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2013/9/20 (金) Ceneviz~Kemer(16NM ) 晴れ 南5~10ノット
朝錨泊していたガレット船が出た後、昼前に新たなガレット船が来るので彼らのアンカーと交差しないようにアンカーを打ちかえる。結構アンカー打ちは深さ、底の質、他艇との関係等々考えると難しい。
朝食後一休みして海岸迄泳ぐ。海岸は砂利で色々な石の砂利があり色の良い石を集める。
お昼をソーメンで頂いてから13:20に抜錨してKemelに向かう。
斜め横からの5~10ノット風を受け4~5ノットの速度で気持ち良いセーリングも楽しむ。ケメルの後Antalyaに行く予定だったがAntalyaのマリーナはうるさくて係留料も84ユーロと高いのでアンタリヤに行くのは止めてケメルに艇を暫く繋留してカッパドキア旅行に行くことにする。因みにここの係留料は48ユーロだ。
ハッピーアワーのレストランがあったのでそこでビールを飲んで渇きをいやす。
マリーナに隣接したマーケットで新鮮な野菜を仕入れる。
ここのマリーナはガレット船の基地でもあり人の行き来も多い。直ぐ近くに険しい山が聳えていて景観も良く、町も近く便利そうで気に入った。
夕食はハリエットさんの野菜サラダ、ナスの炒め物、昨日の残りのキャセロールを赤ワインで頂く。まだ月夜が綺麗だ。夜中2時過ぎまでコックピットで過ごす。
(ID# 501) |
2013/9/19 (木) Finike~Cineviz Limani(27NM) 晴れ 南5~10ノット
朝食後泊地情報を教えてくれたドイツ艇にお礼を言って08:40に舫いを解きハーバー内にあるガソリンスタンドで軽油を給油と同時にゴムボート用のガソリンも買う。
軽油はマリマリスを出港して以来62Lの使用で燃費は2.2L/HRで経済的であった。
いつも昼ごろから南風が強く吹く3時過ぎが一番強くなるのでその前に泊地に到着してアンカーを打つ予定なので機帆走で7ノットをキープする。
Cinevizの小さな湾に入るとガレット船が7隻停泊している。アンカーの打つ場所を考えて沖留めしているガレット船の脇にアンカーを13:30に打つ。
この入り江は西側に高い岩壁があり又東も岩壁で囲まれている良い泊地だ。
底は砂利、サンドで場所によってはアンカーの効きに注意とパイロットブックに書いてあるのでアンカーリングに気を遣い水深8mの所にアンカーを打つ。
お昼はドライカレーをビールで頂き、暫く昼寝してその後泳ぐ。海の色はターコイズ ブルーで幻想的だ。
停泊していた数隻のガレット船が出て行ったが、暫くして他のガレット船が続々入ってきた。人気のスポットの様だ。我々が来たときにはヨットはいなかったが、その後2隻入ってきて隣にアンカーを打った。
フニィケを出て暫くして岬を回ると東に面した海岸線になるがこの海岸線の西側はフィヨルドの様に岩壁がそそり立ち、その奥には2365mのTahtali山が聳えている。冬はスキー場になるそうだ。500mはありそうな岩壁の直下にアンカーリングしたが、地中海でなく北欧のアンカレージに錨泊しているようであった。
ここの入り江は東側も岩壁に囲まれ満月の月が出るのは大分遅くなった。
夕食は静かな幻想的な入り江で、赤ピーマンのアピタイザー、トマト、胡瓜とグリーンオニオンの野菜サラダをザクロのドッレシングで、ナスのオイスター炒め、赤ピーマンのマッシュポテトとひき肉のキャセロールをトルコ産赤ワインで頂く。トルコはザクロの名産地なのか至るところにザクロがあり、初めてザクロのドッレシングでサラダを食べるが甘みと渋みが上手くマッチングして美味しく頂いた。
この時期になると日が沈むと涼しくなるが海水温度が高いので湯食後ムーンライトスイムを前回に続いて楽しむ。
(ID# 500) |
2013/9/18 (水) Finike (快晴)午後の風強し
天気予報では未だ午後の風が強く吹くのでもう一日ここで停泊することにする。
朝食は9時前にゆっくり食べてのんびり各自本を読んだりして過ごす。デッキの水洗いを暫くしてなかったので洗い流す。チークデッキは汚れも吸い込むせいかデッキブラシで洗うと結構汚れが出てくる。
お昼にスパゲティーポロネーズをビールで頂く。食事は夕食含めて今まですべてコックピットで食べている。直射日光だけ避ければ非常に心地良い気象だ。
午後は3人でハマムを楽しむ予定で町を散歩してから行くが火曜日だけ女性が入れる日との事で諦めて帰る。
夕暮れのイブニングキャップをハリエットさんのブルで楽しむ。秋の気配か今日は久しぶりに上空に千切れ雲が出てこれが夕焼けになって美しい光景になった。
隣の艇がドイツ艇からニュージーランド艇に代わりこれから2年かけてニュージーランド迄航海していくそうだ。
別のドイツ艇からは次の錨泊を予定している入り江についての情報を聞く。丁寧に教えてくれる。どうしても知らない土地なので用心深くなり一つの情報だけでなくあれこれ聞く習慣がついてしまっている。
夕食はトルコでは豚が食べれないのでチッキンカツ丼をフレッシュなヤサイサラダと一緒に頂く。Finikeのこの辺りは農業の盛んな所で野菜、果物が新鮮そのもので美味しい。
明日は風も落ち着くのでKemerの手前のCinevis Limaniに錨泊して満月の月を見る予定だ。
(ID# 499) |
2013/9/17 (火) Finike 快晴 強風
朝方は静かであったが昼前より南の風が強くなる。予報以上の風だ。
今日は一日ここでゆっくり過ごす予定で午前中のんびりする。
バザールが町あるとの事でお昼を食べがてら町に出るが小さな町で大したバザールではなかった。この辺りは農業の産地でフッレシュな野菜果物が沢山ありそれを仕入れる。
帰りにロカンタ(定食屋)によってお昼を食べるが安くて美味しい。残念ながらロカンタにはアルコールは置いてない。
艇に戻り昼寝をした後マリーナの外に海水浴用のプラットフォームがありそこでハリエットと泳ぐ。
その後トルコに来て私は初めてになるがハマムに行く。垢すりの人が貴方の垢はこんなに出たと見せてくれた。地元のハマムでの垢すり、マッサージをしてもらい35TL(1800円)であった。
夕暮れにはハリエットさんのブルを私が作る。レモン、砂糖、ジン、ビールでつくるが美味しい。
夕食はここで仕入れた野菜のサラダ、ラタトーユ、オレンジソースのチキンカツを白ワインで頂く。月は満月の前日で月明かりで食べる夕食は絶品だった。
(ID# 498) |
2013/9/16 (月) Karaloz~Finike (15NM)快晴 南10ノット
今日も青空の良いお天気の中、朝を迎える。穏やかな天候の中の錨泊は気持ちが良い。
朝食を食べてから又泳ぐ、水温も丁度良く、海水もきれいなので何時までも泳いでいられる。小魚が群れをなして泳いでいる。
これからの航海はマリーナに寄るので取りあえずラバーボートを揚げて出港の準備をする。岩壁の舫いを外してから、11:00にアンカーを揚げて入り江を出ていく。
今日のレグも15NMと短いので早速セールを揚げてセーリングする。当初弱い南風だったが段々良い風になり4~5ノットの速度でノンビリ走る。
女性陣はそれぞれコックピットやキャビンで昼寝をしたり読書をしたりしていた。
お昼はきつねうどんをビールで頂く。いつもの楽しみだ。悦子が三食料理を作ってくれるので航海の食生活も充実していて本当に助かる。
南風が強くなってきた頃にSetur Marina Finikeに着く。VHFで連絡するとラバーボートでスタッフが来て舫いを取ってくれた。
Setur Marinaはトルコのグループのマリナーで9か所程マリーナを持っている。そのうち6つのSetur Marinaに我々は停泊した。施設のしっかり整った良いマリーナだ。
Finikeは昔フェニキア人で栄えた町なので船乗りには馴染みを感じる。
錨泊が続いたので食料も不足してきたので町のスーパーマーケットに買い物に行くが、帰りスーパーマーケットの店員が車でわざわざ送ってくれた。
久しぶりのマリーナのシャワーを浴びるが気持ち良い。その後のビールが喉を潤してくれた。
ここはランドリーがあったので洗濯物を出す。
夕食は野菜サラダ、ニンジンガーリク風味サラダチ、そしてキンポトフをご飯と頂く。トルコ産チャンカレ白ワインも中々であった。
(ID# 497) |
2013/9/15 (日) Kale Koy~Karaloz (6NM)快晴 微風
今日はケコワ湾の外にあるKaralozの入り江に行く。ここはパイロットブックに拠るとクリスタルにクリアーな海だと書いてあるので行くことにした。又奥まった入り江で安全な泊地である。
朝食後10:10に舫いを解くがレストランの家族、ドイツ艇の人たちが見送ってくれる。 Karalozの入り江は奥深く最初は1艇も停泊している艇が見えなかったが奥に入るとヨットとガレット船が船尾を岩壁に舫って停泊していた。
我々もアンカーを打って船尾を岩壁に舫おうとしたが隣のガレット船の船長がもっと対岸の近くに打てと教えてくれたので打ちかっけたアンカーを再度打ちかえる。
彼は親切にテンダーで来てくれ船尾の舫いを岩壁に取ってくれた。
お礼に日本からのお土産を持って行くとトルコ人は皆日本人が好きだとフレンドリーに行ってくれる。
早速クリスタルブルーの海で泳ぐ。アンカーを潜ってみると8mの海底の砂にしっかり食い込んでいた。
お昼はソーメンを頂き、お昼寝をする。
私は岩壁に登り上からCAVOK5の写真を撮る。
夕食はサラダ、パスタ、ビーフステーキを赤ワインで頂く。月が段々丸くなり月明かりが綺麗だ。夕食後暫くしてムーライトスイミングをすることにして、皆さん自然のままの姿になり月夜の海を泳ぐ。
静かで素晴らしい入り江での夜だった。
(ID# 496) |
2013/9/14 (土) Kale Koy 快晴 西の強風
今日の風は西風が20ノット以上吹く予報だったのでここでもう一泊することにしていた。
朝食後暑くなる前に岩壁の上にそそり立つビザンチン時代のお城に登る。ケコワ湾が一望出来て素晴らしい景色だ。
お昼前より風が強くなり湾内も白波が立ち始める。
艇内暑いので風通しの良いレストランでインターネットでの作業をする。
お昼はパスタを頂く。このパスタはトルコ産のパスタだったがパン同様美味しかった。トルコ産の小麦が美味しいようだ。
風が強いがガッレタ船は白波にもめげず観光客を乗せて動いている。
Kalkanで一杯ご馳走になったチャターボートのドイツ人の4人のグループと再会する。
前回のお返しに日本酒を持って彼らの艇に訪問する。
彼らの一人はポリスでポリスの名前が入ったキャップをプレゼンしてくれた。このキャップをかぶって歩けばもう二度とスリと会うことは無いと思う。
とっても愉快な陽気な仲間たちであった。
夕食は今晩もここのレストランで食べる。
メゼとサラダ、エビのグリルとタイのグリルと食べたがメゼは別にして焼き物は、鮮度含めて大した料理ではなかった。
でも気持ちの良い家族たちで、レストランでコンピュターをいじっているとチャイをサービスしてくれたりした。
夜になると風も治まりゆっくり寝ることが出来た。
(ID# 495) |
2013/9/13 (金) Wooden Bay ~Kale Koy(5NM) 快晴 微風
錨泊なので夜半安全確認のため起きて暫くコックピットで休む。入り江の周りには明かりが一切なく天の川や星が良く見えた。
朝食前に三人で泳ぐ。ここも湧水があり岩の間から湧いているが冷たい水だ。
お昼前に岩壁に舫ってある船尾の舫いを解き、11:20にアンカーを揚げる。
12時過ぎに今日の係留地カレと云う小さな村に着き、レストラン桟橋に横付けする。
大失敗をした。桟橋に着けたら後からスエーデン艇がラバーボートを引いてきてこのラバーボートは貴方のではないかと聞いてきた。慌てて後ろを見るとラバーボートが無い。桟橋に着ける前に離れたみたいだ。クリートにしっかりクリート結びをしたはずだったが緩んだみたいだ。今後の大きな反省になる。
スエーデン艇は桟橋に係留することなくそのままで出て行った。お礼に日本からのお土産を差し上げる。親切に感謝だ。
大変きれいな景観のウオターフロントの村で丘の上はお城があり岩壁にはリキヤ時代の岩窟墓を見える。港の周りのレストランはブーゲンビリヤを始め色鮮やかなお花で着飾っていてまるで箱庭に居るみたいだ。
早速レストランに入りビールで喉を潤す。風の通りが良いウオターフロントのレストランで気持ち良い。
夕食をこのレストランに予約しておいて、お昼はラーメンを艇で食べる。
日中は大変暑いので日陰で一休みの後泳ぐ。リキヤ遺跡のお墓が小さな入り江の真ん中に建っている。この辺りは遺跡が海底に沈んでいるそうだ。潜って遺跡を探したが発見することは出来なかった。
ケコワ湾周遊のトリッパーボートが時折通過したり桟橋に着けたりしているのを観たり、景色を楽しみながらビールを飲んで夕暮れを過ごしていると、桟橋レストランのオーナーの御嬢さんが来て、日本の小耳整形の専門の永田先生を知っているかと訪ねてきた。
知らないのでインターネットで調べると世界一のこの分野の先生だった。
彼女の小さな子供の耳管がふさがれているのでその先生に手術を頼もうと思っているとの事だった。
こんな小さな村でも日本の先生の名が轟いているのに誇りを感じた。
19時過ぎにCAVOK5が目の前にあるこのレストランで食事する。
前菜にメゼを、野菜サラダそしてメインにラムチョップ、ビーフとチキンのケバブをそれぞれ頼む。地元赤ワインで食べるが炭火焼で美味しかった。
食事が終わってトルココーヒーを飲んでいると隣に座っていた若いカップルが話かけてきて一緒になる。彼等はイスタンブールから観光で来ているそうだ。トルコの観光についていろいろ教えてもらった。とっても感じの良い聡明そうなお二人だった。
(ID# 493) |
2013/9/12 (木) Ucagiz~Wooden House Bay (5NM) 快晴 無風
今日もケコワ湾でアンカーリングすることにする。あちこちにアンカーリングの適地があり選ぶのに苦労するくらいだ。
朝食後ラバーボートに乗ってウガジの町に出る。小さな観光地で町と云うよりは村である。ここもリキヤの遺跡があり村にはリキヤ遺跡の石棺が無造に置かれている。
ハリエットさんはシャツを何枚か買う。安くてデザインと色が良い。
12時にアンカーを揚げて今日の錨地Wooden House Bayに行く。ウガジからケコワ湾に出る水路が狭く、ガレット船が出入りするのでタイミングを見ながらケコワ湾に出る。 13時に入り江についてアンカーを打つ。船尾からも舫いを岩壁に取り振りまわらないようにする。今日のお昼は久しぶりにソーメンを頂く。暑い陽射しの中でのビールとソーメンは美味しい。食後昼寝をしてから泳ぐ。泳いだ後は隣の入り江に泉が湧くと云うのでペットボトルを持ってラバーボートで行ってみたが泉は海の中からで泉の水を給水することは出来なかった。泉のせいで海水はとっても冷たかった。
帰ってみると近くに錨泊していたヨットが我々を呼んでいる。我々が打ったアンカーが彼らのアンカーと交差して彼らのアンカーが揚がらないようだ。
我々のアンカーを揚げて交差を何とか解消する。我々はその後新たにアンカーを打ち直す。岩壁からは2本舫いを取り錨泊に備える。アンカーリングには結構神経を使う。
泳いでシャワーを浴びて例のブルとハリエットさんのお土産のスモークサーモンを頂く。
今まで係留していたガレット船も引き上げ湾には4隻だけの船が残る。
夕食はメロンとハモンセラーノ、野菜サラダ、カレーを赤ワインで頂く。
月が半月になり月明かりで食事が出来る様になった。
そのまま3人ともデッキで休んでしまうが気が付いたら私だけが残っていた。
(ID# 492) |
2013/9/11 (水) Kas~Kekova(Ucagiz)(20NM) 快晴 南西5~10ノット
午前中タクシーを呼んで海から見えたローマ劇場を見に行く。小さな劇場だが大変保存状態が良く観客席の最上段からは地中海メイスの島々が見渡せた。
帰りにトルコに入って2回目のガスボンベの交換をして帰る。
11:50に舫いを解き穏やかな海面をケコワ島目指す。
追っ手の風で4~5ノットの速度でノンビリセーリングする。
最初ケコワのTersaneと云う入り江にアンカーリングする予定だったので行ってみると狭い入り江に観光用ガレット船で占められアンカーする余地がなかったのでもう一つ奥のUcagizの入り江にアンカーを打つ。水深5~10m位の所で大きな入り江なのでスムースにアンカーを打つことが出来た。岸辺の桟橋には多数のガレット船が舫われていた。
早速熱くなった体を3人とも海に入り冷やす。
上がった後はジン、ビール、レモンをシェエクしたハリエットさんのお父さんの命名したカクテルのブルを頂く。入り江の綺麗な景色を見ながら飲むブルは口がしまり海にはもってこいのお酒だ。
夕食はハイエットさんがトマト、キュウリ、グリーンオニオンとパセリの入ったサラダを作ってくれた。そしてチキンのカレーライスと頂くが、ご飯とカレーが無性に美味しかった。
(ID# 491) |
2013/9/10 (火) Kalkan~Kas(15NM) 快晴
今日は15NMの短いレグなのでゆっくり午前中を過ごす。港の防波堤の海側が海水浴場になっていて綺麗な水に吸い込まれるように泳ぐ。陽が上がると急に暑くなるので海水浴が気持ち良い。
お昼にチキンのケバブのラップしたのを悦子達が買って来たので洋上でお昼をすることにして13時に出港する。
穏やかな海上で周りの岩壁が聳え立つ景色を見ながらビールでお昼を食べる。
ラバーボートを引きながら斜め後ろから風を受けて快調にセーリングを楽しむ。
Kasのマリーナは新しく出来たSetur Kas Marinaを予約した。パイロットブックにはSetur Marinaは載っていなく、多分Kas MarinaがSetur Kas Marinaと思い緯度経度を調べず、Kas MarinaをGPSに目的地とインプットして出かけてしまった。
半島を越えた入り江の奥にKas Marinaを見つけていくと様子が違うので、今度は緯度経度を入れて調べたら何と半島の反対側にあり、6NM程さらに戻り17:20にSetur Kas Marinaに入る。ここはトルコで幅広くマリーナ経営をしているSeturグループのマリーナで規模も大きく施設も充実している。まだオープンして間もないのかポンツーンは大分空いていた。
カシュはリキヤ遺跡が残っているところだ。到着が遅くなったので町を散策しただけで艇に戻る。反対側から見たカシュでは古代劇場が沖からはっきり見えた。全容が残っており遺跡らしくないのでレプリカかと思ったら本物だそうだ。明日見に行きたい。
(ID# 490) |
2013/9/9 (月) Kalkan 快晴
朝食後8時にレンタカーを借りる。今日は世界遺産のクサントス、パタラ、レトゥーン遺跡を先ず廻り、その後サクルケント渓谷に行く予定で出発する。
先ず一番近いパタラ遺跡に行く。ここはまだ発掘途上で断片的な遺跡しか見れなかったが劇場、浴場跡、メインストリートが跡を残していた。壊れている遺跡をパズルの様に合わせて復活させている考古学者に感心する。そしていつも思うのだがその時代の人たちが大きな大理石を積みあげた技術には感心する。
遺跡から暫く行くと白い砂浜が18km続くパタラビーチに出る。ビーチパラソルが並ぶ中、小屋で生のオレンジの搾りたてを飲む。オレンジ5個位使って5TL(200円)フレッシュで美味しい。
次はレトゥーン遺跡に行く。アルテミスとアポロンを生んだ女神レトの神殿がある。円形劇場の保存状態は当時の状態を残してあり良好だ。
その後クサントス遺跡に行く。ここは古代リキヤの首都であり世界で初めて共和性採った都市である。ここにも円形劇場があり当時の豊かな文化を感じる。
遺跡巡りの後は自然の渓谷サクルケントに行く。遅くなったお昼をサクラケントで食べるが渓流の流れを使った涼しげなレストランでそれぞれ、チキン、ビーフ、ラムのシシ(串焼き)を食べる。トルコ式スタイルでゴザの上にテーブルとソファがありリラックスの雰囲気で食べた。雰囲気は日本の川床料亭だ。
食後サクルトン渓谷に行くが見事にそびえ立つ両サイドの渓谷の間を歩く。水は冷たく氷の中に足を浸けているようで長いことは渓流の流れに足を浸けてられなかった。
港に戻るとヨットが一杯でオフィスに聞くと満杯でこれ以上係留できないことだった。
ほとんどがチャーターヨットで偶々グループのヨットが入港していたようだ。
近くに係留しているヨットから一杯如何のお誘いを受けたので3人でジントニックをご馳走になる。お誘いには出来るだけ断らないようにしている。
ドイツ人のグループで明日は同じKasに行くとの事だった。
そして今晩はハリエットさんが夕食をご馳走してくれることになり、港の周りに軒を並べている中で美味しそうなレストランを探して入る。
ここが当たりでメゼの前菜、グリークサラダ、チキンカレー、そしてシチューの様に煮込んだケバブを白ワインで食べるがこのTesti Kebapが大変美味しかった。
臼の様に港が山で囲まれているが、その丘陵地に建つレストラン、ホテルの明かりが賑やかできれいだ。ただしパイロットブックに拠ればざわざわしてノイジーな場所と酷評があった。
艇に戻ったのが23時過ぎでそのままぐっすりと眠りにつく。もし不眠症の人が居たら、ヨットに来ればすぐ治ると思うぐらいだ。
(ID# 489) |
2013/9/8 (日) Gemiler~Kalkan(30NM) 快晴 微風
朝7:30に焼きたてのパンが届いたので朝食を食べてから08:30にアンカーを揚げる。
今日は殆ど風がなく全行程セールを揚げることなく機走になる。相変わらず行き交う艇が多いが半分ぐらいがチャーター艇だ。
お昼にスパゲティーポモドーロを頂き、カルカンの港には13:30に着く。パイロットブックに拠れば狭い所でアンカーが交差するので用注意の港とあったので心配していたが港に入るとスタッフが出てきて係留場所を支持してくれアンカーを打ってスターン着けするとき舫いも取ってくれ助かる。
港の中のマリーナみたいなところで水道、電気もあり、トイレ、シャワー、ランドリーも有料だがあり助かる。一泊90TLなのでまあまあである。
そしてスタッフが2020年のオリンピックは東京に決まったとおめでとうと言ってくれる。そしてトルコと日本はとっても近い国だと親近感を持ってくれていた。
風がなく暑いので直ぐ港の隣にある海水浴場にラバーボートで泳ぎに行く。
ここの海水浴場の水は表面が冷たい。熱い体に気持ちが良いが聞いてみたら地下水が湧き出ているとのことだった。
戻ってからデッキを水洗いを、悦子はランドリーで洗濯をした。
明日この近くにある世界遺産クサントス遺跡、パタラ遺跡をレンタカーを借りて見学する事にする。
日中は暑いのでクーラーの効いているオフィスに入りインターネットで調べ事をする。
日が沈んでからの気温は快適で長袖があっても好いくらいの心地良さだ。
今日もコックピットで夕食を楽しむ。メニューはプロシュートとメロン、胡瓜の塩もみ、イワシの酢漬け、ラムチョップ、キノコとズッキーニの炒め物、アサリの混ぜご飯を赤ワインで頂く。港を囲むように町が聳えていてその明かりが綺麗だった。
(ID# 488) |
2013/9/7 (土) Fethiye~Gemiler(15NM) 快晴 微風
ここしばらくは風が穏やかなので今日は15NM先のGemiler島で錨泊を予定してお昼過ぎに出港することにする。
午前中はミニバスに乗って町に出て買い足りなかった物を購入して、昼食用にチキンのケバブのラップを仕入れた。ここにもローマ劇場があったが保存状態が良くなく復元工事をしていた。
12:50に舫いを解き半島の反対側のゲミレル島行く。ここも計画では予定していなかったが、地元の人のお奨めがあったので行くことにした。
15NMの航海の間に数多くのヨットと行き来した。9月の今がベストシーズンだと思う。
お昼に買ったケバブのラップがビールと一緒に大変美味しかった。
15:30にゲミレル島に着いてアンカーを打とうと場所を探しているとテンダーに乗った男が来てアンカーを打つ場所を教えてくれ、スターンからの舫いを島の岩に結んでくれた。お礼をと思っていくらか聞いたら、レストランからで食事の誘いであった。我々は昨日外食だったので艇で食べる予定だったのでそれを断り朝焼きたてのパンを届けてくれるということで40TLを渡した。
海はターコイズ・ブルーの綺麗な海水で皆さん早速泳ぐ。岸から急に深くなっているがブルゥーの色が濃くなり吸い込まれそうであった。
泳いだ後ゲミレル島に登る。何とここには日本語のパンフレットがあり読むと1991年から~1998年にかけて日本のリキヤ地方ビザンチン遺跡調査団が文部省の後援で調査したところであり、今後も又調査を続ける予定とあった。
今我々の航海しているところはリキヤ地方であるがトルコ南西部は地中海の海場交通路でリキヤ文明が栄えたところだ。
ゲミレル島はリキヤの時代から、それを引き継ぎ中世の港湾都市になり、3つのキリスト教聖堂が初期ビザンチン時代の紀元5,6世紀に建てられた。そして7世紀にはアラブの侵入を受けて損害を受けたが12世紀までビザンチンの庇護を受けていたが、ビザンチンの力も弱り消滅した。聖ニコラオスを祭っているので聖ニコラオスの島とも呼ばれている。
島の上から見る景色は海の色と相まって絶景だった。
夜は星空を見ながら艇で今日買ったザクロのドレッシングで野菜サラダ、チッキンカツ、ガーリックライスを白ワインと共に頂く。チッキンカツが美味しかった。
食後ウイスキーのロックを飲みながら、停泊灯を切って星空を見ながら過ごすが気が付いたらコックピットで寝ていた。
(ID# 487) |
2013/9/6 (金) Fethiye 快晴
マリーナの前にパムッカレへの観光バスが6時に迎えに来るので5時起きで準備する。
ここからパムッカレまでは250KM約4時間半の行程だ。途中お客さんを拾って27人乗りの小型バスは満席で出発になる。
途中の道は緩やかな丘陵地帯で野菜、果物、牧畜と豊かな農業地であった。
バムッカレは石灰棚とヒエラポリスで有名で世界遺産になっている。
石灰棚は石灰を含む湯が、長い時を経て結晶して台地を覆ったもので石灰棚が段々畑の様に広がり,真っ白い石灰棚の中にブルーの湯が溜りは不思議な景観であった。
そしてヒエラポリスは紀元190年に始まった都市の遺跡で、この時代の遺跡としては内陸部にあったことで有名だ。ローマ時代、ビザンチン時代途中迄長く繁栄した都市である。
紀元前2世紀にハドリアヌス帝によって造られた円形劇場は、高さがあり急な勾配によって造られた大劇場で保存状態も良い。1万5000人から2万に収容出来たそうだ。
次にローマ時代温泉保養地として栄えたヒエラポリスの中にあるバムッカレ温泉に入る。
温泉の底にはギリシャ、ローマ時代の遺跡がごろごろしていた。
素晴らしい遺跡を見て帰着したが到着は20:30になっていた。
夕食はマリーナのレストランで遅い食事をして休む。
(ID# 486) |
2013/9/5 (木) Gocek~ Fethiye(10NM) 快晴 南10~20ノット
今日はハリエットさんが乗艇する日だ。彼女は今から4年前の最初の年の航海にイギリスからフランスまでご一緒した米国人で私と同じ1945年生まれの女性だ。昔彼女は日本で近所に住んでいて親交があった方だ。
朝食事をして迎える準備をしてからDalaman空港にミニバスに乗って迎えに行く。
ミニバスは空港迄行かずダラマンの町でストップになってしまった。ダラマンの町からタクシーで空港まで行くことになったが一緒にミニバスに乗っていた若いカップルが声を掛けてくれ一緒に行こうと誘ってくれ、一緒にタクシーに乗る。話していると彼はトルコ航空の客室乗務員をしていて休みで来たそうだ。日本にもフライトで何回も行ったことがあるそうだ。空港に着いて割り勘で支払おうとしたら彼は受け取らず結局彼のおごりになってしまった。
CAVOK5の私の名刺を渡したので何かの縁でお返しが出来ればと思っている。
イスタンブールから12:45着の便でハリエットさんが定刻に到着する。今年の冬に日本で会ってはいるが異国の地での再会は又格別なものがある。
空港からはタクシーでマリーナまで行く。
彼女はヒューストンからイスタンブールまで飛んできたが12時間掛かったそうだ。
日本からヨーロッパの飛行時間とほぼ同じだ。イスタンブールで一泊したので元気だったので着いてから、直ぐ出港して10NM先のフェティエに行くことにする。
13:50に舫いを解くが、昨日までの北西風は収まり、海風の南西風が結構強く吹き始めた。南トルコ海岸の夏の特徴の海風、陸風だ。此処まで来るとメルテメの影響は弱まる。
湾内なので波が無い中20ノット近い風を横に受けて7~8ノットの快調なセーリングを楽しむ。
遅いお昼をセーリングしながら頂く。久しぶりの生ハムがビールと合い太陽と風の下で美味しく頂く。ガレット船を含む無数の艇が帆走していた。
16時にフェティエの小さなマリーナYES Marinaに舫う。
明日はパムカッレの観光を予定しているのでツアーバスを探しに、ミニバスで町まで行って予約してくる。
ツアーバスがマリーナ迄来てくれると云うので助かる。 足りなかった買い物をしてマリーナに戻る。
マリーナのシャワーを浴びてから、夕食はいつものようにサラダとジャガイモのガーリックグリル、ラムチャプを静かなコックピットの上で頂く。
(ID# 485) |
2013/9/4 (水) Wall Bay~Skopea Marina(Gocek) (6NM) 快晴 北風10ノット
今日はスコッペア湾を奥のマリーナに行くだけなのでのんびりセーリングだ。
朝ゆっくり食事して昨日出前で頼んだ食事の支払いに行く。ついでに焼きたてのパンがあったので蜂蜜と一緒に買う。食事代とまとめて100TLであった。
我々の前に昨日夜入ってきたロシアの大型モータークルザーが係留している。彼らが出ないと我々が出にくいので彼らの出港を待って0930に舫いを解く。
湾内は風が回っていてメインとの機帆走になる。スコッペア湾の中には10か所ぐらいの入り江がありそこが泊地になっている。途中Tomb Bayを覗く。此処にはリキヤ人が作った岩窟墓が岩壁の中腹に岩堀されているのを見る事が出来た。リキヤ文明は南トルコ一帯に紀元前2000年頃から始まりギリシャとは独立して独自の文明で紀元2世紀ごろまで栄えたそうだ。この辺り一帯をリキヤ海岸とも云う。
行き交う観光客を乗せたガレットやヨットを避けながらスコッペア・マリーナに向かう。
ここゴチェックにもマリーナが5つあり軒並に並んでいるので探すのに苦労する。
今回はここにD-Marinと云う大きなマリーナがあるがこれを避けて小ぶりのSkopea Marinaを予約しておいた。
何とこのマリーナはメガモータークルザーがずらりと係留していた。スタッフは親切に係留を手伝ってくれ12時に舫いを取った。暫く水を使えなかったので先ずデッキを水で流す。日中は日向に居ると大変熱い。町の街頭の温度計が38度表示していた。朝から水、ビールを沢山飲むが乾燥しているせいもあるがほとんど汗で蒸発している。それも汗をかいたという感じでなく体に汗が溜まる前に蒸発しているようだ。したがってトイレも中々行かない。
お昼を昨日の残りで頂きビールで気持ち良くなり昼寝してしまう。
夕暮れ前に町に出て、明日来るHarrietさんを空港に向かいに行く手順を調べる。又ここからの観光を調べるが次に行くFethiyeからの方が便利なようなのでパムッカレへの観光はフェティエからにする。
悦子は買い物で明日からの準備をする。
マリーナの桟橋は大学生のヨット実習のグループがいて賑やかだ。良くある事だが今回も彼らが一緒に写真を撮って良いかと聞いてきたので一緒に写真を撮る。どうも僕の白髭が人気の様だ。
今日の午後から風が強く吹く予報だ。外洋では暴風警報が出ているが湾内のマリーナでは時折強い風が吹く程度でその風が心地よい。
夕食はコックピットで先ずはレバーパテでビールを飲みながら夕暮れを楽しみ。
サラダ、肉じゃが、マーボー春雨、イワシの鮓目、イワシの胡麻和えを頂く。
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2013/9/3 (火) Ekinjic~Gocek (Wall Bay) (30NM) 快晴 NW10~15
0930に桟橋の舫いを解く。静かな海面を湾から出るまで機走する。湾を出てから北西風が吹き出し追手で快調なセーリングでゴチェック湾に向かう。同方向に向かう艇が7隻そして反対方向の艇とも多く行きあう。
少しうねりがあったので昼食はゴチェック湾に入ってから食べることにする。湾に入って海面が穏やかになってから冷し中華をビールで頂く。毎日同じように晴天なので冷えたビールが美味しい。
狭い島との間を抜けてSkopea湾の中に沢山ある入り江の中の錨泊のうち最初Kapi Greekを覗き次にWall Bayに行くが風が時折20ノット近く吹くので錨泊を諦めWall Bayにあるレストラン桟橋に横着けで舫う。
この辺りはチャーターヨットが多くここも半分以上チャーターヨットが来ている。
ここでトルグトレイスのマリーナで稲次さんのハイドロジア号と2年間係留が一緒だったというMOROB号の方が声を掛けてくれた。
ここもレストラン桟橋なので食事を注文しなければならない。カラマリフライとラムのシシ、メロンの出前を頼みCAVOK5でマーボー春雨、イワシの胡麻和えを作りご飯で頂く。
食後はそのままデッキで星を見ながらすやすやしてしまった。
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2013/9/2 (月) Marmaris~Ekincik(20NM) 快晴
マリーナのオフィスが8:30に開くので開く前にオフィスに行き下架の申請を一番でする。生憎と前日が日曜日でマリーナが休みの関係で上架する艇が数艇程あり我々の下架は昼過ぎになるとの事だった。
ビールを飲みながらお昼に冷しラーメンを食べている時に下架のお呼びがかかり途中でお昼を中断する。
感じの良いコーストガードの若者に挨拶をして別れる。
下架した後ジブセールを揚げるがマリーナのスタッフが手伝ってくれ感謝する。
中断したお昼を食べて出港する。久しぶりの洋上は気持ちが良い。
暫く湾内を機走してから東に向かう。西風が20ノット吹いているのでメイン、ジブともリーフして走る。
追手の良い風を受けて7ノット前後の速度で気持ち良いセーリングを楽しむ。
エキンジュックはマリマリスから20NMの近い距離なので3時間強で到着する。
入りの中のMy Marinaに係留する。ここはレストランマリーナで素晴らしい景観の中に桟橋がある。食事をすると係留代は要らないので夕食を予約する。
熱い体を海水浴で冷やした後艇のシャワーを浴びてコックピットで水割りを楽しむ。
各国のヨッティーが行き交い人間模様を楽しむ。その中にチャナッカレで会ったと云うご夫婦が声をかけてくれた。
一休みした後レストランに行く。此処はメニューが無くワインも現物を並べて持ってくるだけでワインリストが無いかと聞くと無いとの事。仕方なしに値段が分からないがソビニヨンブランを注文する。メゼもメインも同じくメニューがなく現物を見せに来るだけだった。
値段もわからず注文する羽目になったが前菜にメゼ、サラダを頼み、悦子はカジキマグロのシシ、私はタイのグリルを食べる。とっても美味しい味であったがトルコにしては高い320TLの勘定であった。
係留の場所代と食事代なのでまあまあかと思う。
それにしても静かな入り江の中にポツンとある素敵なレストランマリーナで気に入った。
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2013/9/1 (日) Marmaris 快晴
午前中にマリマリスの町にドルムシュ(ミニバス)に乗って出かける。綺麗な町で港は観光船のガレットで一杯だ。港に続いて海水浴場が伸びて一大海水浴場だ、町には近代的な大きなバザールがあり、早速お土産と自分の靴、衣料を購入する。質の良い靴、衣料が並んでいる。
お昼は久しぶりにチキンとラムのケバブを食べる。
明日下架予定なので艇に戻ってからハルとデッキの洗浄をする。ハルの洗浄をしていると例のコーストガードの乗員が手伝ってくれる。お互いに言葉の分からない中だが海の仲間の友情を感じる。
その後いつもの様にプールで泳いでシャワーを浴びて帰ると、悦子がコーストガードの艇から日本のお土産の返答にとトルコのお守りの付いた風鈴を届けてくれた旨教えてくれる。言葉は通じないが何とも言えない心の会話だった。
夕暮れの風を浴びながらイワシの酢漬けとレバーペストでビールを心地よく飲む。至福だ。
夕食はハリハリ漬け入りサラダ、キノコとオニオンの炒め物、鳥の胸肉のソテー、ヒジキをご飯と頂く。いつもながら大変おいしい。
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2013/8/31 (土) Marmaris 快晴
爽やかな朝を迎える。エーゲ海に吹き込むメルテメの影響で若干風が強い。
午前中メールのやり取り今後の詳細の計画を練る。
午後折角艇を乗架してあるので船底の整備とハルの青の部分で傷ついたところをペイントする。又セフティー・ハーネスを2個購入する。暑いとライフベストを着けているのが大変なのと一人で操船している時はセフティー・ハーネスだけで十分であるからだ。
夕方5時前にプールに行き泳ぐ。土曜日のせいか籐椅子は一杯になっていた。
シャワーを浴びて帰ってから夕日を浴びながらビールを飲んで、夕食をコックピットで気持ち良い地中海の風を浴びながら頂く。イチジクのオードブル、ハリハリ漬け、ヒジキ、サラダ、スペイン風オムレツ、味噌汁、ご飯が美味しかった。
食後ゆっくりコックピットで休んでいるとCAVOK5の直ぐ隣に大きな修理中のコーストガードの艇あったが、そのクルーがお盆にコカコーラとポップコーンを差し入れしてくれた。コクピットに一緒にと招待したが英語がしゃべれないということで彼らは遠慮した。 見ず知らずの我々にこのような好意を持ってくれるということは非常に嬉しい。早速お返しに日本のタオルとお菓子を渡す。気持ちの良いコーストガードの青年たちだった。
(ID# 480) |
2013/8/30 (金) Marmaris 快晴
朝爽やかな目覚めでホテルの朝食を食べて昨日送ってくれたタクシーを待つ。昨日の交渉では昨日はホテルまで、今日マリマリス迄でトータル70EUとの事になっていた。
朝8時30分に来てくれ約65km先のマリマリスに向かう。途中綺麗な道路で所々新しく広げる工事をしていた。トルコの経済状況が好調なのが良く分かる。マリマリスは大きな入り江の中にあるリゾート地で大きな町だ。町に入る丘の上から見る湾の景色は素晴らしかった。
マリーナに着いてからCAVOK5が無事に陸置きされているのを見て安心する。
デッキには土ほこりが被っていたので早速デッキを水洗いする。
悦子は荷物整理と艇内の整頓をする。
整備を頼んでおいたカッタラス・ベアリング(プロペラの軸受け)とVHFが修理出来ていたのでホッとする。
それぞれ350EU,70EUだったがリーズナブルな修理代だ。
お昼はマリーナのプールサイドのレストランでハンバーグ、クラブサンドをビールで食べてから眠たくなり二人ともシェスタをする。久しぶりでデッキで寝て気持ち良かった。 日差しは強いが風が心地よく日陰だと丁度良い気温だ。
夕方プールで火照った体を冷やす。
夕食はご飯を炊いてヒジキ、キュウリの浅漬け、ハリハリ漬け、たらこの昆布巻きをビールで頂く。
久しぶりにオーナーバースでゆっくり休む。天窓から入る風が心地よく熟睡した。
(ID# 479) |
2013/8/29 (木) 日本~トルコ
羽田発0100発NH203便でフランクフルトへANAの便を使った関係で乗継が悪くフランクフルトで5時間待ち時間があり、フランクフルトよりトルコ航空でイスタンブール経由ダラマン空港に向かう。イスタンブールでは8時間の待ち時間がありダラマン空港に着いたのは30日の夜中1時過ぎになる。
夜中に艇に行っても大変なので空港の近くのBurn Hotelを予約しておいたので、そこで取りあえずシャワーを浴びて休む。疲れていたのでぐっすり休めた。
(ID# 478) |
2013/8/2 (金) Bozukkale~Marmaris(28NM) 快晴 西5ノット
今年前半の最後の航海だ。
アリババの人達に見送られ09:00に舫いを解く。風の収まった湾内を出てマリマリスに向かうとヨット、モーターボート、ガレット船と20艇以上の艇が行き交っていた。
追手だが風が弱く途中1時間程帆走したが後は機走にする。
マリマルスの湾は奥が深く、又港と大きなマリーナが3つ程ある。此処はリゾート地であるとともに南トルコのクルージングの中心地点であるようだ。
その中のMarmaris Yacht Marinaに予約をしていたが海置きは満杯で陸上置きの予約だ。海上バースが600隻、陸上置きが1000隻置ける規模の大きさだ。
14時前にマリーナの入り口に来るがスタッフが満杯で係留出来ないと云いに来るが、明日上架する予約がある旨伝えたところ、やっとオフィスと連絡が取れクレーン用ドッグに係留することになった。本当に一杯なのだ。明日上架の予定だ。
大きなドッグなのでCAVOK5の横を上下架する艇が出入りしていく。
1か月ここに保管しておくので艇内掃除、ロープの塩出し、ジブを降ろしたりの作業を炎天下の中でする。
陸は洗いのお手伝いをしてからマリーナのプールに泳ぎに行く。
私も一仕事した後プールで体を冷やす。
悦子は室内掃除、食料整理で大忙しだった。
夕食は残り物の整理だったがタイ飯があり美味しく頂く。日中の暑さが嘘のように過ごしやすくなり夜風が心地良い。
明日上架して全ての作業を終えて4,5日と観光して6日に帰国する予定だ。
(ID# 476) |
2013/8/1 (木) Bozukkale 快晴
桟橋に係留していた艇を午前中に全部出港していった。我々も隣の入り江に移動を考えたが午後から風が強い予報が出ているのでもう一日ここに滞在することにする。
ゆっくりした朝食を食べてから陸と入り江を見下ろす丘に登る。放牧されている羊を見る。
ここのアリババ・レストランの桟橋は電気も水も無い。地上の交通の便が無い素朴なところだ。電気は発電機で決められた時間だけ発電で12時過ぎから電気が使えるということで12時よりビールを飲みながらパソコンでの作業をする。
お昼は艇でお蕎麦を頂く。シェスタをした後、陸とラバーボートで対岸の岩場に行き岩にボートを舫って泳ぐ。それにしても綺麗な海だ。
桟橋に戻ってからも桟橋から飛び込んで遊ぶ。午後3時過ぎると続々と艇が入ってきて夕方には桟橋は一杯になる。
各国の言葉が入り乱れ欧州の絶好のクルージングポイントのようだ。
今日もアリババ・レストランでメゼとシシケバブとブルーフイシュのグリルを食べる。
小さな家族経営のレストランだが美味しい料理を出してくれた。
夜風が気持ち良く、コックピットで休んでいたらいつの間にか陸と寝てしまい起きたら夜中の1時だった。
(ID# 475) |
2013/7/31 (水) Knidos~Bozukkale(35NM) 快晴 無風~西10ノット
今日はDatchaに行く予定だったが稲次さんからメールでダッチャは混雑していて且つ見るべきものもないと云う情報を頂き急遽ボッズカッレに変更する。
0800にアンカーを前方の船と交差しないように上げる。生憎と風が無く12時過ぎまで機走する。12時過ぎに追手になる西風が吹き出し帆走を楽しむ。夏も盛りで行き交うヨット、モーターボートが多い。
2時にボッズカッレの入り江に入り最初にあるレストラン桟橋に14:30着ける。
ここも海が綺麗で海底まですっきりと見える。
周りの景観も素晴らしくクニドス同様すっかり虜になってしまった。
ラバーボートで入り江を廻るがあちこちでアンカーリングして船尾から岸へ舫いを取っている。
桟橋の直ぐ上はヨハネ騎士団の城壁がありそこから見る入り江の姿は素晴らしかった。
桟橋から陸は飛び込んで遊んでいた。
夕食は桟橋のあるレストランでトルコ料理をチャンカレのワインで食べる。
夜星を見ているうちに今晩もコックピットで陸と二人で寝ていた。
(ID# 474) |
2013/7/30 (火) Knidos 快晴
朝ゆっくり起きて朝食後入り江を囲むようにある遺跡の観光に行く。イタリア、ギリシャ、トルコもそうだが当時のギリシャ人は見晴らしの良いところに劇場を作っている。此処もそうで入り江を見下ろすように劇場が出来ていた。そしてその上から見る海は素晴らしく美しい。
そしてギリシャ時代からローマ時代へとギリシャの都市国家が変遷している。ヘレニズム文化だ。
お昼は入り江のレストランで少々辟易気味だがキョフテ、鳥のシシケバブ、カラマリリングを食べる。
水を補給した後桟橋を離れて入り江にアンカーを打ち今晩は錨泊して星空を眺めることにする。
水が綺麗なので泳ぐのが気持ち良い。海底には何もないが小魚が群れをなして泳いでいるのが目の前に見える。
夕方が近づくにつれて次から次に艇が入ってきて暗くなるまでに16艇程アンカーリングした。
夕食はラムチョップ、陸は好物のカレーライスを頂く。稲次さんに教えて頂いたトルコ産ワインのチャンカレが美味しい。
食後悦子と陸は星座を見ながら夜を過ごす。私は不覚にも今晩もコックピットで寝てしまった。
素晴らしい日だった。
(ID# 473) |
2013/7/29 (月) Cokertme~Knidos (28NM) 快晴 北西微風
朝9時に三浦さんはここからボドルム空港に予約してあるタクシーで向かう。
朝食後、我々は8:35にクニドスに向けて三浦さんの見送りを受けて出港する。風のパターンが午前中穏やかで午後3時頃から強くなる傾向があるので早めの出港を心掛けている。
風は終始微風で全行程機走になる。クニドスはダッチャ半島の西端で北側はエーゲ海、南側は地中海になる。途中10艇以上の行き交うヨットに会う。
お昼はさんまの蒲焼丼を頂くが孫の陸はお代りをして良く食べる。
13:45にクニドスの入り江に入り10艇程係留出来る浮き桟橋の空いているところに着けようとしたが、係の人が来て、後から艇がたくさん来て横抱きに係留するので今停まっているガレット船が1時間ほどで出るのでその後に着けるよう指示を受ける。
入り江の中でアンカーを打って待つことにする。ラバーボートを降ろして上陸する。
5mほどの深さだが底が綺麗に見え素晴らしい透明度だ。クニドスは歴史が古く紀元前9世紀からギリシャの都市国家として栄え、その後ローマ時代も貿易港して栄えたところだ。入り江を見下ろすように劇場があり、アゴラ、オデオンの遺跡が残っている。
そして此処はアフロディーテ像で有名で、紀元前4世紀の古代ギリシャの彫刻家プラクシテレスの史上初の等身大の女性裸像が置かれていた。現在は壊されて見ることは出来ないがローマ時代に複製が作られ現在この像がバチカン美術館に置かれているそうだ。
この入り江の反対側にも入り江がありそちらは古のハーバーだったそうだが浅いため現在は使われていない。
ガレット船が出た後アンカーを打って槍着けをする。
早速入り江の中を泳ぐが素晴らしい透明度の中、小魚を見ながら気持ち良く泳ぐ。
夕方になると続々と艇が入ってきて、最初入ろうとしたところは横抱きにして係留していた。
夕食はカレーライスを頂く。私は疲れが溜まっていたのか、食後そのままコックピットで寝てしまい、寒さで目が覚めたのは24時過ぎであった。陸がタオルケットを掛けておいてくれた。
自然と歴史が混じった素晴らしいところだ。もう一泊することにする。
(ID# 472) |
2013/7/28 (日) English Harbour~Cokertme(20NM) 北東5ノット
明日三浦さんがボドルムの空港から帰国するので交通の便の良いチャカルテメに戻ることにして6日間ご一緒していただいた稲次ご夫妻と別れる。トルグトレイスでは2晩ご馳走になり、ハイドレンジャ号で海水浴に連れて行っていただいたり3泊4日でギョコヴァ湾をご一緒に航海して頂いたり大変お世話になった。
0800に舫いを解き稲次ご夫妻に見送られ出港する。
風は追い風だが弱く20NM全行程機走になる。
11時には桟橋の前に着いたが水が綺麗なので近くの錨地でアンカーリングして海水浴を楽しむ。下は砂地で見るべきものは何にもないが透明度は素晴らしく良い。
お昼にラーメンを食べて14時に桟橋に舫う。
我々は前もって予約してあったがここに3つのレストランと桟橋があり艇が入ってくると3つのレストランのボートを飛び出てきて、のどかな雰囲気の中客の奪い合いをしている。
一番左の桟橋にはチャーターボートのサンセールのチャーターヨットが10隻以上係留していた。この桟橋はチャーター会社と契約しているそうだ。
我々の係留桟橋は10艇程係留してありここは稲次さんが、かってお世話になったことがあり常連だそうだ。
ここは南に入り江が開いていて南からの風の時は波が入り桟橋と艇が上下に揺れて乗り降りしにくい。こちらのヨットをやっている方は年配の方が多いがそんな中でも上手に乗り降りしている。
着いてからテラスで一杯やるが日本語の上手なトルコ人が来てこのあたりの情報を話してくれる。彼は日本と貿易の仕事をしていて日本に何十回も行っているそうだ。
桟橋は格好の飛び込み台になり皆さん楽しんでいる。陸と二人で何回も飛び込んで遊ぶ。
夕食は明日帰国する三浦さんのサヨナラ会になるが係留した手前ここのレストランで食事をしなければならないのでCAVOK5でなくレストランでする。
メゼ、鳥のシシケバブ、キョフテ(肉団子)カラマリリングをチャナッカレ白ワインで食べる。
夕暮れ時を心地よい風を受けながら食事を楽しんだ。
(ID# 471) |
2013/7/27 (土) English Harbour 快晴
ゆっくり朝起きる気が付いたら9時前であった。良く寝た。連日の陸との水泳で程よい疲れが睡眠を欲していたようだ。
稲次さんの奥様の千恵子さんより洗濯機をお使いなさいと親切なお言葉を頂き悦子が洗濯に行く。手洗いの洗濯は大変なのでランドリーに出したりしているが助かる。
お昼はCAVOK5の船上で稲次ご夫妻をお呼びして冷しうどんを食べて頂く。稲次さんが冷奴を持ってきてくださりこちらに来て初めてお豆腐を頂く。イスタンブールにあるそうだ。
午後はラバーボートで泳ぎに行くが沖合に風があったので近場のブイに舫って泳ぐ。
夕方レストランのテラスでビールを飲むがビールに炭酸水を混ぜて飲むと乾いた喉に心地よく入る。
今晩はCAVOK5での食事のご招待をした。稲次さんはレストランからカラマリリング、フライドポテトを届けてくれる。 悦子は三浦さんが持ってきてくれた泉平のいなり寿司をメインに茄子煮、キュウリの浅漬けを作る。
夕食はトルコ料理が多かったので久しぶりのいなり寿司は美味しかった。
泉平のいなり寿司はお勧めだ。
(ID# 470) |
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