここでクリスティーナと別れて艇に戻る。連日クリスティーナにはお世話になり良くしてくれ感謝だ。
 艇に戻り上架の日程を再度相談する。風が強いので予定の日に上架できると良いのだが遅れると帰国の日が迫ってくるので心配である。
 またトイレの不具合の修理とメインファウラーのリーフ用ロープが痛んでいるので交換の依頼をする。午後来るとのことだったが来ず明日という事になった。
 お昼は艇で素麺を頂く。これからは冷蔵庫の整理で終わったら外食を予定している。
 日が短くなってきたので今日は早めに泳ぎに行く。風が強く海から上がると寒いので直ぐシャワーに飛び込む。シャワーのお湯が心地よい。日差しは強いが日陰は大分涼しくなった。
 夕食は冷蔵庫の片づけを兼ねて残り物の料理を頂く。サラダ、ゴーダチーズ入りポテト、ハムのソテー、そしてマッシュルーム、ソーセージ、ネギとブロッコリンの炒め物だったが赤のドライのギリシャワインで頂き残り物が大分片付いた。
 
 
 (ID# 1515)
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            | 2022/10/4                (火) Agios Nikolaous 快晴 強風 
 午前中昨日閉まっていたジョージのオッフィスに行く。5年振りに彼と再会した。前回クラッチ交換の時、きちんと修理してくれたので信頼している。今回は1000時間ごとのヤンマー取扱い店での点検項目があるのでそれの依頼をした。二日後の木曜日11時に来てくれることになった。
 11:30にクリスティーナが迎えに来てくれ彼女のイタリア人友人Mycenae夫妻とのランチにご一緒させて頂く。保養地エルーダのスピナロンガの湾を見渡す小高い上に立つ素敵な家でのランチになる。この家はMycenaeの知り合いのお嬢さんのVictoriaが住んでいて家を管理している。彼女のおじいさんが建てた家で見晴らしだけでなく、建物も内装も素晴らしい。
 庭には教会もあった。そこのゲストハウスでクリスティーナがイタリア料理を作ってくれイタリアンワインでランチを楽しんだ。Mycenae夫妻はクレタ島に23年間住んでいるとのことだった。Victoriaは大学を出たばかりの聡明で美人でとっても素敵なお嬢さんだった。
 ご馳走になった後、艇迄送ってもらい、明日の約束をする。
 艇に戻ってから土曜日に艇を上架するので月曜日出発するまでホテル住まいをする。近くのホテルの予約をする。越冬準備ではテンダーカバーに綻びがあったので修理する。
 お昼にご馳走を食べたので夕食はカレーライスで軽く済ます。
 
 
 (ID# 1514)
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            | 2022/10/3                (月) Agios Nikolaous 快晴 強風 
 土、日が終わり、オッフィスがオープンするので諸手続きを午前中にする。マリーナのオフィスでは1年契約の手続きをして、ボートサービスでは上架の手続きをする。丁度今週はメルテメが吹き強風の日が続くので上架の日の選定がむつかしい。帰国の前日に風が弱まるので一応前日の朝8時にお願いした。朝早い方が、風が強くならないからだ。
 エンジンの点検で業者に頼んだ方が良い項目があるので、以前クラッチ交換でお世話になったジョージ・エンジンメンテナンスのオッフィスに行くが閉まっていたので諦めて明日にする。
 お昼はスパゲッティ・ノルマを頂く。日除けの下で風を浴びながらの心地よいコックピットで極上の転寝をする。
 午後買い物に行った後、日課の水泳を20分間してシャワーを浴びて夕暮れ時にジントニックを楽しむ。
 今日買ってきたヤギと羊のクレタン・チーズをおつまみにするがそれほど癖がなく適度なヤギの香りがして美味しい。
 夕食はサーモンのソテーと野菜のオリーブ焼きを白ワインで頂いた。ギリシャの野菜は太陽の恵みを一杯受けた路地なりの野菜に近く味があって美味しい。
 静かな夜をゆっくり休む。
 
 
 (ID# 1513)
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            | 2022/10/2                (日) Agios Nikolaous 快晴 午後から強風 
 朝5時30分にレンタカーのバンで約60㎞先のイラクリオン空港まで同期を送る。
 約1か月の航海も無事終わり空港で見送りをすると流石にホットした。
 艇に戻って味噌汁、ごはんで朝食を取る。
 午後から北西の強風が吹く予報なので船首の舫をつめて強風対策をする。悦子はシーツ、タオル等をマリーナ内にあるコインランドリーで洗濯をする。
 私は越冬に備えてロープの塩出しや備品の整理を始める。お昼にハムサンドを頂く。午後は朝早かったので転寝をする。北北西の強風がぶんぶん吹きだし風速計を見ると39.6ノットを記録していた。沖を見るとこの風の中でJ24が2艇帆走していた。
 今日は少し早い時間に海水浴をする。この風でも南西に面した海水浴場は波も立たず静かだった。
 夕食は同期が帰国して賑わいの去ったキャビンのテーブルでカレーライスを二人で頂いた。夕方になり風も若干収まる。
 来週一杯この強風が吹く予報が出ている。艇を上架しなければならないので風が収まるのを願う。
 
 
 (ID# 1512)
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            | 2022/10/1                (土) Agios Nikolaous 快晴 微風 
 いよいよ明日同期は帰国なので朝食後各自荷造りをする。11時過ぎにクリスティーナの家に向かい彼女をピックしてモコロスに昼食を食べに行く。
 モコロスのタベルナに行く前に彼女の案内でオールドビレッジを散策する。時の流れが止まったような静かな佇まいの街でブーゲンビリアの白や赤の鮮やかな花が静けさを引き立てている。又食べごろのザクロや時機を逸したブドウ、そしてイチジク、レモンの果樹が庭から覗いていた。
 大きな木の木陰にテーブルを並べた小さなタベルナでハーブティーを飲む。日射は強いが木陰は風が通り心地良い。サービスに庭から取ってきた様なオレンジ、スイカ、ブドウ、リンゴそして洋ナシのコンポートをサービスに出してくれた。街並みだけでなくオールドビレッジならではの心の温かさを感じた。
 その後崖の上を走る道路をきれいな海を見ながらモコロスにある海辺のタベルナ“Bogaji”に行く。ここは今まで3,4回来たことのあるお気に入りのタベルナで目と鼻の先にモコロス島があり、そこは古代ミノア遺跡がある。クリスタルな海水で海の青の色が変化して美しい海の景色だ。お店のマダムが覚えていてくれた。グリークサラダ、アンチョビのマリネ、オクトパスの煮物。クロケット、クレタ産チーズ、野菜のグリル、鯛のグリルを食べるが新鮮な魚介類で全て美味しく食べた。岡崎、植木はクレタの地ビールを美味しそうに飲む。
 素晴らしいロケーションでとても感じよく素敵なマダムと美味しい料理を7人で食べてお値段は160€と驚いた。
 お店の前では数人が甲羅干しをしている、数人は澄み切った海で泳いでいた。
 帰りにクリスティーナがオリーブオイルを分けてくれ皆さんのお土産に小鉢をプレゼントしてくれた。彼女のお陰で普通見れない素敵なクレタを覗くことが出来た。
 豪華なランチだったので夕食はイチジクと生ハム、フムスとクラッカーで赤ワインを飲んだ後お茶漬けで済ました。
 1か月の航海を同期と楽しみ、事故も病もなく無事終わった事に感謝する。50数年ぶりの合宿を思い出させる楽しい毎日の航海だった。
 
 
 (ID# 1511)
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            | 2022/9/30                (金) Agios Nikolaous 快晴 微風 
 朝クリスティーナがマリーナに8時に来てくれ、一緒にオリーブファームに行くが生憎と営業時間になっても開かず諦める。オリーブファームにクリスティーナはわざわざ我々のためにオリーブファームの開店時間まで調べて連れてきて来てくれたのに残念だった。
 クリスティーナを彼女の車を駐車している場所まで送ってからイラクリオンにあるクノッソス遺跡に整備された高速道路に乗って行く。
 クノッソスは紀元前7000年頃からクレタ人が住み始めたとされている。その後紀元前3000年頃からクレタ文明(ミノア文明)が始まり、紀元前18~15世紀に栄華を誇った。クノッソス宮殿は紀元前18世紀にミノス王が建てたとされている。謎を秘めた宮殿であるが発掘者エバンスによってギリシャ神話の一部が実際にあったことが証明された。
 宮殿には色彩豊かなフレスコ画等のレプリカで当時の建物を再現した中に飾られている。当時の文化の高さが分かる。本物はイラクリオン考古学博物館に所蔵されている。
 クノッソス宮殿を見た後イラクリオン考古学博物館に行く。ここには修復された実物始め、クレタ島で栄えたミノア文明の出土品がここに収められている。素晴らしい出土品が数多く見事に展示されていた。
 その後駐車場に行く手前のタベルナでお昼を食べてマリーナに戻る。
 夕食は風光明媚な海辺のモコロスのタベルナに行く予定をしていたがクノッソス宮殿の見学で疲れたので艇で食事をする。
 野菜サラダ、生ハムとメロン、ラムチョップをクレタ産赤ワインで頂く。ラムが柔らかくてとても美味しかった。
 同期との晩もこれで一晩残すのみとなった。
 時折海上で句会とは言えないが楽しみに俳句を皆で詠んだ。日比谷が師匠でコメントしてくれて地中海での思いをそれなりに詠むことが出来た。
 各自の代表句を日比谷に選んでもらった。
 星月夜先ゆく船の船尾灯    岡崎彬  秋の帆やはるか南にクレタ島  田村和男  星月夜アテネの海に銀の道   植木昌昭  島々の思いを残す秋の風    松崎義邦  砂浜に難破船錆び秋の黙    日比谷眞  注釈:俳句では「黙」を「もだ」と読む。
 楽しい航海をアテネからクレタ島迄エーゲ海を周遊して無事航海出来たことを一緒に乗船した岡崎、日比谷、田村、植木の同期に感謝する。
 同期ならではの素晴らしい1か月の航海だった。
 そして悦子にはケガにもめげず我々5人の面倒を見てくれ感謝する。
 
 
 (ID# 1510)
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            | 2022/9/29                (木) Agios Nikolaous 快晴 微風 
 先日まで気温が下がっていたが昨夕から朝晩の気温も上がって朝食もコックピットで食べて寒さを感じなくなった。
 ここはコインランドリーがあるので全員の洗濯物を食後洗濯する。私はトイレの詰まりを直そうとしたが今回はパイプの詰まりの様でパイプを外さないと詰まりが取れない。自分で直すのを諦めて業者に頼むが1週間かかるとのことで方法を考えることにした。
 越冬に際して艇の燃料タンクを満タンにして行く必要があるのでタンクローリーを11時に頼む。それがポンツーンで補給してくれると思ったがタンクローリーが停まれる岸壁まで移動してとのことで急いで移動させ補給する。
 そのあと6人以上乗れるバンのレンタカーを借りる。三日間で153€だった。
 11時過ぎに昔航海中ロードス島で知り合ったイタリア人女性クリスティーナが艇に来る。クレタ島の案内をしてくれることになっていた。彼女はクレタ島が好きで年に何回も来てアギオス ニコラウスのアパートに滞在している。
 最初欧州のリゾート地と云われているエラウダに向かう。崖の上の道路から見る海の景色がきれいだ。四方囲まれたスピナロンガ湾の光景も素晴らしい。湾の入り口には15世紀にヴェネツィア共和国が古代ギリシャ遺跡の後に強固な砦を作ってそのあとが残っている。
 海から山に上がりクリスティーナ推薦の山村のタベルナで昼食を取る。
 ギリシャの家庭料理で味が家庭の味で美味しく食べた。
 夕食はここのハーバーマスターが教えてくれたタベルナに食べに行く。
 料理は美味しく、頼んだ料理の前にサービスの前菜が次々出て来て頼んだ料理を食べきれなかった。シーバスのグリル始め料理は美味しかった。
 すっかりお腹一杯になって艇に戻る。
 案内してくれたクリスティーナに感謝して静かに寝る。
 
 
 (ID# 1509)
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            | 2022/9/28                (水) Rethymno~Agios Nikolaous(75NM) 晴れ 順風~微風 
 朝5時前に皆さん起きる。一晩中吹いていた風は若干弱まったが港内で20ノット位吹いている。海面の状況が分からないの薄明になってから出港することにして用意してくれたスープとお握りを頂く。
 薄明りになったので06:40にブイのもやいを解く。アンカー打ちも揚げも舫いの関係は日比谷にいつもやってもらっている。アンカー揚げるときはアンカーチェーンが重なって山にならないよう足でチェーンをけりながらやるので結構大変な作業になる。
 南風なのでクレタ島がブランケットになり波は静かだ。最初リーフしたが直ぐフルセールにして7ノット以上で快調にセーリングするがその風も1時間と長く続かず機帆走にする。75NMの長いレグなので7ノット前後をキープする。
 朝の強風の割に海面は静かで楽なセーリングになる。気温も昨日迄朝晩は結構冷えたが今日は南風でもあり夏の気温に戻って暑い。
 途中今回3回目のトイレのつまりが発生する。いくらポンプを押してみても動かない。ポンプの弁を見てみるが異常がないので詰まったようだ。作業は諦めて着いてから直すことにした。
 アギオス・ニコラウスに向けて半島を回り込むと風が丁度ジェネカーを揚げられる風になったので残り10NM切った距離だったが揚げる。今年初めての揚げたジェネカーだ。今年最後のセーリングをジェネカーで同期に楽しむ。30分ぐらいで降ろしたが夕方前の素敵なセーリングを味わえた。
 マリーナ入港前にVHF72チャンネルで連絡すると到着を待っていてくれたようでポンツーンを案内してくれた。
 18:30にポンツーンB15番に舫う。
 5月2日にカリアリを出港して以来今日まで2000カイリを無事航海出来てホットする。
 又最後の1か月間は卒業以来54年経った同期5人での合宿を思い出すような楽しい素晴らしい航海だった。悦子を除いて全員喜寿以上の年齢だったが全員航海中元気で何事もなかったことに感謝する。
 皆さん学生時代に戻り料理をしてくれたり、皿洗いをしてくれたり、コックピットで寝たりと共同生活に協力してくれて助かる。又悦子には賄い含めて我々の面倒を見てくれ感謝している。
 久し振りにシャワールームでシャワーを浴びすっきりしてから町に食事に行く。
 ここはリゾート地として人気のあるところで店もセンスの良い置物、服やアクセサリーを揃えている。
 夕食は港の近くにあるヴリスメニ湖の周りにあるタベルナに行く。沢山のお店がある中で、ここに滞在しているヨッテイ達と以前一緒に良く行ったタベルナを選ぶ。ここは味が良いのと安いのとサービスが良いので人気の店だがラッキーにも6人用のテーブルが直前に空いた。満席だった。
 クレタの地元のヤギチーズを使ったクレタン・サラダ、ムール貝、イワシのグリル始め色々ギリシャ料理を頼む。魚介類が新鮮のみならず味付けがとても良く美味しい。ハウスワイン1リッターを頼むが1リッター以上ありサービス精神も旺盛で気持ち良い。最後はグラッパと小さなケーキをサービスしてくれた。支払いは6人で95€と安く人気のあるのが分かった。
 夜は今年の航海が無事終わって安堵もありぐっすり休んだ。
 
 
 (ID# 1508)
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            | 2022/9/27                (火) Rethymno 快晴 強風 
 今日は一日強風予報が出ている。朝方から南からの風が強く吹き始めてきた。
 エッグベネディクトの朝食を頂いた後、コロナ禍の帰国用に厚生労働省が出している日本入国に関してのアプリを皆さんスマホに入れる。あれこれ手間がかかったが何とか入れ終わる。
 風はだんだん強くなる。折角レシムノに来て艇内だけにいるのも芸がないのでランチを兼ねて街に出る。適当な美味しそうな店を見つけてランチを食べる。クレタのこの辺りはヴェネツィアの支配が続いたのでギリシャ料理だけでなくイタリア料理もメニューに結構載っている。
 アイランド・サラダ、スタッフド・トマト、マッシュルームのリゾット、シュリンプのスパゲッティ、ピッザ・マルガリータを食べるがイタリア料理が美味しかった。
 市内観光用に遊園地で走っているような連結した電車を模倣した小さなトラックのようなバスが走っていたので、食後これに乗って市内を車から見て回った。
 ここのマリーナも港の中にある公営のマリーナで清算に行くが安い。一泊8€で電気水道の使用料のカードが10€だった。ギリシャのマリーナは公営が殆どで係留料は格別に安い。
 港の脇はロングビーチの海水浴場で夕方泳ぎに行く。南風が強いが海岸が北向きなので波も入らず気持ち良く泳ぐ。遠浅の海水のきれいな海だった。
 夕食はタイ式カレーを艇内で頂く。久し振りのカレーがご飯と共に美味しかった。
 おしゃべりの後10時前にそれぞれ寝床に着く。明日は5時起床で出港予定だ。
 
 
 (ID# 1507)
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            | 2022/9/26                (月) Chania~Rethymno(32NM) 快晴 微風 
 ハニナは中世の趣のある素敵な港町でもっと滞在したいところだが、風が明日27日に強くなるので昼前にレシムノに出港する事にする。ここのパブリックトイレ、シャワーはとてもきれいで清掃もきちんとされていて、今までで一番きれいなパブリックトイレ、シャワーであった。朝食にエッグベネディクトを頂いた後に朝皆さんここでシャワーを浴びる。お昼用にギロピタ(ギロスに野菜を入れてピタでロールしたもの)を買っておく。
 10:45に舫を解き静かな海に出る。微風の風を斜め前から受けながら機帆走する。お昼にギピタを食べるがギロスの味が全体にしみて美味しかった。
 大きな港の中にあるレシムノのマリーナのCポンツーンにブイ舫を取って勝手に入るがハーバーマスターが来て移動するよう指示を受ける。外側のAポンツーンを指示され16:45に再度ブイを取って槍着けで舫う。
 朝晩は寒いくらいになっていたが日中着いたときは風もなく真夏に戻った感じだった。
 皆さん岸壁で水道の水浴びと洗濯をする。
 夕食は日比谷シェフがトマト味の肩ロースを使ったポトフを料理してくれた。悦子のズキーニの蒸し物と一緒にキャビンの中で、赤ワインで頂く。朝晩はすっかり秋らしくなりポトフ料理が温かく、トマト味で素晴らしく美味しく頂いた。
 食後も毎回違った話題が出てきて会話を楽しんだ。素晴らしき同期の夕べが続いている。
 
 
 (ID# 1506)
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            | 2022/9/25                (日) Milos~Chania(75NM) 快晴 順風 
 朝4時に起きる。日の出が7時10分なので陽の明かりはなく、又月は新月で外は真っ暗だ。今日は75NM先のハニア迄予定している。12時間以上の行程になるので、明るいうちにハニアに着きたいので5時に出港する。真っ暗な中、電子チャートと見張りでミロス湾を抜けた頃に薄明になる。
 7時10分に朝日が上がる。空が赤く染まり夕日が沈むときと同じような空の色の日の出だった。
 朝食は悦子がお握りとスープを用意してくれたので明るくなってから頂く。私を除いた4人でワッチを1時間交代でやってくれるので助かる。
 風は北からの順風だが明るいうちにハニアに着きたいので機帆走にして7ノットで走る。
 波も静かでエンジンこそ回っているが心地良い機帆走になる。
 お昼はハムサンドを頂く。特別に艇ではすることもないので各自寝たり本を読んだり俳句を詠んだりして過ごす。日比谷が俳句に造詣があり、句会でも活躍している。又偶然だが植木も俳句を始めていた。俄か俳人がそこに加わり日比谷の指導を受けながら俳句を詠んで楽しんだ。
 穏やかな海面もあり予定より早くクレタ島の西側にあるハニアに到着する。ヴェネツィア時代に作られたヴェネツィアン・オールドポートに17:35舫う。当初レイドラインがあるつもりで船尾から岸壁に着けたがレイドラインが無く、やり直しで一度出てからアンカーを打って槍着けした。
 岸壁に舫っていたオランダ艇の方が来てCAVOK5をアモルゴスで見たと話しかけてきた。彼は日本にもヨットで来たことがあるとのことで親しみを感じた。
 ここハニアはギリシャでありながらヴェネツィア時代の雰囲気があり大きな港の周りには50店以上のレストランが軒を並べ人通りも多く大変にぎやかだった。
 夕食はその中の一軒に入る。グリーク・サラダ、アイランド・サラダ、シュリンプ・サガラキ、カラマリ・フライ、シーブリーム(鯛の一種)のグリル、シーフードの串焼き、小魚のグリルの盛り合わせを食べる。白ワイン1本とグラッパをサービスしてくれた。
 まだまだ宵の口で賑やかな港を歩いて艇に戻る。
 
 (ID# 1505)
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            | 2022/9/24                (土) Milos 快晴 強風 
 田村が昨日と同様で朝の散歩がてら朝食用にクロワッサンを買ってきてくれる。
 朝の定番はコーヒーにバナナ、ネクタリンの上にヨーグルト、トマトにその時の野菜もしくは卵、それにトーストだが、ヨーグルトが切れていたので代わりに牛乳に蜂蜜をかけて頂く。
 ここのデイクルーズの乗り合いヨットは多少の風でもお客を乗せて出ていくが我々は快適なセーリングを楽しむので強風時には陸で休み、明日風が収まるのを待って出港する事にする。
 ここはシャワー施設がないのでデッキでシャワーを浴びるが、この2日間風が強くシャワーを浴びてなかったので、風の弱まる時を縫って皆さん久しぶりにシャワーを浴びる。気持ち良い。
 お昼にチキンサラダを頂く。野菜が色々入っていて美味しく頂く。
 食後転寝の後、私は日課の海水浴に行く。遠浅の水のきれいな海水浴で北風もブロックしてくれ、波も立たず気持ち良く泳げる。日課の20分間の水泳だが泳いだ後が爽快で心地良い。
 明日予定しているサントリーニ島のバリキダ・マリーナに予約の電話をすると満杯とのことで、その後の天候を考えてサントリーニ島を諦めてクレタ島ハニアに行く事にする。
 夕食は今まで2回通ったタベルナから別のタベルナに行く。地元チーズののったグリークサラダ、野菜のボイル、オーベルジンのトマトソースかけ、ラムチョップ、チキンのトマト煮をロゼワインで食べた。前回の行ったタベルナと遜色ない美味く料理されていて皆さん大満足だった。
 艇に戻り明日朝5時出港という事で早々と寝床に入る。
 
 
 (ID# 1504)
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            | 2022/9/23                (金) Milos 晴れ 強風 
 明日,もしくは明後日サントリーニ島に向けて出港できたらたらと思っている。
 今日も風待ちになる。
 午前中再びBiglobeメールに電話のコンタクトをしてみるが通じない。調べるとBiglobeメールは海外からの対応はしてないとのことだ。この時代ひどい話だと思うが仕方ない。
 お昼に日比谷特製のチャーハンに葛切りとソーメンのスープを頂く。さほど動いていないが食事はいつも美味しい。
 食後のブドウを食べるがギリシャでのブドウは甘くてジューシーでとても美味しい。
 一休みの後海水浴場に運動兼ねて泳ぎに行く。海水浴場は風も静かで数組のカップルが日光浴をしていた。
 プロパンガスの予備の充填の連絡がないので聞きに行ったら在庫がないとのことで諦める事にする。今のガスボンベが保つ事を願う。ここでは電気が使えるので問題がないが、プロパンガスが無くなると陸電が使えない場所での煮炊きが船内で出来なくなる。
 今日も魚売りの露店に漁船から水揚げした魚が並んであったので生きのよいSea bream(鯛の一種)を夕食用に買う。
 夕食は日比谷が鯛を中華風蒸し料理“清蒸魚”に上手に料理する。それにチキンのグリルをマッシュルームとブドウのソースで頂く。鯛の清蒸魚は日比谷シェフの傑作で大変美味しく頂いた。
 食後はいつものように6人であれこれと話題を話して楽しむ。
 
 
 (ID# 1503)
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            | 2022/9/22                (木) Milos 晴れ 順風 
 昨晩から北風が大分強くなってきている。今日も風待ちでのんびり過ごす事にする。
 朝食後昨日見つけたセルフランドリーにレンタカーの返しを兼ねて5人で行く。
 親切な店番のおばさんがドライ迄やってくれるという事で我々はその時間、食料の買い出しをして海辺のバーでお茶をする。
 パソコンのメールが上手くいかないのでBiglobeに電話するが通じない。先日から難儀している課題だ。
 あっという間にお昼になりざる蕎麦に鯖缶とオニオンのマリネで昼食を取る。 午後はそれぞれのんびり過ごす。ガスボンベの予備の補填が出来てないので業者を探すが見つからずハーバーの管理人のおばさんに聞くと1軒だけあるという事でコンタクトしてくれたが何時届けてくれるかわからないという事で再度確認することにした。
 港で直接漁船から水揚げした魚を売っている露店があったので見ていると、買いに来ていたフランス人夫婦が鯛科の一種のBogueを美味しいよと進めてくれたので六尾買う。
 夕食はその魚のオーブン焼きとキノコ汁、久しぶりのごはんに日比谷が作ってくれた野菜の酢漬けと佃煮で頂いた。昨日買ったアシイリティコ種の白ワインが食欲をそそって2本空けた。日比谷は色々の料理を上手に作ってくれ助かる。
 風が強いのと夜の気温が下がるのでコックピットで寝る二人のためにコックピットを囲むように、にわか仕込みの仕切りを今日も作った。
 食事はミロス島に来てから日が暮れてから冷えるので船内で食べるようになった。
 23時前に就眠する。
 
 
 (ID# 1502)
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            | 2022/9/21                (水) Milos 晴れ 順風 
 レンタカーを借りて島内観光をする。昨日レンタカーで値段を聞いたら小型車で50€だったのが今朝借りに行ったら70€とのことだったので気分を害して、他のレンタカー会社で借りる。ただしここも同じような値段で小型車が65€だった。悦子は肋骨の打撲の痛みがあるため艇に残り養生する。最初に島の中心街ホラのボーダホーンショップに行き具合の悪かったWIFIの接続を修復してもらう。  その後ミロス湾の岸辺に軒を並べている色とりどりの可愛い小屋が並んでいるクリマに行く。昔は漁師が二階に住んでいて一階は船の格納庫になっていた。真っ青な海と相まって絵葉書のような美しい光景だった。
 クリマの漁村の上はミロのビーナスが発見された場所でレプリカの像が建っている。その近くギリシャ劇場跡が海を見渡すようにある。隣には紀元前2世紀から5世紀迄使われていたというキリスト教の地下墓所がある。
 その後サラキニコビーチへ向かう。ここは石灰岩が滑らかに削られ真っ白な美しい岩と青い海水のコントラストそして波に浸食された洞窟と素晴らしい芸術作品の様だった。  多数の人が泳いで楽しんでいた。
 お昼を内陸の村のタベルナで食べる予定をしていたが見つからず、結局アダマス港に戻って食べた。
 夕方島の北にあるワイナリー・コスタンタキスに行く。7種類のワインのテスティングをする。その中で値段含めて皆さんのお気に入りの2種類のワインを買う。ブドウにとって厳しいエーゲ海の条件下の中で育ったサントリーニ島原種のアシイリティコ種が70%のドライのワインにした。
 夕食は昨日のタベルナが美味しかったので、そこでグリークサラダから始まる肉バージョンのギリシャ料理を食べる。ラムが美味しく料理されていた。
 北風が強まってきて気温が冷えてコックピットで寝る二人が寒くなるといけないのでコックピットの周りをテント布で囲み少し風を和らげる様にしてから休む。
 
 
 (ID# 1501)
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            | 2022/9/20                (火) Anti Paros~Milos (40NM)  快晴 微風 
 静かなパロス島の西にあるアンチ・パロスのDespotikoの湖水の様に静かなアンカーレッジから08:45にアンカーを揚げて、ミロス島を目指す。昨日と違って風は微風で機走になるが島々の間を抜けながらエーゲ海の燦燦たる太陽を浴びる。
 悦子は昨日の肋骨の打撲がひどく骨折の可能性もあり終日ベッドで横になっていた。
 お昼はソーメンと昨日のテイクアウトのお肉とライスを日比谷がチャーハンにしてくれビールで頂く。とっても美味しかった。
 終日静かな海面でエーゲ海の別名多島海の島々を見ながらのクルージングを楽しんだ。
 ミロス湾に入りアダマス港の岸壁にアンカーを打って船尾を岸壁に舫うがアンカーを打つタイミングが早くアンカーチェーンの長さが足りず再度打ち直して15時丁度に舫う。
 未だこの時間では係留場所は空いていたが17時過ぎにはほぼ一杯になっていた。
 買い物兼ねて港のバーで岡崎、田村、植木と一緒にアイスクリームとグリーク・コーヒーを飲みながら疲れを癒した。
 悦子が動けないないので日比谷が温ソーメンを悦子の夕食に作ってくれ、我々は港の周りにあるタベルナの中で美味しそうな所を見つけ、いつものギリシャ料理を注文して食べる。ここも味付けが良く大成功だった。
 
 
 (ID# 1500)
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            | 2022/9/19                (月) Amorgos~Anti Paros(Despotiko) (42NM)  快晴 強風 
 当初75NM先のミロス島に行く計画をしたがレグが長いのと風の具合を見て途中のアンテ・パロスの錨泊地に行くことにする。午前中の風予報は強いがアビームで帆走出来る。
 8:15にアンカーを揚げる。カタポラの湾を出ると案の定一面の白波になっている。2ポイントリーフで帆走するがそれでも7~8ノットで快調に滑るが時折大きな波でスプレーを被った。
 島影に入ると少しは風が収まる。お昼は悦子が作っておいてくれたサンドウイッチを頂く。
 30ノット近いアビームの風を受けて、2ポイントリーフして艇速が7~8ノットをキープする。
 生憎と横からの波を受け艇はローロングする。悦子が艇内にいたが何か作業をしているときに大きく揺れドアに胸をぶつけて、肋骨を痛めた。
 シップ薬を張るしかないので、その処置をしてキャビンで休む。
 アンテパロスの湾に入ると波も風も少なくなる。広いアンカーレッジで5,6艇がアンカーリングしていたが容易にアンカーリング出来た。底は砂地で深さ4mの砂地にアンカーを打つ。泳いで見に行くがしっかり砂地にアンカーが食い込んでいた。
 広々としたアンカーレッジで北の強風メルテメも避けられる錨泊に格好の場所だ。
 悦子が肋骨をぶつけたこともあり、食事は浜辺のタベルナからチキンヒレ、ポークヒレ、ラムチョップとグリルドサーディンをテイクアウトする。
 浜辺のタベルナから見る広いアンカーレッジの光景が美しかった。
 錨泊だったので明るいうちと食事を早く始める。
 静かな水面で夕日を浴びながら時間を忘れた夕食を楽しむ。
 悦子はベッドに寝たままだった。
 5時から始めた夕食が終わったのは満天の星が輝く22時になっていた。星を見ながらの素敵な時間を同期で過ごした。
 
 (ID# 1499)
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            | 2022/9/18                (日) Amorgos 快晴 強風 
 風の予報が強風なのでもう一泊アモルゴスで過ごす。
 朝艇のトイレが詰まる。艇のトイレは基本的に海水を循環させて海に流すかホールディングタンクに溜めるかになっている。循環のパイプが海と繋がっている関係で海水が逆流して艇に流れないようにパイプを上下に曲げている。その関係で紙を流したり硬い排便があったりすると詰まりやすい。そんな事情があり今回も詰まってしまった。幸いに前回詰まった時に業者に頼んだ。その時のノウハウで午前中掛かったが修復出来てホットする。
 お昼を昨日のお昼の残りを食べる。
 午後はゆっくり過ごす。田村と港のはずれにある海水浴場に行って泳ぐ。
 夕食は前回行った事のあるタベルナ“コーナ”で食べる。いつもと同じようなギリシャ料理を頼むが不思議とギリシャ料理が飽きない。
 帰りに近くのヨットに乗っている人たちと会話すると、なんと86歳を筆頭に80歳以上の男たち3名とその奥様方で驚いた。70歳以上の我々は若輩であった。ポーランドの人たちでとってもフレンドリーで楽しい一期一会を楽しむ事が出来た。この航海の楽しみの一つ素晴らしい出会いと思った。
 
 (ID# 1498)
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            | 2022/9/17                (土) Amorgos 快晴 順風 
 朝食後予約しておいた7人乗れるフィアットバンを取りに行く。
 アモルゴス島は映画グランブルーのロケ地として使われたところで海水の透明度含めて海がとてもきれいな島で私のお気に入りの島だ。
 当初カタポラ港から島の反対側にあるパナギア修道院に向かう。海から高くそそり立つ岩壁の中腹に岩にへばりつく様に立派な修道院が建てられている。駐車場から崖を切り開いた道を上る。よくぞこの場所に建てたものだ。登りながら見る地中海の海の色が美しい。
 修道院の談話室ではルクミ(ギリシャのゼリーのようなお菓子)とアモルゴスの酒ラコメロを振舞ってくれた。
 修道院から岸壁の下のアンナビーチの海岸に降りる。アンナビーチの砂浜は猫の額の様に狭いが、周りを岩で囲まれた海は素晴らしい青の色とクリスタルカラーで絵葉書の様だった。暑くなった体を泳いで冷やす。
 その後島の西端にあるカロタリテッサの入り江に行く。途中道を間違えてムウロービーチに寄るがここも素晴らしい海の色の何とも言えない美しい入り江の中のビーチだった。
 カロタリテッサの入り江には小さな可愛い漁船が幾艘もアンカーしていて海の色と相まって素晴らしい光景だった。
 遅いお昼を島の中心のホラで食べるが、ホラの街は細い曲がりくねった道とその両サイドに白い壁の家やタベルナが並びブーゲンビリヤの鮮やかな赤色と相まって正に地中海の島にいるという感じだった。タベルナにヤギ肉を煮込んだ料理があったので記念に食べるが癖のないあっさりした味だった。
 カタポラ港に戻りアイスクリームを食べながらおしゃべりを楽しむ。
 タンクローリーが来たので55リッター給油する。相変わらず2.5L/Hの燃料消費量だった。
 夕食は日本食でヒジキの煮物、鯖の燻製、タコ飯を頂いた。お昼にヤギ、ポーク、チキンと食べたので日本食は胃に優しく丁度良かった。
 
 
 (ID# 1497)
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            | 2022/9/16                (金) Paros ~ Amorgos(44NM)  快晴,順風 
 当初22NM先のIrakleia島に錨泊を予定していたが今後の風の予報から判断してアマルゴス島迄直行することにして08:20に舫を解く。当初湖水のような静かな水面を機走する。ナクソス島とパロス島の間の海峡に入ると生憎の弱い向かい風になる。
 2時間弱で海峡を抜けてコースを東に振ると斜め後ろからの風になり風速も強くなり白波も見えるようになる。艇速も7ノットを維持するようになり快調なセーリングを楽しむ。この辺りは島が多くその中を抜けていく。
 お昼は卵サンドウイッチと生ハムと野菜のサンドウイッチをコーヒーで頂いた。サンドウイッチが空いていたお腹に美味しかった。
 アモルゴス島のカタポラ湾に入ると風も収まってきた。フェリー乗り場の脇の岸壁の係留場所が一杯になるので心配していたが充分に空いていてアンカーを打って船尾から着けるが横風が強く、また明後日から風が強くなるのでアンカーチェンを延ばして注意して舫う。隣の艇の人と係留場所の前のお店の人が舫を取ってくれて助かる。
 皆で陸に上がり散歩して明日のレンタカーの予約をする。6人乗れるバンがあったのでそれを明日から借りる事にする。60€とバンにしては大変安かった。岸壁前のタベルナでアイスクリームを皆で楽しんだ。
 夕食は艇の係留場所の前にあるタベルナで食べる。グリークサラダ、ワイルドグラスの煮込み、ペッパーのオーブン焼き、小魚のフライ、グリルド・オクトパス、グリルド・カラマリ、子牛のトマト煮をハウスワインで食べる。6人で食べて飲んで占めて73€だった。
 
 
 (ID# 1496)
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            | 2022/9/15                (木) Paros 快晴 
 CAVOK5でミコノス島に寄らなかったのでフェリーでミコノス島に行こうとネットで調べるとフェリー料金が高い。取り敢えず観光兼ねてフェリー乗り場のある島の中心街パルキア迄タクシーで行く。現地の切符売り場でも、往復で149€とのことで行くのを諦めパルキア観光にした。最初にヴェネツィア人により1260年に建設されたフランクの砦に行く。もともと紀元前530年ころに建てられた神殿が残っていたところに建てたが、神殿や住居などの紀元前の建物の一部を利用して作った大きな壁の遺跡を見ることが出来る。
 壁の材料に使われた紀元前の建物の一部が壁に埋め込まれそれがむき出しになっていて見ることが出来る。
 次にパナギア・エカトンタピリア教会に行く。ギリシャで最も古い教会の一つだそうでその起源は4世紀前半に遡る。
 直ぐわきに考古学博物館があり先史時代からのパロス島からの出土品が展示されている。「ゴルゴン像」は特に素晴らしいかった。
 帰りはバスに乗ってナウサに戻りついでにMoraitis Winaeryに寄って白、赤ワインを試飲する。それほど強くないドライの白と飲みやすい赤だったので1本11€の白と13€の赤を買って帰る。
 お昼に艇で冷たいコーヒーミルクで昨日の残りのハムサンドウイッチを食べる。
 ナウサはきれいな典型的なギリシャ風の街で美しい街だ。美しい風景の写真を撮りながら散策した。
 午後田村、植木とビーチに泳ぎに行くが未だ海水浴場は賑わっていた。ここのマリーナはいい加減で書類も艇の大きさも聞かず電気こそ使えなかったが水が使えて二日で20€をハーバーマスターらしき人に払っただけだった。勿論領収書もない。
 悦子は足の怪我の後遺症もあり艇に残っていて鮮魚屋でタコ、エビを仕入れておいてくれた。泳いだ後は水道からのシャワーを岸壁で浴びる。
 夕食はトマト、キュウリ、オニオンのサラダ、日比谷の作ったマッシュルームのアヒージョ、タコのカルパッチョ、プローンのオリーブオイル焼きを今日Moraitisワイナリーで買ってきた白ワインで頂いた。すべてがとても美味しくここの白ワインと相性が良かった。
 
 
 (ID# 1495)
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            | 2022/9/14                (水) Kithnos~Paros(44NM) 快晴 強風 
 今日も未だ白波が立つ風が吹いていたが、弱くなる予報だったので出港を決めた。日比谷がお昼用にサンドウイッチを買ってきてくれた。アンカーを揚げる際、前日後から入った隣の艇のアンカーチェーンが我々のアンカーチェーンの上に乗って交差してアンカーが上がらなくなった。これを見ていたハーバーマスターがテンダーで来て隣の艇のアンカーチェーンを延ばさせて我々のアンカーを揚げた。ここのハーバーマスターは機敏で親切で評判がとても良い。08:30に出港した。当初22NM先のシロス島を目指したが20ノット近い追い風が吹いていたので、この風に乗って44NM先のパロス島に変更した。
 ジブ、メインとの2ポイント近くリーフしたが艇速は7ノット以上キープする。多少の波があったが気持ち良いセーリングを楽しむ。
 パロス島の北にあるナウサは四方囲まれた絶好の錨泊地でさらに奥に港があり小さなマリーナにもなっている。
 マリーナが一杯の時は錨泊するつもりだったが港迄見に行くと空いてる場所があったので港に15:20に係留する。
 残念ながら施設はあるが電気は使えず水だけ使える状態だった。ギリシャでは時々このような状態になっていることがある。ギリシャの経済状態を表しているように見える。
 早速街を歩きに行く。白い建物に真っ赤なブーゲンビリアの花、そして窓枠をブルーのカラーにした街並みは美しい。ギリシャの色鮮やかな可愛い漁船が又良く似合っていた。
 夕食は毎回行くお馴染みの港の直ぐわきにあるタベルナで食べる。スタッフの人たちは私たちの事を覚えていてくれ歓迎してくれた。
 グリークサラダ、ワイルドグラス、一夜干しの鯖のグリル、アンチョビ、タコのグリル、野菜のグリル、ムール貝のワイン蒸し、そして最後にビーフステーキを白赤ワインで食べる。洗練されたギリシャ料理で全てが美味しかった。
 レストラン街は大変な賑わいで広いエリアのテーブルが各店ほぼ満席になっていた。
 
 
 (ID# 1494)
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            | 2022/9/13                (火) Kithos(Loutra) 快晴 強風 
 今日まで風が強いので此処に滞在することにした。
 いつもの朝食の後、各自思い思いに過ごす。日比谷は水彩画のスケッチをしていた。写真と違い自分の気持ちを表現した素敵な港の風景を描いていた。
 私はアンカーウエルの扉のビスが飛んだので修理するが合うビスが無く結構時間がかかってしまった。
 お昼に久しぶりのお蕎麦と、出し巻きとトマト、そしてキュウリに日本からの特製味噌をつけて頂いた。
 予定の無い午後はそれぞれ洗濯したり本を読んだりして過ごす。私は夕方日課の水泳と海中温泉に入りに行く。風による波が高く岩で囲った温泉場に波が入り海中温泉の温度が冷やされ体が温まらないので早々と引き上げた。
 夕食は日比谷がジャガイモ、人参、玉ねぎと鶏肉のポトフを作ってくれた。上手に野菜が煮え鶏肉のエキスを加わりスープも極上の味だった。美味しく皆さんでご馳走になった。
 
 
 (ID# 1493)
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            | 2022/9/12                (月) Kithos(Loutra) 快晴 強風 
 前日の徹夜の疲れもあり朝ゆっくり起床する。皆さん早起きで私が起きたときは、既に朝食の席に座っていた。午前中はゆっくり過ごすが斜め後ろからの風が強くなり隣の艇が出港したらアンカーがドラッグしだしたのでアンカーを打ち直す。海面には白波が立って25ノット近い風になっている。その中殆どの艇が出港していく。午後になると出港した後に入港してきた艇で埋まった。我々は風が収まってから出港予定なのでもう2日ほど滞在予定になる。悦子を除き全員77歳の喜寿を越えているので無理は一切しない航海にしている。   斜め方向からのメルテメの北風が20ノット以上吹いていてアンカーを船首に打ってからの着岸に苦労している船もあり良い勉強になる。ここの好感の持てるハーバーマスターがアドバイスを的確にしながら誘導していた。
 お昼にパスタのサラダを頂く。イタリア産の米粒みたいなパスタで美味しい。
 午後港を囲む小高い丘を皆で歩く。上からの港の光景が美しい。隣の格好の錨泊地を覗いてから、マーケットで1.5リットル入ボトルの水の半ダース入りを四つ買ってそれぞれ艇に持ち帰る。ミネラルウオターは結構なくなる。
 田村と私は泳ぎを兼ねて海中温泉に浸かりに行く。
 夕食はグリークサラダ、ひき肉とナスとマシュポテトのオーブン焼きを頂く。コックピットでは風が強く少し寒いのでキャビンでの食事にした。岡崎と私はギリシャのブランデー”メタクサ“をワインの後に飲む。会話がいつものように弾む。
 
 (ID# 1492)
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            | 2022/9/10                (土) 9/10-12 Vathy~Kithnos(Loutra)(64NM) 快晴 微風 満月 
 計画では朝早く出港して約11時間の航海でルートラに到着を考えていたが、折角の満月の夜なのでナイトセーリングすることに意見が一致して夕方出港して翌日の午前中にルートラに到着するよう計画を変更した。  いつもの朝食を食べてから各自思い思いに過ごす。私は泳いでから洗濯をした。
 お昼は昨晩食べたお店でスブラキ、アンチョビフライ、ハンバーガーを頼むが店員がハンバーガーの注文をひよこ豆のペーストと勘違いしたようでひよこ豆のペーストを持ってきた。結局そこでお腹がいっぱいになり、後から来たハンバーガーをテイクアウトした。
 食後出港準備して15時に舫を解き、船首のアンカーを揚げる。
 静かな海面で風もない。半島を交す迄機走するが交してから微風の中帆走に移る。早すぎると夜明け前に到着してしまうので艇速が落ちてもエンジンをかけることなく帆走を楽しんだ。
 日没前に夕食を頂く。ワンプレートにしてサラダ、豚の肩ロースのグリルにライス盛りを頂いた。ニンニク味の豚肉が美味しかった。
 19:30に日が沈み、20:10に中秋の名月が水平線から顔を出してきた。
 月の光が海面を探照灯のように照らし始めた。雲一つない空を足早に月は登って行った。日除けのビミニを畳んで満月の夜のセーリングを楽しむ。
 夜10時過ぎから追手になる北西風が強めに吹く予報だったが相変わらずの微風で2~3ノットでゆっくり進む。
 ワッチは1時間交代ですることにした。
 見事な月を皆さん写真に収めるが中々月夜を奇麗に取るのは難しかった。
 ワッチの方は海面が月明かりで明るく照らされ、助かるが艇速が遅いので早い速度の本船を回避するのが難儀であった。
 夜食に味噌汁とおにぎりを頂く。
 朝方5時頃になってやっと風が吹き始め風速25ノット位まで上がり艇速も8ノット出出るが6時過ぎにはこの風も弱くなる。
 7時に朝日が顔を出す。ここから機走に切り替えてキソノス島の北端のルートラに11:20に舫う。
 小さなマリーナでマリーナ内の係留場所が限られているが到着時間も早かったので空いていた。ハーバーマスターが場所を指示してくれ、又アンカーを打つタイミングを指示してくれ助かった。
 早速お昼にして夜食の残りのお握りとお昼のテイクアウトのハンバーガーを頂いた。
 ほぼ私は徹夜だったので食後昼寝して、その後ここにある海中温泉に行く。
 海中に流れ込み石垣で囲んだ中に海水と温泉が混合している温泉だ。源泉からの温泉がが流れ込んでいるところは熱いが上手く波で海水と温泉が混じって心地よい。12畳ほどの広さの囲いに10名ほどが入っていた。我々も温泉に入ったり、海で泳いだり楽しむ。
 ここのマリーナにはシャワーがあるが一つしかなく順番待ちで混んでいたので皆さん岸壁で水道の水でシャワーした。
 夕食はアンカーレッジを案内してくれるNavilyのアプリで探して評判の良いタベルナ“Boccata”に行く。グリークサラダ、アイランドサラダ、ズキーニボール、シュリンプフライ、ツナのグリル、レッドグルパーのグリルを食べる。ゴートの肉がメニューにあったが売り切れとのことで残念だった。若干高く210€だった。
 満月がテーブルを照らし、港を見ながらの食事を楽しんだ。
 
 
 (ID# 1490)
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